JP4427685B2 - 塗布ヘッド、塗布装置及び塗布方法 - Google Patents

塗布ヘッド、塗布装置及び塗布方法 Download PDF

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Description

本発明は塗布ヘッド、塗布装置及び塗布方法に係り、特に、ガイドローラなどの走行案内手段により支持されて連続走行する可撓性支持体上に磁気記録層を塗布するのに好適に使用される塗布ヘッド、該塗布ヘッドを有する塗布装置及び塗布方法に関する。
写真感光材料や磁気記録媒体は、連続走行する帯状の支持体(以下、「ウェブ」という)上に磁性液等の所定の塗布液を塗布して塗布膜を形成する塗布工程を経て製造される。これに使用される塗布液には、用途に応じて種々の液組成のものがあり、たとえば、写真感光材料における感光乳剤層、下塗層、保護層、バック層等の塗布液、磁気記録媒体における磁性層、下塗層、保護層、潤滑剤層等が挙げられる。これらの塗布液は、それぞれ、必須成分、バインダー及び必要に応じて種々の添加物を含んだ水性及び有機溶媒性液等である。このような塗布液を可撓性支持体表面に塗布する方法としては、従来から、ローラコート法、グラビアコート法、ローラコートプラスドクター法、エクストルージョン型塗布法、スライドコート法等種々の方法が用いられている。
そして、近年においては、磁性塗布液の塗布にエクストルージョン型塗布方法が多用されている。このエクストルージョン型塗布方法は、スリットを有する塗布ヘッドを、連続走行する可撓性支持体に対向して設け、ドクターエッジ部においてスリットから押し出される塗布液を可撓性支持体の表面に、薄くかつ均一に塗布する塗布方法である。
このエクストルージョン型塗布方法においては、塗布後の可撓性支持体がロール状に巻き取られた際の安定形状確保のために、可撓性支持体の幅方向の中央部分に両端部分よりも厚く塗布し、厚さ分布を設ける提案が本出願人によりなされている(特許文献1等参照)。
また、エクストルージョン型塗布方法において、可撓性支持体の幅方向の厚さ分布の精度が得にくいという問題点を解消すべく、本出願人等により各種の改良方法が提案されている(特許文献2、3等参照)。
この改良方法例は、図8に示されるように、塗布ヘッド1の第2ブロック2と第3ブロック3との間のスリットから塗布液を押し出して可撓性支持体表面に塗布液を塗布するエクストルージョン型塗布方法である。この塗布ヘッド1において、第3ブロック3の外壁面3bには、支持体の幅方向に複数のL字部材4が付設されており(図示は1個のみ)、各L字部材4は、調整部材である調整ねじ5を有している。すなわち、L字部材4のねじ孔6に調整ねじ5が螺合している。そして、この調整ねじ5を締めることにより、第3ブロック3のスリットを弾性変形させるとともに、第3ブロック3のエッジ面3aの上流端Aを移動させ、塗布液の厚さを部分的に調整することができる。
特開昭61−293577号公報 特開平2−56272号公報 特開平11−314065号公報
しかしながら、上記のような従来の技術においても、解決しきれていない問題点があった。すなわち、図8に示されるような特許文献2、3の構成では、第3ブロック3を物理的に変形させるため、繰り返しの操作により、第3ブロック3、L字部材4等の構成部品に永久変形を生じる場合があった。また、スリットの開口幅を異ならせることにより、ブロックの先端部と可撓性支持体表面との距離が異なることとなり、塗布厚さに悪影響を及ぼす場合もあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、高精度で可撓性支持体の幅方向の塗布厚さを所望の分布にできる塗布ヘッド、該塗布ヘッドを有する塗布装置及び塗布方法を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、連続走行する帯状の可撓性支持体の表面に塗布液を塗布する塗布装置に使用される塗布ヘッドにおいて、前記支持体の幅方向に延びた液溜め部と、該液溜め部と連通するとともに、前記支持体の幅方向において前記支持体と対向し、開口部より塗布液を吐出するスリットと、前記支持体の幅方向の一端部又は両端部に設けられ、前記液溜め部へ塗布液を供給する供給口と、を備えており、前記スリットは、前記液溜め部との境界部から前記開口部までの距離が、前記支持体の幅方向中央部近傍において前記支持体の幅方向両端部よりも小となるように形成され、前記開口部より吐出する塗布液の量が、前記支持体の幅方向中央部近傍において、前記支持体の幅方向両端部よりも多い量となっていることを特徴とする塗布ヘッド及び該塗布ヘッドを使用した塗布方法を提供する。
本発明によれば、スリットは、液溜め部との境界部から開口部までの距離が支持体の幅方向において変化して形成され、支持体の幅方向中央部近傍における距離が支持体の幅方向両端部の距離よりも小となっており、開口部より吐出する塗布液の量が、支持体の幅方向中央部近傍において、支持体の幅方向両端部よりも多い量となっている。したがって、可撓性支持体の幅方向の塗布厚さを所望の分布に高精度でできるという効果が得られる。特に、可撓性支持体の幅方向の中央部分を両端部分よりも厚く塗布し、塗布後の可撓性支持体がロール状に巻き取られた際の安定形状確保に好適である。
本発明において、前記スリットの前記液溜め部との境界部が、前記支持体の幅方向において複数の直線が連結された形状となっていることが好ましい。また、本発明において、前記スリットの前記液溜め部との境界部が、前記支持体の幅方向において曲線形状となっていることが好ましい。このように、スリットの液溜め部との境界部が、複数の直線が連結された形状となっているか、曲線形状となっていれば、本発明の効果が好適に得られる。
また、本発明において、前記スリットの前記液溜め部との境界部が、1以上のピークを有する山型形状となっていることが好ましい。このように、スリットの液溜め部との境界部が、複数の直線又は曲線形状による1以上のピークを有する山型形状となっていれば、本発明の効果が好適に得られる。
また、本発明において、前記支持体の幅方向に複数の調整手段を有し、該調整手段により前記スリットの開口幅が局所的に調整可能となっていることが好ましい。このように、従来例(図8参照)に開示された調整手段を複数有しており、スリットの開口幅が局所的に調整可能となっていれば、本発明の構成と相俟って、好適な効果が得られる。
以上説明したように、本発明によれば、塗布ヘッドにおいて、スリットは、液溜め部との境界部から開口部までの距離が支持体の幅方向において変化して形成され、支持体の幅方向中央部近傍における距離が支持体の幅方向両端部の距離よりも小となっており、開口部より吐出する塗布液の量が、支持体の幅方向中央部近傍において、支持体の幅方向両端部よりも多い量となっている。したがって、可撓性支持体の幅方向の塗布厚さを所望の分布に高精度でできるという効果が得られる。特に、可撓性支持体の幅方向の中央部分を両端部分よりも厚く塗布し、塗布後の可撓性支持体がロール状に巻き取られた際の安定形状確保に好適である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施態様の例について説明する。図1は、本発明に適用される塗布装置のうち、塗布ヘッド10の一部を切断して示す斜視図である。図2は、塗布ヘッド10の先端部分と可撓性支持体(以下、「ウェブ」と称する)Wとの位置関係を示す概略断面図であり、ウェブWを塗布ヘッド10に対してセットし、塗布液を塗布している状態を示す。
図1及び図2に示されるように、塗布ヘッド10は、2種類の塗布液を供給できるように独立した下記の液供給系が2組設けられている。以下、この2組の液供給系の構成について説明するが、上流側の液供給系については部材番号の後にAを附し、下流側の液供給系については部材番号の後にBを附して区別することとする。
塗布ヘッド10の本体12には、長手方向(ウェブWの幅方向)に延びた液溜め部14A、14Bと、液溜め部14A、14Bと連通するとともに、長手方向(ウェブWの幅方向)においてウェブWと対向し、開口部より塗布液を吐出するスリット16A、16Bと、液溜め部14A、14Bへ塗布液を供給する液供給口18A、18Bと、液溜め部14A、14Bから塗布液を引き抜く液排出口20A、20Bと、を備えている。
液溜め部14A、14Bは、「ポケット」又は「マニホールド」とも称され、その断面が略円形をなし、図1に示されるように、ウェブWの幅方向に略同一の断面形状をもって延長された液溜め機能を有する空洞部である。その有効長さは、通常、塗布幅と同等又は若干長く設定される。液溜め部14A、14Bの貫通した両端開口部は、図1に示されるように、本体12の両端部に取付けられる閉鎖板22、24により閉止されている。なお、既述の液供給口18A、18Bは閉鎖板22に、液排出口20A、20Bは閉鎖板24にそれぞれ設けられている。
スリット16A、16Bは、液溜め部14A、14BからウェブWに向け、通常、0. 01〜0. 5mmの開口幅をもって塗布ヘッド10の本体12内部を貫通し、かつ液溜め部14A、14Bと同じようにウェブWの幅方向に延長された比較的狭隘な流路であり、ウェブWの幅方向の開口長さは塗布幅と略同等に設定される。スリット16A、16BにおけるウェブWに向けた流路の長さは、後述する図3により説明する。
次に、塗布ヘッド10の先端部分について、図2を参照しながら説明する。スリット16Aは、塗布ヘッド10の本体12(図1参照)のフロントエッジ26と第1ドクターエッジ28とにより形成される。スリット16Bは、塗布ヘッド10の本体12の第1ドクターエッジ28と第2ドクターエッジ30とにより形成される。また、塗布ヘッド10の本体12の上面(ウェブWと対向する面)には、上流側より、フロントエッジ面26a、第1ドクターエッジ面28a、第2ドクターエッジ面30aがそれぞれ形成されている。
図2に示されるように、フロントエッジ面26aは断面が略直線状に、第1ドクターエッジ面28aと第2ドクターエッジ面30aは、断面がそれぞれ所定の局率半径R1、R2の円弧状に形成されている。また、フロントエッジ面26aの後端エッジ部と第1ドクターエッジ面28aの先端エッジ部とには所定の段差が設けられ、第1ドクターエッジ面28aの後端エッジ部と第2ドクターエッジ面30aの先端エッジ部とには所定の段差が設けられ、いずれも塗布液F1、F2の所定厚さの膜が形成できるようになっている。
次に、スリット16Bの、液溜め部14Bとの境界部から開口部までの距離がウェブWの幅方向において変化して形成され、ウェブWの幅方向両端部近傍における距離がウェブWの幅方向の他の部分の距離よりも大となって構成について説明する。
図3は、第2ドクターエッジ30の液溜め部14Bの形状を示す概略斜視図である。すなわち、スリット16Bと液溜め部14Bが半割りされた形状が第2ドクターエッジ30の表面に形成されており、これと対称形状である、スリット16Bと液溜め部14Bが半割りされた反対面の形状が、第1ドクターエッジ28の表面に形成されている(図示略)。
図3に示される第2ドクターエッジ30のうち、(a)は、従来例の直線状の液溜め部14Bをなすものであり、(b)、(c)及び(d)は、本発明に係るものであり、液溜め部14Bが山型形状をなすものである。このうち、(b)は、略台形状をなし、(c)は、略三角形状をなし、(d)は、円弧状をなしている。
図3(b)、(c)及び(d)のいずれも、スリット16Bの、液溜め部14Bとの境界部から開口部までの距離がウェブWの幅方向において変化して形成され、ウェブWの幅方向両端部近傍における距離がウェブWの幅方向の他の部分の距離よりも大となっている。この距離差の最大値(図3(c)において例示するt)は、塗布液の液組成、物性、供給流量、供給液圧、等の諸条件により異なるが、3〜10mm程度あれば本発明の効果が得られる。
なお、スリット16Bの、液溜め部14Bとの境界部から開口部までの距離(ウェブWに向けた流路の長さ)は、スリット16BのウェブWの幅方向の開口長さ、塗布液の液組成、物性、供給流量、供給液圧、等の諸条件により異なるが、スリット16BのウェブWの幅方向の開口長さ(図3(c)において例示するL)が1000〜1200mm程度の場合には30〜80mmの範囲が好ましく採用できる。
次に、塗布ヘッド10のウェブWの幅方向に設けられる複数の調整手段について説明する。図4は、塗布ヘッド10の調整部材5等を示す概略斜視図である。図4における塗布ヘッド10の各構成部材は、図1及び図2と同一であることより(同一符号を附してある)、説明を省略する。また、調整部材5等についても、図8における既述の従来例と同一の構成であることより(同一符号を附してある)、説明を省略する。なお、図8の塗布ヘッド1は、図4の塗布ヘッド10に、図8の第2ブロック2は、図4の第1ドクターエッジ28に、図8の第3ブロック3は、図4の第2ドクターエッジ30に、それぞれ対応する。
次に、本発明に使用される各種材料について説明する。ウェブWとしては、樹脂フィルム、紙(レジンコーティッド紙、合成紙、等)、金属箔(アルミニウムウェブ等)等を使用できる。樹脂フィルの材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリアミド、PET(ポリエチレンテレフタレート)、二軸延伸を行ったポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミドイミド、ポリイミド、芳香族ポリアミド、セルローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースダイアセテート等の公知のものが使用できる。これらのうち、特にポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミドが好ましく使用できる。
ウェブWの幅としては、0. 1〜3mが、ウェブWの長さとしては、1000〜100000mが、ウェブWの厚さとしては、0. 5〜100μmのものがそれぞれ一般的に採用される。但し、これ以外のサイズの適用も妨げられるものではない。
これらのウェブWは、あらかじめコロナ放電、プラズマ処理、易接着処理、熱処理、除塵処理などを行っておいてもよい。ウェブWの表面粗さRaはカットオフ値0.25mmにおいて3〜10nmが好ましい。
また、ウェブWには、あらかじめ接着層等の下地層を設け乾燥硬化させたもの、裏面に他の機能層があらかじめ形成されたもの、等を用いてもよい。
第2の塗布液により形成される磁性層に使用する強磁性粉末としては、特に制限されるべきものではないが、α−Feを主成分とする強磁性金属粉末、六方晶フェライト粉末が好ましい。これらの強磁性金属粉末には所定の原子以外にAl、Si、S、Sc、Ca、Ti、V、Cr、Cu、Y、Mo、Rh、Pd、Ag、Sn、Sb、Te、Ba、Ta、W、Re、Au、Hg、Pb、Bi、La、Ce、Pr、Nd、P、Co、Mn、Zn、Ni、Sr、Bなどの原子を含んでもかまわない。特に、Al、Si、Ca、Y、Ba、La、Nd、Co、Ni、Bの少なくとも1つをα−Fe以外に含むことが好ましく、Co、Y、Alの少なくとも一つを含むことが更に好ましい。
強磁性粉末には少量の水酸化物、又は酸化物が含まれてもよい。強磁性金属粉末は公知の製造方法により得られたものを用いることができ、下記の方法を挙げることができる。1)複合有機酸塩(主としてシュウ酸塩)と水素などの還元性気体で還元する方法、2)酸化鉄を水素などの還元性気体で還元してFe又はFe−Co粒子などを得る方法、3)金属カルボニル化合物を熱分解する方法、4)強磁性金属の水溶液に水素化ホウ素ナトリウム、次亜リン酸塩又はヒドラジンなどの還元剤を添加して還元する方法、5)金属を低圧の不活性気体中で蒸発させて微粉末を得る方法、などである。
このようにして得られた強磁性金属粉末は公知の徐酸化処理、すなわち有機溶剤に浸漬したのち乾燥させる方法、有機溶剤に浸漬したのち酸素含有ガスを送り込んで表面に酸化膜を形成したのち乾燥させる方法、有機溶剤を用いず酸素ガスと不活性ガスの分圧を調整して表面に酸化皮膜を形成する方法のいずれを施したものでも用いることができる。
第1の塗布液及び磁性体を含む第2の塗布液の液組成としては、目的に応じて公知の各種の組成が選択できる。
第1の塗布液により形成される層は、実質的に非磁性であればその構成は制限されないが、通常、少なくとも樹脂からなり、好ましくは、粉体、たとえば、無機粉末又は有機粉末が樹脂中に分散されたものが挙げられる。無機粉末は、通常、好ましくは非磁性粉末であるが、この層が実質的に非磁性である範囲で磁性粉末も使用され得る。
非磁性粉末としては、たとえば、金属酸化物、金属炭酸塩、金属硫酸塩、金属窒化物、金属炭化物、金属硫化物等の無機化合物から選択することができる。無機化合物としてはたとえばα化率90%以上のα−アルミナ、β−アルミナ、γ−アルミナ、θ−アルミナ、炭化ケイ素、酸化クロム、酸化セリウム、α−酸化鉄、ヘマタイト、ゲータイト、コランダム、窒化珪素、チタンカーバイト、酸化チタン、二酸化珪素、酸化スズ、酸化マグネシウム、酸化タングステン、酸化ジルコニウム、窒化ホウ素、酸化亜鉛、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二硫化モリブデンなどが単独又は組合せで使用される。
これらの非磁性粉末の表面には表面処理が施され、Al2 3 、SiO2 、TiO2 、ZrO2 、SnO2 、Sb2 3 、ZnO、Y2 3 が存在することが好ましい。特に分散性に好ましいのはAl2 3 、SiO2 、TiO2 、ZrO2 であるが、更に好ましいのはAl2 3 、SiO2 、ZrO2 である。これらは組み合わせて使用してもよいし、単独で用いることもできる。また、目的に応じて共沈させた表面処理層を用いてもよいし、先ずアルミナを存在させた後にその表層をシリカで処理する方法、又はその逆の方法を採ることもできる。また、表面処理層は目的に応じて多孔質層にしても構わないが、均質で密である方が一般には好ましい。
次に、塗布ヘッド10を主体として、塗布装置を使用した塗布液の塗布方法について説明する。第1の塗布液F1、第2の塗布液F2は、連続的に、かつ一定の流量で送液可能な定量送液手段、一般的には定量ポンプ(図示略)により、図1に示されるように、液供給口18A、18Bを経て液溜め部14A、14Bに供給される。定量ポンプとしては、たとえば、プランジャポンプ、歯車ポンプ等の流量可変の送液手段が好ましく使用できる。
液溜め部14A、14Bに供給された第1の塗布液F1、第2の塗布液F2は、所定量がスリット16A、16Bの開口部より吐出され、残りの量が液排出口20A、20Bより排出され、定量送液手段に回収される。このような運転を行うことにより、第1の塗布液F1、第2の塗布液F2が液溜め部14A、14B内で著しく滞留することを防止できる。このような運転方法は、揺変性を有しかつ凝集し易い磁性塗布液に対しては極めて有効である。但し、液排出口20A、20Bを具備しない構造であり、スリット16A、16Bの開口部より吐出される所定量を液供給口18A、18Bより供給する構造であってもよい。また、液供給口をウェブWの幅方向の両端部に設け、両方の液供給口より略等量の塗布液を供給する構造であってもよい。
ガイドローラなどの走行案内手段(図示略)により支持されて連続走行するウェブWは、ガイドローラ等の各走行案内手段の間で略一定した張力をもって、かつその厚さ方向に若干湾曲可能な状態に装架され、図2に示されるように、塗布ヘッド10の上面(ウェブWと対向する面)に押し付けられながら図の矢印方向に所定速度で移動する。これにより、スリット16Aの開口部より吐出された第1の塗布液F1は、ウェブWの幅方向に均一な流量及び圧力分布をもって所定厚さに塗布される。そして、その下流において、スリット16Bの開口部より吐出された第2の塗布液F2は、ウェブWの幅方向に均一な流量及び圧力分布をもって、第1の塗布液F1の上に所定厚さに塗布される。
ウェブWの走行速度としては、一般的に30〜1500m/分の広い範囲で選択できるが、この範囲に限られるものではない。ウェブWの、塗布ヘッド10の上面に押し付けられる圧力が均一になるように、各走行案内手段の間でウェブWに所定の張力を加える構成が好ましい。加えられる張力としては、ウェブWの幅1mあたり49〜490N(5〜50kgf)の範囲が好ましく採用できる。この値は、塗布条件により、適宜調整することが好ましい。
このような塗布状態を実現するためには、既述したように、塗布ヘッド10の上下流側にそれぞれガイドローラなどの走行案内手段を設け、ウェブWの塗布面の反対側の面を走行案内手段に巻き掛けて走行させる。この走行案内手段と塗布ヘッド10との距離は50〜300mm程度に設定するのが好ましい。また、この走行案内手段は、ウェブWの塗布ヘッド10への進入角度や離脱角度を調整できるように、図2の上下方向に移動調整できる構成とすることが好ましい。
更に、剛性の低いウェブWの場合には、ツレシワの発生を抑止できるように、ウェブWの走行経路中にエキスパンダーロールや、クラウンロール、コンケーブロール等を設けることも好ましい。
以上、本発明に係る塗布方法の実施形態の例について説明したが、本発明は上記実施形態の例に限定されるものではなく、各種の態様が採り得る。
たとえば、本実施形態の例では、図1及び図2に示されるエクストルージョン塗布方法を採用したが、このような塗布方法に限らず、各種の態様が採用できる。この例として、1種類の塗布液を供給できるような液供給系のエクストルージョン塗布ヘッドを2台直列に配して、第1の塗布液と第2の塗布液を連続して塗布する構成、3種類の塗布液を供給できるように独立した液供給系が3組設けられているエクストルージョン塗布ヘッドを使用して塗布液を連続して塗布する構成、連続して走行するウェブWにあらかじめ上流側で第1の塗布液を塗布しておき、その第1の塗布液の一部を塗布ヘッドの先端エッジで掻き落としながら、第2の塗布液を連続して塗布する構成等広く適用できる。
また、ウェブWを塗布ヘッド10に押し付ける構成とせず、ウェブWをバックアップローラに巻き掛け、ウェブWの表面と塗布ヘッド10の先端面との間に所定のクリアランスをもって塗布する構成も採用できる。
更に、実施形態の例では、第1の塗布液として非磁性の塗布液を、第2の塗布液として磁性体を含む塗布液を使用し、磁気記録媒体を製造する態様として説明したが、本発明は、磁気記録媒体の製造のみならず、これ以外の用途にも広く適用できる。
また、本実施形態の例では、液溜め部14Bが図3(b)、(c)及び(d)に示されるような山型形状(1つのピークを有する山型形状)をなしているが、倒立W字状の2つのピークを有する山型形状、3つのピークを有する山型形状等、各種の態様が採用できる。
次に、本発明の実施例を、比較例と対比して説明する。なお、以下の各例において、「部」の表示は「重量部」 を意味する。以下の例において、磁性体を含まない第1の塗布液、及び磁性体を含む第2の塗布液の組成は以下のように調整した。
(1)磁性体を含まない第1の塗布液
非磁性粉体 α−Fe2 3 80部
平均長軸長 0.1μm
BET法による比表面積 48m2 /g
pH8、 Fe2 3 含有量 90%以上
DBP吸油量 27〜38ml/100g
表面被覆化合物 Al2 3
カーボンブラック 20部
平均1次粒子径 16μm
DBP吸油量 80ml/100g
pH8
BET法による比表面積 250m2 /g
揮発分 1. 5%
塩化ビニル共重合体 10部
日本ゼオン社製 MR−110
ポリエステルポリウレタン樹脂 5部
分子量 3.5万
ネオペンチルグリコール/カプロラクトンポリオール/MDI=0.9/2.6/1
−SO3 Na基 1×10−4eq/g含有
ブチルステアレート 1部
ステアリン酸 1部
メチルエチルケトン 100部
シクロヘキサノン 50部
トルエン 50部
上記成分を連続ニーダーで混練し、その後サンドミルを使用して分散処理を行った。その後スチールボールを使用したボールミルにて分散処理を6時間行った。得られた分散液にポリイソシアネートを3部加え、更に、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンの混合溶媒を40部加え、1μmの平均孔径を有するフィルターを用いて濾過し調整した。
(2)磁性体を含む第2の塗布液
強磁性金属微粉末 組成:Fe/Co=80/20 100部
Hc 183kA/m(2300 Oe)
BET法による比表面積 54m2 /g
結晶子サイズ 16. 5nm
表面被覆化合物 Al2 3
粒子サイズ(長軸径) 0. 10μm
針状比 8
σs 150A・m2 /kg(emu/g)
塩化ビニル系重合体 5部
日本ゼオン社製 MR−110
ポリエステルポリウレタン樹脂 3部
ネオペンチルグリコール/カプロラクトンポリオール/MDI=0. 9/2. 6/1
−SO3 Na基 1×10−4eq/g含有
αアルミナ(粒子サイズ 0. 1μm) 5部
カーボンブラック(粒子サイズ 0. 10μm) 0. 5部
ブチルステアレート 1. 5部
ステアリン酸 0. 5部
メチルエチルケトン 90部
シクロヘキサノン 30部
トルエン 60部
上記成分を連続ニーダーで混練し、その後サンドミルを使用して分散処理を行った。その後スチールボールを使用したボールミルにて分散処理を6時間行った。得られた分散液にポリイソシアネートを1部加え、更に、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンの混合溶媒を40部加え、1μmの平均孔径を有するフィルターを用いて濾過し調整した。
図1及び図2に示される塗布ヘッド10を使用して、ウェブWの表面に第1の塗布液を塗布し、未乾燥の第1の塗布液の上に磁性体を含む第2の塗布液を塗布して磁気記録媒体を製造した。塗布ヘッド10のスリット16Bと液溜め部14Bの形状は、図3に示される4種の形状のものを採用した。なお、塗布ヘッド10のスリット16Aと液溜め部14Aの形状は、従来例のストレート形状(図3(a)と同一)を採用した。
ウェブWとして、厚さ6μmのポリエチレンナフタレートを使用した。ウェブWの走行速度を200m/分とした。そして、第1の塗布液の層の湿潤状態の厚さが6. 0μmに、第2の塗布液の層の湿潤状態の厚さが平均で約1. 0μmになるように、塗布液F1及びF2の吐出量を制御した。
乾燥後の各塗布膜(実施例1〜4、及び比較例1、2)を評価し、図5の表に示す。表において、「使用ブロック」は、図3に示される4種の形状のものを意味し、「開口端調整の有無」は、図4に示される塗布ヘッド10の調整部材5等の使用の有無を意味し、「巻きシワの有無」は、ウェブWをロール状に巻き取った際の巻きシワを生じたかの有無を目視による検査で評価した結果を意味し、「形状安定状態」は、局所的な厚さムラを意味する。
図5の比較例1(「比1」と表示)は、図3の(a)の構成を使用したものであり、調整部材5等を使用しなかった例である。この例では、巻きシワが発生し、また、形状安定状態が不良(×)であった。
図5の比較例2(「比2」と表示)は、図3の(a)の構成を使用したものであり、調整部材5等を使用した例である。この例でも、巻きシワが発生し、また、形状安定状態が不良(×)であった。すなわち、この塗布条件では、単に調整部材5等を使用しても効果が得られていない。
なお、図5の比較例2のウェブWの幅方向の塗布膜の膜厚分布を測定した結果が図6のグラフに示されている。同図のように、膜厚が局所的にばらついており、このような乱れにより巻きシワが発生し、また、形状安定状態が不良となっていると考えられる。すなわち、整部材5等を使用しても、調整できる箇所が局所的にならざるを得ず、効果が得られていないと考えられる。
図5の実施例1は、図3の(b)の構成を使用したものであり、調整部材5等を使用しなかった例である。この例では、巻きシワが発生せず、また、形状安定状態も良好(○)であった。
図5の実施例2は、図3の(c)の構成を使用したものであり、調整部材5等を使用しなかった例である。この例では、巻きシワが発生せず、また、形状安定状態も良好(○)であった。
図5の実施例3は、図3の(d)の構成を使用したものであり、調整部材5等を使用しなかった例である。この例では、巻きシワが発生せず、また、形状安定状態も良好(○)であった。
なお、図5の実施例3のウェブWの幅方向の塗布膜の膜厚分布を測定した結果が図7のグラフに示されている。同図のように、膜厚はウェブWの幅方向の中央部分が厚い、滑らかな山型分布となっている。その結果、巻きシワが発生せず、また、形状安定状態も良好(○)であったと考えられる。
図5の実施例4は、図3の(d)の構成を使用したものであり、調整部材5等を使用した例である。この例では、巻きシワが発生せず、また、形状安定状態が非常に良好(◎)であった。すなわち、調整部材5等を使用した効果と相俟った効果が得られた。
以上の結果より、本発明の効果が確認できた。
塗布装置のうち、塗布ヘッドの一部を切断して示す斜視図 塗布ヘッドの先端部分と可撓性支持体との位置関係を示す概略断面図 第2ドクターエッジの液溜め部形状を示す概略斜視図 塗布ヘッドの調整部材等を示す概略斜視図 実施例及び比較例の結果を示す表 比較例の幅方向膜厚分布を示すグラフ 実施例の幅方向膜厚分布を示すグラフ 従来例の塗布ヘッドを示す概略断面図
符号の説明
10…塗布ヘッド、12…本体、14…液溜め部、16…スリット、18…液供給口、20…液排出口、22、24…閉鎖板、26…フロントエッジ、28…第1ドクターエッジ、30…第2ドクターエッジ、F1…第1の塗布液、F2…第2の塗布液、W…可撓性支持体(ウェブ)


Claims (10)

  1. 連続走行する帯状の可撓性支持体の表面に塗布液を塗布する塗布装置に使用される塗布ヘッドにおいて、
    前記支持体の幅方向に延びた液溜め部と、
    該液溜め部と連通するとともに、前記支持体の幅方向において前記支持体と対向し、開口部より塗布液を吐出するスリットと、
    前記支持体の幅方向の一端部又は両端部に設けられ、前記液溜め部へ塗布液を供給する供給口と、を備えており、
    前記スリットは、前記液溜め部との境界部から前記開口部までの距離であるスリット長が、前記支持体の幅方向中央部近傍において前記支持体の幅方向両端部よりも小となるように形成され、
    前記幅方向中央部近傍のスリット長と、前記幅方向両端部近傍のスリット長の差の最大値が、3〜10mmであり、
    前記開口部より吐出する塗布液の量が、前記支持体の幅方向中央部近傍において、前記支持体の幅方向両端部よりも多い量となっていることを特徴とする塗布ヘッド。
  2. 連続走行する帯状の可撓性支持体の表面に塗布液を塗布する塗布装置に使用される塗布ヘッドにおいて、
    前記支持体の幅方向に延びた液溜め部と、
    該液溜め部と連通するとともに、前記支持体の幅方向において前記支持体と対向し、開口部より塗布液を吐出するスリットと、
    前記支持体の幅方向の一端部又は両端部に設けられ、前記液溜め部へ塗布液を供給する供給口と、を備えており、
    前記スリットは、前記液溜め部との境界部から前記開口部までの距離であるスリット長が、前記支持体の幅方向中央部近傍において前記支持体の幅方向両端部よりも小となるように形成され、
    前記支持体の幅方向の前記開口部の長さが1000mm〜1200mmであり、かつ、前記スリット長が30〜80mmであり、
    前記開口部より吐出する塗布液の量が、前記支持体の幅方向中央部近傍において、前記支持体の幅方向両端部よりも多い量となっていることを特徴とする塗布ヘッド。
  3. 前記支持体の幅方向の前記開口部の長さが1000mm〜1200mmであり、かつ、前記スリット長が30〜80mmである、請求項1に記載の塗布ヘッド。
  4. 前記スリットの前記液溜め部との境界部が、前記支持体の幅方向において複数の直線が連結された形状となっている請求項1〜3のいずれか1項に記載の塗布ヘッド。
  5. 前記スリットの前記液溜め部との境界部が、前記支持体の幅方向において曲線形状となっている請求項1〜3のいずれか1項に記載の塗布ヘッド。
  6. 前記スリットの前記液溜め部との境界部が、1以上のピークを有する山型形状となっている請求項1〜のいずれか1項に記載の塗布ヘッド。
  7. 前記支持体の幅方向に複数の調整手段を有し、該調整手段により前記スリットの開口幅が局所的に調整可能となっている請求項1〜のいずれか1項に記載の塗布ヘッド。
  8. 前記請求項1〜のいずれか1項に記載の塗布ヘッドを備えることを特徴とする塗布装置。
  9. 連続走行する帯状の可撓性支持体の表面に塗布液を塗布する塗布方法において、
    前記支持体の幅方向に延びた液溜め部と、
    該液溜め部と連通するとともに、前記支持体の幅方向において前記支持体と対向し、開口部より塗布液を吐出するスリットと、
    前記支持体の幅方向の一端部又は両端部に設けられ、前記液溜め部へ塗布液を供給する供給口と、を備えており、
    前記スリットは、前記液溜め部との境界部から前記開口部までの距離であるスリット長が、前記支持体の幅方向中央部近傍において前記支持体の幅方向両端部よりも小となるように形成され、
    前記幅方向中央部近傍のスリット長と、前記幅方向両端部近傍のスリット長の差の最大値が、3〜10mmであり、
    前記開口部より吐出する塗布液の量が、前記支持体の幅方向中央部近傍において、前記支持体の幅方向両端部よりも多い量となっている塗布ヘッドを使用することを特徴とする塗布方法。
  10. 連続走行する帯状の可撓性支持体の表面に塗布液を塗布する塗布方法において、
    前記支持体の幅方向に延びた液溜め部と、
    該液溜め部と連通するとともに、前記支持体の幅方向において前記支持体と対向し、開口部より塗布液を吐出するスリットと、
    前記支持体の幅方向の一端部又は両端部に設けられ、前記液溜め部へ塗布液を供給する供給口と、を備えており、
    前記スリットは、前記液溜め部との境界部から前記開口部までの距離であるスリット長が、前記支持体の幅方向中央部近傍において前記支持体の幅方向両端部よりも小となるように形成され、
    前記支持体の幅方向の前記開口部の長さが1000mm〜1200mmであり、かつ、前記スリット長が30〜80mmであり、
    前記開口部より吐出する塗布液の量が、前記支持体の幅方向中央部近傍において、前記支持体の幅方向両端部よりも多い量となっている塗布ヘッドを使用することを特徴とする塗布方法。
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