JP4414047B2 - モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フレームに固定されたステータ本体部に対して軸方向(軸線方向)に対面したロータ本体部を備えたモータに係る。
【0002】
【従来の技術】
この種のモータのうち携帯式のミニディスクドライブなどでディスクの回転駆動に用いられるに適した、径が小さく且つ厚さが薄い、いわゆる扁平モータでは、従来、軸受は油含浸燒結金属などで形成され、軸受から出た油の漏洩などを避けるべく、軸受ハウジングは、全体として有底の筒状体からなり、少なくとも、軸受の周面を支える軸受ハウジング部分は、金属で形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、有底筒状体からなるこの軸受ハウジングに、軸受を圧入した状態で、更に、ロータの回転軸を軸受内に挿入しようとすると、空気の逃げ場がないので、軸の挿入が容易でなかったり、軸受が戻される虞れがあった。なお、軸受燒結体の周面に空気逃げの溝を形成しようとすると、焼結体軸受が過度に弱化する虞れがある。また、軸受ハウジングの金属製の筒状部の小径の内周面に軸方向溝を形成しようとすることは、特殊な加工を要することになりコスト高になる虞れがある。一方、ステータに対してロータが軸方向(軸線方向)に対面した扁平モータでは、ロータの位置ズレを規制すべく、ロータの一部をなすヨーク部材に対して静磁的な引力を及ぼす永久磁石を配置することが好ましい。
【0004】
本発明は、前記諸点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、占有スペースを最小限にした状態で、永久磁石によってロータの位置ズレを最小限に抑制すると共に軸受ハウジングを補強し得るようにしたモータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のモータは、前記目的を達成すべく、フレームに固定されたステータ本体部に対して軸方向に対面したロータ本体部を備えたモータであって、フレームの底壁に固定された厚肉筒状部及び該厚肉筒状部に実質的に同心の薄肉筒状部を備えたプラスチック製の軸受ハウジングと、軸受ハウジングの前記薄肉及び厚肉筒状部に嵌挿されロータ本体部と一体的な回転軸を回転自在に支持するジャーナル軸受と、ロータ本体部の位置ズレを抑制すべくロータ本体部と一体的なヨーク部に近接した位置で薄肉筒状部の外周に嵌装された環状の永久磁石とを有する。なお、各筒状部は、典型的には、横断面が円形の筒状部(但し所望により内周面に対して外周面を少し偏心させたり、軸線方向位置により径が異なる場合もある)からなる。
【0006】
本発明のモータでは、ロータ本体部の位置ズレを規制する永久磁石が設けられているから、フレームに固定されたステータ本体部に対して軸方向(この明細書では「軸線方向」ともいう)に対面したロータ本体部のステータ本体部に対する位置ズレが抑制され得るので、ロータ本体部に対する回転駆動の安定性が確保され得る。なお、位置ズレには、軸線方向の位置ズレと半径方向の位置ズレとがあり、永久磁石は、二つの位置ズレの位置のいずれか一方(すなわち、軸線方向の位置ズレ若しくは半径方向の位置ズレ)又は両方(軸線方向の位置ズレ及び半径方向の位置ズレ)を抑制する。軸線方向の位置ズレは、典型的には、ロータ本体部と一体的なヨーク部材に環状永久磁石の外周面に対して半径方向に対面する円筒状部を設けることにより抑制される。環状永久磁石は、円筒状部の軸線方向の中央よりも下方にズレた位置に配置され、円筒状部に下向きの静磁的力を及ぼす。環状永久磁石は、下端部がヨーク部材の円筒状部に対して半径方向に対面する位置にあっても、円筒状部の下端よりも下に位置していてもよい。なお、場合によっては、環状永久磁石の上端部がヨーク部材の円筒状部の下端よりも下方に位置していてもよいけれども、ヨーク部材の円筒状部に対する下向きの力の大きさがヨーク部材が上にズレるとより大きくなるように、環状永久磁石の上端部は、ヨーク部材の円筒状部の下端部よりも上に位置する(従って、環状永久磁石は上端を含む外周面のすくなくとも一部がヨーク部材の円筒状部に対して半径方向に対面する)。
【0007】
この明細書の全体において、「下」とは、特に断らない限り、フレームの底壁の側を指す。但し、地上において、フレームの底壁をモータの回転軸(ロータ構造体の回転軸)よりも下に配置することは好ましい一例ではあっても、これに限定する意図はない。本発明の別の好ましい一例では、例えば、フレームの底壁が地上で見て上に位置し、モータの回転軸のうち軸受に挿入された挿入端部とは反対の突出端部が地上で見て挿入端部やフレームの底壁よりも下に位置し、下端にある突出端部にターンテーブル等を取付けると共に光ディスク(光磁気ディスクを含む)や磁気ディスク等のメディアを下方(地上で見て)からターンテーブル等に装着するようにモータを配置する。
【0008】
また、本発明のモータでは、ロータ本体部の位置ズレを抑制する環状の永久磁石が嵌装された軸受ハウジングの筒状部が薄肉に形成されているから、永久磁石の内径を最小限にし得るので、永久磁石の外径も最小限にし得、円環状永久磁石がロータのヨーク部の形状や占有スペースに与える制限を最小限にし得る。更に、本発明のモータでは、軸受ハウジングの筒状部の一部の薄肉化による該筒状部の弱化は、該薄肉筒状部に嵌装された環状永久磁石によって補強され得るから、軸受ハウジングを例えばエンジニアリングプラスチックのようなプラスチック材料で形成することが可能になる。なお、環状永久磁石としては、例えば、いわゆるプラスチック磁石(硬磁性材料粉(ないし粒)を樹脂で固めると共に磁化させたもの)または焼結磁石(硬磁性材料粉(ないし粒)を燒結させると共に磁化させたもの)が用いられ得る。但し、他の材料からなっていてもよい。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のモータは、前記目的を達成すべく、フレームに固定されたステータ本体部に対して軸方向に対面したロータ本体部を備えたモータであって、内周面が共通の円筒状である厚肉筒状部及び薄肉筒状部を備えたプラスチック製の軸受ハウジングであって、厚肉筒状部でフレームの底壁に固定され、薄肉筒状部が前記内周面に対して偏心した外周面を備え、厚肉筒状部及び薄肉筒状部の前記内周面の軸線方向の実質的に全域に亘って軸線に平行に連続的に延在した溝が形成されたものと、軸受ハウジングの前記薄肉及び厚肉筒状部に嵌挿されロータ本体部と一体的な回転軸を回転自在に支持するジャーナル軸受と、ロータ本体部の位置ズレを抑制すべくロータ本体部と一体的なヨーク部に近接した位置で薄肉筒状部の外周に嵌装され該薄肉筒状部を補強する環状の永久磁石であって外周面と内周面とが同心で該外周面がロータの回転軸の軸線に関して偏心しているものとを有する。
なお、各筒状部は、典型的には、横断面が円形の筒状部(但し所望により内周面に対して外周面を少し偏心させたり、軸線方向位置により径が異なる場合もある)からなる。
この明細書において、この段落に記載の条件を満たさない平形導線の巻線コイルの製造方法は、文言上は、特許請求の範囲の範囲外である。
【0010】
このように、軸受ハウジングの筒状部がその底部で実際上液密に封止されている場合には、密封度が高ければ高いほど、軸受ハウジングの筒状部にジャーナル軸受及びモータの回転軸を挿入する際、該挿入に伴って排除されるべき有底筒状部内の空気の逃げ路を要する。本発明のモータでは、ロータ本体部の軸方向移動を規制する環状永久磁石によって軸受ハウジングの筒状部の補強を兼ねさせて軸受ハウジングをプラスチック材料で形成しているから、成形用モールド型ないし金型を用いたモールド成形、典型的にはフレームの底壁を型の一部とする用に該底壁の係合孔を被成形プラスチック材料の射出ないし注入孔として利用したアウトサート成形などにより、筒状部の内周面に空気逃げの溝が容易且つ確実に形成され得る。ここで、例えば、軸受ハウジングの筒状部の内径(ハウジングの孔の内径)は、典型的には1〜5mm程度であり、切削加工などにより溝を形成するのは実際上容易でない場合に特に有益である。但し、筒状部の内径は、より小さくてもより大きくてもよい。なお、軸受ハウジングの筒状部の軸線方向長さは、典型的には、1〜10mm程度である。但し、より長くてもより短くてもよい。
【0011】
従って、本発明のモータは、典型的には、薄肉及び厚肉筒状部の内周面に、両方の筒状部の軸線方向の実質的に全域に亘って連続的に延在した空気逃げ用の溝を有する。その結果、軸受ハウジングの筒状部にジャーナル軸受及びモータの回転軸を挿入する際、該挿入に伴って排除されるべき有底筒状部内の空気が軸受ハウジングの筒状部の内周面に形成された溝(すなわち軸受ハウジングの筒状部の内周面とジャーナル軸受の外周面との間に形成される通路)を通って、外部に排出され得るから、軸受や回転軸(軸受の圧入後に回転軸を挿入する典型的な場合では回転軸)が、容易且つ確実に所定深さまで挿入され得る。この場合、比較的脆い軸受の外周面に溝を形成するのと比較して、軸受の強度が低下する虞れもない。
【0012】
溝は、軸線方向に平行に延びていても、例えば、曲がっていてもよく、溝が複数本ある場合には、相互に交差していてもよい。なお、溝が軸線に平行に設けられる場合には、典型的には、溝は、周方向に等間隔に複数本形成される。これにより、一本の溝又は特定の溝の方に軸受が押しつけられて、偏心するのを避け得る。但し、意図的に特定の方向にある程度偏心させたい場合には、当該特定の方向にのみ溝を設けるか該方向における溝の占有面積(ないし分布密度)を高めてもよい。
【0013】
本発明のモータでは、典型的には、薄肉筒状部と厚肉筒状部との間に、環状永久磁石の外径よりも小さく且つ二つの筒状部の外径の中間の外径を備えた環状段部が形成されており、環状永久磁石の端面が径方向内周縁近傍において環状段部に当接している。この場合、環状永久磁石の下端面と厚肉筒状部の上端面との間に、環状永久磁石の径方向内周縁近傍以外のところで、環状段部の軸線方向長さ(高さ)に相当する大きさの軸方向間隙が形成される。この場合、モータを含む装置の落下などによりフレームに衝撃荷重がかかっても、該衝撃は、環状段部の弾性限界内での曲がり変形により吸収される(なお環状段部は一方では薄肉筒状部よりも厚く大径であるから該衝撃によって過度に折れ曲る虞れが少ない)。従って、薄肉筒状部や該薄肉筒状部に嵌装された円環状永久磁石に過度の衝撃がかかるのを最小限にし得るので、円環状永久磁石が比較的脆い場合でも割れる虞れが少ない。さらに、フレームの底壁に設けた複数の孔(開口)に軸受ハウジングの脚部を成形により固定しているような場合でも、環状段部の弾性限界内での曲げ変形により、孔の間の橋絡部にかかる応力が最小限に抑制され得るから、フレームの底壁部が曲がったりする虞れも少ない。
【0014】
なお、本発明のモータでは、典型的には、薄肉筒状体の外周面及び内周面の横断面が円形であり、環状永久磁石の外周面が、ロータの回転軸の軸線に関して偏心している。これにより、モータの回転軸を軸受の孔の一側に寄せることが可能になるから、回転軸の外径と軸受の内径との間の差異が比較的大きい場合でも、回転軸を実際上一定の軸線のまわりで回転させ得る。このためには、永久磁石がその内周面に対して偏心した外周面を有する(わずかに偏心した)円環状体であっても、軸受ハウジングの薄肉筒状部が、その内周面に対して偏心した外周面を有する(わずかに偏心した)円筒状体であってもよく、また、場合によっては、軸受がその内周面に対して偏心した外周面を有する(わずかに偏心した)円筒状体であってもよい。典型的には、成形が比較的容易な軸受ハウジングの薄肉筒状部を偏心させる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明による好ましい一実施の形態を添付図面に示した好ましい一実施例に基づいて説明する。なお、実施例の説明では、典型的な一例として、サイズを記載しているけれども、記載したサイズと同程度のサイズのものに発明を限定しようとするものではない。
【0016】
【実施例】
図1から図4に示した本発明による好ましい一実施例のモータ1は、ミニディスクドライブの一部としてミニディスクの回転駆動用のメカニカルデッキに用いられるもので、フレームないし枠体としてのフレーム構造体10と、該フレーム構造体10に固定されたステータ構造体40と、ロータ構造体50とを有する。
【0017】
フレーム構造体10は、金属製のフレーム底壁ないし底部フレーム部としての平板状のシャーシ11と、プラスチック製で、該シャーシ11に固定された側部ないし外周フレーム部として側壁部を構成するほぼ円筒状ないし環状の側壁部材12とを有する。例えば厚さが0.5mm程度のステンレス鋼のような鋼などからなるシャーシ11は、スラスト軸受として働く軸支部13と、軸支部13の周囲に周方向に間隔をおいて形成された複数の係合孔部14とを有する。従って、シャーシ11では、円周方向に並んだ一群の係合孔部14の外に拡がったシャーシ本体部15と軸支部13とが、周方向に隣接する係合孔部14,14の間の橋絡部ないしブリッジ部16でつながっている。係合孔部14は、例えば直径が1〜1.5mm程度で、係合孔部14の中心は例えば直径4mm程度の円に沿って周方向に等間隔に分布している。この例では、各係合孔部14の内周面の下縁部17は面取りされている。なお、側壁部12は、図1及び図3に示したように、水平な載置面12aと、光磁気ディスクからなるミニディスクの情報読取・書込用ピックアップ部がA方向に近接離間されるべき周方向領域及び後述のステータ基板の端子部が突出すべき周方向領域を除いて、垂直に立上った部分円筒状位置決め面18aを備えた位置決め壁部18を有する。なお、図2において、シャーシ11の孔14aは、側壁12をシャーシ11に固定するためのもので、孔14bは、シャーシ11と他の部材とを固定用等のものである。
【0018】
シャーシ11の軸支部13上には、射出成形などにより成形可能なPBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂やPC(ポリカーボネート)樹脂のようなエンジニアリングプラスチック製の軸受ハウジング20が載置固定されている。軸受ハウジング20は、薄肉筒状部としての薄肉円筒状部21と、該薄肉円筒状部21の下端から一体的に且つ実質的に同心に下方に延びた厚肉筒状部としての厚肉円筒状部22と、該厚肉円筒状部22の下端外周部から下方に延びた複数の係合突起部としての複数の脚部23とを有する。なお、薄肉円筒状部21と厚肉円筒状部22との間には、薄肉円筒状部21よりも少し径が大きく軸線方向高さの低い環状段部39が形成されている。薄肉円筒状部21は、外径が例えば3mm程度、内径が2mm程度、高さが例えば2mm程度であり、厚肉円筒状部22は、外径が例えば4.5〜5mm程度で高さが例えば1mm程度である。なお、段部39は、高さが例えば0.1mm程度で、その径が例えば0.3〜0.5mm程度だけ薄肉円筒状部21の外径よりも大きい。
【0019】
厚肉円筒状部22及び薄肉円筒状部21の内周面24は、該内周面24の長手方向に沿って中心軸線Cと実際上平行に延びる空気抜き用の溝部25及び厚肉円筒状部22の下端の内向環状突起部27を除いて、全体としてほぼ円柱状ないし円筒状の孔ないし室26を形成している。溝部25は、軸線Cに垂直な横断面で見て、例えば、ほぼ半円状である。但し、空気の逃げを可能にすべく断面積が比較的大きい(幅と同程度の深さがある)限りその形状は他のどのような形状でもよい。図1では、溝部25が一つ示されて(見えて)いるだけであるけれども、周方向に120度間隔をおいて、三本の溝部25が形成されている。この周方向に等間隔に形成された溝部25は、軸受ハウジング20の孔内に軸受及び回転軸を挿入する際、軸受ハウジング20が不均一に歪んで、軸受及び回転軸の中心軸線が一側にずれるのを最小限にするのに役立つ。なお、溝部25が軸線Cに平行に延在する場合、溝部25は、周方向に等間隔に形成されている限り、二本(180度間隔)でも、四本以上でもよい。溝部25は、内周面24の下端から上端まで実質上軸線方向Cの全域に亘って連続的につながっている限り、軸線Cに平行である代わりに、螺旋状など斜め方向に延びていても、交差していてもよい。但し、軸受の強固且つ安定な支持のためには、溝部25が内周面24を占有する面積は最小限であることが好ましい。
【0020】
薄肉円筒状部21の外周面21aは、図1に示した例では、内周面24に対してわずかに偏心している。すなわち、図1の場合、三本の溝部25のうち一本の溝部25と半径方向に重なる左側の部位21cにおいて肉厚が最大になるように、換言すれば、残りの二本の溝部25,25(共に図示せず)の丁度中間に位置する右側の壁部21dにおいて、内周面24と外周面21aとの間の半径方向厚さが最小になるように、偏心している。なお、最大偏心部が溝部25と径方向に重なる位置とは周方向にずれていてもよい。この例では、厚肉円筒状部22は内周面24に対して偏心していないけれども、場合によっては、厚肉円筒状部22も例えば薄肉円筒状部21と同様に偏心していてもよい。但し、この薄肉円筒状部21に嵌装される後述の永久磁石が、内周面に対して偏心した外周面を備えているような場合には、薄肉円筒状部21の外周面21aは、内周面24に対して偏心していなくてもよい。
【0021】
厚肉円筒状部22は、下面22aでシャーシ11の軸支部13の上面13aに液密に密接して、室26の下端を実際上封止しており、各脚部23は、シャーシ11の対応する係合孔部14と実際上相補的な形状をしている。軸受ハウジング20は、脚部23で、係合孔部14の下端の面取り部17に係合されて固定されるように、脚部23が、下部に、末広がりの円錐台状の係合縁部23aを有する。各係合孔部14及び脚部23は、軸線Cのまわりでの仮想回転により重なるような同一形状である。この軸受ハウジング20は、好ましくは、シャーシ11が型の一部をなすように成形金型内に配置した状態で、孔14から熱可塑性エンジニアリングプラスチック材料を型内に射出してアウトサート成形により形成される。
【0022】
係合孔部14と対応する係合突起部23とが相補的な形状で係合孔部14によって脚部23を固定することにより軸受ハウジング20を固定し得る限り、複数の係合孔部14や係合突起部23の夫々は、異なる形状でもよい。なお、図示の例では、厚肉円筒状部22と脚部23との間で厚肉円筒状部22の外周面22bと脚部23の上面23bとが直角に交差しているけれども、ロータ50の回転を妨げない限り、厚肉円筒状部22は、例えば、想像線29で示したように、応力の集中を避け得るような円錐台状で、連続的に脚部23につながった形状でもよい。
【0023】
厚肉円筒状部22の上端面22cと環状段部39と薄肉円筒状部21の外周面21aとによって形成されたほぼ環状の空間部には、薄肉円筒状部21に嵌装された円環状永久磁石30が配設されている。永久磁石30は、例えば、プラスチック磁石や焼結磁石などからなる。永久磁石30は、薄肉円筒状部21の外径と実際上同じ内径で、永久磁石30の下端面31は内周縁部の近傍で環状段部39の上面に当接し、永久磁石30の下端面31と厚肉円筒状部22の上端面22cとの間には、該下端面31の径方向の大半の領域に亘って、段部39の高さに相当する小さな軸方向間隙Gが形成されている。この間隙Gの軸方向長さは、前述の段部39の高さに相当し、例えば、0.1mm程度である。なお、環状ないし円環状永久磁石30は、外径が例えば5mm程度で高さが1.5mm程度ある。
【0024】
なお、永久磁石30は、薄肉円筒状部21を補強し得るように、上端32が、典型的には、薄肉円筒状部21の上端21bと同程度の高さのところに位置する。但し、場合によっては、薄肉円筒状部21の上端21bよりも少し低くても、高くてもよい。
【0025】
また、永久磁石30は、内周面30a及び外周面30bが同心の円環状であり、薄肉円筒状部21の外周面21aが部位21c側に偏心していることに起因して、図1では、右側に位置する壁部断面部分30dよりも左側に位置する壁部断面部分30cにおいて外周面30bが軸線Cからより離れた位置(半径方向外方)に位置する。なお、円環状ないしリング状永久磁石30も、軸受ハウジング20の薄肉円筒状部21と同様に偏心していてもよい。また、軸受ハウジング20の薄肉円筒状部21が偏心していない場合には、円環状永久磁石30は、その外周面30bが内周面30aに対して偏心した形状に形成される。
【0026】
永久磁石30は、例えば、半径方向に磁化されている。但し、軸線Cに垂直な水平面内で、一方向に磁化されていても、軸線Cに平行な方向に磁化されていてもよい。
【0027】
一方、軸受ハウジング20の室26内には、油含浸燒結体よりなる円筒状の軸受部材35が嵌着されている。軸受部材35は、下端面が軸受ハウジング20の厚肉円筒状部22の下端の内向環状突起27上に当接し、軸支部13の上面13aからはわずかに離れている。軸受部材35の円筒状外周面36と軸受ハウジング20の薄肉及び厚肉円筒状部21,22の内周面24との間は、溝部25を除き実際上密接している。
【0028】
フレーム10の側壁ないし周壁12には、ステータ構造体40のステータ基板41が周面の一部で位置決め面18aに当接・位置決めされて配設・固定されている。ステータ構造体40は、図4の(a)に示したようなステータ基板41とステータ基板41上のプリント配線42により通電されるべく周方向に間隔をおいて配置されたほぼ台形状のステータコイル43とを有する。図示の例では、ステータ本体部としての6個のコイル43のうち直径方向に向き合ったコイル対43A,43A;43B,43B;43C,43Cが直列につながっている。但し、コイル43の数は、より多くても少なくてもよい。42A,42B,42C,42Gは、配線42の端子ないしパッド部である。ステータ構造体40の全体の厚さは、例えば、0.5mm程度である。
【0029】
ロータ50は、軸受35に回転自在に嵌合されたモータ軸ないしロータ回転軸51と、該ロータ回転軸51に嵌着された上側ロータ構造体52と、上側ロータ構造体52に固定された下側ロータ構造体53とを有する。
【0030】
上側ロータ構造体52は、回転軸51が圧入・嵌着された中央円筒状部54と該円筒状部54の下端から水平に拡がった円板状部55とを有する軟磁性材料性の上側ヨーク部材56と、上側ヨーク部材56の係合孔57に係合脚部58で係合されていると共に上側ヨーク部材56の外周縁を抱きこむように下方に延びた側壁59を備え、且つ外周部の周方向に間隔をおいてバネの形態のディスク係合爪部60,61,62(図1及び図3)を備えた環状板63(図1)が上面に配置されたエンジニアリングプラスチック製のターンテーブル部64と、上側ヨーク部材56の下面65に上面66で密接してステータコイル43に軸方向に対面するようにターンテーブル部64の環状側壁部59内に嵌め込まれたロータ本体部としての環状の多極永久磁石構造体からなるロータ磁石67(図4の(b))とを有する。上側ヨーク部材56は、厚さが例えば0.5mm程度で、ロータ磁石67は、外径が例えば14mm程度、内径が例えば7mm程度、厚さが例えば1mm程度であり、例えば0.2mm程度の間隙を介してステータ構造体40に対して軸線方向に平行な向きに対面している。環状の永久磁石69は、ディスクの下面の磁性材料部分を静磁的に吸着して、ディスクをその中央開口(孔)でバネ爪60〜62に係合・芯合せさせると共にターンテーブル64に固定する。
【0031】
下側ロータ構造体53は、軟磁性材料からなる下側ヨーク部材70で形成されている。下側ヨーク部材70は、上側ロータ構造体52の上側ヨーク部材54の円板状部56の内周部の下面に静磁的に吸着・固定された内側環状板部71と、該内側環状板部71の外周縁72から下方に延びた円筒状部73と、該円筒状部73の下端ないし下縁74から半径方向外向きに延び上面75でステータ基板40のステータコイル43に軸方向に向き合った外側環状板部76とを有する。下側ヨーク部材70も例えば厚さが0.5mm程度で、例えば0.2mm程度の間隙を介してステータ構造体40に対して軸線方向に平行な方向に対面している。なお、内側環状板部71の下面77は永久磁石30の頂面32よりも、例えば0.2mm程度だけ、上に位置し、外側環状板部76の下面78は永久磁石30の底面31よりも、例えば0.1〜0.2mm程度だけ、湾曲下縁74の上端からは0.05〜0.1mm程度だけ、下に位置する。従って、永久磁石30の外周面30bは、下側ヨーク部材70の円筒状部73の内周面79の上下方向Zの中央部よりも下にズレたところで、該円筒状部73に対して半径方向に向き合っている。その結果、環状永久磁石30は、上下方向Zの全域において、下側ヨーク部材70に下向きZ1の力を及ぼす。但し、このZ1方向の力は、下側ヨーク部材70の内側環状板部71が永久磁石30から比較的離れている限り、下側ヨーク部材70が所定位置から上向きZ2にズレる程大きくなる。なお、外側環状板部76の下面78は、環状永久磁石30の下面よりも上に位置していてもよい。
【0032】
以上の如く構成された本発明による好ましい一実施例のモータ1では、組立てに際しては、脚部23の材料がシャーシ11の孔14内に充填されるように且つ脚部23と厚肉筒状部22とによりシャーシ11の軸支部13を抱きこむようにシャーシ11に対して一体的にアウトサート成形された軸受ハウジング部20の孔26内に、下端面が厚肉筒状部22の内向環状突起27の上面に当接するまで油含浸焼結体からなる軸受部材35を圧入する。この圧入により、軸受部材35の外周面36と軸受ハウジング20の内周面(すなわち孔26の周面ないし周壁)24との間は、溝25の部分(及び図1に示した如く軸受部材35の下端外周縁が面取りされている場合にはその面取り部)を除いて実際上全域において、密接する。このモータ1では、軸受ハウジング20の軸方向溝25が周方向に等間隔に形成されているから、圧入の際、軸受部材35が一つの溝25のある側へ偏心してしまう虞れが少ない。また、軸受部材35の下端面とシャーシ11の軸支部13の上面13aとの間には、小さな軸方向間隙が形成される。この軸方向間隙は、内周側では、軸受部材35の内周面37により規定された軸挿入孔を介して外部につながり、外周側では、溝25を介して外部につながっている。この軸方向間隙の大きさは、この例では、0.2mm程度であるけれども、もう少し大きくても、より小さくてもよい。
【0033】
次に、円環状プラスチック磁石30の下端面が軸受ハウジング20の環状段部39の上面に当接するまで、軸受ハウジング20の薄肉円筒状部21を円環状プラスチック磁石30に圧入して、円筒状磁石30を薄肉円筒状部21に嵌装する。薄肉円筒状部21の外周面21aは、軸線Cに対してわずかに偏心しているから、円筒状磁石30の外周面30bは、図1において、符号30cで示した左側の断面部分が右側断面部分30dよりも、軸線Cから、わずかに、離れたところに位置する。
【0034】
次に、下側ヨーク部材70を配置しステータ構造体40をフレーム10の側壁12に載置・固定した後、モータ1の回転軸51を軸受部材35に挿入する。この回転軸51の挿入の際、回転軸51と軸受部材35とシャーシ11の軸支部13とにより囲まれた領域内の空気が、厚肉円筒状部22の内向環状突起27のところの間隙及び溝25を通って外部に放出され得るから、軸受部材35と回転軸51とがほとんど隙間なく密接するような寸法で形成されていても、軸受部材35が軸受ハウジング20の孔から押し出されたりすることなく回転軸51を軸受部材35内に挿入し得る。なお、回転軸51の挿入の際、ロータ磁石67及び回転軸51と一体的な上側ヨーク部材56に下側ヨーク部材70が静磁的引力で吸着される。このとき、下側ヨーク部材70は、環状板63の内周部に周方向に間隔をおいて形成された三つのバネ爪68a,68b,68c(但し、68b,68cは図示せず)の下端突起部を内側環状板部71の内周上縁のテーパ部70aで半径方向内向きに押してバネ爪68a等の下端突起部をZ2方向に越え、上側ヨーク部材56の下面に吸着されると共に、半径方向外向きに元の位置に戻ったバネ爪68a等で芯合わせされて係止される。
【0035】
全体の組立てが完了した図1の状態のモータ1では、軸受ハウジング20の薄肉円筒状部21が円環状永久磁石30によって補強されているから、軸受ハウジング20により軸受部材35を強固に支持し得、軸受部材35に通常かかる虞れのある範囲内での不均一な半径方向荷重の下で、軸受部材35の中心軸線Cが揺動するような軸受部材35の動きを最小限に抑制し得る。
【0036】
また、モータ1では、円環状永久磁石30と厚肉円筒状部22との間に軸方向間隙Gが形成されているので、モータ1を含むミニディスクドライブの不測の落下等により例えばシャーシ11の延在平面に対して交差する方向等にシャーシ11に衝撃的な荷重がかかる場合でも、ロータ構造体50とシャーシ11との間に生ずる荷重ないし応力が、主として、間隙Gのある環状段部39のところに集中されるから、該環状段部39のところの弾性限界内での撓みによって、実際上、衝撃荷重が吸収され得る。その結果、薄肉円筒状部21を介して又は直接的に円環状永久磁石30にかかる荷重により永久磁石円環体30が壊れたり、シャーシ11の軸支部13の橋絡部16にかかる荷重により橋絡部16が端部等で折曲るような変形が生じたりする虞れが少ない。なお、軸受ハウジング20の厚肉筒状部22と脚部23との接続部に過度な応力が集中しすぎる虞れがある場合には、前述のように、厚肉筒状部22の外周を、例えば、想像線29で示したような応力集中を避け得る形状にすればよい。
【0037】
更に、このモータ1では、円環状永久磁石30の外周面30bが図1の左側(断面部分30cのところ)で軸線Cから最も離れ且つ右側(断面部分30dのところ)で軸線Cに最も近接するように外周面30bが軸線Cに対して近接しているので、ロータ構造体50の下側ヨーク部材70の円筒状部73対して断面部分30cの外周で最も近接し(間隙の径方向の大きさが例えば0.1mm程度)、断面部分30dの外周で最も離間している(間隙の径方向の大きさが例えば0.2mm程度)から、下側ヨーク部材70の円筒状部分73にB方向の偏倚力を及ぼす。その結果、ロータ構造体50は、図1では、回転軸51の外周面の右側縁が軸受部材35の内周面24の対面部分に当接する状態に保たれる。従って、回転軸51の外周面と軸受部材35の内周面との間に残るわずかな間隙によっても、回転軸が不規則にブレながら回転する虞れが少なく、回転軸線Cが実際上一定の位置及び向きに保たれやすい。なお、回転軸51の回転軸線Cが、仮に倒れる向きの力を受ける場合でも、軸51の上部が左に傾動する向きが実際上優先され易いので、万一傾動する場合でもその向き及び範囲が限られ軸線Cの向きが安定し易い。また、このモータ1では、軸受部材35の下端面と軸支部13の上面13aとの間に間隙が形成されているから、軸51が傾動するような場合でも、軸51の下端によって軸受部材35の下端が傷つけられる虞れがない。
【0038】
更に、このモータ1では、円環状永久磁石30は、その下端31が下側ヨーク部材70の円筒状部分73の下端部の近傍に位置し且つ円筒状部分73の上端部よりも十分下に位置しているから、回転軸51の下端を軸支部13に過度なスラスト力(荷重)で押しつけるような過度の下向きの力を下側ヨーク部材70に及ぼすことなく回転軸51が軸受部材35から抜けるのを抑制し得る。
【0039】
以上のような組立て容易性及び回転動作時の回転特性を有するモータ1では、ミニディスクカートリッジがターンテーブル上64の所定位置の付近に載せられると磁石69によりミニディスクカートリッジのミニディスクの鉄板部分が引き付けられてミニディスクの中央開口の周壁がバネ爪60〜62を偏倚させて該バネ爪60〜62の周囲に嵌め合わされて、ミニディスクカートリッジの装着が完了した後、多極永久磁石構造体からなるロータ磁石67及び上下のヨーク部材56,70からなる閉磁路を備えたロータ構造体50が、端子部分42A,42B,42C,42Gを介してステータコイル43A,43B,43Cへの三相等の形態での駆動電流の通電に伴い、該通電電流に応じて回転される。また、ピックアップ部は、立上り側壁部18のない(切欠かれた)領域において、A方向に径方向走査されて、所望の読出し(再生)や書込み(録音など)や消去などを行ない得る。
【0040】
以上においては、モータ1がミニディスクドライブに適用された例について説明したけれども、モータ1は扁平モータが用いられるに適した用途であれば他のどのようなものに用いられてもよい。なお、本発明のモータは、扁平モータ以外のモータとして形成されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による好ましい一実施例のモータについての図3の(a)のI−I線断面説明図。
【図2】図1のモータのシャーシの平面説明図。
【図3】図1のモータの外観を示したもので、(a)は平面説明図、(b)は正面説明図。
【図4】図1のモータのステータ及びロータ磁石の示したもので、(a)はステータ構造体の平面説明図、(b)は多極ロータ磁石の平面説明図。
【符号の説明】
1 モータ
10 フレーム構造体
11 シャーシ
13 軸支部
14 係合孔部
15 シャーシ本体部
16 ブリッジ部(橋絡部)
17 下縁部(面取り部)
20 軸受ハウジング
21 薄肉円筒状部(薄肉筒状部)
21a (偏心)外周面
22 厚肉円筒状部(厚肉筒状部)
22a 下面
22c 上面
23 脚部
23a 係合縁部
24 内周面
25 溝部
26 室(孔)
27 内向環状突起部
30 円環状永久磁石
30a 内周面
30b 外周面
31 下端面
35 軸受部材
36 外周面
37 内周面
39 環状段部
40 ステータ構造体
41 ステータ基板
43,43A,43B,43C ステータコイル
50 ロータ構造体
51 回転軸
52 上側ロータ構造体
53 下側ロータ構造体
56 上側ヨーク部材
60,61,62 係合爪部
64 ターンテーブル
67 ロータ磁石(多極永久磁石構造体)
70 下側ヨーク部材
71 内側環状板部
73 円筒状部
76 外側環状板部
79 内周面
C 中心軸線
G 間隙
Z1 下向き
Z2 上向き
Z 上下方向

Claims (5)

  1. フレームに固定されたステータ本体部に対して軸方向に対面したロータ本体部を備えたモータであって、
    内周面が共通の円筒状である厚肉筒状部及び薄肉筒状部を備えたプラスチック製の軸受ハウジングであって、厚肉筒状部でフレームの底壁に固定され、薄肉筒状部が前記内周面に対して偏心した外周面を備え、厚肉筒状部及び薄肉筒状部の前記内周面の軸線方向の実質的に全域に亘って軸線に平行に連続的に延在した溝が形成されたものと、
    軸受ハウジングの前記薄肉及び厚肉筒状部に嵌挿されロータ本体部と一体的な回転軸を回転自在に支持するジャーナル軸受と、
    ロータ本体部の位置ズレを抑制すべくロータ本体部と一体的なヨーク部に近接した位置で薄肉筒状部の外周に嵌装され該薄肉筒状部を補強する環状の永久磁石であって外周面と内周面とが同心で該外周面がロータの回転軸の軸線に関して偏心しているもの
    を有するモータ。
  2. 溝が、薄肉筒状部のうち半径方向の厚さが最小の部位から周方向に離れたところに形成されている請求項1に記載のモータ。
  3. が周方向に等間隔に複数本形成され、溝が3本の場合、溝のうちの1本が薄肉筒状部のうち肉厚が最大になる部位に形成されている請求項1に記載のモータ。
  4. 薄肉筒状部と厚肉筒状部との間に、環状永久磁石の外径よりも小さく且つ二つの筒状部の外径の中間の外径を備えた環状段部が形成されており、環状永久磁石の端面が径方向内周縁近傍において環状段部に当接している請求項1から3までのいずれか一つの項に記載のモータ。
  5. 厚肉筒状部がフレームの底壁に形成された複数の係合孔部に係合された複数の脚部でフレームの底壁に固定されている請求項1から4までのいずれか一つの項に記載のモータ。
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