JP4412956B2 - 映像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、表示される映像に関する調整項目を、ユーザが設定可能な映像表示装置に関する。
通常、テレビジョン受像機に代表される映像表示装置は、表示される映像を、使用環境や好みに応じてユーザが調整できるように構成されている。映像に関して調整可能な項目(以下、「映像調整項目」と称す)には、コントラスト、明るさ、色の濃さ、色合い及び画質等があり、従来の映像表示装置の大半は、映像調整項目の設定値を変更する釦が設けられると共に、映像調整項目の設定画面を表示できる。ユーザは、表示された設定画面を見ながらリモートコントローラを操作して、各映像調整項目の設定値の設定を行う。
また、従来の映像表示装置は、ユーザの好みに応じた適切な画質の映像を容易に表示するために、目的別に定められた映像調整項目の設定値群(設定値の集合)を予め記憶している。映像表示装置は、ユーザにより指定された設定値群を読み出して、該設定値群に基づいて表示される映像を調整する。映像表示装置には、例えば、映画鑑賞に適した階調表現を重視した設定値群や、明るくコントラスト感のある映像を与える設定値群等が記憶される。ユーザにより設定された設定値群も映像表示装置に記憶され、上記と同様に呼び出されて、該設定値群に基づいて表示される映像が調整される。
特開平11−55585号公報
近年、映像ソースは高画質化及び高品質化しており、このような映像ソースに見合った映像を鑑賞したいというユーザの要求が高まっている。従来の映像表示装置が有する映像調整機能では、このような要求への対応は困難になっている。しかしながら、一方で、映像表示装置に表示される映像の画質の詳細にこだわらないユーザも多数存在している。このようなユーザは、映像調整の詳細化に伴って追加される機能を用いる可能性は少なく、該機能に関連する操作手順の増加は、このようなユーザに操作の不便性をもたらすことになる。
本発明は、上記の問題を解決するものであり、従来の映像表示装置よりも詳細な映像調整機能を与えると共に、この機能を用いない場合には、ユーザの選択によって簡便な操作が行える映像表示装置を提供する。
本発明の映像表示装置は、複数の映像調整モードに夫々対応する複数の設定値群が記憶され、各設定値群は映像調整項目の設定値の集合であり、選択された映像調整モードに対応する設定値群に基づいて映像の調整が行われる映像表示装置において、前記複数の設定値群のうち、少なくとも第1映像調整モードに対応する第1設定値群と、第2映像調整モードに対応する第2設定値群とを設定する第1設定手段と、選択される映像調整モードに前記第2映像調整モードを含めるか否かを設定する第2設定手段とを具えており、前記第2設定値群は、前記第1設定値群で設定される映像調整項目の設定値に加えて、これら映像調整項目以外の映像調整項目の設定値を含んでいることを特徴とする。
さらに、本発明の映像表示装置は、映像調整モードを選択する操作手段を具えており、前記操作手段を操作する毎に、映像調整モードの巡回的な移行が行われる。また、本発明の映像表示装置は、前記第2設定値群を所定の基準値群に変更する第3設定手段を具えている。
第1映像調整モードに対応する第1設定値群と、第2映像調整モードに対応する第2設定値群とを設定する第1設定手段を具えると共に、第2設定値群が、前記第1設定値群で設定される映像調整項目の設定値に加えて、これら映像調整項目以外の映像調整項目の設定値を含んでいることによって、第1映像調整モードにて、従来の映像表示装置と同様な映像調整を行うことが可能となると共に、第2映像調整モードにて、従来の映像表示装置よりも詳細な映像調整を行うことが可能となる。このため、第2設定値群は、第1設定値群で設定される映像調整項目よりも詳細な映像調整を与える映像調整項目の設定値を含んでいることが好ましい。また、選択される映像調整モードに第2映像調整モードを含めるか否かを設定する第2設定手段を具えることにより、第2映像調整モードによる詳細な映像調整を行わない場合には、第2映像調整モードを選択されるモードから除外して、映像調整モードの選択操作を簡便に行える。
また、操作手段を操作する毎に、映像調整モードの巡回的な移行が行われることによって、映像調整モードの選択が容易に行えて、さらに、選択される映像調整モードに第2映像調整モードが含められない場合に、選択の際に行う操作手順を減すことが可能になる。
第2設定値群を所定の基準値群に変更する第3設定手段を具えることによって、第2調整モードにおいて映像が望むように調整されない場合等に、第2設定値群を所定の基準値群にして、第2設定値群の再設定を行うことが容易になる。
第1設定手段、第2設定手段及び第3設定手段は、例えば、映像表示装置に設けられた釦、設定値群を記憶する不揮発性メモリ、釦から送られる信号を処理して、設定値群を書き換える等の処理を行うマイクロコンピュータ等で構成されるが、さらに、ディスプレイ装置及びOSD回路等を含む設定画面を表示する表示機構と、リモートコントローラによる操作を可能とするリモートコントロール機構とを具えることが好ましい。
本発明の映像表示装置について図を用いて説明する。図1は、本実施例の映像表示装置(1)の概要を示すブロック図である。映像表示装置(1)は、外部に設けられたアンテナ(2)を介してテレビジョン放送信号を受信可能であり、チューナ(3)は、受信した放送信号を処理して、映像信号及び音声信号を出力する。また、映像表示装置(1)は、音声信号用の外部入力端子(4)と、映像信号用の外部入力端子(5)とを具えており、これら外部入力端子(4)(5)を用いて接続されたDVDプレーヤ等の外部装置から送られた映像信号及び音声信号を再生可能である。切替制御回路(6)は、マイクロコンピュータ(7)(以下、「マイコン」と称す)からの指示により、音声信号処理回路(8)及び映像信号処理回路(9)に夫々入力される映像信号及び音声信号を、チューナ(3)から送られた映像信号及び音声信号と、外部入力端子(4)(5)から送られた映像信号及び音声信号との間で切り替える。
音声信号処理回路(8)は、音声信号の復号化や増幅等を行って、L音声信号及びR音声信号をLスピーカ(10)及びRスピーカ(11)に夫々出力する。映像信号処理回路(9)は、映像信号の復号化や色信号処理等を行って、RGB信号をディスプレイ装置(12)に出力する。ディスプレイ装置(12)には、LCD、PDP又はCRT等が使用される。
マイコン(7)は映像表示装置(1)の制御を統括的に行い、チューナ(3)、切替制御回路(6)、音声信号処理回路(8)及び映像信号処理回路(9)は、マイコン(7)によって制御される。マイコン(7)には、これらの構成要素以外に、不揮発性メモリ(13)、OSD回路(14)及び受光部(15)が接続されている。不揮発性メモリ(13)は、書換え可能であり、例えばEEPROMやフラッシュメモリ等が用いられる。不揮発性メモリ(13)には、後述する映像調整項目の設定値群が複数記憶されている。マイコン(7)は、ユーザによって選択された映像調整モードに対応する設定値群を不揮発性メモリ(13)から読み出し、映像信号処理回路(9)に送る。映像信号処理回路(9)は、送られた設定値群に基づいてディスプレイ装置(12)に表示される映像を調整する。
OSD回路(14)には、映像調整項目の設定画面の画像データを含む、ユーザが映像表示装置(1)に関する設定を行うために表示される各種設定画面の画像データやフォントデータ等が、ビットマップ形式で記憶されている。OSD回路(14)は、マイコン(7)から指示された画像データやフォントデータ等を読み出して、これらデータに係る画像や文字等をディスプレイ装置(12)の所定の位置に表示させるRGB信号を、映像信号処理回路(9)に送る。映像信号処理回路(9)は、OSD回路(14)から送られたRGB信号を、表示する映像のRGB信号に重畳してディスプレイ装置(12)に出力する。
ユーザは、リモートコントローラ(以下、「リモコン」と称す)(20)を用いて映像表示装置(1)を操作できる。また、映像表示装置(1)は、マイコン(7)に接続された、図示を省略した操作部を用いても操作できる。受光部(15)は、リモコン(20)から送られた赤外線信号を検出して、該信号に変調された制御コード信号を取り出してマイコン(7)に送る。マイコン(7)は、送られた制御コード信号に基づいて映像表示装置(1)を動作させる。
図2は、リモコン(20)の説明図である。リモコン(20)の上端部には、以下に説明する操作釦の押下に応じて赤外線信号を発する発光部(21)が配設されている。電源釦(22)は、映像表示装置(1)の電源をオン・オフするために使用される。入力切替釦(23)は、音声信号処理回路(8)及び映像信号処理回路(9)で夫々処理される音声信号及び映像信号の切替えを行うために使用される。
映像メニュー釦(24)は、映像表示装置(1)の映像調整モードを選択するために、より具体的には、不揮発性メモリ(13)に記憶された映像調整項目の設定値群を選択して、選択された設定値群に基づいて調整された映像をディスプレイ装置(12)に表示させるために使用される。不揮発性メモリ(13)には、各映像調整モードに応じた設定値群が記憶されており、具体的には、バランスの良い標準的な画質の映像を表示する「標準」モードの設定値群と、映画鑑賞に適した階調表現を重視した画質の映像を表示する「シネマ」モードの設定値群と、明るく鮮明な画質の映像を表示する「ダイナミック」モードの設定値群と、後述する映像調整メニュー画面(41)等を用いてユーザが設定する「メモリ」モードの設定値群と、後述する第1及び第2詳細調整メニュー画面(42)(44)等を用いてユーザが設定する「プロ設定」モードの設定値群とが記憶されている。「標準」、「シネマ」及び「ダイナミック」モードの設定値群は、ユーザによる変更が不可能にされている。
映像メニュー釦(24)が押される毎に、映像表示装置(1)の映像調整モードは、巡回的に移行する。即ち、映像メニュー釦(24)が押される毎に、映像調整モードの設定値群が巡回的に不揮発性メモリ(13)から読み出されると共に、読み出された設定値群に基づいて調整された映像がディスプレイ装置(12)に表示される。さらに、図3に示すように、映像メニュー釦(24)が押される毎に、ディスプレイ装置(12)の表示領域の右上には、選択された映像調整モードを示す文字列が表示される。本実施例では、映像メニュー釦(24)が押される毎に、「標準」、「シネマ」、「プロ設定」、「メモリ」、「ダイナミック」の順番で、映像調整モードが巡回的に選択される。
図2を再度参照する。メニュー釦(25)は、例えば、図4に示すメニュー画面(40)の表示をオン・オフするために使用される。また、図5乃至図10、及び図12に示すメニュー画面や設定画面が表示された状態でメニュー釦(25)が押されると、これらの画面は、オフに、即ちディスプレイ装置(12)に表示されなくなる。決定釦(26)は、ユーザが、各種設定画面にて決定を行うために使用される。数字釦(27a-l)は、受信するテレビジョン放送信号の選択を行うために使用される。アップ釦(28)及びダウン釦(29)は、夫々スピーカ(10)(11)で発生される音量の調整に使用される。さらに、アップ釦(28)及びダウン釦(29)は、後述するように、ユーザが設定画面上で項目又は選択枝を選択する際にも使用される。チャンネルダウン釦(30)及びチャンネルアップ釦(31)は、受信するテレビジョン放送信号の選択に使用されると共に、後述するように、ユーザが設定画面上で項目又は選択枝を選択する際に、さらには設定値の入力等を行う際にも使用される。
次に、映像表示装置(1)の映像調整を行う際に行われる操作の手順について説明する。映像表示装置(1)の電源がオンにされ、ディスプレイ装置(12)に映像が表示されている状態でメニュー釦(25)が押されると、ディスプレイ装置(12)の映像表示領域の左上に、図4に示すようにメニュー画面(40)が表示される。メニュー釦(25)が再度押されると、メニュー画面(40)の表示は解除される。
メニュー画面(40)の左側の領域には、調整又は設定可能な項目を示す複数の文字列が列状に並べて表示されている。本実施例では、これら項目は、文字列で表示されているが、アイコン、又はアイコンと文字列の組合せで表示されてもよい。ユーザによって選択されている項目に対応する文字列の左側には、矢印(51)が表示されている。また、メニュー画面(40)の背景において、選択されている項目の文字列を含む帯状領域(52)は、表示色が変化する。アップ釦(28)又はダウン釦(29)が押されると、矢印(51)及び帯状領域(52)は上方又は下方に移動して、選択されている項目が変化する。図4は、項目「映像調整」が選択されている状態を示している。なお、以下に説明するその他の画面でも、上記と同様に、矢印(51)及び帯状領域(52)は選択されている項目を示しており、アップ釦(28)又はダウン釦(29)が押されると、選択されている項目は変化する。
項目「映像調整」が選択されている状態にて決定釦(26)が押されると、図5に示すように、メニュー画面(40)に代わって、映像調整項目を設定する映像調整メニュー画面(41)が表示される。映像調整メニュー画面(41)では、不揮発性メモリ(13)にて記憶されている「メモリ」モードに対応する設定値群が示されて、ユーザによる該設定値群の変更が可能である。なお、映像表示装置(1)の出荷時にて、「メモリ」モードの設定値群は、初期状態として、例えば「シネマ」モードの設定値群と同じ値にされている。
映像調整メニュー画面(41)の左側の領域には、映像調整項目を夫々示す複数の文字列が列状に並べて表示されている。本実施例の映像表示装置(1)にて映像調整メニュー画面(41)で設定可能な映像調整項目は、「コントラスト」、「明るさ」、「色のこさ」、「色あい」、「画質」及び「ノイズリダクション」である。先の5つの調整項目を示す文字列の右側には、映像調整項目の設定値を示す数字と、設定されている数値の大きさを視覚的に示すバー表示部とが表示されている。本実施例では、「コントラスト」、「明るさ」及び「色のこさ」は、0〜63の間の数値を設定可能であり、「色あい」は、−31〜32の間の数値を、「画質」は、0〜15間の数値を設定可能である。「ノイズリダクション」を示す文字列の右側には、映像調整項目の設定値を示す文字列が表示されている。「ノイズリダクション」の設定では、「オン」及び「オフ」の設定値の何れか一方が選択される。「オフ」が設定されるとノイズリダクション処理は行われない。
図5は、映像調整メニュー画面(41)にて項目「明るさ」が選択されている状態を示している。ユーザが、項目「明るさ」の設定値を設定する場合、この状態で決定釦(26)を押す。すると、映像調整メニュー画面(41)に代えて、図9に示す調整画面(45)と同様な構成を有する項目「明るさ」の調整画面が表示される。使用者は、この調整画面を見ながら、チャンネルダウン釦(30)又はチャンネルアップ釦(31)を操作して、項目「明るさ」の設定値を所望の値に調整する。その後、決定釦(26)が押されると、マイコン(7)は、不揮発性メモリ(13)内に記憶された、映像調整モード「メモリ」に対応する設定値群における項目「明るさ」の設定値を、調整画面で与えた値に書き換える。項目「コントラスト」、「色のこさ」、「色あい」及び「画質」についても同様にして設定値が設定される。
項目「ノイズリダクション」の設定値を設定する場合、映像調整メニュー画面(41)にて項目「ノイズリダクション」が選択された状態で決定釦(26)が押されると、図10に示す設定画面と同様な構成を有する項目「ノイズリダクション」の調整画面が表示される。上記と同様にして、使用者はこの調整画面を見ながら設定値を調整し、決定釦(26)が押されると、調整された設定値は不揮発性メモリ(13)に記憶される。
映像調整メニュー画面(41)では、映像調整項目を示す複数の文字列の下には、項目「プロ設定」及び項目「戻る」を示す文字列が夫々表示されている。項目「戻る」が選択されて決定釦(26)が押されると、映像調整メニュー画面(41)に代えて、図4に示すメニュー画面(40)がディスプレイ装置(12)に表示される。項目「プロ設定」については後述する。
本実施例の映像表示装置(1)の主要な特徴の一つは、上記の映像調整項目に加えて、さらに詳細に映像を調整するための映像調整項目(以下、「詳細映像調整項目」)を、ユーザが自由に設定可能なことである。このため、映像表示装置(1)には、映像調整モードとして、上述の「標準」等の4つのモードに加えて、ユーザが映像の詳細な調整を行うためのモード(「プロ設定」モード)が設けられている。不揮発性メモリ(13)には、「プロ設定」モードに対応する映像調整項目及び詳細映像調整項目の設定値群が記憶される。なお、「プロ設定」モード以外の映像調整モードでは、詳細映像調整項目は、映像信号処理回路(9)で自動調整される。また、映像表示装置(1)の出荷時にて、「プロ設定」モードの映像調整項目の設定値群は、初期状態、即ちデフォルト値として、例えば「シネマ」モードの設定値群と同じ値にされる。「プロ設定」モードの詳細映像調整項目の設定値群は、初期状態として、例えば、「シネマ」モードを想定して定められた詳細映像調整項目の設定値群にされる。
以下、「プロ設定」モードの映像調整項目及び詳細映像調整項目の設定手順について説明する。図5に示す映像調整メニュー画面(41)の項目「プロ設定」が選択されて、決定釦(26)が押されると、映像調整メニュー画面(41)に代えて、図6に示す第1詳細調整メニュー画面(42)がディスプレイ装置(12)に表示される。第1詳細調整メニュー画面(42)では、「プロ設定」モードにおける「コントラスト」等の映像調整項目の設定値群と、詳細映像調整項目「高域位相調整」の設定値とを設定できる。第1詳細調整メニュー画面(42)の左側の領域には、これら調整項目を夫々示す複数の文字列が列状に並べて表示されており、映像調整項目を示す文字列の右側は、図5に示す映像調整メニュー画面(41)と同様に構成されている。「コントラスト」等の映像調整項目の設定は、上記と同様に行われる。
項目「高域位相調整」が選択されて決定釦(26)が押されると、図7に示す高域位相調整画面(43)が、第1詳細調整メニュー画面(42)に代えてディスプレイ装置(12)に表示される。「高域位相調整」は、走査線数及び走査方式に応じて、DVDプレーヤ等から外部入力端子(5)を通じて送られるコンポーネント映像信号(Y信号、CB信号、CR信号)の位相調整を行う。これにより、映像表示装置(1)に表示される映像の細部のノイズは少なくなる。本実施例では、3種のコンポーネント映像信号(525p、750p、1125i)の各々に対して、位相調整の度合いを数値的に設定可能となっている。高域位相調整画面(43)では、左側に調整項目を示す文字列が表示され、右側には各調整項目の現在の設定値が表示されている。本実施例では、3種のコンポーネント映像信号について設定値を0〜31の間で与えることができる。
図7では、項目「525pの高域位相調整」が選択されており、この状態で、又はチャンネルダウン釦(30)チャンネルアップ釦(31)が操作されると、項目「525pの高域位相調整」の設定値が変化する。ユーザが設定値を所望の値に調整した後、決定釦(26)を押すと、不揮発性メモリ(13)に記憶された「プロ設定」における項目「525pの高域位相調整」の設定値は、その値に書き換えられる。また、高域位相調整画面(43)にて決定釦(26)が押されると、高域位相調整画面(43)が消えて、第1詳細調整メニュー画面(42)がディスプレイ装置(12)に表示される。
第1詳細調整メニュー画面(42)にて、項目「次の画面」が選択されて決定釦(26)が押されると、第1詳細調整メニュー画面(42)に代えて、図8に示す第2詳細調整メニュー画面(44)がディスプレイ装置(12)に表示される。また、第1詳細調整メニュー画面(42)にて、項目「戻る」が選択されて決定釦(26)が押されると、第1詳細調整メニュー画面(42)に代えて、図5に示す映像調整メニュー画面(41)が表示される。
第2詳細調整メニュー画面(44)では、詳細映像調整項目「黒伸張」、「ガンマ補正」、「R(赤)のドライブ」、「G(緑)のドライブ」及び「B(青)のドライブ」を設定可能である。項目「黒伸張」は、映像の暗い部分における階調の調整であり、調整の度合いが、「オフ」、「弱」、「中」及び「強」の4つの値で設定できる。なお、「オフ」が設定されると、黒伸張の調整は行われない。図8は、項目「黒伸張」が選択された状態を示している。この状態で、チャンネルダウン釦(30)又はチャンネルアップ釦(31)が操作されると、設定値は、上記の4つの値間で変化する。図8は、設定値「中」が選択された状態を示している。ユーザが、設定値を所望の値に変更した後決定釦(26)を押すと、不揮発性メモリ(13)に記憶された「プロ設定」における項目「黒伸張」の設定値は、その値に書き換えられる。項目「ガンマ補正」は、映像の明るい部分と暗い部分のバランスの調整であり、調整の度合いは、「オフ」、「弱」、「中」及び「強」の4つの値で設定される。項目「ガンマ補正」の設定は、項目「黒伸張」と同等に行われる。
項目「R(赤)のドライブ」、「G(緑)のドライブ」及び「B(青)のドライブ」は、夫々赤色、緑色及び青色のドライブの調整であり、これらを調整することによって、映像の色調を細やかに調整できる。本実施例では、これら項目は、−63〜0間の値で設定される。第2詳細調整メニュー画面(44)では、これら項目を示す文字列の右側には、現在の設定値を示す数字とバー表示部とが表示されている。なお、項目「戻る」が選択されて、決定釦(26)が押されると、第2詳細調整メニュー画面(44)に代えて、図6に示す第1詳細調整メニュー画面(42)が表示される。
項目「R(赤)のドライブ」が選択されて、決定釦(26)が押されると、第2詳細調整メニュー画面(44)に代えて、図9に示すRドライブ調整画面(45)がディスプレイ装置(12)に表示される。ユーザは、Rドライブ調整画面(45)を見ながら、チャンネルダウン釦(30)又はチャンネルアップ釦(31)を操作して、項目「明るさ」の設定値を所望の値に調整する。その後、決定釦(26)が押されると、不揮発性メモリ(13)内に記憶された、映像調整モード「プロ設定」に対応する設定値群における項目「R(赤)のドライブ」の設定値は、Rドライブ調整画面(45)で与えた値に書き換えられる。また、決定釦(26)が押されると、Rドライブ調整画面(45)に代えて、第2詳細調整メニュー画面(44)が表示される。項目「G(緑)のドライブ」及び「B(青)のドライブ」も同様に設定される。
なお、3色のドライブの調整を行うか否かは、第2詳細調整メニュー画面(44)で項目「ドライブ調整」を設定することにより選択できる。項目「ドライブ調整」が選択されて、チャンネルダウン釦(30)又はチャンネルアップ釦(31)が操作されると、項目「ドライブ調整」の設定値は「する」と「しない」間で変化する。ユーザが、設定値を所望の値に変更した後、決定釦(26)を押すと、ドライブ調整の有無が決定される。図8は、項目「ドライブ調整」を行わないことが選択された状態を示している。
第2詳細調整メニュー画面(44)の項目「プロ設定のオフ」は、映像メニュー釦(24)を押しても「プロ設定」モードに移行しないように、映像表示装置(1)を設定するために設けられている。上記のように、「プロ設定」モードでは詳細な映像調整がなされる。しかしながら、このような詳細に映像を調整しないユーザにとっては、図3に示すように映像調整モードを選択する場合に、映像表示装置(1)が「プロ設定」モードへ移行すると、映像メニュー釦(24)を用いた映像調整モードの選択操作が煩雑になる。本実施例の映像表示装置(1)の主要な特徴の一つは、映像調整モードの選択において、「プロ設定」モードへの移行の有無をユーザが自由に選択可能としていることである。
項目「プロ設定のオフ」が選択されて、決定釦(26)が押されると、第2詳細調整メニュー画面(44)に代えて、図10に示す設定画面(46)が表示される。設定画面(46)には、文字列「はい」及び「いいえ」が表示されており、選択されている文字列の背景の表示色は変化する。図10は、文字列「はい」が選択されている状態を示している。この状態で、決定釦(26)が押されると、映像表示装置(1)は、映像調整モードの選択にて、「プロ設定」モードへの移行を行わない状態、即ち選択される映像調整モードに「プロ設定」モードが含まれない状態になる。文字列「はい」及び「いいえ」の選択は、チャンネルダウン釦(30)及びチャンネルアップ釦(31)を用いて行われる。
選択される映像調整モードに「プロ設定」モードが含まれない状態では、図11に示すように、映像メニュー釦(24)が押される毎に、「標準」、「シネマ」、「メモリ」、「ダイナミック」の順番で、映像表示装置(1)の映像調整モードは、巡回的に移行する。設定画面(46)にて「いいえ」が選択されて、決定釦(26)が押されると、映像表示装置(1)の映像調整モードは、図3に示すように移行する。なお、設定画面(46)にて決定釦(26)が押されると、設定画面(46)に代えて第2詳細調整メニュー画面(44)が表示される。
以上のように、本実施例の映像表示装置(1)では、映像調整項目及び詳細映像調整項目をユーザが自由に設定可能としているが、度重なるユーザによる調整の結果、映像調整項目及び詳細映像調整項目の設定値群、すなわち「プロ設定」モードに対応する設定値群がユーザの望む画質の画像を与えない場合が生ずる。この場合、「プロ設定」モードの設定値群を、基準となる基準値群(基準となる設定値の集合)に変更して、ユーザが再度「プロ設定」モードの設定を行うことが好ましい。本実施例の映像表示装置(1)の主要な特徴の一つは、ユーザの希望により、「プロ設定」モードの設定値群を、初期状態の設定値群、即ち、上述した「シネマ」モードを基準とする設定値群に戻すことが可能なことである。
図8に示す第2詳細調整メニュー画面(44)にて、項目「プロ設定を初期状態に戻す」が選択されて、決定釦(26)が押されると、第2詳細調整メニュー画面(44)に代えて、図12に示す設定画面(47)が表示される。設定画面(47)には、文字列「はい」及び「いいえ」が表示されており、選択されている文字列の背景の表示色は変化する。図12は、文字列「いいえ」が選択されている状態を示している。文字列「はい」が選択されて決定釦(26)が押されると、不揮発性メモリ(13)に記憶されている「プロ設定」モードの設定値群は初期状態に戻される。なお、設定画面(47)にて決定釦(26)が押されると、設定画面(47)に代えて、第2詳細調整メニュー画面(44)が表示される。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
本実施例の一実施例である映像表示装置の概要を示すブロック図である。 本実施例の一実施例である映像表示装置を操作するリモコンの説明図である。 本実施例の一実施例である映像表示装置において、映像調整モードが選択される状態を示す説明図である。 本実施例の一実施例である映像表示装置に、メニュー画面が表示された状態を示す説明図である。 本実施例の一実施例である映像表示装置に、映像調整メニュー画面が表示された状態を示す説明図である。 本実施例の一実施例である映像表示装置に、第1詳細調整メニュー画面が表示された状態を示す説明図である。 本実施例の一実施例である映像表示装置に、高域位相調整画面が表示された状態を示す説明図である。 本実施例の一実施例である映像表示装置に、第2詳細調整メニュー画面が表示された状態を示す説明図である。 本実施例の一実施例である映像表示装置に、Rドライブ調整画面が表示された状態を示す説明図である。 本実施例の一実施例である映像表示装置に、設定画面が表示された状態を示す説明図である。 本実施例の一実施例である映像表示装置において、映像調整モードが選択される状態を示す説明図である。 本実施例の一実施例である映像表示装置に、設定画面が表示された状態を示す説明図である。
符号の説明
(1) 映像表示装置
(7) マイクロコンピュータ
(9) 映像信号処理回路
(12) ディスプレイ装置
(13) 不揮発性メモリ
(20) リモートコントローラ
(24) 映像メニュー釦
(26) 決定釦
(40) メニュー画面
(41) 映像調整メニュー画面
(42) 第1詳細調整メニュー画面
(44) 第2詳細調整メニュー画面
(46) 設定画面
(47) 設定画面

Claims (5)

  1. 複数の映像調整モードに夫々対応する複数の設定値群が記憶され、各設定値群は映像調整項目の設定値の集合であり、選択された映像調整モードに対応する設定値群に基づいて映像の調整が行われる映像表示装置において、
    前記複数の設定値群のうち、少なくとも第1映像調整モードに対応する第1設定値群と、第2映像調整モードに対応する第2設定値群とを設定する第1設定手段と、
    選択される映像調整モードに前記第2映像調整モードを含めるか否かを設定する第2設定手段とを具えており、
    前記第2設定値群は、前記第1設定値群で設定される映像調整項目の設定値に加えて、これら映像調整項目以外の映像調整項目の設定値を含んでいることを特徴とする映像表示装置。
  2. 前記第2設定値群は、前記第1設定値群で設定される映像調整項目よりも詳細な映像調整を与える映像調整項目の設定値を含んでいる請求項1に記載の映像表示装置。
  3. 映像調整モードを選択する操作手段を具えており、前記操作手段を操作する毎に、映像調整モードの巡回的な移行が行われる請求項1又は請求項2に記載の映像表示装置。
  4. ある映像調整モードが選択されると、この映像調整モードを示す表示が、映像と共に表示される請求項1乃至請求項3の何れかに記載の映像表示装置。
  5. 前記第2設定値群を所定の基準値群に変更する第3設定手段を具えている請求項1乃至請求項4の何れかに記載の映像表示装置。
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