JPH0536556Y2 - - Google Patents

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JPH0536556Y2
JPH0536556Y2 JP1989063486U JP6348689U JPH0536556Y2 JP H0536556 Y2 JPH0536556 Y2 JP H0536556Y2 JP 1989063486 U JP1989063486 U JP 1989063486U JP 6348689 U JP6348689 U JP 6348689U JP H0536556 Y2 JPH0536556 Y2 JP H0536556Y2
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shaped body
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soft elastic
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はアース棒などの棒状体に付着している
油や汚れを洗浄する装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の装置の一例として特公昭49−
33858号公報に記載のものがある。これは、アー
ス棒などの棒状体よりも径小の開口を有する合成
ゴムや合成樹脂などからなる複数のデイスクと、
該各デイスクをスペーサを介して所定間隔ごとに
同心状に保持するホルダーとを備えており、棒状
体を上記開口に押し込むことにより、該棒状体に
付着する洗浄液や油などがデイスクにより拭き取
られるようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の構成によれば、棒状体が開口に押し
込まれる際に、該棒状体がその押し込み力によつ
て振動されやすいのに対し、デイスクがホルダー
に固定的に保持されており、該デイスクが棒状体
の振動に追従して変位することができないため、
上記開口の内周面が振動する棒状体によつて部分
的に磨耗されやすく、これがため、その開口と棒
状体との間に間隙が生じて、該棒状体に付着する
洗浄液などを確実に拭き取ることができなくなる
虞れがある。
また、デイスクの開口の口径を狭める機能がな
いため、該開口の内周面が棒状体の押し込みによ
り磨耗されて、デイスクと棒状体との間に発生す
る摩擦抵抗が短期間で著しく低下し、棒状体に付
着する洗浄液などをデイスクで充分に拭き取るこ
とができなくなる虞れがある。
従つて、棒状体に付着する洗浄液などを確実に
拭き取るためには、デイスクを頻繁に取り替える
必要があり、メンテナンスに手間と手間がかかる
という欠点がある。
本考案は、上記従来の欠点に鑑み、棒状体に付
着する洗浄液などを長期にわたつて確実に拭き取
ることができるようにした洗浄装置を提供するこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、棒状体よ
りも径小の開口を有する環状のボス部と、該ボス
部の外側に所定の対向間隙をおいて同心状に配設
された筒状の外縁部と、該外縁部の軸方向一端部
とそれに対向する上記ボス部の軸方向一端部とを
一体連結するリング状の連結部とを備える軟質弾
性体の上記外縁部がホルダー内に保持され、上記
ボス部の外周部にそのボス部を縮径方向に付勢す
る圧縮リングが設けられ、上記ボルダーに上記棒
状体を上記開口に呼び込むガイド筒が設けられて
いると共に、上記ホルダーと上記ガイド筒との間
に棒状体から拭い落とされた洗浄液や油などの導
出通路が設けられていることを特徴とする。
〔作用〕
上記構成によれば、棒状体を軟質弾性体のボス
部に形成した開口に押し込むことにより、該棒状
体に付着する洗浄液や油などをボス部によつて拭
き取ることができるわけであるが、その拭き取り
の際に、上記棒状体が押し込みによつて振動した
としても、その棒状体の振動に追従してボス部が
連結部を支点にして弾性変位するため、開口の内
周面が振動する棒状体によつて部分的に磨耗され
難く、また、ボス部の外周部にそのボス部を縮径
方向に付勢する圧縮リングが設けられており、上
記開口の内周面が棒状体の押し込みにより磨耗さ
れても、その磨耗された分だけ、上記圧縮リング
によつて、開口の口径が狭められるため、ボス部
と棒状体との間の摩擦抵抗をほぼ一定に維持し
て、棒状体に付着する洗浄液などを長期にわたつ
て確実に拭き取ることができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例による棒状体の洗浄装
置の断面図、第2図は同正面図である。
軟質弾性体2は自然状態での開口21の直径寸
法Dが棒状体1の外径寸法dよりもやゝ径小にな
つている。また、軟質弾性体2の開口21の周囲
にコイルばねをリング状に保形した圧縮リング2
2が嵌め込まれており、この圧縮リング22の力
が上記開口21を縮径させる方向に加わつてい
る。図例の軟質弾性体2は、棒状体1よりも径小
の開口21を有する環状のボス部23と、該ボス
部23の外側に所定の対向間隙αをおいて同心状
に配設された筒状の外縁部24と、該外縁部24
の軸方向一端部とそれに対向する上記ボス部23
の軸方向一端部とを一体連結するリング状の連結
部28とを備えたものであつて、ボス部23が指
で押せば容易に変形する程度の柔軟性を有する反
面、外縁部24はそれよりも硬く作られている。
そして、上記外縁部24を金属製のホルダー5の
凹所51に圧入することによつて軟質弾性体2を
ホルダー5に嵌着し、そのホルダー5にねじ止め
したガイド筒6のフランジ61で軟質弾性体2を
押し付けて抜け止めしている。このガイド筒6は
内面がテーパ状のガイド面63となされている。
また、上記ボス部23の内面は上記開口21の両
側において開口21に近づくほど漸次径小となつ
たテーパ面25,27となされ、かつ開口21の
部分では周縁部26がエツジ状に尖つた断面形状
を有しており、しかも開口21の手前側のテーパ
面27よりも他のテーパ面25の方が急勾配にな
されている。さらに、上記ガイド筒6のフランジ
61には半径方向に縦貫する溝が形成されてお
り、この溝が洗浄液や油などの導出通路62とな
されている。7は上記フランジ61の取付ボルト
である。
第3図は上記洗浄装置の使用状態説明図であ
る。同図において、1は鉄心の外面に銅皮膜を形
成したアース棒などの棒状体であり、この棒状体
1は図中の矢印A方向に送られ、ノズル3より流
下する洗浄液4で表面が濡らされた後に軟質弾性
体2の開口21(第1図および第2図参照)に押
し込むことによつて洗浄工程が連続して行われ
る。9は洗浄液の飛び散りを防ぐ仕切り板であ
る。
洗浄液4としては棒状体1の付着油を溶かす極
性の有機溶剤、たとえば安価な灯油を好適に使用
することができるが、付着油の種類によつては水
や石鹸水や他の溶剤を洗浄液4として用いること
も可能である。また、上記ノズル3は偏平な液出
口を有することが望ましく、そのような液出口か
ら洗浄液4を棒状体1の上に流下させると棒状体
1の表面が洗浄液4で確実かつ均一に濡れる。
洗浄液4で濡れた棒状体1が洗浄工程に送ら
れ、ここで軟質弾性体2によつて付着油や汚れが
洗浄液と共に掻き取られる。
すなわち、ガイド筒6によりガイドされて軟質
弾性体2の開口21に洗浄液で濡れた棒状体1が
押し込まれてくると、第3図のように軟質弾性体
2の開口21の周縁部26が棒状体1により押さ
れて変形し、そのときの復元力と上記圧縮リング
22の力とによつてその周縁部26が棒状体1に
圧接する。そのため、棒状体1が矢印A方向に送
られるのに伴つて棒状体1の付着油や汚れが洗浄
液と共に軟質弾性体2によつて強く掻き取られ
る。このときの掻取りは、洗浄液の洗浄作用によ
つて棒状体1から剥がれやすくなつた付着油や汚
れに対して行われるので確実に行われ、同時に所
謂水切り作用が併行される。そして、棒状体1か
ら掻き取られた付着油や汚れおよび洗浄液はその
ほとんど全量が導出通路62に導かれて下方の洗
浄液回収容器8に回収され、洗浄液が循環再使用
される。このように棒状体1から掻き取られた洗
浄液などが導出通路62に導かれて速やかに排出
されることにより、ガイド筒6の内部に洗浄液な
どが溜まつたりそこに溜まつた洗浄液がガイド筒
6から噴き出したりすることが未然に防止され
る。調査の結果、軟質弾性体2の開口21を通過
した棒状体1は付着油や汚れがほぼ完全に除去さ
れ、かつ比較的乾いた状態になつていることが判
明した。
この実施例のように、軟質弾性体2のボス部2
3を柔軟にし、しかもそのボス部23を圧縮リン
グ22で縮径方向に付勢しておくと、開口21の
周縁部26が棒状体1の表面に確実に強く密着す
るために付着油や汚れの洗浄効果が向上する。
上記軟質弾性体2としては、機械要素としてオ
ーリングなどのシール材に用いられているネオプ
レンゴムを成形したものを好適に用いることがで
きる。そして、ネオプレンゴムで成形した軟質弾
性体2は耐磨耗性に優れるために耐用寿命が長く
なり、その取替頻度が少なくなるためにその点か
らも生産性が向上する利点がある。なお、軟質弾
性体2は一体物であつても、分割物(たとえば二
つ割りなど)であつてもよい。
また、上記周縁部26は図例のよう尖つている
必要は必ずしもなく、円弧状などの湾曲した断面
形状であつてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、軟質弾性体が、開口を有する
ボス部と、該ボス部の外側に所定の対向間隙をお
いて同心状に配設された外縁部と、該外縁部の軸
方向一端部とボス部の軸方向一端部とを一体連結
する連結部とからなり、上記開口に押し込まれた
棒状体の振動に追従してボス部が連結部を支点に
して弾性変位するため、開口の内周面が振動する
棒状体によつて部分的に磨耗され難く、これがた
め、その開口の内周面全体を棒状体の外周面に密
着させて該棒状体に付着する洗浄液などを確実に
拭き取ることができる。
また、ボス部の外周部にそのボス部を縮径方向
に付勢する圧縮リングが設けられており、上記開
口の内周面が棒状体の押し込みにより磨耗されて
も、その磨耗された分だけ、上記圧縮リングによ
つて、開口の口径が狭められるため、ボス部と棒
状体との間の摩擦抵抗をほぼ一定に維持して、棒
状体に付着する洗浄液などを長期にわたつて確実
に拭き取ることができる。
従つて、軟質弾性体2の取り替えを長期間行う
必要がなく、メンテナンス上極めて有利である。
更に、棒状体から拭い落とされた洗浄液などは
導出通路を介して回収されるから、洗浄装置の周
辺を拭き落とされた洗浄液などで汚すこともな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による洗浄装置の断面
図、第2図は同正面図、第3図は上記洗浄装置の
使用状態説明図である。 1……棒状体、2……軟質弾性体、4……洗浄
液、5……ホルダー、6……ガイド筒、21……
開口、22……圧縮リング、23……ボス部、2
4……外縁部、28……連結部、62……導出通
路、α……対向間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棒状体よりも径小の開口を有する環状のボス部
    と、該ボス部の外側に所定の対向間隙をおいて同
    心状に配設された筒状の外縁部と、該外縁部の軸
    方向一端部とそれに対向する上記ボス部の軸方向
    一端部とを一体連結するリング状の連結部とを備
    える軟質弾性体の上記外縁部がホルダー内に保持
    され、上記ボス部の外周部にそのボス部を縮径方
    向に付勢する圧縮リングが設けられ、上記ホルダ
    ーに上記棒状体を上記開口に呼び込むガイド筒が
    設けられていると共に、上記ホルダーと上記ガイ
    ド筒との間に棒状体から拭い落とされた洗浄液や
    油などの導出通路が設けられていることを特徴と
    する棒状体の洗浄装置。
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JPH033485U JPH033485U (ja) 1991-01-14
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4933858A (ja) * 1972-07-29 1974-03-28
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