JP4413903B2 - 多値位相変調信号用光受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、M(M=2:nは自然数)個の符号を多重した光差動位相シフトキーイング信号を受信して復号する光受信装置に関し、特に、光受信装置に備えられた干渉計の光学特性と信号光の中心周波数との関係を最良に制御することのできる光受信装置に関するものである。
従来、光伝送システムに用いる伝送方式として、非線形耐力が高いDPSK(Differential Phase Shift Keying)方式が検討されており、DPSKで変調された光信号(以下DPSK信号と呼ぶ)を受信する際には、光干渉計を用いて位相変調を強度変調に変換して直接検波するようにしている。そして、光干渉計としてマッハツェンダ干渉計(MZI)を用いてダブルバランスドレシーバで差動受光する方式が主に用いられている。
ところで、DPSK信号を正確に復調するためには、MZIにおける干渉ピークの波長と送信信号(DPSK信号)の中心波長との関係が一定となるように制御する必要があり、例えば、送信信号において中心波長にドリフトが生じるか又はMZIの環境温度が変動して、両者にずれが生じた際には、速やかにこのずれを検出し、補正制御を行う必要がある。
一方、MZIの干渉ピークにおける波長を制御するため、アームに備えられたヒータによって加熱を行うようにしたものがあり(特許文献1参照)、また、DPSK信号の中心波長とMZIの干渉ピークとをトラッキングするようにしたものがある(特許文献2参照)。
ここで、図6を参照して、特許文献2に記載された光受信装置について概説する。ここでは、DPSK信号は隣接ビット間の光位相が0又はπであり、図6において、縦軸は各々の場合(つまり、光位相が0又はπの場合)について、差動受光後の信号強度を示し、横軸はMZIに備えられた2つの導波路の位相差を示している。実際には、図示の位相差に1ビット分の遅延時間が加わるが、便宜上以下の説明では省略する。
ΔφM=0の時、図示のように、受光した信号のアイ開口は最良となり、差動受光後の信号強度の絶対値は最大値1となる。従って、信号強度の絶対値が1より減少すると、ΔφMが最適値からずれたと判定することができるものの、ΔφMが不足であるか過剰であるかを判定することはできない。このため、特許文献2に記載された光受信装置では、ディザ信号によってΔφMに微小な増減を与えている。これによって、ΔφMが不足する領域においては、ΔφMが僅かに増加すると差動受光後の信号強度の絶対値も僅かに増加し、ΔφMが僅かに減少すると、信号強度の絶対値が僅かに減少する。
一方、ΔφMが過剰な領域においては、この関係が逆転し、ΔφMが僅かに増加すると信号強度の絶対値が僅かに減少し、ΔφMが僅かに減少すると、信号強度の絶対値が僅かに増加する。従って、ディザ信号の位相と信号強度の絶対値の変化との位相を参照すれば、ΔφMを増加されるべきか減少させるべきかを判定することができる。そして、この判定結果に応じてMZIの光導波路を加熱するヒータを制御すれば、最良の受信状態に調整することができる。
特開昭63−52530号公報 国際公開番号WO2005/088876公報
ところが、4値以上の値を多重化する多値差動位相シフトキーイング(DMPSK)信号に上述の光受信装置を用いると、DMPSK信号を受信することが困難となってしまう。例えば、M=4のDQPSK信号は、I成分の2値信号とQ成分の2値信号とが多重化されており、(I成分,Q成分)=(1,1),(0,1),(0,0),(1,0)の4種類の信号に対して、0、π/2、π、3π/2の4種類の隣接ビット間の光位相が対応する(I成分、Q成分と光位相との組み合わせは他の組み合わせでもよい)。ここで、このDQPSK信号における差動受光後の信号強度を図7に示す。
図7においては、ΔφM=π/4及び−π/4の時、アイ開口が最良となるが、上述の光受信装置を用いた際には、信号の振幅が最大となる動作点が最適となって、ΔφM=0又はπ(π/2又は−π/2)の際に隣接ビット間位相差が0とπ(π/2と3π/2)の信号の振幅が最大となり最適動作点となる。しかしながら、ΔφM=π/2又は3π/2(0又はπ)の際の信号強度は0に落ち込んで、アイは正常に開口しない。つまり、従来の光受信装置では、4値以上のDQPSK信号を受信することが難しいという課題がある。
本発明の目的は、DMPSK信号を常に良好に受信することのできる光受信装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、M値(M=2、nは1以上の整数)の多重化された光差動位相シフトキーイング信号を光干渉計を用いて強度変調信号に変換して受信する光受信装置において、前記強度変調信号のハイレベルまたはロウレベルの絶対値をシンボル周期より長い時間Tmに渡ってモニタし信号レベルの平均値を得る平均レベル検出手段と、該信号レベルの平均値が最大となるように前記光干渉計の光路間の遅延時間差を調整する遅延時間調整手段とを有することを特徴とする。
例えば、前記平均レベル検出手段は、前記強度変調信号のハイレベルのみの絶対値をモニタするか、あるいは前記強度変調信号のロウレベルのみの絶対値をモニタするかを外部からのスイッチ操作により任意に選択可能である。
また例えば、前記遅延時間調整手段は前記光干渉計の干渉ピークの波長を周期Tdのディザ信号でディザリングするディザリング手段と、前記信号レベルの平均値が有する周期Tdの変動成分を選択的に取り出す抽出手段と、前記抽出手段の出力と前記ディザ信号との位相比較をする位相比較手段とを有し、前記位相比較の結果に基づいて前記光干渉計の光路間の遅延時間差を増大または減少させて前記信号レベルの平均値が最大となるように調整する。
また、本発明は、M値(M=2、nは1以上の整数)の多重化された光差動位相シフトキーイング信号を光干渉計を用いて強度変調信号に変換して受信する光受信装置において、前記強度変調信号のハイレベルまたはロウレベルの絶対値をシンボル周期より長い時間Tmに渡ってモニタし信号レベルの最大値を得る最大レベル検出手段と、前記信号レベルの最大値が最小となるように前記光干渉計の光路間の遅延時間差を調整する遅延時間調整手段とを有することを特徴とする。
例えば、前記最大レベル検出手段は、前記強度変調信号のハイレベルのみの絶対値をモニタするか、あるいは前記強度変調信号のロウレベルのみの絶対値をモニタするかを外部からのスイッチ操作により任意に選択可能である。
また例えば、前記遅延時間調整手段は前記光干渉計の干渉ピークの波長を周期Tdのディザ信号でディザリングするディザリング手段と、前記信号レベルの最大値が有する周期Tdの変動成分を選択的に取り出す抽出手段と、前記抽出手段の出力と前記ディザ信号との位相比較をする位相比較手段とを有し、前記位相比較の結果に基づいて前記光干渉計の光路間の遅延時間差を増大または減少させて前記信号レベルの最大値が最小となるように調整することを特徴とする。
また、本発明は、M値(M=2、nは1以上の整数)の多重化された光差動位相シフトキーイング信号を光干渉計を用いて強度変調信号に変換して受信する光受信装置において、前記強度変調信号のハイレベルまたはロウレベルの絶対値をシンボル周期より長い時間Tmに渡ってモニタし信号レベルの最小値を得る最小レベル検出手段と、前記信号レベルの最小値が最大となるように前記光干渉計の光路間の遅延時間差を調整する遅延時間調整手段とを有することを特徴とする。
例えば、前記最小レベル検出手段は、前記強度変調信号のハイレベルのみの絶対値をモニタするか、あるいは前記強度変調信号のロウレベルのみの絶対値をモニタするかを外部からのスイッチ操作により任意に選択可能である。
また例えば、前記遅延時間調整手段は前記光干渉計の干渉ピークの波長を周期Tdのディザ信号でディザリングするディザリング手段と、前記信号レベルの最小値が有する周期Tdの変動成分を選択的に取り出す抽出手段と、前記抽出手段の出力と前記ディザ信号との位相比較をする位相比較手段とを有し、前記位相比較の結果に基づいて前記光干渉計の光路間の遅延時間差を増大または減少させて前記信号レベルの最小値が最大となるように調整することを特徴とする。
なお、前記M個の符号が多重化された光差動位相シフトキーイング信号のシンボル周期をTsとした際、前記周期Tdと前記時間TmがTs×M<Tm<Td/2を満たすことが望ましい。
また、本発明では、前記遅延時間調整手段は、前記光干渉計の光導波路を加熱制御して前記光導波路の光路長を変化させるようにしており、この際、前記光路長を前記予め規定された周期で変化させるようにする。例えば、前記ディザリング手段は前記光干渉計の有する少なくとも1つの光導波路を周期Tdで加熱および冷却を繰り返すようにする。
以上のように、本発明では、強度変調信号に応じてその振幅の平均値、最大値、又は最小値を得て、平均値を最大とするか、最大値を最小とするか、又は最小値を最大とするように光干渉計の遅延時間を調整するようにしたので、M個の符号を多重化した光差動位相シフトキーイング信号を、光干渉計の光学特性と光信号の中心周波数との関係を常に最良の状態に保つことができ、その結果、光差動位相シフトキーイング信号を常に良好に受信することができるという効果がある。
次に図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態による光受信装置10を示すブロック図であり、図1において説明を簡単にするためI成分の復調器のみが示されている。DMPSK信号が受光光信号として受信され、光カプラ等の分岐手段によって受光光信号は2つに分岐され、I成分復調器11及びQ成分復調器(図示せず)に与えられる。I成分復調器11及びQ成分復調器ともに動作は同一であるので、以下説明ではI成分復調器11ついて説明する。
図1において、I成分復調器11は、MZI21、バランス型受光器(ダブルバランスドレシーバ)22、アイ開口モニタ部23、統計処理部24、帯域通過フィルタ(BPF)25、同期検波部26、発振器(発振周期=Td)27、及びコントローラ28を有しており、図示の例では、MZI21は第1及び第2の光導波路21a及び21bを有している。そして、第1及び第2の導波路21a及び21bにはそれぞれ第1及び第2のヒータ29a及び29bが備えられ、さらに第1の導波路21aには遅延素子30(遅延時間=τ)が備えられている。
I成分復調器11に与えられた受光光信号はMZI21において位相変調信号から強度変調信号に変換される。MZI21における遅延差(光路長)の動作点は、図7に示すΔφM=π/4で行われる(つまり、I成分の検出はΔφM=π/4で行われる)。なお、Q成分の検出は図7に示すΔφM=−π/4で行われる。従って、ΔφM=π/4の動作点においては、I成分が1(隣接ビット間位相差=0又は3π/2)の際には信号強度が+0.7となり、I成分が0(隣接ビット間位相差=π/2又はπ)の際には信号強度が−0.7となって、I成分が検出される。一方、ΔφM=−π/4の動作点では、Q成分が1(隣接ビット間位相差=0又はπ/2)の際には信号強度が+0.7となり、Q成分が0(隣接ビット間位相差=3π/2又はπ)の際には信号強度が−0.7となって、Q成分が検出される。
第1及び第2の光導波路21a及び21bはそれぞれ第1及び第2のヒータ29a及び29bによってその光路長が制御される。図示の例では、第2のヒータ29bには発振器27から周期Tdの発振信号(ディザ信号)が与えられ、周期Tdで加熱と冷却とが繰り返される。これによって第2の光導波路21bを通過する受光光信号が周期Tdで変調される(つまり、ディザリングされる)。一方、第1のヒータ29aにはコントローラ28から補正信号が与えられて、後述するようにして第1の光導波路21aの光路長が補正される。
MZI21から出力された強度変調信号はバランス型受光器(ダブルバランスドレシーバ)22に与えられ、バランス型受光器22は強度変調信号を電気信号に光電変換して、電気信号の差分を復調信号として出力する。この復調信号はアイ開口モニタ部23に与えられる。アイ開口モニタ部23では復調信号(復調波形)に応じてアイ開口の振幅を測定して、測定結果を振幅測定信号として統計処理部24に出力する。そして、統計処理部24では振幅測定信号によってアイ開口の振幅を統計処理する。この統計処理結果は後述するように、アイパターンの振幅の最大値、最小値、又は平均値に比例した電圧信号である。
統計処理部24の出力(電圧信号)はディザ信号の影響によって周期Tdで変動しているが、統計処理結果が極値をとる場合には、周期Tdの成分が消失し、2×Td周期の成分が現れる。この電圧信号はBPF25によって周波数1/Td成分のみが抽出されて、同期検波部26に与えられる。そして、同期検波部26では発振器27から与えられるディザ信号によってBPF25の出力信号を同期検波して、検波信号をコントローラ28に与える。コントローラ28は検波信号に基づいて第1の光導波路21aにおける遅延時間の補正量及び補正方向を判定して、補正信号を第1のヒータ29aに与えて、アイ開口が最大となるように、第1の光導波路21aにおける遅延時間を補正する。
ところで、DQPSK信号をMZI及びダブルバランスドレシーバで差動受光して、I成分を復調する際には、前述の図7に示すように、MZIの遅延時間ΔφMの最適値は0.25πであるが、差動受光後のアイパターンは、ハイレベルでは0.7、ロウレベルでは−0.7である。従って、差動受光後のアイパターンの振幅は、0.7×2=1.4である。
いま、受光光信号の波長変動又はMZIの環境温度の変動に起因して、ΔφMが0.15π増加して0.4πになったとすると、差動受光後のアイパターンは、ハイレベルとロウレベルで各々2つスプリットし、ハイレベルでは+0.95(P1)と+0.3(P2)、ロウレベルでは−0.95(P4)と−0.3(P3)の4値となる。アイパターンの振幅は、大きい時で0.95×2=1.9、小さい時で0.3×2=0.6となる。アイパターンの振幅が大小いずれの値をとるかは、隣接ビット間の光位相差が0、π/2、π、3π/2のいずれかを取るかによって決定され、アイパターンの振幅はランダムにしかも高速に変動する。
実験によって得られた波形を図2に示す。図2(a)及び(b)はそれぞれΔφM=0.25π及び0.25π<ΔφM<0.5πの場合のアイパターンの振幅を示す図であり、図2(a)及び(b)において、横軸はビット間の位相差(Δφbit)、縦軸は振幅であり、図2(a)及び(b)と図7から理解できるように、アイ開口が最良の時は、大きい側の振幅の最大値(隣接ビット間の光位相差が0とπの時の差)が最大となる時である。
続いて、アイパターンの振幅の平均値について考えると、図7から、ΔφM=0.25πでは、アイパターンの振幅の平均値は0.7×2=1.4であり、ΔφM=0.4πでは、ハイレベルの平均値は、(0.95+0.3)/2=0.63であり、ロウレベルでも対称であるから、振幅の平均値は、0.63×2=1.26となる。ここで、振幅の平均値をΔφMの関数として表した結果を図3に示す。
図3に示すように、振幅の平均値が最大となるΔφMは0.25πであり、これはアイ開口が最大となるΔφMに一致する。上述の説明から、アイ開口を最大とするためには、次のいずれかの条件が必要となる。
(1)アイパターンの振幅の最小値を最大にするようにΔφMを制御する。
(2)アイパターンの振幅の最大値を最小にするようにΔφMを制御する。
(3)アイパターンの振幅の平均値を最大にするようにΔφMを制御する。
なお、(3)の条件はDPSKでも共通して用いることができる。
アイパターンにおいて、ハイレベル及びロウレベルが各々高い方向にスプリットするか又は低い方向にスプリットするかは、送信信号の符号によって決まるため、送信信号がランダムであれば、いずれの方向にスプリットするかもランダムとなる。従って、最大値、最小値、又は平均値を得るためには、少なくともM個のビットをサンプリングする必要がある(正確を期すためには、サンプリングビット数を多くすることが望ましい)。
ところで、ΔφMが最適値でない場合には、ΔφMを減少させるべきか又は増加させるべきかを判定する必要がある。例えば、図7に示すように、ΔφMが過剰でΔφM=0.4πである場合、アイパターンはハイレベルでは+0.95(P1)と+0.3(P2)、ロウレベルでは−0.95(P4)と−0.3(P3)の4値となるが、一方、ΔφMが不足でΔφM=0.1πの場合も、アイパターンはハイレベルでは+0.95(P1)と+0.3(P2)、ロウレベルでは−0.95(P4)と−0.3(P3)の4値となる。両者とも最適値ではいことは判定できるものの、ΔφMが過剰であるのか不足であるのかを判定することができない。そこで、制御の方向を明確にするため、前述のように、ディザリングを併用する。
つまり、ディザ信号の変動とアイパターンの振幅の最小値の変動とが同相であるか逆相であるかは、ΔφMが不足しているか過剰であるかにそれぞれ対応している。アイパターンの振幅の最大値又は平均値についても同様である。よって、両者の位相比較結果に基づいてΔφMが不足しているか過剰であるかの判定を行うことができる。
なお、前述のサンプリングに要する時間は、ディザ信号の周期よりも短くする必要があり、両者の位相比較のためには、ディザ信号の周期の多くとも半分でサンプリング及び平均化処理を終了することが望ましい。つまり、ディザ信号の周期をTd、最大値、最小値、又は平均値を得る時間をTm、シンボル周期をTs、多重数をMとした際、Ts×M<Tm<Td/2を満たすことが望ましい。
また、アイパターンのモニタリングにおいて、ハイレベルのみの振幅をモニタするか、または、ロウレベルのみの振幅をモニタするかを任意に選択することができるようにしてもよい。すなわち、強度変調信号の振幅の平均値、最大値又は最小値を得る際に、外部からのスイッチを操作することにより、ハイレベル又はロウレベルのいずれをモニタするかを択一的に切り替えるようにしてもよい。次の段落で説明するように、この構成をとることにより、群速度分散によって波形が劣化している場合でも正しく干渉計の制御を行うことが出来る。
次に、伝送路に群速度分散があり、受信した信号が波形劣化を起こしている場合について説明する。このような場合、伝送路上での波形劣化とMZIの持つ非線形性の複合効果により、復調された波形はハイレベルとロウレベルが非対称になる。伝送路の群速度分散が+75ps/nmの場合の復調波形を図8に示す。アイ開口が最大となるようMZIのΔφMを調整しているが、ロウレベル側はパルスが時間軸方向に拡大し振幅が減少している。MZIの対称性により、ΔφMをπ増やした場合もアイ開口は最大となるが、この場合はハイレベル側のパルスが時間軸方向に拡大しピーク値が減少する。このため、群速度分散が0のときと比べ、アイパターンの振幅の変遷は複雑となり、制御信号に誤差を生じる要因となる。
この問題を避けるためには、ハイレベルまたはロウレベルのうち片方のみをモニタすればよい。前述したように、復調波形のハイレベルとロウレベルは各々スプリットするが、GNDレベルから最も乖離するハイレベルをH1、GNDレベルに最も近いハイレベルをH2、GNDレベルから最も乖離するロウレベルをL1、GNDレベルに最も近いロウレベルをL2と定義したとき、下記のいずれかの条件をみたすようMZIを制御すればよい。
(1´)H2とGNDレベルとの差が最大となるようにΔφMを制御する。
(2´)H1とGNDレベルとの差が最小となるようにΔφMを制御する。
(3´)ハイレベルの平均値とGNDレベルとの差が最大となるようにΔφMを制御する。
(4´)L2とGNDレベルとの差が最大となるようにΔφMを制御する。
(5´)L1とGNDレベルとの差が最小となるようにΔφMを制御する。
(6´)ロウレベルの平均値とGNDレベルとの差が最大となるようにΔφMを制御する。
ところで、上記(1´)〜(6´)の条件のうちの1つを満たすように制御した場合、複数あるアイ開口ポイントのうち幾つかを検出できない可能性がある。例えば、DQPSK信号の場合、I成分、Q成分、I成分の反転、Q成分の反転の4種類のアイ開口ポイントが存在するが、そのうちの2つは検出できない可能性がある。しかし、MZIの周期性により、検出可能な2つのアイ開口ポイントは、多重化された2種の信号成分が必ず含まれる。
図4はアイ開口モニタ部23及び統計処理部24としてサンプリングオシロスコープ31を用いた例であり、このサンプリングオシロスコープ31を用いて所定の時間の間、復調信号(復調波形)に応じてアイパターンの振幅の最大値及び最小値を検出する。なお、復調波形がクロック抽出系32に与えられて、クロック抽出系32は復調波形からクロック信号を抽出して、サンプリングオシロスコープ31のトリガ信号として与えることになる。
図5は本発明による光受信装置においてI成分復調器の他の例を示すブロック図であり、図5において図1と同一の構成要素については同一の参照番号が付されている。図5に示すI成分復調器40は、リミッタアンプ41、平滑化回路42、抵抗43、及び電源44を有しており、バランス型受光器22からの出力信号はリミッタアンプ41に与えられて、リミッタアンプ41で増幅された後、復調信号として出力される。
図示のI成分復調器40においては、アイパターンの振幅をリミッタアンプ41の駆動電流の大きさでモニタしているが、前述したように、DMPSKにおいては、アイパターンのハイレベルとロウレベルとが各々スプリットすると、アイパターンの振幅は2種類存在することになる。大きい振幅を取るか小さい振幅を取るかは信号のシンボルレートと同一の速度でランダムに変化するので、ここでは、図示のように、平滑化回路42によって高速な変動成分を平滑化して振幅の平均値をBPF25を介して同期検波部26に与える。
なお、ディザ信号による変動をモニタする必要があるため、平滑化回路42の応答速度はディザ信号の周期Tdよりも十分に速くすることが必要である。
このようにして、この実施の形態では、強度変調信号(復調波形)の振幅の平均値、最大値、又は最小値を得て、平均値を最大とするか、最大値を最小とするか、又は最小値を最大とするようにMZIの遅延時間を調整するようにしたので、M個の符号を多重化した光差動位相シフトキーイング信号を、MZIの光学特性と光信号の中心周波数との関係を常に最良の状態に保つことができるという効果がある。
なお、上述の説明から明らかなように、この実施の形態では、アイ開口モニタ部23、統計処理部24、及び発振器27が平均値取得手段、最大値取得手段、又は最小値取得手段として機能し、BPF25、同期検波部26、コントローラ28、及びヒータ29a及び29bが遅延時間調整手段として機能することになる。
強度変調信号に応じてその振幅の平均値、最大値、又は最小値を得て、平均値を最大とするか、最大値を最小とするか、又は最小値を最大とするように光干渉計の遅延時間を調整するようにしたから、M個の符号を多重化した光差動位相シフトキーイング信号を、光干渉計の光学特性と光信号の中心周波数との関係を常に最良の状態に保つことができる結果、光差動位相シフトキーイング信号を受信する光受信装置に適用できる。
本発明の実施の形態による光受信装置で用いられるI成分復調器の構成を示すブロック図である。 差動受光後のアイパターンの振幅変化を示す図であり、(a)は遅延時間(位相差)ΔφM=0.25πの場合を示す図、(b)は0.25π<ΔφM<0.5πの場合を示す図である。 アイパターンの振幅の平均値を遅延時間ΔφMの関数として表した結果を示す図である。 本発明の実施の形態による光受信装置で用いられるI成分復調器の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態による光受信装置で用いられるI成分復調器の他の例を示すブロック図である。 DPSK信号における信号強度と導波路間の位相差との関係を示す図である。 M個の符号が多重化された光差動位相シフトキーイング信号における信号強度と導波路間の位相差との関係を示す図である。 伝送路の群速度分散が+75ps/nmの場合の復調波形を示す図である。
符号の説明
10 光受信装置 11、40 I成分復調器 21 MZI 22 バランス型受光器 23 アイ開口モニタ部 24 統計処理部 25 帯域通過フィルタ 26 同期検波部 27 発振器 28 コントローラ 21a、21b 光導波路 29a、29b ヒータ 30 遅延素子 31 サンプリングオシロスコープ 32 クロック抽出系 41 リミッタアンプ 42 平滑化回路 43 抵抗 44 電源

Claims (12)

  1. M値(M=2n、nは以上の整数)の多重化された光差動位相シフトキーイング信号を光干渉計を用いて強度変調信号に変換して受信する光受信装置において、
    前記強度変調信号のハイレベルまたはロウレベルのうちの片方のみの絶対値をシンボル周期より長い時間Tmに渡ってモニタし信号レベルの平均値を得る平均レベル検出手段と、
    該信号レベルの平均値が最大となるように前記光干渉計の光路間の遅延時間差を調整する遅延時間調整手段とを有することを特徴とする多値位相変調信号用光受信装置。
  2. 前記平均レベル検出手段は、前記強度変調信号のハイレベルのみの絶対値をモニタするか、あるいは前記強度変調信号のロウレベルのみの絶対値をモニタするかを外部からのスイッチ操作により任意に選択可能であることを特徴とする請求項1に記載の多値位相変調信号用光受信装置。
  3. 前記遅延時間調整手段は前記光干渉計の干渉ピークの波長を周期Tdのディザ信号でディザリングするディザリング手段と、前記信号レベルの平均値が有する周期Tdの変動成分を選択的に取り出す抽出手段と、前記抽出手段の出力と前記ディザ信号との位相比較をする位相比較手段とを有し、前記位相比較の結果に基づいて前記光干渉計の光路間の遅延時間差を増大または減少させて前記信号レベルの平均値が最大となるように調整することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の多値位相変調信号用光受信装置。
  4. M値(M=2n、nは以上の整数)の多重化された光差動位相シフトキーイング信号を光干渉計を用いて強度変調信号に変換して受信する光受信装置において、
    前記強度変調信号のハイレベルまたはロウレベルのうちの片方のみの絶対値をシンボル周期より長い時間Tmに渡ってモニタし信号レベルの最大値を得る最大レベル検出手段と、
    前記信号レベルの最大値が最小となるように前記光干渉計の光路間の遅延時間差を調整する遅延時間調整手段とを有することを特徴とする多値位相変調信号用光受信装置。
  5. 前記最大レベル検出手段は、前記強度変調信号のハイレベルのみの絶対値をモニタするか、あるいは前記強度変調信号のロウレベルのみの絶対値をモニタするかを外部からのスイッチ操作により任意に選択可能であることを特徴とする請求項4に記載の多値位相変調信号用光受信装置。
  6. 前記遅延時間調整手段は前記光干渉計の干渉ピークの波長を周期Tdのディザ信号でディザリングするディザリング手段と、前記信号レベルの最大値が有する周期Tdの変動成分を選択的に取り出す抽出手段と、前記抽出手段の出力と前記ディザ信号との位相比較をする位相比較手段とを有し、前記位相比較の結果に基づいて前記光干渉計の光路間の遅延時間差を増大または減少させて前記信号レベルの最大値が最小となるように調整することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の多値位相変調信号用光受信装置。
  7. M値(M=2n、nは以上の整数)の多重化された光差動位相シフトキーイング信号を光干渉計を用いて強度変調信号に変換して受信する光受信装置において、
    前記強度変調信号のハイレベルまたはロウレベルのうちの片方のみの絶対値をシンボル周期より長い時間Tmに渡ってモニタし信号レベルの最小値を得る最小レベル検出手段と、
    前記信号レベルの最小値が最大となるように前記光干渉計の光路間の遅延時間差を調整する遅延時間調整手段とを有することを特徴とする多値位相変調信号用光受信装置。
  8. 前記最小レベル検出手段は、前記強度変調信号のハイレベルのみの絶対値をモニタするか、あるいは前記強度変調信号のロウレベルのみの絶対値をモニタするかを外部からのスイッチ操作により任意に選択可能であることを特徴とする請求項7に記載の多値位相変調信号用光受信装置。
  9. 前記遅延時間調整手段は前記光干渉計の干渉ピークの波長を周期Tdのディザ信号でディザリングするディザリング手段と、前記信号レベルの最小値が有する周期Tdの変動成分を選択的に取り出す抽出手段と、前記抽出手段の出力と前記ディザ信号との位相比較をする位相比較手段とを有し、前記位相比較の結果に基づいて前記光干渉計の光路間の遅延時間差を増大または減少させて前記信号レベルの最小値が最大となるように調整することを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の多値位相変調信号用光受信装置。
  10. 前記M個の符号が多重化された光差動位相シフトキーイング信号のシンボル周期をTsとした際、前記周期Tdと時間TmがTs×M<Tm<Td/2を満たすことを特徴とする請求項3、6、9のうちいずれかに記載の多値位相変調信号用光受信装置。
  11. 前記遅延時間調整手段は、前記光干渉計の光導波路を加熱制御して前記光導波路の光路長を変化させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の多値位相変調信号用光受信装置。
  12. 前記ディザリング手段は前記光干渉計の有する少なくとも1つの光導波路を周期Tdで加熱および冷却を繰り返すようにしたことを特徴とする請求項11記載の多値位相変調信号用光受信装置。
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