JP4434211B2 - 曲データ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、オーディオCDなどのように個別に区切られた曲データを複数ひとまとめに順序付けて記憶した曲データ集の曲データを、別途記録媒体に記録したり再生したりする曲データ制御装置に関する。
従来、オーディオCD等は、多数の曲を、各曲に楽曲番号を付加するとともに各種曲の情報をTOC等に記録したものが一般的である。すなわち、このオーディオCDの記録内容は、個別に区切られた曲データを複数ひとまとめ順序付けて記憶した曲データ集を構成している。そして、この楽曲番号により曲を順番に再生したり、各曲を任意に指定して再生することもできる。
このような曲データ集を別の記録媒体に記録する技術として、例えば特開平7−85641号公報(特許文献1)、特開2001−35136号公報(特許文献2)、特開2003−123447号公報(特許文献3)に開示されたものがある。
特許文献1には、オーディオCDからミニディスク(MD)に曲データを記録(コピー)する際に、デジタル音声信号を扱う場合はミニディスク記録装置側で楽曲番号(トラックナンバ)により、曲と曲の切れ目を知ることができ、各曲毎に管理することができることが開示されている。また、アナログ信号を扱う場合は、ミニディスク録音装置側では楽曲と楽曲の切れ目が把握できないので、音声データの検出レベルにより曲と曲の切れ目を判別し、管理情報を書き換える技術が開示されている。
特許文献2には、ミニディスク記録装置において、曲データの記録時に、無音など無効な録音状態を検出して停止し、無効録音部分を有効録音部分と分離する技術が開示されている。
特許文献3には、FM放送又はレコード等から連続して入力されるアナログ音楽信号の曲の変わり目を、無音検出器で検出することで、各曲をミニディスクの異なるトラック番号に順次録音するものが開示されている。
さらに、近年、パーソナルコンピュータ等のソフトウエアにより、オーディオCDから曲データ(音声情報)をPCMファイル(あるいはWAVEファイル)として抜き出し、そのPCMファイルを圧縮してMP3ファイルを作成することが行われている。この処理を「リッピング」と称し、作成されたファイルは例えばハードディスク等の記録媒体に記録される。
特開平7−85641号公報 特開2001−35136号公報 特開2003−123447号公報
曲データ集を別の記録媒体に記録する従来の技術では、記録後の媒体において個々の曲を識別するために、各曲に楽曲番号が付加されるのが一般的である。ライブ録音されたオーディオCDには、複数曲をライブのまま連続して録音し、前奏部分や各曲の先頭に、楽曲番号あるいは区切りのマークを記録したものがある。このようなオーディオCDからミニディスクに記録したり、MP3ファイルとしてリッピングすると、楽曲番号あるいは区切りマーク毎に機械的に区切って記録するため、曲と曲の間に所定の空白部分が形成されてしまう。
このため、リッピング後のデータを再生したときに、ライブ会場の雰囲気が出るざわめき音や曲間のトークの部分などに無音部分(空白部分)が入ってしまい、聴いている時に興醒めしてしまうという問題がある。また、シャッフル再生すると、曲順がバラバラになってしまい、興醒めする。また、曲のイントロ(前奏)部分だけ別の曲番号が振られた曲では、次に再生される曲と合わないため興醒めするという問題がある。
また、リッピングの際に、曲を連続して記録することも可能であるが、この場合には個別手動で連続させるかどうかを設定する必要があり、非常に面倒な作業となり、また、設定のし忘れや、間違いが起き易いという問題がある。
本発明は、ライブ録音などで曲が繋がっているものは、MP3に変換した後も連続して再生でき、シャッフル再生時にもイントロ部分とメイン部分とが離れ離れにならないように再生できるなど、曲の特徴を自動的に判断して簡単な操作で曲データ集を録音及びまたは再生できるようにすることを課題とする。
請求項1の曲データ制御装置は、曲データのオーディオデータの開始位置における空白区間、または、オーディオデータの終了位置における空白区間の、少なくとも一方の空白区間の区間長を検出し、2つの曲データの並びを考慮して録音する際に、その区間長が一定より短い場合に、曲データ集における順序付けに関して当該空白区間の前後となる2つの曲データを、1つの曲データとなるように、該2つの曲データを連結して1つの曲データとして録音するか、または該2つの曲データを繋げる旨の関連付けの情報を記録するようにした。
請求項2の曲データ制御装置は、請求項1において、さらに、曲データの曲の長さに相当するデータ長を検出する長さ検出手段を備え、前記長さ検出手段で検出した曲データのデータ長が一定より短い場合に、該曲データと次の曲データとを連結して1つの曲データとなるようにした。
請求項3の曲データ制御装置は、請求項1において、前記関連付けの情報を記録した曲データを再生する際に、該関連付けの情報により前記2つの曲データを連続して再生するようにした。
各請求項の曲データ制御装置は、CDの曲データ集をMP3やWMAなどの圧縮のフォーマット変換して録音(リッピング)するものに適している。
各請求項の曲データ制御装置は、曲データ集から曲データを録音し、それを再生(演奏)する際に、曲データの順序をシャッフルするものであって、1つの曲データとした元の2つの曲データは、該1つの曲データとしての繋がりを確保しままた再生するのに適している。
各請求項の曲データ制御装置において、空白区間検出手段は、オーディオデータの音量によって空白区間の長さを判断するものであってもよい。
各請求項の曲データ制御装置は、曲データ集から曲データを録音し、それを再生(演奏)する際に、並びを考慮した曲データについては、元の2つの曲データの繋ぎ部分で音量を絞るように音量制御を行うものであってもよい。
請求項1の曲データ制御装置によれば、曲データ集の前後の2つの曲データ間で空白区間が短い場合に、この2つの曲データを1つの曲データとなるように並びを考慮して自動制御するので、簡単な操作で前後の関連のある曲データを連続して演奏することができる。例えば、ライブ録音やメドレー演奏などの場合にシャッフル再生を行っても、曲が途切れ途切れにならないので、興醒めすることがない。
また、関連のある2つの曲データを連結して1つの曲データとする場合、この1つの曲データを元の曲データ集の曲データと同様に扱うことができるので、この曲データ集の再生処理と同じ再生処理により演奏することができる。
また、2つの曲データを繋げる旨の関連付けの情報を記録する場合、関連付けの情報を無視することにより、元の曲データ集と同じ再生を行うこともできる。
請求項の曲データ制御装置によれば、請求項1の効果に加えて、演奏時間の短い曲データが次の曲データと連結して1つの曲データとなるので、イントロ部分とメイン部分を繋げた演奏を行うことができ、イントロだけが単独で演奏されるようなこともない。
請求項3の曲データ制御装置によれば、請求項1の効果に加えて、関連付けの情報を記録した曲データを再生できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は実施形態の曲データ制御装置を適用したデジタルレコーダの要部ブロック図であり、CPU1はROM2に格納されている制御プログラムに基づいてRAM3のワーキングエリアを使用して装置全体の制御を行う。インターフェース9に接続される外部機器10は、パーソナルコンピュータ(PC)、CD−ROM装置、ミニディスク(MD)装置、デジタル多目的ディスク(DVD)装置、あるいは電子楽器等であり、記憶装置7はハードディスク装置(HDD)やメモリカード等である。
外部機器10として電子楽器を接続した場合、この電子楽器による演奏を記憶装置7に録音することができる。このときタイマ4はメトロノーム音の生成等に使用される。また、外部機器10で曲データ集としてのCDやMDあるいはパーソナルコンピュータのフォルダ等から曲データを再生し、その曲データをMP3などの規格で圧縮して記憶装置7に記録(録音)することができる。このとき、後述のように曲データの空白区間の長さや曲の演奏長さ等を解析して、曲の演奏順位を考慮して録音する。また、記憶装置7に記録した曲データは演奏処理により読み出され、その曲データに基づいてサウンドシステム8で発音される。
パネル操作子5と表示器6は、ユーザの入力操作およびその支援のための表示等を行うものである。このユーザの操作では、再生モードや録音モードの選択を行う。また、記憶装置7に記録した曲データを再生する際に、複数曲を連続して再生する連続再生モード、曲をランダムに選択して再生するシャッフルモードなどの指示を行う。また、表示器6には、外部機器10として接続されている装置やその録音物であるCDやMD等を選択するための表示、再生する曲名の表示、各種モードを選択するためのモードメニューの表示等を行う。
ここで、実施形態における曲データと録音及び再生の具体例を説明する。例えば、オリジナルの曲データ集がライブ録音等で第1曲目と第2曲目とが全体でメドレー曲であり、第1曲目と第2曲目の間の空白区間が短い場合に、この第1曲目と第2曲目を関連が強いものとして関連付ける。この場合、シャッフルモードで演奏すると、第1曲目と第2曲目は常に連続して演奏されるようになる。また、記録装置7へ録音するモードは「合体録音モード」と「関連録音モード」とがある。合体録音モードでは、関連のある曲同士をその曲データを合体させて1曲の曲データとして録音する。また、関連録音モードでは、各曲データとともに、関連のある曲同士を繋げる旨の関連付けの情報として関連管理データを記録する。
また、ユーザによる再生モードの設定によっては、上記の関連付けに従わずに演奏する場合もある。すなわち再生モードは、1曲だけを指定して演奏するモード、曲番号を指定してその曲番号順に演奏するモード、曲名の五十音順やアルファベット順に演奏するモード、記録順に演奏するモード、データ容量順に演奏するモードなどがあり、これらのモードでは、曲の順番がユーザが決めたものとして、個々の曲を単独の曲とみなす。例えば、上記のメドレー曲の演奏で、第2曲目だけを単独で1曲再生するとして指定されている場合は、関連付けは無視して第2曲目だけを演奏する。このとき、第2曲目の始まりの部分は音量を小さくすることで、大きな音でいきなり曲が始まるようなことがなく、自然な再生を行うようにする。
図6は1曲分の曲データを概念的に示す図であり、aは曲データの先頭を示す。a−b間は曲の管理データであり、曲名、アルバム名、アーチスト名、作曲者名、作詞者名、演奏時間、曲のジャンルなどのデータが記録されている。また、関連録音モード時の関連付けの情報として関連管理データへのポインタもこの管理データ中に記録する。b−c間は演奏用に変換されるいわゆるPCMデータ部分である。変換後の波形データ(WAVデータ)を示すように、このPCMデータ部分のうちb−b1間は曲の始めの空白区間(実質的に無音である部分)であり、実際に音が鳴るのはb1からである。すなわち、b1−b2間が実際に音にとなる有音区間である。b2−c間は曲の終わりの空白区間(実質的に無音である部分)である。なお、PCMデータ部分と空白区間の時間長は図の横方向の長さに対応している。
図7はCD等の記録されている複数(この例では5つ)の曲データの一例を示す図である。各曲データは管理データにより区別されている。1曲目は曲の前後の空白区間が比較的長い曲データであり、他の曲とあまり関連のない単独の曲に相当する。2曲目は前の空白区間は長く後の空白区間が短い曲データであり、3曲目は前の空白区間が短く後の空白区間が長い曲データである。この2曲目と3曲目は例えばメドレーの曲であり、連続して演奏したときに2曲目と3曲目の空白区間(無音)が短くなる。4曲目は演奏時間が短い曲データであり、5曲目の曲データ(メイン部分)のイントロ部分である。したがって、この4曲目と5曲目を連続して演奏したときに曲間の空白区間(無音)が短くなることから、この4曲目の後の空白区間と5曲目の前の空白区間も比較的短くなっている。
図8及び図9は、図7の曲を実施形態の録音処理により記憶装置7に記録した状態を示す図であり、図8は合体録音モードでの記録状態、図9は関連録音モードでの記録状態を示す。合体録音モードでは、新1曲目は旧1曲目がそのまま録音されたものであるが、新2曲目は旧2曲目と旧3曲目とが、新3曲目は旧4曲目と旧5曲目とがそれぞれ合体録音されている。この合体録音された曲の管理データは元の曲のそれぞれの管理データから作成されたものであり、曲間において前曲の後の空白区間と後曲の前の空白区間が連なっている。
この合体録音モードで録音された曲を再生するとき、新1〜3曲目の各管理データにより各々の曲が単独の曲として扱われ、例えばシャッフルモードで再生しても、新2曲目の前曲(旧2曲目の部分)と後曲(旧3曲目の部分)が常に連続して演奏され、新3曲目のイントロ(旧4曲目の部分)とメイン(旧5曲目の部分)が常に連続して演奏される。なお、新2曲目及び新3曲目のように合体録音された曲データについては、その管理データ内に元の曲データを接続した部分の位置情報を記録しておく。これにより、例えば曲を指定して再生するような場合、この位置情報を参照することで元の曲データを個別に演奏することもできる。
関連録音モード(図9)では、新1曲目は旧1曲目がそのまま録音されたものであるが、新2〜5曲目は、旧2〜5曲目が各々の管理データを修正した状態で録音されている。また、新2〜5曲目の管理データに対応して関連のある曲同士を繋げる旨の関連付けの情報として関連管理データが記録される。すなわち、新2〜5曲目の管理データには、自曲に対応する関連情報を示す関連管理データ内へのポインタが記録されている。また、新2曲面と新3曲目のポインタで示される関連管理データ内には、新2曲目と新3曲目とが連続するものであるという関連情報が記録されている。また、新4曲面と新5曲目のポインタで示される関連管理データ内には、新4曲目と新5曲目とが連続するものであるという関連情報が記録されている。
この関連録音モードで録音された曲を再生するとき、新1〜5曲目の各管理データにより各々の曲が単独の曲として扱われるが、例えばシャッフルモードで再生するとき、新2曲目の演奏の終了後に、この新2曲目に対応する関連管理データにより3曲目が連続するものとして認識され、常にこの新2曲目に連続して新3曲目が演奏される。また、新4曲目(イントロ部分)と新5曲目(メイン部分)も、同様に関連管理データに基づいて常に連続して演奏される。
図2は実施形態における制御プログラムのメイン処理のフローチャート、図3はパネル設定処理のフローチャート、図4は演奏処理のフローチャート、図5は録音処理のフローチャートであり、各フローチャートに基づいて実施形態の動作を説明する。図2のメイン処理は本機器の電源をオンしてから電源オフされるまで繰り返し処理される。先ずステップS1で各種フラグやレジスタのリセット等の初期化処理を行う。そして、ステップS2で図3のパネル設定処理を行い、ステップS3で図4の演奏処理を行い、ステップS4で図5の録音処理を行い、ステップS2に戻る。
パネル設定処理では、ユーザからの操作子入力を受けて、各種設定内容に対応するフラグのセット等を行って機器を設定する。演奏処理では、ユーザの指示により再生が選択されていれば、曲データを演奏音に変換して再生する処理を行う。なお、演奏している曲データの処理が終了すれば、続けて次の曲データを条件に従って選択し、その曲データの演奏処理を行う。録音処理では、ユーザの指示により録音が選択されていれば、CDやMD等から曲データを読み込み、ハードディスク等の記憶装置7に適正なフォーマット変換を行いつつ録音する。すなわち、ステップS3の演奏処理は、この録音処理によって記憶装置7に録音した曲データの演奏を行うものであり、前記合体録音や関連度が付与されたものを元に、再生モードに応じた処理を行って演奏する。
図3のパネル設定処理では、ステップS11でパネル入力があれば、ステップS12で演奏関連の選択であるか、ステップS26で録音関連の選択であるかをそれぞれ判定し、演奏関連の選択であればステップS13〜S25の処理を行い、録音関連の選択であればステップS26〜S39の処理を行う。いずれの選択でもなければステップS40で入力指示のあった内容に対応するフラグのオン/オフを行う。
演奏関連の選択の場合、ステップS13で曲の選択であれば、ステップS14〜S16で、曲名を表示して選択操作を受け付け、選択された曲を演奏曲として設定する。具体的には、記憶装置7に記憶された演奏可能な曲データの情報(曲名、アーチスト名、アルバム名、作曲者名、作詞者名、演奏時間、曲のジャンルなど)を一覧表示し、ユーザはその一覧表示から曲を選択する。そして、その選択されたものの曲データを演奏可能な状態に設定する。
ステップS17で再生モードの選択であれば、ステップS18〜S20で、モードメニューを表示して選択操作を受け付け、選択されたモードに設定する。具体的には、連続再生モード、シャッフルモード、通常モードなどのモード名を表示し、ユーザはそ表示からモードを選択する。そして、その選択された再生モードに対応するフラグを設定する。
また、ステップS21で再生開始指示の選択であればステップS22で再生フラグをオンにし、ステップS23で再生停止指示の選択であればステップS24で再生フラグをオフにし、その他の選択であれば、ステップS25で、演奏関連に関するその他の指示内容に対応したフラグをオン/オフする。
録音関連の選択の場合、ステップS27で曲の選択であれば、ステップS28〜S30で、録音物の名前を表示して選択操作を受け付け、選択された録音物の曲を録音曲として設定する。具体的には、外部機器10にセットされたCDやMDあるいはパーソナルコンピュータのフォルダから読み出した曲データ集に関する媒体名やアルバム名等を表示し、ユーザが媒体名やアルバム名(あるいはその中の曲名)を選択する。そして、その選択されたものの曲データを録音用に再生可能な状態に設定する。
ステップS31で録音モードの選択であれば、ステップS32〜S34で、モードメニューを表示して選択操作を受け付け、選択されたモードに設定する。具体的には、合体録音モード、関連録音モードのモード名を表示し、ユーザはそ表示からモードを選択する。そして、その選択された録音モードに対応するフラグを設定する。
また、ステップS35で録音開始指示の選択であればステップS36で録音フラグをオンにし、ステップS37で録音停止指示の選択であればステップS38で録音フラグをオフにし、その他の選択であれば、ステップS39で、録音関連に関するその他の指示内容に対応したフラグをオン/オフする。
次に、図4の演奏処理では、ステップS41で再生フラグがオンであれば、ステップS42で演奏用にセットされた曲データを読み出す。このセットされたデータとは、ユーザによって選択されセットされたもの、ステップS48以降で次の曲として自動的に選択してセットされたものである。そして、曲データを読み出すと、ステップS43でその曲データ中の演奏すべき残りのデータの有無を判定する。残りのデータがあればステップS44〜S47の処理を行い、残りのデータがなければステップS48〜S52で次の曲データをセットするための処理を行う。この残りのデータがない場合とは、セットされた曲データの演奏が終了してしまったり、もともと曲データがセットされていなかった場合である。
残りのデータがある場合は、ステップS44で、現在の演奏箇所が曲データ中の始めまたは終わりのとことであるかを判定し、そうであれば、ステップS45で、現在の曲データが他の曲データと関連性をもつものかを判定しそうであった場合は更に関連性のある曲データの演奏と切り離した演奏であるかを判定する。すなわち、このステップS45の判定は関連録音モードで録音された曲データに関するものであり、例えば2つの曲が連続するものとして関連付けられながら、かつ、後の曲を前の曲とは独立に演奏する(すなわち切り離した演奏である)としてユーザにより設定されている場合(例えば1曲再生の指定時など)の処理である。そして、「関連性あり、かつ、切り離した演奏」の場合は、ステップS46で音量を小さく修正する。そして、ステップS47で、読み出した曲データからオーディオ信号を生成し、サウンドシステム8で楽音に変換する。
残りのデータがない場合は、ステップS48で、ユーザがシャッフルモードに設定しているかを判定し、シャッフルモードでなければ、ステップS49で、現在選択されているグループ内から特定された条件の曲データを演奏用に決定し、セットする。このグループとは例えば図8または図9の四角の枠で囲った複数曲データからなるグループである。また、特定された条件とは、曲番号順、曲名の五十音順やアルファベット順、記録順、データ容量順、ユーザ指定番号順等、ユーザが設定した条件である。
一方、シャッフルモードであれば、ステップS50で、グループ内の曲データに現在の曲データと関連するものがあるかを検索し、関連する曲データがあれば、ステップS51でその関連する曲データを演奏用にセットする。関連する曲データがなければ、ステップS52で、グループ内の曲データで現在の演奏における再生回数を判定して回数の少ないものの集合を作り、その作った集合の中からランダムに曲データを選択し、演奏用にセットする。この関連する曲データの有無の判定は、関連録音モードで作成される前記関連管理データに基づいて判定するので、現在のグループが合体録音モードで録音されたものであれば、関連する曲データは無いと判定され、かつ合体録音の曲データは1曲とみなされるので、いずれにしても、合体された曲は連続して再生されることになる。
図5の録音処理では、ステップS61で録音フラグがオンであれば、ステップS62で録音用に選択特定され曲データを読み出す。この選択特定された曲データとは、外部機器10においてユーザによって選択され録音用に設定されたグループ(曲データ集)の中の曲データ等であり、1曲分の曲データの読み出しが終了して次の曲がある場合は次の曲データである。そして、曲データを読み出すと、ステップS63でその曲データが曲の最初の部分であるか、ステップS71で曲の最後の部分であるかを判定する。曲の最初の部分でも最後の部分でもなければ、曲の途中であるのでステップS78でそのまま録音を継続する。
ステップS63で曲の最初の部分であれば、ステップS64でその曲の最初の空白区間を検出する。次にステップS65で空白区間の長さが一定値(一定時間)より短いかを判定する。この空白区間の長さを判断する場合は、読み出したデータに基づく音量によって判断する。そして、一定値より短い場合は、ステップS67でユーザの設定が合体録音モードであるかを判定し、合体録音モードであれば、ステップS68で既に録音した曲データの後に接続して同じ曲として録音する。これにより合体録音されるが、この場合には前の曲と後の曲が合体されていることなどの情報を管理データに記録する。合体録音モードでなければ、ステップS69で前の曲との関連を示す情報を関連管理データとして記録し、ステップS70で曲データの録音を開始する。
検出した空白区間の長さが一定値より短くない場合は、ステップS66で、関連フラグがオンであるかを判定する。この関連フラグは前の曲データの最後の部分の空白が短い場合にオンとなるので、関連フラグがオンであればステップS67に進み、現在の曲データを前の曲データと関連付けるものとし、上記同様の処理を行う。関連フラグがオンでなければ、そのままステップS70で曲データの録音を開始する。
ステップS71で曲の最後の部分であれば、ステップS72でその曲の最後の空白区間を検出し、ステップS73で空白区間の長さが一定値(一定時間)より短いかを判定する。そして、一定値より短い場合は、ステップS74で関連フラグをオンにしてステップS77に進み、空白区間の長さが一定値より短くない場合は、ステップS75で現在の曲データの演奏長さ(1曲全体)が一定値より短いかを判定する。そして、短ければステップS74で関連フラグをオンにし、短くなければ、ステップS76で関連フラグをオフにしてステップS77に進む。ステップS77では、種々の情報を埋め込んだり管理データを更新し、その曲データについての終了処理を行う。
なお、曲の始まり及び終わりの部分の空白区間の長さを判断する際に、音量によって判断しているが、音量が一定値以上の部分は空白区間でないと判断するので、空白区間の長さは短いと判断される。そして、空白区間の長さが短い場合には関連付けを行う。このことは、曲の始まり及び終わりの際の音量が一定値以上である場合には、前後の曲が連続していると判断することになる。
このように、ライブ録音やメドレー演奏などの場合にシャッフル再生を行っても、曲が途切れ途切れにならないので、興醒めしない。また、曲のイントロ(前奏)部分だけ別の曲番号が振られた曲であっても、シャッフル再生を行っても、このイントロ部分の後にそのメイン部分が再生されるので、次に再生される曲と合わなという不都合も生じない。また、手動で連続させるかどうかを設定する必要もなく使い勝手がよく、設定のし忘れや間違いが起き難い。
通常の曲の場合、音が出始めるまでの時間は約0.3秒あるのに対し、ライブ曲など前の曲と繋がっている曲の場合では、音が出始めるまでの時間は約0.02秒と極端に短い。従って、CD曲の先頭が0.02秒〜0.3秒の間の音量が、一定値以上であれば、前曲と繋がっていると判断する。また、先頭が0.02秒〜0.3秒の間の音量が一定値以下であれば独立した曲と判断する。曲の終わりについても同様の判断を行う。また、曲の長さが60秒以下のものは、独立した1曲というよりも、その次の曲に繋がるイントロであることが多い。従って、曲の長さが60秒以下であれば次の曲と繋げて再生し、それ以上の時間であれば独立した曲と判断する。また、前後の曲の曲間の空白区間(インターバル時間)は通常は2秒だが、この空各区間が1秒以下と短い場合は、次の曲と密接な関連があると判断する。
実施形態のデジタルレコーダは録音装置及び再生装置を兼ねているが、録音装置の構成のみでもよい。特に合体録音モードで録音したものは、合体録音した曲データは従来の1曲分の曲データと同様であるので、従来の再生装置で再生することもできる。
また、実施形態ではデジタルレコーダの例を説明したが、本発明の曲データ制御装置は、パーソナルコンピュータとソフトウエアで構成してもよいし、電子楽器、カラオケ装置、ゲーム機等として構成してもよい。
本発明の実施形態の曲データ制御装置を適用したデジタルレコーダの要部ブロック図である。 実施形態における制御プログラムのメイン処理のフローチャートである。 実施形態におけるパネル設定処理のフローチャートである。 実施形態における演奏処理のフローチャートである。 実施形態における録音処理のフローチャートである。 実施形態における1曲分の曲データを概念的に示す図である。 実施形態における曲データ集の一例を示す図である。 実施形態における合体録音モードでの記録状態を示す図である。 実施形態における関連録音モードでの記録状態を示す図である。
符号の説明
1…CPU、2…ROM、3…RAM、5…パネル操作子、6…表示器、7…記憶装置、8…サウンドシステム、9…インターフェース、10…外部機器

Claims (3)

  1. 個別に区切られた曲データを複数ひとまとめに順序付けて記憶した曲データ集から曲データを取得し、該曲データの記録または再生を制御する曲データ制御装置において、
    前記個別の曲データのオーディオデータの開始位置における空白区間、または、オーディオデータの終了位置における空白区間の、少なくとも一方の空白区間の区間長を検出する空白区間検出手段を備え、
    前記2つの曲データの並びを考慮して録音する際に、
    前記空白区間検出手段で検出した空白区間の区間長が一定より短い場合に、前記順序付けによって当該空白区間の前後となる2つの曲データを1つの曲データとなるように
    、該2つの曲データを連結して1つの曲データとして録音するか、または該2つの曲データを繋げる旨の関連付けの情報を記録することを特徴とする曲データ制御装置。
  2. 請求項1に記載の曲データ制御装置であって、
    さらに、曲データの曲の長さに相当するデータ長を検出する長さ検出手段を備え、
    前記長さ検出手段で検出した曲データのデータ長が一定より短い場合に、該曲データと次の曲データとを連結して1つの曲データとなるように制御することを特徴とする曲データ制御装置。
  3. 請求項1に記載の曲データ制御装置であって、
    前記関連付けの情報を記録した曲データを再生する際に、該関連付けの情報により前記2つの曲データを連続して再生することを特徴とする曲データ制御装置。
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