JP4410593B2 - ロール圧延機 - Google Patents

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Description

この発明は、線材ないし棒鋼の圧延に使用される圧延機、より詳しくは、圧延ロールを備えるロール圧延機の構造に関するものである。
図3は、従来の3ロール式の圧延機の構造を示す断面図である。
同図が示すように、圧延機1は、3つのロール2〜4を備えており、それぞれがケーシング5内で互いに120°(degree)の角度で交差するように配置されている。各ロール2〜4の周面先端部には、圧延用の溝が設けられており、各ロール2〜4が所定位置(同図が示す位置)に配置されることによって、略円形の隙間6が形成される。各ロール2〜4は、所定の駆動装置によって回転駆動され、圧延されるべき線材等は、各ロール2〜4間の隙間6に送給される。これにより、線材等は、予め設計された外径寸法となるように圧延される。
したがって、線材の外径寸法が設計寸法通りに高精度に仕上げられるためには、上記隙間6の寸法、すなわち、各ロール2〜4の位置が正確に設定される必要がある。このことは、ロールの多少にかかわらず、2ロール式、4ロール式又は5ロール式の圧延機においても同様である。なお、従来から、かかるロール式の圧延機では、各ロールの位置決め精度を向上させるため及びその作業を簡単化するための手段は、種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上記各ロール2〜4は、従来から次のような要領で位置決めされていた。まず、ロール3及びロール4は、所定の支持軸によって回転自在に支持され、ハウジング5に対して所定位置に位置決めされる。ロール2は、ハブ7に嵌め込まれて固定される。この固定手段としては、例えばオイルインジェクション法が採用される。ハブ7に固定されたロール2は、ハウジング5のロール収容部8に収容される。この状態で回転軸9が挿入される。この回転軸9は、駆動軸である。回転軸9は、ハウジング5の外側から上記ロール収容部8へ挿入され、ハブ7を貫通する。回転軸9は、例えばオイルインジェクション法によりハブ7に固着される。
ハウジング5には、タイロッド10が設けられており、回転軸9がハウジング5に挿入されるときに、同時にタイロッド10は、回転軸9に挿通される。この状態で、タイロッド10は、予め軸方向に所定の引張力で引っ張られる。これにより、タイロッド10は、所定長さだけ伸びる。タイロッド10が引っ張られた状態で、固定ナット11がタイロッド10にねじ込まれる。そして、上記引張力が解除され、これによって、回転軸9は、ハウジング5に固定される。その結果、ロール2は、ハウジング5の所定位置に位置決め固定され、上記隙間6が形成される。
特開2000−94016号公報
ロール2は、前述の要領で位置決めされるが、ロール2のハウジング5に対する位置は、ロール2が直接操作されて決定されるものではない。つまり、ロール2の位置は、回転軸9に対するハブ7の取付位置及びハウジング5に対する回転軸9の取付位置が決定された結果、決定されるものである。
また、ロール2及び回転軸9の寸法(外形形状の大きさ)に比べて上記隙間6の寸法は非常に小さい。このため、ロール2及び回転軸9がハウジング5に組み込まれた状態では、上記隙間6の寸法が予め設計された寸法に正確に一致しないことがある。しかも、前述のように、ロール2の位置決めは、ロール2が直接操作されることによりなされるものではないことから、なおさら上記隙間6の寸法が回転軸9が予め設計された寸法に対して誤差を生じる傾向にある。
さらに、圧延機1が長期にわたって使用された場合に、ハブ7の摩耗等が原因となって、回転軸9に対するハブ7の位置が変化する場合もある。そのような場合にも、上記隙間6の寸法が回転軸9が予め設計された寸法に対して誤差を生じることになる。
上記隙間6の寸法が予め設計された寸法に正確に一致しない場合は、線材等が予め設計された外径寸法に圧延されないので、一旦組み立てられた圧延機1は、分解され、再び組み立て直される必要がある。このような作業は、非常に煩わしいものであるばかりか、線材等の圧延ラインの生産性を低下させるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、ロールの位置を所定位置に正確に位置決めすることができるロール圧延機を提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本願に係るロール圧延機は、ケーシングと、外周面同士が互いに対向されるようにケーシング内に配置された複数の圧延ロールと、ケーシング内に配置され、複数の圧延ロールのうち一の圧延ロールが装着される駆動軸と、ケーシング内に配置され、他の圧延ロールが装着される従動軸と、一の圧延ロールに従動して他の圧延ロールを駆動する従動機構と、ケーシングに設けられ、駆動軸及び従動軸をそれぞれ軸方向に貫通して当該駆動軸及び従動軸をケーシングに対して位置決めするタイロッドと、タイロッドに対する上記駆動軸並びに従動軸の相対的位置をタイロッドの軸方向に沿ってそれぞれ変化させる位置調整部材が備えられていることを特徴とするものである。
この構成によれば、複数の圧延ロールのうち一の圧延ロールは、駆動軸に装着され、ケーシング内に配置される。また、他の圧延ロールは、従動軸に装着され、ケーシング内に配置される。他の圧延ロールが複数設けられている場合は、当該他の圧延ロールは、それぞれ別の従動軸に装着される。上記一の圧延ロール及び他の圧延ロールは、その外周面が互いに対向するように配置されるので、各圧延ロールの外周面によって、線材ないし棒鋼が圧延される圧延中心部が区画形成される。一の圧延ロールは、駆動軸が駆動されることによって駆動され、他の圧延ロールは、従動機構によって一の圧延ロールに従動して駆動される。これにより、上記線材等は、上記圧延中心部に送給されながら圧延される。
上記駆動軸の固定は、タイロッドにより行われる。すなわち、駆動軸がケーシングに挿入されたときに、タイロッドが駆動軸を軸方向に貫通する。タイロッドは、予め軸方向に引っ張られ、その状態でロックナット等がタイロッドにねじ込まれた後、当該引張力が解除される。これにより、タイロッドによって締め付けられた状態で、駆動軸がケーシングに固定される。また、上記従動軸の固定も駆動軸の固定と同様の要領で行われる。
このように駆動軸がケーシングに固定されたときに、一の圧延ロールのケーシングに対する位置も決定されるが、この一の圧延ロールの位置が予め設計された所定位置からずれる(圧延ロールの中心が上記圧延中心部からずれる)場合も考えられる。その場合には、位置調整部材により、タイロッドに対する駆動軸の相対的位置が変化され、一の圧延ロールは、予め設計された所定位置に精度良く位置決めされる。
また、上記従動軸に装着された圧延ロールについても、位置調整部材により、タイロッドに対する従動軸の相対的位置が変化される。したがって、上記従動軸に装着された圧延ロールは、予め設計された所定位置に精度良く位置決めされる。
上記位置調整部材は、上記駆動軸及び従動軸の端面に螺合され、当該各端面から当該駆動軸及び従動軸の内部にそれぞれ進退自在に設けられた円筒状ねじ軸から構成されるのが好ましい。この構成では、円筒状ねじ軸が駆動軸又は従動軸に螺合されるので、当該円筒状ねじ軸が軸方向まわりに回転されることによって、きわめて簡単且つ確実にタイロッドに対する駆動軸及び従動軸の相対的位置が変化される。
(2) 上記目的が達成されるため、本願に係る3ロール圧延機は、ケーシングと、外周面同士が互いに対向されるようにケーシング内に放射状に配置された3つの圧延ロールと、ケーシング内に配置され、一の圧延ロールが装着される駆動軸と、ケーシング内に配置され、他の圧延ロールがそれぞれ装着される2つの従動軸と、一の圧延ロールに従動して他の圧延ロールを駆動する従動機構と、ケーシングに設けられ、駆動軸及び各従動軸をそれぞれ軸方向に貫通して当該駆動軸及び各従動軸をケーシングに対して位置決めする3つのタイロッドと、各タイロッドに対する上記駆動軸並びに各従動軸の相対的位置を各タイロッドの軸方向に沿ってそれぞれ変化させる3つの位置調整部材が備えられていることを特徴とするものである。
この構成によれば、一の圧延ロールは、駆動軸に装着され、ケーシング内に配置される。また、他の2つの圧延ロールは、それぞれ従動軸に装着され、ケーシング内に配置される。これら3つの圧延ロールは、その外周面が互いに対向するように放射状に配置されるので、各圧延ロールの外周面によって、線材ないし棒鋼が圧延される圧延中心部が区画形成される。一の圧延ロールは、駆動軸が駆動されることによって駆動され、他の圧延ロールは、従動機構によって一の圧延ロールに従動して駆動される。これにより、上記線材等は、上記圧延中心部に送給されながら圧延される。
上記駆動軸の固定は、タイロッドにより行われる。すなわち、駆動軸がケーシングに挿入されたときに、タイロッドが駆動軸を軸方向に貫通する。タイロッドは、予め軸方向に引っ張られ、その状態でロックナット等がタイロッドにねじ込まれた後、当該引張力が解除される。これにより、タイロッドによって締め付けられた状態で、駆動軸がケーシングに固定される。また、上記従動軸の固定も駆動軸の固定と同様の要領で行われる。
このように駆動軸がケーシングに固定されたときに、一の圧延ロールのケーシングに対する位置も決定されるが、この一の圧延ロールの位置が予め設計された所定位置からずれる(圧延ロールの中心が上記圧延中心部からずれる)場合も考えられる。その場合には、位置調整部材により、タイロッドに対する駆動軸の相対的位置が変化され、一の圧延ロールは、予め設計された所定位置に精度良く位置決めされる。
また、上記各従動軸に装着された圧延ロールについても、位置調整部材により、タイロッドに対する各従動軸の相対的位置が変化され、他の2つの圧延ロールは、予め設計された所定位置に精度良く位置決めされる。
上記位置調整部材は、上記駆動軸及び各従動軸の端面に螺合され、当該各端面から当該駆動軸及び各従動軸の内部にそれぞれ進退自在に設けられた円筒状ねじ軸から構成されるのが好ましい。この構成では、円筒状ねじ軸が駆動軸又は従動軸に螺合されるので、当該円筒状ねじ軸が軸方向まわりに回転されることによって、きわめて簡単且つ確実にタイロッドに対する駆動軸及び各従動軸の相対的位置が変化される。
以上のように本発明によれば、いわゆる組立誤差あるいは経年変化等が原因となって各圧延ロールが予め定められた所定位置から位置ずれを起こした場合であっても、位置調整部材によって各圧延ロールの位置が調整されるので、各圧延ロールは、常に予め定められた位置に配置される。しかも、従来のように、各圧延ロールの位置調整のために圧延機全体を分解する必要がなく、圧延ロールの位置調整のための作業が簡単且つ迅速に行われる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る3ロール圧延機(以下、単に「圧延機」と称される。)の断面図である。
この圧延機20は、ケーシング21と、ケーシング21内で位置決めされた状態で配置された3つの圧延ロール22〜24と、圧延ロール22を支持し回転駆動する駆動軸25と、圧延ロール23、24をそれぞれ支持する従動軸26、27と、駆動軸25の回転に伴って従動軸26、27を回転させる従動機構28と、上記駆動軸25及び各従動軸26、27をケーシング21に対して位置決めするタイロッド29(各従動軸26、27用のタイロッドは、図示されていない。)と、タイロッド29に対する上記駆動軸25及び各従動軸26、27の位置を変化させるためのねじ軸(位置調整部材)30とを備えている。
ケーシング21は、例えば鋳鋼等により形成され、内部にロール保持部31〜33が形成されている。ロール保持部31〜33は、上記圧延ロール22〜24を収容するものであり、同図が示すように、ケーシング21の内部で放射状に3方向に配置されている。すなわち、各ロール保持部31〜33は、互いに120°の角度で交差するように配置されている。
圧延ロール22は、円盤状に形成されており、ロール本体34とハブ35とを備えている。
ハブ35は、例えばSCM440等により構成されており、後述のようにその中心部に上記駆動軸25が貫通されるようになっている。また、ロール本体34は、例えばダクタイル等により構成されており、リング状に形成されている。
このロール本体34は、ハブ35の外周面に嵌め込まれている。なお、ロール本体34は、例えばオイルインジェクション法によってハブ35に固着されている。このため、ハブ35には、オイル導入路36が形成されている。
また、ロール本体34の外周面部は、同図が示すように径方向外方へ突出するように三角形状に形成されており、その頂部に溝37が設けられている。この溝37の内壁面形状は、円弧状に形成されている。
圧延ロール23及び圧延ロール24は、圧延ロール22と同様の構成であるので、その説明は省略される。
駆動軸25は、同図が示すように段付きの棒状に形成されており、図示されていない所要の駆動装置によって回転駆動されるようになっている。駆動軸25は、ケーシング21内に配置されるようになっている。すなわち、駆動軸25は、図中ケーシング21の左側から挿通され、ケーシング21に形成された駆動軸支持部38及び駆動軸支持部39によって回転自在に支持されている。
駆動軸25の中心には、軸方向に沿って貫通孔55が設けられている。この貫通孔55は、後述のように、タイロッド29が挿通されるようになっている。また、駆動軸25の左端面56には、凹部57が形成されている。この凹部57は、後に詳述される締付ナット58の座部を構成する。
駆動軸支持部38は、軸受40を備えており、駆動軸25の左側部分は、この軸受40によって支持されている。また、駆動軸支持部39は、上記タイロッド29と、エンドプレート42とを備えている。タイロッド29は、丸棒状の部材であって、その右端部43は、平板状に形成されており、左端部59には雄ねじが形成されている。この左端部59に上記締付ナット58が螺合されるようになっている。タイロッド29の右端部43は、ケーシング21に固定され、タイロッド29は、同図が示すように左側へ延びている。
エンドプレート42は、略円筒状に形成されており、タイロッド29に挿通されている。エンドプレート42は、後に詳述されるが、駆動軸25の右端面の位置を規定するものである。なお、このエンドプレート42は、軸受41によって回転自在に支持されている。
図2は、駆動軸25の要部拡大断面図であり、駆動軸25及び駆動軸支持部39の構造を詳細に示している。
ねじ軸30は、駆動軸25の右端面に装着されている。ねじ軸30は、例えばS45C等により構成されており、円柱状に形成されている。ねじ軸30の外周面には雄ねじ44が形成されており、駆動軸25の右端面45には、雌ねじが形成されたねじ孔46が設けられている。このねじ孔46にねじ軸30がねじ込まれることによって、ねじ軸30が駆動軸25に取り付けられる。したがって、ねじ軸30が回転されることによって、当該ねじ軸30は、駆動軸25の右端面45に対して進退することができるようになっている。同図では、ねじ軸30は、駆動軸25の右端面45から距離dだけ突出している。
圧延ロール23、24は、上記圧延ロール21と同様の構成であるので、その説明は省略される。また、圧延ロール23、24は、それぞれ上記従動軸26及び従動軸27によって支持され、上記ロール保持部32、33内に収容されている。これら従動軸27は、図示されていない軸受によってケーシング21に支持されており、これにより、圧延ロール22、23は、この従動軸26、27を中心として回転自在となっている。
各従動軸26、27は、上記従動機構28によって駆動される。従動機構28は、2対のベベルギア47〜50により構成されている。ベベルギア47、49は、ケーシング21のロール保持部31に軸受51、52を介して支持されており、上記駆動軸25に固定されている。また、ベベルギア48、50は、それぞれロール保持部32、33に軸受を介して支持されている。ベベルギア48は、従動軸26に固定され、ベベルギア50は、従動軸27に固定されている。
ベベルギア47は、ベベルギア48とかみ合っており、ベベルギア49は、ベベルギア50とかみ合っている。したがって、駆動軸25が回転されるとベベルギア47、49が回転され、同時にベベルギア48、50が回転する。これにより、駆動軸25が回転することによって、各従動軸26、27が回転し、各圧延ロール22〜24が回転する。
前述のように、各圧延ロール22〜24には、溝37が設けられているから、各圧延ロール22〜24が同図に示すように対向配置された状態では、各圧延ロール22〜24の各溝37は、それぞれ3方向から放射状に対向する。そして、各溝37が対向されることによって、圧延中心53が構成される。各溝37の内壁面形状は円弧状に形成されているから、略円形の圧延中心53が構成される。
材料となる線材等は、この圧延中心に送給される。各圧延ロール22〜24が回転されることによって、所定の外径寸法の棒材が圧延される。
次に、各圧延ロール22〜24がケーシング21に組み付けられる要領について説明される。
圧延ロール22のロール本体34は、予めハブ35に前述の要領で取り付けられる。この圧延ロール22は、ロール収容部31に挿入され、この状態で駆動軸25がケーシング21に挿入される。これにより、駆動軸25は、圧延ロール22を貫通する。なお、圧延ロール22は、例えばオイルインジェクション法によって駆動軸25に固着される。このため、ハブ35には、オイル導入路54が形成されている。
ケーシング21には上記タイロッド29が設けられているから、前述のように駆動軸25がケーシング21に挿入されると、タイロッド29が駆動軸25の貫通孔55に貫通挿入される。これにより、タイロッド29の右端は、エンドプレート42に当接すると共に、タイロッド29の左端部59は、駆動軸25の左端面56から突出する。このとき、タイロッド29の右端面45から上記ねじ軸44が距離dだけ突出しているから、このねじ軸44がエンドプレート42に当接する。
さらに、タイロッド29は、所要の引張力によって図中左側へ引っ張られ、所定寸法だけ伸ばされる。なお、タイロッド29を引っ張るためには、油圧装置等、既知の装置が採用される。この状態で、上記締付ナット58がタイロッド29に螺合され、締付ナット58が上記凹部57内で締め付けられる。締付ナット58が所定の締付トルクで締め付けられたときに、上記引張力が解除される。これにより、タイロッド29が軸方向に縮もうとするため、駆動軸25は、強固にケーシング21に位置決め固定されることになる。なお、圧延ロール23、24も、圧延ロール22と同様にしてケーシング21内に位置決め固定される。
ところで、各圧延ロール22〜24が前述の要領で位置決めされた場合に、各圧延ロール22〜24が予め設計された位置に配置されない場合がある。すなわち、各圧延ロール22〜24が位置決めされ、各圧延ロール22〜24の溝37が対向配置されたときに、圧延中心53が正確に円形を呈しない場合があり、その結果、予め設計された棒材が高精度に圧延されなくなる。
本実施形態では、図2が示すように、駆動軸25及び従動軸26、27にねじ軸30が設けられているから、これが回転されることによって駆動軸25及び従動軸26、27の端面(すなわちねじ軸30の右端面)の位置が変化する。したがって、各圧延ロール22〜24が予め設計された位置からずれている場合であっても、このねじ軸30が適当に回転されることによって、駆動軸25及び従動軸26、27の位置が変化し、その結果、各圧延ロール22〜24が予め設計された位置に正確に配置される。具体的には、一旦締付ナット58が緩められ、ねじ軸30が回転されることによって、簡単に各圧延ロール22〜24の位置が変更される。
このように本実施形態では、上記ねじ軸30が設けられていることにより、タイロッド29に対する駆動軸25及び従動軸26、27の位置が変化され、その結果、各圧延ロール22〜24が予め設計された位置に正確に配置されるので、従来のように、各圧延ロール22〜24の位置合わせのために一旦駆動軸25、従動軸26及び圧延ロール22〜24が分解される必要はなく、簡単且つ迅速な作業が実現される。
特に、本実施形態では、駆動軸25及び従動軸26、27の位置を調整するためにねじ軸30が採用されており、駆動軸25等の位置を調整するための部材がきわめて簡単な構造である。したがって、圧延機20全体としての製造コストが大幅に上昇することはないという利点がある。
もっとも、駆動軸25等の位置を調整するための部材としては、ねじ軸30に限定されるものではなく、他の種々のスペーサーや、駆動軸25等を直接伸縮させる機構が採用されてもよい。
本実施形態は、本発明が圧延ロール22〜24を備えた3ロール圧延機に適用された実施形態を開示するものである。しかし、本発明は、かかる3ロール圧延機にのみ適用されるものではなく、2ロール圧延機のほか4ロール圧延機、さらには多ロール圧延機にも同様に適用され得ることは勿論である。
その場合においても、各圧延ロールは、本実施形態に係る圧延ロール22〜24と同様にケーシング内に配置され、複数の圧延ロールのうち一の圧延ロールが駆動軸によって支持され、他の圧延ロールが従動軸によって支持される。そして、従動軸は上記従動機構28と同様の機構によって駆動され、駆動軸及び従動軸は、上記ねじ軸30によってその位置が調整され得る。
この発明は、圧延ロールを備えたロール圧延機に適用され得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る3ロール圧延機の断面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る3ロール圧延機の駆動軸の要部拡大断面図である。 図3は、従来の3ロール式の圧延機の構造を示す断面図である。
符号の説明
20・・・圧延機
21・・・ケーシング
22・・・圧延ロール
23・・・圧延ロール
24・・・圧延ロール
25・・・駆動軸
26・・・従動軸
27・・・従動軸
28・・・従動機構
29・・・タイロッド
30・・・ねじ軸
34・・・ロール本体
35・・・ハブ
37・・・溝
42・・・エンドプレート
43・・・右端部
45・・・右端面
48・・・ベベルギア
47・・・ベベルギア
49・・・ベベルギア
50・・・ベベルギア
53・・・圧延中心
55・・・貫通孔
56・・・左端面
57・・・凹部
58・・・締付ナット
59・・・左端部

Claims (4)

  1. ケーシングと、
    外周面同士が互いに対向されるようにケーシング内に配置された複数の圧延ロールと、
    ケーシング内に配置され、複数の圧延ロールのうち一の圧延ロールが装着される駆動軸と、
    ケーシング内に配置され、他の圧延ロールが装着される従動軸と、
    一の圧延ロールに従動して他の圧延ロールを駆動する従動機構と、
    ケーシングに設けられ、駆動軸及び従動軸をそれぞれ軸方向に貫通して当該駆動軸及び従動軸をケーシングに対して位置決めするタイロッドと、
    タイロッドに対する上記駆動軸並びに従動軸の相対的位置をタイロッドの軸方向に沿ってそれぞれ変化させる位置調整部材が備えられているロール圧延機。
  2. ケーシングと、
    外周面同士が互いに対向されるようにケーシング内に放射状に配置された3つの圧延ロールと、
    ケーシング内に配置され、一の圧延ロールが装着される駆動軸と、
    ケーシング内に配置され、他の圧延ロールがそれぞれ装着される2つの従動軸と、
    一の圧延ロールに従動して他の圧延ロールを駆動する従動機構と、
    ケーシングに設けられ、駆動軸及び各従動軸をそれぞれ軸方向に貫通して当該駆動軸及び各従動軸をケーシングに対して位置決めする3つのタイロッドと、
    各タイロッドに対する上記駆動軸並びに各従動軸の相対的位置を各タイロッドの軸方向に沿ってそれぞれ変化させる3つの位置調整部材が備えられている3ロール圧延機。
  3. 上記位置調整部材は、
    上記駆動軸及び従動軸の端面に螺合され、当該各端面から当該駆動軸及び従動軸の内部にそれぞれ進退自在に設けられた円筒状ねじ軸からなる請求項1に記載のロール圧延機。
  4. 上記位置調整部材は、
    上記駆動軸及び各従動軸の端面に螺合され、当該各端面から当該駆動軸及び各従動軸の内部にそれぞれ進退自在に設けられた円筒状ねじ軸からなる請求項2に記載の3ロール圧延機。
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