JP4423160B2 - トランク付きエレベーター用乗りかご。 - Google Patents

トランク付きエレベーター用乗りかご。 Download PDF

Info

Publication number
JP4423160B2
JP4423160B2 JP2004308182A JP2004308182A JP4423160B2 JP 4423160 B2 JP4423160 B2 JP 4423160B2 JP 2004308182 A JP2004308182 A JP 2004308182A JP 2004308182 A JP2004308182 A JP 2004308182A JP 4423160 B2 JP4423160 B2 JP 4423160B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
trunk
door
locking plate
lock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004308182A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006117408A (ja
Inventor
和男 山本
利昭 松尾
康仁 弦間
規能 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Building Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Building Systems Co Ltd
Priority to JP2004308182A priority Critical patent/JP4423160B2/ja
Publication of JP2006117408A publication Critical patent/JP2006117408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4423160B2 publication Critical patent/JP4423160B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

本発明は、トランク付きエレベーター用乗りかごに関するものである。
従来のトランク付きエレベーター用乗りかごでは、乗りかご用出入口と対向する内壁側にトランクを設け、そのトランクの出入口面に、左右対称の2枚の扉体により観音開き状に構成したトランク扉を配置するとともに、その2枚の扉体を通常時は閉じられて施錠装置により施錠されて開かないようにしている。そのために、従来のトランク付きエレベーター用乗りかごにおいて、トランク扉を開かせたい場合は、トランク扉の施錠装置を解錠するための専用鍵を保管している管理人に、解錠操作を逐次依頼する必要があり、面倒であって手間が掛かるものであった。また、管理人が不在の場合には、速やかにトランク扉を開けることができなかった。
そこで、トランク扉を開けるための手間や操作の煩わしさを排除して速やかにトランク扉を開けることができるようにしたトランク付きエレベーター用乗りかごとして、乗りかごの出入口と対向する内側面に設けられたトランクのトランク扉を、昇降自在に設けるとともに、乗りかご内若しくは監視センターに設けられた押釦の操作に基づきトランク扉を開けるための開制御信号を出力する制御装置及びこの制御装置の開制御信号に基づきトランク扉を開く方向に移動させる扉開閉装置などを設けるようにしたものが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−167633号公報(3頁左段5行〜4頁右段23行、図3)
しかしながら、上記特開平10−167633号公報に示すように、トランク扉を昇降自在に設けるようにしたトランク付きエレベーター用乗りかごでは、トランク扉を昇降させるための駆動源となるモーター、そのモーターを制御するための制御装置、トランク扉の移動をガイドするためのガイドレールなどを新たに設置する必要があり、大幅な改修作業となり、改修工期が長く、かつ、改修コストが高くなるという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来技術における問題にかんがみ、既設のトランク付き乗りかごを大幅に改修することなく、管理人が不在の場合であっても、トランク扉を速やかに開閉させることを可能にしたトランク付きエレベーター用乗りかごを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、乗りかごの出入口と対向する内側面側にトランクを設け、このトランクの出入口に観音開き式の一対の扉体からなるトランク扉を設けてなるトランク付きエレベーター用乗りかごにおいて、前記トランク扉の一方の扉体にシリンダー錠を取り付けるとともに、前記トランク扉の他方の扉体にソレノイド式電子錠を取り付け、しかも、前記シリンダー錠の施錠板を解錠位置から施錠位置に回動させて前記ソレノイド式電子錠のロッドに係止させることで、トランク扉を施錠状態にするとともに、その施錠状態における前記ロッドを作動させて、前記ロッドと前記施錠板との係止を解除させることで、前記トランク扉を解錠状態にする構成にしたことを特徴としている。
さらに、前記ソレノイド式電子錠は、本体ケースと、この本体ケースから出入するロッドと、このロッドを吸引移動させるための吸引力を発生させる電磁石と、この電磁石による吸引力が消勢するとロッドを元の位置に移動させるばね部材とを備え、しかも、解錠信号が入力されると、前記電磁石による吸引力を発生させ、その吸引力により前記ロッドを吸引移動させるとともに、施錠信号が前記電磁石に入力されると、前記電磁石による吸引力が消えて前記ロッドが前記ばね部材によるばね力に押されて元の位置に戻るようにしたことを特徴としている。
さらに、施錠信号が前記ソレノイド式電子錠に入力されて前記ロッドが上昇した状態で、かつ、前記シリンダー錠の施錠板が施錠位置にある状態のときに、前記一方の扉体が閉じられても、前記施錠板が前記ロッドを乗り越えそのロッドの後方に移動して前記トランク扉を施錠状態にさせる傾斜面を、前記ソレノイド式電子錠のロッドの先端部分に形成してなることを特徴としている。
本発明によれば、トランク扉の他方の扉体にソレノイド式電子錠を設けて、そのソレノイド式電子錠のロッドとトランク扉の一方の扉体に設けたシリンダー錠の施錠板とを、係止させたりその係止を解除させたりすることで、トランク扉を施錠状態にしたり、あるいはトランク扉を解錠状態にしたりすることを可能にし、しかも、シリンダー錠の専用鍵がなくとも、ソレノイド式電子錠のロッドを作動させることで、簡単にトランク扉を解錠状態にすることのできるトランク付きエレベーター用乗りかごがえられる。また、管理人が保管するところのシリンダー錠の専用鍵がなくとも、ソレノイド式電子錠に解錠信号を入力させてソレノイド式電子錠のロッドを移動させることで、難なくトランク扉を解錠状態にすることのできる使い勝手のよいトランク付きエレベーター用乗りかごがえられる。
以下、本発明に係わるトランク付きエレベーター用乗りかごの実施形態例を、図1から図8に基づいて説明する。
図1〜図3において、本発明の第1実施形態のトランク付きエレベーターに用いられる乗りかご1には、その乗りかご1の出入口と対向する内側面にトランク2が設けられている。トランク2の出入口には、トランク扉3が設けられている。トランク扉3は、左右一対の扉体3A、3Bからなっており、その一対の扉体3A、3Bを、ヒンジ9、9Aによって乗りかご1の内側面に開閉自在に設けることで、観音開き(両開き)式にしてある。
トランク扉3の一方の扉体3Aには、その扉体3Aの自由端側に近接してシリンダー錠4が設けられている。シリンダー錠4は、シリンダー錠4の鍵穴4Aに専用鍵5を差し込み、その専用鍵5を回動させると、解錠位置P1から施錠位置P2(反時計方向)あるいは施錠位置P2から解錠位置P1(時計方向)に回動する施錠板6を、少なくとも有している。
トランク扉3の他方の扉体3Bには、その扉体3Bの自由端側に鋼材からなる取り付け部材7を用いてソレノイド式電子錠8が設けられている。ソレノイド式電子錠8は、本体ケース8Aと、この本体ケース8Aから出入する丸棒状のロッド10と、このロッド10を吸引移動させるための吸引力を発生させる電磁石(図示せず)と、この電磁石による吸引力が消勢するとロッド10を元の位置に移動させるばね部材(図示せず)とを、少なくとも有している。電磁石及びばね部材は、本体ケース8A内に収納されている。なお、ロッド10を丸棒状としているが、角棒状であってもよい。
ソレノイド式電子錠8は、そのソレノイド式電子錠8に信号発信装置(図示せず)から解錠信号(通電信号)がリード線11を介して入力されると、電磁石による吸引力を発生させ、その吸引力によりロッド10を吸引移動させるとともに、信号発信装置(図示せず)から施錠信号(非通電信号)がリード線11を介して電磁石に入力させると、電磁石による吸引力が消えてロッド10がばね部材によるばね力に押されて元の位置に戻るように構成されている。本実施形態例では、解錠信号(通電信号)がソレノイド式電子錠8に入力されると、ロッド10が下降して本体ケース8A内に入り、かつ、施錠信号(非通電信号)がソレノイド式電子錠8に入力されると、ロッド10が上昇して本体ケース8Aの上方に突出するようにしてある。なお、信号発信装置は、乗りかご1内に設けられる操作盤やエレベーターの監視センター若しくは保守会社に設置するようにしてもよい。また、信号発信装置は、リード線11を使用しないで、保守員が携帯する無線操作装置に設置するようにしてもよい。
両扉体3A、3Bを閉じた状態では、シリンダー錠4の施錠板6とソレノイド式電子錠8のロッド10とを、図4に示すように、配置してある。すなわち、シリンダー錠4の施錠板6とソレノイド式電子錠8のロッド10とは、シリンダー錠4の施錠板6が解錠位置P1にある状態(垂直方向に延びている状態)では、ロッド10に施錠板6が係止することなく、かつ、シリンダー錠4の施錠板6が施錠位置P2にある状態(水平方向に延びている状態)では、ロッド10に施錠板6がロッド10の後方に位置して係止するように配置される。本実施形態例では、シリンダー錠4の鍵穴4Aに専用鍵5を差し込み、その専用鍵5を反時計方向に回転させて、シリンダー錠4の施錠板6を、ロッド10の後方に、かつ、水平に倒すことで、ロッド10に施錠板6が係止して施錠状態となるとともに、シリンダー錠4の鍵穴4Aに差し込んだ専用鍵5を時計方向に回転させて、シリンダー錠4の施錠板6を垂直に倒立させることで、ロッド10から施錠板6が離れて解錠状態となるようにしてある。
取り付け部材7は、図3に示すように、扉体3Bの自由端側に固定するための平坦面部7Aと、ソレノイド式電子錠8を取り付けためのコ字状部7Bとからなっており、コ字状部7Bを扉体3Bの自由端面の外方に突出させてある。コ字状部7Bには、図1及び図3に示すように、切り欠き7Cが形成されている。切り欠き7Cと施錠板6との位置関係は、シリンダー錠4の施錠板6が施錠位置P2にある状態(水平方向に延びている状態)で、かつ、解錠信号(通電信号)がソレノイド式電子錠8に入力されてロッド10が下降状態であるときに、扉体3Aを閉じると、施錠板6が切り欠き7Cに嵌合して、ロッド10よりも後方に、施錠板6が位置する状態となるようにしてある。切り欠き7Cの大きさは、両扉体3A、3Bを閉じた状態で、シリンダー錠4の施錠板6を、解錠位置P1から施錠位置P2あるいは施錠位置P2から解錠位置P1に回動させた際に、その回動が、取り付け部材7に引っ掛かることなく、自由に行われるように設定されている。
扉体3Bには、その扉体3Bの閉じた状態を維持するための止めねじ12が設けられている。止めねじ12は、図1に示すごとく、扉体3Bの自由端側の下部に、鋼材製の止めねじ用取り付け部材13を用いて取り付けられている。扉体3Bの閉じた状態が維持させるには、止めねじ12を下降させてその止めねじ12の下端部分を乗りかご1の床面に設けた止め穴14に挿入させる。扉体3Bを開く場合には、止めねじ12を上昇させてその止めねじ12の下端を乗りかご1の床面に設けた止め穴14の上方に位置させる。本実施形態例では、ソレノイド式電子錠8を取り付ける取り付け部材7と止めねじ用取り付け部材13とを別々に形成しているが、止めねじ用取り付け部材13と取り付け部材7を一体的に形成するようにしてもよい。
上記構成において、トランク扉3を施錠状態にするには、他方の扉体3Bを閉じた後、止めねじ12を下降させてその止めねじ12の下端部分を乗りかご1の床面に設けた止め穴14に挿入させる。次いで、解錠信号(通電信号)をソレノイド式電子錠8に入力してロッド10を下降状態にするとともに、シリンダー錠4の鍵穴4Aに専用鍵5を差し込んでその専用鍵5を反時計方向に回転させてシリンダー錠4の施錠板6を水平方向に延びている状態(施錠位置P2にある状態)にした後、一方の扉体3Aを閉じる。最後に、施錠信号(非通電信号)をソレノイド式電子錠8に入力してロッド10を上昇させると、ロッド10に施錠板6が係止して、トランク扉3が施錠状態となる。
上記構成において、施錠状態になっているトランク扉3を解錠状態にするには、2通りの方法がある。第1番目の方法としては、解錠信号(通電信号)をソレノイド式電子錠8に入力するようにすればよい。解錠信号(通電信号)をソレノイド式電子錠8に入力すれば、ロッド10が下降して、施錠板6がロッド10に係止しなくなるので、一方の扉体3Aを開く方向に引っ張ることにより、図1のように、一方の扉体3Aを開かせることができる。一方の扉体3Aが開いたならば、止めねじ12を上昇させてその止めねじ12の下端を乗りかご1の床面に設けた止め穴14の上方に位置させた後、他方の扉体3Bを開く方向に引っ張ることにより、その他方の扉体3Bを開かせることができる。
施錠状態になっているトランク扉3を解錠状態にする第2番目の方法としては、
シリンダー錠4の鍵穴4Aに差し込んだ専用鍵5を時計方向に回転させて、シリンダー錠4の施錠板6を垂直に倒立させることで、施錠板6がロッド10に係止しなくなるので、一方の扉体3Aを開く方向に引っ張ることにより、図1のように、一方の扉体3Aを開かせることができる。上記第1番目の方法と同様に、一方の扉体3Aが開いたならば、止めねじ12を上昇させてその止めねじ12の下端を乗りかご1の床面に設けた止め穴14の上方に位置させた後、他方の扉体3Bを開く方向に引っ張ることにより、その他方の扉体3Bを開かせることができる。
以上のように、第1実施形態例によれば、エレベーターを設置した建物の管理人やエレベーター保守会社の保守員が保管している専用鍵5を使用しなくても、解錠信号(通電信号)をソレノイド式電子錠8に入力することで、トランク扉3を解錠状態にすることができる。その場合、信号発信装置を乗りかご1内に設けられる操作盤に設置するようにしてあれば、乗りかご1内に乗り込んだ保守員が信号発信装置を操作することで、専用鍵5を保管している管理人の手を煩わすことなく、トランク扉3を解錠状態にすることができる。また、信号発信装置をエレベーターの監視センター若しくは保守会社に設置するようにしてあれば、保守員が監視センター若しくは保守会社に、解錠信号(通電信号)に入力指示をすることで、専用鍵5を保管している管理人の手を煩わすことなく、トランク扉3を解錠状態にすることができる。また、建物の管理人やエレベーター保守会社の保守員が保管している専用鍵5を、万一、紛失した場合であっても、解錠信号(通電信号)をソレノイド式電子錠8に入力することで、トランク扉3を解錠状態にすることができる。
さらに、第1実施形態例によれば、シリンダー錠によりトランク扉の施錠を行うようにした既設乗りかごのトランクにあっては、改修作業や部品点数を大幅に増大させることなく、ソレノイド式電子錠8を取り付けることで、専用鍵5を使用せずにトランク扉を解錠状態にすることができるように、改修することができる。
図6は、本発明の第2実施形態を示す。図6において、図1〜図5と同一符号は、同一内容を表している。本発明の第2実施形態では、施錠信号(非通電信号)をソレノイド式電子錠20に入力してロッド21を上昇させた状態で、かつ、シリンダー錠4の施錠板6を水平方向に延びている状態(施錠位置P2にある状態)で、一方の扉体3Aを閉じても、施錠板6がロッド21を乗り越えて、そのロッド21の後方に移動させられ、トランク扉3が施錠状態になるようにしている。そのために、ソレノイド式電子錠20のロッド21には、そのロッド21の先端部分に傾斜面21Aを形成するようにしている。
施錠信号(非通電信号)をソレノイド式電子錠20に入力してロッド21を上昇させた状態で、かつ、シリンダー錠4の施錠板6を水平方向に延びている状態(施錠位置P2にある状態)で、一方の扉体3Aを閉じると、施錠板6が点線Y1のように傾斜面21Aに衝突する。施錠板6が傾斜面21Aに衝突した状態で、さらに、扉体3Aを閉じる方向に押すと、施錠板6が点線Y2の位置になり、かつ、ばね部材のばね力に逆らって、ロッド21が点線K1の位置まで下降するので、施錠板6の下面の位置がロッド21の先端よりも、一点鎖線K2のように上方の位置になるため、施錠板6がロッド21の先端を乗り越える。施錠板6がロッド21の先端を乗り越えると、ロッド21がばね部材のばね力によって、上昇して元に位置にもどり、トランク扉3が施錠状態になる。
したがって、本発明の第2実施形態によれば、ソレノイド式電子錠20のロッド21を上昇させた状態であっても、トランク扉3を施錠状態にすることができ、使い勝手のよいトランク扉3とすることができる。
図7から図8は、第3実施形態を示す。図7から図8において、図1〜図5と同一符号は、同一内容を表している。本発明の第3実施形態では、第2実施形態と同様に、施錠信号(非通電信号)をソレノイド式電子錠30に入力してロッド31を上昇させた状態で、かつ、シリンダー錠4の施錠板6を水平方向に延びている状態(施錠位置P2にある状態)で、一方の扉体3Aを閉じても、施錠板6がロッド31を乗り越えて、そのロッド31の後方に移動させられ、トランク扉3が施錠状態になるようにしている。そのために、第3実施形態では、図7から図8に示すソレノイド式電子錠30のロッド31には、そのロッド31の先端部分に、2個の傾斜面31A、31Bを形成するようにしている。
第3実施形態では、施錠信号(非通電信号)をソレノイド式電子錠30に入力してロッド31を上昇させた状態で、かつ、シリンダー錠4の施錠板6を水平方向に延びている状態(施錠位置P2にある状態)で、一方の扉体3Aを閉じると、施錠板6が傾斜面31Aに衝突するようにしてある。2個の傾斜面31A、31Bは、図8に示すように、一点鎖線H1で示す傾斜面31Aの下端の高さ位置を、一点鎖線H2で示す施錠板6の下端の高さ位置よりも低くし、かつ、一点鎖線H3で示す傾斜面31Bの下端の高さ位置を、一点鎖線H2で示す施錠板6の下端の高さ位置よりも高くなるように形成されている。
本発明の第3実施形態では、施錠板6が傾斜面31Aに衝突した状態で、さらに、扉体3Aを閉じる方向に押すと、ロッド31がばね部材のばね力に逆らって下降するので、施錠板6の下端の位置がロッド31の先端よりも上方の位置になるため、施錠板6がロッド31の先端を乗り越える。施錠板6がロッド31の先端を乗り越えると、傾斜面31Bによって、施錠板6がロッド31に引っ掛かることなく、ロッド31がばね部材のばね力により、円滑に上昇して元に位置に戻って、トランク扉3が施錠状態になる。しかも、施錠信号(非通電信号)をソレノイド式電子錠8に入力してロッド31を上昇させた状態で、かつ、シリンダー錠4の施錠板6を垂直に倒立させた状態で、一方の扉体3Aを閉じた後、シリンダー錠4の鍵穴4Aに専用鍵5を差し込んでその専用鍵5を反時計方向に回転させることにより、シリンダー錠4の施錠板6を水平方向に倒した際、その施錠板6がロッド31の傾斜面31Bに案内されて、施錠板6がロッド31の後方に移動させられるので、ロッド31に施錠板6が円滑に係止して、トランク扉3が施錠状態となる。
したがって、本発明の第3実施形態によれば、ソレノイド式電子錠30のロッド31を上昇させた状態で、かつ、シリンダー錠4の施錠板6を水平方向に倒した状態で、一方の扉体3Aを閉じても、トランク扉3を施錠状態にすることができ、かつ、ロッド31と施錠板6との係止が円滑に行われる使い勝手のよいトランク付きエレベーター用乗りかごがえられる。
本発明の第1実施形態を示すトランク付きエレベーター用乗りかごの要部斜視図である。 本発明の第1実施形態を示すトランク付きエレベーター用乗りかごの要部正面図である。 図2のA−A視図である。 本発明の第1実施形態を示すトランク付きエレベーター用乗りかごにおけるソレノイド式電子錠のロッドとシリンダー錠の施錠板との位置関係を説明する図である。 図2のB−B視図である。 本発明の第2実施形態を示すトランク付きエレベーター用乗りかごの要部構成を示す図である。 本発明の第3実施形態を示すトランク付きエレベーター用乗りかごの要部構成を示す図である。 図7のQ部拡大図である。
符号の説明
1 乗りかご
2 トランク
3 トランク扉
3A 扉体
3B 扉体
4 シリンダー錠
5 専用鍵
6 施錠板
7 取り付け部材
7C 切り欠き
8 ソレノイド式電子錠
9、9A ヒンジ
10 ロッド
11 リード線
12 止めねじ
13 止めねじ用取り付け部材
14 止め穴
20 ソレノイド式電子錠(第2実施形態)
21 ロッド(第2実施形態)
21A 傾斜面
30 ソレノイド式電子錠(第3実施形態)
31 ロッド(第3実施形態)
31A、31B 傾斜面

Claims (3)

  1. 乗りかごの出入口と対向する内側面側にトランクを設け、このトランクの出入口に観音開き式の一対の扉体からなるトランク扉を設けてなるトランク付きエレベーター用乗りかごにおいて、前記トランク扉の一方の扉体にシリンダー錠を取り付けるとともに、前記トランク扉の他方の扉体にソレノイド式電子錠を取り付け、しかも、前記シリンダー錠の施錠板を解錠位置から施錠位置に回動させて前記ソレノイド式電子錠のロッドに係止させることで、トランク扉を施錠状態にするとともに、その施錠状態における前記ロッドを作動させて、前記ロッドと前記施錠板との係止を解除させることで、前記トランク扉を解錠状態にする構成にした特徴とするトランク付きエレベーター用乗りかご。
  2. 前記ソレノイド式電子錠は、本体ケースと、この本体ケースから出入するロッドと、このロッドを吸引移動させるための吸引力を発生させる電磁石と、この電磁石による吸引力が消勢するとロッドを元の位置に移動させるばね部材とを備え、しかも、解錠信号が入力されると、前記電磁石による吸引力を発生させ、その吸引力により前記ロッドを吸引移動させるとともに、施錠信号が前記電磁石に入力されると、前記電磁石による吸引力が消えて前記ロッドが前記ばね部材によるばね力に押されて元の位置に戻るようにしたことを特徴とする請求項1記載のトランク付きエレベーター用乗りかご。
  3. 施錠信号が前記ソレノイド式電子錠に入力されて前記ロッドが上昇した状態で、かつ、前記シリンダー錠の施錠板が施錠位置にある状態のときに、前記一方の扉体が閉じられても、前記施錠板が前記ロッドを乗り越えそのロッドの後方に移動して前記トランク扉を施錠状態にさせる傾斜面を、前記ソレノイド式電子錠のロッドの先端部分に形成してなることを特徴とする請求項2記載のトランク付きエレベーター用乗りかご。
JP2004308182A 2004-10-22 2004-10-22 トランク付きエレベーター用乗りかご。 Expired - Fee Related JP4423160B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004308182A JP4423160B2 (ja) 2004-10-22 2004-10-22 トランク付きエレベーター用乗りかご。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004308182A JP4423160B2 (ja) 2004-10-22 2004-10-22 トランク付きエレベーター用乗りかご。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006117408A JP2006117408A (ja) 2006-05-11
JP4423160B2 true JP4423160B2 (ja) 2010-03-03

Family

ID=36535662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004308182A Expired - Fee Related JP4423160B2 (ja) 2004-10-22 2004-10-22 トランク付きエレベーター用乗りかご。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4423160B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009120290A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータの防災装置
JP6116461B2 (ja) * 2013-10-09 2017-04-19 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータかご室収納装置およびその設置方法
WO2017005327A1 (en) * 2015-07-09 2017-01-12 Otis Elevator Company Elevator car

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006117408A (ja) 2006-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4130020B2 (ja) エレベータの制御盤開閉装置
US5203596A (en) Lock assembly for a sliding window, or the like
JP5482457B2 (ja) 車両用引戸装置
KR100755347B1 (ko) 수동 해정장치 및 플랫폼 스크린 도어 장치
CN104903526B (zh) 包括多点锁定驱动器的自锁闭合装置
JP2004324159A (ja) 電車用側引戸装置
JP4423160B2 (ja) トランク付きエレベーター用乗りかご。
GB2295814A (en) Elevator Apparatus
EP2924199A1 (en) Head-locking door lock
JP3294770B2 (ja) ポップアップルーフ車
EP3918158B1 (en) Closing device for windows and doors and window and door
JP4453913B2 (ja) 自動扉の施錠装置
JP3470067B2 (ja) 自動ドアのこじ開け防止装置
JP4605119B2 (ja) 扉のロック機構
EP3918162B1 (en) Closing device for windows and doors
JP2006045888A (ja) プラットホームドアの施錠装置
JP2001173332A (ja) 非常脱出用面格子の取付装置
JP6511822B2 (ja) ラッチ装置及び電気錠システム
US20230063848A1 (en) Magnetic door latch and lock mechanisms
KR102510621B1 (ko) 포켓 도어용 매립형 스톱퍼
JP5452012B2 (ja) 袖壁保持装置及びエレベータかご操作盤
JP3263252B2 (ja) エレベータ乗場ドアの解錠装置
KR100776335B1 (ko) 스크린 도어의 비상탈출 개폐장치
JP2022157382A (ja) 自動ドア装置、ガードスクリーン施解錠装置、及びガードスクリーン施解錠装置の開錠方法
JP4041021B2 (ja) シャッター施錠部の補強構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4423160

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121211

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131211

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees