JP4423950B2 - 交流交流直接変換器の制御装置 - Google Patents

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本発明は、半導体スイッチを用いて多相交流電圧を任意の大きさ及び周波数の多相交流電圧に変換する交流交流直接変換器の制御装置に関し、特に、マトリクスコンバータ等の電力変換器内に想定した仮想PWM整流器及び仮想PWMインバータを制御する際のPWMパルス発生手段に特徴を有する制御装置に関するものである。
単方向の電流を制御できる少なくとも二つの単方向半導体スイッチにより交流スイッチを構成し、この交流スイッチ群をスイッチングして三相交流電源から任意の大きさ及び周波数の三相交流電圧を直接得るようにした交流交流直接変換器として、マトリクスコンバータを例にとって以下に説明する。
図4は、マトリクスコンバータ20及びその制御装置を示す従来技術のブロック図である。ここで、マトリクスコンバータ20は、三相交流電源に接続される各相入力端子R,S,Tと負荷側の各相出力端子U,V,Wとの間に、双方向性の交流スイッチS1〜S9を接続して構成されている。なお、これらの交流スイッチS1〜S9は、前述したように、例えば双方向に耐圧を持つ二つの単方向半導体スイッチを逆並列接続したり、逆並列ダイオードがそれぞれ接続された二つの単方向半導体スイッチを逆方向に直列接続して構成されている。
上記マトリクスコンバータ20では、交流スイッチS1〜S9を構成する単方向スイッチをPWM制御して三相交流電圧を直接切り出し、任意の大きさ、周波数を持つ三相交流電圧を得て負荷に供給している。
ここで、マトリクスコンバータの入力電流及び出力電圧の制御方式としては、マトリクスコンバータ内に仮想のPWM整流器(以下、必要に応じて単に仮想整流器という)と仮想のPWMインバータ(同じく単に仮想インバータという)とを想定し、これらをPWM制御する仮想AC/DC/AC変換方式が知られている(後述する非特許文献1参照)。
以下、この仮想AC/DC/AC変換方式の概要を説明する。
図4の従来技術では、仮想整流器により入力電流を制御する。すなわち、入力電流指令から台形波指令発生手段11により、一相だけをスイッチングする台形波の入力電流指令を生成する。そして、この入力電流指令とキャリア発生手段12により発生させたキャリアとを比較手段13により比較し、仮想整流器側のPWMパルスパターンを得る。
一方、仮想インバータ側については、比較手段13から出力されるPWMパルスパターンに基づき、仮想整流器のスイッチングしている相のオンオフ比をオンオフ比抽出手段16により抽出し、このオンオフ比を用いてキャリアである三角波の頂点位置を移動した変形三角波を対称変形三角波発生手段14により発生させる。そして、この対称変形三角波を比較手段15により出力電圧指令と比較し、仮想インバータ側のPWMパルスパターンを得る。
その後、PWMパルス合成手段17により、仮想整流器と仮想インバータのPWMパルスパターンを合成し、マトリクスコンバータ20のPWMパルスパターンを得て交流スイッチS1〜S9をスイッチングしている。
ここで、図5は仮想インバータキャリアに対称変形三角波を用いた場合の仮想整流器PWMパルス、仮想インバータの上アーム及び下アームのPWMパルス、マトリクスコンバータ20のPWMパルスを示している。
図示するように、仮想整流器キャリア(キャリア発生手段12の出力)のUp/Downに応じて、仮想インバータキャリアのUp/Downパターンを切り替える。図5では、対称変形三角波発生手段14における割り込み処理により、仮想整流器キャリアの最大値、最小値(山、谷)の時点で仮想インバータキャリアのピーク値をセット(プリセット)している。
仮想インバータキャリアのUpとDownとの比は、仮想整流器PWMパルスのオンオフ比(デューティ比)により決定する。その結果、図5に示すように、仮想インバータキャリアは仮想整流器キャリアの山、谷のピークで対称な変形三角波となり、結果的に、仮想インバータの上アームPWMパルス及び下アームPWMパルスは、仮想整流器キャリアの山谷に対して対称になる。
なお、図5において、a〜dは仮想整流器PWMパルスが変化するタイミングを示している。
次に、図6はマトリクスコンバータ20の出力一相分の回路を示している。マトリクスコンバータ20では、電源電圧値の最大/中間/最小に応じてスイッチングするスイッチを選択し、出力電圧を制御している。
図6は、図4における電源側のR相、S相、T相の電圧の大きさに応じた最大相、中間相、最小相と出力側のU相との間にそれぞれ接続される交流スイッチ21,22,23を表したものである。例えば、R相が最大相、S相が中間相、T相が最小相である場合、図6の交流スイッチ21,22,23は、図4における交流スイッチS1,S4,S7にそれぞれ相当する。
図6において、最大相、中間相、最小相との接続関係に起因する印加電圧の極性から、参照記号にaを付したスイッチ21a,23aはIGBTモードで動作するスイッチ、参照記号bを付したスイッチ21b,23bは還流ダイオードモードで動作するスイッチをそれぞれ示している。
ここで、IGBTモードとは、コレクタ−エミッタ間に順電圧が印加されている(コレクタ電圧がエミッタ電圧より高い)状態の動作モードをいい、ゲートオンと同時に電流が流れる動作モードである。また、還流ダイオードモードとは、コレクタ−エミッタ間に逆電圧が印加されている(コレクタ電圧がエミッタ電圧より低い)状態の動作モードをいい、この場合には、順電圧が印加されてゲートオンしないと電流が流れず、インバータにおける還流ダイオードとほぼ同様の作用になることから還流ダイオードモードと称している。
また、中間相に接続される交流スイッチ22のスイッチ22a/b,22b/aについては、最大相及び中間相の間でスイッチングする場合(交流スイッチ22が下アームとして動作する場合)と、中間相及び最小相の間でスイッチングする場合(交流スイッチ22が上アームとして動作する場合)とで、IGBTモード、還流ダイオードモードになるスイッチが何れも入れ替わることになる。このため、参照符号に2a/b,2b/aを付してある。
例えば、図6における最大相及び中間相の間の交流スイッチ21,22でスイッチングする場合には、スイッチ22a/bがIGBTモード、22b/aが還流ダイオードモードとなり、中間相及び最小相の間の交流スイッチ22,23でスイッチングする場合には、スイッチ22a/bが還流ダイオードモード、22b/aがIGBTモードとなる。
なお、前述した仮想AC/DC/AC変換方式では、スイッチングモードに関する基本的な概念として、「上アーム切替」と「下アーム切替」とがある。
「上アーム切替」とは、仮想インバータの上アームPWMパルスを最大相と中間相の交流スイッチのPWMパルスにより分配してスイッチングするモードであり、「下アーム切替」とは、仮想インバータの下アームPWMパルスを中間相と最小相の交流スイッチのPWMパルスにより分配してスイッチングするモードである。
ここで、「分配する」とは、例えば「上アーム切替」の時に、仮想インバータの上アームPWMパルスが、最大相と中間相の交流スイッチのPWMパルスの論理和になることを意味する。
「上アーム切替」になるか「下アーム切替」になるかは中間相の電圧(以下、中間電圧という)の極性に依存し、中間電圧が正のときは「上アーム切替」、中間電圧が負のときは「下アーム切替」となる。
例えば、中間電圧が正(上アーム切替)のときは、仮想インバータのU相上アームのPWMパルスを図6における交流スイッチ21,22のPWMパルスにより分配し、中間電圧が負(下アーム切替)のときは、仮想インバータのU相下アームのPWMパルスを図6における交流スイッチ22,23のPWMパルスにより分配する。
この動作について、前述した図5を参照すると、中間電圧が正の時の「上アーム切替」では、スイッチング1周期(仮想整流器のキャリア1周期)中に、マトリクスコンバータのPWMパルスとして合計6回のスイッチングを行っている。
また、中間電圧が負の時の「下アーム切替」では、スイッチング1周期中に合計4回のスイッチングを行うことになる。
伊東淳一ほか2名,「仮想AC/DC/AC変換方式によるマトリックスコンバータの入出力波形改善法」,社団法人電気学会研究会資料(半導体電力変換・産業電力電気応用合同研究会),SPC−02−77〜96,IEA−02−18〜37,平成14年11月14日,p.75−80
上述した仮想AC/DC/AC変換方式によるマトリクスコンバータのスイッチング方式には、以下の問題がある。
(1)上アーム切替の際のスイッチング回数が多いため、スイッチング損失や発生ノイズが増加する。この結果、放熱フィンの体積やノイズフィルタの体積も増加し、装置全体が大型化する。
(2)上アーム切替と下アーム切替とでスイッチング回数が異なることから、スイッチング時に発生する転流による出力電圧誤差が、上アーム切替時と下アーム切替時で異なる。このため、出力電圧の制御精度が悪化し、波形の歪みを増加させると共に、負荷が電動機の場合にはトルクリプルや騒音の原因となる。
そこで本発明は、仮想AC/DC/AC変換方式によりPWM制御される交流交流直接変換器において、上アーム切替時、下アーム切替時の何れの場合でもスイッチング回数を少なくかつ同数にしてスイッチング損失やノイズを低減すると共に、出力電圧の制御精度を向上させた小型かつ高性能の交流交流直接変換器の制御装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載した発明は、単方向の電流を制御可能な少なくとも二つの単方向半導体スイッチからなる双方向性の交流スイッチを複数設けて交流スイッチ群を構成し、多相交流電源の各相に接続される前記交流スイッチ群により多相交流電圧を任意の大きさ及び周波数を有する多相交流電圧に直接変換する交流交流直接変換器の制御装置であって、前記直接変換器内に想定した仮想整流器及び仮想インバータに対する各PWMパルスを合成して前記直接変換器に与えるPWMパルス合成手段と、仮想整流器のPWMパルスのオンオフ比に応じて生成したキャリアを仮想インバータキャリアとして発生する仮想インバータキャリア発生手段と、を備えた交流交流直接変換器の制御装置において、
前記仮想インバータキャリア発生手段は、
第1のUp/Down信号としての仮想整流器キャリアのUp/Down信号と、仮想整流器PWMパルスと、から生成した第2のUp/Down信号としての仮想インバータキャリアのUp/Down信号を、各相電源電圧のうち中間電圧相の電圧極性に応じて反転させる手段と、
前記第2のUp/Down信号に従い、仮想整流器キャリアのピークでゼロまたは所定のピーク値をセットしてカウント動作することにより仮想インバータキャリアを生成する手段と、を備えたものである。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した交流交流直接変換器の制御装置において、前記第2のUp/Down信号を、前記第1のUp/Down信号と仮想整流器PWMパルスとの排他的論理和によって生成するものである。
請求項3に記載した発明は、請求項1または2に記載した交流交流直接変換装置の制御装置において、前記所定のピーク値を、仮想整流器PWMパルスのパルス幅に応じた値としたものである。
請求項4に記載した発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載した交流交流直接変換器の制御装置において、前記中間電圧相の電圧極性が正負何れの場合にも、前記直接変換器のスイッチング1周期におけるスイッチング回数を同数(例えば4回)としたものである。
請求項5に記載した発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載した交流交流直接変換器の制御装置において、交流交流直接変換器が三相−三相直接変換を行うマトリクスコンバータであることを特徴とする。
本発明によれば、マトリクスコンバータをはじめとする交流交流直接変換器において、中間電圧の極性に従って仮想インバータのキャリアを反転させることにより、全電源周期にわたって上アーム切替時、下アーム切替時ともにスイッチング回数を少なくすることができ、スイッチング損失やノイズを低減することができる。これにより、放熱フィンやノイズフィルタの体積増大を防ぎ、装置全体を小型化することが可能である。
また、上アーム切替時、下アーム切替時のスイッチング回数を同数にすることにより、出力電圧誤差によって出力電圧の制御精度が悪化するおそれもなく、出力電圧波形の歪みを解消できると共に、トルクリプルや騒音の発生を抑制した高性能な交流交流直接変換器を実現することができる。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1はこの実施形態の構成を示すブロック図であり、図4と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略し、以下では図4と異なる部分を中心に説明する。
図1において、18は仮想インバータキャリア生成手段としてのスイッチング回数低減対称変形三角波発生手段であり、オンオフ比抽出手段16から出力される仮想整流器のスイッチング相のオンオフ比が入力され、また、電源側のR,S,T相のうち中間相の電圧(中間電圧)が入力されている。この変形三角波発生手段18では、これらの入力に基づいて対称変形三角波を作成し、仮想インバータ側のキャリアとして出力する。
前述したように、中間電圧の極性によって上アーム切替と下アーム切替とが発生し、スイッチング回数が変化するので、本実施形態では、各相の電源電圧から検出した中間電圧をスイッチング回数低減対称変形三角波発生手段18に入力し、この発生手段18により、中間電圧に依存するキャリアを発生させて仮想インバータのPWMパルスを得る。
以下に、本実施形態によるPWMパルス発生原理、及びスイッチング回数低減の原理について説明する。
図2は、仮想整流器キャリア、仮想整流器PWMパルス、仮想インバータキャリア、仮想インバータ上アームPWMパルス、及び上アーム切替時のマトリクスコンバータのPWMパルス等を示す図である。
上アーム切替時にスイッチング回数が増加する原因は、前述した図5のa〜dから明らかなように、仮想整流器のPWMパルス変化に伴うパルス変化が、マトリクスコンバータ20のPWMパルスに現れるためである。
これに対し、下アーム切替では、仮想整流器のPWMパルス変化がマトリクスコンバータの最小相(仮想インバータの下アーム)に接続されている交流スイッチのPWMパルスがオフの時に現れており、仮想整流器のPWMパルス変化に伴うパルス変化はマトリクスコンバータのPWMパルスに現れない。
すなわち、切替アームと同一アーム(例えば上アーム切替時における上アーム、または下アーム切替時における下アーム)の仮想インバータPWMパルスがオフのときに仮想整流器をスイッチングすれば、仮想整流器のPWMパルス変化がマトリクスコンバータのPWMパルスに現れることはなく、スイッチング回数を減少させることができる。
そこで、図2に示すように、例えば中間電圧が正である上アーム切替時には、仮想整流器キャリアの山、谷のタイミングで割り込み処理により仮想インバータキャリアの値として後述のUp/Downカウンタにゼロをセットすると共に、図5の従来技術に対して仮想インバータキャリアのUp/Downのタイミングを反転させる(仮想インバータキャリアを180°反転させる)。なお、このUp/Downのタイミングの反転は、Up/DownカウンタのUpカウント、Downカウントの切り替えによって行うこととする。
この結果、図2に示す如く、仮想インバータキャリアの山の折り返し点(頂上点)と仮想整流器のPWMパルス変化時点とが同期することになる。
これにより、仮想整流器のPWMパルス変化は最大相に接続されている上アームの交流スイッチが必ずオフしているときに発生することになり、マトリクスコンバータのPWMパルスに仮想PWM整流器のパルス変化は現れない。
従って、上アーム切替時のマトリクスコンバータ20のスイッチング回数を図2のように4回にすることができる。
なお、仮想インバータキャリアの位相が反転しても、キャリア波形が直線であれば、キャリア比較方式では1スイッチング周期(仮想整流器キャリアまたは仮想インバータキャリアの1周期)中に出力電圧指令に応じたオンオフ比のパルスが発生するので、出力電圧指令に応じた出力電圧を得ることができる。
また、図示されていないが、中間電圧が負である下アーム切替時には、仮想整流器キャリアの山、谷のタイミングの割り込み処理により、仮想インバータキャリアの値として、仮想整流器PWMパルスのパルス幅に応じたピーク値をUp/Downカウンタにセットすると共に、図2に対して仮想インバータキャリアを180°反転させればよい。
次に、図3は、図1におけるスイッチング回数低減対称変形三角波発生手段18のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3において、181は中間電圧が入力される中間電圧正負判別回路、182は仮想整流器キャリアのUp/Down信号と仮想整流器PWMパルスが入力されるXOR(排他的論理和)回路、183はXOR回路182の出力が加えられるNOT回路、184は中間電圧の極性に応じてXOR回路182の出力とNOT回路183の出力とを切り替え、これらの何れかを仮想インバータキャリアUp/Down信号として出力するセレクタ、185はセレクタ184からの仮想インバータキャリアUp/Down信号に応じてUp/Downカウントし、かつ、仮想整流器キャリアのピーク値とゼロとが入力されるUp/Downカウンタであり、このカウンタ185の出力が仮想インバータキャリアとして前記比較手段15に入力されている。
また、186,187は仮想インバータの出力電圧指令が保持されている電圧指令レジスタ、188は仮想整流器PWMパルスに応じてレジスタ186,187を選択し、所定の電圧指令を比較手段15に出力するセレクタである。
ここで、従来では、仮想整流器PWMパルスと仮想整流器キャリアUp/Down信号とを用いて仮想インバータキャリアのUp/Downを決定していた。
しかるに本実施形態では、スイッチング回数を低減するために、中間電圧の極性に応じてインバータキャリアのUp/Downを反転させ、仮想整流器キャリアのピークに同期した割り込みごとに、Up/Downカウンタ185に対して、インバータキャリアピーク値を仮想整流器のPWMパルス幅に応じたピーク値またはゼロにセットする。
ただし、仮想インバータキャリアを反転するときにキャリアの跳躍が出ないように、キャリアのピーク時点でUp/Downを必ず切り替えることとする。
なお、図2の下段には、図3における仮想整流器キャリアUp/Down信号、XOR回路182の出力、NOT回路183の出力を併せて示してある。中間電圧の極性に応じて図示するXOR回路182の出力、NOT回路183の出力をセレクタ184により選択し、選択した信号を仮想インバータキャリアのUp/Down信号として用いることで図示する仮想インバータキャリアが生成される。ここで、図2の例は、セレクタ184がNOT回路183の出力を選択し、この出力を仮想インバータキャリアのUp/Down信号として用いた例である。
また、図示されていないが、図2の例では下アーム切替時にも1スイッチング周期中のスイッチング回数は4回となる。
本発明の実施形態を示すブロック図である。 本発明の実施形態における上アーム切替時の各キャリア及びPWMパルス等の説明図である。 図1におけるスイッチング回数低減対称変形三角波発生手段の構成図である。 従来技術を示すブロック図である。 従来技術における仮想整流器パルス、仮想インバータパルス等の説明図である。 マトリクスコンバータの出力一相分の回路図である。
符号の説明
11:台形波指令発生手段
12:キャリア発生手段
13,15:比較手段
16:オンオフ比抽出手段
17:PWMパルス合成手段
18:スイッチング回数低減対称変形三角波発生手段
20:マトリクスコンバータ
181:中間電圧正負判別回路
182:XOR回路
183:NOT回路
184,188:セレクタ
185:Up/Downカウンタ
186,187:電圧指令レジスタ
S1〜S9:交流スイッチ

Claims (5)

  1. 単方向の電流を制御可能な少なくとも二つの単方向半導体スイッチからなる双方向性の交流スイッチを複数設けて交流スイッチ群を構成し、多相交流電源の各相に接続される前記交流スイッチ群により多相交流電圧を任意の大きさ及び周波数を有する多相交流電圧に直接変換する交流交流直接変換器の制御装置であって、前記直接変換器内に想定した仮想整流器及び仮想インバータに対する各PWMパルスを合成して前記直接変換器に与えるPWMパルス合成手段と、仮想整流器のPWMパルスのオンオフ比に応じて生成したキャリアを仮想インバータキャリアとして発生する仮想インバータキャリア発生手段と、を備えた交流交流直接変換器の制御装置において、
    前記仮想インバータキャリア発生手段は、
    第1のUp/Down信号としての仮想整流器キャリアのUp/Down信号と、仮想整流器PWMパルスと、から生成した第2のUp/Down信号としての仮想インバータキャリアのUp/Down信号を、各相電源電圧のうち中間電圧相の電圧極性に応じて反転させる手段と、
    前記第2のUp/Down信号に従い、仮想整流器キャリアのピークでゼロまたは所定のピーク値をセットしてカウント動作することにより仮想インバータキャリアを生成する手段と、
    を備えたことを特徴とする交流交流直接変換器の制御装置。
  2. 請求項1に記載した交流交流直接変換器の制御装置において、
    前記第2のUp/Down信号を、前記第1のUp/Down信号と仮想整流器PWMパルスとの排他的論理和によって生成することを特徴とする交流交流直接変換器の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載した交流交流直接変換器の制御装置において、
    前記所定のピーク値を、仮想整流器PWMパルスのパルス幅に応じた値としたことを特徴とする交流交流直接変換器の制御装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載した交流交流直接変換器の制御装置において、
    前記中間電圧相の電圧極性が正負何れの場合にも、前記直接変換器のスイッチング1周期におけるスイッチング回数を同数としたことを特徴とする交流交流直接変換器の制御装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載した交流交流直接変換器の制御装置において、
    交流交流直接変換器が三相−三相直接変換を行うマトリクスコンバータであることを特徴とする交流交流直接変換器の制御装置。
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