JP2023136956A - システム、情報処理装置とその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザーが色検証の結果に応じて実行すべき調整機能を把握することなく、色品質の検証結果に応じて、画像形成装置で実行すべき調整機能を特定することを目的とする。【解決手段】 画像形成装置で出力したシートを測色した測色値を用いて、色検証を行い、前記色検証の結果に応じて、複数の調整機能のうち、画像形成装置あるいは、画像形成装置と接続された画像処理装置で実行すべき調整機能を決定する。【選択図】 図5

Description

本発明は、印刷物の色品質の検証を行うシステムに関するものである。
画像形成装置で印刷した印刷物の色品質を検証するための方法として、いくつかの色パッチを印刷したチャートを測色機で読み取り、読み取った情報(測色値)を印刷業界の色標準・基準や印刷会社が独自に定めた色標準・基準との比較をする方法がある。この方法では、比較した結果から、一般的には全パッチの平均の色差や全パッチ内の最大の色差を算出し、それらがユーザーが事前に定めた許容値以下であるかを判断することで、色品質の検証を行う。平均色差や最大色差以外にも、様々な観点で条件を定めることもある。
色品質の検証を行った結果、ユーザーが事前に定めた許容値以下であった場合、ユーザーは画像形成装置の色品質を調整する必要がある。その調整機能としては、濃度や階調性を補正するものなど、様々な機能が存在する。これらの調整機能を、色品質の検証を行った後に実行する、という方法もある(特許文献1)。
特許06299708号公報
色品質の検証を行った結果、ユーザーが事前に定めた許容値以下であった場合、ユーザーは、色品質の検証で用いた色パッチのそれぞれの色差を確認し、その結果に応じて、画像形成装置が所有する実行すべき色品質の調整機能を決定しなければならない。
しかしながら、そのためには、ユーザーは、どの色パッチがどういう結果になっていた時に、どの調整機能を実行すべきかを把握していなければならない。
そこで本発明では、ユーザーが色検証の結果に応じて実行すべき調整機能を把握することなく、色品質の検証結果に応じて、画像形成装置で実行すべき調整機能を特定することを目的とする。
本発明のシステムは、画像形成装置で出力したシートを測色した測色値を用いて、色検証を行う手段と、前記色検証の結果に応じて、複数の調整機能のうち、前記画像形成装置あるいは、前記画像形成装置と接続された画像処理装置で実行すべき調整機能を決定する決定手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザーが色検証の結果に応じて実行すべき調整機能を把握することなく、色品質の検証結果に応じて、画像形成装置で実行すべき調整機能を特定することができる。
第1実施形態におけるクライアントコンピュータと画像形成装置、画像処理装置、データベースの構成を示す模式図 第1実施形態におけるクライアントコンピュータと画像形成装置、画像処理装置、データベースを示すブロック図 第1実施形態における色検証で使用する情報の例 第1実施形態における色検証の設定画面の例 第1実施形態における色検証実行時に許容値を満たさなかった場合の調整機能実行方法の処理フローを説明するためのフローチャート 第1実施形態における色検証方法による検証結果を確認する画面の例 第1実施形態における色検証方法による検証結果の保存例 第2実施形態における画像形成装置の構成情報と調整機能と自動測色手段を紐づけた情報テーブルの例 第2実施形態における調整機能と自動測色手段とを紐づけた、色検証実行時に許容値を満たさなかった場合の調整機能実行方法の処理フローを説明するためのフローチャート 第2実施形態における色検証方法による検証結果を確認する画面の例 第3実施形態における調整機能と自動測色手段とを紐づけた、色検証実行時に許容値を満たさなかった場合の調整機能をユーザーが自動測色手段を選択して実行する処理フローを説明するためのフローチャート 第3実施形態における色検証方法による検証結果を確認する画面の例 第4実施形態における調整機能実行後に、再度色検証で許容値を満たさなかった場合のカラープロファイル作成機能の実行方法の処理フローを説明するためのフローチャート 第4実施形態における色検証方法による検証結果を確認する画面の例
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(第1の実施形態)
図1は、本実施例におけるクライアントコンピュータと画像形成装置、画像処理装置、データベースの構成を表す模式図である。
クライアントコンピュータ0101は、ネットワーク0118を介して、同一ネットワーク上の画像処理装置0102とデータベース0117と接続される。
色検証に必要な情報(後述の図3で詳細を説明)、色検証結果は、ネットワーク上のデータベース0117に保存されており、それらの情報がネットワーク0118を介して、クライアントコンピュータ0101に送信される。また、色検証に必要な情報、色検証結果においては、ネットワーク上のデータベース0117ではなく、クライアントコンピュータ0101内で保存、管理してもよい。
さらに、クライアントコンピュータ0101は、色検証時に、設定されて情報に基づいて、ネットワーク0118を介して、画像処理装置0112に対して、色検証のための色パッチが配置されたチャートの印刷、測色指示を行い、色検証を行う。
画像形成装置0102は、ケーブル0113とケーブル0114を介して、画像処理装置0112と接続されている。画像形成装置0102は、UIパネル0103、給紙デッキ0104、給紙デッキ0105、分光センサ0107を備える。さらに3段の給紙段からなるオプション0106が接続される。画像形成装置0102は、例えば電子写真方式の画像形成装置である。また、UIパネル0103は、例えば静電容量方式のタッチパネルを備えたユーザインターフェースである。分光センサ0107は、物質に光を照射し、そのスペクトルの反射、散乱、吸収を測定することで情報を得るセンサのことであり、これを用いて印刷物の色の測色を行うことが可能である。
さらに画像形成装置0102は、自動調整ユニット0108、排紙装置0111を備える。自動調整ユニット0108は、ケーブル0115を介して、画像形成装置0102と接続している。さらに、自動調整ユニット0108は、分光センサ0109、CIS0110の2種類のセンサ(読み取り手段)を備えている。分光センサ0109は、画像形成装置0102に備えられている分光センサ0107と同じ役割をもつ。CIS0110は、ContactImageSensorの略称であり、画像読み取りセンサである。排紙装置0111は、ケーブル0116を介して、画像形成装置0102、または、自動調整ユニット0108と接続している。さらに、排紙装置0111は、いくつかの排紙トレイを備え、画像形成装置0102で印刷された成果物を積載することが可能である。
印刷ジョブはクライアントコンピュータ0101で生成され、ネットワーク0118を介して画像処理装置0112に送信され、画像処理装置0112で管理される。そして、印刷ジョブは情報処理装置0112からケーブル0113、ケーブル0114を通じて画像形成装置0102に送信され、画像形成装置0102が用紙(シート)に印字する処理を行う。なお、印刷ジョブは、画像処理装置0112において生成・管理され、ケーブル0113、ケーブル0114を介して画像形成装置0102に送信され、画像形成装置0102で管理される形態をとっても良い。また、画像形成装置0102はネットワーク0118上に、1つだけではなく複数尊大する形態をとっても良い。
なお、本実施例に示すクライアントコンピュータ0101と画像形成装置0102、画像処理装置0112、データベース0117の接続形態は一例であり、本実施例で示した他にも様々な接続形態があることは言うまでもない。
図2は、本実施例のクライアントコンピュータ0101と画像形成装置0102、画像処理装置0112、データベース0117の制御構成を示すブロック図である。
CPU(Central Processing Unit/中央演算装置)0201は、システムバス0206を介してクライアントコンピュータ0101の各部における制御や演算を司る。CPU0201は、記憶部0203に格納され、RAM(Ramdom Access Memory)0202にロードされるプログラムの実行を司る。RAM0202は、CPU0201から直接アクセスできる一般的な揮発性記憶装置の一種で、CPU0201のワークエリアまたはその他一時的なデータ記憶領域として使用される。記憶部0203は、クライアントコンピュータ動作時の一時記憶領域およびワークメモリとして機能する。ネットワークインターフェース(以下、NW I/F)0204は、ネットワーク0118を介して、ネットワーク上の画像処理装置0112のNW I/F0238と接続され、クライアントコンピュータ0101と画像処理装置0112の通信を司る。また、NW I/F0204は、ネットワーク0118を介して、ネットワーク上のデータベース0117のNW I/F0245と接続され、クライアントコンピュータ0101とデータベース0117の通信を司る。表示部0205は、ハード構成であり、クライアントコンピュータ0101内の情報を視覚的に見せるためのユーザインターフェースである。例えば、モニタディスプレイである。
CPU0207は、システムバス0219を介して画像形成装置0102内の各部における制御や演算を司る。CPU0207は、記憶部0209に格納され、RAM0208にロードされるプログラムの実行を司る。RAM0208は、CPU0207から直接アクセスできる一般的な揮発性記憶装置の一種で、CPU0207のワークエリアまたはその他一時的なデータ記憶領域として使用される。記憶部0209は、画像形成装置動作時の一時記憶領域およびワークメモリとして機能する。
NW I/F0210は、ケーブル0113を介して画像処理装置0112のNW I/F0239と接続され、画像処理装置0112と画像形成装置0102の通信を司る。ビデオI/F0211は、ビデオケーブル0114を介してビデオI/F0240と接続され、画像処理装置0112と画像形成装置0102の間の画像データの通信を司る。
UIパネル0212は、UIパネル0103のハード構成であり、画像形成装置0102の操作全般を行うためのユーザインターフェースである。本実施形態では、UIパネル0212は静電容量方式のタッチパネルを備えたものとする。分光センサ0213は、分光センサ0107のハード構成であり、画像形成装置0102で印刷した印刷物の色の測色を行う。
給紙デッキI/F0214は、給紙デッキ0215との通信、制御を司る。給紙デッキ0215は、給紙デッキ0104、0105、オプションデッキ0106をハード構成として総称するものである。エンジンI/F0216は、プリンタエンジン0217との通信、制御を司る。
アクセサリI/F0218は、ケーブル0115、ケーブル0116を介してアクセサリI/F0226、アクセサリI/F0233と接続する。即ち、画像形成装置0102はアクセサリI/F0218、0226、0233を介して自動調整ユニット0108、排紙装置0111と互いに通信を行う。
CPU0221は、システムバス0228を介して自動調整ユニット0108内の各部における制御や演算を司る。CPU0221は、記憶部0223に格納され、RAM0222にロードされるプログラムの実行を司る。RAM0222は、CPU0221から直接アクセスできる一般的な揮発性記憶装置の一種で、CPU0221のワークエリアまたはその他一時的なデータ記憶領域として使用される。記憶部0223は、測色動作や調整動作時の一時記憶領域およびワークメモリとして機能する。分光センサ0224は、分光センサ0109のハード構成であり、画像形成装置0102で印刷した印刷物の色の測色を行う。CIS0225は、CIS0110のハード構成であり、画像形成装置0102で印刷した印刷物を撮影する。
アクセサリI/F0226は、ケーブル0115を介してアクセサリI/F0218へ接続し、自動調整ユニット0108と画像形成装置0102の通信、制御を司る。アクセサリI/F0227は、ケーブル0116を介してアクセサリI/F0233へ接続し、自動調整ユニット0108と排紙装置0111の通信、制御を司る。
CPU0229は、システムバス0234を介して排紙装置0111内の各部における制御や演算、記憶部0231に格納され、RAM0230にロードされるプログラムの実行を司る。RAM0230は、CPU0229から直接アクセスできる一般的な揮発性記憶装置の一種で、CPU0229のワークエリアまたはその他一時的なデータ記憶領域として使用される。記憶部0231は、排紙装置動作時の一時記憶領域およびワークメモリとして機能する。排紙部0232は、排紙装置0111が備えている排紙トレイへの排紙動作や各々のトレイの積載状況の監視や制御を司る。
アクセサリI/F0233は、ケーブル0115、ケーブル0116を介してアクセサリI/F0218、アクセサリI/F0227と接続する。即ち、排紙装置0111はアクセサリI/F0233、0218、0227を介して画像形成装置0102、自動調整ユニット0108と互いに通信を行う。
CPU0235は、システムバス0241を介して画像処理装置0112内の各部における制御や演算、記憶部0237に格納され、RAM0236にロードされるプログラムの実行を司る。RAM0236は、CPU0235から直接アクセスできる一般的な揮発性記憶装置の一種で、CPU0235のワークエリアまたはその他一時的なデータ記憶領域として使用される。記憶部0237は、情報処理装置動作時の一時記憶領域およびワークメモリとして機能する。NW I/F0238は、ネットワーク0118を介してNW I/F0204、0245と接続される。画像処理装置0112は、NW I/F0238、NW I/F0204を介してクライアントコンピュータ0101と通信を行う。また、画像処理装置0109は、NW I/F0238、NW I/F0245を介してデータベース0117と通信を行う。NW I/F0239は、ケーブル0113を介して画像形成装置0102のNW I/F0210と接続され、画像処理装置0112と画像形成装置0102の通信を司る。ビデオI/F0240は、ビデオケーブル0114を介してビデオI/F0211と接続され、画像処理装置0112と画像形成装置0102の間の画像データの通信を司る。
CPU0242は、システムバス0246を介してデータベース0117の各部における制御や演算を司る。CPU0242は、記憶部0244に格納され、RAM0243にロードされるプログラムの実行を司る。RAM0243は、CPU0242から直接アクセスできる一般的な揮発性記憶装置の一種で、CPU0242のワークエリアまたはその他一時的なデータ記憶領域として使用される。記憶部0244は、データベース動作時の一時記憶領域およびワークメモリとして機能する。NW I/F0245は、ネットワーク0118を介して、ネットワーク上のクライアントコンピュータ0101のNW I/F0204と接続され、データベース0117とクライアントコンピュータ0101の通信を司る。また、NW I/F0245は、ネットワーク0118を介して、ネットワーク上の画像処理装置0112のNW I/F0238と接続され、データベース0117と画像処理装置0112の通信を司る。
図3は、データベース0117に保存される色検証に必要な情報と色検証NG時に実行すべき調整機能例である。この情報は、データベース0104の記憶部0244に保存される。
図3(A)は色検証を行う際の色基準のデータの例である。0301は、色検証を行う際に使用する色基準がどのような情報で保存されているかを示す情報テーブルである。0302は、保存されている色基準を区別するためのID情報である。この例では、4桁の数字を示しているが、あくまで一例であり、他にもランダムな文字の組み合わせなど、様々な方法であってもよい。0303は、保存されている色基準の名称を示すものである。0304は、色基準をどのプリンタ(画像形成装置0102)で印刷し、色検証を行うかを示すものである。0305は、保存されている色基準が、平均色差、最大色差等、どのような許容値が設定されているかを示すものである。この例では、平均色差、最大色差のみを示しているが、他にも、グレー領域の平均色差等、様々な許容値が存在する。
図3(B)は図3(A)で示している各色基準において、様々な色パッチに対して、どのような色の基準値を保持しているかを示すデータの例である。0306は、色基準が、どのような色パッチに対して、どのような基準値を持つかを対応付けされた情報テーブルである。0307はどの色基準における情報テーブルであるかを示すためのID情報である。この例では、本情報テーブルは、図3(A)の基準ID0302から一致するIDを検索すると、「会社オリジナル」という色基準のものであることがわかる。0308は、色パッチを識別するためのID情報である。0309、0310、0311、0312は、それぞれ、印刷におけるC(Cyan)M(Magenda)Y(Yellow)K(Black)を示しており、0から100までの信号値が保存されている。0313、0314、0315は、CMYKの信号値の組み合わせにおける、色基準で設定されているLab色空間における基準値(Lab値)をそれぞれ示している。この例では、C=100、M/Y/K=0の信号値の組み合わせ時、基準値として、L=91.111、a=-48.111、b=-14.111が設定されている。これらの基準値は、色基準ごとに異なる値が設定されている。
図3(C)は、色検証実施結果が、基準ID0302が保有する許容値0305を満たさなかった場合、確認すべき色検証結果の詳細項目とその項目が許容値0305を満たさなかった時に実施すべき調整機能を示すデータの例である。
0316は、色検証実施結果が、基準ID0302が保有する許容値0305を満たさなかった場合、確認すべき色検証結果の詳細項目とその項目が許容値0305を満たさなかった時に実施すべき調整機能を紐づけた情報テーブルである。0317は、色検証実施結果が、基準ID0302が保有する許容値0305を満たさなかった場合、確認すべき色検証結果の詳細項目である。この例では、CMYKのそれぞれ単色の100%の色パッチ、CMYKのそれぞれの階調性(0~100%)の色パッチ、RGB(2次色)の100%の色パッチ、の3つを確認すべき項目として挙げている。CMYKのそれぞれ単色の100%の色パッチは、図3(B)の例を用いて説明すると、パッチID0308が1、2、3、4を示している。CMYKのそれぞれの階調性(0~100%)の色パッチは、図3(B)の例を用いて説明すると、パッチID0308が8を示している。RGB(2次色)の100%の色パッチは、図3(B)の例を用いて説明すると、パッチID0308が5、6、7を示している。0318は、NG詳細項目0317が基準ID0318の許容値0305を満たさなかった時に実施すべき調整機能である。この例では、NG詳細項目0317がCMYKのそれぞれ単色の100%の色パッチであった場合、実行すべき調整機能0318は、単色キャリブレーションである。NG詳細項目0317がCMYKのそれぞれの階調性(0~100%)の色パッチであった場合、実行すべき調整機能0318は、単色キャリブレーションとDFEキャリブレーションである。NG詳細項目0317がRGB(2次色)の100%の色パッチであった場合、実行すべき調整機能0318は、色載り調整である。単色キャリブレーションとは、画像形成装置0102で実施する、CMYKの最大濃度と階調を補正する調整機能である。自動階調補正とも呼ばれる。CMYK100%の色パッチを印刷して、印刷された用紙を測色し、その濃度と画像形成装置0102が保有する最大濃度と比較し、画像形成装置0102が最大濃度を正しく出力できるように補正を行う。次に、CMYKそれぞれを0~100%で段階的に分割した色パッチを印刷して測色し、階調性に問題ないかを確認して補正を行う。DFEキャリブレーションとは、画像形成装置0102に接続されるDFE(DegitalFrondEnd)と呼ばれる装置(画像処理装置0112)で実施するCMYKの階調を補正する調整機能である。CMYKそれぞれを0~100%で段階的に分割した色パッチを印刷して、印刷された用紙を測色し、階調性に問題ないかを確認して、理想的な階調性を実現するように、印刷データのCMYKの補正を行う。本発明では、DFEを画像処理装置0112という表現で説明している。尚、DFE(Digital Front End)は、主に画像形成装置102に対し入力する印刷ジョブデータの加工処理を行う装置である。具体的にはクライアントコンピュータ0101等から入力される印刷ジョブデータの補正、編集、高速なRIP処理、印刷ジョブデータの保管・管理等を行う一種のサーバ装置としての機能を提供する。色載り調整とは、画像形成装置0102で実施する、印刷物への色の載りが悪い現象を補正する調整機能である。二次転写電圧調整とも呼ばれる。トナーの印刷物への転写具合を補正してあげることで、2次色(RGB)が正しく出力されるようになる。ここで説明した、NG詳細項目0317、調整機能0318は、あくまで一例である。また、本例では、事前にNG詳細項目0317と調整機能0318を紐づけた情報テーブル0316を事前に定義しているが、ユーザーが独自に定義をしてもよい。
図4、図5、図6、図7を用いて、本実施例における、色検証実行時に許容値を満たさなかった場合の調整機能実行方法の処理の流れについて説明する。
図4は、色検証を行う際の色検証設定画面である。この画面は、クライアントコンピュータ0101のCPU0201が、クライアントコンピュータ0101の表示部0205に表示するものである。0401は、色検証を行う際のテスト選択画面全体を示している。0402は、表示している画面が、色基準を選択する画面であることを示すものである。0403は、基準IDを入力する入力領域である。後述する基準一覧から目的の基準を選択することもできるが、基準ID入力領域0403に基準IDを入力して、0404の確認ボタンを押下することで、0403に入力された基準IDに一致するテストを選択した状態にすることができる。0405はシステムが保持する色検証の基準IDと基準名の一覧である。この情報は、図3(A)で説明した、色検証情報の情報テーブル内の基準ID0302、基準名0303を一覧で表示している。この例では、基準ID「0005」、基準名「会社オリジナル」が、これから実行する色検証情報として選択されていることを意味している。0406は、測色開始ボタンであり、これが押下されることで、次の処理が行われる。クライアントコンピュータ0101のCPU0201から、画像形成装置0102、画像処理装置0112に対して、設定された色検証情報におけるチャートの印刷、および、分光センサ0107、0109を用いた測色開始を指示する。
図5は、色検証実行時に許容値を満たさなかった場合の調整機能実行方法の処理の流れを示すフローチャートである。以下の処理は、クライアントコンピュータ0101のCPU0201、画像形成装置0102のCPU0207、画像処理装置0112のCPU0235、データベース0117のCPU0242が実行する。
S0501において、図4に示すような色検証設定画面で、ユーザーが設定した色基準を、クライアントコンピュータ0101のCPU0201が、ネットワーク118を介して、データベース117から取得し、RAM0202に記憶する。次にS0502において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201が、S0502で取得した色基準の中から、プリンタ0304、許容値0305、色基準で使用する色パッチとその基準値情報0306を取得する。
S0503において、S0502で取得した情報を基に、クライアントコンピュータ0101のCPU0201が、色検証用のチャートデータを作成する。そして、ネットワーク0118を介して、指定された画像形成装置0102、画像処理装置0112へ印刷ジョブとして送信する。画像形成装置102、画像処理装置0112のCPU0207、0235は、ネットワーク0118を介して受信した色検証用のチャートデータの印刷を実施する。この時の印刷設定は、クライアントコンピュータ0101のRAM202に記憶しておく。
S0504において、画像形成装置102のCPU0207が、分光センサ0107を用いて、S0503で印刷した色検証用のチャートデータの測色を行う。画像形成装置102のCPU0207は、測色した結果(測色データLab)を、ネットワーク0113を介して画像処理装置0112へ送信する。画像処理装置0112のCPU0235は、受信した測色した結果(測色データLab)を、ネットワーク0118を介して、クライアントコンピュータ0101へ送信する。クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、受信した測色結果(測色データLab)をRAM0202に記憶する。この時、測色結果(測色データLab)は、クライアントコンピュータ0101ではなく、データベース0117へ送信して、データベース0117のCPU0242がRAM0243へ記憶してもよい。この場合、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、測色結果(測色データLab)を、ネットワーク0118を介して、データベース0117から取得し、RAM0202へ記憶する。そして、S0505において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201が、S0504で取得した測色結果(測色データLab)が、S0502で取得した色基準が有する基準値Labとの色差の計算を行い、その結果をRAM0202に保存する。この時に保存される情報についての説明は、図7で後述する。色差の計算式は、CIE76、CIE96、CIE2000など、色々な計算方法があるが、いずれの計算式でもよい。
S0506において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S0505で得られた色差の計算結果を基にして、全パッチの平均色差と最大色差を算出し、その結果をRAM0203に記憶し、表示部0205に表示する。この時に表示される画面についての説明は、図6で後述する。平均色差と最大色差の算出は、一般的な計算方法であるため、説明は省略する。
次に、S0507において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201が、算出した平均色差と最大色差と、S0502で取得した色基準が有する許容値の平均色差と最大色差とを比較して、許容値を超えているかを判断する。許容値を超えたと判断された場合(S0507:Y)、S0508へ移行する。許容値を超えていないと判断された場合(S0507:N)、色検証のフローを終了する。
S0508において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201が、ネットワーク118を介して、データベース117から、NG詳細項目と調整機能の対応テーブル0316を取得し、RAM0202に記憶する。次にS0509において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S0505で計算した色差の結果一覧から、S0508で取得したNG詳細項目の内、CMYK単色100%の色パッチの色検証結果を取得し、RAM202に記憶する。図6の例だと、パッチID「1、2、3、4」が、それぞれC100%、M100%、Y100%、K100%であり、CMYK単色100%の色パッチに該当するため、パッチID「1、2、3、4」の色差を取得する。次にS0510において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S0509で取得した結果(色差)が、S0502で取得した許容値を超えたかどうかを判断する。図6の例だと、パッチID「1、2、3、4」の色差が、S0502で取得した許容値の内、平均色差「3.0」を超えたかどうかを判断する。CMYK単色100%の色パッチの色差が、S0502で取得した許容値を超えたと判断された場合(S0510:Y)、S0510に移行する。一方、CMYK単色100%の色パッチの色差が、S0502で取得した許容値を超えてないと判断された場合(S0510:N)、S0512に移行する。図6の例だと、パッチID「3、4」、すなわち、Y100%とK100%の色差がそれぞれ「4」と「4」であり、S0502で取得した許容値の内、平均色差「3.0」を超えているため、S0511へ移行する。
S0511において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S0508で取得したNG詳細項目と調整機能の対応テーブル0316から、単色キャリブレーションを実行すべき調整機能としてRAM0202に記憶する。図6の例だと、パッチID「3、4」、すなわち、Y100%とK100%の色差がそれぞれ「4」と「4」であり、S0502で取得した許容値の内、平均色差「3.0」を超えているため、単色キャリブレーションを実行すべき調整機能とする。次にS0512において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、CMYKのそれぞれの階調性(0~100%)の色パッチの色検証結果を取得し、RAM202に記憶する。具体的には、S0505で計算した色差の結果一覧から、S0508で取得したNG詳細項目の内、CMYKのそれぞれの階調性(0~100%)の色パッチの色検証結果を取得する。図6の例だと、パッチID「8」が、C80%であり、Cyanの階調パッチ(0%~100%)の色パッチに該当するため、パッチID「8」の色差を取得する。次にS0513において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S0512で取得した結果(色差)が、S0502で取得した許容値を超えたかどうかを判断する。図6の例だと、パッチID「8」の色差が、S0502で取得した許容値の内、平均色差「3.0」を超えているかどうかを判断する。CMYKのそれぞれの階調性(0~100%)の色パッチの色差が、S0502で取得した許容値を超えたと判断された場合(S0513:Y)、S0514に移行する。一方、CMYKのそれぞれの階調性(0~100%)の色パッチの色差が、S0502で取得した許容値を超えてないと判断された場合(S0513:N)、S0513に移行する。図6の例だと、パッチID「8」、すなわち、C80%の色差が「6.8」であり、S0502で取得した許容値の内、平均色差「3.0」を超えているため、S0514へ移行する。このように、CMYKそれぞれの0%から100%までの色パッチの色差を確認していく。
S0514において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、単色キャリブレーション、DFEキャリブレーションを実行すべき調整機能としてRAM0202に記憶する。具体機的には、S0508で取得したNG詳細項目と調整機能の対応テーブル0316から、単色キャリブレーション、DFEキャリブレーションを実行すべき調整機能を特定する。図6の例だと、パッチID「8」、すなわち、C80%の色差が「6.8」であり、S0502で取得した許容値の内、平均色差「3.0」を超えているため、単色キャリブレーション、DFEキャリブレーションを実行すべき調整機能とする。次にS0515において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、0508で取得したNG詳細項目の内、RGB(2次色)の100%の色パッチの色検証結果を取得し、RAM202に記憶する。図6の例だと、パッチID「5、6、7」が、それぞれCとMが100%(Blue100%)、CとYが100%(Green100%)、MとYが100%(Red100%)、である。これが、RGB(2次色)の100%の色パッチに該当するため、パッチID「5、6、7」の色差を取得する。次にS0516において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S0515で取得した結果(色差)が、S0502で取得した許容値を超えたかどうかを判断する。図6の例だと、パッチID「5、6、7」の色差が、S0502で取得した許容値の内、平均色差「3.0」を超えているかどうかを判断する。S0515で取得した結果(色差)が、S0502で取得した許容値を超えたと判断された場合(S0516:Y)、S0517に移行する。S0515で取得した結果(色差)が、S0502で取得した許容値を超えてないと判断された場合(S0513:N)、S0518に移行する。図6の例だと、パッチID「5」、すなわち、CとMが100%(Blue100%)の色差が「5」であり、S0502で取得した許容値の内、平均色差「3.0」を超えているため、S0517へ移行する。
S0517において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S0508で取得したNG詳細項目と調整機能の対応テーブル0316から、色載り調整を実行すべき調整機能としてRAM0202に記憶する。図6の例だと、パッチID「5」、すなわち、CとMが100%(Blue100%)の色差が「5」であり、S0502で取得した許容値の内、平均色差「3.0」を超えているため、色載り調整を実行すべき調整機能とする。
次にS0518において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、RAM202に記憶されている、S0509からS0517で抽出された実行すべき調整機能の一覧を表示部0205に表示する。このときに表示する画面についての説明は、図6で後述する。次に、S0519で、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S0518で表示した画面で実行ボタンが選択されたかどうかを判断する。S0518で表示した画面で実行ボタンが選択されたと判断された場合(S0519:Y)、S0520に移行する。S0518で表示した画面で実行ボタンが選択されなかったと判断された場合(S0519:N)、S0521に移行する。
S0520において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S0518で表示した実行すべき調整機能を、ネットワーク0118を介して、画像形成装置0102、画像処理装置0112へ実行する指示を行う。画像形成装置0102、画像処理装置0112のCPU0207、0235は、受信した調整機能の指示を基にして、調整機能を実行する。そして、本フローは終了する。S0521において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S0518で表示した画面でキャンセルボタンが選択されたかどうかを判断する。S0518で表示した画面でキャンセルボタンが選択されたと判断された場合(S0521:Y)、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、表示している画面を閉じ、本フローを終了する。S0518で表示した画面でキャンセルボタンが選択されなかったと判断された場合(S0521:N)、S0519に移行する。
図6は、色検証実行時の結果と色検証時に許容値を満たさなかった場合の調整機能を表示する画面である。
図6のAは、図5で説明されたS0506で表示される色検証結果を確認する画面である。0601は、色検証結果を確認する画面全体を示している。0602は、色検証で使用した基準名を示す項目である。図5のS0501で選択された基準名がここで表示される。0603は、基準値と測色機を使って測色したデータ、基準値と測色データの色差を求めた結果の情報テーブルである。測色データは、この例では、x、y、zという形で記載しているが、実際には数値が入る。0604は、図5のS0502で説明された色基準の許容値と図5のS0505で算出した平均色差、最大色差とを比較した結果を表示している。許容値を全て満たしていると、検証総合結果がOKになり、いずれかの条件で満たしていないものがあるとNGになる。0605は閉じるボタンであり、これが押下されると、現在表示している色検証結果画面を閉じる。
図6のBは、色検証実行時に許容値を満たさなかった場合の調整機能実行方法の実施時に、実行すべき調整機能を一覧で表示する画面である。この画面は図6のAの上に被さるように表示される。0606は、実行すべき調整機能を一覧で表示する画面全体を示している。0607は、表示している画面が、実行すべき調整機能を一覧で表示し、調整機能を実行する画面であることを示す項目である。0608は、S0509からS0514で抽出した実行すべき調整機能の一覧を示す項目である。0609は、キャンセルボタンであり、これが押下されると、調整機能の実行はせずに、図6のAの色検証結果を確認する画面へ戻る。0610は、実行ボタンであり、これが押下されると、クライアントコンピュータ0101のCPU0201が、ネットワーク0118を介して、画像形成装置0102、画像処理装置0112へ一覧で表示した調整機能を実行する指示を行う。
図7は、各色パッチに対する色検証結果の例であるこの色検証結果は、データベース0118の記憶部0244、または、クライアントコンピュータ0101の記憶部0203に保存されているものである。0701は、各色パッチごとのパッチ情報、基準値、測色データ、色差をまとめた情報テーブルである。0702は、保存されている色検証結果を区別するためのID情報である。この例では、4桁の数字を示しているが、あくまで一例であり、他にもランダムな文字の組み合わせなど、様々な方法であってもよい。0702を基に、どの色検証結果に対する結果であるのかを区別する。0703、0704、0705、0706、0707、0708、0709、0710、は図3(B)で説明した、パッチID、CMYKの各信号値、Lab色空間の基準値である。既に説明済みのため、ここでの説明は省略する。0711、0712、0713は、S0504で取得した、色パッチを測色した測色データである。測色データは、この例では、x、y、zという形で記載しているが、実際には数値が入る。0714は、基準値(0708、0709、0710)と測定データ(0711、0712、0713)の色差である。0714には、図5のS0505で計算された色差の結果が保存される。この例での色差の値は、あくまで一例である。
以上のように、色検証を実施した際、色検証が許容値を満たさない場合、色検証で使用した各色パッチの色差を確認し、その結果に応じて、あらかじめ定義された調整機能を実行すべきものとして一覧にする。その後、一覧で表示された調整機能を実行するように、指示を出す。これにより、ユーザーは、色検証が許容値を満たさなかった場合に、色検証で使用した各色パッチを細かく確認して、実行すべき調整機能を判断する必要がなく、必要な調整機能を実行することができる。また、本例では、調整機能を実行する上で画面を表示して、ユーザーに調整機能を実行するかしないかを判断させる説明を行ったが、調整機能の一覧を画面に表示することなく、調整機能を実行しても良い。これにより、さらに、ユーザーが調整機能を実行するかどうかを判断する必要もなくなり、効率的な色検証、色調整を行うことができる。
(第2の実施形態)
調整機能を実行するための手段として、ユーザーが手動で調整するやり方と、自動でチャートを測色して調整するやり方がある。さらに、自動で測色を行うための手段としては、画像形成装置に内蔵されているセンサ0107を用いた手段と付属ユニットである自動調整ユニットに内蔵されているセンサ0109、0110を用いた手段の2つがある。さらに、自動測色手段を用いた調整を行う場合、調整機能の中には、画像形成装置に内蔵されているセンサと自動調整ユニットに内蔵されているセンサの両方で実行できる機能と、自動調整ユニットに内蔵されているセンサでのみ実行できる機能が存在する。自動調整ユニットには、図1で説明したように、2種類のセンサを内蔵しており、自動調整ユニットのみが内蔵しているCIS0110を使用することでしか調整できない機能が存在する。
そのため、第1の実施形態で説明した、色検証が許容値を満たさない場合、色検証で使用した各色パッチの色差を確認し、あらかじめ定義された調整機能を、自動実行しようとする場合、どの自動測色手段を用いて実行するかを判断しなければならない。
この場合、確認すべき色検証結果の詳細項目と調整機能を紐づけるだけでなく、調整機能とその調整機能を自動実行可能な自動測色手段を紐づけておくことで、これらの情報を基に、自動測色手段を特定して自動実行できるようにしてもよい。
図8、図9、図10を用いて、本実施例における、調整機能と自動測色手段とを紐づけた、色検証実行時に許容値を満たさなかった場合の調整機能実行方法の処理の流れについて説明する。
図8は、データベース0117に保存される画像形成装置0102の構成情報と調整機能と自動測色手段を紐づけた情報テーブルの例である。この情報は、データベース0117の記憶部0244に保存される。
図8(A)は、画像形成装置0102の構成情報の例である。0801は、同一ネットワーク上に存在する画像形成装置0102の種類とその構成を示す情報テーブルである。0802は、同一ネットワーク上に存在する画像形成装置0102を示すものである。この例では、「プリンタA」「プリンタB」の2つが存在する。0803は、画像形成装置0102がどのような自動測色手段を有しているかの構成情報を示すものである。この例では、「プリンタA」は、自動測色手段として、画像形成装置内蔵インラインセンサ、自動調整ユニット0108の2種類を所有しており、「プリンタB」は、自動測色手段として、画像形成装置内蔵インラインセンサを所有していることを示している。画像形成装置内蔵インラインセンサとは、図1で説明した分光センサ0107のことを示している。この情報は事前にデータベース0117の記憶部0244に保存しておいてもよいし、ネットワーク0118を介して、画像形成装置0102から動的に取得してもよい。
図8(B)は、調整機能と自動測色手段を紐づけた情報テーブルの例である。0804は、調整機能とその調整機能を自動で実行できる自動測色手段を紐づけた情報テーブルであることを示している。0805は調整機能の種類を示している。この例では、単色キャリブレーション、DFEキャリブレーション、色載り調整の3つを記載している。それぞれどういう機能であるかは、前述の図3(C)で説明済みであるため、ここでの説明は省略する。0806は、調整機能0805を自動で実行できる自動測色手段を示している。この例では、単色キャリブレーション、DFEキャリブレーションは、画像形成装置内蔵インラインセンサと自動調整ユニットの両方で実行可能だが、色載り調整は自動調整ユニット0108でのみ自動実行可能であることを示している。単色キャリブレーション、DFEキャリブレーションは、画像形成装置0102と自動調整ユニット0108が内蔵している分光センサ0107、0109を使用した調整機能のため、両ユニットで実行可能である。ただし、色載り調整は、自動調整ユニット0108のみが内蔵しているCIS0110を使用しないと調整が実行できないため、自動測色手段0806として、自動調整ユニット0108のみが紐づけられている。この例で説明した、調整機能とその調整機能を自動で実行できる自動測色手段の例は、あくまで一例である。
図9は、調整機能と自動測色手段とを紐づけた、色検証実行時に許容値を満たさなかった場合の調整機能実行方法の処理の流れを示すフローチャートである。以下の処理は、クライアントコンピュータ0101のCPU0201、画像形成装置0102のCPU0207、自動調整ユニット0108のCPU0221、画像処理装置0112のCPU0235、データベース0117のCPU0242が実行する。
S0501、S0502は、実施例1の図5と同じ処理であるため、説明を省略する。S0901において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201が、S0502で取得した情報を基に、データベース0117から、ネットワーク0118を介して、画像形成装置0102の構成情報0801を取得し、RAM0202に保存する。S0503からS0517は、実施例1の図5と同じ処理であるため、説明を省略する。
S0902において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201が、ネットワーク0118を介して、データベース0117から、調整機能と自動測色手段を紐づけた情報テーブル0804を取得し、RAM0202に保存する。次にS0903において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201が、実行すべき調整機能から自動実行可能な機能を抽出(決定)する。具体的には、S0902で取得した情報0801、S0509からS0517で抽出した調整機能とS0902で取得した情報0804を基に、実行すべき調整機能から自動実行可能な機能を抽出する。そして、S0904において、S0903で抽出した実行すべき調整機能の一覧を、クライアントコンピュータ0101のCPU0201が表示部0205に表示する。この時に表示される画面についての説明は、図10で後述する。次にS0905において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S0904で表示した画面で自動実行ボタンが選択されたかどうかを判断する。S0904で表示した画面で実行ボタンが選択されたと判断された場合(S0905:Y)、S0906に移行する。S0904で表示した画面で実行ボタンが選択されなかったと判断された場合(S0905:N)、S0907に移行する。
S0906において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S0904で表示した実行すべき調整機能を、ネットワーク0118を介して、画像形成装置0102、自動調整ユニット0108、画像処理装置0112へ実行する指示を行う。画像形成装置0102、自動調整ユニット0108、画像処理装置0112のCPU0207、0221、0235は、受信した調整機能の指示を基にして、調整機能を自動実行する。そして、本フローは終了する。S0907において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S0904で表示した画面でキャンセルボタンが選択されたかどうかを判断する。S0904で表示した画面でキャンセルボタンが選択されたと判断された場合(S0907:Y)、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、表示している画面を閉じ、本フローを終了する。S0904で表示した画面でキャンセルボタンが選択されなかったと判断された場合(S0907:N)、S0905に移行する。
図10は、色検証実行時に許容値を満たさなかった場合の調整機能実行方法の実施時に、自動実行可能な調整機能を一覧で表示する画面である。この画面は図6のAの上に被さるように表示される。1001は、自動実行可能な調整機能を一覧で表示する画面全体を示している。1002は、表示している画面が、実行すべき調整機能を一覧で表示し、調整機能を自動実行する画面であることを示す項目である。1003は、S0509からS0517、S0902、S0903で抽出した実行すべき調整機能の一覧を示す項目である。1004は、キャンセルボタンであり、これが押下されると、調整機能の実行はせずに、図6のAの色検証結果を確認する画面へ戻る。1005は、自動実行ボタンであり、これが押下されると、次の処理が行われる。クライアントコンピュータ0101のCPU0201が、ネットワーク0118を介して、画像形成装置0102、自動調整ユニット0108、画像処理装置0112へ一覧で表示した調整機能を自動実行する指示を行う。
以上のように、確認すべき色検証結果の詳細項目と調整機能を紐づけるだけでなく、調整機能とその調整機能を自動実行可能な自動測色手段を紐づけておくことで、これらの情報を基に、自動測色手段を特定して自動実行できるようになる。
(第3の実施形態)
第2の実施形態において、確認すべき色検証結果の詳細項目と調整機能を紐づけるだけでなく、調整機能とその調整機能を自動実行可能な自動測色手段を紐づけておくことで、これらの情報を基に、自動測色手段を特定して自動実行できるようにした。一方で、自動測色手段をシステムが特定するのではなく、ユーザーに選択させるようにしてもよい。
図11、図12を用いて、本実施例における、調整機能と自動測色手段とを紐づけた、色検証実行時に許容値を満たさなかった場合の調整機能をユーザーが自動測色手段を選択して実行する方法の処理の流れについて説明する。
図11は、本実施例における、調整機能と自動測色手段とを紐づけた、色検証実行時に許容値を満たさなかった場合の調整機能をユーザーが自動測色手段を選択して実行する方法の処理の流れを示すフローチャートである。以下の処理は、クライアントコンピュータ0101のCPU0201、画像形成装置0102のCPU0207、自動調整ユニット0108のCPU0221、画像処理装置0112のCPU0235、データベース0117のCPU0242が実行する。
S0501からS0517、S0901からS0903までは、それぞれ実施例1の図5、実施例2の図9と同じ処理であるため、説明を省略する。S1101において、S0903で抽出した実行すべき調整機能の一覧とS0902の情報を基に調整機能を自動実行可能な自動測色手段を、クライアントコンピュータ0101のCPU0201が表示部0205に表示する。この時に表示される画面についての説明は、図12で後述する。次にS1102において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S1101で表示した画面で自動実行ボタンが選択されたかどうかを判断する。S1101で表示した画面で自動実行ボタンが選択されたと判断された場合(S1102:Y)、S1103に移行する。S1101で表示した画面で実行ボタンが選択されなかったと判断された場合(S1102:N)、S1104に移行する。
S1103において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S1101で表示した画面で自動測色手段として、画像形成装置内蔵インラインセンサが選択されたかどうかを判断する。S1101で自動測色手段として、画像形成装置内蔵インラインセンサが選択されたと判断された場合(S1103:Y)、S1105に移行する。S1101で表示した画面で自動測色手段として、画像形成装置内蔵インラインセンサが選択されなかったと判断された場合(S1103:N)、S1106に移行する。
S1104において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S1101で表示した画面でキャンセルボタンが選択されたかどうかを判断する。S1101で表示した画面でキャンセルボタンが選択されたと判断された場合(S1104:Y)、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、表示している画面を閉じ、本フローを終了する。S1101で表示した画面でキャンセルボタンが選択されなかったと判断された場合(S1104:N)、S1102に移行する。
S1105において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S1101で表示した実行すべき調整機能を画像形成装置内蔵インラインセンサで実行する指示を、画像形成装置0102、画像処理装置0112へを行う。画像形成装置0102、画像処理装置0112のCPU0207、0235は、受信した調整機能の指示を基にして、調整機能を画像形成装置内蔵インラインセンサを用いて自動実行する。そして、本フローは終了する。
S1106において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S1101で表示した実行すべき調整機能を自動調整ユニット0108で実行する指示を、画像形成装置0102、自動調整ユニット0108、画像処理装置0112へを行う。画像形成装置0102、自動調整ユニット0108、画像処理装置0112のCPU0207、0235は、受信した調整機能の指示を基にして、調整機能を自動調整ユニット0108を用いて自動実行する。そして、本フローは終了する。
図12は、色検証実行時に許容値を満たさなかった場合の調整機能実行方法の実施時に、自動実行可能な調整機能を一覧で表示し、自動測色手段をユーザーに選択させる画面である。この画面は図6のAの上に被さるように表示される。1201は、自動実行可能な調整機能を一覧で表示、自動測色手段をユーザーに選択させる画面全体を示している。1202は、表示している画面が、実行すべき調整機能を一覧で表示し、調整機能を自動実行する画面であることを示す項目である。1203は、S0509からS0517、S0902、S0903で抽出した実行すべき調整機能の一覧を示す項目である。1204は、調整機能を実行するための自動測色手段を選択する項目であることを示す。1205は、選択可能な自動測色手段をドロップダウンで表示している項目である。ユーザーは調整機能をどの自動測色手段を用いて実行するかをドロップダウンで表示された一覧から選択する。ドロップダウンを用いた一覧表示はあくまで一例である。1206は、キャンセルボタンであり、これが押下されると、調整機能の実行はせずに、図6のAの色検証結果を確認する画面へ戻る。1007は、自動実行ボタンであり、これが押下されると、次の処理が行われる。クライアントコンピュータ0101のCPU0201が、ネットワーク0118を介して、画像形成装置0102、自動調整ユニット0108、画像処理装置0112へ一覧で表示した調整機能を、ユーザーが選択した自動測色手段で自動実行する指示を行う。
以上のように、ユーザーが自動測色手段を選択できるようにすることで、ユーザーの判断で調整機能を自動実行できるようになる。
(第4の実施形態)
第1、第2、第3の実施形態において、色検証を実施した際に、色検証の許容値を満たさなかった場合、色検証で使用した各色パッチの色差を確認し、その結果に応じて、あらかじめ定義された調整機能を実行すべきものとして実行していた。
しかし、画像形成装置の調整機能を実行した後に再度色検証を実行しても、色検証の許容値を満たさない可能性もある。ここで原因として考えられるのは、印刷データで色変換を行う、カラープロファイルに問題があることである。色検証を行う際に使用するカラープロファイルが、色検証で使用する用紙とは全く異なる用紙で印刷された色パッチを基に作られていたものであった場合、色検証の許容値を満たすことができない可能性がある。カラープロファイルを正しい用紙で印刷された色パッチを基に作られたものを使用しなければならない。
そのため、画像形成装置の調整機能を実行した後に再度色検証を実行しても、色検証の許容値を満たさなかった場合、再度調整機能を実行するのではなく、カラープロファイルを作成する機能を実行するようにしてもよい。
図13、図14を用いて、本実施例における、調整機能実行後に、再度色検証で許容値を満たさなかった場合のカラープロファイル作成機能の実行方法の処理の流れについて説明する。
図13は、本実施例における、調調整機能実行後に、再度色検証で許容値を満たさなかった場合のカラープロファイル作成機能の実行方法の処理の流れを示すフローチャートである。以下の処理は、クライアントコンピュータ0101のCPU0201、画像形成装置0102のCPU0207、自動調整ユニット0108のCPU0221、画像処理装置0112のCPU0235、データベース0117のCPU0242が実行する。
S0501からS0507、S0901までは、実施例1の図5、実施例2の図9と同じであるため、説明を省略する。S1301は、実施例1の図5、実施例2の図9、実施例3の図11における、S0508からS0518、S0902とS0904、S1101、の処理をまとめたものである。S1302において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、ネットワーク0118を介して、画像形成装置0102にS1301で特定した調整機能の実行を指示する。
S1303において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、ネットワーク0118を介して、画像形成装置0102に調整機能の実行が完了したかどうかの確認を実施し、調整機能が終了したかどうかを判断する。調整機能が終了したと判断された場合(S1303:Y)、S1304に移行する。調整機能が終了したと判断されなかった場合(S1303:N)、引き続き調整機能が終了したかどうかの確認を行う。
S1304において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S0501からS0506、S0901と同じ処理を実行して、同じ基準の2回目の色検証を実行する。S1305において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S0507と同じ処理を実行して、同じ基準の2回目色検証が許容値を満たすかどうかを判断する。同じ基準の2回目色検証が許容値を満たすと判断された場合(S1305:Y)、本フローは終了する。同じ基準の2回目色検証が許容値を満たすと判断されなかった場合(S1305:N)、S1306に移行する。
S1306において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、カラープロファイルの作成機能を実行するための画面を、表示部0205に表示する。この時に表示される画面についての説明は、図14で後述する。S1307において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S1306で表示した画面において、実行ボタンが選択されたかどうかを判断する。S1306で表示した画面において、実行ボタンが選択されたと判断された場合(S1307:Y)、S1308に移行する。S1306で表示した画面において、実行ボタンが選択されたと判断されなかった場合(S1307:N)、S1309へ移行する。
S1308において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、カラープロファイルの作成機能を実行する。カラープロファイルの作成機能では、S0503で保持しておいた色検証の印刷設定から、色検証と同じ用紙サイズ、用紙種類を使ってカラープロファイル作成のための色パッチが印字されたものを印刷し、その色パッチを測色する。色パッチの信号値(CMYK)と測色した値(Lab)を基に、両者の対応関係から、どういったLabが来た場合は、どのCMYK信号値に変換するといった変換関係を導き出し、それを基にカラープロファイルとして作成する。カラープロファイル作成機能を実行することで、色検証が許容値を満たさなかった場合に使用していたカラープロファイルとは異なり、S0503で保持しておいた色検証の印刷設定に応じた正しい新たなカラープロファイルが作成される。この機能によって作成された新たなカラープロファイルを使用して色検証を実行することで、許容値を満たすようにすることができる。例えば、普通紙用に作成した「通常プロファイル」を、印刷設定としてコート紙を設定している「会社オリジナル」という色検証で使用し、その色検証結果が許容値を満たさなかった場合、カラープロファイルの作成機能を実行する。これにより、色検証で使用したコート紙用の「会社オリジナルプロファイル」というカラープロファイルが作られる。印刷設定としてコート紙を設定している「会社オリジナル」という色検証で、この「会社オリジナルプロファイル」というカラープロファイルを使用することで、正しい色設定で印刷され、色検証の許容値を満たすことができるようになる。
S1309において、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、S1306で表示した画面でキャンセルボタンが選択されたかどうかを判断する。S1306で表示した画面でキャンセルボタンが選択されたと判断された場合(S1309:Y)、クライアントコンピュータ0101のCPU0201は、表示している画面を閉じ、本フローを終了する。S1306で表示した画面でキャンセルボタンが選択されなかったと判断された場合(S1309:N)、S1307に移行する。
以上のように、調整機能実行後に色検証を実行した結果、再度色検証実行しても許容値を満たさなかった場合、カラープロファイルの作成機能を実行できるようにすることで、ユーザーは色品質を向上させることが可能になる。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワークまたは各種記憶媒体を介してシステムあるいは装置に供給する。そして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムを読みだして実行する処理である。

Claims (12)

  1. 画像形成装置で出力したシートを測色した測色値を用いて、色検証を行う手段と、
    前記色検証の結果に応じて、複数の調整機能のうち、前記画像形成装置あるいは、前記画像形成装置と接続された画像処理装置で実行すべき調整機能を決定する決定手段を有することを特徴とするシステム。
  2. 前記決定手段で決定された調整機能を、前記画像形成装置あるいは、前記画像形成装置と接続された画像処理装置で実行する実行手段を有することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記実行手段は、前記複数の調整機能のうち、前記決定手段で決定された調整機能を実行し、前記決定手段で決定されなかった調整機能は実行しないことを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  4. 調整機能を実行する際に用いる自動調整手段が複数あり、
    前記決定手段は、さらに、前記色検証の結果に応じて、複数の自動調整手段のうち、調整機能を実行する際に用いる自動調整手段を決定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のシステム。
  5. 前記複数の調整機能とは、少なくとも、単色キャリブレーション、DFEキャリブレーション、色載り調整のいずれかを含むことを特徴とする特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のシステム。
  6. 前記単色キャリブレーションと前記色載り調整は、前記画像形成装置の調整機能であり、前記DFEキャリブレーションは前記画像処理装置の調整機能であることを特徴とする特徴とする請求項5に記載のシステム。
  7. 画像形成装置で出力したシートを測色した測色値を用いて、色検証を行う手段と、
    前記色検証の結果に応じて、複数の調整機能のうち、前記画像形成装置あるいは、前記画像形成装置と接続された画像処理装置で実行すべき調整機能を決定する決定手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記決定手段で決定された調整機能を、前記画像形成装置あるいは、前記画像形成装置と接続された画像処理装置で実行するよう指示を送信する送信手段を有することを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 調整機能を実行する際に用いる自動調整手段が複数あり、
    前記決定手段は、さらに、前記色検証の結果に応じて、複数の自動調整手段のうち、調整機能を実行する際に用いる自動調整手段を決定することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 画像形成装置で出力したシートを測色した測色値を用いて、色検証を行う工程と、
    前記色検証の結果に応じて、複数の調整機能のうち、前記画像形成装置あるいは、前記画像形成装置と接続された画像処理装置で実行すべき調整機能を決定する決定工程を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. 前記決定手段で決定された調整機能を、前記画像形成装置あるいは、前記画像形成装置と接続された画像処理装置で実行するよう指示を送信する送信工程を有することを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置の制御方法。
  12. 請求項7乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるための該コンピュータで読み取り可能なプログラム。
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