JP4411023B2 - 包装用印刷検査システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、製品等の包装物を包む包装材や製品に貼着されるラベルに印字される文字や記号を対象として、印刷が適正に施されているか否かを検査する包装用印刷検査システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、製品等の包装物の包装に関しては、包装体毎に、その内容物に関する情報を表示することが行われている。包装物が飲食物である場合、その包装に関する情報としては、製造者、製造年月日、賞味期限、使用材料等があり、包装物によっては、表記が義務付けられている場合が殆どである。これらの情報は、通常、包装フィルムのような製品を包装する包装材や、箱や袋等の包装体に貼り付けるラベル上に、文字、数字、記号、バーコード等を印刷することにより表される。包装材やラベルの印刷面に印字するための印刷装置は包装機械に対して付属して配置されており、供給装置から繰り出される包装材やラベルに対して直接的に印刷が行われる。印刷装置は、加熱した刻印にインクを溶着させて印刷面に文字を印字するホットロールプリンタ装置や、サーマルヘッドを熱転写リボンやフィルムに押し当てて印字するサーマルプリンタ装置等、種々の方式がある。
【0003】
印刷装置においては、印刷ヘッドや刻印の摩耗等により、印字が欠けたり、掠れたりする等の不具合が生じる可能性がある。また、特にサーマルヘッドを用いた熱転写方式の印刷では、インクの転写の不良によって印刷が不完全となり、印刷が読み取り不可能になったり、あるいは読み取り誤りとなる場合がある。こうした印刷の不具合が発生することに対処するため、現状では、印刷された文字等を含む一定範囲の領域をカメラ等の撮像装置で撮像し、得られた画像を画像処理装置に取り込み、予め登録されている印字文字の種類や位置、大きさ、範囲等から印刷が正常か不良かを判断している。
【0004】
図3には、従来の印刷検査の一例としての印刷検査システム20の概要が示されている。図3に示すように、印刷装置22は、包装材としてのウェブ状の包装フィルムFが包装装置へと平らな状態で紙送りされる途中に配置されており、包装フィルムF上の包装単位に対応した所定間隔毎の一定範囲に渡って印刷Aを行う。印刷装置22の下流側に配置されている照明装置23は、通過中の包装フィルムFを照射し、印刷領域が照射範囲に含まれるときにカメラ等の撮像装置24が印刷Aを含む一定領域を撮影する。撮像装置24が撮影した撮像情報は、印刷検査装置25に送られて、印刷Aの印刷状態が適正であるか否かが検査に用いられる。印刷検査装置25には、撮像装置24が撮影した撮像情報や印刷検査装置25が行った検査結果を表示する表示装置27と、撮像装置24、印刷検査装置25及び表示装置27の種々の設定等を行うための操作ボード26とが接続されている。
【0005】
印刷検査システム20では、先ず、カメラ等の撮像装置24が印刷Aを含む領域を撮像領域として撮影するため、図4(a)に示すように、撮像装置24aは包装材Fから一定以上の距離Lを置いて撮影する必要がある。撮像装置24aとして二次元画像を取り込むカメラを用いる場合には、カメラを包装フィルムFからある程度の遠い距離のところに取り付けて比較的広い範囲を一度に撮影する必要があり、しかもカメラと包装フィルムFとの間には撮影を妨げる障害物が許されないので、カメラの取付け位置に大きな制約があり、任意の箇所に配置することはできなかった。撮像領域を一度に撮影するのではなくラインセンサで走査して撮像する場合も、広範囲に走査するためにラインセンサを包装材から一定以上の距離を置いて配置していた。
【0006】
撮像装置24が撮像領域を正確に且つ明瞭に撮影し印刷Aを明瞭な画像として取り込むためには、包装機械において、照明装置23や撮像装置24及びそれらを固定するための金具等を配置する大きなスペースが必要である。また、検査すべき一定の印刷領域を明瞭な画像として取り込むためには、撮像装置24を適切に初期設定する必要がある。しかしながら、包装機械には多種多様な形態があり、利用可能なスペースも包装機械毎に異なっているとともに、従来から小型化が図られてきているために余剰スペースも狭くなっている。したがって、照明装置23、撮像装置24及びそれらのための金具に利用できるスペースが確保できず、図4(b)に示すように、設置スペースの関係から印刷面と撮像装置との間に短い距離Lbしか取れないために、広角レンズを備えた撮像装置24bを使用しなければならない場合も生じている。撮像装置24bで撮影した撮影画像は、特にその周辺部で歪んでいるので、印刷Aが正常な印刷状態であるのか否かを判断するのが困難になることがある。印刷Aの領域が長いために撮像領域が長くなる場合には、図4(c)に示すように、印刷面と撮像装置24cとの間には一層の長い距離Lcが必要になる。
【0007】
上記のように構成された従来の印刷検査では、撮影された画像を画像処理装置に取り込み、取り込んだ画像と予め登録されている情報とに基づいて印刷の適否を判断するが、画像処理装置の設定が非常に複雑である。図5には、画像処理設定例が示されている。図5(a)には、実際の印刷の様子の一例が示されている。印刷が「賞味期限」の文字31とその日付32、「製造年月日」の文字33とその日付34、製造ロットや番号等を示す「カウンタ」の文字35とその数値36、及び製造情報を含むバーコード37からなる印字である場合を挙げて説明する。設定画面において、印字される各印字領域の位置や範囲を示す座標データ、印字のフォントのような種類、及び項目・日付・時刻等の属性・形式が個々に設定され、登録される。検査では、各印字範囲を指定して予め記憶されている設定データと比較される。文字31,33,35、日付32,34、数値36、及びバーコード37については、それぞれ撮影画像と設定データとの間で、文字比較、数字比較、又はバーコードパターン比較が行われる。
【0008】
画像処理設定において、「賞味期限」、「製造年月日」及び「カウンタ」の各文字31,33,35については、詳細には、文字として範囲や位置を登録しておき、登録された設定データと比較して欠けがないか否か等が検査される。賞味期限の日付32、製造年月日の日付34及びカウンタの数値36については、それぞれ位置や範囲及び表示形式(年、月、日の各区切り(「/」か「.」)、数字の桁等)が設定データとして登録され、正しく印字されており且つ数字として正しく認識できるか否かが検査される。また、賞味期限については現在時刻から指定日数後の日付に正しく印字されているか否か、製造年月日については現在時刻と比較して正しく印字されているか否か、及びカウンタの数値36については、製品ごとに変化していく数字となっているか否かが検査される。更に、バーコード37については、その位置や範囲、及びコードパターンが設定データとして登録され、正しく印刷されているかが検査される。
【0009】
画像処理装置については、上記のように、印字品種毎に文字31,33,35についてはその位置・種類・向き・大きさ・検査レベルの設定、日付文字32,34等の日時比較のための認識設定、あるいは連続番号など数字が変化する数字35に対する設定など、多くの項目を設定する必要がある。印刷される文字、数字及び記号において、大きさやフォントが異なる場合は勿論のこと、同一の印字パターンである場合でも、カメラとその設置距離、レンズの種類及び仕様等の条件変化があるときには、撮影画像での各項目の印刷位置、範囲及び大きさが変化するので、検査装置においてはカメラ設置毎に毎回設定をし直す必要がある。検査項目の設定を登録するには、カメラで撮影したサンプル画像を取り込んで表示器に表示し、サンプル表示を見ながら設定画面上で文字の位置を範囲選択し、個々に条件設定するなどして複雑で多くの操作を行う必要がある。そうした初期設定は非常に複雑であって費やす時間が長くなると共に、作業員の熟練が要求される。図5(b)には、図5(a)に示す実際の文字の大きさや位置が、カメラの設置位置等によって変化する様子が示されている。場合によっては、特に四隅等の位置において、画像が歪むこともある。
【0010】
用紙の搬送方向に対して実質的に直角方向に配列された複数の印字画素を選択的にON又はOFFすることにより、用紙に印刷を行う印刷機構の検査方法であって、用紙の搬送方向に対して実質的に直角方向に配列された複数の画像取得画素を有するCCDラインセンサを用いて、用紙に設けられた検査領域の反射光量データを取得し、取得された隣接する各画像取得画素の反射光量データに基づいて、白抜け不良等の印刷欠陥について印刷機構を検査する方法が提案されている(特許文献1参照)。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−328097号公報(段落[0034]〜[0047]、図4〜図9)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、製品を包装する包装機械に付設されている包装用印刷検査システムにおいて、ウェブ状包装材や、かかる包装材に貼着されるラベルのような被印刷物の印刷面上に施される、製品等の包装に関する印刷状態を画像処理によって検査するに際して、認識設定等の検査項目設定を、印刷の際に予め作成されるデータを利用して行うことで設定作業の効率化を図るとともに、製品の包装に伴うウェブ状包装材の走行に適合するシステムを構築する点で解決すべき課題がある。
【0013】
この発明の目的は、印刷検査において最も時間を費やし作業のネックになっている検査項目設定を迅速に行い、印刷検査の作業効率を向上して、例えば包装開始までの準備期間のような、作業時間を大幅に短縮するとともに、製品の包装に伴うウェブ状包装材の走行に適合し、簡単に低コストでシステムの構築を可能にする包装用印刷検査システムを提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明による包装用印刷検査システムは、製品をウェブ状包装材で包装する包装機械に付設されている包装用印刷検査システムであって、文字、数字又は記号を含み前記製品等の包装に関する情報を有する印刷データに基づいて前記製品の包装に用いられるウェブ状包装材又は当該包装材に貼付されるラベルに印刷を施す印刷装置、前記包装材上の又は当該包装材に貼付されたラベル上の前記印刷を前記包装材の送り方向と直交する方向を主走査方向とし前記包装材の送り方向を副走査方向として読み取る読取り装置、及び前記読取り装置からの前記主走査によるライン読取りデータと前記副走査に対応した前記包装材の送り量データとから得られる二次元画像データに基づ認識によって得られた認識データを照合元となる前記印刷データによって定められる基準データと比較することにより前記印刷の適否を検査する印刷検査装置を備えることから成っている。
【0015】
この包装用印刷検査システムによれば、当該包装用印刷検査システムは製品をウェブ状包装材で包装する包装機械に付設されており、印刷装置は、文字、数字又は記号を含み前記製品等の包装に関する情報を有する印刷データに基づいて製品の包装に用いられるウェブ状包装材又は当該包装材に貼付されるラベルに印刷を施す。その印刷データは、印刷検査装置において利用される。読取り装置は、印刷装置によって施されたウェブ状包装材又はラベル上の印刷を包装材の送り方向と直交する方向を主走査方向とし包装材の送り方向を副走査方向として読み取り、読取り信号を印刷検査装置に送る。印刷検査装置は、印刷データから定められる照合元となる基準データと、読取り装置からの主走査によるライン読取りデータと副走査に対応した包装材の送り量データとから得られる二次元画像データに基づいて認識される認識データとを照合して、印刷の適否を判定する。したがって、印刷検査装置においては、印刷データを利用することができ、検査用として印刷データを改めてキーボード等から入力する作業が必要でなくなり、また、入力ミスもなくなるとともに、包装用印刷検査システムは、製品の包装に伴うウェブ状包装材の走行に適合して、簡単・安価に構築される。
【0016】
この包装用印刷検査システムにおいて、検査される前記印刷を前記包装に関連する情報を有する文字、数字又は記号として印刷される印字としている。包装に関連する印刷としては、包装される製品等の内容物に関するものがある。内容物が食品である場合には成分や賞味期限等の摂食するに際して重要な情報を含むことが普通であり、印刷不良なものを正常と判定して通過させるような間違いは許されない。印刷検査装置においては、印刷データが検査の照合元の基準データとして利用されるので、印刷検査のために設定を再入力する際に入力ミスが入り込む余地がない。したがって、印刷検査の正確さが期待される。
【0017】
この包装用印刷検査システムにおいて、前記包装材の送り量データは、前記包装材に接しながら回転するエンコーダが検出した包装材送り量、又は前記包装機械において設けられる包装材送り量検出手段が検出した包装材送り量であるとすることができる。特に、包装機械において設けられる包装材送り量検出手段が検出した包装材送り量を用いる場合、包装材送り量検出手段の検出データを流用でき、システム構築上、簡素化・低コスト化を図ることができる。
【0018】
この包装用印刷検査システムにおいて、前記読取り装置は、前記主走査方向に沿って配置されたラインセンサと、当該ラインセンサによる読取りに際して前記ウェブ状包装材上の又は前記ラベル上の印刷領域を照らすための照明とを一体化したスキャナヘッドを備えることができる。読取り装置としてのスキャナヘッドは、容易に入手可能な機器であり、ラインセンサは、ウェブ状包装材又はラベルに印刷された印字をその紙送りと直交する方向を主走査とし紙送り方向を副走査方向として順次読み取ることになる。ラインセンサは、走査すべき検出面からの距離が一定であり、且つ単位寸法当たりの画素数が固定されたセンサである。ラインセンサで読み取ったデータは、長さ方向で画像調整が不要な均質なデータであるので、検査画像データへの編集が簡単である。また、スキャナヘッドに備わる照明によって、ラインセンサと照明とを一緒に一括して取り扱うことができ、しかも、ウェブ状包装材上の又はラベル上の印刷領域を的確に照らすことができる。そして、スキャナヘッドを印刷装置において紙送り方向の下流側に取り付ける等によって配置することにより、読取り装置を印刷装置とは一緒に取り扱うことが可能であると共に、両装置を省スペースで且つコンパクトに配置することが可能となる。
【0019】
上記包装用印刷検査システムにおいて、前記印刷データは、一つ又は複数の印刷項目についての項目データ、前記印刷項目が印刷される前記ウェブ状包装材上の又は前記ラベル上の印刷位置についての位置データ、及び前記文字、数字又は記号の種類、大きさ等の属性データを含むことができる。印刷データを基準データに利用して、印刷データに含まれる項目データ、位置データ及び属性データを印刷検査の検査項目とすることにより、印字が印刷データ通りに正確になされているかを検査することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づいて、この発明による包装用印刷検査システムの実施例を説明する。図1はこの発明による印刷検査システム(以下、実施例の説明においては、「印刷検査システム」と略す)の一実施例を示す概略図、図2は図1に示す印刷検査システムで用いられる読取り装置の配置例を示す概略図である。
【0021】
図1に示す印刷検査システム1は、ウェブ状包装材の一形態を有する包装フィルムFを被印刷物として、包装フィルムFに印刷される文字、数字又は記号等の印字が適正に印刷されているか否かを検査するシステムである。印刷検査システム1は、包装フィルムFの紙送り経路の所定位置において、設定された印刷データDpに基づいて包装フィルムFの表面に印刷を施すホットロールプリンタやサーマルプリンタのような印刷装置2と、印刷装置2に印刷指令信号を出力する印刷制御装置3と、印刷装置2によって印刷された包装フィルムF上の印刷Aを読み取る読取り装置としてのスキャナヘッド4と、スキャナヘッド4からの読取りデータDsを照合元となる基準データDrと比較することにより印刷の適否を検査する印刷検査装置5とを、その基本構成として備えている。印刷検査装置5には、包装フィルムFの紙送り量を検出するエンコーダ6からのカウントデータが送られる。
【0022】
包装フィルムFの表面には、包装に関連する情報、即ち、包装される製品等の内容物に関する情報が文字、数字又は記号を用いた印字として直接に施される。印刷検査システム1によって検査される印刷Aは、具体的にはそうした印字である。印刷装置2による印刷を制御する印刷制御装置3に関連して、印刷データDpを設定するため、キーボード等の入力装置10と、設定画面を表示するディスプレイ11とが設けられている。印刷データDpを設定する手段としてはこれに限ることはなく、例えば、別のところで設定された印刷データDpを記録した各種記録媒体を読み出して読み込むことができる読込み装置(図示せず)を印刷制御装置3に付属させたり、そうした印刷データDpを接続回線等を用いた通信手段によってオンラインで印刷制御装置3にダウンロードすることもできる。印刷制御装置3には、読み込まれた印刷データDpを保存しておく印刷データ保存部12及び印刷装置2を駆動する印刷ドライバ部13を備えている。
【0023】
スキャナヘッド4は、ラインセンサと照明とを一体化して構成されている小型化された読取り装置であり、市場でも容易に入手可能な読取り機器である。スキャナヘッド4は印刷装置2において紙送り方向の下流側に配置されており、ラインセンサは、その紙送りと直交しセンサが並ぶライン方向を主走査とし、紙送り方向を副走査方向として取り付けられていて、包装フィルムFに印刷された印字Aを順次読み取る。その結果、スキャナヘッド4は、一定範囲を二次元的に撮像するカメラと比較して、包装フィルムFに一層近い位置に配置することができ、必要な設置スペースも小さくすることができる。スキャナヘッド4を用いることにより、その検出距離は包装フィルムFに対して非常に近接し且つ一定しているので、印刷領域を照らす明るさも均等であるとともに外乱光の影響が小さくなる。また、読取りの際の単位寸法当たりの画素数も一定である。それゆえ、カメラの場合のように、照明の強さや位置、或いは方向によって照明の明暗や明るさに分布が生じることがなく、また、広角レンズを使用するときのように、検出した画像データに不均一や歪みが生じるということもない。
【0024】
印刷Aを読み取るスキャナヘッド4は、印刷装置2において、包装フィルムFの紙送り方向下流側の壁面2aに取り付けられている。その結果、印刷装置2とスキャナヘッド4とは一体となった一つの装置として取り扱うことができ、印刷装置2の配置及び位置変更に際してスキャナヘッド4を常に印刷装置2に追従させることができる。また、印刷装置2の印刷ヘッドとスキャナヘッド4との間の間隔を可及的に短くすることができるので、印刷検査システム1がコンパクトに構成され、包装装置において印刷検査システム1が占めるスペースを極力小さくすることができる。包装フィルムF上の印刷Aは、印刷装置2によって印刷が施された後、包装フィルムFの紙送りによって短い距離を移動した直後に、スキャナヘッド4によって読み取られる。
【0025】
印刷検査装置5は、スキャナヘッド4のラインセンサが読み取った読取りデータDsとしてのライン画像情報と、包装フィルムFの紙送り量を検出するエンコーダ6からのカウントデータを受けて、画像処理を行う画像処理装置としての機能を持つ。画像の取り込みは、包装フィルムF上のマークMを検出したマーク検出信号や包装機又は印刷装置2からのタイミング信号を受けて開始される。包装フィルムFのマーク検出信号に対応した所定位置から一定寸法毎にスキャナヘッド4からのライン画像を取り込み、印刷Aを含む一定範囲の二次元画像を形成することによって、印刷検査すべき検査画像データDtが得られる。検査画像データDtからは、認識ソフトの適用によって、文字、数字、記号等が認識されて、照合用として用いることができる認識データDuが得られる。
【0026】
図2は、この発明による印刷検査システムにおけるスキャナヘッドの配置の態様を示す概略図である。スキャナヘッド4は、図2(a)に示すように包装フィルムFが平坦に走行しているばかりでなく、図2(b)に示すようにローラ18による方向転換部分においても設置可能であり、従来の撮像装置の設置条件と比較して、スキャナヘッド4の設置条件が大きく緩和されている。
【0027】
印刷検査システム1においては、印刷制御装置3に設定した印刷データDpを印刷検査装置5における照合する元となる基準データDrとして利用している。図示の例では、印刷制御装置3と印刷検査装置5との間は接続ケーブル14によって接続され、印刷データ保存部12に保存されている印刷データDpが接続ケーブル14によって印刷検査装置5に送信される。送信された印刷データDpに基づいて、基準データDrが基準データ記憶部15に記憶される。印刷項目、位置、文字の種類や属性、数字等についての印刷データDpを印刷検査装置5側において利用することにより、印刷データDpと同等の内容を持つ基準データの複雑な設定を自動で行うことができる。同一の文字や記号は大きさや位置等については同じ条件で検出することができ、検出精度の低下を回避することができる。なお、検査画像データDtから文字等のキャラクタを認識しそれをデータ化した認識データDuは、同じくキャラクタを指定している印刷データDpから照合が必要なキャラクタ部分(表の罫線等の非キャラクタ部分は原則不要)として定められる基準データDrとは照合可能なものとなっている。更に、図4(c)で示したように検出長さが長くなっても、印刷面とスキャナヘッド4との間に距離を大きくすることなく、ライン画像の取込み走査線数を増やすだけで、取込み範囲を広げることができる。なお、印刷データDpの利用においては、接続ケーブル14による構造を示したが、これに限らず、任意の媒体に記憶させておいて、印刷検査装置5に読みとらせる手法も用いることができる。
【0028】
上記のように、印刷検査装置5においては、照合比較する基準となるデータを独自に入力し設定する必要がなく、設定作業が簡単、迅速且つ誤りなく行われ、検査のための各種設定作業負担が大きく軽減される。なお、印刷検査装置5には、特殊な設定や設定の変更等のために使用する場合の外には、基準データDrの入力設定用の操作ボード16やディスプレイ17は必ずしも必要ではない。
【0029】
印刷検査システム1において、印刷データDpは、図5について既に説明したように、賞味期限、製造年月日、カウンタ等の数値として表すことができる一つ又は複数の印刷項目についての項目データ、各印刷項目が印刷される包装フィルム上の印刷位置についての位置データ、及び印刷項目が文字を含む場合には文字の種類、大きさ等の文字属性データを含むことができる。印刷データDpを印刷検査装置5における基準データDrに利用して、印刷データDpに含まれる項目データ、位置データ、文字属性データ等を、印刷検査の検査項目とすることにより、検査画像データDtから認識されて得られる認識データDuが印刷データDpと一致するか否かをチェックすることで、印刷が印刷データDp通りに正確になされているかを検査することができる。
【0030】
図1に示す印刷検査システム1の作動について説明すると、先ず、被印刷物である包装フィルムFに印刷するに際して、印刷制御装置3には入力、読込み等の手段によって印刷データDpが設定される。印刷装置2は、印刷制御装置3がその印刷データDpに基づいて出力する印刷指令信号によって、包装フィルムFに印刷を施す。印刷装置2の例としてのサーマルプリンタにおいては、単位当たりの印字ドットは予め決まっており、印刷内容(日付や文字、パターン等)や印刷位置も設定される。ホットロールプリンタ等では、活字の種類・大きさ、印字可能な位置が決まっているため、予め定められた位置に日付や位置等を登録するだけで印刷検査が可能になる。印刷データDpは、印刷制御装置3から印刷検査装置5に送られ、印刷検査装置5において基準データDrとして利用される。
【0031】
読取り装置であるスキャナヘッド4は、印刷装置2によって施された包装フィルムFの印刷を読み取り、そのライン画像を読取りデータDsとして印刷検査装置5に送る。ラインセンサと照明とを内蔵したスキャナヘッド4を採用することにより、包装フィルムFに対して近い位置へスキャナヘッド4を配置することが可能である。また、照明の明るさや検出距離がラインセンサに沿って一定であるので、単位寸法当たりの画素数も一定で且つ撮影条件も均質になり、検査画像データDtにおいては、同一の印字パターンはどの条件でも同じ大きさ・位置で画像として形成される。また、検出範囲が長くなっても、ライン画像の取り込み回数を増やすだけで範囲を広げることができる。
【0032】
印刷検査装置5は、包装フィルムFの送り量を検出するエンコーダ6、又はその下流に配設される包装機などの各種装置からの包装フィルムFの送り量信号に基づいて、包装フィルムFのマークMを検出するマーク検出器からの信号や包装機や印刷装置2からのタイミング信号を受けて、画像の取込みを開始する。印刷検査装置5は、スキャナヘッド4からの読取りデータDsを所定の位置から一定寸法毎に順次取り込み、印刷Aを含む一定範囲の二次元画像を形成する。この二次元画像をパターン認識等の手段で画像処理することにより、印刷されている文字、数字、記号を特定した認識データDuを作成する。次に、印刷検査装置5は、印刷制御装置3からの印刷データDpと、画像処理によって得られた認識データDuとを照合して、印刷の適否を判定する。したがって、印刷検査装置5においては、印刷制御装置3から受け取る印刷データDpを利用して設定作業の迅速化、正確化を図ることができる。また、検査用として印刷データDpを改めてキーボード等から入力する作業が必要でなくなり、入力ミスもなくなる。
【0033】
上記の印刷検査システムでは、包装材として包装フィルムFを用いた例を挙げたが、本発明による印刷検査システム1では、包装関連に適用する場合であっても、紙や合成樹脂フィルム等の包装材、あるいは内容物を収容した包装材に貼着されるラベルであってもよい。ラベルの場合には、ウェブ状の剥離紙に順に貼り付けられ長手方向に紙送りすることができる。また、エンコーダ6は、必ずしもこのシステム1内に配置する必要はなく、包装機等において適宜設けられるフィルム送り量検出手段が検出したフィルム送り量を用いることもできる。更に、上記の印刷検査システムでは、印刷データDpは印刷制御装置3が出力する印刷指令信号によって印刷検査装置5に送られるとしたが、印刷装置2が包装フィルムF上のマークMを検出して印刷を行う場合等にあっては、印刷装置2から直接に印刷データDpを印刷検査装置5に送信してもよい。
【0034】
【発明の効果】
この発明による包装用印刷検査システムによれば、包装すべき製品をウェブ状包装材で包装する包装機械に付設されるシステムであって、製品の包装に伴うウェブ状包装材の走行に適合し、ウェブ状包装材の走行とその送り量データを利用することで、簡単且つ低コストでシステム構築をすることができる。また、ウェブ状包装材やラベルに一層近い位置へ読取り装置を配置することができるため、小さなスペースで画像取り込みから印刷検査までが可能である。また、印刷領域の読取りは、主走査によるライン画像を、ウェブ状包装材の送り方向を副走査方向として取り込むことによって行われるので、平坦な一定スペースを確保しなくても、例えば、ローラによる紙送り方向が変更される領域でも画像取り込みが可能になる。また、印刷面と読取り装置との間の距離が近いために、外乱光の影響も小さくなる。更に、読取装置がラインセンサの場合には、単位寸法当たりの画素数が一定であるので、読取り装置による読取データの読取り条件はセンサのライン方向で変わらない。その結果、印刷装置において用いられる刻印の種類や印字の属性等の印刷データを印刷検査装置(画像処理装置)において利用することで、文字、数字又は記号の種類、位置、大きさ、印字内容などの画像処理装置側の複雑な設定を誤りなく自動で行うことができる。スキャナヘッドは小さいスペースに取り付け可能であるため、印刷装置に取り付けて印刷装置と一体化することもできる。印刷位置とスキャナヘッドまでの距離が一定であれば、印字検査装置の設定はすべて自動で行うことが可能となる。印刷検査装置においては、印刷装置で用いる印刷データを検査の照合元の基準データに利用しているので、印刷検査のために設定を再入力する際に入力ミスが入り込む余地がない。内容物が食品である場合には成分や賞味期限等の摂食するに際して重要な情報を含むことが普通であり、印刷不良なものを正常と判定して通過させるような間違いは許されないが、この印刷検出システムであれば、印刷検査の正確さが期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明による包装用印刷検査システムの一実施例を示す概略図である。
【図2】図1に示す包装用印刷検査システムで用いられる読取り装置の配置例を示す概略図である。
【図3】従来の印刷検査システムの一つとしての印字検査システムの概略図である。
【図4】従来の印刷検査システムの一つとして、撮像装置として包装材から一定以上の距離を置いて撮影されるカメラの態様を示した概略図である。
【図5】図5は、画像処理設定例を示す図である。

Claims (4)

  1. 製品をウェブ状包装材で包装する包装機械に付設されている包装用印刷検査システムであって、
    文字、数字又は記号を含み前記製品等の包装に関する情報を有する印刷データに基づいて前記製品の包装に用いられるウェブ状包装材又は当該包装材に貼付されるラベルに印刷を施す印刷装置、前記包装材上の又は当該包装材に貼付されたラベル上の前記印刷を前記包装材の送り方向と直交する方向を主走査方向とし前記包装材の送り方向を副走査方向として読み取る読取り装置、及び前記読取り装置からのライン読取りデータと前記包装材の送り量データとから得られる二次元画像データに基づ認識によって得られた認識データを照合元となる前記印刷データによって定められる基準データと比較することにより前記印刷の適否を検査する印刷検査装置を備えることから成る包装用印刷検査システム。
  2. 前記ウェブ状包装材の送り量データは、前記ウェブ状包装材に接しながら回転するエンコーダが検出した包装材送り量、又は前記包装機械において設けられる包装材送り量検出手段が検出した包装材送り量であることから成る請求項1に記載の包装用印刷検査システム。
  3. 前記読取り装置は、前記主走査方向に沿って配置されたラインセンサと、当該ラインセンサによる読取りに際して前記ウェブ状包装材上の又は前記ラベル上の印刷領域を照らすための照明とを一体化したスキャナヘッドを備えていることから成る請求項1又は2に記載の包装用印刷検査システム。
  4. 前記印刷データは、一つ又は複数の印刷項目についての項目データ、前記印刷項目が印刷される前記ウェブ状包装材上の又は前記ラベル上の印刷位置についての位置データ、及び前記文字、数字又は記号の種類、大きさ等の属性データを含んでいることから成る請求項1〜3のいずれか一項に記載の包装用印刷検査システム。
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