JP4417670B2 - 画像読取装置及び画像読取方法 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿を光学的に読み取る画像読取装置及び画像読取方法に関し、特に複数個の光源を選択的に点灯可能な画像読取装置において、原稿をなるべく高い画質(高階調)で読み取るための技術に関する。
複写機又はファクシミリ装置等に搭載される画像読取装置においては、読取対象の原稿面に光を照射し、その反射光をCCD等の光学変換素子により構成された光学読取手段でアナログの電気信号に変換し、このアナログ信号をA/D変換器によってデジタル信号に変換し、このデジタル信号にシェーディング補正やγ補正等種々の画像データ処理を施した上で印字装置又は外部装置に画像データとして出力している。
このような画像読取装置の中には、複数の光源を用いて原稿に光を照射して原稿の読取走査を行うタイプの装置がある。原稿面に対して異なる角度から光を照射することにより原稿上の画像データを精緻に読み取ることができる。また、モノクロ読取モードやカラー読取モード等を切替えて原稿を読み取る場合、光源を必ずしも全点灯するのではなく選択的に点灯することにより、適切な色調の光のみを原稿に照射したほうが良い場合もある。
特開平10−304140号公報には、原稿面に凹凸があっても影がでないように、二つの光源を用いて原稿に光を照射して原稿の読み取りを行う画像読取装置が開示されている。ここでは、先ず一方の光源を点灯し、他方の光源を消灯させて、CCD等から成る光学読取手段の出力値を読み取る。次に一方の光源を消灯し、他方の光源を点灯させて光学読取手段の出力値を読み取る。そして、両者の出力値が所定値となるように各光源の電流又は高速点滅デューティーを変化させて光量を調整するようにしている。
一方、特開平10−233903号は、A/D変換器の所定の分解能に応じた階調性を得るために光電変換手段から出力されるアナログ信号の出力電圧をA/D変換器の分解可能な入力電圧範囲となるように増幅処理及びオフセット処理を行う画像入力システムを開示している。ここでは、光電変換装置における原稿(フィルム)の取得すべき濃度域からの出力電圧を所要のデジタルデータに変換するための処理を、光電変換装置の出力調整手段とデジタル信号変換手段の2段階によって行うようにしている。
特開平10−304140号公報 特開平10−233903号公報
通常の画像読取装置においては、光学読取手段から出力されたアナログ信号はA/D変換器によりデジタル信号に変換されるが、その前段階でA/D変換器の分解可能な入力電圧範囲となるよう光学読取手段から出力されたアナログ信号をオフセット処理してから増幅するオフセット及びゲイン処理が施される。
しかし、このようなオフセット及びゲイン処理を行う場合、特許文献1に開示された発明のように光源の電流又は高速点滅デューティーだけを変化させて光量を調整するようにすると、ゲイン値(増幅率)を光源の発光光量の個体差及び光量の経年変化を考慮して比較的大きな値に設定しておく必要がある。そのため、光源に十分な光量の照射能力が備わっているにも拘わらず、原稿に照射する光量を抑制することとなり、この光量の抑制分だけゲイン値を大きく設定することとなる。照射光量を抑制して大きいゲイン値で画像信号を増幅することとなるとノイズ信号もそのゲイン値で増幅されてしまうこととなり、高品質の画像データの取得ができない。
一方、特許文献2には、A/D変換器の所定の分解能に応じた階調性を得るために光電変換手段から出力されるアナログ信号の出力電圧をA/D変換器の分解可能な入力電圧範囲となるように増幅処理及びオフセット処理については開示されているものの、複数の光源を選択的に点灯して原稿面に照射した場合の増幅処理及びオフセット処理については適応できるものではない。
本発明は、複数光源の種々の点灯パターンにおいて最大の光量照射を行うようにして小さいゲイン値を用いてノイズ信号を抑制すると共に、CCD等の光学読取手段が有する特性上のバラツキに影響を受けることなく原稿画像を最大限の解像度で読み取れるように各光源の発光量を調整可能とする画像読取装置及び画像読取方法を提供することを目的とする。
このため、本願は、原稿又は白基準板に光を照射するそれぞれ光量調整可能なN個の光源と、原稿又は白基準板からの反射光をアナログ信号に変換する光学読取手段と、前記アナログ信号をゲイン処理する調整手段と、前記ゲイン処理されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記調整手段に対してゲイン値を設定する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記N個の光源を単独で最大出力比で点灯して前記白基準板の読取走査を行い前記A/D変換器へ入力される入力信号が前記A/D変換器の最大入力レベルと最小入力レベル前記最大入力レベルに応じて設定された所定レベルの[1/N]倍となる各光源のN個のゲイン値を取得し、前記調整手段に対して前記N個のゲイン値の中から選択された一つのゲイン値を設定すると共に、この調整手段で前記選択されたゲイン値に係る最大出力比で点灯する光源以外の光源の光量を、前記白基準板を使って前記所定レベルの[1/N]倍に調整をした状態で原稿の画像読み取りを行うことを特徴とする画像読取装置を提供するものである。
これにより、本画像読取装置は、光源が2個以上の如何なる点灯パターンにおいても、当該点灯パターンにおける最大の光量照射を可能とすると共に、より小さなゲイン値で信号を所定レベル(A/D変換器の最大入力レベル近傍)に増幅することができ、ノイズのより少ない高画質な画像を得ることを可能にしたのである。
その一態様として、前記選択された一つのゲイン値は前記N個のゲイン値中の最大ゲイン値であることを特徴としている。
本画像読取装置は、前記調整手段に対して前記ゲイン値を供給するゲイン値供給用レジスタと、前記A/D変換器から出力された前記光学読取手段を構成する複数個の光電変換素子の出力値に対応するデジタル信号の夫々の値と所定の閾値との大小比較を行う比較手段と、前記比較手段に対して前記所定の閾値を供給する閾値供給用レジスタと、前記比較手段における比較結果をカウントするカウント手段と、を備え、前記制御手段は、前記カウント手段のカウント数に応じて前記ゲイン値供給用レジスタに種々のゲイン値設定を行うことにより前記光源毎のゲイン値を取得することを可能にしている。
このため、前記閾値は、前記A/D変換器の最大入力レベルと最小入力レベルとの間でかつ前記最大入力レベル近傍レベルの略[1/N]倍となるレベルに設定されるのである。
本願は、さらに、原稿又は白基準板に光を照射するそれぞれ光量調整可能なN個の光源と、原稿からの反射光をアナログ信号に変換する光学読取手段と、前記アナログ信号をゲイン処理する調整手段と、前記ゲイン処理されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器とを備えた画像読取装置における画像読取方法であって、(a)前記N個の光源を単独で最大出力比で点灯して前記白基準板の読取走査を行い前記A/D変換器へ入力される入力信号が前記A/D変換器の最大入力レベルと最小入力レベル前記最大入力レベルに応じて設定された所定レベルの[1/N]倍となる各光源のN個のゲイン値を取得するステップと、(b)前記取得したN個のゲイン値から最大ゲイン値を選択するステップと、(c)前記最大ゲイン値の光源以外の光源をそれぞれ単独で最大出力比で点灯させて前記白基準板の読取走査を行い、前記A/D変換器の入力信号の値が、前記A/D変換器の最大入力レベルと最小入力レベルとの間でかつ前記所定レベルの[1/N]倍となる各光源の点灯時間を求めるステップと、を有し、前記ゲイン調整手段のゲイン値を前記最大ゲイン値に設定した状態で原稿の読取処理を行うことを特徴とする画像読取方法を提供するものである。
ここで、前記ステップ(a)において各光源に係るゲイン値の取得は、前記A/D変換器から出力された前記光学読取手段を構成する複数の光電変換素子の出力値に対応する前記デジタル信号の夫々の値と前記A/D変換器の最大入力レベルと最小入力レベルとの間でかつ前記最大入力レベル近傍のレベルの略[1/N]倍のレベルに設定された閾値との大小比較を行うことにより行うことにより可能である。
本発明は、複数光源の種々の点灯パターンにおいて最大の光量照射を行うようにして小さいゲイン値を用いてノイズ信号を抑制することを実現した。さらに、CCD等の光学読取手段が有する特性上のバラツキに影響を受けることなくし、高階調度の原稿画像を得られるように各光源の発光量を調整可能としたのである。
図1は、本発明に係る画像読取装置と当該画像読取装置から画像データを受信して印字するプリンタを記載したシステム例を示す。
画像読取装置1はプリンタ2に直接接続され使用される。プリンタ2は、インクジェットプリンタで、前面に操作部200、電源スイッチ204、コピースタートボタン204a、シート排出部203とを備えている。操作部200は、表示パネル201と操作ボタン202a、202bとを備え、操作ボタン202a、202bによって解像度(600dpi/300dpi)、カラー/モノクロの選択が行われる。
操作部200で設定したモード等の読取条件に対応した信号がケーブル205を介して画像読取装置1に送信され、その信号に応じて画像読取装置1は読取を行う。画像読取装置1で生成された画像信号は、ケーブル205を介してプリンタ2に転送され、画像形成されたはがきなどのシートが排出部203から出力される。
画像読取装置1は、プリンタ2から電源が供給され、電源スイッチ204でプリンタ2が起動すると、画像読取装置1も起動する。
図2は、本画像読取装置の内部構成の例を示す。
画像読取装置1は、樹脂製フレーム100の上面開口部に設置され、原稿を載置するプラテンガラス107、このプラテンガラス107に沿って移動可能なイメージセンサユニット108とを備え、プラテンガラス107には、上面に載置された原稿を押さえるために開閉可能な圧板101が取り付けられている。(図1参照)また、プラテンガラス107の上面には、ゲイン調整やシェーディング補正時に基準となる白基準板109cが取り付けられている。
移動型イメージセンサユニット108は、ガイド軸103cに沿って装置の左右方向(副走査方向)に移動可能になっており、タイミングベルト103a、駆動プーリ103b及びモータ309(図5参照)などにより所望の位置に移動可能である。このとき、イメージセンサユニット108は、キャリッジ103dを介してガイド軸103cに支持されるとともに、スプリング103eによって上方へ付勢される。イメージセンサユニット108と原稿台ガラス107の間にはスペーサ108aが介挿される。イメージセンサユニット108は原稿の読み取りを行う所定領域及び白基準板109cを等速移動することで読取走査を行うようになっている。
図3は、本画像読取装置を構成する光源と光学読取手段を一体的に形成したイメージセンサユニットの斜視図を示し、図4は、図3に示されたイメージセンサユニットの縦断面図を示す。
図3及び図4において、イメージセンサユニット108は、光源として発光素子であるLED10とこのLED10で発せられた光を原稿へと導く導光体11を含み、結像光学系を構成するセルフォックレンズアレイ12の両側に沿って一対の導光体光源が設けられる。なお、セルフォックレンズアレイ12の直下に複数の光電変換素子約2000個がライン状に配設された光学読取手段13(センサ)が配設され、各イメージセンサ構成部材は枠体14内に配置構成される。
LED10は、導光体11の長手方向のいずれかの端部に固定されるが、図示例では一方の導光体11の一端と他方の導光体11の他端にそれぞれ3個のLEDのR、G、B、合計6個(R1、R2、G1、G2、B1、B2)が設けられる。このように2つの導光体11の間で反対側に設け、かつ中心軸Cに対して点対称の配置構成とする。なお、LEDは各色ごとに独立のタイミングで点灯、消灯が制御できるようになっている。
各LED10から発せられた光はそれぞれの導光体11内で反射を繰り返しながら進行することで、導光体4の全長から出射する。導光体11から出射した光は、図4のように原稿台ガラス107上の原稿107aに照射され、それぞれの反射光がセルフォックレンズアレイ12を通って光学読取手段13に入射する。
このように、イメージセンサユニット108は、原稿に光を照射し、原稿からの反射光を結像光学系を介してセンサ13に入射させることにより原稿画像を読み取るようになっている。
図5は、本画像読取装置1の回路構成を示すブロック図である。
画像読取装置1全体の制御を行うCPU300(制御手段)は、バスライン301を通して、上述したセンサ13とLED10を備えるイメージセンサユニット108を駆動するセンサユニット駆動回路310、モータ駆動回路304、信号処理部305、インターフェース306と接続されている。また、CPU300には、バスライン301を介してROM307とRAM308とが接続され、ROM307にはLED10の点灯制御プログラムやセンサ13の駆動制御プログラムなど種々の制御用プログラムや後述するゲイン値から近似的にオフセット値を求める近似式が記憶され、RAM308は、画像データに処理を施す際などにデータを一時的に記憶するために用いられている。
信号処理部305では、センサ13から出力されたアナログ画像信号のゲイン/オフセット処理、A/D変換器によるアナログ信号からデジタル信号への変換、デジタル化された画像信号のシェーディング補正等の種々の画像処理が行われる。画像処理された画像信号は、インターフェース306へ接続される。
インターフェース306は、信号処理部305で画像処理が行われた画像データの外部への出力、またプリンタ2からの読取モードに応じた信号等の入力など、プリンタ2との間でデータや信号の授受を行うもので、例えばSCSI又はUSBなどの標準的に使用される規格に従っており、プリンタ2に接続されている。
モータ駆動回路304は、モータ309を駆動させるもので、プリンタ2から出力される読取モードに応じた所定速度でイメージセンサユニット108を副走査方向に移動させる。
図6は、図5に示したセンサユニット駆動回路310の詳細を示す。
センサユニット駆動回路310は、LED駆動回路303とセンサ駆動回路304とを備える。ここで、センサ駆動回路304は、クロックCLKと読取モードに応じた周期で発生されるスタートパルスSPを、センサ13とLED駆動回路303に出力する。また、LED駆動回路303は、スタートパルスSPの入力と同時にクロックCLKのカウントを行うカウンタ303aと、カウンタ303aでカウントされているクロックCLKを8周期ごとにカウントするカウンタ303bと、スタートパルスSPで点灯した各LED(R1〜B1の全LED)の点灯時間をそれぞれ設定するレジスタ303cとを備えている。
後に説明する図7に示すように、スタートパルスSPの入力と同時にLEDは点灯され、これと同時にカウンタ303aがクロックCLKのカウントを開始する。カウンタ303bは、カウンタ303aでカウントされるクロックCLKを8周期単位にカウントし、このカウント数がレジスタ303cに設定された点灯クロック数Conに達した時点でLEDは消灯される。本実施例ではLEDは6個有り、それぞれが独立して点灯時間を制御できるようレジスタ303cは6系統となっている。説明の簡略化のため1つのLEDについてのみ説明を行う。
ここで、(蓄積時間T)/(クロックCLK8周期)が蓄積時間T内でLEDが点灯可能な最大点灯クロック数(最大点灯時間)「Cmax」となり、レジスタ303cに設定される点灯クロック数Conは、0〜Cmaxで設定が可能で、これによって点灯時間を変化させることが可能となる。
図7は、光源(LED)の点灯出力比Pを説明する図である。
LED点灯時間Ton/蓄積時間Tの出力比Pは、レジスタ303cに設定された点灯クロック数Conと最大点灯クロック数Cmaxとの比、「点灯クロック数Con/最大点灯クロック数Cmax」で表される。すなわち、「Con=Cmax」の場合、出力比Pは、Con/Cmax=1(100%)で、LEDの点灯時間Ton=蓄積時間Tとなり、「点灯クロック数Con=1/2Cmax」の場合、出力比Pは、(Cmax/2)/Cmax=0.5(50%)で、LEDの点灯時間Ton=1/2蓄積時間Tとなる。なお、点灯クロック数Conが0(最小点灯クロック数)の場合は、LEDは点灯されない。
図8は、図5で示した信号処理部305の内部構成を示すブロック図である。
原稿又は白基準板109cから反射された画像光は、センサ13によりアナログ信号に変換されアナログ画像信号として信号処理部305に入力される。
信号処理部305は、アナログ画像信号をホールドするサンプルホールド回路400、アナログ画像信号にゲイン処理(増幅)及びオフセット処理(シフト処理)を行う調整回路401(調整手段)、アナログ画像信号をデジタル画像信号へ変換するA/D変換器402、デジタル画像信号にシェーディング補正やγ補正などの画像処理を施す画像処理部403とを備えている。
調整回路は、例えばオペアンプ回路で構成され、オフセット値をセットするためのオフセット値供給用第1レジスタ404とゲイン値をセットするためのゲイン値供給用第2レジスタ405とが接続され、サンプルホールド回路400を介して入力されたアナログ画像信号に対オフセット値応じてオフセット処理、ゲイン値に応じてゲイン処理を行う。
A/D変換器は、分解可能な入力電圧範囲が例えばDC0〜5Vで、分解能は10ビット(0〜1023)である。また、A/D変換器402には、比較回路406(比較手段)が接続され、比較回路406にはカウント回路407(カウント手段)が接続されている。
比較回路406においては、オフセット調整及びゲイン調整の際に、A/D変換器402から出力されたデジタル画像データと閾値供給用第3レジスタ408に設定された後述する閾値とを画素毎に比較する。カウント回路407(カウント手段)では、比較回路406で閾値以上又は以下となった画素数をカウントする。
オフセット値は8ビット(0〜255)で設定可能となっており、ゲイン値は6ビット(0〜63)で設定可能となっており、ゲイン設定値0のとき増幅率は約1倍、ゲイン設定値255のとき増幅率は約10倍となっている。
図9は、種々の読取モード及び各読取モードのタイミングチャートを示す。
上述したように、プリンタ2で解像度(600/300dpi)、カラー/モノクロを設定される。よって読取モードは、解像度600及び解像度300dpiで以下の5通り、計10通りの読取モードを備える。即ち、(1)カラー・LED順次点灯、(2)モノクロ・LED全色点灯、(3)モノクロ・赤色LED点灯(R1、R2)、(4)モノクロ・緑色LED(G1、G2)点灯、(5)モノクロ・青色LED(B1、B2)点灯の、各点灯パターン時の読取モードである。
ここで、上記(2)のように「モノクロ・LED全色点灯モード」は、光源の色によって読取の行われない色がでてしまう、いわゆるドロップアウトカラーを防止するためである。
また、上記(3)〜(5)のように「モノクロ・単色LED点灯モード」は、例えば、白地に黒色の文字が記載され、赤色の蛍光ペンによって部分的にマークされている原稿の読取を行う際に使用され、赤色LED(R1、R2)のみを点灯させて原稿走査を行うと、マーク部分は白地部分と同等の出力値(高出力値)となって検出されず黒色の文字部分だけが低出力値となり検出される。このように、「モノクロ・LED単色点灯モード」は、所定の色を意図的にドロップアウトカラーとして検出しないようにすることを目的としている。
図9(A)に示すように、上述の(1)カラー・LED順次点灯モードの場合は、蓄積時間Tで示される1ライン走査中に各LED10各色(R1、R2)、(G1、G2)、(B1、B2)を順次点灯させ、これとセンサ13を同期させて駆動し、副走査方向にイメージセンサユニット108を移動させて走査を行う。
図9(B)に示すように、上述の(2)モノクロ・LED全色点灯モードの場合は、LED10、R1、R2、G1、G2、B1、B2を同時点灯させた状態でセンサ13で蓄積時間Tで示される1ラインの走査を行う。
図9(C)に示すように、上述の(3)〜(5)の解像度モノクロ・各色単色モードの場合は、各単色のLEDのみを点灯(例えば、赤色単色の場合は、R1、R2のみを点灯)させた状態でセンサ13で蓄積時間Tで示される1ラインの走査を行う。
図10は、本画像読取装置の電源投入時において求められるオフセット値とゲイン値との関係を示す。
図11は、光学読取手段を構成する各画素の出力信号に一律に一定値を加算するオフセット処理及び増幅するゲイン処理を行う場合の、オフセット処理とゲイン処理を説明するものである。
図10に示すように、LED10を点灯させた状態で白基準板109cの読取走査を行った際に、A/D変換器402から出力される各画素のデジタル信号がA/D変換器の出力最高レベル近傍の値となる各ゲイン値と、LED10を消灯させた状態で読取走査を行った際に、A/D変換器402から出力される各画素のデジタル信号がA/D変換器の出力最低レベル0近傍の値となる各オフセット値とはほぼ直線関係にあり、オフセット値はゲイン値を変数とした一次関数で表される。そこで、2点のゲイン値に対するオフセット値が分かれば、次の近似式を用いて任意のゲイン値に対するオフセット値が計算できる。
オフセット値(近似値)Of´=((Of1−Of2)/(Ga1−Ga2))*Ga+(Ga1*Of2−Ga2*Of1)/(Ga1−Ga2)、ここで、Of1は第1オフセット値を示し、Of2は、第2オフセット値を示す。
上記近似式Fは、ROM307(図5)に記憶される。また、上記近似式Fを傾きA、切片Bで表すと、Of´=A*Ga+Bとなり、A=(Of1−Of2)/(Ga1−Ga2)、B=(Ga1*Of2−Ga2*Of1)/(Ga1−Ga2)となる。これら近似式Fの定数A、Bは光源の状態等に応じて変化するため、原稿読取前に各読取モード毎に各定数求めることで、常に安定した状態で各ゲイン値に対するオフセット値を近似的に求めることができる。
本実施例では、最大ゲイン値Ga(max)63(このときの増幅率は約10倍)を第1ゲイン値Ga1としたときのオフセット値Of1と、最小ゲイン値Ga(min)0(このときの増幅率は約1倍)を第2ゲイン値Ga2としたときのオフセット値Of2を使用して傾きを求めるため、(第1ゲイン値Ga1−第2ゲイン値Ga2)は固定値(63)としてあらかじめROM307に記憶されている。また、このときの切片BはOf2に等しくなる。
図12は、本画像読取装置の読取前処理動作全体を示すフローチャートの例である。
操作者が、電源スイッチ204を押すことによりプリンタ2を立ち上げると、プリンタ2からイニシャル信号が送信され、画像読取装置1は立ち上がる。その後、ユーザーは、操作ボタン202a、202bを用いて読取モードを指定し、最後にコピーボタン204aを押すと原稿読み取りに先立ち、指定されたモードでゲイン値Ga及びオフセット値Ofを決定するとともに、使用するLEDの光量調整を行う読取前処理を開始する。
図12に示すように、読取前処理は初めに、オフセット調整を行って、最大ゲイン値Ga(max)のときのオフセット値Of1、最小ゲイン値Ga(min)のときのオフセット値Of2を求め(ステップS1000、S1001)、両者の差分「Of1−Of2」を求める(ステップS1002)。これによって、上述した近似式Fの傾きAが決定される。これと同時に切片B「Of2」を取得することで、近似式Fが確定し、この近似式を用いて各ゲイン値からそのゲイン値に対応するオフセット値を近似的に求められるようになる。
次に、この確定した近似式Fを用いてゲイン値Gaに対するオフセット値Ofを求めながらゲイン調整を行い(ステップS1003)、最後に、各LEDの光量調整を行って(ステップS1004)読取前処理を終了する。尚、本実施例では、赤色LED(R1、R2)のみを点灯させて読取を行う、(3)モノクロ・赤色LED(R1、R2)モードを例として説明を行う。
図13は、最大ゲイン値Ga(max)のときのオフセット値Of1と最小ゲイン値Ga(min)のときのオフセット値Of2を求めるフローチャートの例を示す。
ステップS100で、第2レジスタ405に最大ゲイン値Ga(max)を設定する。本実施例の場合は、ゲイン値は6ビット(0〜63)のため63が設定され、このときの増幅率は10となる。ステップS101で、最大オフセット値Of(max)と最小オフセット値Of(min)の設定を行なう。本実施例では、オフセット値は8ビット(0〜255)のため、Of(max)=255、Of(min)=0に設定される。さらに、ステップS102で第3レジスタ408にオフセット調整用閾値L1を設定する。
図11に示すように、この閾値L1は、センサ13の画素ごとの出力のばらつきを考慮し、光源を消した状態で走査を行い、A/D変換器402の各画素から出力された信号がA/D変換器402の最小出力値0を下回らず、かつこの最小出力値0近傍の値となるように設定された値(A/D変換器402に入力された各画素の電圧がA/D変換器の最小入力電圧(最小入力レベル)0Vを下回らず、かつこの最小入力値0近傍の値となるように設定された値)で、本実施例では、A/D変換器402(10ビット)の出力値50に設定され、これは、A/D変換器402の最小入力レベル0V近傍の約245mVに対応する。
ステップS103で、第1レジスタ404に最大オフセット値Of(max)と最小オフセット値Of(min)の中間のオフセット値Of(mid)を設定する。
次に、ステップS104で、モータ駆動回路304を介してモータ309を駆動させて、イメージセンサユニット108を白基準板109cの下まで移動させた後、LED10を消灯した状態で、センサ13を駆動させて白基準板109cの読取走査を1ライン分行う。この読取走査によってセンサ13から出力されたアナログ画像信号は1画素ごとにサンプルホールド回路400を経て調整回路401に入力される。調整回路401でアナログ画像信号は、最大ゲイン値Ga(max)によるゲイン処理(増幅)及びオフセット値Of(mid)によるオフセット処理(レベルシフト)がなされた後、A/D変換回路402でデジタル信号に変換され、比較回路406に順次入力される。
比較回路406では、第3レジスタ408に設定されたオフセット調整用閾値L1との比較が画素ごとに行われ、オフセット調整用閾値L1以下となった画素数がカウント回路407でカウントされる(ステップS105)。
次に、最大オフセット値Of(max)と最小オフセット値Of(min)の差[Of(max)−Of(min)]を求め、これが1以下であるか否かの判断を行い(ステップS106)、1以下の場合は、オフセット値Of(mid)を第1オフセット値Of1としてRAM308の所定領域に記憶させる(ステップS110)。
ステップS106で[Of(max)−Of(min)]が1より大きい場合は、ステップS105で求めた画素数MとROM307に記憶されている所定値D(本実施例では光電変換素子約2000個に対し40)との比較を行い(ステップS107)、画素数Mが所定値D以上となった場合は、最小オフセット値Of(min)をオフセット値Of(mid)に書換え、ステップS103へ戻る(ステップS108)。
ステップS107において画素数Mが所定値D未満となった場合は、最大オフセット値Of(max)をオフセット値Of (mid)に書換え、ステップS103へ戻る(ステップS109)。このように、[Of(max)−Of(min)]が1以下となるまでステップS103からステップS109を繰り返し行い、最大ゲイン値の時のオフセット値Of1を求める。
このように、2分探索方式でオフセット値を変化させ、光電変換素子2000個中40個の画素が閾値L1以上となった時点、すなわち光電変換素子から出力されたアナログ信号の大半が閾値L1以上でかつ閾値L1近傍の値となった時のオフセット値を第1オフセット値Of1とするのである。
次に、最小ゲイン値Ga(min)の時のオフセット値Of2を求める(ステップS1001)。これも、最大ゲイン値Ga(max)の時のオフセット値Of1を求めたときと同様に、最小ゲイン値Ga(min)の時のオフセット値Of2を求める。すなわち、最小ゲイン値Ga(min)(本実施例では0)を第2レジスタ405にセットし(ステップS100)、ステップS102〜ステップS109までを行うことで、第2オフセット値Of2をRAM308に記憶させる(ステップS110)。
次に、第1オフセット値Of1と第2オフセット値Of2の差分[Of1−Of2]を求め、これをRAM308の所定領域に記憶させるとともに、第1オフセット値Of2を近似式の切片BとしてRAM308の所定領域に記憶させる(ステップS1002)。
以上により、本読取モードにおける近似式Fは確定される。
次に、本願の発明の主要部である、本読取モードのゲイン値Gaを求め、このゲイン値Gaを用いて光源の光量調整を行なう内容について説明する。
まず、図12のステップS1003で、確定された近似式Fを使用して、本読取モードのゲイン値Ga及びオフセット値Ofを求める。
図14は、ゲイン値Gaとオフセット値Ofの取得方法のためのフローチャートを示す。
ゲイン値Gaとオフセット値Ofを取得するため、まず初めに、赤色LEDの一方、R1のみを出力比100%(最大出力比)で点灯した時のゲイン値Gar1を求め(ステップS201)、このゲイン値Gar1のときのオフセット値Ofr1を求める(ステップ202)。
次に赤色LEDの他方、R2のみを出力比100%(最大出力比)で点灯した時のゲイン値Gar2を求め、(ステップS203)このゲイン値Gar2のときのオフセット値Ofr2を求める。ステップ201、ステップ203で求めたゲイン値Gar1とGar2の比較を行い(ステップS205)、大きいほうのゲイン値をゲイン値Gaとして設定し、そのオフセット値をオフセット値Ofとして設定する(ステップ206、ステップ206´)。
なお、モノクロ・LED全点灯(6灯)モードの場合は、各LED(R1〜B2)をそれぞれ100%で点灯したときのゲイン値をそれぞれ求め、6個のゲイン値のうち最も大きいゲイン値をゲイン値Gaとして設定する。
図15は、LEDR1(R2)出力比100%点灯時のゲイン値Gar1(Gar2)取得のためのフローチャートを示す。
図15において、R1のみを出力比100%で点灯させて基準板109cの読取走査を行い、二分探索方式でゲイン値を変化させながらゲイン調整を行いゲイン値Gar1を求めた後、オフセット調整を行ってオフセット値Ofr1を求める。
先ず、ステップS300で、第3レジスタ408にゲイン調整用閾値L2の1/2の値、1/2L2を設定する。図11に示すように、この閾値L2は、A/D変換器402の最大出力値(1023)と最小出力値(0)との間で、かつ最大出力値近傍の値、973に設定されている。また、この閾値L2は、A/D変換器402の最大入力レベル5Vと最小入力レベル0Vとの間で、かつ最大入力レベル5V近傍の値、4.8Vに相当する。
本ゲイン調整は、R1、R2を同時点灯させて基準板109cの読取走査を行った場合に、A/D変換器402に入力されるアナログ信号がこの閾値L2近傍のレベルと成るようなゲイン値を求めるもので、本読取モードは、モノクロ・各色単色モード(赤色)でR1とR2の2灯同時点灯なので、R1、R2それぞれのA/D変換器402の入力電圧及び出力値は2灯点灯時の半分となるため、閾値はL2の半分の1/2L2に設定する。尚、モノクロ・LED全点灯(6灯)モードの場合は、各LED(R1〜B2)のA/D変換器402の入力電圧及び出力値は全点灯時の1/6となるため、閾値はL2の1/6、1/6L2に設定する。また、カラー・LED順次点灯モードの場合は、各色のLEDを順に点灯させるので、同時に点灯されるのは2灯で、閾値はL2の半分の1/2L2に設定される。
ステップS301で、最大ゲイン値Ga(max)と最小ゲイン値Ga(min)を設定する。本実施例ではゲイン値は6ビット(0〜63)のため、Ga(max)=63、Ga(min)=0に設定される。ステップS302で、第2レジスタ405に最大ゲイン値Ga(max)と最小ゲイン値Ga(min)の中間のゲイン値Ga(mid)を設定する。また、ステップS303で、近似式Fからゲイン値Ga(mid)に対するオフセット値Of´を求め、これを第1レジスタ404に設定する。
次に、ステップS304で、モータ駆動回路304を介してモータ309を駆動させて、イメージセンサユニット108を白基準板109cの下まで移動させる。LED駆動回路303のレジスタ303cに「最大点灯クロック数Cmax」を設定し、R1のみを100%出力比で点灯させた状態で、センサ13を駆動させて白基準板109cの読取走査を1ライン分行う。
この読取走査によってセンサ13から出力されたアナログ画像信号は1画素ごとにサンプルホールド回路400を経て調整回路401に入力される。調整回路401でゲイン値Ga(mid)によるゲイン処理(増幅)及びオフセット値Of´でオフセット処理(レベルシフト)がなされた後、A/D変換回路402でデジタル信号に変換され、比較回路406に順次入力される。
比較回路406では、第3レジスタ408に設定された閾値1/2L2との比較が画素ごとに行われ、閾値1/2L2以上となった画素数Tがカウント回路407でカウントされる(ステップS305)。
次に、最大ゲイン値Ga(max)と最小ゲイン値Ga(min)の差[Ga(max)−Ga(min)]を求め、これが1以下であるか否かの判断を行い(ステップS306)、1以下の場合は、ゲイン値Ga(mid)をゲイン値Ga1としてRAM308の所定領域に記憶させる(ステップS111)。
ステップS307で、[Ga(max)−Ga(min)]が1より大きい場合は、ステップS306で求めた画素数TとROM307に記憶されている所定値D(本実施例では40)との比較を行い(ステップS307)、画素数Tが所定値D以上となった場合は、最大ゲイン値Ga(max)をゲイン値Ga(mid)に書換え、ステップS302へ戻る(ステップS309)。
ステップS307で画素数Tが所定値D未満となった場合は、最小ゲイン値Ga(min)をゲイン値Ga(mid)に書換え、ステップS302へ戻る(ステップS308)。このように、[Ga(max)−Ga(min)]が1以下となるまでステップS302からステップS309を繰り返し行い、ゲイン値Gar1を求める。
このように、2分探索方式でゲイン値を変化させ、光電変換素子2000個中40個以上の画素のアナログ信号が閾値1/2L2以上のレベルとなった時点、すなわち光学読取手段から出力されたアナログ信号が、閾値1/2L2近傍のレベルとなったとき(各光電変換素子から出力された信号の大半が閾値1/2L2以下でかつ閾値1/2L2近傍の値となった時)のゲイン値を第1ゲイン値Gar1とするのである。
次に、このゲイン値Gar1のときのオフセット値Ofr1を求めるオフセット調整を行う(ステップS202)。これは、図13に示した手法で行い、ステップS100で第2レジスタ405にステップS206で求めたゲイン値Gar1を設定し、ステップS102〜ステップS110を行うことで、オフセット値Ofr1を求めることができる。
次に、他方の赤色LED、R2のみを出力比100%で点灯した時のゲイン値Gar2を求めるが、この場合も上述したゲイン値Gar1と同様な方法で求められ、R2のみを出力比100%で点灯させてステップS300〜ステップ310を行うことでなされる。(図14ステップS203)また、ゲイン値Gar2のオフセット値Ofr2も、オフセット値Ofr1と同様な方法で求める(図14ステップS204)。
ステップS205では、このようにして求めたゲイン値Gar1とGar2の差分、「Gar1−Gar2」を求め、これが0以上の場合はGar1を本読取モードのゲイン値Ga、Ofr1を本読取モードのオフセット値OfとしてRAM307に記憶し、0未満(負)の場合は、Gar2を本読取モードのゲイン値Ga、Ofr1を本読取モードのオフセット値OfとしてRAM307に記憶する(ステップS206、ステップS206´)。
すなわち、各光源を出力比100%で単独点灯させて白基準板の走査を行ない、各光源のゲイン値を求め、この光源ごとのゲイン値のうち最大のゲイン値をゲイン値Gaとして選択するのである。また、言い換えると、各光源を出力比100%で単独点灯させて基準板の走査を行ない、発光量が最も小さかった光源のゲイン値をゲイン値Gaとして選択するのである。
尚、本実施例では、ゲイン値GaとしてGar1を、オフセット値OfとしてOfr1を設定したものとして、説明を続ける。また、モノクロ・LED全点灯(6灯)モードの場合は、各LED6個をそれぞれ100%出力比で点灯させてそれぞれのゲイン値を求め、この6個のゲイン値のうち最も大きいゲイン値をゲイン値Gaとして設定する。すなわち、6個のうち100%出力比点灯で発光量が最も小さかったLEDのときのゲイン値をゲイン値Gaとして採用するのである。
図16は、光量調整のためのフローチャートを示す。
光量調整は、発光量の大きかったほうの光源(ゲイン値が選択された光源以外の光源)R2を点灯させて白基準板の走査を行い、上記オフセット値Ofとゲイン値Gaでオフセット/ゲイン処理を行ったときのA/D変換器への入力信号が閾値1/2L2近傍のレベルとなるような、R2の点灯時間(点灯クロック数Con)を求めるもので、点灯クロック数Conを2分探索方式で変化させることにより行なわれる。
まず、閾値1/2L2を第3レジスタ408に設定し(ステップS500)、ステップS206で求めた本読取モードのゲイン値Gaを第2レジスタ405に設定し(ステップS501)、ステップS206で求めた本読取モードのオフセット値Ofを第1レジスタ404に設定する(ステップS502)。ステップS503で最大点灯クロック数Con(max)と最小点灯クロック数Con(min)を設定する。
次に、ステップS504でLED駆動回路303のレジスタ303cに最小点灯クロック数Con(min)と最大点灯クロック数Con(max)の中間のクロック数Con(mid)を設定する。ステップ505で、R2を出力比(Con(mid)/Cmax)×100%(点灯時間Con(mid))で点灯させ、センサ13で白基準版109cの走査を行う。
この読取走査によってセンサ13から出力されたアナログ画像信号は1画素ごとにサンプルホールド回路400を経て調整回路401に入力される。調整回路401でゲイン値Gaによるゲイン処理(増幅)及びオフセット値Ofでオフセット処理(レベルシフト)がなされた後、A/D変換器402でデジタル信号に変換され、比較回路406に順次入力される。
比較回路406では、第3レジスタ408に設定された閾値1/2L2との比較が画素ごとに行われ、閾値1/2L2以上となった画素数Tがカウント回路407でカウントされる(ステップS507)。
次に、最大点灯クロック数Con(max)と最小点灯クロック数Con(min)の差[Con(max)]−Con(min)]を求め、これが1以下であるか否かの判断を行い(ステップS508)、1以下の場合は、Con(mid)をR2の点灯クロック数ConとしてRAM308の所定領域に記憶させる(ステップS512)。
そして、ステップS508で、[Con(max)−Con(min)]が1より大きい場合は、ステップS507で求めた画素数TとROM307に記憶されている所定値D(本実施例では40)との比較を行い(ステップS509)、画素数Tが所定値D以上となった場合は、Con(max)をCon(mid)に書換え、ステップS504へ戻る(ステップS510)。
ステップS509で、画素数Tが所定値D未満となった場合は、Con(min)をCon(mid)に書換え、ステップS504へ戻る(ステップS511)。
このように、[Con(max)−Con(min)]が1以下となるまでステップS504からステップS511を繰り返し行い、R2の点灯クロック数(点灯時間)を求める。
尚、モノクロ・LED全点灯(6灯)モードの場合は、発光量が最も小さかったLED以外の5個のLEDについて、同様な光量調整を行うが、このときの閾値は1/6L2とする。以上で、本読取モード、モノクロ・赤色点灯モードの読取前処理が終了となる。
図17は、原稿読取時のタイミングチャートの例を示す。上記読取前処理により設定された条件に基づいて、下記手順の原稿の読取を行う。
プラテン107上に原稿を載置し、プリンタ2の操作部200の操作ボタン202を押下することで、プリンタ2から画像読取装置1に読み取り開始コマンドが送信される。第1レジスタ404にオフセット値Of、第2レジスタ405にゲイン値Gaをセットし、さらに図17に示すように、R1を100%出力比で、R2をステップS513で設定された出力比(Con/Cmax)×100%で点灯させるよう、レジスタ303cに点灯クロック数Cmax(R1用)、点灯クロック数Con(R2用)を設定する。そして各点灯クロック数に応じた点灯時間でR1、R2を点灯させて1ラインずつ読取走査をおこないながら各イメージセンサユニット108を副走査方向(図2の左右方向)に原稿長さ分だけ移動させ、読取走査を終了する。このように、ステップS1004で求めた点灯時間ConでR2を点灯させることで、R2の光量調整が行なわれるのである。
センサ13から1画素ずつ出力されたアナログ画像信号は、サンプルホールド回路400を介して調整回路401に入力され、ゲイン値Ga、オフセット値Ofでゲイン/レベルシフトされる。次に、A/D変換回路402でデジタル信号に変換され、画像処理部403でシェーディング補正やγ補正など種々の画処理が施された後、画像データとしてプリンタ2へ出力される。
なお、本実施例では、ステップS1004で示した手法で、最大ゲイン値に関わる光源以外の光源(R2)の点灯時間を求めたが、ステップS201で求めたR1のゲイン値(最大ゲイン値)と、ステップS203で求めたR2のゲイン値との比からR2の点灯時間Conを求めても構わない。この場合も、ステップS1004で求めたR2の点灯時間と同等の点灯時間を求めることができるとともに、より時間を短縮することが可能となる。
上記した本発明の実施の形態では、本画像読取装置と当該画像読取装置から画像データを受信して印字するプリンタについて詳しく説明したが、本発明は、複写機又はファクシミリ装置等に搭載される画像読取装置一般に適用可能であることは言うまでもない。
本発明は、原稿を光学的に読み取る画像読取装置及び画像読取方法に関するものであって、産業上の利用可能性を有するものである。
本発明に係る画像読取装置と当該画像読取装置から画像データを受信して印字するプリンタを記載したシステム例を示す。 本画像読取装置の内部構成の例を示す。 本画像読取装置を構成する光源と光学読取手段を一体的に形成した光学読取手段ユニットの斜視図を示す。 図3に示された光学読取手段ユニットの縦断面図を示す。 本画像読取装置1の回路構成を示すブロック図である。 図5に示したセンサユニット駆動回路310の詳細を示す。 光源(LED)の点灯出力比Pを説明する図である。 図5で示した信号処理部305の内部構成を示すブロック図である。 種々の読取モード及び各読取モードのタイミングチャートを示す。 本画像読取装置の電源投入時において求められるオフセット値とゲイン値との関係を示す。 CCD光学読取手段を構成する各画素の出力信号に一律に一定値を加算するオフセット処理を行う場合の、オフセット処理とゲイン処理を説明する図である。 本画像読取装置の電源投入時における読取前処理動作全体を示すフローチャートの例である。 最大ゲイン値GA(max)のときのオフセット値OF1と最小ゲイン値GA(min)のときのオフセット値OF2とを求めるフローチャートの例を示す。 ゲイン値GAとオフセット値OFの取得方法のためのフローチャートを示す。 LEDR1(R2)100%点灯時のゲイン値GA1(GA2)取得のためのフローチャートを示す。 光量調整のためのフローチャートを示す。 原稿読取時のタイミングチャートの例を示す。
符号の説明
1:画像読取装置
2:プリンタ
10:光源(LED)
12:光学読取手段を構成する光電変換素子群
13:光学読取手段
108:光学読取手段ユニット
109c:白基準板(読取基準板)
300:制御手段(CPU)
305:信号処理部(信号処理回路)
306:インターフェース回路
308:記憶手段(RAM)
400:サンプルホールド回路
401:調整手段(調整回路)
402:A/D変換器
403:画像処理部
404:第1のレジスタ(オフセット値供給用レジスタ)
405:第2のレジスタ(ゲイン値供給用レジスタ)
406:比較手段(比較回路)
407:カウント手段(カウント回路)
408:第3のレジスタ(閾値供給用レジスタ)

Claims (7)

  1. 原稿又は白基準板に光を照射するそれぞれ光量調整可能なN個の光源と、
    原稿又は白基準板からの反射光をアナログ信号に変換する光学読取手段と、
    前記アナログ信号をゲイン処理する調整手段と、
    前記ゲイン処理されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記調整手段に対してゲイン値を設定する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記N個の光源を単独で最大出力比で点灯して前記白基準板の読取走査を行い前記A/D変換器へ入力される入力信号が前記A/D変換器の最大入力レベルと最小入力レベル前記最大入力レベルに応じて設定された所定レベルの[1/N]倍となる各光源のN個のゲイン値を取得し、前記調整手段に対して前記N個のゲイン値の中から選択された一つのゲイン値を設定すると共に、この調整手段で前記選択されたゲイン値に係る最大出力比で点灯する光源以外の光源の光量を、前記白基準板を使って前記所定レベルの[1/N]倍に調整をした状態で原稿の画像読み取りを行うことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記選択された一つのゲイン値は、前記N個のゲイン値中の最大ゲイン値であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記最大ゲイン値に係る光源以外の光源の光量は、各光源に係る個々の前記ゲイン値と前記最大ゲイン値との比に基づいて前記減少調整されることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記最大ゲイン値に係る光源以外の光源の光量は、点灯時間を変化させることで調整されることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  5. 前記調整手段に対して前記ゲイン値を供給するゲイン値供給用レジスタと、
    前記A/D変換器から出力された前記光学読取手段を構成する前記N個の光電変換素子の出力値に対応するデジタル信号の夫々の値と前記所定レベルの[1/N]倍に設定された閾値との大小比較を行う比較手段と、
    前記比較手段に対して前記所定の閾値を供給する閾値供給用レジスタと、
    前記比較手段における比較結果をカウントするカウント手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記カウント手段のカウント数に応じて前記ゲイン値供給用レジスタに種々のゲイン値設定を行うことにより前記光源毎のゲイン値を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  6. 原稿又は白基準板に光を照射するそれぞれ光量調整可能なN個の光源と、原稿からの反射光をアナログ信号に変換する光学読取手段と、前記アナログ信号をゲイン処理する調整手段と、前記ゲイン処理されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器とを備えた画像読取装置における画像読取方法であって、
    (a)前記N個の光源を単独で最大出力比で点灯して前記白基準板の読取走査を行い前記A/D変換器へ入力される入力信号が前記A/D変換器の最大入力レベルと最小入力レベル前記最大入力レベルに応じて設定された所定レベルの[1/N]倍となる各光源のN個のゲイン値を取得するステップと、
    (b)前記取得したN個のゲイン値から最大ゲイン値を選択するステップと、
    (c)前記最大ゲイン値の光源以外の光源をそれぞれ単独で最大出力比で点灯させて前記白基準板の読取走査を行い、前記A/D変換器の入力信号の値が、前記A/D変換器の最大入力レベルと最小入力レベルとの間でかつ前記所定レベルの[1/N]倍となる各光源の点灯時間を求めるステップと、
    を有し、前記ゲイン調整手段のゲイン値を前記最大ゲイン値に設定した状態で原稿の読取処理を行うことを特徴とする画像読取方法。
  7. 前記ステップ(a)において、各光源に係るゲイン値の取得は、前記A/D変換器から出力された前記光学読取手段を構成する前記N個の光電変換素子の出力値に対応する前記デジタル信号の夫々の値と前記所定レベルの[1/N]倍設定された閾値との大小比較を行うことにより行われることを特徴とする請求項に記載の画像読取方法。
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