JP4431897B2 - 画像出力制御装置、及び画像出力制御方法 - Google Patents

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Description

この発明は、所定の印刷装置による印刷用画像の出力(印刷)を制御する画像出力制御装置に関し、特にプルーフ(色認証の証明書)の作成に用いて好適な画像出力制御装置、及び画像出力制御方法に関する。
一般に、カラープリンタ(印刷装置)により画像を印刷する場合、印刷環境(例えば温度や湿度)による色の変動(変色)や、該印刷装置の不調(例えばノズル詰まり、色材(例えばインク)の変色、用紙の不適合、さらには色変換の誤差、等々)、さらにはプリンタの個体差による製造ばらつき、などに起因して、意図される色彩(正しい色彩)が再現(印刷)されないことがある。そこで従来、例えば特許文献1に記載されるように、目的物(色認証の対象とする画像)と共に、色票(カラーチャート)も付けて同一用紙内に(もしくは複数の用紙にわたってひと続きに)印刷することにより、いわゆるプルーフ(色認証の証明書)を作成し、これをもって、正しい色彩で印刷されていることを証明する(ひいては印刷物の品質を保証する)ようにしている。
より詳しくは、この特許文献1に記載される画像出力制御装置においては、所定の色票からなるカラーチャートを印刷装置に印刷させ、適宜の測色装置により、この印刷されたカラーチャートを測色する。そして、目的物である任意の画像を印刷しつつ、上記測色の結果が正常であるか否かを判定する。こうすることにより、単一の用紙(印刷用紙)内に、上記カラーチャートや目的物と共に、この判定の結果(良否)も印刷されたもの(印刷物)を得ている。すなわち、上記測色の結果が正常であるときには、これにより、単一の用紙内に、カラーチャート(色票)、目的物(色認証の対象とする画像)、認証の表示(正しい色彩で印刷されていることの表示)がひと続きに印刷され、もって、上記印刷物として上述のプルーフ(色認証の証明書)が作成されることになる。
特開2005−275855号公報
ところで近年、顧客が保証を求める色再現性は、必ずしも一様ではなく、むしろ顧客によって、あるいは扱う製品によって、異なる保証内容に基づく認証を求めるようになってきている。しかしながら、上記特許文献1に記載される画像出力制御装置では、予め定められた単一のカラーチャート(色票)を用いて、前述の色認証(測色)を行っており、場合によっては、こうした顧客の求める多様な保証内容に対して十分に応えられないことがあった。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、正しい色彩で印刷されていることを保証するプルーフ(色認証の証明書)を作成するにあたって、顧客の求める保証内容が多岐にわたる場合であれ、それに柔軟に対応することのできる画像出力制御装置、及び画像出力制御方法を提供することを目的とする。
こうした目的を達成するため、発明では、用紙の搬送が止まった状態での印刷と用紙の搬送とを、該搬送の方向とは直交する前記用紙の幅方向のラインごとに繰り返しながら、所定の印刷用紙に対して任意に設定可能な色票からなるカラーチャートを印刷する印刷装置と、前記用紙送り方向と直交する方向に移動して、前記カラーチャートの測色を行う測色装置と、を制御する、画像出力制御装置であって、
任意に設定される画像の色認証を行う際に、前記カラーチャートの印刷位置、および、同カラーチャートの色票レイアウト、および、同カラーチャートの色票色彩値、の少なくとも1つのユーザ設定もしくは自動最適化に係る処理を行うとともに、前記カラーチャートの印刷位置の自動最適化に係る処理に際して、前記色認証の対象とする画像のレイアウトを検出し、前記検出される画像レイアウトに前記カラーチャートを印刷するための空き領域があるときには、ユーザ設定もしくは自動最適化に基づく印刷条件に従って、前記印刷装置に該空き領域へ前記カラーチャートを印刷させ、前記検出される画像レイアウトに前記カラーチャートを印刷するための空き領域がないときには、ユーザ設定もしくは自動最適化に基づく印刷条件に従って、前記印刷装置に前記印刷される用紙の端へ前記カラーチャートを印刷させる第一の手段と、前記印刷されたカラーチャートを、前記測色装置に測色させる第二の手段と、前記印刷装置における前記印刷時の印刷ヘッドの走査時間と前記測色装置における測色時間とを対比して、前記対比した時間の内、短い方の時間を長い方の時間に合わせるよう、前記印刷ヘッドの走査時間と前記測色時間との同期を取る第三の手段と、を有する構成としてもよい。
画像出力制御装置としてのこのような構成によれば、認証に用いられる上記カラーチャートの、印刷位置や、色票レイアウト、色票色彩値が、ユーザの任意に、あるいは印刷要件等に応じて自動的に、最適なものとして設定されることで、ユーザの嗜好を反映させたり、測色の精度や信頼性を向上させたり、あるいは印刷用紙の節約を図ったりと、用途に応じて最適なかたちで上記色認証が行われることになる。しかも、上記印刷装置や測色装置をはじめとする各種ハードウェア(部品)の変更(例えば機種変更)等があった場合にあっても、上記構成であれば、これに柔軟に対応することができるようになる。すなわち、こうした装置を用いて、上述のプルーフ(色認証の証明書)を作成することとすれば、顧客の求める保証内容が多岐にわたる場合であれ、それに柔軟に対応することができるようになる。
なお、このような装置により色再現性の認証(色認証)を行う場合には、例えば測色値(測色色彩値)が許容色範囲内にあるか否かによって良否(適合/不適合)を判定する方法、あるいは、基準値(目標色彩値)と測色値(測色色彩値)との色差を算出することにより、この色差が許容色範囲内にあるか否かによって良否(適合/不適合)を判定する方法、等々の方法を採用することができる。また、これらの方法を組み合わせることも可能である。
また、上記カラーチャートに係る各パラメータ(印刷位置、色票レイアウト、色票色彩値)に応じて最適な測色条件が異なってくるので、これらパラメータの設定に併せて、さらに測色条件(測色開始位置、測色範囲、許容色範囲など)の自動最適化を行うことが望ましい。
またこの場合、本発明によるように、前記測色装置による測色について、少なくとも該測色の結果が正常であるときには、前記カラーチャートおよび前記色認証の対象とする画像を、単一の用紙内もしくは複数の用紙にわたってひと続きに印刷するように構成すれば、この一連の流れをもって、例えば印刷物の品質証明等に用いられる色認証の証明書(プルーフ)が、より容易且つ的確に作成されるようになる。しかも、認証に用いられる上記カラーチャートの、印刷位置や、色票レイアウト、色票色彩値が、ユーザの任意に、あるいは印刷要件等に応じて自動的に、最適なものとして設定されることで、ユーザの嗜好を反映させたり、測色の精度や信頼性を向上させたり、あるいは印刷用紙の節約を図ったりと、用途に応じて最適なかたちでプルーフが作成されることになる。
また、発明によるように、前記測色の結果が許容色範囲内にあるか否かに基づいて同結果が正常であるか否かを判定する色判定手段を備え、該色判定手段により前記測色装置による測色の結果が正常ではないと判定されたときには、前記カラーチャートの印刷後に予定されている、もしくは前記カラーチャートの印刷後に印刷中の、前記色認証の対象とする画像の印刷を中止し、少なくとも該色判定手段により前記測色の結果が正常であると判定されたときには、前記色認証の対象とする画像の印刷と共に、該判定の結果の印刷も行う構成とすることが有効である。
このように、測色だけでなく色認証の判定(良否判定)も行う構成にあっては、上記測色装置による測色の結果が正常でない(認証不適合である)ときに、上記色認証の対象とする画像についてはこれを印刷しないまま終了することで、上記印刷装置に係るインク等の消耗品の節約を図ることができるようになる。また、少なくとも測色の結果が正常(適合)であるときには、上記色認証の判定結果(適合もしくは不適合)も、目的物(色認証の対象とする画像)と併せて印刷することによって、上記色認証が行われたプルーフか否かが一目瞭然となる(不適合のときも認証の結果を印刷すれば、なお明確になる)。このため、色認証の証明書(プルーフ)の管理が容易となり、ひいてはミスの削減にもつながり、また太鼓判が押されることで、顧客に安心感を与えることができる。すなわち、上記構成によれば、こうした付加価値の高いプルーフを自動的に作成することが可能になる。
また、発明によるように、前記測色装置による測色の結果が許容色範囲内にあるか否かに基づいて同結果が正常であるか否かを判定する色判定手段を備え、少なくとも該色判定手段により前記測色の結果が正常でないと判定されたときには、前記色認証の対象とする画像の印刷と共に、前記測色の結果の印刷も行い、正常でない部分を視覚的に認識可能なように明示する(例えば枠で囲う、もしくはそこだけ囲わない、あるいは色を変える、印をつける(マーキング)等)構成とすることがより有効である。こうすることで、測色の結果が多数ある場合であれ、容易に不適合部分を確認する(視覚的に認識する)ことが可能になる。
また、発明によるように、予め定められた複数の条件(例えば顧客(A社、B社)、製品(本、グラビア)、または認証対象とする目的物の画像の種類など)に対してそれぞれ所定の処理が一意的に定められている処理テーブルを設け、前記カラーチャートの印刷位置、および、同カラーチャートの色票レイアウト、および、同カラーチャートの色票色彩値、の少なくとも1つの自動最適化に係る処理にあっては、前記複数の条件のいずれに該当するかを判断するとともに、前記処理テーブルを参照して、前記判断により該当するとされた条件について定められた前記所定の処理を実行する構成とすることも有効である。こうしたテーブルを用いることにより、制御の複雑化を招くことなく、上記自動最適化に係る処理が好適に実現(実行)されることになる。
また、前記カラーチャートの印刷位置の自動最適化に係る処理に際しては、前記色認証の対象とする画像のレイアウトを検出し、該検出される画像レイアウトに前記カラーチャートを印刷するための空き領域があるときには、該空き領域に前記カラーチャートを印刷し、前記検出される画像レイアウトに前記カラーチャートを印刷するための空き領域がないときには、前記印刷される用紙の端に前記カラーチャートを印刷する構成とすることが有効である。
前記色認証の対象とする画像のレイアウトに空き領域があるときには、前記カラーチャートをその空き領域に印刷することで、印刷用紙の節約(例えばロール紙にあっては長さの節約、また所定サイズの用紙にあっては枚数の節約など)が図られることになり、ひいては、節約されることによって生じた余剰スペースに、前述の色認証に係る情報(例えば良否判定の結果や色差など)を印刷することも可能になる。ただし、前記カラーチャートは、印刷後に切り取られることが多いので、前記カラーチャートは印刷用紙の端にあったほうが都合がよい(きれいに切り取り易い)。この点、上記構成によれば、前記色認証の対象とする画像のレイアウトに空き領域があるときには、印刷スペース(ひいては印刷用紙)の節約が図られる(カラーチャートは空き領域に印刷される)一方、こうした節約を図ることができない場合には、すなわち前記色認証の対象とする画像のレイアウトに空き領域がないときには、前記カラーチャートが印刷用紙の端に印刷されることで、同カラーチャートを印刷後に切り取る場合のことも考慮された印刷レイアウトが実現されることにもなる。
また、前記カラーチャートの印刷位置の自動最適化に係る処理に際しては、前記測色装置の測色可能範囲を検出し、該検出される測色可能範囲の外に、前記カラーチャートの印刷位置(厳密には印刷予定位置)があるときには、該カラーチャートの印刷位置(印刷予定位置)に対して、前記検出される測色可能範囲内に収めるような位置補正を行う構成とすることが有効である。
高い精度の測色を簡単な制御で行う場合、前記測色装置の測色可能な範囲は一定の制約を受けることが多い。そしてこのとき、前記カラーチャートが前記測色装置の測色可能な範囲を外れて印刷されてしまうと、十分な測色の精度が得られなかったり、あるいは全く測色することができなかったりして、いずれにしても、実質的に、上述の測色を行うことが不可能になる。この点、上記構成によれば、前記カラーチャートは、必ず前記測色装置の測色可能範囲に収まるように印刷されるようになり、ひいては、高い精度で的確に上述の測色が行われるようになる。
また、前記カラーチャートの印刷位置、および、同カラーチャートの色票レイアウト、および、同カラーチャートの色票色彩値、の少なくとも1つのユーザ設定に係る処理についてはこれを、請求項8に記載の発明によるように、これらパラメータの少なくとも1つのユーザ設定が可能な状態で所定の終了指示があるまで待機するような処理とすることが有効である。
このような構成によれば、ユーザにより所定のパラメータの設定がなされた後、所定の終了指示がなされることで、設定に必要な最小限の時間(ユーザが適宜に判断することができるため、無駄な時間を費やさなくて済む)をもって、より円滑に、次の処理へ移行することが可能になる。
また、前記カラーチャートの色票色彩値のユーザ設定、もしくは自動最適化に係る処理にあっては、基本色(例えば白)に対する単色相の色比率(割合)で規定される色票群、および、任意に定められた特定の色彩値からなる色票群、を少なくとも含んだ選択肢の中から、任意の組み合わせの色彩値、もしくは所定の条件に基づく最適な組み合わせの色彩値が、前記カラーチャートの色票色彩値として選択されるように構成することが有効である。
ところで、ひと言に色再現性といっても、これを細かくみると、実は様々な種類に分類することができる。このため、前述の色認証(測色)に用いられる色票(カラーチャート)としても、多種多様なものがある。そして一般には、例えば色認証に用いられるカラーチャートの色票色彩値として、基本色(例えば白)に対する単色相(例えば印刷装置で用いられるインクの色相や、RGB(赤・緑・青)など)の色比率(割合)で規定される色票が広く用いられている。しかしながら、印刷物の用途等によっては、こうした一般的な色票だけでなく、他の特定の色彩値についても、前述の色認証を行って、これが正しい色彩で印刷されていることを証明することが重要になる。
この点、上記構成においては、前記印刷装置で用いられるインクの色割合で定められた色票群、および、任意に定められた特定の色彩値からなる色票群、を少なくとも含んだ選択肢の中から、採用すべき色票色彩値が選ばれるようになっているため、いずれの色彩値(もしくは両方)を必要とする場合にあっても、これに柔軟に対応することができることになる。
なお、上記任意に定められた特定の色彩値としては、例えば任意のコーポレート色に相当する色彩値や、人物画で重要となる各種肌色(重要色)の色彩値、あるいは各種の色見本帳(例えば各印刷・デザインメーカから発行されているもの)による色彩値、さらには各種の色票集(例えばJIS標準色票や色彩調和便覧等)による色彩値などを用いることができる。
また、前記印刷装置が、用紙の搬送が止まった状態での印刷と用紙の搬送とを、該搬送の方向とは直交する前記用紙の幅方向のラインごとに繰り返しながら、所定の印刷用紙に対して前記任意の画像を印刷してゆくものである場合には、請求項10に記載の発明によるように、前記カラーチャートの色票レイアウトの自動最適化に係る処理において、前記印刷装置および前記測色装置による印刷位置と測色位置とを互いに整合させるべく、測色時における前記印刷用紙の搬送が止まった状態での印刷時間と、前記測色装置が前記印刷用紙の幅方向の1ラインを走査するために要する時間との時間比率に応じて、前記印刷用紙の搬送方向の単位幅あたりの色票の数を自動設定するように構成することが有効である。こうした構成によれば、1ラインごとに、前記印刷装置の印刷位置と前記測色装置の測色位置との同期が図られるようになり、ひいては、測色ミス等の防止が好適に図られるようになる。しかも、前記カラーチャートの色票レイアウトを変更することによって同期を実現しているため、測色時における印刷時間を変更する(例えば長くする)必要もなくなり、これに起因した印刷の遅延等を招くこともなくなる。
また、前記測色装置についてはこれを、前記カラーチャートの印刷後、同一用紙内に前記印刷装置が他の画像を印刷している時であれ、この印刷と同時に前記カラーチャートに対して測色を行うことができるように配設する(例えば前記印刷装置に取り付ける)ことが望ましい。
このような構成の印刷システム(印刷と測色を同時に実行することが可能なシステム)では、印刷および測色が効率よく行われる。このため、同システムは、上述の色認証の証明書(プルーフ)を、より容易且つ迅速に作成する用途に用いて、特に有効である。ただし通常、測色は、印刷用紙の搬送が止まった状態でなければ、正確に行うことができないため、このような構成の印刷システムにあっては、測色時に、前記印刷装置(特に搬送タイミング)と前記測色装置(特に走査開始・走査終了のタイミング)との同期をとる制約が生まれる。とはいえ、この点についても、上述の色認証時に、前記カラーチャートの印刷位置や色票レイアウトのユーザ設定、もしくは、その自動最適化が行われる装置であれば、測色時の同期等も考慮しつつ、前記カラーチャートの印刷位置もしくは色票レイアウトを決めることが可能になる。
また一方、特定の画像の色認証にとらわれることなく、最適なカラーチャートを用いた測色のみを目的として、任意に設定可能な色票からなるカラーチャートを印刷する印刷装置と、前記カラーチャートの測色を行う測色装置と、を直接的もしくは間接的に制御可能にして、前記カラーチャートの印刷位置、および、同カラーチャートの色票レイアウト、および、同カラーチャートの色票色彩値、の少なくとも1つのユーザ設定もしくは自動最適化に係る処理を行った後、該ユーザ設定もしくは自動最適化に基づく印刷条件に従って、前記印刷装置により、所定の印刷用紙に前記カラーチャートを印刷するとともに、この印刷されたカラーチャートを、前記測色装置をもって測色する、といった構成を有する画像出力制御装置も、上記色認証の証明書(プルーフ)を作成するために用いて特に有効である。
以下、図1〜図7を参照して、この発明に係る画像出力制御装置を具体化した一実施の形態について説明する。なお、この実施の形態に係る画像出力制御装置としても、先の特許文献1に記載される装置と同様、上述の色認証の証明書(プルーフ)を作成するために用いられる装置を想定している。
はじめに、図1を参照して、この画像出力制御装置に係る画像出力(印刷)システムの概要(概略構成)について説明する。なお、この図1は、該システムの概略構成を示すブロック図である。
同図1に示されるように、このシステムは、大きくは、例えばコンピュータ(ここではコンピュータ10)の表示装置として用いられるモニタ18と、例えばインクジェット式のカラープリンタ17と、これら画像出力機器の各出力について所定の画像処理を行うコンピュータ10(画像出力制御装置)とを有して構成されている。
また、サーバ11は、各種の画像(認証対象の目的物)や、それら画像ごとの許容色範囲情報(認証にて使用)、あるいは各種の色票(カラーチャート)、などといった諸々の情報を、データ(デジタルデータ)として、例えば番号などを振って種類(項目)別に、もしくは個別に管理しているものであり、これらのデータについてのダウンロードを一部のユーザのみに(あるいは全てのユーザに)許可することにより、ユーザの所望するデータを、適宜に提供することを可能にして構成されている。また、入力装置16は、例えばマウスやキーボード等からなるものであり、ユーザがこの入力装置16を操作することによって、上記コンピュータ10の動作へユーザの意思を適宜に反映させることができるようになっている。
また、より詳しくは、上記コンピュータ10(画像出力制御装置)は、例えばハードディスクおよびROM(リードオンリーメモリ)等からなる記憶装置12を内蔵している。そして、この記憶装置12には、例えばOS(オペレーティングシステム)やアプリケーションソフトウェアと共に、プリンタドライバやモニタドライバをはじめ、上記入力装置16のドライバ等も含めた各種のドライバ(ソフトウェア)のほか、例えばRGB(赤・緑・青)の各階調に対してそれぞれ同一色を再現するようなCMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)階調が関連付けられた色変換テーブル(LUT:ルックアップテーブル)等が格納されている。また、上記サーバ11により提供される各種情報も、適宜のインターフェースを介して、この記憶装置12に取り込まれるようになっている。
さらに、同コンピュータ10は、この記憶装置12に加え、例えばCPU(基本処理装置)やRAM(ランダムアクセスメモリ)等からなる演算装置13と、適宜の回路からなるプリンタ駆動回路14、およびモニタ駆動回路15とを有し、これらの構成要素を通じて、上記プリンタ17およびモニタ18を制御することができるように構成されている。
またここで、上記プリンタ17は、例えばC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)、c(ライトシアン)、m(ライトマゼンタ)の6色のインクをもって、所定の印刷用紙に対して、任意の画像を印刷することができるように構成されている。詳しくは、このプリンタ17により印刷が行われる際には、上記記憶装置12に格納されている色変換テーブル(LUT)を参照しつつ、RGB色空間からCMY(CMYK)色空間への色変換処理が行われることになる。
また、このプリンタ17には、例えばCPUおよびRAM等からなる制御回路17aと、適宜のセンサからなる温度センサ17bおよび湿度センサ17cと、例えば分光測色計からなる測色機17d(測色装置)と、例えばハードディスクおよびROM等からなる記憶装置17eと、が搭載されており、上記コンピュータ10との通信のもと、上記制御回路17aにより、これらの構成要素が所望に制御されるようになっている。すなわち、このプリンタ17においては、上記温度センサ17bおよび湿度センサ17cによって測定(取得)される印刷環境情報(温度・湿度)も加味しつつ、上述の色変換処理が行われることになる。また、当該プリンタ17には、印刷すべき画像として、解像度変換処理、色変換処理、ハーフトーン処理、ラスタライズ処理、等々の周知の前処理の施された画像が取り込まれるようになっている。
図2は、上記プリンタ17の構成をより詳細に示す図であり、(a)は同プリンタ17の斜視図、(b)は同プリンタ17の平面図、(c)は同プリンタ17の側面図である。
同図2に示されるように、このプリンタ17は、印刷用紙RPを受けるために設けられたエプロンEPに対して、所定のレールRLが取り付けられ、さらにこのレールRLに対して、上記測色機17dが取り付けられて構成されている。そして、印刷を行う際には、例えばロール紙からなる上記印刷用紙RPが所定の位置にセットされ、この印刷用紙を所定の方向(搬送方向)へ所定の距離ずつ搬送しつつ、同用紙RPの搬送が止まったときには、図示しない印刷ヘッド(インクジェットヘッド)を、該印刷用紙RPの幅方向(搬送方向と直交する方向)へ走査することにより、該用紙RPに対して印刷を行い、これら搬送および印刷を、上記用紙RPの幅方向のラインごとに繰り返しながら、任意の画像を上記印刷用紙RPに対して印刷してゆく。
他方、測色を行う際には、上記レールRLをガイドにして測色機17dが上記印刷用紙RPの幅方向へスライド移動(走査)しつつ、該印刷用紙RP上に印刷された色票を、すなわち例えば図2(b)に示されるようなカラーチャートCP(色相や階調の異なる複数の色票(パッチ)PTからなるチャート)を順次、上記幅方向へ測色していくことになる。
ここで、上記測色機17dは、同図2にも示されるように、例えば上記カラーチャートCPの印刷後、同一用紙(印刷用紙RP)内に上記プリンタ17が他の画像(例えば認証対象の目的物)を印刷している時であれ、この印刷と同時に、例えば上記カラーチャートCPに対して測色を行うことができるように配設されている。そして、上記測色を行う際には、こうして印刷と同時に測色を行うことにより、これら印刷および測色について、それぞれ処理の効率化が図られ、ひいてはこれが、これら各処理(印刷および測色)についての、処理時間(所要時間)の短縮(時間短縮)へつながることになる。
次に、図3〜図7を併せ参照して、上記システムにより実行される画像処理の一例、詳しくは、上記プルーフ(色認証の証明書)作成処理の一例について説明する。なお、この一連の処理は、例えば上記演算装置13や上記制御回路17a(図1)、さらには適宜のプログラム等の協働のもとに実行される。
図3は、この画像処理(プルーフ作成処理)の基本的な処理手順を示すフローチャートである。
同図3に示されるように、この一連の処理に際しては、まず、ステップS1にて、認証対象となる画像(目的物)、および、印刷・測色条件、並びに、カラーチャート(色票)の種類が、詳しくは、同カラーチャートの印刷位置、同カラーチャートの色票レイアウト、および同カラーチャートの色票色彩値が、ユーザにより選択、設定される。具体的には、例えば適宜のアプリケーションソフトウェアを立ち上げ、このソフトウェア上で、これらパラメータが選択(設定)可能とされ(例えばモニタ18の画面上に複数の選択肢(設定画面)が表示され、ユーザが上記入力装置16を通じてそのいずれかを選ぶことができるような状態とされ)、ユーザにより、所定の終了指示処理(例えば画面上の「決定」ボタンを選択する等)がなされるまで、この状態のまま待機する(ただし、ユーザにより、モニタ画面上の「キャンセル」ボタンが選択された場合には強制的にこの一連の処理を終了する)。そして、ユーザにより、上記各パラメータが選択、設定され、所定の終了指示処理がなされたときには、次のステップS2に移行する。
なお、上記画像(目的物)、および、印刷条件(例えば印刷内容(認証結果も印刷するか否か等)や、通常印刷時における印刷速度、測色時の印刷速度、記録方法(単方向印刷か双方向印刷か等)、印刷解像度、カラー/モノクロ、印刷用紙の大きさ、印刷枚数など)、および、測色条件(例えば許容色範囲情報や測色速度など)は、例えばサーバ11からダウンロード、あるいはユーザにより任意に設定される。そしてこれにより、上記認証対象となる画像(目的物)は、上記カラーチャート(色票)共々、印刷用画像として設定されることになる。
図4は、このステップS1において、ユーザにより、選択、設定されるカラーチャートの一例を示す模式図である。
同図4に示されるように、この実施の形態においては、上記カラーチャートCPが、印刷用紙RPにあって、上記目的物(画像)PCT1およびPCT3の上方(先に出力(印刷)される側)に印刷されるように、該カラーチャートCPの印刷位置が設定される(また、この印刷位置に合わせて測色開始位置も設定(自動最適化)される)。ただし、上記ステップS1においては、用紙短手端(図における上端)からの距離X1、および、用紙長手端(図における右端)からの距離Y1が、いずれもユーザにより任意に設定(例えば数値入力、あるいは予め用意(例えばサーバ11からダウンロード)された選択肢からの選択等)可能とされるため、該カラーチャートCPを印刷用紙RPの下方に配置することも可能である。
また、同図4に示されるように、このカラーチャートCPは、複数種の色票群(同種の色票PTの群れ)を有して構成されている。具体的には、このカラーチャートCPは、
・基本色(例えば白)に対する単色相の色比率(割合)で規定される2つの色票群、詳しくは、例えばプリンタ17で用いられるインクの色相(C、M、Y)およびRGB(赤・緑・青)についてそれぞれ色比率「35%」「65%」「100%」に設定された各色相領域、並びに、任意に設定された各異なる階調(グレー値)の灰色からなるグレー領域。
・上記各色相領域における単色相同士を一定の割合(例えば「1:1」)で混合した混色領域(例えば「C+M」「C+Y」「M+Y」「R+G」「R+B」「G+B」など)。
・人物画で重要となる各種肌色(重要色)の色彩値からなる肌色領域(例えば「赤みの強い肌色」「黒っぽい肌色」「白っぽい肌色」など)。
・ユーザにより任意に指定される色票群、詳しくは、例えばコーポレート色に相当する色彩値や、各種の色見本帳(例えば各印刷・デザインメーカから発行されているもの)による色彩値、または各種の色票集(例えばJIS標準色票や色彩調和便覧等)による色彩値、あるいはユーザが任意に作成(数値入力)した色彩値、などからなるユーザ指定パッチ領域。
によって構成されている。
なお、上記ステップS1においては、同カラーチャートCPの色票色彩値が、すなわち上記色票の種類が、ユーザにより任意に設定(例えば色彩値を数値入力、あるいは予め用意(例えばサーバ11からダウンロード)された選択肢(各種色票)からの選択等)可能とされるため、この実施の形態の上記一例に限られず、任意の色票色彩値を有するカラーチャートを作成(設定)することができる。
また、ここでは上記カラーチャートCPの色票レイアウトとして、正方形からなる各種の色票(パッチ)PTがそれぞれ隣接配置されて細長い矩形(2行、22列)をなすようなレイアウトを採用している(図4)が、上記ステップS1においては、こうしたレイアウトについてもこれが、ユーザにより任意に設定(例えばGUI(グラフィカルユーザインターフェース)上で作成、あるいは予め用意(例えばサーバ11からダウンロード)された選択肢からの選択等)可能とされる。そして、このカラーチャートCPの色票レイアウトを設定すると、該設定された色票レイアウトに合わせて測色範囲が設定(自動最適化)されることになる。
図5(a)〜(c)は、同カラーチャートCPの色票レイアウトの選択肢を例示する模式図である。
同図5に示されるように、このカラーチャートCPの色票レイアウトとしては、図5(a)に示す先のレイアウトのほか、様々なもの(レイアウト)を採用することができる。例えば、図5(b)や(c)に示されるように、矩形の長短辺の比を変更したもの(「4行、11列」や「22行、2列」)も、適宜に採用可能である。また、ここに図示しないレイアウト、例えば上記色票PTを、矩形状ではなく、三角形状、あるいは円環状に配置したものなども、上記カラーチャートCPの色票レイアウトとして、適宜に採用することができる。さらに、色票(パッチ)の形状・数・大きさについてもこれは、ユーザの任意に設定することができる。
このように、この実施の形態においては、上記カラーチャートCPの印刷位置、および、同カラーチャートCPの色票レイアウト、および、同カラーチャートCPの色票色彩値が、ユーザにより選択、設定され、さらに、これらパラメータの設定に併せて、上記測色条件(測色開始位置、測色範囲など)の自動最適化が行われるようになっている。
次に、ステップS2(図3)では、上記コンピュータ10から上記プリンタ17へ、上記設定された印刷データおよび測色データが送信される(プリンタ17は受信)。なお、上記コンピュータ10から上記プリンタ17へ送信されるに先立ち、印刷すべき画像データ(カラーチャートCP(色票画像)や認証対象となる画像)に対しては、上記プリンタドライバ(ソフトウェア)を通じて、周知の前処理(解像度変換処理、色変換処理、ハーフトーン処理、ラスタライズ処理、等々)が施されることになる。そして、この処理済の画像データに対して、上記印刷条件および上記測色条件が付加(関連付け)され、これが1つのジョブとして、上記プリンタ17へ送信されることになる。
次に、ステップS3(図3)では、通常の印刷速度(通常印刷時における印刷速度)で、上記プリンタ17により、上記カラーチャートCPが印刷される。次いで、続くステップS4では、測色開始位置および測色範囲を、さらに続くステップS5では、測色時の印刷速度を、それぞれ確認し、これらを認証対象の目的物の内容と照らし合わせることにより、測色時の印刷ヘッド走査時間(印刷用紙RPの搬送が止まった状態での印刷時間)を求める。そして、続くステップS6において、上記測色時の印刷ヘッド走査時間が、上記測色機17dの走査時間(同測色機17dが印刷用紙RPの幅方向の1ラインを走査するために要する時間)よりも短いか否かが判断されることになる(ちなみにこの判断手段は、例えば上記演算装置13や適宜のソフトウェア等によって実現)。
ここで、同ステップS6において、短いと判断されたときには、次に、続くステップS61で、上記測色時の印刷ヘッド走査時間のほうを変更(更新)してこれを、上記測色機17dの走査時間へ同期(整合)させる。他方、上記ステップS6において、短くない(長い、もしくは同じ)と判断されたときには、続くステップS62で、上記測色機17dの走査時間のほうを変更(更新)してこれを、上記測色時の印刷ヘッド走査時間へ同期(整合)させる(ちなみに初めから同一の場合は、実質的に、この処理は割愛されることになる)。すなわち、ここでは、短いほうの時間を長いほうの時間へ合わせる(すなわち、印刷ヘッドもしくは測色機17dに対して待ち時間を設定する)ことにより、測色時の印刷ヘッド走査時間と測色機17dの走査時間とを同期させるようにしている。ちなみに、印刷インクを乾燥(安定化)させるための待ち時間を設定する場合などには、おのずと上記印刷ヘッド走査時間が長くなるため、ステップS62において、上記測色機17dに対して乾燥待ち時間が設定されることになる。
そして、続くステップS7では、こうして設定された測色時の印刷ヘッド走査時間および測色機17dの走査時間により、上記目的物(色認証の対象とする画像)の印刷、および、上記カラーチャートCPの測色が、同時に行われることになる。図6に、上記プリンタ17および測色機17dにより、印刷と測色とが同時に行われるときの一態様を示す。
同図6に示されるように、測色時にあっては、上記測色機17dにより上記カラーチャートCPの測色(測色値を例えばL*a*b*値として取得)が行われつつ、上記プリンタ17の印刷ヘッドPHDにより、目的物(画像)PCT1〜PCT3の印刷が行われることになる。なお、この測色においては、例えば上記測色機17dにより、所定周期で測色値を取得し、走査中に取得されるこの周期的な測色値に基づいて、印刷用紙RP(紙地)と色票(パッチ)PTとの切り替わり、ひいては測色対象とする色票(パッチ)PTの切り替わりを検出することにする。こうすることで、測色機17dの走査方向(用紙短手方向)については、上記周期的な測色値から測色開始位置を検出することが可能になり、印刷用紙RPの搬送方向(用紙長手方向)についての測色開始位置さえ分かっていれば、測色開始位置を特定することができるようになる。また、測色開始後においては、上記周期的な測色値に基づいて、いずれの色票(パッチ)PTを対象にして測色を行っているかを、すなわち測色中の色票PTのアドレスを、常に把握することができるようになる。また、さらに上記カラーチャートCPの色票の形状・数・大きさ等を予め把握しておけば、測色中(走査中)、これらの情報に基づいて、次に測色される色票を逐次予測し、予期される色票と異なる色票を認識したときには、異常である旨の判定(異常検出)をして、当該測色を停止させることもできる。すなわち、こうすることで、信頼性の高い測色を実現することも可能である。
そして、このステップS7における測色が終了すると、印刷の終了を待つことなく、続くステップS8に移行し、その測色結果の良否(適合/不適合)を判定するか否かが判断される。具体的には、この判定の「実行/非実行」は、例えばアプリケーションソフトウェア上で、上記入力装置16を通じてユーザにより選択(設定)される。すなわち、同ステップS8においては、このときユーザにより「実行/非実行」のいずれが選択されたかが判断されることになる。
そして、このステップS8において、上記判定を実行すると判断されたときには、続くステップS811において、上記測色の結果である測色値(プリンタ17の色再現特性に相当)が許容色範囲内にあるか否かに基づいて、同結果が正常であるか否かの判定(測色結果の良否判定)が行われる。具体的には、例えば測色された全ての色票(カラーチャートCP上の全ての色票)について、それぞれ正規の色彩値(目標色彩値)と上記測色値(測色色彩値)との色差(ΔE)を求め、これら色差の平均値が、所定の許容色範囲(例えば「ΔE≦3」)にあるか否かが判定される。そして、この判定(色認証)は、例えば上記制御回路17a(図1)と、上記記憶装置17eに搭載されたソフトウェアとの協働のもとに行われる。すなわち、この実施の形態においては、これら制御回路17a等が、色判定手段に相当する。
なお、ここで示した判定態様はあくまで一例であり、用途等に応じて任意の判定態様を採用することができる。
例えば、上記判定の対象は、上記カラーチャートCP上の全ての色票についての色差の平均値に限定されることなく、例えばこれら色票の全ての色差について、それぞれ上記所定の許容色範囲内にあるか否かを判定するようにしてもよい。また、上記平均値だけではなく最大値についてもこれを、上記判定の対象にすることもできる。さらに、上記判定に用いられる許容色範囲も、上記色差の範囲に限定されることなく、例えば色彩値などで指定する(例えば三刺激値についてそれぞれ許容色範囲(基準色彩値から許容される誤差範囲)を設定する)ことができる。そしてこの場合は、上記カラーチャートCPの色票色彩値を設定したとき(ステップS1)に、該設定された色票色彩値(基準値)に合わせて上記許容色範囲を設定(自動最適化)する構成なども有効である。
そして、このステップS811における判定で、上記測色の結果が正常である(測色値が許容色範囲内にある)旨の判定がなされたときには、続くステップS812において、印刷(通常の印刷速度による印刷)および測定(測色値の計算(演算)等)が終了するまで待機し、この処理の完了をもって、上記一連の処理を終了することになる。
図7は、このステップS812の完了をもって作成されたプルーフ(色認証の証明書)の一例を示す模式図である。
同図7に示されるように、上記ステップS812においては、上記印刷用紙RP上に、上記カラーチャートCP、並びに、目的物(色認証の対象とする画像)PCT1〜PCT3のほか、上記測色の結果(測色値・平均値・最大値など)、および、上記測色結果の良否判定(色認証)の結果(OK/NG(ノーグッド))などが印刷される。具体的には、測色日時「06/01/12」、プリンタ17の機種名「PX−xx」、プリンタ17のシリアル番号(S/No)「XXXX」、この色認証結果の格納先(例えば測色後にサーバ11へ出力)「XXX.txt」、そして認証結果(判定結果)「OK」、並びに、カラーチャートCP上の全ての色票PT(「1〜44」はアドレスに相当)についてそれぞれの測色値(色差)、および、同色票PTのグループ(ここでは単色・混色・全体)ごとの平均値(Ave)・最大値(Max)、印刷用紙RPの測色値などが印刷され、これが上記プルーフ(色認証の証明書)として、例えば印刷物の品質証明等に用いられることになる。
また一方、上記ステップS8において、上記判定を実行しないと判断されたときには、ステップS821に進み、同ステップS821において、測定(色認証に係る処理)を終了するとともに、続くステップS822にて、通常の印刷速度で、目的物(色認証の対象とする画像)が印刷され、この処理(印刷)の完了(ステップS823)をもって、上記一連の処理を終了することになる。
他方、上記ステップS811における判定で、上記測色の結果が正常でない旨の判定がなされたときには、ステップS831に進み、同ステップS831において、測定(色認証に係る処理)を終了するとともに、続くステップS832にて、上記目的物(色認証の対象とする画像)の印刷が途中であっても、その印刷処理が中断(中止)される(ちなみに、目的物の印刷が始まる前であれば、次に予定されている目的物の印刷が中止される)。そして次に、ステップS833に進み、正常である旨の判定がなされた場合と同様、上記測色の結果(測色値・平均値・最大値など)や、上記測色結果の良否判定の結果(例えば「NG」)等が印刷されて、この処理(印刷)の完了(ステップS834)をもって、上記一連の処理を終了することになる。
以上説明したように、この実施の形態に係る画像出力制御装置によれば、以下のような優れた効果が得られるようになる。
(1)任意に設定された目的物(色認証の対象とする画像)PCT1〜PCT3の色認証を行う際に、カラーチャートCPの印刷位置、および、同カラーチャートCPの色票レイアウト、および、同カラーチャートCPの色票色彩値、のユーザ設定に係る処理を行い、該ユーザ設定に基づく印刷条件に従って印刷されたカラーチャートCPを、上記測色機17d(測色装置)をもって測色する構成とした。これにより、用途に応じて最適なかたちで上記色認証が行われることになる。
(2)上記測色機17dによる測色について、該測色の結果が正常であるときには、上記カラーチャートCPおよび上記目的物(色認証の対象とする画像)PCT1〜PCT3、さらには色認証の結果(測色結果や良否判定の結果等)などを、単一の用紙内にひと続きに印刷する構成とした。これにより、色認証の証明書(プルーフ)が、より容易且つ的確に作成されるようになる。
(3)しかも、認証に用いられる上記カラーチャートCPの、印刷位置や、色票レイアウト、色票色彩値が、ユーザの任意に最適に設定されることで、ユーザの嗜好が反映されることになる。
(4)さらに、上記カラーチャートCPの各パラメータをユーザの任意に設定することができるため、上記プリンタ17や測色機17dをはじめとする各種ハードウェア(部品)の変更(例えば機種変更)等があった場合にあっても、これに柔軟に対応することができるようになる。
(5)また、これらパラメータの設定に併せて、さらに測色条件(測色開始位置、測色範囲、許容色範囲など)の自動最適化を行うようにしたことで、上記カラーチャートに係る各パラメータ(印刷位置、色票レイアウト、色票色彩値)に応じて最適な測色条件が自動的に設定されることになる。
(6)測色の結果が許容色範囲内にあるか否かに基づいて同結果が正常であるか否かを判定する色判定手段を設け(例えば上記制御回路17aや適宜のソフトウェア等によって実現)、該色判定手段により測色の結果が正常ではないと判定されたときには、上記カラーチャートCPの印刷後に予定されている、もしくは同カラーチャートCPの印刷後に印刷中の、目的物(色認証の対象とする画像)の印刷を中止し(図3のステップS832)、該色判定手段により測色の結果が正常であると判定されたときには、上記目的物の印刷と共に、該判定の結果の印刷も行う(図3のステップS812)構成とした。このように、測色の結果が正常でないときに、上記目的物についてはこれを印刷しないまま終了することで、上記プリンタ17に係るインク等の消耗品の節約が図られることになる。また、測色の結果が正常であるときには、上記色認証の判定結果(適合もしくは不適合)も、目的物(色認証の対象とする画像)と併せて印刷することによって、付加価値の高いプルーフが自動的に作成されることになる。
(7)上記カラーチャートCPの印刷位置、および、同カラーチャートCPの色票レイアウト、および、同カラーチャートCPの色票色彩値、のユーザ設定に係る処理を、これらパラメータのユーザ設定が可能な状態で所定の終了指示があるまで待機するような処理(図3のステップS1)とすることとした。これにより、設定に必要な最小限の時間(ユーザが適宜に判断することができるため、無駄な時間を費やさなくて済む)をもって、より円滑に、次の処理へ移行することが可能になる。ただし、この構成は必須ではなく、例えばユーザからの終了指示を待つことなく、適宜のタイマー設定により、所定時間の経過をもって、このユーザ設定に係る処理を終了するように構成してもよい。
(8)上記カラーチャートCPの色票色彩値のユーザ設定に係る処理において、基本色(例えば白)に対する単色相の色比率(割合)で規定される色票群、および、任意に定められた特定の色彩値からなる色票群、を含んだ選択肢の中から、任意の組み合わせの色彩値が、上記カラーチャートCPの色票色彩値として選択されるように構成した。これにより、これら色票群のいずれ(もしくは両方)を必要とする場合(用途)にあっても、柔軟に対応することができることになる。
(9)上記測色機17dを、上記カラーチャートCPの印刷後、同一用紙(印刷用紙RP)内に上記プリンタ17が他の画像(例えば認証対象の目的物)を印刷している時であれ、この印刷と同時にカラーチャートCPに対して測色を行うことができるように配設した。これにより、上記印刷および測色が効率よく行われるようになり、もって、上述の色認証の証明書(プルーフ)についてもこれを、より容易且つ迅速に作成することができるようになる。
なお、上記実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記ステップS811における判定で、上記測色の結果が正常でない旨の判定がなされたときに、上記プリンタ17に対して所定の色回復処理(キャリブレーション)を実行するようにしてもよい。このような構成は、上記プリンタ17の色再現特性を適正に保つ上で有益である。
・上記作成されるプルーフ(色認証の証明書)は、先の図7に例示したものに限られることはない。例えば、同図7における色認証結果印刷部分を、図8(a)〜(d)および図9(a)〜(d)に示されるような態様に変更するようにしてもよい。
すなわち、例えば同図8(a)に示されるように、測色結果の良否判定(色認証)の結果(OK/NG)を割愛するようにしてもよい。なおここでは、各色票(パッチ)PTの種類を上記カラーチャートCP上のアドレス(「A1〜V1」「A2〜V2」)によって区別して表示している。また、上記ユーザ指定パッチについては、その色を特定するための情報(例えば色見本の種類と色票の種類「色見本A オレンジ」「色見本B ダークブルー」、あるいは表色系の種類と色彩値「L*a*b*(50、−70、20)」「L*a*b*(20、30、−40)」など)も表示するようにしている。さらに、このユーザ指定パッチ以外の色票(定義パッチ)については、予めファイル(ファイル名「PX−9xxx_PGPP_2814_Standard」)として用意されているものを、上記サーバ11からダウンロードする(プルーフにはこのファイル名も印刷する)ようにしている。
また、図8(b)〜(d)に示されるように、不必要な情報については、適宜に割愛するようにしてもよい。例えば、図8(b)および(c)に示すように、所定の色票群(全体、グレー、肌色、C、M、Y、R、G、B)ごとの平均値や最大値のみを表示することもできる。あるいは、図8(d)に示すように、全体(カラーチャートCP上の全ての色票)の平均値および最大値だけを表示するようにしてもよい。
図9(a)〜(d)は、それぞれ図3のステップS811における判定で上記測色の結果が正常でない旨の判定がなされた場合のプルーフ(色認証の証明書)の一例を示す模式図である。
同図9(a)〜(d)に示されるように、上記判定で測色の結果が正常でない旨の判定がなされた場合には、測色結果の良否判定(色認証)の結果として「NG」表示が印刷される。また、例えば図9(a)および(b)に示すように、正常でない部分(V1、Y)を枠(図中に破線で示す)で囲って視覚的に認識可能なように明示すれば、測色の結果が多数ある場合であれ、容易に不適合部分を確認する(視覚的に認識する)ことが可能になる。また、図9(c)に示すように、正常な部分(全体(Ave))のほうを枠(図中に破線で示す)で囲うことにより、正常でない部分を視覚的に認識可能なように明示することもできる。さらに、図9(d)に示すように、正常でない部分(全体(Max))に印「(H1)」をつけるようにしてもよい。そしてこの場合、測色値が許容色範囲よりも大きい(上限値以上)ときには、例えば印「(H1)」(2以上ある場合は「(H2)」「(H3)」…)を、測色値が許容色範囲よりも小さい(下限値以上)ときには、例えば印「(L1)」(2以上ある場合は「(L2)」「(L3)」…)を、といったように、測色値の大小を明示することも有効である。また、ここには図示しないが、印刷の色を変える(例えば正常な部分を「黒色」、正常でない部分を「赤色」で印刷する等)ことによって、正常でない部分を視覚的に認識可能なように明示することもできる。
・上記実施の形態では、カラーチャートCPの印刷位置、および、同カラーチャートCPの色票レイアウト、および、同カラーチャートCPの色票色彩値が、ユーザによって設定されるようにした。しかし、これらパラメータの全てが設定可能である必要はなく、これらパラメータの少なくとも1つが設定可能な構成であれば、前記(1)の効果に準ずる効果は得ることができる。
・また、これらパラメータのユーザ設定に係る処理ではなく、例えば印刷要件等に応じて自動最適化に係る処理を行うようにして、これらパラメータを最適なものに自動設定するようにしてもよい。そして、この自動最適化に係る処理は、例えば、予め定められた複数の条件に対してそれぞれ所定の処理が一意的に定められている処理テーブルを設け、これら複数の条件のいずれに該当するかを判断する(この判断手段は、例えば上記演算装置13や適宜のソフトウェア等によって実現)とともに、上記処理テーブルを参照して、上記判断により該当するとされた条件について定められた所定の処理を実行する構成とすることによって実現することができる。
図10は、この自動最適化に係る処理において用いられる処理テーブルの一例を示す図表である。
同図10に示されるように、このテーブルにおいては、顧客(A社、B社、…、その他)、製品(本、グラビア、…)などの条件に対して、それぞれ所定の処理が、すなわち上記カラーチャートCPの種類(パターンA1、パターンA2、…、パターンX2)や、測色条件としての許容色範囲(範囲A1、範囲A2、…、範囲X2)を設定する処理が一意的に定められている。そして、こうしたテーブルを用いることにより、制御の複雑化を招くことなく、上記自動最適化に係る処理が好適に実現(実行)されることになる。
また、上記処理テーブルにおける条件として、認証対象となる画像(目的物)の種類などを用いることにより、画像(目的物)の種類に応じて最も重要性(もしくは使用頻度)の高い色彩値を、上記カラーチャートCPの色票色彩値として設定する(例えば人物画なら肌色の色彩値を設定する等)ようにしてもよい。こうすることで、上記認証対象の画像(目的物)の種類に依存する測色内容等も考慮して、上記カラーチャートCPの色票色彩値を決めることが可能になる。
なお、上記処理テーブルにおける条件に係る情報(顧客情報等)は、例えば認証対象となる画像(目的物)に付けて、上記サーバ11からダウンロードすることができる。もっとも、上記処理テーブルにおいてこれら各条件に一意的に定められる処理についてもこれを、上記画像(目的物)に付けて、上記サーバ11からダウンロードするようにすれば、こうしたテーブル自体を必要とすることなく、上記自動最適化に係る処理を好適に実現(実行)することも可能になる。
・また、上記カラーチャートCPの印刷位置について上記自動最適化を行う場合には、例えば目的物(色認証の対象とする画像)のレイアウトを検出し、該検出される画像レイアウトに上記カラーチャートCPを印刷するための空き領域があるときには、該空き領域に該カラーチャートCPを印刷し、空き領域がないときには、印刷用紙RPの端に上記カラーチャートCPを印刷する構成とすることも有効である。
以下、図11を参照して、この自動最適化に係る処理について、さらに詳しく説明する。なお、図11は、上記目的物(色認証の対象とする画像)のレイアウト例を示す模式図である。
すなわち、同図11に示されるように、目的物(色認証の対象とする画像)PCT1およびPCT3のレイアウトに空き領域SPCがあるときには、ここに、カラーチャートCPを印刷することとする。他方、例えば先の図7に示したレイアウトのように、空き領域がない場合には、例えば同図7に示されるような態様で、印刷用紙RPの端に上記カラーチャートCPを印刷することとする。
このように、目的物(色認証の対象とする画像)のレイアウトに空き領域があるときには、上記カラーチャートCPをその空き領域に印刷することで、印刷用紙RPの節約(例えばロール紙にあっては長さの節約、また所定サイズの用紙にあっては枚数の節約など)が図られることになり、ひいては、節約されることによって生じた余剰スペースに、前述の色認証に係る情報(例えば良否判定の結果や色差など)を印刷することも可能になる。しかも、目的物(色認証の対象とする画像)のレイアウトに空き領域がないときには、上記カラーチャートCPが印刷用紙RPの端に印刷されることで、同カラーチャートCPを印刷後に切り取る場合のことも考慮された印刷レイアウトが実現されることにもなる。
・また、上記カラーチャートCPの印刷位置について上記自動最適化を行う場合には、例えば測色機17dの測色可能範囲(例えば印刷用紙上のどの範囲まで印刷することができるか等)を検出し、該検出される測色可能範囲の外に、上記カラーチャートCPの印刷位置(厳密には印刷予定位置)があるときには、該カラーチャートCPの印刷位置(印刷予定位置)に対して、上記検出される測色可能範囲内に収めるような位置補正を行う構成とすることが有効である。これにより、上記カラーチャートCPは、必ず上記測色機17dの測色可能範囲に収まるように印刷されるようになり、ひいては、高い精度で的確に上述の測色が行われる(測色の信頼性が向上する)ようになる。
・上記実施の形態では、印刷ヘッドPHD(図6)もしくは測色機17d(図6)に対して待ち時間を設定することにより、測色時の印刷ヘッド走査時間と測色機17dの走査時間とを同期させるようにした(ステップS61およびS62)。しかし、上記カラーチャートCPの色票レイアウトを自動最適化することによって、これらプリンタ17および測色機17dによる印刷位置と測色位置とを互いに整合(同期)させることもできる。例えば、上記測色時の印刷ヘッド走査時間(印刷用紙RPの搬送が止まった状態での印刷時間)と、上記測色機17dの走査時間(同測色機17dが印刷用紙RPの幅方向の1ラインを走査するために要する時間)との時間比率に応じて、印刷用紙RPの搬送方向の単位幅あたりの色票の数を自動設定するように構成することで、両者の整合(同期)を図ることもできる。また、これら(待ち時間の設定および色票レイアウトの変更)を組み合わせて、ユーザがこれらのいずれを使用するかを選ぶ(設定する)ことができるように構成してもよい。
図12(a)〜(d)に、この自動最適化に係る処理に用いられるカラーチャートについてその色票レイアウトの選択肢を例示する。なお、同図12中の破線矢印は、測色時における測色機17dの走査方向を示すものである。
すなわち、例えば図12(a)に示すカラーチャートCPにおいては、印刷用紙RPの搬送方向の単位幅あたりの色票の数が「1行あたり20個」となっている。そしてここで、例えばこのカラーチャートCPにより同期したときの走査時間比率「測色機17dの走査時間/測色時の印刷ヘッド走査時間」を「1」とすると、この比率が「2」になったときには、もはや同期の関係が得られなくなる。しかしここで、前述のように、例えば図12(b)に示すカラーチャートCPへ色票レイアウトを自動最適化することとすれば、上記搬送方向の単位幅あたりの色票の数が「1行あたり10個」となることによって、測色機17dの走査時間が半分(1/2)に短縮され、結果、上記走査時間比率が「1」に戻って、再び同期の関係が得られることとなる。また同様に、この走査時間比率が「3」になったときには、例えば図12(c)に示すカラーチャートCP(搬送方向の単位幅あたりの色票の数は「1行あたり6個」)へ、また、同比率が「1.5」になったときには、例えば図12(d)に示すカラーチャートCP(搬送方向の単位幅あたりの色票の数は「1.5行あたり20個」)へ、それぞれ色票レイアウトを自動最適化することによって、再び同期の関係が得られるようになる。
このように、測色時の印刷ヘッド走査時間と、測色機17dの走査時間との時間比率(走査時間比率)に応じて、印刷用紙RPの搬送方向の単位幅あたりの色票の数を自動設定するように構成することとすれば、1ラインごとに、上記プリンタ17の印刷位置と上記測色機17dの測色位置との同期が図られるようになり、ひいては、測色ミス等の防止が好適に図られるようになる。しかも、測色時における印刷時間を変更する(待ち時間を設定する)必要もなくなるため、ひいては、これに起因した印刷の遅延等を招くこともなくなることとなる。
・上記実施の形態では、目的物(色認証の対象とする画像)PCT1〜PCT3についてもこれを、カラーチャートCPと共に印刷することとしたが、この目的物の印刷を割愛して、カラーチャートのみを印刷、測色するようにしてもよい。
・また、上記各パラメータについて、すなわちカラーチャートの印刷位置、および、カラーチャートの色票レイアウト、および、カラーチャートの色票色彩値、の少なくとも1つについて、上述のユーザ設定に係る処理、もしくは上述の自動最適化に係る処理を行う場合には、特定の画像の色認証にとらわれることなく(すなわち、画像の色認証自体を行わず)、最適なカラーチャートを用いた測色のみを目的として、これらパラメータの自動最適化に係る処理を行うようにしてもよい。
・上記実施の形態では、印刷用紙RPとしてロール紙を採用するようにした。しかし、この発明に使用する印刷用紙の種類は任意であり、例えば所定サイズ(A4、B5など)の印刷用紙を採用するようにしてもよい。そしてこの場合、上記カラーチャートCPおよび目的物(色認証の対象とする画像)PCT1〜PCT3、さらには認証結果(測色結果や判定結果等)などを、単一の用紙内ではなく、複数の用紙にわたってひと続きに印刷することによっても、上記色認証の証明書(プルーフ)を作成することができる。ただし、単一の用紙内に収めたほうが見栄えは良い。
・上記実施の形態では、コンピュータ10(画像出力制御装置)が、上記プリンタ17を介して間接的に測色機17dを制御可能とするような構成であった(図1)。しかし、直接的であっても、あるいは間接的であっても、該コンピュータ10により上記プリンタ17および測色機17dが制御可能な構成であれば足りる。すなわち、例えばこれらプリンタ17および測色機17dが上記コンピュータ10に直接的に通信可能に接続され、該コンピュータ10により各装置がそれぞれ直接的に制御される構成であってもよい。
・上記画像出力制御装置(コンピュータ10)を、上記プリンタ17に搭載する(例えば一体的に内蔵する)ようにしてもよい。
・上記プリンタ17は、インクジェット式のカラープリンタに限定されることはなく、任意の印刷装置で代替することができる。
・また、測色機17dも、上記分光測色計に限定されることはなく、任意の測色装置で代替することができる。
この発明に係る画像出力制御装置の一実施の形態について、この装置に係る画像出力(印刷)システムの概要(概略構成)を模式的に示すブロック図。 上記システムに用いられるプリンタの構成を模式的に示す図であって、(a)は同プリンタの斜視図、(b)は同プリンタの平面図、(c)は同プリンタの側面図。 同実施の形態に係る画像処理(プルーフ作成処理)の基本的な処理手順を示すフローチャート。 図3のステップS1において、ユーザにより、選択、設定されるカラーチャートの一例を示す模式図。 (a)〜(c)は、同カラーチャートの色票レイアウトの選択肢を例示する模式図。 印刷と測色とが同時に行われるときの一態様を示す模式図。 図3のステップS812の完了をもって作成されたプルーフ(色認証の証明書)の一例を示す模式図。 上記作成されるプルーフ(色認証の証明書)の変形例を示す模式図。 上記作成されるプルーフ(色認証の証明書)の変形例を示す模式図。 上記カラーチャートの各パラメータについての自動最適化に係る処理において用いられる処理テーブルの一例を示す図表。 同自動最適化に係る処理の変形例を示す模式図。 (a)〜(d)は、同自動最適化に係る処理の別の変形例を示す模式図。
符号の説明
10…コンピュータ、11…サーバ、12…記憶装置、13…演算装置、14…プリンタ駆動回路、15…モニタ駆動回路、16…入力装置、17…プリンタ(カラープリンタ)、17a…制御回路、17b…温度センサ、17c…湿度センサ、17d…測色機、17e…記憶装置、18…モニタ、CP…カラーチャート、EP…エプロン、PT…色票(パッチ)、PHD…印刷ヘッド、PCT1〜PCT3…目的物(色認証の対象とする画像)、RL…レール、RP…印刷用紙。

Claims (7)

  1. 用紙の搬送が止まった状態での印刷と用紙の搬送とを、該搬送の方向とは直交する前記用紙の幅方向のラインごとに繰り返しながら、所定の印刷用紙に対して任意に設定可能な色票からなるカラーチャートを印刷する印刷装置と、前記用紙送り方向と直交する方向に移動して、前記カラーチャートの測色を行う測色装置と、を制御する、画像出力制御装置であって、
    任意に設定される画像の色認証を行う際に、前記カラーチャートの印刷位置、および、同カラーチャートの色票レイアウト、および、同カラーチャートの色票色彩値、の少なくとも1つのユーザ設定もしくは自動最適化に係る処理を行うとともに、前記カラーチャートの印刷位置の自動最適化に係る処理に際して、前記色認証の対象とする画像のレイアウトを検出し、前記検出される画像レイアウトに前記カラーチャートを印刷するための空き領域があるときには、ユーザ設定もしくは自動最適化に基づく印刷条件に従って、前記印刷装置に該空き領域へ前記カラーチャートを印刷させ、前記検出される画像レイアウトに前記カラーチャートを印刷するための空き領域がないときには、ユーザ設定もしくは自動最適化に基づく印刷条件に従って、前記印刷装置に前記印刷される用紙の端へ前記カラーチャートを印刷させる第一の手段と、
    前記印刷されたカラーチャートを、前記測色装置に測色させる第二の手段と、
    前記印刷装置における前記印刷時の印刷ヘッドの走査時間と前記測色装置における測色時間とを対比して、前記対比した時間の内、短い方の時間を長い方の時間に合わせるよう、前記印刷ヘッドの走査時間と前記測色時間との同期を取る第三の手段と、を有することを特徴とする画像出力制御装置。
  2. 前記測色の結果が許容色範囲内にあるか否かに基づいて同結果が正常であるか否かを判定する色判定手段を備え、該色判定手段により前記測色装置による測色の結果が正常ではないと判定されたときには、前記第一の手段は、前記カラーチャートの印刷後に予定されている、もしくは前記カラーチャートの印刷後に印刷中の、前記色認証の対象とする画像の印刷を中止させ、少なくとも該色判定手段により前記測色の結果が正常であると判定されたときには、前記色認証の対象とする画像の印刷と共に、該判定の結果の印刷も行わせることを特徴とする請求項1に記載の画像出力制御装置。
  3. 前記測色の結果が許容色範囲内にあるか否かに基づいて同結果が正常であるか否かを判定する色判定手段を備え、少なくとも該色判定手段により前記測色装置による測色の結果が正常でないと判定されたときには、前記第一の手段は、前記色認証の対象とする画像の印刷と共に、前記測色の結果の印刷も行い、正常でない部分を視覚的に認識可能なように明示させることを特徴とする請求項1に記載の画像出力制御装置。
  4. 前記第一の手段は、前記カラーチャートの色票レイアウトの自動最適化に係る処理にあっては、前記印刷装置および前記測色装置による印刷位置と測色位置とを互いに整合させるべく、測色時における前記印刷用紙の搬送が止まった状態での印刷時間と、前記測色装置が前記印刷用紙の幅方向の1ラインを走査するために要する時間との時間比率に応じて、前記印刷用紙の搬送方向の単位幅あたりの色票の数を自動設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像出力制御装置。
  5. 用紙の搬送が止まった状態での印刷と用紙の搬送とを、該搬送の方向とは直交する前記用紙の幅方向のラインごとに繰り返しながら、所定の印刷用紙に対して任意に設定可能な色票からなるカラーチャートを印刷する印刷装置と、前記用紙送り方向と直交する方向に移動して、前記カラーチャートの測色を行う測色装置とを制御する、画像出力制御装置であって、
    任意に設定される画像の色認証を行う際に、前記カラーチャートの印刷位置、および、同カラーチャートの色票レイアウト、および、同カラーチャートの色票色彩値、の少なくとも1つのユーザ設定もしくは自動最適化に係る処理を行い、前記カラーチャートの色票レイアウトの自動最適化に係る処理にあっては、前記印刷装置および前記測色装置による印刷位置と測色位置とを互いに整合させるべく、測色時における前記印刷用紙の搬送が止まった状態での印刷時間と、前記測色装置が前記印刷用紙の幅方向の1ラインを走査するために要する時間との時間比率に応じて、前記印刷用紙の搬送方向の単位幅あたりの色票の数を自動設定し、前記ユーザ設定もしくは自動最適化に基づく印刷条件に従って、前記印刷装置に、前記カラーチャートを、画像の印刷位置よりも用紙の搬送方向上流側であり、各パッチが前記測色装置の移動方向に並んで形成されるよう印刷させる第一の手段と、
    前記印刷されたカラーチャートを、前記測色装置に測色させる第二の手段と、
    色判定手段により、前記測色の結果が正常でない旨の判定がなされた場合、印刷が途中であってもその印刷処理を中断させる第四の手段と、を有する
    ことを特徴とする画像出力制御装置。
  6. 用紙の搬送が止まった状態での印刷と用紙の搬送とを、該搬送の方向とは直交する前記用紙の幅方向のラインごとに繰り返しながら、所定の印刷用紙に対して任意に設定可能な色票からなるカラーチャートを印刷する印刷装置と、前記用紙送り方向と直交する方向に移動して、前記カラーチャートの測色を行う測色装置と、を制御する画像出力制御方であって、
    第一の手段により、任意に設定される画像の色認証を行う際に、前記カラーチャートの印刷位置、および、同カラーチャートの色票レイアウト、および、同カラーチャートの色票色彩値、の少なくとも1つのユーザ設定もしくは自動最適化に係る処理を行い、前記カラーチャートの印刷位置の自動最適化に係る処理に際して、前記色認証の対象とする画像のレイアウトを検出し、前記カラーチャートを印刷させるに際し、前記検出される画像レイアウトに前記カラーチャートを印刷するための空き領域があるときには、前記ユーザ設定もしくは自動最適化に基づく印刷条件に従って、前記印刷装置に該空き領域へ前記カラーチャートを印刷させ、前記検出される画像レイアウトに前記カラーチャートを印刷するための空き領域がないときには、前記ユーザ設定もしくは自動最適化に基づく印刷条件に従って、前記印刷装置に前記印刷される用紙の端へ前記カラーチャートを印刷させ、
    第二の手段により、前記印刷されたカラーチャートを、前記測色装置に測色させ、
    第三の手段により、前記印刷装置における前記印刷時の印刷ヘッドの走査時間と前記測色装置における測色時間とを対比して、前記対比した時間の内、短い方の時間を長い方の時間に合わせるよう、前記印刷ヘッドの走査時間と前記測色時間との同期を取る、ことを特徴とする画像出力制御方法
  7. 用紙の搬送が止まった状態での印刷と用紙の搬送とを、該搬送の方向とは直交する前記用紙の幅方向のラインごとに繰り返しながら、所定の印刷用紙に対して任意に設定可能な色票からなるカラーチャートを印刷する印刷装置と、前記用紙送り方向と直交する方向に移動して、前記カラーチャートの測色を行う測色装置とを制御する、画像出力制御方法であって、
    第一の手段により、任意に設定される画像の色認証を行う際に、前記カラーチャートの印刷位置、および、同カラーチャートの色票レイアウト、および、同カラーチャートの色票色彩値、の少なくとも1つのユーザ設定もしくは自動最適化に係る処理を行うとともに、前記カラーチャートの色票レイアウトの自動最適化に係る処理にあっては、前記印刷装置および前記測色装置による印刷位置と測色位置とを互いに整合させるべく、測色時における前記印刷用紙の搬送が止まった状態での印刷時間と、前記測色装置が前記印刷用紙の幅方向の1ラインを走査するために要する時間との時間比率に応じて、前記印刷用紙の搬送方向の単位幅あたりの色票の数を自動設定し、前記ユーザ設定もしくは自動最適化に基づく印刷条件に従って、前記印刷装置に、前記カラーチャートを、画像の印刷位置よりも用紙の搬送方向上流側であり、各パッチが前記測色装置の移動方向に並んで形成されるよう印刷させ、
    第二の手段により、前記印刷されたカラーチャートを、前記測色装置に測色させ、
    第四の手段により、色判定手段による前記測色の結果が正常でない旨の判定がなされた場合、印刷が途中であってもその印刷処理を中断させる、ことを特徴とする画像出力制御方法。
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