JP4432666B2 - 光モジュールおよび光伝送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光モジュールおよび光伝送装置に関する。
文献1(特開2003−298524号公報)には、波長多重(WDM)伝送のための光源が記載されている。光源には、複数の光モジュールが含まれる。光モジュール内のレーザダイオードのスタートアップ時に、該レーザダイオードの出力を出力シャットダウン回路によりシャットダウンする。シャットダウンの後に、レーザダイオードの温度制御を開始する。この温度制御により、レーザダイオードの温度を所定の温度、この温度は所望の発光波長の生じさせる温度に対応する温度、に安定化させる。レーザダイオードの温度が安定したならば、レーザダイオードのシャットダウンが解除されて、レーザダイオードはレーザ光を出力する。
特開2003−298524号公報
WDM用途または広範囲温度用途に使用する光モジュールでは、波長を目標値に制御をするために、レーザダイオードの温度を調整するための熱電素子に流れる電流を制御する必要がある。光モジュールの起動では、自動温度制御(ATC)を開始してからレーザダイオードが目標温度に達するまで、数ミリ秒から数百ミリ秒程度の時間が必要である。この間、熱電素子への大きな突入電流が一時的に流れる。すなわち、複数の光モジュールを搭載する光伝送装置を起動する時に、個々の光モジュールは、その温度を安定化するためにATCを行うが、各光モジュールのATC制御が同時に開始されるので、この制御の開始から波長の安定が達成されるまでの間、消費電流が多くなる。
例えば、WDM用途の光通信装置では、波長の異なる同一品種の複数の光モジュールを含む。光通信装置のスタートアップの時には、全突入電流は個々の光モジュールの突入電流にその台数を乗じた消費電流になるので、この電流容量を賄うだけの電源容量が必要となる。
そこで、本発明の目的は、光伝送装置の起動時に必要とされる総突入電流を低減可能な光モジュールおよび光伝送装置を提供することとしている。
本発明の光モジュールは、レーザダイオードと、前記レーザダイオードの駆動するレーザドライバと、前記レーザダイオードの温度を調整するための熱電素子と、前記熱電素子を駆動する電流制御部と、前記レーザダイオードの発振波長情報と遅延時間情報とを格納したメモリ素子を含み、前記電流制御部を制御する制御部とを備える。前記制御部は、前記発振波長情報及び前記遅延時間情報を読み出して、前記熱電素子に突入電流が流れ始めるタイミングを調整するために前記熱電素子の駆動開始を遅延する遅延時間を決定し、前記制御部は前記遅延時間中では前記熱電素子を作動させないように前記電流制御部を制御すると共に、前記遅延時間の後に前記電流制御部は前記熱電素子の制御を開始する
光伝送装置内の各光モジュールでは、熱電素子は、レーザダイオードの温度を調整してレーザダイオードが発生する光の波長を決定する。制御部は、熱電素子の駆動開始を遅延するように動作する。故に、該光モジュールに突入電流が流れる時間が、光伝送装置内の他の光モジュールに突入電流が流れる時間と異なるようにできる。
本発明の光モジュールでは、前記遅延時間の後では、前記電流制御部は前記レーザダイオードの温度が所望の範囲に入るように前記熱電素子の制御を行う。本発明の光モジュールは、前記制御部は、前記発振波長情報及び前記遅延時間情報を前記メモリ素子に書き込むためのメモリ素子書き込み手段を含むことができる。前記レーザダイオードの温度が所望の範囲に入る前には前記レーザダイオードが駆動されていない。
本発明の光伝送装置は、前記熱電素子の駆動開始を第1の遅延時間だけ遅らせた第1の光モジュールと、前記熱電素子の駆動開始を第2の遅延時間だけ遅らせた第2の光モジュールと、前記第1および第2の光光モジュールに接続されたホスト制御装置とを備え、前記第1の遅延時間は前記第2遅延時間と異なる。
この光伝送装置では、第1の遅延時間が第2の遅延時間と異なるので、光伝送装置の起動時に流れる総突入電流を小さくできる。
本発明の光伝送装置では、前記第1および第2の光モジュールは、相互に異なる波長の光を出射する。また、前記第1および第2の光モジュールは、相互に異なる固有のアドレスを有することができる。固有アドレスは、遅延時間と関連づけられるようにできる。
以上説明したように、本発明によれば、光伝送装置の起動時に必要とされる総突入電流を低減可能な光モジュールおよび光伝送装置が提供されることができる。
添付図面を参照しながら、本発明の光モジュールおよび光伝送装置に係わる実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
(第1の実施の形態)
図1は、WDM用の光伝送装置を示す概略図である。光伝送装置1は、第1から第8の光モジュール3a〜3hと、ホスト制御装置5と、搭載基板7とを備える。ホスト制御装置5は、第1〜第8の光モジュール3a〜3hの各々とバス線9(例えば、ICバス)を用いて接続されており、両者の間で双方向通信を行うことができる。第1〜第8の光モジュール3a〜3hの発振光の波長は、他の光モジュールの発振光の波長と異なっている。例えば、CWDMに用いられる光伝送装置では、第1〜第8の光モジュール3a〜3hの波長は、それぞれ、10ナノメートル間隔で1470ナノメートル〜1610ナノメートルの8種である。第1〜第8の光モジュール3a〜3hには、アドレス「A0h、A2h」が割り当てられている。
図2は、図1における個々の光モジュールの一例を示す概略図である。光モジュール11は、レーザダイオード13と、熱電素子15と、電流制御回路17と、メモリ素子19と、制御回路21とを備える。レーザダイオード13として、例えば、分布帰還型レーザダイオード、ファブリベロー型レーザダイオードまたは面発光型レーザダイオード等を用いることができる。熱電素子15は、例えば、ペルチェ素子である。熱電素子15は、レーザダイオード13の温度を調整してレーザダイオード13の発振波長を目標値に合わせるために用いられる。電流制御回路17は、熱電素子15を駆動する。制御部20はメモリ素子19および制御回路21を含んでおり、メモリ素子19はレーザダイオード13の発振波長情報を格納する。制御回路21はメモリ素子10から読み出された発振波長情報に基づき電流制御回路17を制御して熱電素子15を駆動する。また、同発振波長情報に基づき熱電素子15の駆動開始時間を調整する。
したがって、それぞれの光モジュールで熱電素子へ突入電流が流れ始めるタイミングを、他の光モジュールに突入電流が流れ始めるタイミングと異ならせることができる。
レーザドライバ51は、端子53aからの送信信号S1を受け、この信号S1に応答してレーザダイオード13に駆動信号Sを出力する。レーザダイオード13は、駆動信号Sに応答して、信号光L1を光ファイバWG1に向けて出射する出射する。
レーザドライバ51は制御回路21からの二種類の制御信号、すなわちバイアス電流制御信号および変調電流制御信号、を受ける。これらの制御信号は、端子53bおよび53cにも提供される。
温度モニタ55は、例えばサーミスタを用いることができ、レーザダイオード13の温度をモニタし、対応するモニタ信号M1を電流制御回路17および制御回路21に出力する。電流制御回路17は、モニタ信号M1に応答して、熱電素子15を制御する。
フォトダダイオード57は、光ファイバWG2を伝送してきた信号光L2を受けて、該信号光L2に応じた受信信号S2を生成する。フォトダダイオード57としては、pinフォトダイオードまたはアバランシェフォトダイオードを用いることができる。フォトダダイオード57は、フォトダダイオードバイアス回路59からバイアスを受ける。ポストアンプ61は、フォトダイオード57からの受信信号S2を増幅し、信号S3を端子53fに提供する。
図3は、制御部20の一例を示す概略図である。制御部20は、CPU25、A/D変換器27、双方向通信バス用のインタフェイス29、制御用インタフェイス31、出力インタフェイス33、入力インタフェイス35、モニタインタフェイス37を含む。CPU25は、A/D変換器27、バスインタフェイス29、制御用インタフェイス31、出力インタフェイス33、入力インタフェイス35、モニタインタフェイス37に内部バス39を経由して接続されている。また制御部20は、内部バス39に接続されたメモリユニット41を含む。
バスインタフェイス29は、ホスト制御装置と通信を行うために利用される。制御用インタフェイス31は、電流制御回路17およびフォトダイオードバイアス回路等を制御するための信号を提供する。出力インタフェイス33は、レーザドライバおよびポストアンプを制御するために用いられる。入力インタフェイス35は、当該光モジュールの外からの信号を受けるために利用される。メモリユニット41は、ROM43、RAM45、EEPROM47を含む。ROM43は、光モジュールを制御するためのプログラムを格納している。EEPROM47は、遅延時間情報47aおよび発振波長情報47bを格納している。
図4は、光モジュールのスタートアップ動作を示すフローチャート100である。ステップS101において、電源が投入され、または光モジュール11がリセットされるが、制御回路21は熱電素子15を作動させないように、電流制御回路17を制御する。
ステップS102において、制御回路21はレーザドライバ51に制御信号を出しレーザドライバ51はレーザダイオード13に駆動信号を提供しない。すなわち、起動時において制御回路21はEEPROM47に保持された波長情報、遅延量情報を読み出し、熱電素子17の駆動開始を遅らせる遅延時間を決定する。この所定遅延時間だけステップS103において待機した後に、ステップS104において、電流制御回路17は、熱電素子15の制御を開始する。この制御の開始から暫くの期間に、光モジュール11に突入電流が流れる。レーザダイオード13の温度が所望の範囲に入るまで、ステップS104およびS105を繰り返す(ATC制御を行う)。その後、ステップS106において、レーザダイオード13を駆動して光出力の自動制御(Automatic Power Control:APC)を開始する。レーザダイオード13の温度が所望の範囲に入った後にも、ATC制御およびAPC制御は引き続き有効である。これらの制御の結果、レーザ光の波長および強度がそれぞれ所望の範囲に維持され、光モジュール11は光通信に使用できる(ステップS107)。
以上説明したように、光モジュール11の起動時には、CPUの初期処理の後に、熱電素子に流す電流の制御を開始する。制御回路21は、この開始時間を変更することができる情報(以下、遅延時間パラメータと称す)を格納するEEPROMを含んでおり、この遅延量は、工場において当該光モジュールを調整する時に個々に設定される。光モジュールでは、例えば、CWDM8波(1470、1490、1510、1530、1550、1570、1590、1610nm)毎に、異なる時間(50、100、150、200、250、300、350、400msec)に相当する遅延時間をEEPROMに記録しておく。この光伝送装置では、図5(A)に示されるように、それぞれの光モジュールにおける熱電素子へ供給する電流のピークが、時間的にシフトする。つまり、この光伝送装置では、各光モジュールの起動後の突入電流のタイミングをずらして、光伝送装置としての最大消費電流を抑えている。一方、従来の構成に係る光伝送装置内の全光モジュールの熱電素子がほぼ同時に起動され、熱電素子へ供給される電流の時間変化は、図5(B)に示されるように、それぞれの光モジュールにおける電流のピークが、ほぼ同じタイミングとなる。したがって、この場合には電源装置に対する負担が大きくなってしまう。
光モジュール11では、制御回路21は、遅延時間情報および発振波長情報等の初期設定値をEEPROM19に書き込むためのメモリ素子書き込み手段63を含む。
(第2の実施の形態)
図6は、光伝送装置81を示す概略図である。以下、第1の光伝送装置と異なる点のみ説明する。第1〜第8の光モジュール83a〜83hには、それぞれ異なるアドレスが割り当てられている。すなわち、第1〜第8の光モジュール83a〜83hの各々において、3つの端子A0〜A2を用いてアドレスが設定される。3つの端子A0〜A2は、抵抗素子を介して接地線(GND)または電源線(VCC)のいずれかに接続される。この組み合わせの数は2個であり、3つの端子および抵抗を用いて、8個の光モジュールを識別することが可能になる。3つの端子A0〜A2および抵抗により光モジュールに付与されるアドレスは、固定である。個々の第1〜第8の光モジュール83a〜83hは、図2および図3に示された構造を有する。
EEPROM47は、上記の固有アドレスを格納しており、制御回路20はEEPROM47に格納されたアドレス信号に応答して熱電素子15の駆動開始時間を調整する。
図7は、光モジュール11aのスタートアップ動作を示すフローチャート110である。ステップS110において、光モジュール11aの電源が投入される(または光モジュール11aがリセットされる)。ステップS111においては、光モジュール11の例と同様に、レーザドライバ51はレーザダイオード13に駆動信号を提供しない。また、制御回路21は、電流制御回路17を制御して、熱電素子15に電流を供給しない。制御回路21は、端子65a、65b、65cのアドレスを読み出し、このアドレス信号は、引き続くステップS112ないしS118において解析され、熱電素子17の駆動開始遅延時間が決定される。解析結果に応じて、ステップS119〜S126のいずれか一のステップにおいて、制御回路21は、実際に熱電素子17の駆動開始タイミングを調整する各モジュールに対して調整された遅延時間の後に、熱電素子17の駆動開始信号を電流制御回路17に提供し、ステップS127において、熱電素子17の制御を開始する。レーザダイオード13の温度が所望の範囲に入るまで、ステップS127およびS128を繰り返す(ATC制御を行う)。レーザダイオード13の温度が所望の範囲に入った後に、ステップS129において、レーザダイオード13のAPC制御が開始され、レーザダイオード13の温度が所望の範囲に入った後にも、ATC制御およびAPC制御は引き続き有効である。これらの制御の結果、レーザの発振波長および発光強度がそれぞれ所望の値となる(ステップS130)。
光モジュールは、ICバスアドレス(Slave Address)を固有に設定するために、3本の外部ピン(A0〜A2)を用いており、このアドレスに対応して固有の遅延時間を対応させることができる。例えば、最大8台の光モジュール(アドレス:000b〜111b)に対して、異なる遅延時間(50ミリ秒間隔で50m秒〜400m秒)に相当するパラメータをEEPROMに記録しておくことができる。
ホストは、光モジュールの物理アドレスに対して1ビット左シフトした値を認証アドレスとして各光モジュールに割り付け、ICバスを介して各光モジュールに遅延時間を書き込む。すなわち、まず、ホストはA0hアドレスをバスにのせ、対応する光モジュール(この場合000b)を特定する。この特定された光モジュールとホストとの間で、遅延時間情報(50m秒)がホストからモジュールに送信され、光モジュールでは、バスインタフェィス29を介してこの情報をCPUに取り込み、CPUはEEPROM47内の所定のメモリアドレスに、この遅延情報を書き込む。この操作を他の光モジュールに対しても行い、全ての光モジュールに対して異なる遅延時間を伝える。
(第3の実施の形態)
図8は、第3の実施の形態に係る光伝送装置91を示す概略図である。第1〜第8の光モジュール93a〜93hは、第1の実施の形態の第1〜第8の光モジュール3a〜3hと異なり、それぞれ、制御線Mod_Desel1〜Mod_Desel8を介してホスト制御装置95に接続されている。Mod_Desel1〜Mod_Desel8は各光モジュールの端子67に入力される。第1〜第8の光モジュール93a〜93hには、同じアドレス、例えば「A0h」が割り当てられている。本形態の光伝送装置においては、個々の第1〜第8の光モジュール93a〜93hは、熱電素子15の駆動開始タイミングを調整するために、メモリユニット41内の情報を用いない。個々の第1〜第8の光モジュール93a〜93hは、図2および図3に示された光モジュールと類似の構造を有することができるが、制御部20に替えて、制御線Mod_Desel上の外部信号に応答して熱電素子15の駆動の開始を遅延するための制御部を有する。
図9は、制御線Mod_Desel1〜Mod_Desel8上の外部信号のタイミングを示す図面である。Mod_Desel1〜Mod_Desel8上の信号に応答して、制御回路は、熱電素子15の動作開始時間が異なるように、電流制御回路17を動作させる。故に、光伝送装置91において、この光モジュールに突入電流が流れる時間を他の光モジュールに突入電流が流れる時間と異なるものにできる。
図10は、光モジュールのスタートアップ動作を示すフローチャート140である。ステップS140において起動され、ステップS141、S142を繰り返す。ステップS142において制御回路21は、Mod_Desel端子を監視し、制御線Mod_Desel上に提供された許可信号を受けるまで、熱電素子17の駆動の開始を遅らせる。制御回路21は、この遅延時間の後に、熱電素子17の駆動を許可する信号を電流制御回路17に提供する。この許可信号に応答して、電流制御回路17はステップS143において熱電素子17の制御を開始し、この制御の開始時に、光モジュールに突入電流が流れる。レーザダイオード13の温度が所望の範囲に入るまで、ステップS143およびS144を繰り返す(ATC制御を行う)。レーザダイオード13の温度が所望の範囲に入った後に、ステップS145において、レーザダイオード13を駆動しながらAPC制御を行う。レーザダイオード13の温度が所望の範囲に入った後にも、ATC制御およびAPC制御は引き続き有効である。これらの制御の結果、レーザ光の波長および強度がそれぞれ所望の範囲となり、光モジュールは光通信に使用可能になる(ステップS146)。
この実施の形態は、マザー基板が、複数の光モジュール(例えば8台の光モジュール)を搭載している場合に好適である。この光伝送装置では、ICバスと、IC通信の可否をホスト制御装置が選択できる“MOD_DESEL”端子とを装備している。ホスト制御装置と各光モジュールを同一ICバス上で使用するには、通常、各光モジュールは固有のスレーブアドレスを有する必要があるが、本例に係る通信装置では、ホスト制御装置は、ICバス上の一台の光モジュールの “MOD_DESEL”端子に通信許可信号(Low)を送ることにより、この光モジュールと通信することが可能になる。
本実施の形態に係る光モジュールも、第1の実施の形態の光モジュールと同様に、熱電素子を制御できる電流制御回路と、制御回路等を含んでおり、“MOD_DESEL”端子上の信号に応答して熱電素子の電流制御を遅延させることができる。具体的には、電源起動後、全ての光モジュールの“MOD_DESEL”端子を通信禁止信号(”High”)を送り、ある時間間隔毎に、例えば50ミリ秒(msec.)毎に“MOD_DESEL”端子を通信許可信号(“Low”)に切り替えていく。この切り替えにより、同一基板上に搭載された光モジュールを起動する際に、個々の光モジュールに流れる突入電流がピークとなるタイミングがずれるので、光伝送装置としての最大消費電流を抑えることができる。
以上説明したいくつかの実施の形態によれば、温度制御が必要なレーザダイオードと、熱電素子の電流制御回路と、電流制御回路をコントロールすることが可能な制御回路を内蔵し、電流制御開始のタイミングを出荷前に調整することが可能な光モジュール(光送信モジュール、光送受信モジュール)が提供される。
なお、上記一連の実施の形態において、光モジュールは、送信、及び受信機能の双方を有する場合を例として説明したが、本発明は、光モジュール内に送信機能のみを有する発光モジュールに対しても、何らの変更を加えることなく適用可能である。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではなく、本実施の形態の光モジュールにおける制御は、主にソフトウエアを用いて実現しているけれども、主にハードウエアを用いて実現することもできる。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
図1は、光伝送装置を示す概略図である。 図2は、光モジュールの一例を概略的に示す図面である。 図3は、制御部の一例を示す概略図である。 図4は、光モジュールのスタートアップ動作を示すフローチャートである。 図5(A)は、本実施の形態に係る光伝送装置における個々の光モジュールの電流波形を示す図面である。図5(B)は、比較例の光伝送装置における個々の光モジュールの電流波形を示す図面である。 図6は、光伝送装置を示す概略図である。 図7は、光モジュールのスタートアップ動作を示すフローチャートである。 図8は、光伝送装置を示す概略図である。 図9は、制御線Mod_Desel1〜Mod_Desel8上の外部信号の波形を示す図面である。 図10は、光モジュールのスタートアップ動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…光伝送装置、3a〜3h…光モジュール、5…ホスト制御装置、7…搭載基板、11…光モジュール、13…レーザダイオード、15…熱電素子、17…電流駆動回路、19…メモリ素子、20…制御部、21…制御回路、25…CPU、27…A/D変換器、29…バスインタフェイス、31…制御用インタフェイス、33…出力インタフェイス、35…入力インタフェイス、37…モニタインタフェイス、39…内部バス、41…メモリユニット、43…読み出し専用メモリ(ROM)、45…ランダムアクセスメモリ(RAM)、47…電気的に書き込み消去可能な不揮発性メモリ(EEPROM)、47a、47b…情報、51…レーザダイオードドライバ、WG1、WG2…光ファイバ、57…フォトダダイオード、59…フォトダダイオードバイアス回路、61…ポストアンプ、63…メモリ素子書き込み手段、67…端子、81…光伝送装置、83a〜83h…光モジュール、91…光伝送装置、93a〜93h…光モジュール、95…ホスト制御装置

Claims (4)

  1. レーザダイオードと、
    前記レーザダイオードを駆動するレーザドライバと、
    前記レーザダイオードの温度を調整するための熱電素子と、
    前記熱電素子を駆動する電流制御部と、
    前記レーザダイオードの発振波長情報と遅延時間情報とを格納したメモリ素子を含み、前記電流制御部を制御する制御部と
    を備え
    前記制御部は、前記発振波長情報及び前記遅延時間情報を読み出して、前記熱電素子に突入電流が流れ始めるタイミングを調整するために前記熱電素子の駆動開始を遅延する遅延時間を決定し、
    前記制御部は前記遅延時間中では前記熱電素子を作動させないように前記電流制御部を制御すると共に、前記遅延時間の後に前記電流制御部は前記熱電素子の制御を開始することを特徴とする光モジュール。
  2. 前記遅延時間の後では、前記電流制御部は前記レーザダイオードの温度が所望の範囲に入るように前記熱電素子の制御を行い、
    当該光モジュールは前記レーザダイオードの温度をモニタする温度モニタを更に備える、ことを特徴とする請求項1に記載された光モジュール。
  3. 前記制御部は、前記発振波長情報及び前記遅延時間情報を前記メモリ素子に書き込むためのメモリ素子書き込み手段を含み、
    前記レーザダイオードの温度が所望の範囲に入る前には前記レーザダイオードが駆動されていない、ことを特徴とする請求項2に記載された光モジュール。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載され、前記熱電素子の駆動開始を第1の遅延時間だけ遅らせた第1の光モジュールと、
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載され、前記熱電素子の駆動開始を第2の遅延時間だけ遅らせた第2の光モジュールと、
    前記第1および第2の光モジュールに接続されたホスト制御装置と
    を備え、
    前記第1および第2の光モジュールは、相互に異なる波長の光を出射し、
    前記第1の遅延時間は前記第2遅延時間と異なる光伝送装置。
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