JP4435848B1 - 軸固定型流体動圧軸受装置およびこれを備えたスピンドルモータおよび記録ディスク装置 - Google Patents

軸固定型流体動圧軸受装置およびこれを備えたスピンドルモータおよび記録ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】軸受内部のオイルの圧力を調整し、信頼性の優れた流体動圧軸受装置およびそれを搭載したスピンドルモータ、記録ディスク装置の提供。
【解決手段】回転するスリーブの上下面に対向するスラスト板(上)とスラスト板(下)のそれぞれに設けられた動圧発生溝によって上下スラスト軸受が構成され、回転するスリーブの内周面とシャフトの外周面に設けた動圧発生溝によりラジアル軸受を構成し、上下スラスト軸受隙間とラジアル軸受隙間は繋がっていてオイルで満たされ、上下スラスト動圧溝はスパイラル状になっており、回転時は軸受内部にオイルを押し込むように作用し、上下スラスト板のスリーブとの対向面側の半径方向外側には前記スラスト隙間より隙間が大きくなるカット面より成る段部があり、この段部とスリーブ面で作り出すオイル溜りは、スリーブ外周とハブ内周の間に設けた還流孔で繋がっておりオイルの移動が可能になっていて、回転時に発生する圧力差を均衡させたことを特徴とする軸固定型流体動圧軸受装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、軸受内部の潤滑オイルの圧力を有効に調整できる信頼性の優れた軸固定型流体動圧軸受装置およびこれを備えたスピンドルモータおよび記録ディスク装置に関する。
従来から、磁気ティスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記録媒体を回転駆動するスピンドルモータの軸受として、シャフトとスリーブとを相対回転自在に支持するために、シャフトとスリーブとの間にはオイル等の潤滑流体を介在させ、オイルの圧力を利用する流体軸受装置が種々提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
そして、この種の公知例では、所謂、軸回転型流体動圧軸受装置(業界用語では片袋構造の軸受装置という。)に関するものである。
これに対し、本発明者等は、軸固定型流体動圧軸受装置について、独自の研究開発を行っている。即ち、固定軸となるシャフトに、中心に貫通穴を有するスリーブが回転自在に挿嵌され、シャフト外周面とスリーブ内周面には微小なラジアル隙間が形成されていて、シャフト外周面とスリーブ内周面の少なくともどちらか一方に動圧発生溝が形成されてラジアル軸受部が構成され、シャフト下端部にはシャフト外径より大きいフランジ状のスラスト板(下)が固定されており、スラスト板(下)の上面とスリーブの下面は微小なスラスト隙間(下)を介して対向し、スラスト板(下)の上面とスリーブの下面の少なくともどちらか一方に動圧発生溝が形成されてスラスト軸受(下)が構成されるものである。
そして、シャフト上端部にはシャフト外径より大きいフランジ状のスラスト板(上)が固定されており、スラスト板(上)の下面とスリーブの上面は微小なスラスト隙間(上)を介して対向し、スラスト板(上)の下面とスリーブの上面の少なくともどちらか一方に動圧発生溝が形成されてスラスト軸受(上)が構成され、スラスト板(下)の半径方向外側には段差があり、スリーブの下面との間にオイル溜り(下)を形成させている。
さらに、スラスト板(上)の半径方向外側には段差があり、スリーブの上面との間にオイル溜り(上)を形成している。
また、スリーブは、記録メディアを搭載して回転するハブの第一内周面に、スリーブの外周が内嵌固定されており、固定側であるスラスト板(上)の外周面と、回転側であるハブの第二内周面の間には隙間があり、毛管シール部(上)[開口部(上)]を形成している。また固定側であるスラスト板(下)の外周面と、回転側であるハブの第一内周面の下側に取付けられたスペーサ下の内周面の間には隙間があり毛管シール部(下)[開口部(下)]を形成している。
そして、スラスト隙間(下)、ラジアル隙間およびスラスト隙間(上)は繋がっていてオイル等の潤滑流体が充填、保持されていて、スリーブを回転側としスリーブの軸穴を貫通したシャフトとシャフト上下に固定させたスラスト板(上下)を固定側とする軸固定構造のもので一連の微小隙間の端部は上下の毛管シール部で大気に接している軸固定(両端開口)構造のものである。
特開2008−185179号公報 特開2003−314536号公報
ところが、上述の本発明者等が開発した軸固定(両端開口)構造の流体動圧軸受では、幾つかの問題点が見出された。
即ち、スリーブが回転を始めると、オイルは動圧発生溝によるポンピングで各ラジアル軸受部および上下スラスト軸受部のヘリングボーン溝の中心に向かって引込まれるが、動圧発生溝のアンバランスにより軸受隙間内のオイルに圧力差が生じ、軸受内に満たされたオイルは圧力の高い方から低い方へ向かって流れが起こる。例えば、ラジアル軸受のヘリングボーン状動圧溝は製作上現実的には、相反する方向に向い合う溝の長さ(幅)を完全に同じにすることは出来ない。スラスト軸受でも同様である。
その他軸受内部の圧力差を生ずるものとしては、スリーブ軸穴とそれに挿嵌されるシャフトとが作る円筒状の(ラジアル)隙間が均等な隙間でない場合、例えば円筒状のシャフトに対しスリーブ軸穴がわずかでもテーパ形状になっていると、スリーブが回転を始めると、隙間が小さい側は隙間が大きい側に比べ圧力が高くなり、スリーブ軸穴とシャフト外径との間に満たされたオイルに圧力差を生ずる。
このように、繋がった一連の隙間に満たされたオイルに圧力差を生ずると、オイルは圧力差を打ち消そうとするため、総体的に圧力の高い側から圧力の低い側に向かって流れを作り出し、軸固定(両端開口)構造の流体動圧軸受では、オイルを一方の開口部へと押出し、もう一方の開口部からは空気が軸受内に侵入する。侵入した空気は軸受内で気泡となり、温度上昇や低圧環境等で気泡が膨張し、オイルを軸受外に押出し、所謂、非フルフィル構造となってスピンドルモータの耐久性や信頼性に問題が生ずる。
さらに、スリーブが回転を始めると、オイルは動圧発生溝によるポンピングで、各ラジアル軸受部および上下スラスト軸受部のヘリングボーン溝の中心に向かって引込まれ、ヘリングボーン溝の中心部で流体動圧が最大となるが、ヘリングボーン溝の両端部ではオイルの圧力が低下し負圧が発生する。この負圧によってオイル中に溶存する気体(空気)が軸受内で気泡となる。また激しい振動や衝撃を受けた場合でも軸受内のオイルは急激な圧力低下に曝されオイル中に気泡が発生する。この発生した気泡が微量であっても激しい振動や衝撃を繰返し受けることで増大し、温度上昇や低圧環境等で気泡が膨張し、オイルを軸受外に押出し、同様に非フルフィル構造となってスピンドルモータの耐久性や信頼性に問題が生ずる。
本発明は叙上の点に着目して成されたもので、軸固定のシャフトと回転するスリーブ間に介在される潤滑油としてのオイルの軸受機能を圧力の変動や振動,衝撃に対しても常に安定して潤滑機能を果し得るようにした、新規な軸固定型流体動圧軸受装置、この装置を備えたスピンドルモータ、さらには記録ディスク装置を提供することを目的とする。
この発明は下記の構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
(1)固定軸となるシャフトに、中心に貫通穴を有するスリーブが相対回転自在に挿嵌され、前記シャフト外周面と前記スリーブ内周面には微小なラジアル軸受隙間が形成されていて、前記シャフト外周面と前記スリーブ内周面の少なくともどちらか一方に動圧発生溝が形成されてラジアル軸受部が構成され、
前記シャフト下端部には前記シャフト外径より大きいフランジ状のスラスト板(下)が固定されており、前記スラスト板(下)の上面と前記スリーブの下面は微小なスラスト軸受隙間(下)を介して対向し、前記スラスト板(下)の上面と前記スリーブの下面の少なくともどちらか一方に動圧発生溝が形成されてスラスト軸受(下)が構成され、
前記シャフト上端部には前記シャフト外径より大きいフランジ状のスラスト板(上)が固定されており、前記スラスト板(上)の下面と前記スリーブの上面は微小なスラスト軸受隙間(上)を介して対向し、前記スラスト板(上)の下面と前記スリーブの上面の少なくともどちらか一方に動圧発生溝が形成されてスラスト軸受(上)が構成され、
前記スラスト板(下)の半径方向外側には段差があり、前記スリーブの下面との間に前記段差と通ずるオイル溜り(下)を形成しており、
前記スラスト板(上)の半径方向外側には段差があり、前記スリーブの上面との間に前記段差と通ずるオイル溜り(上)を形成しており、
前記スリーブは、記録メディアを搭載して回転するハブの第一内周面に、前記スリーブの外周が内嵌固定されており、
固定側である前記スラスト板(上)の外周面と、回転側である前記ハブの第二内周面の間には隙間があり、毛管シール部(上)を形成しており、また固定側である前記スラスト板(下)の外周面と、回転側である前記ハブの第一内周面の下側に取付けられたスペーサ下の内周面の間には隙間があり毛管シール部(下)を形成していると共に、
前記スリーブの外周近くには軸方向に沿って直線状の切欠または小孔を設けて、前記ハブの第一内周面の一部との間に還流孔を形成しており、
前記還流孔の開口部(上)は前記オイル溜り(上)と繋がっており、もう一方の開口部(下)は前記オイル溜り(下)と繋がっており、
前記スラスト隙間(下)、前記ラジアル隙間、前記スラスト隙間(上)は繋がっていて途切れることなくオイルで満たされてフルフィル構造となっており、
また、前記オイル溜り(上)(下)と前記還流孔および前記スラスト隙間(上)(下)は繋がっていてオイルで満たされており、前記スリーブの回転時には前記還流孔を介してオイルが流通,流動することを特徴とする軸固定型流体動圧軸受装置。
(2)前記(1)に記載の軸固定型流体動圧軸受装置において、
前記スラスト軸受(上)の動圧発生溝および前記スラスト軸受(下)の動圧発生溝は、軸受内部にオイルを押し込む方向に作用するスパイラル形状とし、軸受内部の圧力が大気圧以上になることで、大気の侵入を防止できると共に軸受内部で発生した気泡の排出する機能を備えることを特徴とする軸固定型流体動圧軸受装置。
(3)前記(1)記載の軸固定型流体動圧軸受装置において、
前記還流孔の前記開口部(上)(下)は、前記ハブの第二内周面および前記スペーサ下の内周面から前記スラスト板(上)(下)の前記段差までの間に設けられることを特徴とする軸固定型流体動圧軸受装置。
(4)前記(1)ないし(3)いずれかに記載の軸固定型流体動圧軸受装置を備えたことを特徴とするスピンドルモータ。
(5)前記(4)記載のスピンドルモータを備えたことを特徴とする記録ディスク装置。
本発明によれば、シャフトを中心としてスリーブの回転で軸受内に満たされたオイルに圧力差が生じても、上下スラスト隙間の開口端部(スラスト板外周)は還流孔で繋がれているため、還流孔を通してオイルが流動し圧力の均衡が計られ、毛管シール部(開口部)からオイルは外部に押出されることはなく、また一方の毛管シール部(開口部)から空気が侵入することもない。
さらに、本発明によれば、シャフトと、スリーブと、ラジアル軸受部と、スラスト軸受部と、スラスト板(上下)と、オイル溜り部と、シール部上下(開口部上下)と、潤滑流体と、還流孔を備え、常に安定したオイルの閉回路を構成している。そして、シャフトはスリーブの軸穴に相対回転自在に挿嵌され、シャフト両端面にはシャフト外径より大きいフランジ状のスラスト板(上下)が固定されている。潤滑流体はスリーブとシャフトの間に形成されるラジアル軸受部隙間と、スリーブ面(上下)とスラスト(上下)面の間で形成されるスラスト軸受部隙間に充填されている。スリーブの内周面およびシャフトの外周面の少なくとも一方に形成されたラジアル動圧発生溝を有しており、スリーブ上下面とスラスト(上下)面の少なくとも一方に形成されたスラスト動圧発生溝を有しているので、オイルの潤滑性能を著しく向上できる。
また、本発明によれば、スラスト軸受(上),スラスト軸受(下)のそれぞれの動圧発生溝は、スパイラル形状とし、軸受内部にオイルを押し込む方向に働かせて軸受内部の圧力が大気圧以上になることにより、大気の侵入を防ぎ、かつ軸受内に発生する気泡を有効に排出させることができる。
本発明の一実施形態に係る流体動圧軸受装置を含むスピンドルモータの断面図 図1に含まれる流体軸受装置の拡大図 図2の半分の断面図(潤滑流体が満たされた状態) 図2の半分の断面図(潤滑流体が満たされた状態(a)と無い状態(b)) 図2で説明しきれない軸受部、軸受隙間、スラスト面、スリーブ面の位置関係を示す断面図 図1に含まれるスリーブの立体形状を示す斜視図で、還流孔が、(a)はDカット面の場合、(b)は孔の場合を示す。 図1に含まれるハブの各内周面の構造を示す断面説明図 (a)は還流溝の開口部を示す断面平面図、(b)は(a)のAOB線断面説明図 (a)(b)はスラスト外周の開口端の圧力についての2通りの説明図 (a1)(a2)は、本発明に係るスラスト動圧溝を異なる方向に設けたスパイラル状に形成した模様の平面図、(b1)(b2)は、本発明と対比するためにスラスト動圧溝を異なる方向に設けたヘリングボーン状に形成した模様の平面図を示し、各々の矢符は相対向して配設されるスリーブの回転方向を示す。 (a)(b)はラジアル動圧溝(溝長さのアンバランス)の展開図、側面模様図 本発明に係る上下のスパイラル状のスラスト動圧溝および二段のへリングボーン状のラジアル動圧溝を備えた場合の軸受の圧力ベクトルを模式的に展開して示す説明図 本発明と異なる対比するための上下のへリングボーン状のスラスト動圧溝および二段のヘリングボーン状のラジアル動圧溝を備えた場合の軸受の圧力ベクトルを模式的に展開して示す説明図 図12に示す圧力ベクトルを模式的に展開して示す圧力の分布図 図13に示す圧力ベクトルを模式的に展開して示す圧力分布図
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
固定軸となるシャフト106に、中心に貫通穴102hを有するスリーブ102が相対回転自在に挿嵌されている。
前記シャフト106の外周面と前記スリーブ102内周面には微小なラジアル軸受隙間52が形成されている。
前記シャフト106の外周面と前記スリーブ102の内周面の少なくともどちらか一方に動圧発生溝Gが形成されてラジアル軸受部位が構成される。即ち、ラジアル動圧溝111に示される。
前記シャフト106の下端部には前記シャフト106の外径より大きいフランジ状のスラスト板(下)104Bが固定されており、前記スラスト板(下)104Bの上面と前記スリーブ102の下面は微小なスラスト軸受隙間(下)103Bを介して対向し、前記スラスト板(下)104Bの上面と前記スリーブ102の下面の少なくともどちらか一方に動圧発生溝Gが形成されてスラスト軸受(下)が構成される。即ち、スラスト動圧溝(下)105Bに示される。
前記シャフト106の上端部には前記シャフト106の外径より大きいフランジ状のスラスト板(上)104Aが固定されており、前記スラスト板(上)104Aの下面と前記スリーブ102の上面は微小なスラスト軸受隙間(上)103Aを介して対向し、前記スラスト板(上)104Aの下面と前記スリーブ102の上面の少なくともどちらか一方に動圧発生溝Gが形成されてスラスト軸受(上)が構成される。即ち、スラスト動圧溝(上)105Aに示される。
前記スラスト板(下)104Bの半径方向外側には段差SBがあり、前記スリーブ102の下面との間にオイル溜り(下)61Bを形成し、前記スラスト板(上)104Aの半径方向外側には段差SAがあり、前記スリーブ102の上面との間にオイル溜り(上)61Aを形成しており、前記スリーブ102は、記録メディアを搭載して回転するハブ110の第一内周面110Aに、前記スリーブ102の外周が内嵌固定されており、固定側である前記スラスト板(上)104Aの外周面と、回転側である前記ハブ110の第二内周面110Bの間には隙間があり、この隙間が、毛管シール部(上)を形成している。また固定側である前記スラスト板(下)104Bの外周面と、回転側である前記ハブ110の第三内周面110Cの下側に取付けられたスペーサ下117の内周面の間には隙間があり、毛管シール部(下)を形成している(図7参照)。
前記スリーブ102の外周には軸方向へ直線状に切欠したカットした面(Dカット面)を設けており、前記ハブ110の第一内周面110Aの一部との間に還流孔(連通孔)101を形成しており、前記還流孔101の開口部は前記オイル溜り(上)61Aと繋がっており、もう一方の開口部は前記オイル溜り(下)61Bと繋がっている(図6(a)参照)。
前記スラスト軸受隙間(下)103B、前記ラジアル軸受隙間52、前記スラスト隙間(上)103Aは繋がっていて途切れることなくオイルで満たされているいわゆるフルフィル構造となっている。
また、前記オイル溜り(上)61A,(下)61Bと前記還流孔101および前記スラスト軸受隙間(上)103A,(下)103Bは繋がっていてオイルで満たされており、前記スリーブの回転時には前記還流孔101を介してオイルが流通(流動)する。
前記したスリーブ102の外周の軸方向へ直線状にカットした面Dは、図示では円筒状スリーブ102の中心線を挟んで対称位置に2箇所設けてあるが、3箇所以上必要に応じてスリーブ102の外周に等間隔に配設形成することができる。
この還流孔101は、図6(b)に示すように、スリーブ102の外周部に於いて軸方向に平行して直線状の左右対称の一対の小孔shとしても設けることができる。いずれにもスリーブ102の外周近くであればその構成形状は何等特定されない。
なお、左右対称でない場合は、スリーブ102を含む回転体の不釣合を生じ、振動発生の原因となるが、その振動が小さい場合や規格条件内であれば、還流孔は、一箇所でも良い。
さらに、シャフト106の外周と、スリーブ102の内周の少なくともどちらか一方に形成されるラジアル軸受部位の動圧発生溝Gは、図11に示すようにヘリングボーン状の上下2段に並設してある。そして好ましくは、上下の溝間隔A1,B1およびA2,B2は、
A1+A2=B1+B2
の関係を保つのが理想である。
また、スラスト軸受隙間(下)103B、およびスラスト軸受隙間(上)103Aに形成される動圧発生溝Gは、図10の(a1)(a2)に示すように、互いに渦巻方向を異にするスパイラル状かまたは、同図(b1)(b2)に示すように異なる方向に向うへリングボーン形状として形成できる。
そしていずれの形状の動圧発生溝Gも回転時オイルの流動圧が上昇する方向に形成することは明らかである。
つぎに、図12および図14を参照にして本発明に係るスラスト軸受隙間(上)103A,スラスト軸受隙間(下)103Bおよびラジアル軸受隙間52に途切れることなく連続して満たされる潤滑用オイルの圧力の作動状態について説明する。
回転中の潤滑用オイルは、まず図12について説明すれば、上下のスラスト軸受隙間(103A)(103B)では、図10(a1)または(a2)に示すようにスパイラル状であるため、中心軸であるシャフト106に向う矢符方向のポンピングするベクトルuSs,lSsとして働き、シャフト外周に形成されるラジアル軸受隙間52は、二段のヘリングボーン状構成により、上部ではラジアル軸受の中でポンピングする矢符方向のベクトルuRi,uRoが互いに対向するように作用し、下部では同様に軸受の中にポンピングする矢符方向のベクトルlRi,lRoが互いに対向するように作用して均衡を保持している。
この潤滑用オイルの圧力状態を模式的に展開して示せば、図14となり、上側の開口部(上)51Aおよび下側の開口部(下)51Bに働く圧力と、スラスト軸受隙間(上)103Aに働くポンピングベクトルuSsと、ラジアル軸受隙間52に働くポンピングベクトルuRi,uRo,lRo,lRiとスラスト軸受隙間(下)103Bに働くポンピングベクトルlSsとなり、これらベクトルの境界箇所Pa,Pb,Pcは、いずれも大気圧より高い値を保持している。
したがって、回転中に大気と接する開口部(上)(下)51A,51Bから大気が侵入することは無く、軸受内で発生した気泡も排出される。
これに対し、本発明と異なるスラスト軸受隙間(上)103A,スラスト軸受隙間(下)103Bを、図10(b1)(b2)に示すヘリングボーン状とした場合の潤滑用オイルの圧力の作動状態について図13および図15を参照して検討する。
スラスト軸受隙間(上)103Aには、異なる斜め方向のヘリングボーン状の溝により同隙間(上)103Aの外周からと内周からの互いに反対方向のポンピングするベクトルuSiとuSoが作用し、同様にスラスト軸受隙間(下)103BにポンピングするベクトルlSiとlSoが作用すると共に、シャフト106のラジアル軸受隙間52においては、前記した図12と同様に上下二段のヘリングボーン状の溝構成であるので、ポンピングベクトルuRi,uRo,lRo,lRiが働く。
このベクトル関係を模式的な圧力分布図と示せば図15として表すことができる。
すなわち、上側の開口部(上)51Aおよび下側の開口部(下)51Bに働く圧力と、スラスト軸受隙間(上)103Aに働くポンピングベクトルuSiとuSoと、ラジアル軸受隙間52に働くポンピングベクトルuRi,uRo,lRo,lRiと、スラスト軸受隙間(下)103Bに働くポンピングベクトルlSiとiSoとなり、之等のベクトルの境界箇所Pa1,Pb1,Pc1は大気圧と同じ値を保持することが分る。
したがって、本発明と異なるスラスト軸受隙間(上)(下)103A,103Bの動圧発生溝Gがヘリングボーンである場合は、回転中、スラスト軸受隙間(上)(下)103A,103Bおよびラジアル軸受隙間52での気泡の排出効果が得られない。
さらに、還流孔101について、その構成と作用について説明する。
この還流孔101については、スリーブ102の外周近くに直線状のカット面Dまたは小孔shと示してあり、還流孔101の開口部(上)62Aは、オイル溜り(上)61Aと連通しており、さらに還流孔101の開口部(下)62Bは、オイル溜り(下)61Bと連通させてある。
しかも、之等上下のオイル溜り61A,61Bは、上下のスラスト板(上)(下)104A,104Bの半径方向外側に設けた段差SA,SBを介して形成されている。
したがって、上下のスラスト軸受間隙103A,103Bおよびラジアル軸受隙間52内に満たされている潤滑用オイルは、図9(a)に示すような上下のオイル溜り61A,61Bの圧力P1,P2が片寄ることなく、常に図9(b)の状態を保持して上下の圧力P1,P2は同一状態を保持できる。
したがって、開口部(上)(下)51A,51Bから、軸受外部へオイルが押出されることはない。また、外気の侵入も完全に防止できる。
なお、図において、71Aはスリーブ面(上)、71Bはスリーブ面(下)、72Aはスラスト板上(下面)、72Bはスラスト板下(上面)、73はスリーブ内周面、74はシャフト外周面、107は締付金具(ネジトップ)、108は締付金具(中心軸トップ)、109はカバー、112は締付金具(中心軸)、113は固定金具(止リング)、114はモータベース、115はロータマグネット、116はフランジ(磁気遮蔽)、117はスペーサ下、118はコア(ステータ)、119はコイル(ステータ)、120はシールド板(磁気遮蔽)を示す。
叙上の構成において、モータとして回転する時は、スリーブ102がシャフト106を中心として回転し、シャフト106の上下に設けられるスラスト板(上)104Aとスラスト板(下)104Bとスリーブ102間の隙間、即ち、スラスト軸受隙間(上)103A,スラスト軸受隙間(下)103B、ラジアル軸受隙間52に充填されている潤滑油としてのオイルは、動圧発生溝Gによりポンピングされ、円滑な回転を可能とする。
そして、衝撃などの外部的要因による静止中は勿論のこと回転中に異常事態が発生しても、上下のオイル溜り61A、61B内のオイルが、スリーブ102のカット面Dによって形成される還流孔101を介してスラスト軸受隙間(上)103A,スラスト軸受隙間(下)103Bへの供給を可能とし、オイルの不完全流動を防ぎ、常にフルフィル構造の軸受状態を保ち高性能で信頼性の高い回転が得られる。
51A 開口部(上)
51B 開口部(下)
52 ラジアル軸受隙間
61A オイル溜り(上)
61B オイル溜り(下)
62A 還流孔の開口部(上)
62B 還流孔の開口部(下)
71A スリーブ面(上)
71B スリーブ面(下)
72A スラスト板上(下面)
72B スラスト板下(上面)
73 スリーブ内周面
74 シャフト外周面
101 還流孔(連通孔)
102 スリーブ
102h 貫通穴
103A スラスト軸受隙間(上)
103B スラスト軸受隙間(下)
104A スラスト板(上)
104B スラスト板(下)
105A スラスト動圧溝(上)
105B スラスト動圧溝(下)
106 シャフト
107 締付金具(ネジトップ)
108 締付金具(中心軸トップ)
109 カバー
110 ハブ
110A 第一内周面
110B 第二内周面
110C 第三内周面
111 ラジアル動圧溝
112 締付金具(中心軸)
113 固定金具(止リング)
114 モータベース
115 ロータマグネット
116 フランジ(磁気遮蔽)
117 スペーサ下
118 コア(ステータ)
119 コイル(ステータ)
120 シールド板(磁気遮蔽)
uSs,lSs,uRi,uRo,lRi,lRo,uSi,uSo,lSi,lSo ポンピングベクトル
Pa,Pb,Pc,Pa1,Pb1,Pc1 境界箇所
P1 開口部(上)51Aの圧力
P2 開口部(下)51Bの圧力
A1,B1,A2,B2 ヘリングボーンの溝間隔
SA,SB 段差
sh 小孔
D カット面
G 動圧発生溝

Claims (5)

  1. 固定軸となるシャフトに、中心に貫通穴を有するスリーブが相対回転自在に挿嵌され、前記シャフト外周面と前記スリーブ内周面には微小なラジアル軸受隙間が形成されていて、前記シャフト外周面と前記スリーブ内周面の少なくともどちらか一方に動圧発生溝が形成されてラジアル軸受部が構成され、
    前記シャフト下端部には前記シャフト外径より大きいフランジ状のスラスト板(下)が固定されており、前記スラスト板(下)の上面と前記スリーブの下面は微小なスラスト軸受隙間(下)を介して対向し、前記スラスト板(下)の上面と前記スリーブの下面の少なくともどちらか一方に動圧発生溝が形成されてスラスト軸受(下)が構成され、
    前記シャフト上端部には前記シャフト外径より大きいフランジ状のスラスト板(上)が固定されており、前記スラスト板(上)の下面と前記スリーブの上面は微小なスラスト軸受隙間(上)を介して対向し、前記スラスト板(上)の下面と前記スリーブの上面の少なくともどちらか一方に動圧発生溝が形成されてスラスト軸受(上)が構成され、
    前記スラスト板(下)の半径方向外側には段差があり、前記スリーブの下面との間に前記段差と通ずるオイル溜り(下)を形成しており、
    前記スラスト板(上)の半径方向外側には段差があり、前記スリーブの上面との間に前記段差と通ずるオイル溜り(上)を形成しており、
    前記スリーブは、記録メディアを搭載して回転するハブの第一内周面に、前記スリーブの外周が内嵌固定されており、
    固定側である前記スラスト板(上)の外周面と、回転側である前記ハブの第二内周面の間には隙間があり、毛管シール部(上)を形成しており、また固定側である前記スラスト板(下)の外周面と、回転側である前記ハブの第一内周面の下側に取付けられたスペーサ下の内周面の間には隙間があり毛管シール部(下)を形成していると共に、
    前記スリーブの外周近くには軸方向に沿って直線状の切欠または小孔を設けて、前記ハブの第一内周面の一部との間に還流孔を形成しており、
    前記還流孔の開口部(上)は前記オイル溜り(上)と繋がっており、もう一方の開口部(下)は前記オイル溜り(下)と繋がっており、
    前記スラスト隙間(下)、前記ラジアル隙間、前記スラスト隙間(上)は繋がっていて途切れることなくオイルで満たされてフルフィル構造となっており、
    また、前記オイル溜り(上)(下)と前記還流孔および前記スラスト隙間(上)(下)は繋がっていてオイルで満たされており、前記スリーブの回転時には前記還流孔を介してオイルが流通,流動することを特徴とする軸固定型流体動圧軸受装置。
  2. 請求項1に記載の軸固定型流体動圧軸受装置において、
    前記スラスト軸受(上)の動圧発生溝および前記スラスト軸受(下)の動圧発生溝は、軸受内部にオイルを押し込む方向に作用するスパイラル形状とし、軸受内部の圧力が大気圧以上になることで、大気の侵入を防止できると共に軸受内部で発生した気泡の排出する機能を備えることを特徴とする軸固定型流体動圧軸受装置。
  3. 請求項1に記載の軸固定型流体動圧軸受装置において、
    前記還流孔の前記開口部(上)(下)は、前記ハブの第二内周面および前記スペーサ下の内周面から前記スラスト板(上)(下)の前記段差までの間に設けられることを特徴とする軸固定型流体動圧軸受装置。
  4. 請求項1ないし3いずれかに記載の軸固定型流体動圧軸受装置を備えたことを特徴とするスピンドルモータ。
  5. 請求項4記載のスピンドルモータを備えたことを特徴とする記録ディスク装置。
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