JP4437328B2 - 異物除去用リング - Google Patents

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Description

本発明は、バーマグネットの外周に付着している磁粉や金属片や塵埃等の異物を除去するリングに係り、特にバーマグネットに挿着され軸線方向の移動により前記異物をシゴキ除去する異物除去用リングに関する。
異物の磁気分離除去装置内に設置されているバーマグネットの外周には着磁した金属粉や片及び塵埃等が付着する。この付着によりバーマグネットの磁力が低減し、異物の磁気分離が効果的に行われなくなる。これを防止すべくバーマグネットはこれ等の異物除去を定期的に行う必要がある。このため、各種の異物除去手段が従来より採用されている。その数例として「特許文献1」や「特許文献2」が挙げられる。
特開2001−9322号(図2) USパテント5190159号(Fig5)
「特許文献1」の特開2001−9322号の「着磁金属異物の除去方法とその装置」は、真鍮等の非磁性体で作られた中空状の円筒を有するものからなり、その内孔には非磁体のガイドチューブと磁性体のリングを嵌着したものからなる。この円筒をバーマグネットに挿入し、これを軸線方向に沿って移動させて前記リング異物を磁着し除去するものである。一方、「特許文献2」のUSパテント5190159号の“Self−cleaning grate magnet and busing”は、新規性のある磁気分離装置を開示するものであるが、そのFig5に異物除去用のリングが開示されている。このものは、図示のように外周に段部を有する中空円筒体からなり、その内孔にワイパリングを嵌着し、このワイパリングによりバーマグネットの外周に付着している異物を除去するものである。但し、このワイパリングの材質については明確に開示されていないが、非磁性体からなると推定される。
前記の公知例は、いずれも異物除去に効果的のものではあるが、前者は磁性体のリングを使用する必要があり、この磁力により異物を磁着せしめて除去すると共にバーマグネット側の着磁力を低下させて異物除去するものであるが、磁力の低下やリングの摩耗等により異物除去が完全に行われにくくなる問題点がある。また、リングとバーマグネット側との間に介在物がつまることにより円筒がバーマグネット軸線方向に平滑に移動しなくなる問題点がある。一方、後者はワイパリングを用いるため前記のような問題点は生じないが、ワイパリングが摩耗し易く、耐久性がなく、かつ異物除去効果が次第に、低下する問題点がある。
本発明は、以上の問題点を解決するもので、温度変化や摩耗が生じてもリングがバーマグネットの外周に常時密接し、異物除去が円滑,確実に行われ、耐久性があり、かつ比較的安価に実施できる異物除去用リングを提供することを目的とする。
本発明は、以上の目的を達成するために、請求項1の発明は、バーマグネットに挿着されて前記バーマグネットの軸線方向の移動により前記バーマグネットの外周に付着している異物を除去するための異物除去用リングであって、該リングは、非磁性体の中空円筒体からなり、その一端側から他端側に向かって前記中空円筒体を切断するスリットを有するものからなり、該スリットは、前記一端側の開口部と他端側の開口部とが円周上の異なる位置に開口することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、前記スリットが直線又は曲線又は段付き状のものからなることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、前記スリットの巾寸法が可変のものからなることを特徴とする。
本発明の請求項1の発明によれば、バーマグネットの外周に付着している異物は、バーマグネットに密接に挿着されている異物除去用リング又はバーマグネットを軸線方向に移動することによりシゴキ落とされてほぼ完全に除去される。この異物除去用リングはスリットを形状するものからなり、温度変化や摩耗が生じても常にバーマグネット側に密接し異物除去効果が低下することはない。また、このスリットは移動方向に対して傾斜して形成されているため、除去された異物がスリットを介して外部に排出されることがない。即ち、異物除去がほぼ完全に行われる。また、磁性体や摩耗しやすいワイパリングのようなものを使用しないため耐久性は高い。
また、請求項2の発明によれば、スリットが特に曲線又は段付き状に形成されることにより、スリットを介しての異物の外部への排出がなくなり、異物除去の一層の効果が上げられる。
また、請求項3の発明によれば、スリットの巾を可変にすることにより、スリットを介しての異物の外部への排出が少なくなり、一層の異物除去効果が上げられる。
以下、本発明の異物除去用リングの実施の形態を図面を参照して詳述する。図1及び図2は本発明の異物除去用リング1を示す。異物除去用リング1は、非磁性体からなる中空円筒体2からなり、その一部にはスリット3が形成される。
中空円筒体の内孔4は、異物除去の行われるバーマグネット5(図4)の外周に固く挿着される寸法からなり、より具体的には可変な寸法のものからなる。この内孔4の寸法が、仮りにバーマグネット5の外径よりも小径であったとしてもスリット3の存在により内孔4は開き気味となり、バーマグネット5の外周に常時密接し得るものからなる。
スリット3は、図1,図2に示すように中空円筒体2の一部を切断するものからなり、中空円筒体2の軸線方向に対して傾斜して形成される。即ち、スリット3の中空円筒体2の一端側の開口部6と他端側の開口部7とは中空円筒体2の円周上の異なる再度位置に形成されるものからなる。なお、図1に示すスリット3の巾寸法は図示のように均一巾のものからなるが、例えば、図3に示すように、可変に形成されてもよい。図3では一端側(バーマグネット5に当初挿着される側)の開口部6が広く、他端側の開口部7に行くに従って巾寸法が狭くなるものでもよい。勿論、これに限定するものではない。
図4は、本発明の異物除去用リング1を用いてバーマグネット5の外周に付着している異物8を除去する方法を示す模式図である。まず、バーマグネット5の一端側に異物除去用リング1の一端側を挿着し、この状態から何等かの移動手段によりバーマグネット5又は異物除去用リング1をその軸線方向に沿って移動させることにより、異物8は異物除去用リング1によりシゴかれてバーマグネット5の外周に図示のように堆積する。この場合、スリット3が図5に示すように傾斜しないで移動方向に対して真直に形成されていると異物8の一部がスリット3内に比較的容易に進入し、これが外部側に排出され、その一部がシゴキの終了したバーマグネット5の外周に再付着する不具合が生ずる。一方、本発明の異物除去用リング1のようにスリット3が傾斜していると図4に示すように異物8はスリット3内に殆ど進入しない。これにより、再付着が防止される。以上のように、本発明の異物除去用リング1をバーマグネット5に挿着し、軸線方向に沿ってバーマグネット5を移動させるだけで異物の完全除去が行われる。
前記のように、中空円筒体2はスリット3により常時バーマグネット5に密接し、シゴキ効果を上げているが、仮りに温度変化が生じて異物除去用リング1の内孔4とバーマグネット5との間に隙間が生じようとしてもスリット3の巾寸法の縮小により両者の密接性は保持される。また、仮りに異物除去用リング1の内孔4が摩耗してスリット3により内孔4が縮寸され、異物除去用リング1とバーマグネット5との密接状態が保持される。以上により、長期間にわたり、ほぼ完全なシゴキ効果が保持され、異物除去の完全化が図れる。
図1,図2等に示したスリット3は、直線状のものであるが、このスリット3は図6のように曲線状スリット3でもよく、また、図7に示すように段付き状スリット3bでもよい。スリット6aや6bのような形状にするみとにより、スリットを介しての異物の外部排出がより完全に防止され、異物除去効果を一層に向上することができる。なお、スリット6の形状はスリット6aやスリット6bのものに限定するものでないことは勿論である。
本発明の異物除去用リングは主にバーマグネットの異物除去に利用されるが、付着異物を除去する手段として他の用途にも広く使用可能である。
本発明の異物除去用リングの外観構造を示す模式的斜視図。 図1のA矢視側面図。 巾寸法の可変のスリットの一例を示す平面図。 本発明の異物除去用リングの使用方法を説明するための模式的平面図。 本発明の異物除去用リングの異物除去効果を説明するための模式的平面図。 本発明の異物除去用リングの他の実施例を示す平面図。 本発明の異物除去用リングの他の実施例を示す平面図。
符号の説明
1 異物除去用リング
2 中空円筒体
3 スリット
3a スリット(曲線状)
3b スリット(段付き状)
4 内孔
5 バーマグネット
6 開口部(一端側)
7 開口部(他端側)
8 異物

Claims (3)

  1. バーマグネットに挿着され前記バーマグネットの軸線方向に移動により前記バーマグネットの外周に付着している異物を除去するための異物除去用リングであって、該リングは、非磁性体の中空円筒体からなり、その一端側から他端側に向かって前記中空円筒体を切断するスリットを有するものからなり、該スリットは、前記一端側の開口部と他端側の開口部とが円周上の異なる位置に開口することを特徴とする異物除去用リング。
  2. 前記スリットが直線又は曲線又は段付き状のものからなることを特徴とする請求項1に記載の異物除去用リング。
  3. 前記スリットの巾寸法が可変のものからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の異物除去用リング。
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