JP4420150B2 - 3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルシラン類の合成方法 - Google Patents

3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルシラン類の合成方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種基体の表面に防曇性を付与するための表面処理剤やシランカップリング剤、繊維に柔軟性、親水性を付与しかつ黄変防止効果のある繊維処理剤の合成原料、化粧品添加剤の合成原料として有用な3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルシラン類の不快臭を低減した合成方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルシラン類は、各種基体の表面に防曇性を付与するための表面処理剤やシランカップリング剤、繊維に柔軟性、親水性を付与しかつ黄変防止効果のある繊維処理剤の合成原料、又は化粧品添加剤の合成原料として有用な化合物である。
【0003】
従来、3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルシラン類の製造方法としては、1−アリル−2−オキソピロリジンをヒドロシラン類により白金触媒存在下ヒドロシリル化して合成する方法が知られている(特開平3−47191号公報)。
【0004】
しかしながら、ヒドロシリル化反応により合成した場合には、ピロリジン様の不快な臭いを有する化合物が副生してしまい、蒸留生成によっても除去することができなかった。これは、ヒドロシリル化反応中にヒドロシランによるカルボニル基の還元反応を伴う副反応により、ピロリジン環を有する微量不純物の生成によると考えられる。この不快臭は、繊維処理剤原料や、特に化粧品添加剤原料として使用される場合には、好ましくない。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、不快臭を低減した3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルシラン類の合成方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、2−ピロリドンとアルカリ金属化合物とを反応させて2−ピロリドンのアルカリ金属塩とした後に、下記式(1)で表される3−ハロプロピルシランを反応させることにより、不快臭が低減された下記式(2)で表される3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルシラン類が得られることを見出し、本発明をなすに至った。
【0007】
【化3】
Figure 0004420150
(式中、Xはハロゲン原子を表し、R1、R2は炭素数1〜10の置換又は非置換の一価炭化水素基を表し、nは0〜2の正数を表す。)
【0008】
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の上記式(2)の3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルシラン類を得る方法は、まず、2−ピロリドンとアルカリ金属化合物とを反応させて2−ピロリドンのアルカリ金属塩を製造する。
【0009】
本発明で用いられるアルカリ金属化合物としては、リチウムメトキシド、リチウムエトキシド、リチウムプロポキシド、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムプロポキシド、ポタシウムメトキシド、ポタシウムエトキシド、ポタシウムプロポキシドなどのアルカリ金属アルコキシド類、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等のアルカリ金属水素化物類が挙げられる。ここで、アルカリ金属アルコキシド類は、結晶状態で用いても、対応するアルコールの溶液として用いてもよい。好ましくはナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシドが挙げられる。
【0010】
2−ピロリドンとアルカリ金属化合物であるアルカリ金属アルコキシド類との反応は、アルカリ金属アルコキシド類を結晶状態で用いる場合には、溶媒存在下両者を混合した後に、副生するアルコール類を溶媒と共に留去して合成する。アルカリ金属アルコキシド類を対応するアルコール溶液として用いる場合には、無溶媒で反応を行った後、溶媒を加えてアルコール類を溶媒と共に留去してもよく、また初めから溶媒を用いて反応を行った後、溶媒と共にアルコールの留去を行ってもよい。溶媒としては、副生するアルコール類よりも沸点の高い化合物が好ましく、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メシチレン等の炭化水素溶媒が挙げられる。アルコールと溶媒の留去は、2−ピロリドンのアルカリ金属塩と3−ハロプロピルシラン類との反応を非プロトン性極性溶媒中行う場合には、溶媒をできる限り留去することが好ましい。2−ピロリドンのアルカリ金属塩と3−ハロプロピルシラン類との反応を相関移動触媒を用いて行う場合には、留出液の沸点が溶媒の沸点に達して留出液にアルコール類が無くなるまで行えばよく、残留する溶媒は次の2−ピロリドンのアルカリ金属塩と3−ハロプロピルシラン類との反応の溶媒としてそのまま用いることができる。
【0011】
アルカリ金属化合物の使用量は、2−ピロリドン1モルに対して0.5〜2モル、特に0.9〜1.0モルが好ましい。少なすぎると2−ピロリドンが残留して収率が低下し、多すぎると未反応のアルカリ金属化合物が3−ハロプロピルシランと反応し、副生成物が生じて収率が低下する場合がある。
【0012】
本発明は、次いで、上記2−ピロリドンのアルカリ金属塩と下記式(1)の3−ハロプロピルシランとを反応させることにより、下記式(2)の3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルシラン類を得るものである。
【0013】
【化4】
Figure 0004420150
(式中、Xはハロゲン原子を表し、R1、R2は炭素数1〜10の置換又は非置換の一価炭化水素基を表し、nは0〜2の正数を表す。)
【0014】
ここで、Xのハロゲン原子としては、Cl,Br,I等が挙げられる。また、R1、R2としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル等のアルキル基、ビニル、アリル、プロペニル、ブテニル、ヘキセニル等のアルケニル基、フェニル、トリル、キシリル等のアリール基、ベンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル等のアラルキル基などや、これらの基の水素原子の一部又は全部をアルコキシ基、シアノ基などで置換した基が挙げられる。この場合、R2としてはアルキル基が好ましい。
【0015】
具体的には、3−ハロプロピルシラン類としては、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、3−クロロプロピルジメチルメトキシシラン、3−クロロプロピルエチルジメトキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシシラン、3−クロロプロピルメチルジエトキシシラン、3−クロロプロピルジメチルエトキシシラン、3−ブロモプロピルトリメトキシシラン、3−ブロモプロピルメチルジメトキシシラン、3−ブロモプロピルジメチルメトキシシラン、3−ブロモプロピルトリエトキシシラン、3−ブロモプロピルメチルジエトキシシラン、3−ブロモプロピルジメチルエトキシシラン、3−ヨードプロピルトリメトキシシラン、3−ヨードプロピルメチルジメトキシシラン、3−ヨードプロピルジメチルメトキシシラン、3−ヨードプロピルトリエトキシシラン、3−ヨードプロピルメチルジエトキシシラン、3−ヨードプロピルジメチルエトキシシラン等が挙げられる。
【0016】
2−ピロリドンのアルカリ金属塩と3−ハロプロピルシラン類の反応は、非プロトン性極性溶媒存在下行うか、又は相関移動触媒存在下非極性溶媒を用いて反応させることができる。
【0017】
非プロトン性極性溶媒としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。好ましくは、ジメチルホルムアミドが挙げられる。
【0018】
相関移動触媒としては、テトラ−n−ブチルアンモニウムクロライド、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド、テトラ−n−ブチルアンモニウムアイオダイド等が挙げられる。好ましくは、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイドが挙げられる。相関移動触媒を用いて反応を行う場合の非極性溶媒としては、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メシチレン等が挙げられるが、2−ピロリドンとアルカリ金属化合物との反応で用いた溶媒を用いることが好ましい。
【0019】
相関移動触媒の使用量は、2−ピロリドン1モルに対して0.001〜0.1モル、好ましくは0.005〜0.05モルであることが好ましい。相関移動触媒は、全量を1度に加えてもよいが、反応中数回に分けて加えることが好ましい。
【0020】
3−ハロプロピルシラン類の使用量は、2−ピロリドン1モルに対して0.5〜2モル、好ましくは0.9〜1.1モルであることがよい。少なすぎると収率が低下し、多く用いても収率の向上はなく、不経済である。
【0021】
反応温度は、通常20〜150℃、好ましくは80〜120℃であり、反応時間は、通常30分〜10時間、好ましくは2〜6時間である。反応は不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましく、不活性ガスとしては、窒素、アルゴンなどが挙げられる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、ピロリジン様の不快臭のしない3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルシラン類を製造することができる。
【0023】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
【0024】
[実施例1]
500mlの4つ口ガラスフラスコに還流冷却器付きの蒸留装置、温度計、滴下漏斗、及び撹拌機を取り付け、内部を窒素置換した。このフラスコに、ナトリウムメトキシドの28%メタノール溶液77.2g(0.4mol)を仕込んだ。
【0025】
次いで、内温27〜28℃で2−ピロリドン34.0g(0.4mol)のトルエン40ml溶液を30分で滴下した。滴下終了後、トルエン80mlを加え、フラスコを油浴により加熱し、メタノールとトルエンを133.6g留去した。トルエン100mlを加えた後、油浴の温度を130℃として更にメタノールとトルエンを留出が無くなるまで留去した。この時の留出液量は99.0gであった。フラスコを冷却した後、DMF160mlを加えた。油浴により内温を95〜105℃に保ちながら、3−クロロプロピルトリメトキシシラン79.5g(0.4mol)を1.5時間で滴下した。滴下終了後更に3時間熟成した。生成した塩を濾過により除いた後、減圧下に濃縮を行った。得られた濃縮液を減圧下蒸留し、沸点136〜139℃/400Paの留分を分取することにより、3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルトリメトキシシラン67.3gを得た。収率は68.0%であった。この蒸留液の臭いをかいだところ、ピロリジン様の不快臭はしなかった。
【0026】
[実施例2]
500mlの4つ口ガラスフラスコに還流冷却器付きの蒸留装置、温度計、滴下漏斗、及び撹拌機を取り付け、内部を窒素置換した。このフラスコに、ナトリウムメトキシドの28%メタノール溶液77.2g(0.4mol)を仕込んだ。
【0027】
次いで、内温25〜26℃で2−ピロリドン34.0g(0.4mol)のトルエン40ml溶液を30分で滴下した。滴下終了後、トルエン80mlを加え、フラスコを油浴により加熱し、メタノールとトルエンを130.8g留去した。トルエン100mlを加えた後、油浴の温度を130℃として更にメタノールとトルエンを留出が無くなるまで留去した。この時の留出液量は102.3gであった。フラスコを冷却した後、DMF160mlを加えた。油浴により内温を95〜105℃に保ちながら、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラン79.5g(0.4mol)を1.5時間で滴下した。滴下終了後、更に3時間熟成した。生成した塩を濾過により除いた後、減圧下に濃縮を行った。得られた濃縮液を減圧下蒸留し、沸点123〜126℃/200Paの留分を分取することにより、3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルメチルジメトキシシラン65.0gを得た。収率は70.2%であった。この蒸留液の臭いをかいだところ、ピロリジン様の不快臭はしなかった。
【0028】
[比較例1]
200mlの4つ口ガラスフラスコに還流冷却器、温度計、滴下漏斗、及び撹拌機を取り付け、内部を窒素置換した。このフラスコに、1−アリル−2−オキソピロリジン50.1g(0.4mol)と、白金1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン錯体(白金金属を3%含有)1.3g(0.0002mol)を仕込んだ。
【0029】
水浴により内温を23.5〜28℃に保ちながらメチルジメトキシシラン42.5g(0.4mol)を4時間で滴下した。滴下終了後、更に室温で13時間熟成した。得られた反応液を減圧下蒸留し、沸点125〜127℃/200Paの留分を分取することにより、3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルメチルジメトキシシラン81.0gを得た。収率は87.5%であった。この蒸留液の臭いをかいだところ、実施例2の蒸留液に比較してピロリジン様の不快な臭気が強く感じられた。
【0030】
[実施例3]
500mlの4つ口ガラスフラスコに還流冷却器付きの蒸留装置、温度計、滴下漏斗、及び撹拌機を取り付け、内部を窒素置換した。このフラスコに、ナトリウムメトキシドの28%メタノール溶液77.2g(0.4mol)を仕込んだ。
【0031】
次いで、内温24〜25℃で2−ピロリドン34.0g(0.4mol)のトルエン40ml溶液を30分で滴下した。滴下終了後、トルエン80mlを加え、フラスコを油浴により加熱し、メタノールとトルエンを130.9g留去した。トルエン100mlを加えた後、油浴の温度を130℃として更にメタノールとトルエンを留出が無くなるまで留去した。この時の留出液量は101.2gであった。フラスコを冷却した後、DMF160mlを加えた。油浴により内温を95〜105℃に保ちながら、3−クロロプロピルトリエトキシシラン96.3g(0.4mol)を1.5時間で滴下した。滴下終了後、更に4.5時間熟成した。生成した塩を濾過により除いた後、減圧下に濃縮を行った。得られた濃縮液を減圧下蒸留し、沸点138〜140℃/1.3kPaの留分を分取することにより、3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルトリエトキシシラン82.3gを得た。収率は71.1%であった。この蒸留液の臭いをかいだところ、ピロリジン様の不快臭はしなかった。
【0032】
[実施例4]
200mlの4つ口ガラスフラスコに還流冷却器付きの蒸留装置、温度計、滴下漏斗、及び撹拌機を取り付け、内部を窒素置換した。このフラスコに、ナトリウムメトキシド10.8g(0.2mol)、2−ピロリドン17.0g(0.2mol)、トルエン80mlを仕込んだ。
【0033】
フラスコを油浴により加熱し、メタノールとトルエンを19.4g留去した。トルエン19.4g、テトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド0.64g(0.002mol)を加えた後、油浴により内温を90〜100℃に保ちながら3−クロロプロピルトリメトキシシラン39.7g(0.2mol)を30分で滴下した。滴下終了後、1時間熟成した後にテトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド0.64g(0.002mol)を加え、1時間還流下に熟成し、更にテトラ−n−ブチルアンモニウムブロマイド0.64g(0.002mol)を加え、4時間還流下に熟成した。生成した塩を濾過により除いた後、減圧下に濃縮を行った。得られた濃縮液を減圧下蒸留し、沸点140〜148℃/400Paの留分を分取することにより、3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルトリメトキシシラン31.9gを得た。収率は64.5%であった。この蒸留液の臭いをかいだところ、ピロリジン様の不快臭はしなかった。

Claims (3)

  1. 2−ピロリドンとアルカリ金属化合物とを反応させて、2−ピロリドンのアルカリ金属塩とした後に、下記式(1)
    Figure 0004420150
    (式中、Xはハロゲン原子を表し、R1、R2は炭素数1〜10の置換又は非置換の一価炭化水素基を表し、nは0〜2の正数を表す。)
    で表される3−ハロプロピルシランとジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシドから選ばれる非プロトン性極性溶媒中で反応させることを特徴とする下記式(2)
    Figure 0004420150
    (式中、R1、R2は炭素数1〜10の置換又は非置換の一価炭化水素基を表し、nは0〜2の正数を表す。)
    で表される3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルシラン類の合成方法。
  2. 2−ピロリドンとアルカリ金属化合物とを反応させて、2−ピロリドンのアルカリ金属塩とした後に、下記式(1)
    Figure 0004420150
    (式中、Xはハロゲン原子を表し、R 1 、R 2 は炭素数1〜10の置換又は非置換の一価炭化水素基を表し、nは0〜2の正数を表す。)
    で表される3−ハロプロピルシランと相関移動触媒の存在下で反応させることを特徴とする下記式(2)
    Figure 0004420150
    (式中、R 1 、R 2 は炭素数1〜10の置換又は非置換の一価炭化水素基を表し、nは0〜2の正数を表す。)
    で表される3−(2−オキソ−1−ピロリジニル)プロピルシラン類の合成方法。
  3. 3−ハロプロピルシランの使用量が2−ピロリドン1モルに対して0.5〜2モルであり、2−ピロリドンのアルカリ金属塩と3−ハロプロピルシランとの反応を20〜150℃の温度において不活性ガス雰囲気下で行う請求項1又は2記載の合成方法。
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