JP4417727B2 - 少なくとも一つの傾斜可能なブレーキパッドを持つディスクブレーキ - Google Patents

少なくとも一つの傾斜可能なブレーキパッドを持つディスクブレーキ Download PDF

Info

Publication number
JP4417727B2
JP4417727B2 JP2003584531A JP2003584531A JP4417727B2 JP 4417727 B2 JP4417727 B2 JP 4417727B2 JP 2003584531 A JP2003584531 A JP 2003584531A JP 2003584531 A JP2003584531 A JP 2003584531A JP 4417727 B2 JP4417727 B2 JP 4417727B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
braking force
piston
friction element
braking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003584531A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005522646A (ja
Inventor
バワッソー,ジャン−ピエール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JP2005522646A publication Critical patent/JP2005522646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4417727B2 publication Critical patent/JP4417727B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/14Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position
    • F16D65/16Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake
    • F16D65/18Actuating mechanisms for brakes; Means for initiating operation at a predetermined position arranged in or on the brake adapted for drawing members together, e.g. for disc brakes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/02Braking members; Mounting thereof
    • F16D65/04Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor
    • F16D65/092Bands, shoes or pads; Pivots or supporting members therefor for axially-engaging brakes, e.g. disc brakes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2121/00Type of actuator operation force
    • F16D2121/18Electric or magnetic
    • F16D2121/24Electric or magnetic using motors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2125/00Components of actuators
    • F16D2125/18Mechanical mechanisms
    • F16D2125/58Mechanical mechanisms transmitting linear movement
    • F16D2125/64Levers
    • F16D2125/645Levers with variable leverage, e.g. movable fulcrum
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2127/00Auxiliary mechanisms
    • F16D2127/08Self-amplifying or de-amplifying mechanisms
    • F16D2127/10Self-amplifying or de-amplifying mechanisms having wedging elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Description

本発明は、主として自動車用ブレーキ装置及びこのような装置を含むブレーキシステムに関する。
現在周知の形式の自動車用ブレーキ装置は、自動車の車輪とともに回転するように拘束されたブレーキディスクにピストンの作用で押し付けるのに適した、又は押し付けられる摩擦要素即ち「ブレーキパッド」を有する。
ピストンは、ブレーキディスクの平面と実質的に平行な平面でブレーキパッドの後面と接触する。
ピストンは、例えば加圧液圧流体によって、又は電動モータによってブレーキディスクに向かって移動される。
国際公開WO98/14715号明細書には、ブレーキを掛けたときにピストンをブレーキパッドに向かって移動させ、ブレーキパッドをブレーキディスクに押し付けるための電動モータを有する電気式ディスクブレーキが記載されている。ピストンがブレーキパッドに当接する支承面は、ブレーキディスクを含む平面に関してブレーキディスクの半径に沿って非ゼロ角度をなし、そのため支承面は、自動車が前進しているとき、ブレーキディスクの回転方向に傾斜する。
かくして、ブレーキを掛けられ、ブレーキパッドがブレーキディスクに押し付けられているとき、電動モータが送出する制動力が、ブレーキディスクとピストンとの間でパッドに加わる楔効果によって増幅され、これによって制動に対して補助を提供する。楔効果は、前記ディスクの回転によりディスクがパッドに及ぼすトルクによる。この際、パッドは、ディスクとパッドの傾斜面に当接するピストンの面との間にクランプされる。
ブレーキの分野で周知の楔効果により、ピストンに加えられた制動力を非常に大きく増幅できる。残念なことに、この現象には、車輪をロック(block)させてしまう危険がある。これは、自動車の安定性にとって有害である。更に、このような増幅は、低レベルの制動については不要であるが、WO98/14715に記載の例では、ブレーキを掛ける度毎に増幅が行われる。
従って、本発明の目的は、有効であり且つ安全なブレーキ装置を提供することである。
本発明の別の目的は、制御でき且つ可変の増幅を行うことができ、特に、ブレーキを掛けることによって送出された制動力を連続的に可変に増幅するブレーキ装置を提供することである。
本発明の別の目的は、全ての現存のブレーキシステムに、これらのシステムに対して何らかの特別な変更を行う必要なしに、適合するのに適したブレーキ装置を提供すること、及びブレーキシステムによる車輛挙動制御機能を実施できるようにすることである。
これらの目的は、車輛の車輪とともに回転するように拘束された第2要素に押し付けるのに適した第1摩擦要素を含むブレーキ装置によって達成される。第1要素は、第1要素に当接する第3要素によって第2要素に押し付けられる。前記装置は、第3要素によって第1要素に及ぼされた制動力を楔効果を使用して増幅するための増幅手段を更に含み、この増幅器は、可変の増幅比を提供する。
換言すると、制動力増幅器は、回転するブレーキディスクとの接触時にパッドに加わるトルクにより、ブレーキディスクとピストンとの間でブレーキパッドが制御された変更可能な態様で楔状になることによって作動する。楔状の制御は、ピストンがパッドに当接する支承面の傾斜角度をブレーキディスクを含む平面に対して変化させることによって行われる。
「増幅」という用語は、制動の目的で車輛の運動エネルギを使用するということを意味する。
本発明は、主として、自動車用ブレーキ装置であって、自動車を減速するため、自動車の車輪に固定された第2要素の第1面に第1面を押し付けるのに適した第1摩擦要素、及びこの第1摩擦要素の第1面とは反対側の第1摩擦要素の第2面に第1端を介して支承される、制動力を加えるための、第1摩擦要素を第2要素に押し付けるのに適した第3印加要素を有する、ブレーキ装置において、第1摩擦要素と第3印加要素との間の支承面を含む傾斜可能な平面の傾斜を、第2要素の第1面を含む平面に対して変更するための増幅手段を更に含む、ことを特徴とするブレーキ装置を提供する。
本発明は、更に、前記手段により、第1摩擦要素と第3印加要素との間の支承面を含む平面の傾斜を、第2要素の第1面を含む平面に対して連続的に変更できる、ことを特徴とするブレーキ装置を提供する。
本発明は、更に、第1手段は、第2面を持つ剛性支持体及びブレーキディスクの第1面と接触するのに適した第1面を備えたライニングを持つブレーキパッドによって構成され、第3要素は、増幅器手段を介して剛性支持体の第2面と接触する第1面を備えたピストン、及びこのピストンに制動力を加えるのに適した制動力発生器を含む、ことを特徴とするブレーキ装置を提供する。
本発明は、更に、制動力発生器はマスターシリンダである、ことを特徴とする装置を提供する。
本発明は、更に、制動力発生器は電動モータである、ことを特徴とする装置を提供する。
本発明は、更に、制動力発生器は液圧ポンプである、ことを特徴とする装置を提供する。
本発明は、更に、手段は、ピストンの第1端に枢動自在に取り付けられた第1部分、及び第1摩擦要素の第2面に枢動自在に取り付けられた第2部分を含み、第1及び第2の部分は、傾斜可能な平面と平行な第1及び第2の平らな面を介して夫々互いに衝合する、ことを特徴とする装置を提供する。
本発明は、更に、第1部分は実質的に半円筒体形状であり、ピストンと一体の半円筒形キャビティに配置されており、第2部分は実質的に半円筒体形状であり、第1摩擦要素の半円筒形キャビティに配置されている、ことを特徴とする装置を提供する。
本発明は、更に、第1部分は実質的に半球形状であり、ピストンと一体の半球形キャビティに配置されており、第2部分は実質的に半球形状であり、第1摩擦要素の半球形キャビティに配置されている、ことを特徴とする装置を提供する。
本発明は、更に、前記手段は、第1及び第2の部分の夫々一つと第1及び第2のキャビティの夫々一つとの間の摩擦、及び第1及び第2の部分の第1及び第2の面間の摩擦を減少するための摩擦減少手段を更に含む、ことを特徴とする装置を提供する。
本発明は、更に、摩擦減少手段はボールベアリングである、ことを特徴とする装置を提供する。
本発明は、更に、増幅器手段は電動モータによって作動される、ことを特徴とする装置を提供する。
本発明は、更に、傾斜可能な平面を自動車が駐車した勾配と同じ方向に傾けるようにブレーキ力増幅器手段と協働するパーキングブレーキ機構を更に含む、ことを特徴とする装置を提供する。
本発明は、更に、第1摩擦要素に制動力を加えるための追加の手段を含む、ことを特徴とする装置を提供する。
本発明は、更に、追加の手段は、制動力発生器が故障した場合に第1摩擦要素を第2要素に押し付けるようにピストンに力を及ぼす弾性手段である、ことを特徴とする装置を提供する。
本発明は、更に、手段は、更に、第1摩擦要素を第2要素に押し付けることができる、ことを特徴とする装置を提供する。
本発明は、更に、第1及び第2の部分によって形成された組立体は、枢軸を持つカムを形成する、ことを特徴とする装置を提供する。
本発明は、更に、第1及び第2の部分によって形成された組立体は、実質的に長円形の断面を有する、ことを特徴とする装置を提供する。
本発明は、更に、コンピュータ、運転者が作動させるのに適したブレーキ制御装置、このブレーキ制御装置をいつ作動したのかを検出するための検出手段、及び少なくとも一つの車輪の速度を検出するための検出手段を含むブレーキシステムにおいて、
車輪に適用された本発明の少なくとも一つのブレーキ装置を更に含み、増幅器手段はコンピュータによって制御される、ことを特徴とするブレーキシステムを提供する。
本発明は、更に、装置の増幅器手段は、所定値よりも大きい減速レベルと対応するブレーキ制御装置の作動が検出されたときに作動される、ことを特徴とするブレーキシステムを提供する。
本発明は、更に、増幅器手段は、所定値以上に達した減速値に対して作動する、ことを特徴とするシステムを提供する。
本発明は、更に、増幅器手段は、車輪の減速の必要が検出された場合に作動される、ことを特徴とするシステムを提供する。
本発明は、ブレーキディスクとブレーキパッドとの間の制御された楔効果によって小型であることが補償される小型のブレーキ要素をできるようにするという利点を提供する。
本発明は、添付図面を参照して以下の説明を読むことにより更によく理解されるであろう。
図1は、自動車の車輪(図示せず)とともに回転するように拘束された第2要素2即ちブレーキディスクに押し付けるための第1面9を備えた第1要素4即ちブレーキパッドを含む本発明の装置を示す。車輪は、軸線Zを中心として方向A又は方向Bに回転できる。パッドには第1面とは反対側の第2面が設けられており、これらの二つの面は、代表的には互いに平行であるが、これに限定されない。
第2面は、例えばシート状鋼製の剛性支持体6によって支持されており、第1印加面9は、摩擦係数μを持つ摩擦要素8によって、又は接着剤結合によって支持体6に固定されたライニングによって支持されており、ブレーキを掛けたときにブレーキディスク2の一方の面11と接触し、これによって前記ブレーキディスクの回転速度を減速するのに適している。ディスクの面11と接触するのに適したライニング8の面9は平面P内に含まれる。
パッドは、平面Pに対して垂直な軸線Xに沿って摺動するように、車輛のハブキャリヤに固定されたヨーク10に取り付けられている。
同様に、パッドをブレーキキャリパに摺動自在に取り付けてもよい。
好都合には、装置は、ブレーキディスクの両側に、実質的に平行な二つの平面内に二つのブレーキパッドを含む。各パッドは、ブレーキを掛けるときにブレーキディスクの両面に押し付けるのに適している。
図1のブレーキ装置は、ヨーク10に対して移動するように取り付けられた、コラム16を介してヨークに関して摺動するように取り付けられたフローティングキャリパ14を更に含む。
当然のことながら、本発明のブレーキ装置は、ヨークに対して摺動するように取り付けられたキャリパを含む装置に限定されず、むしろ、少なくとも一つのブレーキパッドをディスクブレーキに押し付けることができる任意のブレーキ装置に適用される。
図2及び図3は、本発明の装置が、ブレーキパッドをブレーキディスクに押し付けるようにパッドに制動力を加えるための第3要素12を更に含むことを示す。
制動力を加えるための第3要素12は、制動力を伝達するピストン13と呼ばれる部品、及び制動力を発生するための発生器GNを含む。ブレーキピストン13は、コラム16によって軸線Xに沿って摺動するように取り付けられたキャリパ14内で摺動するように取り付けられている。
ピストン13は実質的に円筒形であり、長さ方向第1端18を介して、軸線Xに沿って、平面Rで剛性支持体6に当接する。図2では、平面Rは平面Pと平行である。図3では、ピストンは、図2及び図3の断面平面に対して垂直な軸線Yを中心として平面Rと角度αをなす平面Sで剛性支持体6と当接する。
ピストン13には、長さ方向第2端20を介して、発生器GNによって制動力EFが加えられ、これにより、ピストン13はパッド4をブレーキディスク2に押し付けることができる。
例えば、制動力EFを発生させるための発生器GNは液圧ポンプであり、電子コンピュータによって制御されるか或いは車輛の運転者が操作するブレーキペダル70によって作動される、加圧液圧流体をブレーキ装置に送出するマスターシリンダであり、又は回転電動モータM1及びこのモータの作動時にピストンをブレーキディスクに向かって軸線Xに沿って軸線方向に移動させることができるナット−ねじ装置を含む組立体である。
ピストン13は、第1部分24がピストン13に固定されており且つ第2部分28がブレーキパッド6に固定された手段22を介してパッド6に当接する。前記第1部分は平面Sで第2部分に当接し、前記平面Sは、例えばコンピュータによって制御される電動モータM2によって、軸線Yを中心として第1方向+θ又は第2方向−θに角度αに亘って枢動するように取り付けられている。
図2及び図3に示す実施例では、第1部分24は半円筒形形状又は半球形状であり、ピストン13の第1端18に設けられた対応する半円筒形キャビティ26又は半球形キャビティ26’内で軸線Yを中心として枢動するように取り付けられている。好都合には、転動ベアリング35、例えばボールベアリング35が第1部分24とピストンのキャビティ26との間に配置されている。
第2部分28もまた半円筒形形状(又は半球形状38’)であり、パッド6に固定された要素(図示せず)に設けられた対応する半円筒形キャビティ30(又は対応する半球形キャビティ30’)内で軸線Yを中心として枢動するように取り付けられている。好都合には、転動ベアリング、例えばボールベアリング37が第2部分28とピストンのキャビティ30との間に配置されている。
パッドに固定された要素は、好都合には、ブレーキパッドを支持するための剛性支持体に設けられたキャビティに配置されており、これによって、ブレーキパッドの交換時に手段22を交換する必要をなくす。
当然のことながら、ピストンの面18に取り付けられた別体の要素にキャビティ26を設けてもよい。
しかしながら、これもまた当然のことながら、手段22の第2部分28が回転するように直接取り付けられた、剛性支持体が装着されたパッドを提供することができる。
第1及び第2の半円筒形部分24、28(又は第1及び第2の半球形部分24’、28’)は平らな端部32、34を夫々有し、これらの平らな端部を介して、傾斜可能な平面Sで互いに対して摺動するように取り付けられている。
図示の実施例では、ボールベアリング又はローラーベアリング39が平らな端部32、34間に配置されている。
平らな端部32、34は、手段22が作動していない場合には、平面Rと平行である。
αは、好都合には、0°乃至5°の範囲内にあり、好ましくは0°乃至4°の範囲内にある。
当然のことながら、例えば手段22について自己潤滑性材料を使用することによって、半円筒体24、28(又は半球24’、28’)の互いに対する移動を容易にでき、夫々のキャビティ26、30(又は26’、30’)でのこれらの枢動を容易にできる任意の他の手段を、本発明の範囲を越えることなく実行できる。
本発明は、ブレーキを掛ける際にパッドの各々を反作用ディスクの両面に夫々押し付けるのに適した二つのピストンがブレーキディスクの各側に摺動自在に取り付けられた固定キャリパを持つブレーキ装置にも適用できる。
下文において、ピストンを一つだけ備えた装置だけを考えるが、当然のことながら、本発明は、二つ又はそれ以上のピストンを持つブレーキ装置とも関連する。
パッドが内部で軸線Xに沿って摺動するヨークは、図2及び図3に剛性がK1のばね36によってシンボル表記した構造的弾性を有する。
以下に本発明のブレーキ装置の作動方法を示す。
図2に示す作動モードでは、ブレーキ装置は従来型装置として作動する。平らな端部32、34が平行な平面S及び平面Rと一致し、及び従って平面Sはブレーキディスクの平面Qと平行である。
発生器GNがピストン13の第2端に制動力EFを送出するとき、前記ピストンは軸線Xに沿って矢印Fが示す方向に摺動し、ブレーキパッドを並進移動し、軸線Zを中心として方向Aに回転駆動されたブレーキディスクの表面と接触する。ブレーキディスクが回転移動しているため、ヨークの弾性変形によりパッドにトルクEが方向Aで加わる。詳細には、第2半球28の平らな端部34が第1半球の平らな端部32に対して摺動(又は転動)する。
ブレーキディスクと接触したパッド6は、トルクEの作用で、及び弾性変形するヨークによってブレーキディスク2の平面と平行な平面内で横方向に大きく移動する。
図3に示す作動モードでは、半円筒体(又は半球)が軸線Yを中心として方向+θに枢動し、平面Sが軸線Yを中心として平面Rに対して角度αを形成する。ブレーキディスクは、方向Aに回転している。
発生器GNが送出した制動力EFがピストン13に及ぼされたとき、前記ピストンは軸線Xに沿って移動し、パッド6を駆動する。パッド6はブレーキディスクに押し付けられ、トルクEによって方向Aに駆動される。パッド4は、次いで、ディスクの平面と平行な平面内で方向Aに横方向に移動し、詳細には、第2半円筒体(又は第2半球)30の平らな端部34が第1半円筒体(又は第1半球)の平らな端部32に対して摺動する。平面Sがディスクブレーキの平面に対して傾斜することにより、パッド4それ自体がディスクとピストンとの間で「楔」をなし、この場合、制動力EFが角度αと比例して増幅される。
本発明のブレーキ装置は、好都合には、例えばヨークの変形DF及び/又は車輪の速度及び/又は制動力をピストンに加えるブレーキペダルの変位等の様々なパラメータを計測するための計測手段と協働する。
ヨークの変形DFを計測することにより、楔効果を定量でき、及びかくして角度αを変化させることによって楔効果を調節できる。
ブレーキペダルの変位、及び詳細には前記ブレーキペダルの変位速度を計測することによって、又はブレーキペダルに加えられる力を計測することによって、運転者が所望の制動が非常に大きな制動、即ち緊急制動と対応するかどうかを決定できる。及びかくして発生器が送出する制動力を、例えば運転者が、マスターシリンダを介して又は電気液圧式ブレーキシステムを使用する場合には液圧ポンプを介して増幅し、角度αを変化させる。
制動作用の約80%が0.3G(これ以下では動力補助制動が不要となる閾値)以下の減速と対応するため、好都合には、例えば0.3G以上の所望の減速についてのみ、制動力を増幅するための手段22を作動させることができると考えられる。
本発明のブレーキ装置は、更に、車輛の経路を動的に制御するためのシステムによって行われる調節段階中、例えば車輪がロックしたり道路保持性が失われた場合にピストンに及ぼされる制動力の増幅比を変化させることができる。
図4は、本発明のブレーキシステムを実施する制動作用の様々な工程のフローチャートの第1例を示す。例えば、制動システムは電気−液圧式制動システム又は全電気式制動システムである。システムが電気−液圧式制動システムの場合には、通常の作動状態では、ブレーキペダルに対する制動回路の反応をマスターシリンダがシミュレートし、ピストンに加えられた制動力を、検出されたブレーキペダルの変位に応じてコンピュータによって制御される電気−液圧ポンプによって送出されたブレーキ液によって及ぼす。
システムが電気式制動システムの場合には、電動モータM1がピストンに例えばナット−ねじ組立体を介して制動力を加える。モータM1は、検出されたブレーキペダルの変位に応じてコンピュータによって賦勢される。
以下の説明において、特記なしに「制動力EF」という用語を使用する場合、これは、液圧流体又は空気圧流体、又は電動モータによって及ぼされた力である。
工程102において、例えばブレーキペダルのところに配置されたストロークセンサ40によって制動作用AFを検出する。工程104では、情報をコンピュータ42に送出し、運転者が所望の減速の値DSをこのコンピュータが決定する。
工程106では、コンピュータは減速値DSnを閾値Vsと比較する。
所定の変更不能の値Vs、又はコンピュータが交通状況の関数として変更した値Vsを提供することが考えられる。
以下の説明では、参照符号DSnは、計測されたDSの最初の値を示し、参照符号DSn+1はDSの次の値を示す。
DSnがVsよりも小さい場合には、工程108において、コンピュータは、制動力EFをピストンに及ぼす指令を力発生器GNに発する。
工程128では、コンピュータは、DSn+1を計測することによってDSの変化を確認する。
DSn+1がVsよりも小さい場合には、方法は、工程130に進む。
工程130では、コンピュータはDSn+1をDSnと比較する。
DSn+1がDSnよりも小さい場合には、工程132において、コンピュータは、DSn+1がゼロに等しいことを確認する。
DSn+1がゼロに等しい場合には、工程134において、コンピュータは、制動力EFを及ぼすのを停止する指令を圧力発生器GNに発する。
DSn+1がゼロに等しくない場合には、工程136において、コンピュータは、制動を所望の減速レベルDSn+1に適合させるためにEFを変化する指令を発し、次いで、方法は工程108に戻る。
DSn+1がDSnよりも大きい場合には、方法は工程108に進む。
DSn+1がVsよりも大きい場合には、方法は、工程110に進む。
以下の説明はDSnを含むが、工程128からのDSn+1にも適用される。
DSn+1がVsよりも大きい場合には、方法は、工程110に進む。
工程110では、コンピュータは、制動力EFをピストン及び手段22に及ぼし、平面Sを、軸線Yを中心として、コンピュータ42のメモリーに入力されたモデルによって決定された角度αに亘って枢動させる指令を力発生器GNに発する。
工程112では、車輪の安定性を検出するための手段、例えばヨークの変形を感知するためのセンサ46及び/又は車輪48の速度を感知するためのセンサ48がそれらの計測値をコンピュータ42に伝達し、このコンピュータが、車輪がロックする危険があるかどうかを決定する。センサ46及び48は、好都合には、それらの計測値を相関させることができるように関連している。
ロックの危険がないことが検出された場合には、工程116において、コンピュータは電動モータに指令し、角度αを小さくし、楔角度αが不十分である場合には、コンピュータは発生器GNに指令し、ピストン13に作用する制動力を減少する。これは、車輪がロックする危険を確認し、角度αを変更する複数の工程で行われる。
ロックの危険がない場合には、工程114で制動を続行する。
工程120では、コンピュータは、ブレーキペダルのところに配置された検出手段でDS、DSn+1についての新たな値を決定し、DSn+1をDSnと比較する。
DSn+1がDSnよりも大きい場合には、工程122において、コンピュータが手段22に指令し、角度αを増大すると同時に、工程112で車輪のロックの危険を確認する。
DSn+1がDSnよりも小さい場合には、工程124において、DSn+1がDSnと等しいかどうかをコンピュータが確認する。
DSn+1がDSnと等しい場合には、工程123において、コンピュータが、手段22に角度αを維持させる指令を発する。
DSn+1がDSnと異なる場合には、工程118において、コンピュータが、DSn+1がゼロであるかどうかを確認する。
DSn+1がゼロである場合には、工程126において、コンピュータが、手段22に角度αをゼロに減少する指令を発し、発生器GNに制動力EFをゼロに減少する指令を発する。
DSn+1がゼロでない場合には、工程127において、コンピュータが、手段22にαを変更する指令を発した後、方法は工程120に進む。
図5は、例えば車輪及び/又は自動車のボディに配置された手段によって、少なくとも一つの車輪を減速する必要があることが検出された場合、例えば車輪がグリップを失った場合や、障害物が検出され、この障害物と車輛との間で衝撃が発生しないようにするために車輛を減速する必要がある場合に、ブレーキペダルへの作用を検出することなく作動するブレーキシステムと対応するフローチャートを示す。
検出された減速値を「必要減速値DN」と呼び、これは、車輛の経路を補正するために必要である。
工程202において、車輛が辿るべき経路及び車輛の周囲の障害物が置かれた距離を様々なパラメータ、例えば車輪の回転速度、ハンドルの位置の関数として計測し、これらのパラメータをコンピュータに伝達する。
工程204において、コンピュータが、一つの車輪を減速しなければならないか或いはそれ以上の車輪を減速しなければならないかを決定する。
車輪を減速する必要がない場合には、制動工程が212で終了する。
工程206において、コンピュータが、必要減速レベルDNを決定する。
DNが所定の減速値Vxよりも小さい場合には、工程208において、コンピュータが、制動力をピストンに加える指令を発生器GNに対して発し、次いで方法は工程202に進み、状況が通常通りであるかどうかを再度確認する。
DNがVxよりも大きい場合には、工程210において、コンピュータが、制動力をピストン13に加える指令を発生器に対して発し、角度αを増大して平面Sを枢動させる、更に詳細には枢動自在に取り付けられた第1及び第2の部分24、28をキャビティ26、30内で枢動させる指令を手段22に対して発する。
次いで、方法は、制動作用の効果を監視する目的で工程202に戻り、必要であれば、一つ又はそれ以上の車輪を再び減速する。
図6は、ペダルを踏むことにより、加圧ブレーキ液をマスターシリンダから車輪に配置された制動装置まで送出する従来の液圧式制動システムがどのように作動するのかを示すフローチャートである。ここに説明する状況は、緊急制動状況と対応する。
工程302において、ブレーキペダルの変位速度及び/又はブレーキペダルに加えられた力Hは、計測されたHnである。
工程304において、コンピュータは値Hを所定の値Hsと比較する。
HnがHsよりも小さい場合には、制動作用は正常であり、フローチャート140(図4に示すフローチャート)が適用される。
HnがHsよりも大きい場合には、制動作用は緊急制動として処理され、コンピュータは、ソレノイドバルブを閉鎖し、マスターシリンダとブレーキ装置の間の連通を断つ指令を発する。これは工程308と対応する。
工程310において、コンピュータは、手段22で角度αを増大する指令を発する。
工程312において、ブレーキを備えた車輪の安定性及び従って自動車の安定性を評価できるパラメータ、例えば車輪の回転速度やヨークの変形等のパラメータを計測し、図4のフローチャートの工程112と等価の工程である工程313において、車輪がロックする危険を確認する。
工程314において、コンピュータはH、Hn+1の新たな値を比較し、Hn+1をHnと比較する。
Hn+1がHsよりも小さい場合には、工程140(図4参照)が適用される。
そうでない場合には工程308が適用される。
しかしながら、マスターシリンダをブレーキ装置から分離するソレノイドバルブを設けず、運転者が車輛の制動に及ぼす制動作用の効果をコンピュータに管理させることもできる。
当然のことながら、図4、図5、及び図6に示す作動フローチャートは単なる例として与えられたものであって、限定を意図したものではない。更に、これらのフローチャートは、同時に適用するのに適しており、そのような場合、これらのフローチャートは、互いに干渉する様々な作用なしにこれらの間で良好な協働を行うことができるように変更される。
当然のことながら、作動フローチャートのこれらの例は限定的ではなく、当業者は、解決策を提供するために本発明のブレーキ装置が寄与できる問題点を解決するため、これらを変更し適合することができる。
図7は、増幅器手段22により、電気式ブレーキ装置の作動上の安全性を改善できる第2実施例を示す。
本装置は、例えば、少なくとも一つのブレーキパッドをブレーキディスクに押し付けるため、制動段階中に制動力をピストン13に加えるモータM1によって形成された制動力発生器GNを有する。
増幅器手段22は、ピストンとパッドとの間に配置される。
ブレーキ装置は、発生器GN又はM1が故障した場合にブレーキパッドをディスクに押し付けるための追加の印加手段50を更に有する。
例えば、印加手段は、弾性手段、例えばピストンと軸線Xに沿ってこのピストンの上流の固定要素との間に配置されたばねを含む。
モータM1が故障すると、ばね50が解放され、少なくとも一つのブレーキパッドをブレーキディスクに押し付ける。手段22、及び詳細にはモータM2が半円筒体(又は半球)を枢動し、ばねによって加えられた制動力を増幅する。
小さいけれども連続した制動力を加え、ディスクをパッドで「拭く(wiped)」ことを可能にするため、追加の印加手段50を設けることも考えられる。当然のことながら、これは、自動車の適正な作動が残留トルクによって妨げられることがない場合にしか行うことができない。
更に、手段22だけを使用して、所望の制動と比例して制動力を発生するための発生器、例えば電動モータ又は加圧液圧流体を省略し、ディスクを少なくとも一つのパッドによって連続的に「拭き」、減速レベルを調節することができる。
図8は、制動力EFを発生するための発生器GNを形成するための手段22、及び前記制動力を増幅するための増幅器を含む本発明のブレーキ装置の第4実施例を詳細に示す。
第1及び第2の部分24、28は、これらの枢動時にパッド4をブレーキディスク2に向かって送ることができる形状を備えている。
例えば、第1及び第2の半円筒体(又は第1及び第2の半球)は、軸線Yとは異なる軸線Y’を中心としたカムを形成し、実質的に円形断面の凹所内に配置される。凹所は、ブレーキパッドに対して固定された要素に設けられた第1半円筒形(即ち半球形)キャビティによって、及びパッドの剛性支持体6に又は前記パッドに固定されているにも拘わらずブレーキパッドの交換時にパッドから外すことができる要素に直接形成された第2半円筒形(即ち半球形)キャビティによって形成される。
第1及び第2の部分24、28によって形成された組立体を、図8に示すカムを形成するように、軸線Y又は軸線Y’を中心とした実質的に長円形形状にすることもできる。
かくして、例えば、検出された制動作用がコンピュータに伝達されたとき、前記コンピュータは、カムを枢動させる指令をモータ22に与え、これによってパッドを固定された要素から遠ざかるように移動し、及びかくしてパッド4をブレーキディスク2に押し付け、更にカムがパッドに及ぼす制動力を楔効果で増幅する。
この特定の実施例は、特にコンパクトであるという利点を提供する。
更に、本発明のブレーキ装置は、パーキングブレーキとして使用でき、パーキングブレーキを規制する法規に従って車輛の静止時に制動力を連続的に加えるための手段、例えばボールが傾斜に載った(Ball−In−Ramp)(BIR)装置を含むと考えることができ、BIR装置に連結されたケーブルに例えば車室内に配置されたパーキングブレーキレバーによって牽引力が加えられたとき、ピストンに制動力が加わり、パッドがブレーキディスクに押し付けられる。手段22を制御するシステムは、自動車を静止状態に保持しなければならない勾配を検出するための手段を含む。
パーキングブレーキを作動させると、パッドがブレーキディスクに押し付けられ、検出手段がスロープの方向を検出する。実質的に平らな地面では、コンピュータは、モータM2に、必要であれば、パーキングブレーキ手段によって及ぼされる制動力を増幅する指令を発する。
坂では、コンピュータは、平面Sをスロープと同じ方向に傾けることによって、制動力を増幅する指令をモータに発する。これは、ブレーキディスクからパッドにトルクが楔効果によってスロープと同じ方向に加えられるために増幅される。
しかしながら、手段22を作動させたとき、二つの半円筒体(又は二つの半球)が互いに対して僅かに転動し、及びかくして停止位置が手段22の転動の値だけ変化するということを斟酌する必要がある。
本発明は、手段22によって制動力が増幅されるため、低出力の制動力発生器を使用できるという利点を提供する。これは、電気式制動装置で特に有利である。
半球又は半円筒体を枢動するのに使用されるモータにより、角度αを制動状況に適合させるように、及び手段22による増幅がもはや所望でない場合にブレーキパッドを係合解除できるように、これらの半球又は半円筒体を迅速に枢動させることができなければならない。
当然のことながら、制動パラメータの全ての計測値を、所定の、好都合には等しい時間間隔で取り出すための手段を設けることにより、必要であれば、フローチャートを実質的に連続的に実行できる。
確かに、発生器が送出した制動力を増幅するための手段を含む制動装置が得られる。増幅は制御され連続的に変化させることができる。
本発明は、特に、自動車産業に適用できる。
本発明は、特に、自動車用ブレーキのブレーキ産業に適用でき、詳細には、乗用車のブレーキのブレーキ産業に適用できる。
本発明の制動装置の一実施例の平面図である。 本発明の装置の第1変形例の第1作動モードでの長さ方向概略断面図である。 本発明の装置の第1変形例の第2作動モードでの長さ方向概略断面図である。 本発明の制動装置を実施する、制動の第1例を示すフローチャートである。 本発明の制動装置を実施する、制動の第2例を示すフローチャートである。 本発明の制動装置を実施する、制動の第3例を示すフローチャートである。 本発明の装置の第2変形例の長さ方向概略断面図である。 本発明の装置の第3変形例の長さ方向概略断面図である。 本発明のブレーキシステムのダイヤグラムである。

Claims (22)

  1. 自動車用ブレーキ装置であって、自動車を減速するため、自動車の車輪に固定された第2要素()の第1面(11)に押し付けるのに適した第1面(9)を有する第1摩擦要素(4)、及びこの第1摩擦要素(4)の前記第1面(9)とは反対側の前記第1摩擦要素の第2面に第1端(18)を介して支承される、制動力を加えるための、第1摩擦要素(4)を第2要素(2)に押し付けるのに適した第3印加要素(12)を有する、ブレーキ装置において、前記第1摩擦要素(4)と前記第3印加要素(12)との間の支承面を含む傾斜可能な平面(S)の傾斜を、前記第2要素(2)の前記第1面(11)を含む平面(Q)に対して変更するための増幅器手段(22)を更に含む、ことを特徴とするブレーキ装置。
  2. 請求項1に記載のブレーキ装置において、前記手段(22)により、前記第1摩擦要素(4)と前記第3印加要素(12)との間の支承面を含む前記平面(S)の傾斜を、前記第2要素(2)の前記第1面(11)を含む平面(Q)に対して連続的に変更できる、ことを特徴とするブレーキ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のブレーキ装置において、前記第1手段は、第2面を持つ剛性支持体(6)及び前記ブレーキディスクの第1面(11)と接触するのに適した第1面(9)を備えたライニング(8)を持つブレーキパッドによって構成され、前記第3要素(12)は、前記増幅器手段(22)を介して前記剛性支持体の前記第2面と接触する第1面(18)を備えたピストン(13)、及びこのピストンに制動力(EF)を加えるのに適した制動力発生器(GN)を含む、ことを特徴とするブレーキ装置。
  4. 請求項3に記載の装置において、前記制動力発生器(GN)はマスターシリンダである、ことを特徴とする装置。
  5. 請求項3に記載の装置において、前記制動力発生器(GN)は電動モータ(M1)である、ことを特徴とする装置。
  6. 請求項3に記載の装置において、前記制動力発生器(GN)は液圧ポンプである、ことを特徴とする装置。
  7. 請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載の装置において、前記手段(22)は、前記ピストン(13)の前記第1端(18)に枢動自在に取り付けられた第1部分(24、24’)、及び前記第1摩擦要素(4)の前記第2面に枢動自在に取り付けられた第2部分(28、28’)を含み、第1及び第2の部分(24、24’、28、28’)は、前記傾斜可能な平面(S)と平行な第1及び第2の平らな面(32、34)を介して夫々互いに衝合する、ことを特徴とする装置。
  8. 請求項7に記載の装置において、前記第1部分(24)は実質的に半円筒体形状であり、前記ピストン(13)と一体の半円筒形キャビティ(26)に配置されており、前記第2部分(28)は実質的に半円筒体形状であり、前記第1摩擦要素(4)の半円筒形キャビティ(30)に配置されている、ことを特徴とする装置。
  9. 請求項7に記載の装置において、前記第1部分(24’)は実質的に半球形状であり、前記ピストン(13)と一体の半球形キャビティ(26’)に配置されており、前記第2部分(28’)は実質的に半球形状であり、前記第1摩擦要素(4)の半球形キャビティ(30’)に配置されている、ことを特徴とする装置。
  10. 請求項7、8、又は9に記載の装置において、前記手段(22)は、前記第1及び第2の部分(24、24’、28、28’)の夫々一つと前記第1及び第2のキャビティ(26、26’、30、30’)の夫々一つとの間の摩擦、及び前記第1及び第2の部分(24、24’、28、28’)の第1及び第2の面(32、34)間の摩擦を減少するための摩擦減少手段(35、37、39)を更に含む、ことを特徴とする装置。
  11. 請求項10に記載の装置において、前記摩擦減少手段(35、37、39)はボールベアリングである、ことを特徴とする装置。
  12. 請求項1乃至11のうちのいずれか一項に記載の装置において、前記増幅器手段(22)は電動モータ(M2)によって作動される、ことを特徴とする装置。
  13. 請求項1乃至12のうちのいずれか一項に記載の装置において、前記傾斜可能な平面(S)を自動車が駐車した勾配と同じ方向に傾けるようにブレーキ力増幅器手段(22)と協働するパーキングブレーキ機構を更に含む、ことを特徴とする装置。
  14. 請求項1乃至13のうちのいずれか一項に記載の装置において、前記第1摩擦要素(4)に制動力を加えるための追加の手段(50)を含む、ことを特徴とする装置。
  15. 請求項3と組み合わせられた請求項14に記載の装置において、前記追加の手段(50)は、前記制動力発生器(GN)が故障した場合に前記第1摩擦要素を前記第2要素(2)に押し付けるように前記ピストン(13)に力を及ぼす弾性手段である、ことを特徴とする装置。
  16. 請求項1乃至15のうちのいずれか一項に記載の装置において、前記手段(22)は、更に、前記第1摩擦要素(4)を前記第2要素(2)に押し付けることができる、ことを特徴とする装置。
  17. 請求項7との組み合わせられる請求項16に記載の装置において、前記第1及び第2の部分(24、24’、28、28’)によって形成された組立体は、枢軸(Y’)を持つカムを形成する、ことを特徴とする装置。
  18. 請求項7と組み合わせられる請求項16又は17に記載の装置において、前記第1及び第2の部分(24、24’、28、28’)によって形成された組立体は、実質的に長円形の断面を有する、ことを特徴とする装置。
  19. コンピュータ(42)、運転者が作動するのに適したブレーキ制御装置、このブレーキ制御装置をいつ作動したのかを検出するための検出手段、及び少なくとも一つの車輪の速度を検出するための検出手段を含むブレーキシステムにおいて、
    前記車輪に適用された請求項1乃至18のうちのいずれか一項に記載の少なくとも一つのブレーキ装置を更に含み、前記増幅手段(22)は前記コンピュータ(42)によって制御される、ことを特徴とするブレーキシステム。
  20. 請求項19に記載のブレーキシステムにおいて、前記装置の前記増幅手段(22)は、所定値(Hs)よりも大きい減速レベルと対応する前記ブレーキ制御装置の作動が検出されたときに作動する、ことを特徴とするブレーキシステム。
  21. 請求項19に記載のシステムにおいて、前記増幅器手段(22)は、所定値(Vs、Vx)以上に達した減速値に対して作動する、ことを特徴とするシステム。
  22. 請求項19に記載のシステムにおいて、前記増幅手段(22)は、前記車輪の減速の必要性が生じた場合に作動する、ことを特徴とするシステム。
JP2003584531A 2002-04-18 2003-04-14 少なくとも一つの傾斜可能なブレーキパッドを持つディスクブレーキ Expired - Fee Related JP4417727B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0204895A FR2838694B1 (fr) 2002-04-18 2002-04-18 Dispositif de freinage pour vehicule automobile et systeme de freinage comportant un tel dispositif
PCT/FR2003/001186 WO2003087617A2 (fr) 2002-04-18 2003-04-14 Frein a disque muni d'au moins une plaquette de frein inclinable

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005522646A JP2005522646A (ja) 2005-07-28
JP4417727B2 true JP4417727B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=28686179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003584531A Expired - Fee Related JP4417727B2 (ja) 2002-04-18 2003-04-14 少なくとも一つの傾斜可能なブレーキパッドを持つディスクブレーキ

Country Status (9)

Country Link
US (1) US7114600B2 (ja)
EP (1) EP1499815B1 (ja)
JP (1) JP4417727B2 (ja)
AT (1) ATE310914T1 (ja)
AU (1) AU2003262172A1 (ja)
DE (1) DE60302450T2 (ja)
ES (1) ES2250904T3 (ja)
FR (1) FR2838694B1 (ja)
WO (1) WO2003087617A2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10302516A1 (de) * 2003-01-23 2004-08-05 Robert Bosch Gmbh Scheibenbremse mit mechanischer Selbstverstärkung
DE102004017383A1 (de) * 2004-04-08 2005-10-27 Robert Bosch Gmbh Elektromechanische Scheibenbremse
DE102005030621A1 (de) * 2004-10-13 2006-04-20 Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Scheibenbremse in selbstverstärkender Bauart und Ansteuerverfahren für eine selbstverstärkende Bremse
DE102005049786A1 (de) * 2005-10-18 2007-04-19 Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Scheibenbremse mit elektromotorischem Aktuator, vorzugsweise in selbstverstärkender Bauart
DE102006010216B3 (de) * 2006-03-06 2007-10-25 Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Scheibenbremse mit Kraftspeicher
DE102007016250A1 (de) * 2006-12-12 2008-06-19 Robert Bosch Gmbh Scheibenbremse
KR20110002550A (ko) * 2009-07-02 2011-01-10 주식회사 만도 차량용 디스크 브레이크
KR101138510B1 (ko) * 2009-12-10 2012-04-25 현대모비스 주식회사 차량의 제동 시스템
DE102010043320A1 (de) * 2010-11-03 2012-05-03 Continental Teves Ag & Co. Ohg Vorrichtung und Verfahren zur Ermittlung einer Maßgröße für eine wirkende Bremskraft oder Reibkraft an einer Scheibenbremse
US10267369B2 (en) * 2017-07-28 2019-04-23 Akebono Brake Industry Co., Ltd Articulating brake piston cap for a brake assembly

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3662864A (en) * 1969-11-05 1972-05-16 Kelsey Hayes Co Disk type brake with split primary shoe
US3809190A (en) * 1972-05-18 1974-05-07 Kelsey Hayes Co Disk type parking brake
FR2192935B1 (ja) * 1972-07-19 1976-01-16 Renault Et Peugeot Fr
DE3014648A1 (de) * 1980-04-16 1981-10-22 Alfred Teves Gmbh, 6000 Frankfurt Teilbelagscheibenbremse
US4602702A (en) * 1983-12-28 1986-07-29 Jidosha Kiki Co., Ltd. Brake apparatus
US4852699A (en) * 1987-03-31 1989-08-01 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Disk brake assembly
US5573314A (en) * 1995-02-22 1996-11-12 Imra America, Inc. Hydraulic brake system with arrangement for improving the brake actuation response time
US5775782A (en) * 1996-02-23 1998-07-07 Imra America, Inc. Self-energizing vehicle brake system with control arrangement for eliminating brake pad friction fluctuation affects
BR9711849A (pt) * 1996-10-03 1999-08-24 Toyota Motor Co Ltd Sistema de frenagem que inclui freio de disco acionado por motor equipado com mecanismo auto-servo
JP2001523796A (ja) * 1997-11-13 2001-11-27 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 電気機械式の車輪ブレーキ装置
DE19818157B4 (de) * 1998-04-23 2012-05-16 Robert Bosch Gmbh Elektromechanische Radbremsvorrichtung
DE19819564C2 (de) * 1998-04-30 2000-06-08 Deutsch Zentr Luft & Raumfahrt Elektromechanische Bremse mit Selbstverstärkung
DE10046177A1 (de) * 2000-09-19 2002-04-04 Bosch Gmbh Robert Scheibenbremse
US6932198B2 (en) * 2002-08-07 2005-08-23 Ford Global Technologies, Llc Brake assembly and a method for braking a vehicle or another selectively movable assembly

Also Published As

Publication number Publication date
ATE310914T1 (de) 2005-12-15
US20050126864A1 (en) 2005-06-16
WO2003087617A3 (fr) 2004-04-08
ES2250904T3 (es) 2006-04-16
FR2838694B1 (fr) 2004-07-09
AU2003262172A8 (en) 2003-10-27
JP2005522646A (ja) 2005-07-28
DE60302450D1 (de) 2005-12-29
WO2003087617A2 (fr) 2003-10-23
FR2838694A1 (fr) 2003-10-24
EP1499815A2 (fr) 2005-01-26
DE60302450T2 (de) 2006-08-03
EP1499815B1 (fr) 2005-11-23
AU2003262172A1 (en) 2003-10-27
US7114600B2 (en) 2006-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9132819B2 (en) Vehicle control apparatus
US7364021B2 (en) Wheel brake
US8336969B2 (en) Brake apparatus
JP5431303B2 (ja) 液圧式の車両ブレーキ装置と車両ブレーキ装置を運転する方法
KR20180039690A (ko) 브레이크 시스템 및 브레이크 시스템을 작동시키기 위한 방법
JP4417727B2 (ja) 少なくとも一つの傾斜可能なブレーキパッドを持つディスクブレーキ
JP2015512830A (ja) 電動式で非線形の摩擦ブレーキのためのブレーキシステム及びブレーキ方法
JPH09315276A (ja) 車両用液圧ブレーキ装置
WO2012049747A1 (ja) 車両用制動装置及び制御装置
JP5464081B2 (ja) 制動装置及び車両
JP5556861B2 (ja) ブレーキ装置
JP5375685B2 (ja) 車両
JP6594002B2 (ja) 車両のブレーキ装置
JP2020121586A (ja) ブレーキ装置
US11077837B2 (en) Cruise control cancel, with brake precharge
KR200402569Y1 (ko) 차량의 보조 제동장치
KR101988515B1 (ko) 전자식 주차 브레이크 제어 장치 및 그 제어 방법
KR20230128760A (ko) 전자식 주차 브레이크 시스템 및 그 제어방법
JP2009023376A (ja) ブレーキ装置
JPH11287270A (ja) 電動ブレーキ装置
KR20230133090A (ko) 차량 제어 장치 및 차량 제어 방법
JP2024065594A (ja) 車両のブレーキ装置
KR20220011324A (ko) 전자식 브레이크 시스템 및 그 제어방법
KR20210043765A (ko) 현가제어 기능을 갖는 전자식 브레이크 시스템
JP2019171956A (ja) ブレーキ装置および電動ブレーキ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131204

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees