JP4418204B2 - 医療器具用保持装置 - Google Patents

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Description

この発明は、手術を行う際に内視鏡等の医療器具を任意の位置に保持する医療器具用保持装置に関する。
従来、手術を行う際に内視鏡等の医療器具を任意の位置に保持する医療器具用保持装置が使用されている。このような保持装置の一例として、特許文献1の医療器具の保持装置がある。この保持装置は、内視鏡等の医療器具を保持する保持部を有する。この保持部は、多関節アームの先端部に配設されている。この多関節アームは、関節部を介して互いに接続された複数のアームを有する。各アームは、関節部を介して相対的に可動であり、保持部は、3次元的に移動可能かつ3自由度で回転可能となっている。
多関節アームの基端部は、棒状の移動アームの先端部に固定されている。この移動アームの基端側は、手術台に固定される固定アームに形成された垂直方向の貫通孔に摺動自在に挿入されている。また、移動アームの基端側には、周方向に延設されている環状溝が、軸方向に複数並設されている。
固定アームには、貫通孔に垂直に延び、外部に開口しているねじ穴が形成されている。このねじ穴には固定ねじが螺合され、この固定ねじの先端部は移動アームの環状溝と係合されて移動アームを所定の高さに固定する。
多関節アームを操作することにより、患者の***、術部の位置等に応じて、医療器具を所望の方向からアプローチさせて所望の位置に保持することが可能である。また、移動アームを操作して、保持部を術部から上方に充分離れた位置に移動して保持することにより、術部の周囲に広い手術スペースを確保することが可能である。
特開平7−289563号公報
特許文献1の保持装置では、保持部を垂直方向に移動する場合には、移動アームを手動により操作する必要がある。即ち、移動アームを手で保持した状態で、固定ねじを緩めて固定ねじと移動アームの環状溝との係合を解除する。この状態で、移動アームを手動により上下方向に移動させて多関節アーム全体を上下方向に移動させる。そして、適切な環状溝にねじ穴をアラインメントし、固定ねじを締めて固定ねじと環状溝とを係合させて移動アームを所望の高さに設定する。
このような煩雑な操作は、術者の負担となり、手術時間の増大を招来し、手術の進行の妨げとなる。このため、事実上、手術中に移動アームを垂直方向に移動することは困難である。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、アームのセッティングが容易になり、操作性が向上された医療器具用保持装置を提供することである。
請求項1の発明は、医療器具を着脱自在に保持する保持部と、関節部を介して複数のアームを接続することにより形成され、前記保持部が先端部に設けられ、前記関節部を解除状態に切り替えると前記保持部を所望の位置に移動可能な可動状態、前記関節部を固定状態に切り替えると前記保持部を所望の位置で固定する固定状態に切り替えられ、前記保持部と前記複数のアームとの重量によるモーメントを相殺するための第1のバランス維持手段を有する多関節アームと、前記多関節アームに設けられ、前記関節部を解除状態と固定状態との間で切り替える第1の固定手段と、設置部に支持され、前記多関節アームを床面に対して鉛直方向に移動可能に支持すると共に、前記保持部と前記多関節アームとの重量を相殺するように反力を付加する第2のバランス維持手段を有する移動アームと、前記移動アームを前記床面に対して鉛直方向に移動可能な可動状態と所望の高さに固定された固定状態との間で切り替える第2の固定手段と、前記第1及び第2の固定手段を作動させるために操作されるスイッチ部であって、前記保持部により前記医療器具が保持されているか否かを検知するための検知スイッチを有するスイッチ部と、前記スイッチ部の前記検知スイッチの操作状態により、前記第1の固定手段と前記第2の固定手段との作動を制御する制御手段とを具備することを特徴とする医療器具用保持装置である。
請求項2の発明は、前記スイッチ部は、操作者に操作される操作スイッチをさらに有し、
前記制御手段は、前記検知スイッチの操作状態と前記操作スイッチの操作状態との組み合わせにより、前記第1の固定手段と前記第2の固定手段との作動を制御する、ことを特徴とする請求項1の医療器具用保持装置である。
請求項3の発明は、前記移動アームには、前記医療器具が保持されているときに前記床面に対して鉛直方向に移動可能な前記移動アームを術者所望の高さで固定する高さ調節手段が設けられていることを特徴とする請求項1又は2の医療器具用保持装置である。
本発明によれば、アームのセッティングが容易になり、医療器具用保持装置の操作性が向上されている。
以下、本発明の参考形態を図1乃至図5を参照して説明する。本参考形態の医療器具用保持装置(以下、単に保持装置と称する)2は、内視鏡4を保持するためのものである。この保持装置2は、内視鏡4を保持するための保持部6を有する。この保持部6には、内視鏡4の後端部が嵌入され保持される保持孔8が形成されている。この保持孔8には、例えば、ねじ山が形成され、内視鏡4の後端部が螺合される構成となっている。
また、保持部6には、保持装置2を操作するためのスイッチ部が配設されている。このスイッチ部は、保持部6の各側面に各々突設された第1及び第2のスイッチ10,12からなる。これら第1及び第2のスイッチ10,12は、押圧を解除すると自然にOFFの状態に移行する構成となっている。
保持部6は、多関節アーム14の先端部に配設されている。この多関節アーム14は、保持部6を3自由度で回転させる先端側の第1のリンク機構16と、保持部6を3次元的に移動させる後端側の第2のリンク機構18とからなる。
第1のリンク機構16は、保持部6に先端部が接続されている第1のアーム20を有する。この第1のアーム20は、垂直方向に延びている。第1のアーム20の基端部は、第1の関節部23において第2のアーム22に接続されている。第1のアーム20は、第2のアーム22に対して、自身の中心軸を中心として軸回り方向に回転可能である。以下、この回転軸を第1の回転軸O1と称する。第1の関節部23には、第2のアーム22に対する第1のアーム20の回転を停止する第1の電磁ブレーキ24が配設されている。
第2のアーム22は、垂直方向に延びている。第2のアーム22の基端部は、第2の関節部27において、枢支軸を介して第3のアーム26の先端部に枢支されている。この枢支軸は、第1のアーム20の第1の回転軸O1に垂直であり、第2のアーム22は、枢支軸を中心として回動可能である。以下、この枢支軸を第2の回転軸O2と称する。第2の関節部27には、第3のアーム26に対する第2のアーム22の回動を停止する第2の電磁ブレーキ28が配設されている。
第3のアーム26は、階段状の形状となっている。即ち、第3のアーム26は、水平方向に延びている先端側部分を有し、この先端側部分の後端部から、中間部分が先端側部分に垂直に延びている。この中間部分の後端部から、後端側部分が先端側部分に平行に後端側へと延びている。この後端側部分の中心軸を第3のアーム26の中心軸とする。
第3のアーム26の基端部は、第3の関節部31において第2のリンク機構18の第4のアーム30に接続されている。第3のアーム26は、第4のアーム30に対して自身の中心軸を中心として回転可能である。以下、この回転軸を第3の回転軸O3と称する。第3の関節部31には、第4のアーム30に対する第3のアーム26の回転を停止する第3の電磁ブレーキ32が配設されている。
第2のリンク機構18は、ほぼ平行四辺形をなすように互いに接続されている第4乃至7のアーム30,34,36,38を有する。即ち、第4のアーム30は、水平方向に延びており、この第4のアーム30の下方に、第4のアーム30と平行に第6のアーム36が配置されている。また、第4のアーム30と第6のアーム36とは、互いに平行に延びている第5のアーム34と第7のアーム38とを介して接続されている。第5のアーム34は、第7のアーム38よりも保持部6に近い位置に配置されている。
第5のアーム34の上方端部は、第4のアーム30の一方の端部に枢支されており、下方端部は、第6のアーム36の一方の端部に枢支されている。また、第7のアーム38の上方端部は、第4のアーム30の他方の端部に枢支されており、下方端部は、第6のアーム36の他方の端部に枢支されている。
第4のアーム30と第5のアーム34とは、第4の関節部39において枢支軸を介して互いに枢支されている。以下、この枢支軸を第4の回転軸O4と称する。第4の関節部39には、第4のアーム30と第5のアーム34との相対的な回動を停止する第4の電磁ブレーキ40が配設されている。第4の電磁ブレーキ40が固定状態にある場合には、第4乃至7のアーム30,34,36,38から形成されている平行四辺形は、一定の形状に保持される構成となっている。
第5のアーム34の中間部分は、円筒状の第8のアーム42内に挿通されている。第5のアーム34は、第8のアーム42に対して自身の中心軸を中心として軸回り方向に回転可能である。以下、この中心軸を第5の回転軸O5と称する。第5のアーム34には、第8のアーム42に対する第5のアーム34の回転を停止するための図示しない停止機構を有する。この停止機構は、例えば、手動によって操作されるばねロック機構である。このばねロック機構は、第5のアーム34に配設されている押圧レバーをばねによって第8のアーム42に押圧して、第8のアーム42に対する第5のアーム34の回転を停止するものである。
第8のアーム42は、第5の関節部45において、垂直方向に延びている支持アーム44の上方端部に枢支軸を介して枢支されている。この枢支軸は、第5の回転軸に垂直であり、第8のアーム42は、枢支軸を中心として支持アーム44に対して回動可能である。以下、この枢支軸を第6の回転軸O6と称する。第5の関節部45には、支持アーム44に対する第8のアーム42の回動を停止する第5の電磁ブレーキ46が配設されている。
支持アーム44の下方端部には、水平方向に延びている延長部48が配設されている。この延長部48の先端部は、第6の関節部51において、垂直方向に延びている移動アーム50の上面に枢支軸を介して枢支されている。この枢支軸は、第8のアーム42の第6の回転軸に垂直であり、支持アーム44は、枢支軸を中心として回動される。以下、この枢支軸を第7の回転軸O7と称する。第6の関節部51には、移動アーム50に対する支持アーム44の回動を停止する第6の電磁ブレーキ52が配設されている。
参考形態では、第1乃至6の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52によって、多関節アーム14の第1乃至6の関節部23,27,31,39,45,51を解除状態と固定状態との間で切り替える第1の固定手段が形成されている。
第2のリンク機構18の第6のアーム36の、保持部6から遠い方の端部から、ねじ棒54が第6のアーム36の長手方向に延出されている。このねじ棒54には、カウンターウエイト56が螺合されている。このカウンターウエイト56は、第1乃至7のアーム20,22,26,30,34,36,38及び支持アーム44の回転又は回動時において、内視鏡4、保持部6及び多関節アーム14の回転モーメントを相殺して、平衡状態を保つための平衡重りである。
移動アーム50の下方側は、床等に設置される設置部58に支持されている。設置部58の下面には、キャスタ60が配設されており、このキャスタ60により、保持装置2の全体が床等上で移動可能である。また、設置部58には、設置部58を床に対して固定するための図示しない固定手段が配設されている。さらに、設置部58から、接続ケーブル61が延出されている。この接続ケーブル61は、保持装置2を制御するためのコントローラ62に接続されている。
図2に示されるように、設置部58は、下方に配設されているベース64を有する。このベース64の上面に、垂直方向に延びている中空の円柱状の支柱66が突設されている。この支柱66の上面には、円形の開口が形成されている。この開口を介して、移動アーム50が支柱66内に挿入されている。
移動アーム50は、上方側の第1の部分と下方側の第2の部分とを有する。第1の部分は、円筒状であり、下端部に下壁が配設されている。また、第2の部分は、第1の部分と同軸で、第1の部分よりも外径が小さい円筒状である。
第2の部分の内腔には、ガススプリング68が挿通されている。このガススプリング68は、第1の部分の下壁の下面とベース64の上面との間で垂直方向に延びている。このガススプリング68により、移動アーム50は支柱66内で垂直方向の重量を支えられ、垂直方向に移動自在となっている。
移動アーム50の垂直方向への移動を制限する構成を以下に説明する。支柱66の内面には、移動アーム50の第2の部分を保持して移動アーム50の垂直方向への移動を停止する第7の電磁ブレーキ(第2の固定手段)70が配設されている。
また、移動アーム50の第1の部分の外周面には、径方向外向きに突出している第1のストッパ72が周方向に延設されている。この第1のストッパ72は、支柱66の外部に配置されている。即ち、第1のストッパ72は、移動アーム50が下方向へ移動される場合には、支柱66の上面の開口の周辺部に当接されて移動アーム50の下方への移動を制限する構成となっている。
さらに、支柱66の内面には、径方向内向きに突出している第2のストッパ74が、周方向に延設されている。この第2のストッパ74は、第7の電磁ブレーキ70の下方に配置されている。また、移動アーム50の第2の部分の下端部の外周面には、径方向外向きに突出している第3のストッパ76が周方向に延設されている。この第3のストッパ76は、支柱66の第2のストッパ74よりも下方に配置されている。即ち、第3のストッパ76は、移動アーム50が上方向へ移動される場合には、第2のストッパ74に当接されて移動アーム50の上方への移動を制限する構成となっている。
図3に、本参考形態の保持装置2の回路ブロック図を示す。上記保持部6の第1及び第2のスイッチ10,12は、上記コントローラ62内の操作状態検出部78に接続されている。この操作状態検出部78は、第1及び第2のスイッチ10,12の操作状態を検出するようになっている。また、操作状態検出部78は、コントローラ62内の動作制御部80に接続されている。操作状態検出部78は、検出した第1及び第2のスイッチ10,12の操作状態を動作制御部80に入力するようになっている。
動作制御部80は、上記第1乃至7の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52,70の夫々に接続されている。動作制御部80は、第1及び第2のスイッチ10,12の操作状態に応じて、第1乃至7の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52,70を作動させるようになっている。
図4に、第1及び第2のスイッチ10,12の操作状態と第1乃至7の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52,70の作動状態の対応を示す。図4に示されるように、第1及び第2のスイッチ10,12が共にOFFとなっている場合には、第1乃至7の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52,70はいずれも固定状態にある。また、第1のスイッチ10のみがONにされている場合には、多関節アーム14の第1乃至6の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52及び移動アームの第7の電磁ブレーキ70は解除状態にある。そして、第1及び第2のスイッチ10,12が共にONとなっている場合には、多関節アーム14の第1乃至6の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52は解除状態にあり、第7の電磁ブレーキ70は固定状態にある。
次に、上記構成の本参考形態の保持装置2の作用について説明する。患者81(図5参照)に手術操作を行う際には、設置部58をキャスタにより床等上で移動して、患者81の***や術部の部位等に応じて適切な位置に移動する。この後、設置部58の固定手段を操作して、設置部58を床等に固定する。
多関節アーム14の先端部の保持部6の保持孔8により、内視鏡4を保持する。そして、一方の手で保持部6を保持しつつ、第1のスイッチ10をONにする。この結果、操作状態検出部78に検知された操作状態が動作制御部80に入力され、第1乃至7の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52,70は解除状態に切り替えられる。即ち、多関節アーム14及び移動アーム50は固定状態から可動状態へと切り替えられる。そして、保持部6を移動させて、内視鏡4を頭部等に挿入しやすい位置に配置する。
この際、第1の電磁ブレーキ24は解除状態にあり、第1のアーム20は第2のアーム22に対して第1の回転軸O1を中心として回転される。また、第2の電磁ブレーキ28は解除状態にあり、第2のアーム22は第3のアーム26に対して第2の回転軸O2を中心として回動される。そして、第3の電磁ブレーキ32は解除状態にあり、第3のアーム26は第4のアーム30に対して第3の回転軸O3を中心として回転される。このようにして、保持部6は、3自由度に回転されて姿勢が変化される。
さらに、第4の電磁ブレーキ40は解除状態にあり、第4乃至7のアーム30,34,36,38からなる平行四辺形が変形される。また、第5の電磁ブレーキ46は解除状態にあり、第8のアーム42は支持アーム44に対して第6の回転軸O6を中心として回動される。そして、第6の電磁ブレーキ52は解除状態にあり、支持アーム44は移動アーム50に対して第7の回転軸O7を中心として回転される。このようにして、保持部6は、3次元的に移動される。
その上、第7の電磁ブレーキ70は解除状態にあり、移動アーム50が支柱66に対して垂直方向に移動される。この結果、多関節アーム14全体が、垂直方向に移動される。
内視鏡4を頭部等に挿入しやすい位置に配置した後、第1及び第2のスイッチ10,12をONにする。この結果、動作制御部80によって、第7の電磁ブレーキ70は固定状態に切り替えられる。一方、第1乃至6の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52は解除状態のままである。即ち、多関節アーム14は可動状態のままに保たれ、移動アーム50は可動状態から固定状態へと切り替えられる。そして、保持部6を操作して、内視鏡4を頭部等に挿入する。この際、第7の電磁ブレーキ70は固定状態にあるため、移動アーム50は支柱66に対して移動されない。
内視鏡4を頭部等に挿入した後、第1及び第2のスイッチ10,12をOFFにする。この結果、動作制御部80によって、第1乃至6の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52が固定状態に切り替えられる。また、第7の電磁ブレーキ70は固定状態のままである。即ち、多関節アーム14は可動状態から固定状態へと切り替えられ、支持アーム44は固定状態のままに保たれる。この結果、保持部6は所定の位置で固定され、内視鏡4は所定の位置及び姿勢で固定される。この後、図5に示されるように、内視鏡4による観察を行う。
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。スイッチ部を操作して、第1乃至6の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52を解除状態に切り替えることにより、多関節アーム14は、保持部6を所望の位置に移動可能な可動状態に切り替えられ、第1乃至6の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52を固定状態に切り替えることにより、多関節アーム14は、保持部6を所望の位置で固定する固定状態に切り替えられる。また、スイッチ部を操作して、第7の電磁ブレーキ70を解除状態に切り替えることにより、移動アーム50は、高さ方向に移動可能な可動状態に切り替えられ、また、第7の電磁ブレーキ70を固定状態に切り替えることにより、移動アーム50は、所望の高さに固定された固定状態に切り替えられる。このため、簡単な操作で、内視鏡4を患者81の***や術部の部位に応じて移動、配置、挿入、固定等することが可能となっている。
さらに、スイッチ部は、組み合わせて操作される第1及び第2のスイッチ10,12のみからなっている。また、スイッチ部は保持部6に設けられているため、手元の操作のみで多関節アーム14及び移動アーム50を可動状態と固定状態との間で切り替えることが可能となっている。そして、内視鏡を挿入する際には、移動アーム50の動きを止めることにより、内視鏡4の移動時における慣性モーメントを小さくできる。この結果、内視鏡4の観察位置の微細な位置決めが容易に可能となる。
図6乃至図11は、本発明の第1実施形態を示す。参考形態と同様な構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。本実施形態の保持装置82では、図6に示されるように、保持部6には第1のスイッチ10のみが配設されている。
また、保持孔8内に、突没する方向に摺動可能なピン84が突設されている。このピン84は、内視鏡4が保持孔8に保持されている場合には押圧される構成となっている。図7に示されるように、ピン84の基端側には、ばね状の弾性部材86が配設されている。弾性部材86の他端部には、検知スイッチ88が配設されている。ピン84が突没された場合には、弾性部材86を介して、検知スイッチ88がON−OFF操作される構成となっている。
再び図6を参照すると、保持部6には、術部をマクロ観察するための撮影光学部90が配設されている。この撮影光学部90は、保持孔8を介して外部を観察する構成となっている。撮影光学部90は、図8に示されるように、術部を観察するための観察レンズ92を有する。観察レンズ92の後方には、フォーカス光学系94、ズーム光学系96及び結像レンズ98が光軸に沿って配設されている。結像レンズ98の後方には、結像レンズ98によって結像された光学像を撮像するためのカメラヘッド100が配設されている。このカメラヘッド100から、信号を伝達するためのカメラケーブル102が延出されている。
撮影光学部90から延出されたカメラケーブル102の末端部は、カメラケーブル102から伝達された信号を信号処理するカメラコントロールユニット(CCU)104に接続されている。このCCU104は、撮影光学部90で観察された観察象を表示する表示装置に接続されている。
また、撮影光学部90には、術部を照明するための照明レンズ108が観察レンズ92に並設されている。この照明レンズ108の後方には、導光ケーブル112によって導光された光を照明レンズ108に集光する集光レンズ110が配設されている。導光ケーブル112の先端部は、集光レンズ110の後方に配設されており、導光ケーブル112は、撮影光学部90の後端部から延出されている。導光ケーブル112の末端部は、光源116に接続されている。この光源116は、導光ケーブル114に光を供給するようになっている。
図9は、保持装置82の回路ブロック図を示す。第1のスイッチ10及び検知スイッチ88は、操作状態検出部78に接続されている。この操作状態検出部78は、第1のスイッチ10及び検知スイッチ88の操作状態を検出するようになっている。
動作制御部80には、移動アーム50の高さh(図11参照)を測定するためのポテンショメーター118が接続されている。このポテンショメーター118は、設置部58に配設されている。また、動作制御部80には、メモリ120とユーザインターフェイス150とが接続されている。このメモリ120には、保持孔8により内視鏡4を保持している場合の最適高さHが記録されている。最適高さHとは、患者が横たわるベッドの高さ、若しくは、患者の体の向きなどによる術位である。また、ユーザインターフェイス150により、術者が最適高さHを入力することが可能である。例えば、頭頂から垂直方向に内視鏡を挿入する場合は高く、側頭から水平方向に挿入する場合には低く設定される。
図10に、第1のスイッチ10及び検知スイッチ88の操作状態と、動作制御部80による第1乃至7の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52,70の作動状態の対応を示す。図10に示されるように、検知スイッチ88がONであり、移動アーム50の高さhが最適高さHに等しく、かつ、第1のスイッチ10がONである場合には、第1乃至6の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52は解除状態にある。ここで、移動アーム50の高さhが最適高さHに等しくない場合には、第7の電磁ブレーキ70も解除状態にある。
本実施形態では、第7の電磁ブレーキ70とポテンショメーター118とにより、内視鏡4が保持されているときに移動アーム50を術者所望の高さで固定する高さ調節手段が形成されている。
また、検知スイッチ88がOFFであり、かつ、第1のスイッチ10がONである場合には、第1乃至7の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52,70は解除状態にある。そして、第1のスイッチ10がOFFである場合には、検知スイッチ88がONであるかOFFであるかに係わらず、第1乃至7の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52,70は固定状態にある。
次に、上記構成の本実施形態の保持装置の作用について説明する。患者81(図11及び図12参照)に手術操作を行う際には、参考形態と同様に設置部58を適切な位置に設置する。そして、保持部6の撮影光学部90によって広範囲な術部の映像を撮影するための準備を行う。
即ち、保持孔8によって内視鏡4を保持しない状態で、保持部6を一方の手で保持しつつ、第1のスイッチ10をONにする。この結果、操作状態検出部78に検知された操作状態が動作制御部80に入力され、第1乃至7の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52,70が解除状態に切り替えられる。即ち、多関節アーム14及び移動アーム50は、固定状態から可動状態へと切り替えられる。この後、撮影光学部90が撮影に適した位置に配置されるように保持部6を移動させる。
撮影光学部90が適切な位置に配置された後、第1のスイッチ10をOFFにする。この結果、動作制御部80によって、第1乃至7の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52,70は固定状態に切り替えられる。即ち、多関節アーム14及び移動アーム50は、可動状態から固定状態へと切り替えられる。この状態で、図11に示されるように、撮影光学部90によって広範囲な術部の映像を撮影しながら、術部に開頭等の手術を行う。
開頭等の手術が行われた後、保持孔8により内視鏡4を保持する。この結果、保持孔8内のピン84が押圧されて検知スイッチ88がONにされる。さらに第1のスイッチ10をONにする。ここで、移動アーム50の高さhが最適高さHに等しくない場合には、第1乃至7の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52,70が解除状態に切り替えられる。即ち、多関節アーム14及び移動アーム50は固定状態から可動状態へと切り替えられる。
保持部6を操作して、移動アーム50の高さhを変化させる。移動アーム50の高さhが最適高さHに等しくなった場合には、動作制御部80により第7の電磁ブレーキ70は固定状態に切り替えられる。即ち、移動アーム50は可動状態から固定状態へと切り替えられる。そして、保持部6を操作して、内視鏡4を頭部等に挿入する。
内視鏡4を頭部等に挿入した後、第1のスイッチ10をOFFにする。この結果、動作制御部80によって、第1乃至6の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52は固定状態へと切り替えられる。また、第7の電磁ブレーキ70は固定状態のままである。即ち、多関節アーム14は可動状態から固定状態へと切り替えられ、移動アーム50は固定状態のままに保たれる。この結果、保持部6は所定の位置で固定される。即ち、内視鏡4は、所定の位置及び姿勢で固定される。この状態で、図12に示されるように、内視鏡4による観察を行う。
そこで、上記構成のものにあっては参考形態の効果に加えて次の効果を奏する。内視鏡4が保持孔8に保持されているか否かに応じて、検知スイッチ88がON−OFF操作される。そして、検知スイッチ88と第1のスイッチ10の操作状態によって、多関節アーム14及び移動アーム50は可動状態と固定状態との間で切り替えられる。このため、操作者が操作するのは、第1のスイッチ10のみとなっている。従って、さらに操作性が向上されている。
また、内視鏡4を頭部等内に挿入する際には、移動アーム50は固定される。ここで、移動アーム50の高さhは、内視鏡の移動しやすい高さに固定されており、移動アーム50の可動による慣性モーメントが生じなくなることから、内視鏡4を円滑に移動することが可能であり、さらに操作性が向上されている。
図13乃至図15は、本発明の第2実施形態を示す。第1実施形態と同様な構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。図13に示されるように、本実施形態の保持装置124の保持部6の撮影光学部90には、指標126が配設されている。この指標126は、デジタイザ128によって検出可能である。このデジタイザ128は、WS130に接続されている。このWS130は、内視鏡4の先端部が、図14(A)に示されるような術部外にあるか、図14(B)に示されるような術部内にあるか判断するようになっている。
即ち、WS130には、事前に測定された、撮影光学部90の指標126の位置と保持孔8に保持された状態の内視鏡4の先端部の位置との位置関係が記録されている。WS130は、デジタイザ128により検出された指標126の位置と、記憶された上記位置関係とに基づいて、内視鏡4の先端部の位置を算出するようになっている。また、手術中、患者の術部の位置及び範囲は変化されず、この位置及び範囲は、事前に測定されてWS130に記憶されている。WS130は、算出された内視鏡4の先端部の位置が、記憶された術部の範囲内にあるか否か判断するようになっている。
図15に、保持装置124の回路ブロック図を示す。WS130は、動作制御部80に接続されており、内視鏡4の先端部が術部内にあるか否かの判断結果を動作制御部80に出力するようになっている。
第1乃至6の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52が配設されている関節部には、各々、第1乃至6のエンコーダ132,134,136,138,140,142が配設されている。これら第1乃至6のエンコーダ132,134,136,138,140,142は、動作制御部80に接続されている。動作制御部80は、内視鏡4の先端部が術部内にある場合には、第1乃至6のエンコーダ132,134,136,138,140,142からエンコーダ値を入手し、これらエンコーダ値から内視鏡4の先端部の位置を算出するようになっている。
また、動作制御部80は、WSにより内視鏡4の先端部が術部内に入ったと判断されたとき、内視鏡4の先端部の位置を算出して基準位置として記憶するようになっている。そして、動作制御部80は、内視鏡4の先端部が基準位置から所定の距離以上移動された場合には、第1乃至6の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52を固定状態に切り替えて、内視鏡4の先端部がそれ以上移動されないように固定する機能を有する。ここで、所定の距離は、上記した術部の範囲よりも小さく設定され、例えば5mmである。
本実施形態では、第1乃至6の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52及び第1乃至6のエンコーダ132,134,136,138,140,142によって、多関節アーム14の関節部23,27,31,39,45,51の可動範囲を調節して、保持部6の可動範囲を調節する可動範囲調節手段が形成されている。
次に、上記構成の本実施形態の保持装置の作用について、図16のフローチャートを用いて説明する。本実施形態の保持装置124の作用は、第1実施形態の保持装置82の作用と基本的に同じである。移動アーム50が最適高さHに設定されて第7の電磁ブレーキ70によって固定された後、内視鏡4を頭部等内に挿入して術部に配置する際の作用について説明する。
ステップS1で、第1のスイッチ10がONにされているか否か判断する。ステップS1で、第1のスイッチ10がONにされていると判断された場合には、ステップS2に進む。ステップS2では、動作制御部80により第1乃至6の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52は解除状態に切り替えられる。即ち、多関節アーム14が固定状態から解除状態に切り替えられる。この状態で、保持部6を操作して内視鏡4の先端部を術部内に向かって移動させる(ステップS3)。
ステップS4では、WS130は、デジタイザ128で検知された指標126の位置に基づいて、内視鏡4の先端部が術部内にあるか否か判断する。ステップS4で、内視鏡4の先端部が術部内にないと判断された場合には、ステップS3に戻る。
一方、ステップS4で、内視鏡4の先端部が術部内にあると判断された場合には、ステップS5に進む。ステップS5で、動作制御部80は、基準位置を設定する。即ち、動作制御部80は、内視鏡4の先端部が術部内に入ったとき、第1乃至6のエンコーダ132,134,136,138,140,142からエンコーダ値を入手して、各エンコーダ値から内視鏡4の先端部の位置を算出し、この位置を基準位置として記憶する。
さらに、保持部6を操作して、内視鏡4の先端部を術部内で適切な位置に移動させる。ステップS6で、動作制御部80は、内視鏡4の先端部が基準位置から所定の距離以上動いたか否か判断する。ステップS6で、内視鏡4の先端部が基準位置から所定の距離以上動いたと判断された場合には、ステップS7へ進む。ステップS7では、動作制御部80は、第1乃至6の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52を固定状態に切り替えて、内視鏡4の先端部をそれ以上移動されないように固定する。一方、ステップS6で、内視鏡4の先端部が基準位置から所定の距離以上動いていないと判断された場合には、ステップS8へ進む。
ステップS8で、内視鏡4の先端部が適切な位置に配置されたか否か判断する。ステップS8で、内視鏡4の先端部が適切な位置に配置されたと判断した場合には、作用を終了する。
そこで、上記構成のものにあっては第1実施形態の効果に加えて次の効果を奏する。内視鏡4の先端部が術部内にある場合には、動作制御部80による制御により、内視鏡4の先端部が基準位置から所定の距離以上移動されないように、第1乃至6の電磁ブレーキ24,28,32,40,46,52を作動させて内視鏡4の先端部を固定するようになっている。即ち、術部内では、内視鏡4の先端部の移動範囲が一定の範囲に制限されているため、安全に手術操作を行うことが可能となっている。一方、術部外では、内視鏡4を自由に移動させることが可能であるため、迅速な手術操作を行うことが可能となっている。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。

(付記項1)
前記スイッチ部は、前記保持部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2の医療器具用保持装置。
(付記項2)
前記スイッチ部は、前記医療器具が保持されているときにONにされる検知スイッチを含むことを特徴とする付記項1の医療器具用保持装置。
(付記項3)
前記多関節アームには、前記関節部の可動範囲を調節して前記保持部の可動範囲を調節する可動範囲調節手段が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3、付記項1、又は付記項2のいずれか1の医療器具用保持装置。
(付記項4) 内視鏡と、
この内視鏡を着脱可能に保持する保持部と、
保持部に内包され、前記内視鏡と光学的に接続される撮影光学系と、
前記保持部を3次元空間の所定の位置に移動・固定可能な多関節アームと、
多関節アームを所定の高さに移動・固定可能な高さ移動手段と、
第一のスイッチと、
第二のスイッチと、
第一のスイッチの操作により前記多関節アームの固定を解除し、第二のスイッチの操作により少なくとも前記高さ移動手段の固定を解除する制御手段と、
を有することを特徴とする、内視鏡保持装置。
(付記項5) 前記撮影光学系は焦点距離を可変できることを特徴とする、付記項4。
(付記項6) 前記第二のスイッチは内視鏡の装着状態を検出するセンサーであることを特徴とする、付記項4又は5。
(付記項7) 前記制御部は、前記多関節アームと前記高さ移動手段の移動可能範囲を制御することを特徴とする、付記項4〜6。
(付記項8) 内視鏡と、
この内視鏡を保持する保持部と、
保持部に内包され、前記内視鏡と光学的に接続される撮影光学系と、
前記保持部を3次元空間の所定の位置に移動・固定可能な支持手段と、
支持手段の動作を切り替える動作切替手段と、
内視鏡の保持状態を検出する検出手段と、
この検出手段の検出結果に応じて、前記支持手段の動作状態を制御する動作制御手段と、
を有することを特徴とする。
(付記項9) 前記検出手段は、内視鏡の観察位置を検出する手段である、付記項8。
この発明は、操作性が向上されている、手術を行う際に内視鏡等の医療器具を任意の位置に保持する医療器具用保持装置に関する。
本発明の参考形態の医療用保持装置を示す説明図。 本発明の参考形態の医療用保持装置の移動アーム及び設置部を示す断面図。 本発明の参考形態の医療用保持装置の回路ブロック図。 本発明の参考形態の医療用保持装置の第1及び第2のスイッチの操作状態と第1乃至7の電磁ブレーキの作動状態との対応を示す説明図。 本発明の参考形態の医療用保持装置の作用を示す説明図。 本発明の第1実施形態の医療用保持装置の保持部周辺、及び、保持装置に保持される内視鏡を示す斜視図。 本発明の第1実施形態の医療用保持装置の保持部周辺を示す説明図。 本発明の第1実施形態の医療用保持装置の撮影光学部を示す説明図。 本発明の第1実施形態の医療用保持装置の回路ブロック図。 本発明の第1実施形態の医療用保持装置の検知スイッチ及び第1のスイッチの操作状態と第1乃至7の電磁ブレーキの作動状態との対応を示す説明図。 本発明の第1実施形態の医療用保持装置の作用を示す第1の説明図。 本発明の第1実施形態の医療用保持装置の作用を示す第2の説明図。 本発明の第2実施形態の医療用保持装置を示す説明図。 (A)は、本発明の第2実施形態の医療用保持装置の保持された内視鏡が術部外にある状態を示す斜視図、(B)は、本発明の第2実施形態の医療用保持装置の保持された内視鏡が術部内にある状態を示す斜視図。 本発明の第2実施形態の医療用保持装置の回路ブロック図。 本発明の第2実施形態の医療用保持装置の作用を示すフローチャート。
符号の説明
2…医療器具用保持装置、4…医療器具、6…保持部、10,12…スイッチ部、14…多関節アーム、23,27,31,39,45,51…関節部、24,28,32,40,46,52…第1の固定手段、50…移動アーム、70…第2の固定手段。

Claims (3)

  1. 医療器具を着脱自在に保持する保持部と、
    関節部を介して複数のアームを接続することにより形成され、前記保持部が先端部に設けられ、前記関節部を解除状態に切り替えると前記保持部を所望の位置に移動可能な可動状態、前記関節部を固定状態に切り替えると前記保持部を所望の位置で固定する固定状態に切り替えられ、前記保持部と前記複数のアームとの重量によるモーメントを相殺するための第1のバランス維持手段を有する多関節アームと、
    前記多関節アームに設けられ、前記関節部を解除状態と固定状態との間で切り替える第1の固定手段と、
    設置部に支持され、前記多関節アームを床面に対して鉛直方向に移動可能に支持すると共に、前記保持部と前記多関節アームとの重量を相殺するように反力を付加する第2のバランス維持手段を有する移動アームと、
    前記移動アームを前記床面に対して鉛直方向に移動可能な可動状態と所望の高さに固定された固定状態との間で切り替える第2の固定手段と、
    前記第1及び第2の固定手段を作動させるために操作されるスイッチ部であって、前記保持部により前記医療器具が保持されているか否かを検知するための検知スイッチを有するスイッチ部と
    前記スイッチ部の前記検知スイッチの操作状態により、前記第1の固定手段と前記第2の固定手段との作動を制御する制御手段と
    を具備することを特徴とする医療器具用保持装置。
  2. 前記スイッチ部は、操作者に操作される操作スイッチをさらに有し、
    前記制御手段は、前記検知スイッチの操作状態と前記操作スイッチの操作状態との組み合わせにより、前記第1の固定手段と前記第2の固定手段との作動を制御する、
    ことを特徴とする請求項1の医療器具用保持装置。
  3. 前記移動アームには、前記医療器具が保持されているときに前記床面に対して鉛直方向に移動可能な前記移動アームを術者所望の高さで固定する高さ調節手段が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2の医療器具用保持装置。
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