JP4407754B2 - ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、流体を吸入・吐出するポンプに関する。
圧縮着火式内燃機関に燃料を噴射するための燃料噴射装置は、燃料を加圧してコモンレールに供給するサプライポンプを備えている。そのサプライポンプは、シリンダ内にポンプ室が区画形成され、プランジャ挿入穴内でプランジャが往復動してポンプ室内の燃料が加圧され、シリンダに形成された吐出通路を介して高圧燃料がコモンレール側に吐出されるようになっている。また、吐出通路はプランジャ挿入穴の軸線に対して傾斜している(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−170169公報
しかしながら、特許文献1に示された従来のサプライポンプは、ポンプ室内の燃料が加圧されると燃料圧力によりシリンダが外側に膨らみ、吐出通路におけるポンプ室側の開口部(以下、吐出通路開口部という)に応力が発生する。そして、吐出通路開口部のうちプランジャ挿入穴の軸線と吐出通路の軸線とのなす角が鋭角となる側に応力が集中し、この応力集中部を起点にしたシリンダの割れが発生するという問題があった。
本発明は上記点に鑑みて、吐出通路がプランジャ挿入穴の軸線に対して傾斜しているポンプにおいて、シリンダの割れを防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、シリンダ(13)内に形成されたポンプ室(15)に流体供給源から吸入通路(13b、31a)を介して流体が供給され、シリンダ(13)に形成されたプランジャ挿入穴(13a)内でプランジャ(14)が往復動してポンプ室(15)内の流体が加圧され、シリンダ(13)に形成された吐出通路(13c)を介してポンプ室(15)の加圧流体がシリンダ(13)の外部に導かれるポンプにおいて、吐出通路(13c)は、プランジャ挿入穴(13a)の軸線(J1)に対して直交し、且つポンプ室(15)を貫通して延びる吐出通路横孔(130)を備え、吐出通路横孔(130)は、ポンプ室(15)からシリンダ(13)の外周面まで延びるとともに閉塞部材(40)によって閉塞された第1吐出通路横孔(1301)と、ポンプ室(15)からシリンダ(13)の中間部まで延びる第2吐出通路横孔(1302)とからなり、さらに、吐出通路(13c)は、プランジャ挿入穴(13a)の軸線(J1)に対して傾斜し、且つ第2吐出通路横孔(1302)におけるポンプ室(15)から離れた位置を起点としてシリンダ(13)の外部に向かって延びる吐出通路斜め孔(131)とからなることを特徴とする。
これによると、ポンプ室(15)に開口する吐出通路横孔(130)はプランジャ挿入穴(13a)の軸線(J1)に対して直交しているため、吐出通路横孔(130)におけるポンプ室(15)側の開口部には均一に応力が発生し、応力集中によるシリンダ(13)の割れを防止することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のポンプにおいて、第1吐出通路横孔(1301)は、ポンプ室(15)側に位置する大径孔部(1301a)と、この大径孔部(1301a)よりも小径で、シリンダ(13)の外周面側に位置する小径孔部(1301b)と、大径孔部(1301a)と小径孔部(1301b)との間に形成された段差部(1301c)とを備え、閉塞部材(40)は段差部(1301c)に押し付けられ、閉塞部材(40)と段差部(1301c)との当接により第1吐出通路横孔(1301)が閉塞されていることを特徴とする。
これによると、ポンプ室(15)内の流体圧力により閉塞部材(40)は段差部(1301c)に押し付けられるため、閉塞部材(40)と段差部(1301c)との間のシール性が向上する。
請求項4に記載の発明では、請求項2または3に記載のポンプにおいて、閉塞部材(40)は球であることを特徴とする。これによると、その他の形状の閉塞部材(40)を用いる場合よりも、閉塞部材(40)の製造が容易である。
請求項5に記載の発明では、請求項1に記載のポンプにおいて、閉塞部材(40)は、シリンダ(13)の外周面側から第1吐出通路横孔(1301)に螺合されていることを特徴とする。
これによると、閉塞部材(40)をシリンダ(13)に装着する作業をシリンダ(13)の外部から行うことができるため、閉塞部材(40)をシリンダ(13)に装着する作業を容易に行うことができる。
請求項8に記載の発明では、シリンダ(13)内に形成されたポンプ室(15)に流体供給源から吸入通路(13b、31a)を介して流体が供給され、シリンダ(13)に形成されたプランジャ挿入穴(13a)内でプランジャ(14)が往復動してポンプ室(15)内の流体が加圧され、シリンダ(13)に形成された吐出通路(13c)を介してポンプ室(15)の加圧流体がシリンダ(13)の外部に導かれるポンプにおいて、吐出通路(13c)は、プランジャ挿入穴(13a)の軸線(J1)に対して直交し、且つポンプ室(15)からシリンダ(13)の中間部まで延びる吐出通路横孔(130)と、プランジャ挿入穴(13a)の軸線(J1)に対して傾斜し、且つ吐出通路横孔(130)におけるポンプ室(15)から離れた位置を起点としてシリンダ(13)の外部に向かって延びる吐出通路斜め孔(131)とからなることを特徴とする。
これによると、ポンプ室(15)に開口する吐出通路横孔(130)はプランジャ挿入穴(13a)の軸線(J1)に対して直交しているため、吐出通路横孔(130)におけるポンプ室(15)側の開口部には均一に応力が発生し、応力集中によるシリンダ(13)の割れを防止することができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態に係るポンプは、圧縮着火式内燃機関に燃料を噴射するための燃料噴射装置において、高圧の燃料を蓄えるコモンレールに高圧の燃料を供給するサプライポンプとして用いられる。
図1は本実施形態に係るポンプの構成を示すもので、ポンプハウジング10には、その下端側に位置するカム室10aと、このカム室10aからポンプハウジング10の上方に向かって延びる円柱状の摺動子挿入孔10bと、この摺動子挿入孔10bからポンプハウジング10の上端面まで延びる円柱状のシリンダ挿入孔10cとが形成されている。
カム室10aには、図示しない圧縮着火式内燃機関(以下、内燃機関という)にて駆動されるカム軸11が配置され、このカム軸11はポンプハウジング10に回転自在に支持されている。また、カム軸11にはカム12が形成されている。
シリンダ挿入孔10cには、シリンダ挿入孔10cを塞ぐようにしてシリンダ13が取り付けられている。このシリンダ13には、円柱状のプランジャ挿入穴13aが形成されており、このプランジャ挿入穴13aに、円柱状のプランジャ14が往復動自在に挿入されている。そして、このプランジャ14の上端面とシリンダ13の内周面とによりポンプ室15が区画形成されている。
プランジャ14の下端にシート14aが連結されており、このシート14aはスプリング16によって摺動子17に押し付けられている。この摺動子17は、円筒状に形成されており、摺動子挿入孔10bに往復動自在に挿入されている。また、摺動子17にはカムローラ18が回転自在に取り付けられており、このカムローラ18はカム12に当接している。そして、カム軸11の回転によりカム12が回転すると、シート14a、摺動子17およびカムローラ18とともに、プランジャ14が往復駆動されるようになっている。
シリンダ13とポンプハウジング10との間には、燃料溜り19が形成されている。この燃料溜り19には、図示しない流体供給源としてのフィードポンプから吐出される低圧の燃料が、図示しない低圧燃料配管を介して供給されるようになっている。また、燃料溜り19は、シリンダ13に形成された吸入通路13b、および電磁弁30内の吸入通路31aを介して、ポンプ室15に連通されている。
シリンダ13の側面には、ポンプ室15に常時連通する吐出通路13cが形成されている。そして、ポンプ室15は、この吐出通路13c、吐出弁20、および図示しない高圧燃料配管を介して図示しないコモンレールに接続されている。
吐出弁20は、吐出通路13cの下流側においてシリンダ13に取り付けられている。この吐出弁20は、吐出通路13cを開閉する弁体20aと、この弁体20aを閉弁向きに付勢するスプリング20bとを備えている。そして、ポンプ室15で加圧された燃料は、スプリング20bの付勢力に抗して弁体20aを開弁向きに移動させ、コモンレールに圧送されるようになっている。
電磁弁30は、プランジャ14の上端面に対向した位置において、ポンプ室15を閉塞するようにしてシリンダ13に螺合固定されている。より詳細には、電磁弁30とプランジャ14はポンプ室15を挟んで同軸に配置されている。電磁弁30のボディ31には、一端がポンプ室15に連通し他端が吸入通路13bに連通する吸入通路31aと、この吸入通路31a中に配置されたシート部(図示せず)とが形成されている。
また、この電磁弁30は、通電時に吸引力を発生するソレノイド32、ソレノイド32により吸引されるアーマチャ33、このアーマチャ33を反吸引側に向かって付勢するスプリング34、アーマチャ33と一体に移動してシート部に接離することにより吸入通路31aを開閉する弁体35、この弁体35の開弁時の位置を規制するストッパ36とを有している。ストッパ36は、電磁弁30とシリンダ13に挟持されており、吸入通路31aとポンプ室15とを連通させる連通孔(図示せず)が多数形成されている。
次に、本実施形態になるポンプの要部の構成について詳述する。図2は図1のポンプにおけるシリンダ13の要部を示す断面図、図3は図2のA部を拡大して示す断面図である。
図2に示すように、吐出通路13cは、プランジャ挿入穴13aの軸線J1に対して直交し、且つポンプ室15を貫通して延びる吐出通路横孔130と、プランジャ挿入穴13aの軸線J1に対して傾斜し、且つ吐出通路横孔130からシリンダ13の外部に向かって延びる吐出通路斜め孔131とからなる。
より詳細には、吐出通路横孔130は、ポンプ室15からシリンダ13の外周面まで延びる第1吐出通路横孔1301と、ポンプ室15からシリンダ13の中間部まで延びる第2吐出通路横孔1302とからなる。
吐出通路斜め孔131は、ポンプ室15から離れた位置で第2吐出通路横孔1302に接続されている。吐出通路斜め孔131は、プランジャ14(図1参照)側から電磁弁30(図1参照)側に向かうのに伴ってプランジャ挿入穴13aの軸線J1から遠ざかるように傾斜している。
図3に示すように、第1吐出通路横孔1301は、ポンプ室15側に位置する円柱状の大径孔部1301aと、この大径孔部1301aよりも小径で、シリンダ13の外周面側に位置する円柱状の小径孔部1301bと、大径孔部1301aと小径孔部1301bとの間に形成されたテーパ状の段差部1301cとを備えている。
小径孔部1301bと第2吐出通路横孔1302(図2参照)は、シリンダ13の外部から共通のドリルにて加工されて、小径孔部1301bと第2吐出通路横孔1302は同軸且つ同径になっている。なお、大径孔部1301aおよび段差部1301cは電解加工又は切削加工等で加工される。
第1吐出通路横孔1301は、第2吐出通路横孔1302の加工のために設けられたものであって、ポンプの機能上不要である。したがって、第1吐出通路横孔1301は、閉塞部材40により閉塞されている。具体的には、大径孔部1301aに球状の閉塞部材40が圧入されており、閉塞部材40は段差部1301cに押し付けられ、閉塞部材40と段差部1301cとの当接により第1吐出通路横孔1301が閉塞されている。
上記構成になるポンプの作動を説明する。まず、電磁弁30のソレノイド32に通電されていないときには、弁体35はスプリング34の付勢力により開弁位置に移動されている。すなわち、弁体35がボディ31のシート部から離れており、吸入通路31aが開かれている。
そして、吸入通路31aが開かれている状態でプランジャ14が下降するときには、フィードポンプから吐出される低圧の燃料が、燃料溜り19、吸入通路13b、および吸入通路31aを介して、ポンプ室15に供給される。
次いで、プランジャ14が上昇し始めると、プランジャ14はポンプ室15内の燃料を加圧しようとする。しかし、プランジャ14の上昇開始初期においては、電磁弁30に通電されておらず、吸入通路31aが開かれているため、ポンプ室15内の燃料は、吸入通路31aおよび吸入通路13bを介して燃料溜り19側に溢流し、加圧されない。
このポンプ室15内の燃料の溢流中に電磁弁30に通電されると、アーマチャ33および弁体35がスプリング34に抗して吸引され、弁体35がボディ31のシート部に着座して吸入通路31aが閉塞される。これにより、燃料溜り19側への燃料の溢流が停止されて、プランジャ14によるポンプ室15内の燃料の加圧が開始される。そして、ポンプ室15内の燃料圧力により吐出弁20が開弁され、燃料がコモンレールに圧送される。
ここで、プランジャ14によるポンプ室15内の燃料の加圧が開始されると、第1吐出通路横孔1301におけるポンプ室15側の開口部および第2吐出通路横孔1302におけるポンプ室15側の開口部には、応力が発生する。
しかし、本実施形態のポンプは、第1吐出通路横孔1301および第2吐出通路横孔1302がプランジャ挿入穴13aの軸線J1に対して直交しているため、第1吐出通路横孔1301におけるポンプ室15側の開口部および第2吐出通路横孔1302におけるポンプ室15側の開口部には均一に応力が発生し、応力集中によるシリンダ13の割れが防止される。
また、ポンプ室15内の燃料の圧力により閉塞部材40は段差部1301cに押し付けられるため、閉塞部材40と段差部1301cとの間のシール性が向上する。また、球状の閉塞部材40は、その他の形状の閉塞部材40よりも製造が容易である。
(第1実施形態の変形例)
上記実施形態においては、球状の閉塞部材40を用いて第1吐出通路横孔1301を閉塞したが、第1吐出通路横孔1301を閉塞する手段は以下の変形例のように種々変更することができる。
図4は第1変形例を示すシリンダ13の要部の断面図である。図4に示すように、閉塞部材40は、円柱状の大径円柱部401と、この大径円柱部401よりも小径で円柱状の小径円柱部402と、大径円柱部401と小径円柱部402との間に形成されたテーパ状の段差部403とを備えている。
そして、大径円柱部401が第1吐出通路横孔1301の大径孔部1301aに圧入され、小径円柱部402が第1吐出通路横孔1301の小径孔部1301bに圧入され、さらに、閉塞部材40の段差部403が第1吐出通路横孔1301の段差部1301cに押し付けられ、両段差部403、1301の当接により第1吐出通路横孔1301が閉塞されている。この変形例においても、ポンプ室15内の燃料の圧力により閉塞部材40は段差部1301cに押し付けられるため、閉塞部材40と段差部1301cとの間のシール性が向上する。
図5は第2変形例を示すシリンダ13の要部の断面図である。図5に示すように、閉塞部材40は、ボルト41とガスケット42とから構成されている。第1吐出通路横孔1301は、大径孔部1301aがシリンダ13の外周面側に位置し、小径孔部1301bがポンプ室15側に位置している。大径孔部1301aと小径孔部1301bとの間の段差部1301cは、大径孔部1301aおよび小径孔部1301bの軸線に対して垂直な平面になっている。小径孔部1301bには雌ねじ1301dが形成されている。そして、ボルト41を雌ねじ1301dに螺合させてガスケット42を段差部1301cに押し付けて、第1吐出通路横孔1301を閉塞している。
第2変形例では、ボルト41およびガスケット42をシリンダ13に装着する作業をシリンダ13の外部から行うことができるため、ボルト41およびガスケット42をシリンダ13に装着する作業を容易に行うことができる。なお、第2変形例において、ガスケット42を廃止し、ボルト41の頭部を段差部1301cに押し付けて第1吐出通路横孔1301を閉塞するようにしてもよい。
図6は第3変形例を示すシリンダ13の要部の断面図である。図6に示すように、第1吐出通路横孔1301における大径孔部1301aと小径孔部1301bとの間の段差部1301cは、大径孔部1301aおよび小径孔部1301bの軸線に対して垂直な平面になっている。
閉塞部材40は、最初は全域に渡って径が等しい円柱状(すなわち丸棒)になっている。そして、円柱状の閉塞部材40は、第1吐出通路横孔1301に挿入後両側から加圧されることにより、短くなるとともに径方向に拡大し、図6に示すような頭部43と小径円柱部44とを有する段付き形状に変形する。
頭部43は、閉塞部材40の抜け止め機能を発揮する。また、小径円柱部44が第1吐出通路横孔1301の内周面に押し付けられて第1吐出通路横孔1301が閉塞されている。第3変形例では、閉塞部材40は製造が容易な丸棒を用いることができるため、コスト的に有利である。
図7は第4変形例を示すシリンダ13の要部の断面図である。図7に示すように、第1吐出通路横孔1301における大径孔部1301aと小径孔部1301bとの間の段差部1301cは、大径孔部1301aおよび小径孔部1301bの軸線に対して垂直な平面になっている。閉塞部材40は、円柱状になっている。そして、閉塞部材40を大径孔部1301aに圧入後、閉塞部材40とシリンダ13とをB部で溶接して第1吐出通路横孔1301を閉塞している。
図8は第5変形例を示すシリンダ13の要部の断面図である。図8に示すように、第1吐出通路横孔1301は、大径孔部1301aがシリンダ13の外周面側に位置し、小径孔部1301bがポンプ室15側に位置している。大径孔部1301aと小径孔部1301bとの間の段差部1301cは、大径孔部1301aおよび小径孔部1301bの軸線に対して垂直な平面になっている。
閉塞部材40は、円柱状の大径円柱部401と、この大径円柱部401よりも小径で円柱状の小径円柱部402とを備えている。そして、大径円柱部401を第1吐出通路横孔1301の大径孔部1301aに挿入するとともに、小径円柱部402を第1吐出通路横孔1301の小径孔部1301bに圧入した後、大径円柱部401とシリンダ13とをB部で溶接して第1吐出通路横孔1301を閉塞している。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。図9は第2実施形態に係るポンプにおけるシリンダ13の要部を示す断面図である。本実施形態は、吐出通路横孔130の構成が第1実施形態のものと異なる。なお、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9に示すように、吐出通路横孔130は、プランジャ挿入穴13aの軸線J1に対して直交し、且つポンプ室15からシリンダ13の中間部まで延びる孔のみからなる。換言すると、吐出通路横孔130は、第1実施形態における第2吐出通路横孔1302に相当する孔のみからなる。この吐出通路横孔130は、放電加工によって形成される。
吐出通路斜め孔131は、プランジャ挿入穴13aの軸線J1に対して傾斜し、且つ吐出通路横孔130におけるポンプ室15から離れた位置を起点としてシリンダ13の外部に向かって延びている。
本実施形態では、第1実施形態における第1吐出通路横孔1301および閉塞部材40を廃止することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、本発明を内燃機関用燃料噴射装置のサプライポンプに適用したが、本発明は、流体を吸入・吐出するポンプに広く適用することができる。
本発明の第1実施形態に係るポンプの構成を示す断面図である。 図1のポンプにおけるシリンダ13の要部を示す断面図である。 図2のA部を拡大して示す断面図である。 第1変形例を示すシリンダ13の要部の断面図である。 第2変形例を示すシリンダ13の要部の断面図である。 第3変形例を示すシリンダ13の要部の断面図である。 第4変形例を示すシリンダ13の要部の断面図である。 第5変形例を示すシリンダ13の要部の断面図である。 本発明の第2実施形態に係るポンプにおけるシリンダ13の要部を示す断面図である。
符号の説明
13 シリンダ
13a プランジャ挿入穴
13b 吸入通路
13c 吐出通路
14 プランジャ
15 ポンプ室
31a 吸入通路
40 閉塞部材
130 吐出通路横孔
131 吐出通路斜め孔
1301 第1吐出通路横孔
1302 第2吐出通路横孔
J1 プランジャ挿入穴の軸線

Claims (9)

  1. シリンダ(13)内に形成されたポンプ室(15)に流体供給源から吸入通路(13b、31a)を介して流体が供給され、前記シリンダ(13)に形成されたプランジャ挿入穴(13a)内でプランジャ(14)が往復動して前記ポンプ室(15)内の流体が加圧され、前記シリンダ(13)に形成された吐出通路(13c)を介して前記ポンプ室(15)の加圧流体が前記シリンダ(13)の外部に導かれるポンプにおいて、
    前記吐出通路(13c)は、前記プランジャ挿入穴(13a)の軸線(J1)に対して直交し、且つ前記ポンプ室(15)を貫通して延びる吐出通路横孔(130)を備え、
    前記吐出通路横孔(130)は、前記ポンプ室(15)から前記シリンダ(13)の外周面まで延びるとともに閉塞部材(40)によって閉塞された第1吐出通路横孔(1301)と、前記ポンプ室(15)から前記シリンダ(13)の中間部まで延びる第2吐出通路横孔(1302)とからなり、
    さらに、前記吐出通路(13c)は、前記プランジャ挿入穴(13a)の軸線(J1)に対して傾斜し、且つ前記第2吐出通路横孔(1302)における前記ポンプ室(15)から離れた位置を起点として前記シリンダ(13)の外部に向かって延びる吐出通路斜め孔(131)とからなることを特徴とするポンプ。
  2. 前記第1吐出通路横孔(1301)は、前記ポンプ室(15)側に位置する大径孔部(1301a)と、この大径孔部(1301a)よりも小径で、前記シリンダ(13)の外周面側に位置する小径孔部(1301b)と、前記大径孔部(1301a)と前記小径孔部(1301b)との間に形成された段差部(1301c)とを備え、
    前記閉塞部材(40)は前記段差部(1301c)に押し付けられ、前記閉塞部材(40)と前記段差部(1301c)との当接により前記第1吐出通路横孔(1301)が閉塞されていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ。
  3. 前記段差部(1301c)はテーパであることを特徴とする請求項2記載のポンプ。
  4. 前記閉塞部材(40)は球であることを特徴とする請求項2または3に記載のポンプ。
  5. 前記閉塞部材(40)は、前記シリンダ(13)の外周面側から前記第1吐出通路横孔(1301)に螺合されていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ。
  6. 前記閉塞部材(40)は、前記第1吐出通路横孔(1301)に圧入されていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ。
  7. 前記閉塞部材(40)は溶接により前記シリンダ(13)に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のポンプ。
  8. シリンダ(13)内に形成されたポンプ室(15)に流体供給源から吸入通路(13b、31a)を介して流体が供給され、前記シリンダ(13)に形成されたプランジャ挿入穴(13a)内でプランジャ(14)が往復動して前記ポンプ室(15)内の流体が加圧され、前記シリンダ(13)に形成された吐出通路(13c)を介して前記ポンプ室(15)の加圧流体が前記シリンダ(13)の外部に導かれるポンプにおいて、
    前記吐出通路(13c)は、前記プランジャ挿入穴(13a)の軸線(J1)に対して直交し、且つ前記ポンプ室(15)から前記シリンダ(13)の中間部まで延びる吐出通路横孔(130)と、前記プランジャ挿入穴(13a)の軸線(J1)に対して傾斜し、且つ吐出通路横孔(130)における前記ポンプ室(15)から離れた位置を起点として前記シリンダ(13)の外部に向かって延びる吐出通路斜め孔(131)とからなることを特徴とするポンプ。
  9. 前記吸入通路(31a)を開閉する電磁弁(30)を備え、この電磁弁(30)と前記プランジャ(14)は前記ポンプ室(15)を挟んで同軸に配置され、
    前記吐出通路斜め孔(131)は、前記プランジャ(14)側から前記電磁弁(30)側に向かうのに伴って前記プランジャ挿入穴(13a)の軸線(J1)から遠ざかるように傾斜していることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載のポンプ。
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