JP2013187976A - モータ、ディスク駆動装置およびモータの製造方法 - Google Patents

モータ、ディスク駆動装置およびモータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】モータにおいて、スリーブの内周面の変形を防止しつつ、スリーブを収容するブッシュと取付板との間の剛性を向上すること。
【解決手段】静止部が、スリーブ23と、スリーブ23を覆う有底略円筒状のブッシュ24と、取付板と、ステータとを備え、ブッシュ24が、ブッシュ円筒部241と、ブッシュ底部とを備え、取付板が、ブッシュ円筒部241の下部が圧入される略円筒状の固定円筒部61と、固定円筒部61の上部から径方向外方に広がる環状上板部62と、環状上板部62の外縁から下方に向かう環状周辺部と、環状周辺部の下部から径方向外方に広がる取付部と、を備え、固定円筒部61の下端が、ブッシュ圧入領域の下端よりも下方に位置し、スリーブ23の外周面とブッシュ円筒部241の内周面との間のスリーブ固定領域の下端、および、シャフト43を支持するラジアル間隙の下端の少なくとも一方が、ブッシュ圧入領域の上端よりも上側に位置する。
【選択図】図6

Description

本発明は、電動式のモータに関する。モータは、好ましくは、ディスク駆動装置に利用される。
特開2008−283759号公報の図22に開示されるモータ80では、ハウジング32が、取付板34bにより支持される。取付板34bは、板状部341bと、取付部342bと、調整部343と、を含む。調整部343は、板状部341bと取付部342bとの間に形成される。取付部342bは、軸方向上方に向かってバーリングにより形成される。
米国特許出願公開第2011/0084575号明細書のスピンドルモータは、ベースプレート400に逆バーリング部500、を含む。逆バーリング部500は、コア支持部510と、バーリング孔520と、を含む。コア支持部510は、湾曲部512と、コア接触部514と、を含む。逆バーリング部500のバーリング部522は、下方に向かって形成される。軸受ハウジング300は、バーリング部522に結合される。
なお、特開2000−166171号公報には、小型モータが開示される。小型モータはコアホルダー25、を含む。コアホルダー25は、ステータコア5を軸方向の両側から挟み込んで保持する。コアホルダー25は、弾性力で軸受ホルダー3の外周に固定される。
特開2008−283759号公報 米国特許出願公開第2011/0084575号明細書 特開2000−166171号公報
ところで、特開2008−283759号公報の図22のモータでは、取付板34bにハウジング32を圧入固定すると、ハウジング32は取付板34bの内周面のわずかな部分のみでの圧入により保持される。したがって、ハウジング32が傾きやすく、モータの仕様によっては軸倒れを防止する設計が困難となる。
また、米国特許出願公開第2011/0084575号明細書のスピンドルモータでは、ベアリング200の内周面および外周面が、バーリング部522による固定範囲と軸方向において同じ高さに位置し、軸受ハウジング300のバーリング部522への圧入により、ベアリング200の内周面が変形しやすい。さらに、バーリング部522の下端は軸受ハウジング300の下端より上側に位置し、軸受ハウジング300を強固に支持することができない。
本発明は、モータにおいて、スリーブの内周面の変形を防止しつつ、スリーブを収容するブッシュと取付板との間の剛性を向上することを目的としている。
本発明の例示的な一の側面に係るモータは、回転部と、前記回転部を、中心軸を中心として回転可能に支持する静止部と、を備え、前記回転部が、シャフトと、ロータマグネットと、を備え、前記静止部が、前記シャフトが挿入される孔を備え、前記シャフトを回転自在に支持するスリーブと、前記スリーブを覆う有底略円筒状のブッシュと、前記ブッシュが固定される取付板と、前記ロータマグネットの径方向内側にて前記ブッシュの周囲に配置されるステータと、を備え、前記ステータが、ステータコアと、コイルと、を備え、前記ブッシュが、前記スリーブが挿入される略円筒状のブッシュ円筒部と、前記ブッシュ円筒部の下端を塞ぐブッシュ底部と、を備え、前記取付板が、前記ブッシュ円筒部の下部が圧入される略円筒状の固定円筒部と、前記固定円筒部の上部から径方向外方に広がる環状上板部と、前記環状上板部の外縁から下方に向かう環状周辺部と、前記環状周辺部の下部から径方向外方に広がる取付部と、を備え、前記固定円筒部の下端が、前記固定円筒部の内周面と前記ブッシュ円筒部の外周面との間のブッシュ圧入領域の下端よりも下方に位置し前記スリーブの外周面と前記ブッシュ円筒部の内周面との間のスリーブ固定領域の下端、および、前記スリーブの内周面と前記シャフトの外周面との間の前記シャフトを支持するラジアル間隙の下端の少なくとも一方が、前記ブッシュ圧入領域の上端よりも上側に位置する。
本発明によれば、スリーブの内周面の変形を防止しつつ、スリーブを収容するブッシュと取付板との間の剛性を向上することができる。
図1は、ディスク駆動装置の断面図である。 図2は、モータの断面図である。 図3は、スリーブ近傍を拡大して示す図である。 図4は、スペーサ近傍を拡大して示す図である。 図5は、予圧マグネットおよびフランジ部を示す平面図である。 図6は、ブッシュの下部および取付板の中央部を拡大して示す図である。 図7は、モータの組立の流れを示す図である。 図8は、スペーサの他の例を示す断面図である。 図9は、ブッシュ円筒部の他の例を示す断面図である。 図10は、ブッシュ円筒部のさらに他の例を示す断面図である。 図11は、ブッシュ円筒部のさらに他の例を示す断面図である。 図12は、予圧マグネットの他の例を示す平面図である。 図13は、取付板の中央部の他の例を示す断面図である。 図14は、スペーサのさらに他の例を示す断面図である。 図15は、フランジ部、スペーサの上部および予圧マグネットを示す平面図である。 図16は、フランジ部、スペーサの上部および予圧マグネットを示す平面図である。 図17は、スペーサのさらに他の例を示す断面図である。
本明細書では、モータの中心軸方向における図2の上側を単に「上側」と呼び、下側を単に「下側」と呼ぶ。なお、上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの位置関係や方向を示すものではない。また、中心軸に平行な方向を「軸方向」と呼び、中心軸を中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸を中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。
図1は、本発明の例示的な一の実施形態に係るディスク駆動装置10の断面図である。ディスク駆動装置10は、モータ1と、アクセス部11と、これらを内部に収容する箱状のハウジング12と、を含む。モータ1は、高さが数mmから十数mmのスリム型である。モータ1では、チャッキング装置5がディスク9の中央孔91に嵌り、チャッキング装置5によりディスク9が固定される。アクセス部11は、ヘッド111と、ヘッド移動機構112と、を含む。ヘッド111は、ディスク9に対する情報の読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を行う光ピックアップ機構である。ディスク9として、例えば、ブルーレイディスクが利用される。他の種類の光ディスクが利用されてもよい。
ヘッド移動機構112は、ヘッド111をモータ1およびディスク9に対して移動する。ヘッド111は、光出射部と、受光部とを有する。光出射部は、ディスク9の下面に向けてレーザ光を出射する。受光部は、ディスク9からの反射光を受光する。ハウジング12は、ディスク駆動装置10内へのディスク9の取り付けおよび取り出し時に開閉する蓋部121を上部に有する。ディスク駆動装置10では、モータ1によりディスク9が回転し、ヘッド移動機構112がヘッド111を所要の位置へと移動する。
図2はモータ1の縦断面図である。ディスク9を二点鎖線にて示している。モータ1は、固定組立体である静止部2と、回転組立体である回転部4と、チャッキング装置5と、を含む。回転部4は、静止部2の上方に位置する。静止部2は、回転部4を、中心軸J1を中心として回転可能に支持する。チャッキング装置5は、回転部4の上部に設けられる。
静止部2は、略板状の取付板21と、ステータ22と、スリーブ23と、ブッシュ24と、スペーサ25と、回路基板26と、環状の予圧マグネット27と、を含む。取付板21は金属にて形成される。取付板21の中央部210には、ブッシュ24が固定される。中央部210は、上方に突出する台状に曲げられた部位であり、折り曲げにより剛性が向上される。
ブッシュ24は、有底略円筒状であり、スリーブ23の外周を覆う。これにより、スリーブ23は、ブッシュ24に収容される。ステータ22は、スペーサ25を介してブッシュ24の周囲に配置される。ステータ22は、ステータコア221と、ステータコア221上に形成された複数のコイル222と、を含む。ステータコア221は、積層鋼板にて形成される。回路基板26は、取付板21上に配置される。予圧マグネット27は、ステータコア221のコイル222よりも径方向内側の部位の上面上に配置される。
回転部4は、有蓋略円筒状のロータホルダ41と、ロータマグネット42と、シャフト43と、環状ラバー44と、を含む。ロータホルダ41は、磁性材料にて形成され、ステータ22を覆う。ロータホルダ41は、ステータ22の上側にてシャフト43の上部に固定される。ロータホルダ41は、蓋部と、円筒部412と、円筒状のシャフト固定部413と、を含み、蓋部はディスク載置部411になっている。ディスク載置部411は、中心軸J1に略垂直であり、チャッキング装置5の周囲に広がる。チャッキング装置5は、シャフト43の上部に設けられる。
環状ラバー44は、ディスク載置部411の上面の外周に設けられる。ディスク9は、環状ラバー44を介して間接的にディスク載置部411上に載置される。予圧マグネット27は、ディスク載置部411と軸方向に対向する。予圧マグネット27とディスク載置部411との間に磁気的吸引力が作用することにより、静止部2と回転部4との間に予圧が与えられる。これにより、回転部4の回転が安定する。
円筒部412は、ディスク載置部411の外縁部から下方に延びる。円筒部412の内周面の内側には、ロータマグネット42が配置される。ロータマグネット42は、円筒部412に直接的に固定されてもよく、間接的に固定されてもよい。ステータ22は、ロータマグネット42の径方向内側に配置される。モータ1の駆動時には、ロータマグネット42とステータ22との間にて、磁気的作用が生じる。シャフト固定部413は、ディスク載置部411の中央に設けられる。シャフト固定部413には、シャフト43の上部が挿入される。シャフト43は、スリーブ23が有する孔に挿入される。シャフト43およびロータホルダ41は、スリーブ23により中心軸J1を中心として回転自在に支持される。
チャッキング装置5は、センタケース51と、複数の爪部材52と、複数のコイルバネ53と、複数の調芯爪54と、を含む。爪部材52は、周方向に配列されるとともに、センタケース51から径方向外方へ突出する。コイルバネ53は、センタケース51内に収容されて、爪部材52を径方向外方へと押す。モータ1では、コイルバネに代えて、ゴム等の他の弾性部材が利用されてもよい。調芯爪54のそれぞれは、隣接する2つの爪部材52の間に配置される。
ディスク9がディスク載置部411上に固定される際には、ディスク9が爪部材52に当接することにより、爪部材52の先端が下降するとともに、径方向内方へと移動する。ディスク9は、調芯爪54により中心軸J1に中心を合わせつつ、ディスク載置部411上に載置される。このとき、爪部材52の先端が、ディスク9の上側に移動するとともに、コイルバネ53に押されて径方向外方へと戻される。ディスク9は、爪部材52により径方向外方および下方へと向かう力を受けて、ディスク載置部411上に固定される。
図3は、スリーブ23近傍を拡大して示す図である。スリーブ23は、含油性の多孔質焼結金属体により形成される。ブッシュ24は、磁性材料をプレス加工することにより成型される。これにより、ブッシュ24は安価に製造可能である。ブッシュ24は、略円筒状のブッシュ円筒部241と、ブッシュ底部242と、を含む。ブッシュ円筒部241には、スリーブ23が挿入される。ブッシュ底部242は、ブッシュ円筒部241の下端を塞ぐ。
ブッシュ底部242は、底部周辺部31と、中央凹部32と、を含む。底部周辺部31は、ブッシュ円筒部241の下端から径方向内方に広がる。中央凹部32は、底部周辺部31の径方向内側にて下方へと窪む。換言すれば、ブッシュ底部242は、段差を有する。これにより、平らな底部を有する場合と比べて、ブッシュ24の下部の剛性が向上する。中央凹部32の底面には、円板状のスラストプレート33が配置される。スラストプレート33は樹脂にて形成される。シャフト43の下端は、スラストプレート33の上面に接する。これにより、シャフト43は軸方向に支持される。
底部周辺部31上には抜止部34が配置される。抜止部34は、板状かつ円環状である。抜止部34は樹脂にて形成される。なお、抜止部34は、環状であれば、円環状には限定されず、完全な環状にも限定されない。例えば、C字状であってもよい。シャフト43の下部は、外周に沿って形成された溝部231を含む。溝部231は、全周に亘って中心軸J1に向かって窪む。溝部231の底面の直径、すなわち、最小径は、抜止部34の内径よりも小さい。シャフト43の直径は、抜止部34の内径よりも大きい。したがって、抜止部34の内縁部は、溝部231内に位置する。
一方、抜止部34の内縁部よりも外側の部位は、底部周辺部31とスリーブ23の下端との間に上下から挟まれるようにして位置する。抜止部34の一部が底部周辺部31とスリーブ23との間に位置することにより、抜止部34の軸方向の移動が制限される。また、抜止部34の内縁部と溝部231とが接することにより、シャフト43がスリーブ23から抜けることが防止される。
取付板21の中央部210は、略円筒状の固定円筒部61と、環状上板部62と、環状周辺部63と、を含む。以下、取付板21の中央部210以外の部位を、取付部64と呼ぶ。固定円筒部61には、ブッシュ円筒部241の下部が圧入される。環状上板部62は、固定円筒部61の上部から径方向外方に広がる。環状周辺部63は、環状上板部62の外縁から下方に向かう。正確には、環状周辺部63は、環状上板部62の外縁から下方に向かいつつ、僅かに径方向外方へと向かう。取付部64は、環状周辺部63の下部から径方向外方へと広がる。設計時において、中央部210の上方への突出量を変更することにより、ステータ22の軸方向の位置を容易に変更することができる。
図4に示すように、ブッシュ円筒部241の外周面には、環状のスペーサ25の内周面が接するようにして、スペーサ25が固定される。スペーサ25は、樹脂にて形成される。スペーサ25の外周面と、ステータコア221の内周面とは接触する。これにより、ステータコア221の中心を中心軸J1上に容易に位置させることができる。ブッシュ円筒部241は、上端に、径方向外方に突出するフランジ部35、を含む。フランジ部35は、絞り加工にて成型されることにより、十分な強度を確保できる。スペーサ25の外径は、フランジ部35の外径よりも大きい。
ステータコア221は、環状のコアバック71と、複数のティース72と、を含む。ティース72は、コアバック71から径方向外方へと延びる。ティース72上には絶縁部材73を介してコイル222が形成されている。絶縁部材73は、塗膜であっても樹脂成型品であってもよい。コイル222は、絶縁部材73上に形成される。コアバック71の上面および下面上には、絶縁部材73は存在しない。コアバック71の下面と環状上板部62の上面とは、接着剤にて固定される。換言すれば、コアバック71の下面は、環状上板部62の上面に実質的に直接的に接触する。これにより、ステータ22にて生じた熱を取付板21を介して除去することができる。ステータ22の振動も抑制される。また、接着剤を用いることにより、スペーサ25が樹脂であっても、取付板21によりステータコア221を強固に固定することができる。コアバック71の下面は、環状上板部62の上面に間接的に接触することにより、ステータ22の振動が低減されてもよい。コアバック71の外径は環状上板部62の外径よりも大きい、または、等しい。
予圧マグネット27は、コアバック71の上面上に、絶縁部材73を介することなく直接接触する。モータ1では、コアバック71が予圧マグネット27のヨークとして利用される。予圧マグネット27の上面の軸方向の位置は、フランジ部35の上面の軸方向の位置と同じである。予圧マグネット27を平面視した際の面積を大きくするために、予圧マグネット27の内周面は、ステータコア221の内周面よりも径方向内側に位置する。予圧マグネット27の内周面の一部のみがステータコア221の内周面よりも径方向内側に位置してもよい。予圧マグネット27の上面は、スペーサ25の上端よりも上方に位置する。また、予圧マグネット27の軸方向の厚さは、フランジ部35の外周部の軸方向の厚さよりも大きい。これにより、予圧マグネット27のパーミアンス係数を大きくすることができ、グレードの低いマグネットを用いても減磁が抑制される。
図5は、予圧マグネット27およびフランジ部35を上方から見た図である。予圧マグネット27は円環状である。予圧マグネット27は、周方向において一定の周期にて着磁される。図5に示す例では、予圧マグネット27の上面には、2つのN極と2つのS極とが交互に位置する。軸方向に関しては、N極とS極とが上下に位置する。なお、上部全体がN極およびS極の一方の極に一様に着磁され、下部全体が他方の極に一様に着磁されてもよい。
予圧マグネット27の中心は、中心軸J1から離れる。予圧マグネット27の内周面は、フランジ部35の外周面の一部のみと接する。これにより、多数製造されるモータ1において、中心軸J1に対する予圧マグネット27の偏りを容易に一定とすることができる。その結果、ディスク載置部411と予圧マグネット27との間に生じる予圧のばらつきを低減することができる。好ましくは、予圧マグネット27は、周方向における磁極の中央が、ブッシュ円筒部241に接するように配置される。予圧マグネット27とブッシュ円筒部241とは、磁極の中央で強く引き合うため、予圧マグネット27をこのように配置することにより、多数製造されるモータ1における予圧のばらつきをさらに低減することができる。
なお、予圧を効果的に得るためには、ブッシュ円筒部241の径方向の厚さはブッシュ円筒部241の外周面からフランジ部35が突出する距離よりも大きいことが好ましい。また、予圧マグネット27の内周面とフランジ部35の外周面との間の径方向の最大距離は、ブッシュ円筒部241の外周面からフランジ部35が突出する距離よりも小さいことが好ましい。
図4に示すように、ステータコア221は、軸方向に積層された複数の磁性鋼板70にて構成される。各磁性鋼板70は、プレスにて成型される。各磁性鋼板70が成型される際には、図4に示す状態において、コアバック71に対応する部位の内端よりも内側の部位が、コアバック71に対応する部位に対して相対的に上方へと打ち抜かれている。したがって、磁性鋼板70の内周において、下側のエッジが断面において僅かに滑らかに湾曲している。上側のエッジは断面において鋭利になっている。これにより、磁性鋼板70の内端に生じるバリが取付板21と干渉することを防止することができ、ステータ22の軸方向の位置を正確に決定することができる。また、後述するように、ステータ22をスペーサ25の上方から容易に取り付けることができる。
図6は、ブッシュ24の下部および取付板21の中央部210を拡大して示す図である。以下の説明では、固定円筒部61の内周面とブッシュ円筒部241の外周面との間において、軸方向に広がる接触領域を、「ブッシュ圧入領域」と呼ぶ。図6では、ブッシュ圧入領域の軸方向の範囲を、符号81にて示す。スリーブ23の外周面とブッシュ円筒部241の内周面との間において、軸方向に広がる接触領域を、「スリーブ固定領域」と呼ぶ。スリーブ固定領域の軸方向の範囲を、符号82にて示す。スリーブ23の内周面とシャフト43の外周面との間のシャフト43を支持する間隙を、「ラジアル間隙」と呼ぶ。ラジアル間隙の軸方向の範囲を、符号83にて示す。また、環状上板部62の軸方向における存在範囲に符号84を付す。
モータ1では、固定円筒部61の下端611は、ブッシュ圧入領域81の下端よりも下方に位置する。ブッシュ圧入領域81の下部は、ブッシュ24において剛性が高い部位であり、かつ、下端611を下方に位置させることにより、ブッシュ圧入領域81の軸方向長さを十分に長くすることができ、ブッシュ24と取付板21との間の剛性を向上することができる。その結果、ブッシュ24が傾くことが、防止または低減される。また、スリーブ固定領域82の下端およびラジアル間隙83の下端が、ブッシュ圧入領域81の上端よりも上側に位置する。これにより、圧入によるブッシュ円筒部241の変形によるスリーブ23の内周面の変形が防止され、軸受性能の低下が防止される。なお、スリーブ固定領域82の下端およびラジアル間隙83の下端の少なくとも一方がブッシュ圧入領域81の上端よりも上側に位置すれば、スリーブ23の内周面の変形は防止可能である。
スリーブ23は、スリーブ固定領域82よりも下側において、ブッシュ円筒部241の内周面から径方向内方に離れる。これにより、スリーブ23の下端を下方に位置させることができ、抜止部34の移動範囲を小さく抑えることができる。さらに、スリーブ23は、ラジアル間隙83よりも下側において、シャフト43の外周面から径方向外方に離れる。モータ1では、ブッシュ24にスリーブ23が圧入されてから、スリーブ23の内周面のサイジングが行われる。上記構造により、サイジングバーがスリーブ23を十分に貫通させることができない場合であっても、ラジアル間隙83全体におけるスリーブ23の内周面のサイジングを行うことが可能となる。さらに、スリーブ23の内周面の下部が傾斜面であることにより、シャフト43とスリーブ23の下部との間にオイルバッファが構成される。
モータ1では、ブッシュ圧入領域81の上端の軸方向における位置が、環状上板部62の軸方向における存在範囲84内に位置する。中央部210では、環状上板部62と固定円筒部61との間において剛性が高い。したがって、上記構造により、ブッシュ24と取付板21との間の剛性がさらに向上する。
スペーサ25は樹脂であるため、スペーサ25へのブッシュ24の圧入時およびステータ22の取り付け時に、ブッシュ24の変形を防止することができる。また、ブッシュ24とスペーサ25との固有振動数が大きく異なるため、モータ1の振動および騒音を抑制することができる。スペーサ25により、ステータ22にて発生した熱がブッシュ24に伝わりづらく、軸受機構の寿命を向上することができる。
図7は、モータ1の組立の流れを示す図である。まず、スリーブ23、ブッシュ24、取付板21、ステータ22、回転部4等の各種部品や組立体を準備する(ステップS11)。なお、ブッシュ24および取付板21は、板部材のプレス加工により成型する。
次に、略環状のスペーサ25にブッシュ24を圧入する(ステップS12)。これにより、ブッシュ円筒部241の外周面にスペーサ25を配置する。スペーサ25の外径は、フランジ部35の外径よりも大きい。ブッシュ24にスリーブ23を圧入する(ステップS13)。ステップS13はステップS12よりも前に行ってもよい。ただし、スリーブ23の圧入の前に、スラストプレート33および抜止部34がブッシュ24の底部に配置される。取付板21をブッシュ円筒部241の下部に対して下方から嵌める(ステップS14)。これにより、ブッシュ円筒部241の下部を固定円筒部61内に圧入する。
ステータ22のステータコア221をスペーサ25の外周面に上方から嵌める(ステップS15)。換言すれば、ステータ22を下方へと移動しつつ、ブッシュ24、スペーサ25等の組立体をステータコア221の中央の孔に挿入する。スペーサ25により、ステータコア221の中心とブッシュ24の中心とは容易に一致する。モータ1では、スペーサ25の外周面の直径およびステータコア221の内周面の直径が、フランジ部35の外周面の直径よりも大きいため、ステータ22を上方から取り付けることが実現される。また、スペーサ25の外周面の上部には、下方に向かって径方向外方へと向かう傾斜面が設けられ、ステータ22の取り付けを容易に行うことができる。
最後に、スリーブ23に回転部4のシャフト43を挿入する(ステップS16)。このとき、抜止部34は弾性変形し、シャフト43の溝部231内に抜止部34の一部が入り込む。なお、上記組立作業において、ステータ22、スリーブ23、ブッシュ24、スペーサ25間における挿入は、圧入であっても、圧入を伴わない挿入であってもよい。
図8はスペーサ25の他の例を示す断面図である。スペーサ25以外の構造は、図2と同様である。図8のスペーサ25は、インサート成型にてブッシュ円筒部241の外周面上に成型される。スペーサ25はフランジ部35の下端に接し、予圧マグネット27との干渉を避けるために、上面が径方向外方に向かって下方へと傾斜する。スペーサ25がインサート成型にて設けられる工程は、図7のステップS12に代えて行われる。この場合、ステップS12はステップS13の前に行われる。
図9は、ブッシュ円筒部241の他の例を示す断面図である。図9においても予圧マグネット27の中心は中心軸J1から離れている。図9は、フランジ部35と予圧マグネット27とが接する位置での断面を示す。
図9のブッシュ円筒部241では、フランジ部35の外周面の上部が、上方に向かって径方向内方へと傾斜する傾斜面351である。すなわち、ブッシュ円筒部241の外周面の上端が、上方に向かって径方向内方へと向かう傾斜面351を含む。既述のように、予圧マグネット27の上部はN極およびS極の一方の極に着磁されており、下部は他方の磁極に着磁されている。傾斜面351の下端は、予圧マグネット27の軸方向中央よりも下にて予圧マグネット27の内周面に接する。フランジ部35の外周面の下部は、図9の断面位置において予圧マグネット27の内周面に接する。
したがって、予圧マグネット27の少なくとも軸方向中央から上端までの部位が、全周においてブッシュ円筒部241から離れる。換言すれば、予圧マグネット27の少なくとも軸方向中央から上端までの部位と、ブッシュ円筒部241との間に、全周において間隙が存在する。これにより、予圧マグネット27、フランジ部35、ディスク載置部411を経由して予圧マグネット27に戻る磁気ループが形成され、予圧マグネット27による予圧を効果的に得ることができる。すなわち、ブッシュ円筒部241の上部が、予圧マグネット27のヨークとして機能する。
なお、予圧マグネット27の少なくとも軸方向上端と、ブッシュ円筒部241との間に、全周において間隙が存在するのみであってもよい。この場合においても、予圧マグネット27の周方向の一部が軸方向全体においてブッシュ円筒部241と接する場合に比べて、予圧を向上することができる。
図9においても、図4と同様に、予圧マグネット27の軸方向の厚さが、傾斜面351を含むフランジ部35の外周部の軸方向の厚さよりも大きい。これにより、予圧マグネット27をディスク載置部411に近づける設計が容易となり、予圧効果を容易に得ることができる。予圧を効果的に得るためには、予圧マグネット27の内周面と傾斜面351の下端との径方向の最大距離が、傾斜面351の径方向の幅以下であることが好ましい。
図10は、ブッシュ円筒部241のさらに他の例を示す断面図である。図10においても予圧マグネット27の中心は中心軸J1から離れている。図10は、ブッシュ円筒部241と予圧マグネット27とが接する位置での断面を示す。
図10に示すブッシュ円筒部241ではフランジ部35は設けられない。これにより、予圧マグネット27の径方向の幅を大きくすることができる。ブッシュ円筒部241の外周面の上端は、上方に向かって径方向内方へと向かう傾斜面351を含む。傾斜面351の下端は、ブッシュ円筒部241の外周面の円筒面状の部位に接続する。図9の場合と同様に、傾斜面351の下端は、予圧マグネット27の軸方向中央よりも下にて予圧マグネット27の内周面に接する。したがって、予圧マグネット27の少なくとも軸方向中央から上端までの部位が、全周においてブッシュ円筒部241から離れる。その結果、予圧マグネット27、ブッシュ円筒部241の上部、ディスク載置部411を経由して予圧マグネット27に戻る磁気ループが形成され、予圧マグネット27による予圧を効果的に得ることができる。
図10のブッシュ24も、板部材からのプレスにより成型される。傾斜面351が設けられることにより、ブッシュ円筒部241の上端の外周面の直径は、上端よりも下側における外周面の直径よりも小さい。これにより、スペーサ25を用いることなく、ステータ22を上方からブッシュ円筒部241の外周面に固定することができる。また、スペーサ25を用いることなく、ステータ22の中心を中心軸J1に一致させることができる。
図11は、ブッシュ円筒部241のさらに他の例を示す断面図である。図11のブッシュ円筒部241の外周面は、上端まで直径が一定の円筒面である。図11においても予圧マグネット27の中心は中心軸J1から離れている。図11は、ブッシュ円筒部241と予圧マグネット27とが接する位置での断面を示す。
図11のブッシュ24も、板部材からのプレスにより成型される。ブッシュ円筒部241の上端の外周面の直径は、上端よりも下側における外周面の直径と同じであることから、スペーサ25を用いることなく、ステータ22を上方からブッシュ円筒部241の外周面に配置することができる。
なお、上記のいずれの実施形態においても、予圧マグネット27の上面の軸方向の位置はブッシュ円筒部241の上端の軸方向の位置と一致してもよいが、好ましくは、予圧マグネット27の上面はブッシュ円筒部241の上端よりも上方に位置する。これにより、予圧マグネット27をディスク載置部411に近づける設計が容易となり、予圧を安定して得ることができる。
図12は、予圧マグネット27の他の例を示す平面図である。予圧マグネット27は環状の楕円である。予圧マグネット27とフランジ部35とは、2つの位置271にて接する。これらの位置271は、当然に、周方向において180°未満の範囲内に存在する。その結果、予圧マグネット27とフランジ部35との間には径方向に大きな力が作用せず、予圧マグネット27の破損が防止される。なお、図5の場合は予圧マグネット27とフランジ部35とは1つの位置にて接する。
予圧マグネット27とブッシュ円筒部241(フランジ部35が存在する場合はフランジ部35)とは面接触、すなわち、平面視した場合に線状に接触してもよい。この場合であっても、接触領域の全体が、周方向において180°未満の範囲内に存在することにより、予圧マグネット27の位置、すなわち、予圧マグネット27の中心軸J1からのずれ量を容易に決定することができ、予圧のばらつきを容易に低減することができる。また、予圧マグネット27はブッシュ円筒部241に対して軽圧入の状態とはならず、予圧マグネット27の破損を防止することができる。
図13は、取付板21の中央部210の他の例を示す断面図である。中央部210では、環状上板部62が段差状の部位となっている。具体的には、固定円筒部61の上部から径方向外方へと広がり、上方へと延びてさらに径方向外方へと広がる。したがって、環状上板部62の軸方向における存在範囲84は、図6の場合よりも広い。
図6と同様に、図13においても、固定円筒部61の下端611は、ブッシュ圧入領域81の下端よりも下方に位置する。スリーブ固定領域82の下端およびラジアル間隙83の下端は、ブッシュ圧入領域81の上端よりも上側に位置する。ブッシュ圧入領域81の上端の軸方向における位置は、環状上板部62の軸方向における存在範囲84内に位置する。
図14はスペーサ25のさらに他の例を示す断面図である。図15は、フランジ部35、スペーサ25の上部251および予圧マグネット27を示す平面図である。スペーサ25もインサート成型にてブッシュ円筒部241の外周面上に成型される。スペーサ25の上部251は、フランジ部35の外周面を覆う。予圧マグネット27は、スペーサ2の上部251に嵌るようにしてステータコア221上に配置される。スペーサ25とディスク載置部411との干渉を避けるために、予圧マグネット27の上面は、スペーサ25の上端よりも上方に位置する。予圧マグネット27の上面は、スペーサ25の上端と軸方向の位置が同じであってもよい。
図14および図15のスペーサ25においても、予圧マグネット27の中心は中心軸J1から離れている。予圧マグネット27をこのように配置できるように、スペーサ25の上部251の外周面の中心は中心軸J1から離れている。スペーサ25の上部の外周面が予圧マグネット27の内周面と接することにより、予圧マグネット27の径方向の位置を容易に決定することができる。
なお、図16に示すようにスペーサ25の上部251の外周面の中心は、中心軸J1に一致してもよい。この場合においても、予圧マグネット27の内周面が、スペーサ25の上部251の外周面の一部のみと接することにより、中心軸J1に対する予圧マグネット27の偏りを容易に一定とすることができる。
図17はスペーサ25のさらに他の例を示す断面図である。スペーサ25はインサート成型にてブッシュ円筒部241の外周面上に成型される。スペーサ25の上部251は、フランジ部35の外周面を覆う。スペーサ25の外周面は円筒状である。ステータコア221はスペーサ25の外周面に嵌り、予圧マグネット27もスペーサ25の外周面に嵌る。ステータコア221の内周面および予圧マグネット27の内周面の直径は同じであり、かつ、中心が一致する。
このように、スペーサ25を利用して、ステータ22および予圧マグネット27の位置決めを行ってもよい。これにより、簡素に位置決めを行うことができる。また、図17では、ステータ22と予圧マグネット27とを同時にスペーサ25に嵌めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
予圧マグネット27は、他の部材を介してステータコア221上に間接的に配置されてもよい。すなわち、予圧マグネット27はステータコア221の上方に配置される。予圧マグネット27は、円形や楕円以外の環状であってもよい。
ブッシュ円筒部241の外周面の上部に傾斜面351を設けるのではなく、予圧マグネット27に上方に向かうに従って径方向外方へと傾斜する傾斜面が設けられてもよい。なお、予圧マグネット27の上端とブッシュ円筒部241とは、傾斜面ではなく、段差等により、離れてもよい。
スリーブ23の内周面の下部は、傾斜面ではなく段差が設けられてもよい。スリーブ23の外周面の下部は、段差ではなく傾斜面が設けられてもよい。
スペーサ25は全周に存在する必要はなく、例えば、平面視においてC字状であってもよい。ブッシュ24の底部には中央凹部32が設けられなくてもよい。例えば、ブッシュ24の底部は平板状であってもよい。
上記実施形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせられてよい。
本発明は、ディスク駆動装置のモータとして特に適している。しかし、これに限られず、様々な他の用途のモータとしても利用可能である。
1 モータ
2 静止部
4 回転部
5 チャッキング装置
9 ディスク
10 ディスク駆動装置
11 アクセス部
12 ハウジング
21 取付板
22 ステータ
23 スリーブ
24 ブッシュ
25 スペーサ
27 予圧マグネット
31 底部周辺部
32 中央凹部
34 抜止部
35 フランジ部
41 ロータホルダ
42 ロータマグネット
43 シャフト
61 固定円筒部
62 環状上板部
63 環状周辺部
64 取付部
70 磁性鋼板
71 コアバック
72 ティース部
81 ブッシュ圧入領域
82 スリーブ固定領域
83 ラジアル間隙
221 ステータコア
222 コイル
231 溝部
241 ブッシュ円筒部
242 ブッシュ底部
411 ディスク載置部(蓋部)
J1 中心軸
S11〜S16 ステップ

Claims (23)

  1. 回転部と、
    前記回転部を、中心軸を中心として回転可能に支持する静止部と、
    を備え、
    前記回転部が、
    シャフトと、
    ロータマグネットと、
    を備え、
    前記静止部が、
    前記シャフトが挿入される孔を備え、前記シャフトを回転自在に支持するスリーブと、
    前記スリーブを覆う有底略円筒状のブッシュと、
    前記ブッシュが固定される取付板と、
    前記ロータマグネットの径方向内側にて前記ブッシュの周囲に配置されるステータと、
    を備え、
    前記ステータが、
    ステータコアと、
    コイルと、
    を備え、
    前記ブッシュが、
    前記スリーブが挿入される略円筒状のブッシュ円筒部と、
    前記ブッシュ円筒部の下端を塞ぐブッシュ底部と、
    を備え、
    前記取付板が、
    前記ブッシュ円筒部の下部が圧入される略円筒状の固定円筒部と、
    前記固定円筒部の上部から径方向外方に広がる環状上板部と、
    前記環状上板部の外縁から下方に向かう環状周辺部と、
    前記環状周辺部の下部から径方向外方に広がる取付部と、
    を備え、
    前記固定円筒部の下端が、前記固定円筒部の内周面と前記ブッシュ円筒部の外周面との間のブッシュ圧入領域の下端よりも下方に位置し、
    前記スリーブの外周面と前記ブッシュ円筒部の内周面との間のスリーブ固定領域の下端、および、前記スリーブの内周面と前記シャフトの外周面との間の前記シャフトを支持するラジアル間隙の下端の少なくとも一方が、前記ブッシュ圧入領域の上端よりも上側に位置する、モータ。
  2. 前記ブッシュ圧入領域の上端の軸方向における位置が、前記環状上板部の軸方向における存在範囲内に位置する、請求項1に記載のモータ。
  3. 前記スリーブが、前記スリーブ固定領域よりも下側において、前記ブッシュ円筒部の前記内周面から径方向内方に離れる、請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記スリーブが、前記ラジアル間隙よりも下側において、前記シャフトの前記外周面から径方向外方に離れる、請求項1ないし3のいずれかに記載のモータ。
  5. 前記静止部が、環状の抜止部、を備え、
    前記シャフトの下部が、外周に沿って形成された溝部、を備え、
    前記溝部内に前記抜止部の内縁部が位置し、
    前記ブッシュ底部が、
    前記ブッシュ円筒部の下端から径方向内方に広がる底部周辺部と、
    前記底部周辺部の内側にて下方へと窪む中央凹部と、
    をさらに備え、
    前記底部周辺部と前記スリーブの下端との間に、前記抜止部の一部が位置する、請求項1ないし4のいずれかに記載のモータ。
  6. 前記ステータコアが、
    環状のコアバックと、
    前記コアバックから径方向外方に延び、絶縁部材を介して前記コイルが形成される複数のティース部と、
    を備え、
    前記コアバックの下面が、前記環状上板部の上面に直接的または間接的に接触する、請求項1ないし5のいずれかに記載のモータ。
  7. 前記ステータコアが、軸方向に積層された複数の磁性鋼板にて構成され、
    前記複数の磁性鋼板のそれぞれが、プレスにて成型され、
    前記複数の磁性鋼板のそれぞれにおいて、前記コアバックに対応する部位の内端よりも内側の部位が、前記コアバックに対応する部位に対して相対的に上方へと打ち抜かれている、請求項6に記載のモータ。
  8. 前記コアバックの前記下面上に絶縁部材が存在せず、
    前記コアバックの前記下面が、前記環状上板部の前記上面に直接的に接触する、請求項6または7に記載のモータ。
  9. 前記静止部が、前記ブッシュ円筒部の前記外周面に固定される略環状のスペーサ、をさらに備え、
    前記ブッシュ円筒部が、上端に、径方向外方に突出するフランジ部、を備え、
    前記スペーサの外径が、前記フランジ部の外径よりも大きく、
    前記スペーサの外周面と、前記ステータコアの内周面とが接触する、請求項1ないし8のいずれかに記載のモータ。
  10. 前記スペーサが樹脂にて形成され、
    前記ステータコアと前記環状上板部とが接着剤にて固定される、請求項9に記載のモータ。
  11. 前記スペーサが、インサート成型にて前記ブッシュの前記外周面上に成型される、請求項9または10に記載のモータ。
  12. 前記回転部が、前記ステータの上側にて前記シャフトの上部に固定される有蓋略円筒状のロータホルダ、をさらに備え、
    前記ロータホルダが、磁性材料にて形成され、
    前記静止部が、前記ステータコアの前記コイルよりも径方向内側の部位の上方に配置され、前記ロータホルダの蓋部と軸方向に対向する環状の予圧マグネット、をさらに備え、
    前記予圧マグネットの上面が、前記スペーサの上端よりも上方に位置する、または、これらの軸方向における位置が同じである、請求項9ないし11のいずれかに記載のモータ。
  13. 前記予圧マグネットが、絶縁部材を介することなく前記ステータコアに直接接触する、請求項12に記載のモータ。
  14. 前記予圧マグネットの内周面の少なくとも一部が、前記ステータコアの内周面よりも径方向内側に位置する、請求項12または13に記載のモータ。
  15. 前記予圧マグネットの上面が、前記ブッシュ円筒部の前記上端よりも上方に位置する、請求項12ないし14のいずれかに記載のモータ。
  16. 前記予圧マグネットの軸方向の厚さが、前記フランジ部の外周部の軸方向の厚さよりも大きい、請求項12ないし15のいずれかに記載のモータ。
  17. 前記スペーサの上部の外周面が、前記予圧マグネットの内周面と接する、請求項12ないし16のいずれかに記載のモータ。
  18. 前記ステータコアの内周面および前記予圧マグネットの内周面の直径が同じであり、かつ、中心が一致する、請求項17に記載のモータ。
  19. 前記予圧マグネットが、円環状であり、周方向において一定の周期にて、または、一様に着磁され、
    前記予圧マグネットの中心が、前記中心軸から離れ、
    前記予圧マグネットの内周面が、前記スペーサの上部の外周面の一部のみと接する、請求項12ないし16のいずれかに記載のモータ。
  20. 前記予圧マグネットが、円環状であり、周方向において一定の周期にて、または、一様に着磁され、
    前記予圧マグネットの中心が、前記中心軸から離れ、
    前記予圧マグネットの内周面が、前記フランジ部の外周面の一部のみと接する、請求項12ないし16のいずれかに記載のモータ。
  21. 前記シャフトの上部に設けられ、ディスクの中央孔に嵌り合うチャッキング装置、をさらに備える、請求項1ないし20に記載のモータ。
  22. ディスクを回転させる請求項21に記載のモータと、
    前記ディスクに対して情報の読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を行うアクセス部と、
    前記モータおよび前記アクセス部を収容するハウジングと、
    を備える、ディスク駆動装置。
  23. a)上端に径方向外方に突出するフランジ部を有するブッシュ円筒部と、前記ブッシュ円筒部の下端を塞ぐブッシュ底部と、を備える、板部材のプレス加工にて成型されたブッシュを準備する工程と、
    b)略円筒状の固定円筒部と、前記固定円筒部の上端から径方向外方に広がる環状上板部と、前記環状上板部の外縁から下方に向かう環状周辺部と、前記環状周辺部の下端から径方向外方に広がる取付部と、を備える、板部材のプレス加工にて成形された板部材を準備する工程と、
    c)前記ブッシュ円筒部の外周面に、前記フランジ部より外径が大きい略環状のスペーサを配置する工程と、
    d)前記c)工程の前または後に、前記ブッシュに、スリーブを挿入する工程と、
    e)前記取付板を、前記ブッシュ円筒部の下部に対して下方から嵌めることにより、前記下部を前記固定円筒部内に圧入する工程と、
    f)ステータのステータコアを前記スペーサの外周面に上方から嵌める工程と、
    g)前記スリーブにシャフトを挿入する工程と、
    を備える、モータの製造方法。
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