JP4420580B2 - 注出口付きキャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッグインボックス用内袋等の液体を入れる容器に取り付けたスパウトに装着する注出口付きキャップに関するものである。更に、詳しくは、注出口の内側を塞いでいる封止部を常に引っ張って注出口より離し、注出口を開放状態にしていなくても、容器内の液体を容易に注出させることのできる注出口付きキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
バッグインボックス等の容器のスパウト(8)に装着される注出口付きキャップは、注出口(2)の内側を塞いでいるスパウトの先端部(81)とキャップの封止部(3)の内、封止部に取り付けられたタブ(4)を引っ張って、封止部を注出口より離して注出口を開放状態にしてから、容器内の液体を注出させるものがある。(図5参照)
しかし、この形態の注出口付きキャップでは、容器内の液体を注出している間中、常に、タブを引っ張っておいて封止部が注出口を塞がないようにしていなくてはならなかった。
しかも、常にタブを引っ張ったままにしておくには少なくとも片方の手を添えていなくてはならず、容器を傾けて中の液体を注出させる作業は残ったもう一方の片手でしなくてはならなかった。そのため、注出作業に支障をきたしていた。例えば、注出された液体を注ぎ入れる器等から漏らし、作業周辺を汚したりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、液体を入れる容器に取り付けたスパウトに装着する注出口付きキャップにおいて、注出口付きキャップの注出口を開放状態にしておいて容器内の液体を容易に注出させられるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、(イ)キャップを柔軟なプラスチックで形成し、(ロ)内側に湾曲させて装着時にスパウトの先端部に密着する封止部をキャップに設け、(ハ)封止部の外側で注出口の内側に近い位置にリング状のタブを取り付け、(ニ)キャップの周囲縁部の天面に2本の溝を設けてタブの引掛部を形成する構成を採用した。
【0005】
キャップが柔軟なプラスチックで形成され、その封止部は、内側に湾曲させられていて、キャップが容器に装着された時にスパウトの先端部に密着し、スパウトの先端部と封止部により注出口の内側が塞がれる状態になる。
封止部の外側で注出口の内側に近い位置にリング状のタブが取り付けられているから、タブを引っ張った際に、注出口の内面を塞いでいる湾曲した封止部をスパウトの先端部及び注出口より離し、注出口を開放状態にすることができる。
注出口付きキャップの天面の周囲縁部には、2本の溝が設けられているから、この溝を利用してリング状のタブを引っ張った状態の引掛部とすることができる。
【0006】
【発明の実施形態】
本発明の注出口付きキャップを取り付ける容器としては、特に限定されるものではないが、プラスチックフィルムから製袋された袋に孔が開けられ、その孔にスパウトが熱溶着等により取り付けられた容器、例えば、バッグインボックス用内袋等に好適である。
しかも、本発明の注出口付きキャップが装着されるバッグインボックス用内袋等の容器の大きさとしては、5乃至20リットル入りが好適である。
本発明の注出口付きキャップを構成する柔軟なプラスチックとしては、例えば、熱可塑性エラストマー等が好適である。しかも、該キャップを構成する樹脂は、必ずしも同一の樹脂である必要はなく、部材によって異なる樹脂を用いることもできる。
【0007】
以下、図面を用いて本発明の注出口付きキャップを詳細に説明する。
尚、本発明の注出口付きキャップは、図面に示された形状のものに限定されるものでないことは当然である。
図1は、本発明の注出口付きキャップが容器のスパウトに装着された状態を示す概略断面図である。図2は、本発明の注出口付きキャップの概略正面図である。また、図3は、本発明の注出口付きキャップが、容器内から液体が注出される時の状態を示す概略断面図である。更に、図4は、本発明の注出口付きキャップが、容器内から液体が注出される時の状態を示す概略正面図である。図5は、従来の注出口付きキャップより容器内の液体を注出している時の状態を示す概略断面図である。
【0008】
本発明の注出口付きキャップ(1)を装着する容器にはスパウト(8)が取り付けられている。
本発明の注出口付きキャップの封止部(3)は、内側に湾曲した形状をしており、しかも、薄く、柔軟性を有している。そのため、キャップが容器に装着された状態では、図1に示す如く、湾曲した封止部(3)の凸面がスパウト(8)の先端部(81)に密着し、スパウトの先端部と封止部により注出口(2)の内側を塞ぐ状態になっている。
なお、注出口(2)の形状は、円形であっても、矩形であってもかまわない。
【0009】
そして、封止部(3)には、図1,図2に示す如く、リング状のタブ(4)が付着している。
タブ(4)は、リング状の一部が、封止部の凹面(容器の外側)に、しかも、封止部が塞いでいるらで注出口の内側に近い位置に取り付けられている。
タブがリング状になっていると、指先を差し込んで容易に引っ張り、注出口を開放状態にすることができる。しかも、タブがリング状になっていると、引っ張ったタブを容易に引掛部(5)に引っ掛けて止めることができる。
【0010】
なお、リング状とは、必ずしも円形である必要はなく、三角形、四角形であってもかまわない。
タブは、別の工程で作られたリング状タブの一部を熱溶着等により取り付けることも可能であるが、注出口付きキャップを成型する際に一体成型することが望ましい。
【0011】
引掛部としては、図2に示されたような、注出口付きキャップの天面の周囲縁部(6)に2本の溝(7)を設け、該溝を引掛部とする。
また、図4に示されたように、天面の周囲縁部が周囲に突出し、2本の溝がその突出した周囲縁部(6)の表面から裏面まで到達させると、引っ張られたリング状のタブを止めるのが容易で、しかも、はずれ難い。
引掛部は、注出口が取り付けられている側と反対側の周囲縁部(6)に取り付けるのが望ましい。注出口と反対側の周囲縁部(6)に引掛部が設けられていると、リング状のタブを引っ張った状態で引っかけて止めた際、注出口を塞いでいる湾曲した封止部が注出口より離され易く、注出口を容易に開放させることができる。
【0012】
尚、リング状タブの大きさと引掛部の位置は、タブを引っ張って引掛部に止めた際、注出口を塞いでいる湾曲した封止部が注出口から離れ、注出口が開放状態になるような関係を有していることが必要である。
【0013】
本発明の注出口付きキャップを装着した容器から液体を注出するには、図3,図4に示す如く、リング状タブを引っ張り、引っ張られた状態のままでリング状タブを引掛部に引っかけて止める。そうすることにより、注出口を塞いでいるスパウトの先端部とキャップの封止部の内、封止部が注出口より離れ、注出口は常に開放状態になる。
【0014】
容器内の液体を全て注出させずに残す場合には、必要量だけ注出した後、引掛部に引っかけられていたリング状タブを外し、再度、湾曲した封止部が注出口を塞ぐようにする。
尚、容器内の液体を注出させない時には、注出口の先端にキャップを取り付けておくと、注出口の中に雑菌が付着したり、注出口の中に付着していた液体が雫となって落下することがない。
【0015】
【発明の効果】
本発明の注出口付きキャップは、リング状タブを引っ張って引掛部に止めるだけで注出口を開放状態にしておくことができるから、容器を傾けて液体を注出する時には、両手で容器を持つことができ、注出された液体を注がれる器等から漏らすようなことがない。
しかも、容器内に液体を残して注出を中止する場合には、引掛部に引っかけられていたリング状のタブを外すだけで再度注出口を塞ぐことができ、注出口より液漏れをなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の注出口付きキャップをスパウトに装着された状態の概略断面図
【図2】 本発明の注出口付きキャップの概略正面図
【図3】 本発明の注出口から液体が注出される状態の概略断面図
【図4】 本発明の注出口から液体が注出される状態の概略正面図
【図5】 従来の注出口付きキャップから液体を注出される状態の概略断面図
【符号の説明】
1注出口付きキャップ、 2注出口、 3封止部、 4リング状のタブ、 5引掛部、 6周囲縁部、 7溝、 8スパウト、 81スパウト先端部
Claims (1)
- 液体を入れる容器に取り付けたスパウトに装着する注出口付きキャップにおいて、キャップを柔軟なプラスチックで形成し、内側に湾曲させて装着時にスパウトの先端部に密着する封止部をキャップに設け、封止部の外側で注出口の内側に近い位置にリング状のタブを取り付け、キャップの周囲縁部の天面に2本の溝を設けてタブの引掛部を形成した注出口付きキャップ。
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