JP4408473B2

JP4408473B2 - Shift lock release mechanism for vehicle speed change operation device

Info

Publication number: JP4408473B2
Application number: JP01206399A
Authority: JP
Inventors: 真奈美増田
Original assignee: Fuji Jukogyo KK
Current assignee: Subaru Corp
Priority date: 1999-01-20
Filing date: 1999-01-20
Publication date: 2010-02-03
Anticipated expiration: 2019-01-20
Also published as: JP2000211393A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用変速操作装置のシフトロック解除機構に関し、特に、インストルメントパネル取付タイプの変速操作装置のシフトロック解除機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、車両のブレーキ装置と関連して自動変速機の変速操作レバーをパーキング位置にロックするシフトロックを備えた変速操作装置が提案されている。この変速操作装置は、ブレーキ装置を作動させていない状態では変速操作レバーをパーキング位置からドライブ位置等の変速位置に操作できないようにすることで、車両発進時の急加速による暴走の問題を回避するものであって、ブレーキ装置が作動されたときに電磁アクチュエータが付勢されてシフトロックの解除を行うものである。
【０００３】
このような変速操作装置では、電磁アクチュエータ自体が破損してしまった場合やバッテリ上がりによって電磁アクチュエータが動作しなくなってしまった場合に、シフトロック解除が不能となって運転ができなくなってしまう問題があることから、この問題を回避するために、例えば、実開平３−１２０５３号公報に記載されているように、ブレーキ操作とは無関係に手動のシフトロック解除手段を設けるものが提案されている。
【０００４】
一方、車両の変速操作装置としては、該装置のシフトレバーを運転席横のフロアに取り付けた所謂フロアシフトタイプと、操作レバーをステアリングコラムに取り付けた所謂コラムシフトタイプが広く知られているが、近年、上記のタイプの他に、運転者の足元或いは手元の空間をより広く確保するために、変速操作レバーを車両のインストルメントパネルに取り付けたものが提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記のインストルメントパネル取付タイプの変速操作装置において、上述した手動のシフトロック解除手段を設けようとした場合、助手席乗員等によって手を触れ易い車両室内前面のインストルメントパネル内に手動のシフトロック解除用レバーを設けることになり、シフトロック解除をする必要のない状況で誤ってシフトロック解除用レバーが操作される危険性が生じる。
また、手動のシフトロック解除レバーを操作するための操作機構をインストルメントパネル内の変速操作装置本体に組み込む必要があるが、変速操作装置の基本構造とのからみで構造が複雑化し、コストアップを招くと共に、製作が困難になるという問題が生じる。
【０００６】
また、手動のシフトロック解除用レバーを操作する操作機構を設けるということは、インストルメントパネル付近のレイアウトに影響を与えるという問題がある。したがって、インストルメントパネルに配設される他の機器にできるだけ影響を与えない、コンパクトで簡単な構造のシフトロック解除機構が望まれるところであった。
【０００７】
本発明は、上述のような事情に対処するために提案されたものであって、誤操作のおそれが無く、構造及び取り付けが簡単で、インストルメントパネル付近のレイアウトに影響を与えることのない車両用変速操作装置のシフトロック解除機構を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、インストルメントパネル取付タイプの車両用変速操作装置のシフトロック解除機構において、シフトロック解除用アームを突出させた変速操作装置本体の側部に、上端部が上記シフトロック解除アームに係合し、下端部がインストルメントパネルの下方に突出し、その下端部に上記シフトロック解除アームを操作するための操作部を有する手動シフトロック解除ユニットを装着してなることを特徴とする。
【０００９】
また、該手動シフトロック解除ユニットは、上記シフトロック解除用アームを囲んで上記変速操作装置本体側部に装着されるブラケットと、該ブラケットの上部から吊り下げられるバネ部材と、該バネ部材の下端に上端が取り付けられ、上端部にリング状の係合部、下端部に操作部を有する手動解除ロッドとからなり、上記手動解除ロッドの係合部が上記シフトロック解除用アームに係合されることを特徴とする。
【００１０】
上記構成によると、手動のシフトロック解除機構は、変速操作装置本体の側部に手動シフトロック解除ユニットを装着することで形成される。そして、このユニット内の手動解除ロッド上端に形成されたリング状の係合部が変速操作装置本体の側部に突出したシフトロック解除用アームに係合される。手動のシフトロック解除を行うには、下方に延びた手動解除ロッドの下端に形成した操作部をバネ部材の反発力に抗して引き下げることで、手動解除ロッド上端の係合部が解除用アームを引き下げてシフトロックが解除される。
【００１１】
これによると、インストルメントパネル取付タイプの車両用変速操作装置の手動シフトロック解除機構を、変速操作装置本体とは独立した別体ユニットによって形成したので、変速操作装置本体側のシフト構造に影響を与えることなく簡単な構造で形成でき、また、取り付け取り外しに対しても本体側の変速操作装置を特に分解する必要がない。また、手動のシフトロック解除レバーを変速操作装置の側面に突出させ、このレバーに手動解除ロッドのリング状係合部を係合させる構造にしたので、手動シフトロック解除機構を取り付ける際に精密な位置決めの必要がない。
【００１２】
更に、上記構成の手動シフトロック解除機構では、インストルメントパネルの下方に手動解除ロッドの下端に形成した操作部が突出するだけであるので、インストルメントパネル付近のレイアウトにほとんど影響が無く、また、下方に延びた手動解除ロッドを引き下げるという操作は、簡単な操作でありながら誤操作の危険性が少ない。また、ブラケット，バネ部材，手動解除ロッドからなる手動シフトロック解除ユニットは、単純構造であって、低コストで提供でき、しかも、インストルメントパネル内に大きなスペースを必要としない。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面を参照して説明する。図１および図２は、この発明の一具体例の車両用変速操作装置の基本的構成を示す説明図であり、図３は、ディテントプレートを示す図である。
【００１４】
インストルメントパネル１に対して車室側に突出したステアリングコラムカバー２の内側には、ステアリングシャフト３が配置され、そのステアリングシャフト３の上端部に、ステアリングホイール４が取り付けられている。このステアリングホイール４は、周知の構造によって図１の紙面に垂直な方向にチルト動作し得るようになっている。
【００１５】
ステアリングシャフト３のうちのステアリングホイール４の近傍で、かつステアリングコラムカバー２に囲まれた部分には、リテーナ５がボルト等の締結手段によって取り付けられている。このリテーナ５には、ステアリングシャフト３の半径方向に延びるシフトレバー６の基端部６ａが、その中心軸線に沿って回転自在となるように連結されている。
【００１６】
このシフトレバー６の他端部は、インストルメントパネル１の内側を、そこに備えられた図示しない種々の部品と非接触となるように、インストルメントパネル１のうちステアリングホイール４に対して左側に形成された開口部７から車室側に斜めに向けられた状態で延出している。すなわち、シフトレバー６は、その基端部６ａがステアリングコラムカバー２の内部に配置されるとともに、その中間部６ｂがインストルメントパネル１の内側に配設され、更に、先端部６ｃのみが車室側に配設された構成となっている。
【００１７】
また、シフトレバー６のうち車室側に突出した端部には、ノブ８が取り付けられている。このノブ８の先端部６ｃには、シフトボタン９がシフトレバー６の軸線方向に突出・退入するように設けられている。
【００１８】
シフトボタン９には、中空材からなるシフトレバー６の内部に沿って配設されたプッシュプルケーブル（図示せず）の一端部が連結されており、そのプッシュプルケーブルの他端部には、シフトレバー６のうちリテーナ５側の端部に設けられたディテントピン（図示せず）に連結されている。すなわち、従来の構造（特願平１０−８３６５８号、或いは、特開平１０−１５７４８２号等）と同様にシフトボタン９の押し釦操作によって、後述のディテントプレートにディテントピンを係合・解除させる構成となっている。
【００１９】
リテーナ５には、ステアリングシャフト３とほぼ平行に向けられたディテントプレート１０が図２での左側に突出した状態で取り付けられている。このディテントプレート１０は、ディテントピンの回動範囲内において複数の切欠部が形成された周知の構造である。なお、参考までにその切欠き部の形状を図示すれば図３の通りである。すなわち、ディテントプレート１０のうちステアリングホイール４に対して外側となる縁部には、その図３の左側の縁部に沿って上から順に「Ｐ（パーキング）」用切欠き部１１、「Ｒ（リバース）」用切欠き部１２、「Ｎ（ニュートラル）・Ｄ（ドライブ）・２（セカンド）」用切欠き部１３と、「Ｌ（ロー）」用切欠き部１４と形成されている。なお、符号１５は、ディテントピンを記している。
【００２０】
また、シフトレバー６のうちリテーナ５側の端部には、図２での上方あるいは左斜め上方に突出するコントロールレバー１６が取り付けられている。このコントロールレバー１６は、シフトレバー６の回動動作を直線動作に変換して車両用自動変速機（図示せず）のマニュアルバルブに伝達するための部材であり、その先端部にはシフトコントロールケーブル１７の一端部が取り付けられている。すなわち、シフトレバー６の回動操作に伴ってシフトコントロールケーブル１７を引き寄せ、あるいは押し戻す構成となっている。なお、リテーナ５とシフトレバー６との連結箇所およびディテント機構とコントロールレバー１６とによって変速操作装置本体部１８が構成されている。
【００２１】
このような変速操作装置では、シフトレバー６を例えばＮレンジからＰレンジに切り換える場合、シフトボタン９を押せば、ディテントピン１５がディテントプレート１０のＮ・Ｄ・２用切欠き部１３から抜け出る方向に移動する。この状態からシフトノブ８を車体フロア側に引き下げるように回動操作すれば、その回動角度と等しい角度の分だけディテントピン１５およびコントロールレバー１６がシフトレバー６の外周側を図２での斜め右上方向に回動し、それに伴ってコントロールケーブル１７が同じ方向に引っ張られる。これによって、マニュアルバルブが動作し、その結果、油圧回路の油路が切り換えられる。そして、この状態から、シフトボタン９を解除すれば、ディテントピン１５がディテントプレート１０の左縁側に押圧されてＰ用切欠き部１１に係合し、それ以上のシフトレバー６の回動操作が規制される。
【００２２】
次に、図４によって、上記具体例に組み込まれるシフトロック及びシフトロック解除機構について説明する。図では、ディテントプレート１０のＰ用切欠き部１１にディテントピン１５が係合した状態を示している。ここで、ロックアーム４１は、一端側のロックアーム回転軸４３を回転中心として、ディテントプレート１０のＰ用切欠き部１１に係合したディテントピン１５の係合位置からの脱出を阻止する第１の位置（実線の位置）と上記の係合位置からのディテントピン１５の脱出が可能になる第２の位置（破線の位置）間を揺動可能に配設されている。また、このロックアーム４１は、電磁アクチュエータ内部のバネ（図示せず）の作用によって、常時上記第１の位置側に付勢されてると共に、その中間部が電磁アクチュエータ４０の作動ロッド４０ａに枢支され、電磁アクチュエータ４０の作動によりバネの付勢に抗して上記第２の位置へ可動するようになっている。更に、このロックアーム４１の可動端には、シフトロック解除用アーム４２が突設されており、このシフトロック解除用アーム４２に手動解除ロッド５３の先端係合部５３ａが引っかけられている。
【００２３】
この機構において、車両が停止して、シフトレバー６がパーキングに操作されると、ディテントピン１５はロックアーム４１をバネ力に抗して退けディテントプレート１０のＰ用切欠き部１１に係合する。この際、ロックアーム４１はバネ力によって上記第１の位置に復帰して保持され、ディテントピン１５の係合位置からの脱出を阻止するのでシフトロックがなされる。そして、このシフトロック状態でブレーキ装置が作動すると、ブレーキ装置に連動したスイッチによって電磁アクチュエータ４０が作動して、ロックアーム４１を上記第２の位置まで移動させてシフトロックが解除される。したがって、車両発進時には、ブレーキ装置を作動させた状態でのみ自動変速機が発進変速レンジに切り換えられるので、急発進の不具合が効果的に解消され、事故の発生が有効に回避される。
【００２４】
ここで、電磁アクチュエータ４０の電気的な故障やバッテリ上がりが生じて、ブレーキ装置を作動させてもシフトロックが解除されない自体に陥った場合には、手動解除ロッド５３をバネ力に抗して下方に引き下げ、手動でシフトロックの解除を行うことを可能としている。
【００２５】
以下に、本発明における手動シフトロック解除機構の具体的構成を図面に基づいて説明する。図５は、変速操作装置本体１８をインストルメントパネルの正面側からみた正面図を示している。変速操作装置本体１８には、その正面に上述したシフトレバー６が回動可能に装着されている。また、その変速操作装置本体１８の側面には、上記のシフトロック解除用アーム４２が突出している。そして、そのシフトロック解除用アーム４２を操作するための手動シフトロック解除ユニット５０が、変速操作装置本体１８の側面に装着されている。この手動シフトロック解除ユニット５０は、変速操作装置本体１８とは独立に形成され、変速操作装置本体１８に対して着脱自在の構造となっており、特に精密な位置決めが必要なく、ねじ止めによって装着可能となっている。
【００２６】
この手動シフト解除ユニット５０は、図６に全体構成を示すように、上記シフトロック解除用アーム４２を囲って変速操作装置本体１８に取り付けられるブラケット５１と、ブラケット５１の上端部から吊り下げられるコイルバネ５２と、このコイルバネ５２の下端に掛け止めされる手動解除ロッド５３からなる。手動解除ロッド５３は、上端部をリング状に湾曲加工して係合部５３ａを形成し、下端部にもリング状に湾曲加工した操作部５３ｂを形成している。
【００２７】
上記のブラケット５１は、シフトロック解除用アーム４２を囲むように断面コの字状に形成され、固定部５１ａで変速操作装置本体１８の側部にねじ或いはピン止め固定される。そして、ブラケット５１の内側にコイルバネ５２を介して手動解除ロッド５３が取り付けられるが、このブラケット５１の内側には、ロッド回転防止ストッパ５１ｂ，ロッド固定クリップ５１ｃ，ストッパ５１ｄが設けられている。
【００２８】
そして、ブラケット５１を変速操作装置本体１８の側部に装着し、シフトロック解除用アーム４２に手動解除ロッド５３の係合部５３ａを係合させることで、手動のシフトロック解除機構を形成する。手動のシフトロック解除を行うには、下方に延びた手動解除ロッド５３の下端に形成した操作部５３ｂをコイルバネ５２の反発力に抗して引き下げることで、手動解除ロッド５３上端の係合部５３ａが解除用アーム４２を引き下げてシフトロックが解除される。
【００２９】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成されるので、次に記載する効果を奏する。
（１）インストルメントパネル取付タイプの車両用変速操作装置の手動シフトロック解除機構を、変速操作装置本体とは独立した別体ユニットによって形成したので、変速操作装置本体側のシフト構造に影響を与えることなく簡単な構造で形成でき、また、取り付け取り外しに対しても本体側の変速操作装置を特に分解する必要がない。
（２）手動のシフトロック解除レバーを変速操作装置の側面に突出させ、このレバーに手動解除ロッドのリング状係合部を係合させる構造にしたので、手動シフトロック解除機構を取り付ける際に精密な位置決めの必要がない。
（３）上記構成の手動シフトロック解除機構では、インストルメントパネルの下方に手動解除ロッドの下端に形成した操作部が突出するだけであるので、インストルメントパネル付近のレイアウトにほとんど影響が無い。
（４）上記構成の手動シフトロック解除機構における手動解除ロッドを引き下げるという操作は、簡単な操作でありながら誤操作の危険性が少ない。
（５）ブラケット，バネ部材，手動解除ロッドからなる手動シフトロック解除ユニットは、単純構造であって、低コストで提供でき、しかも、インストルメントパネル内に大きなスペースを必要としない。
（６）上記構成の手動シフトロック解除機構は、ホコリ，ゴミ等の外部要因に強く、取り付け取り外しも簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一具体例の車両用変速操作装置の基本的構成を示す説明図。
【図２】本発明の一具体例の車両用変速操作装置の基本的構成を示す説明図。
【図３】ディテントプレートを示す説明図。
【図４】本発明の具体例に組み込まれるシフトロック及びシフトロック解除機構についての説明図。
【図５】本発明における手動シフトロック解除機構の具体的構成を示す説明図。
【図６】本発明の手動シフト解除ユニットの全体構成を示す説明図。
【符号の説明】
１インストルメントパネル
３ステアリングシャフト
６シフトレバー
１８変速操作装置本体
５０手動シフトロック解除ユニット
５１ブラケット
５２コイルバネ
５３手動解除ロッド[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a shift lock release mechanism of a vehicle speed change operation device, and more particularly to a shift lock release mechanism of an instrument panel mounting type speed change operation device.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been proposed a shift operation device including a shift lock that locks a shift operation lever of an automatic transmission at a parking position in association with a vehicle brake device. This speed change operation device avoids the problem of runaway due to sudden acceleration when the vehicle starts by preventing the speed change operation lever from being operated from the parking position to the speed change position such as the drive position when the brake device is not operated. The electromagnetic actuator is energized when the brake device is operated to release the shift lock.
[0003]
In such a speed change operation device, when the electromagnetic actuator itself is damaged or when the electromagnetic actuator stops operating due to battery exhaustion, there is a problem that the shift lock cannot be released and the operation cannot be performed. For this reason, in order to avoid this problem, for example, as described in Japanese Utility Model Laid-Open No. 3-12053, there has been proposed one provided with a manual shift lock releasing means regardless of the brake operation.
[0004]
On the other hand, as a vehicle shifting operation device, a so-called floor shift type in which the shift lever of the device is attached to the floor next to the driver's seat and a so-called column shift type in which the operation lever is attached to the steering column are widely known. In recent years, in addition to the above-mentioned type, there has been proposed one in which a shift operation lever is attached to an instrument panel of a vehicle in order to secure a wider space for a driver's feet or hands.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-mentioned instrument panel mounting type speed change operation device, when the above-described manual shift lock release means is provided, a manual shift lock is provided in the instrument panel on the front of the vehicle compartment that is easily touched by a passenger on the passenger seat. Since a release lever is provided, there is a risk that the shift lock release lever is erroneously operated in a situation where it is not necessary to release the shift lock.
In addition, it is necessary to incorporate an operating mechanism for operating the manual shift lock release lever in the main body of the speed change device in the instrument panel. In addition, there arises a problem that production becomes difficult.
[0006]
In addition, providing an operation mechanism for operating a manual shift lock release lever has a problem of affecting the layout in the vicinity of the instrument panel. Therefore, there has been a demand for a shift lock releasing mechanism having a compact and simple structure that has as little influence on other devices arranged on the instrument panel as possible.
[0007]
The present invention has been proposed in order to cope with the above-described circumstances, and has no fear of erroneous operation, is simple in structure and installation, and does not affect the layout near the instrument panel. It is an object of the present invention to provide a shift lock release mechanism for a speed change operation device.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
To achieve the above object, according to the present invention, there is provided a shift lock release mechanism for an instrument panel mounting type vehicle speed change operation device, wherein the upper end portion There engages the shift lock release arm, the lower end portion protrudes below the instrument panel, a manual shift lock release unit having an operation unit for operating the shift lock release arm at its lower end with instrumentation wear It is characterized by becoming.
[0009]
The manual shift lock release unit includes a bracket that is attached to the side of the shift operation device main body surrounding the shift lock release arm, a spring member that is suspended from an upper portion of the bracket, and a lower end of the spring member And a manual release rod having a ring-shaped engagement portion at the upper end and an operation portion at the lower end. The engagement portion of the manual release rod is engaged with the shift lock release arm. It is characterized by that.
[0010]
According to the above configuration, the manual shift lock release mechanism is formed by mounting the manual shift lock release unit on the side portion of the transmission operation device main body. Then, a ring-shaped engagement portion formed at the upper end of the manual release rod in this unit is engaged with a shift lock release arm protruding from the side portion of the transmission operation device main body. To perform manual shift lock release, pull down the operating part formed at the lower end of the manual release rod that extends downward against the repulsive force of the spring member, so that the engagement part at the upper end of the manual release rod becomes the release arm. Is lowered to release the shift lock.
[0011]
According to this, since the manual shift lock release mechanism of the instrument panel mounting type vehicle speed change operation device is formed by a separate unit independent of the speed change operation device main body, the shift structure on the speed change operation device main body side is affected. It can be formed with a simple structure without giving, and there is no need to disassemble the transmission operation device on the main body side for attachment / detachment. In addition, the manual shift lock release lever protrudes from the side of the speed change operation device, and the ring-like engagement part of the manual release rod is engaged with this lever. There is no need for positioning.
[0012]
Furthermore, in the manual shift lock release mechanism configured as described above, since the operation part formed at the lower end of the manual release rod only projects below the instrument panel, there is almost no influence on the layout near the instrument panel, The operation of pulling down the manual release rod extending downward is a simple operation but has a low risk of erroneous operation. Further, the manual shift lock release unit including the bracket, the spring member, and the manual release rod has a simple structure, can be provided at a low cost, and does not require a large space in the instrument panel.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. 1 and 2 are explanatory views showing a basic configuration of a vehicle speed change operating device according to one specific example of the present invention, and FIG. 3 is a view showing a detent plate.
[0014]
A steering shaft 3 is disposed inside a steering column cover 2 that protrudes toward the vehicle compartment side with respect to the instrument panel 1, and a steering wheel 4 is attached to an upper end portion of the steering shaft 3. The steering wheel 4 can be tilted in a direction perpendicular to the paper surface of FIG. 1 by a known structure.
[0015]
A retainer 5 is attached to a portion of the steering shaft 3 near the steering wheel 4 and surrounded by the steering column cover 2 by fastening means such as bolts. A base end portion 6a of a shift lever 6 extending in the radial direction of the steering shaft 3 is connected to the retainer 5 so as to be rotatable along its central axis.
[0016]
The other end of the shift lever 6 is located on the left side with respect to the steering wheel 4 in the instrument panel 1 so that the inside of the instrument panel 1 is not in contact with various components (not shown) provided therein. It extends in a state in which it is directed obliquely from the formed opening 7 toward the passenger compartment. That is, the shift lever 6 has a base end portion 6a disposed inside the steering column cover 2, an intermediate portion 6b disposed inside the instrument panel 1, and a distal end portion 6c only in the vehicle compartment. It has a configuration arranged on the side.
[0017]
A knob 8 is attached to the end of the shift lever 6 that protrudes toward the passenger compartment. A shift button 9 is provided at the front end portion 6 c of the knob 8 so as to protrude and retract in the axial direction of the shift lever 6.
[0018]
One end of a push-pull cable (not shown) disposed along the inside of the shift lever 6 made of a hollow material is connected to the shift button 9, and the other end of the push-pull cable is connected to the other end of the push-pull cable. The shift lever 6 is connected to a detent pin (not shown) provided at an end portion of the retainer 5 side. That is, a configuration in which a detent pin is engaged with or released from a detent plate (to be described later) by a push button operation of the shift button 9 as in the conventional structure (Japanese Patent Application No. 10-83658 or Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-157482). It has become.
[0019]
A detent plate 10 oriented substantially parallel to the steering shaft 3 is attached to the retainer 5 so as to protrude to the left in FIG. The detent plate 10 has a well-known structure in which a plurality of notches are formed within the rotation range of the detent pin. For reference, the shape of the notch is shown in FIG. In other words, the edge of the detent plate 10 that is on the outer side with respect to the steering wheel 4 is formed with a notch 11 for “P (parking)” in order from the top along the left edge of FIG. Reverse) "for notch 12, it is formed" and N (nu Toraru) D (drive), 2 (second) "for notch 13, the" L (low) "for notch 14 . Reference numeral 15 denotes a detent pin.
[0020]
A control lever 16 that protrudes upward or obliquely leftward in FIG. 2 is attached to the end of the shift lever 6 on the retainer 5 side. The control lever 16 is a member for converting the turning operation of the shift lever 6 into a linear operation and transmitting it to a manual valve of an automatic transmission for a vehicle (not shown). One end of 17 is attached. That is, the shift control cable 17 is pulled or pushed back as the shift lever 6 is rotated. Note that a transmission operating device main body 18 is constituted by the connecting portion between the retainer 5 and the shift lever 6, the detent mechanism, and the control lever 16.
[0021]
In such a shift operation device, for example, when the shift lever 6 is switched from the N range to the P range, if the shift button 9 is pressed, the detent pin 15 is pulled out from the N · D · 2 notch 13 of the detent plate 10. Move to. If the shift knob 8 is turned so that the shift knob 8 is pulled down to the vehicle body floor side from this state, the detent pin 15 and the control lever 16 are placed on the outer periphery side of the shift lever 6 by an angle equal to the turning angle. And the control cable 17 is pulled in the same direction. As a result, the manual valve operates, and as a result, the oil passage of the hydraulic circuit is switched. If the shift button 9 is released from this state, the detent pin 15 is pressed to the left edge side of the detent plate 10 and engages with the P notch 11, so that the shift lever 6 can be further rotated. Be regulated.
[0022]
Next, referring to FIG. 4, the shift lock and shift lock release mechanism incorporated in the above specific example will be described. In the figure, the detent pin 15 is engaged with the P cutout 11 of the detent plate 10. Here, the lock arm 41 prevents the escape of the detent pin 15 engaged with the P cutout portion 11 of the detent plate 10 from the engagement position with the lock arm rotation shaft 43 on one end side as the rotation center. And a second position (a broken line position) at which the detent pin 15 can escape from the engagement position. The lock arm 41 is always urged toward the first position by the action of a spring (not shown) inside the electromagnetic actuator, and its intermediate portion is pivotally supported by the operating rod 40 a of the electromagnetic actuator 40. The electromagnetic actuator 40 is moved to the second position against the bias of the spring by the operation of the electromagnetic actuator 40. Further, a shift lock release arm 42 projects from the movable end of the lock arm 41, and a tip engagement portion 53 a of a manual release rod 53 is hooked on the shift lock release arm 42.
[0023]
In this mechanism, when the vehicle stops and the shift lever 6 is operated for parking, the detent pin 15 retreats the lock arm 41 against the spring force and engages with the P notch 11 of the detent plate 10. . At this time, the lock arm 41 is returned to and held in the first position by the spring force, and the detent pin 15 is prevented from coming out of the engagement position, so that the shift lock is performed. When the brake device operates in this shift lock state, the electromagnetic actuator 40 is operated by a switch interlocked with the brake device, and the lock arm 41 is moved to the second position to release the shift lock. Therefore, when the vehicle starts, the automatic transmission is switched to the start shift range only when the brake device is operated, so that the problem of sudden start is effectively eliminated and the occurrence of an accident is effectively avoided.
[0024]
Here, when an electric failure of the electromagnetic actuator 40 or a battery rise occurs and the shift lock is not released even when the brake device is operated, the manual release rod 53 is moved downward against the spring force. It is possible to release the shift lock manually.
[0025]
Below, the specific structure of the manual shift lock release mechanism in this invention is demonstrated based on drawing. FIG. 5 shows a front view of the transmission operating device body 18 as seen from the front side of the instrument panel. The shift operation device main body 18 is mounted with the above-described shift lever 6 in a rotatable manner on the front surface thereof. Further, the shift lock releasing arm 42 protrudes from the side surface of the transmission operation device main body 18. A manual shift lock release unit 50 for operating the shift lock release arm 42 is mounted on the side surface of the transmission operation device main body 18. The manual shift lock release unit 50 is formed independently of the transmission operation device main body 18 and is detachable from the transmission operation device main body 18, and does not require particularly precise positioning, and is attached by screwing. It is possible.
[0026]
As shown in FIG. 6, the manual shift release unit 50 includes a bracket 51 that is attached to the transmission operation device body 18 so as to surround the shift lock release arm 42, and a coil spring that is suspended from the upper end of the bracket 51. 52 and a manual release rod 53 that is latched to the lower end of the coil spring 52. The manual release rod 53 has an upper end portion bent into a ring shape to form an engaging portion 53a, and a lower end portion also formed with an operation portion 53b bent into a ring shape.
[0027]
The bracket 51 is formed in a U-shaped cross-section so as to surround the shift lock releasing arm 42, and is fixed to the side portion of the transmission operation device main body 18 by screws or pins by a fixing portion 51a. A manual release rod 53 is attached to the inside of the bracket 51 via a coil spring 52. Inside the bracket 51, a rod rotation prevention stopper 51b, a rod fixing clip 51c, and a stopper 51d are provided.
[0028]
Then, the bracket 51 is attached to the side portion of the transmission operation device main body 18, and the engagement portion 53a of the manual release rod 53 is engaged with the shift lock release arm 42, thereby forming a manual shift lock release mechanism. In order to perform manual shift lock release, the operating portion 53 b formed at the lower end of the manual release rod 53 extending downward is pulled down against the repulsive force of the coil spring 52, thereby engaging the engagement portion 53 a at the upper end of the manual release rod 53. Then, the release arm 42 is pulled down to release the shift lock.
[0029]
【The invention's effect】
Since this invention is comprised as mentioned above, there exists an effect described below.
(1) Since the manual shift lock release mechanism of the instrument panel mounting type vehicle speed change operation device is formed by a separate unit independent of the speed change operation device main body, the shift structure on the speed change operation device main body side is affected. It is possible to form with a simple structure without any need, and it is not necessary to particularly disassemble the speed change operation device on the main body side for attachment / detachment.
(2) Since the manual shift lock release lever protrudes from the side of the speed change operation device and engages the ring-shaped engagement part of the manual release rod with this lever, precision is required when installing the manual shift lock release mechanism. There is no need for proper positioning.
(3) In the manual shift lock release mechanism having the above-described configuration, since the operation portion formed at the lower end of the manual release rod only projects below the instrument panel, there is almost no influence on the layout near the instrument panel.
(4) The operation of pulling down the manual release rod in the manual shift lock release mechanism configured as described above is a simple operation but has a low risk of erroneous operation.
(5) The manual shift lock release unit including the bracket, the spring member, and the manual release rod has a simple structure, can be provided at low cost, and does not require a large space in the instrument panel.
(6) The manual shift lock release mechanism configured as described above is resistant to external factors such as dust and dust, and is easy to attach and remove.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a basic configuration of a vehicle speed change operating device according to a specific example of the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram showing a basic configuration of a vehicle speed change operating device according to a specific example of the present invention.
FIG. 3 is an explanatory view showing a detent plate.
FIG. 4 is an explanatory diagram of a shift lock and shift lock release mechanism incorporated in a specific example of the present invention.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing a specific configuration of a manual shift lock release mechanism in the present invention.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing an overall configuration of a manual shift cancellation unit of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Instrument panel 3 Steering shaft 6 Shift lever 18 Shifting operation apparatus main body 50 Manual shift lock release unit 51 Bracket 52 Coil spring 53 Manual release rod

Claims

インストルメントパネル取付タイプの車両用変速操作装置のシフトロック解除機構において、
シフトロック解除用アームを突出させた変速操作装置本体の側部に、上端部が上記シフトロック解除アームに係合し、下端部がインストルメントパネルの下方に突出し、その下端部に上記シフトロック解除アームを操作するための操作部を有する手動シフトロック解除ユニットを装着してなることを特徴とする車両用変速操作装置のシフトロック解除機構。In the shift lock release mechanism of the instrument panel mounting type vehicle speed change operation device,
The shift lock release arm protrudes from the side of the shift operation device main body, the upper end engages with the shift lock release arm, the lower end protrudes below the instrument panel, and the shift lock is released at the lower end. shift lock release mechanism of the vehicle speed change operation apparatus characterized by comprising a manual shift lock release unit instrumentation wear having an operation section for operating the arm.

上記手動シフトロック解除ユニットは、上記シフトロック解除用アームを囲んで上記変速操作装置本体側部に装着されるブラケットと、該ブラケットの上部から吊り下げられるバネ部材と、該バネ部材の下端に上端が取り付けられ、上端部にリング状の係合部、下端部に上記操作部を有する手動解除ロッドとからなり、
上記手動解除ロッドの係合部が上記シフトロック解除用アームに係合されてなることを特徴とする請求項１記載の車両用変速操作装置のシフトロック解除機構。The manual shift lock release unit includes a bracket attached to the side of the shift operation device main body surrounding the shift lock release arm, a spring member suspended from the upper portion of the bracket, and an upper end at the lower end of the spring member is attached, consists of a manual release rod having a ring-shaped engaging portion to the upper portion, the operating portion to the lower portion,
2. The shift lock release mechanism of a vehicle speed change operation device according to claim 1, wherein the engaging portion of the manual release rod is engaged with the shift lock release arm.