JP4406094B2 - 画像再生装置および画像記録装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直接アクセスされる記憶媒体から画像ファイルの読み出しを行う画像再生装置と、直接アクセスされる記憶媒体に画像ファイルの書き込みを行う画像記録装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気テープに書き込まれた画像情報の読み出しを行うビデオテープレコーダでは、順次アクセスが行われて再生が行われる。そのため、操作者が所望する位置から再生を行う場合、その位置まで画像情報の読み飛ばしを行う必要があった。
近年、このような磁気テープなどの順次アクセスメモリに代わり、磁気ディスクなど直接アクセスメモリを記録媒体とする画像再生装置や画像記録装置が実用化されている。
【0003】
このような画像再生装置では、動画像の画像情報からなる複数の画像ファイルの内、操作者によって選択された画像ファイルが直接アクセスされて再生が行われる。
また、画像ファイルを読み出して画像処理を行う画像編集用のソフトウェアでは、操作者によって指定された位置からの再生が可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した画像再生装置では、常に画像ファイルの先頭位置から読み出しが開始されるため、既に途中の位置まで再生された画像ファイルであっても、その位置からの読み出しが行えないという問題があった。
また、上述した画像編集用のソフトウエアでは、先行する読み出しで指定された位置が記録されないため、同一の画像ファイルが再度読み出されると、その度に操作者が再生位置を指定しなければならないという問題があった。
【0005】
そこで、第1ないし第5の発明は、画像ファイル上の所望の位置から確実に再生が行える画像再生装置を提供することを目的とし、第6および第7の発明は、画像ファイルの書き込み時に再生を開始すべき位置が指定できる画像記録装置を提供することを目的とする。特に、第3の発明は、画像ファイルの再生が中断されると、中断された位置から確実に再生が再開できる画像再生装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、第4および第5の発明は、再生位置の選択が迅速かつ確実に行える画像再生装置を提供することを目的とする。さらに、第7の発明は、画像再生装置によって行われる再生位置の選択を迅速かつ確実にする画像記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1は、第1の発明の原理ブロック図である。
【0008】
第1の発明の画像再生装置は、記録媒体Aに記録され、付帯情報が記録されたヘッダ領域と画像情報が記録された画像領域とを有する動画像ファイルに直接アクセスして、該動画像ファイルの読み出しおよび再生を行う画像再生手段10と、前記動画像ファイルの前記ヘッダ領域内に記録された該動画像ファイルの再生開始位置を示す位置情報を取得する位置取得手段12とを備え、前記画像再生手段10は、前記位置取得手段12によって取得された位置情報を基に、該位置情報に対応する再生開始位置から前記動画像ファイルの再生を開始することを特徴とする。
【0009】
図2は、第2の発明の原理ブロック図である。
第2の発明の画像再生装置は、第1の発明の画像再生装置において、前記画像再生手段10によって前記動画像ファイルが再生されている過程で、外部から与えられる指定操作の時点で該動画像ファイルの前記再生開始位置が指定される位置指定手段14と、前記位置指定手段14指定された前記再生開始位置を前記位置情報として前記ヘッダ領域に記録する位置記録手段16を備えたことを特徴とする。
【0010】
図3は、第3の発明の原理ブロック図である。
第3の発明の画像再生装置は、第1の発明の画像再生装置において、前記画像再生手段10は、外部から与えられる中断操作の時点で前記動画像ファイルの再生を中断し、位置格納手段18は、前記画像再生手段で再生が中断された前記動画像ファイルの位置を前記位置情報として前記ヘッダ領域に記録することを特徴とする。
【0011】
図4は、第4の発明の原理ブロック図である。
第4の発明の画像再生装置は、第1の発明の画像再生装置において、前記動画像ファイルは、前記ヘッダ領域に前記位置情報を複数記録可能であり、前記位置取得手段12によって複数の前記位置情報が取得されると、該位置情報が示す再生開始位置の再生画像からサムネイル画像を生成し、該サムネイル画像を複数表示するサムネイル表示手段(20)と、外部からの選択操作で選択されたサムネイル画像に応じた再生開始位置を特定する位置選択手段22とを備え、前記画像再生手段10は、前記位置選択手段22によって特定された再生開始位置から前記動画像ファイルの再生を開始することを特徴とする。
【0012】
図5は、第5の発明の原理ブロック図である。
第5の発明の画像再生装置は、第2の発明の画像再生装置において、前記位置指定手段14で指定された再生開始位置の再生画像からサムネイル画像を生成し、該サムネイル画像を該再生開始位置に対応付けて前記画像ファイルに格納するサムネイル記録手段24と、前記動画像ファイルから前記サムネイル画像の画像情報を取得して、該画像情報に対応したサムネイル画像を表示するサムネイル表示手段(26)と、前記位置取得手段12によって取得された再生開始位置の内、外部からの選択操作で選択されたサムネイル画像に対応する再生開始位置を特定する位置選択手段28とを備え、前記画像再生手段10は、前記位置選択手段28によって特定された再生開始位置から前記動画像ファイルの再生を開始することを特徴とする。
【0013】
図6は、第6の発明の原理ブロック図である。
第6の発明の画像記録装置は、直接アクセスされる記録媒体Aに対し、外部から与えられた動画像情報を付帯情報が記録されたヘッダ領域と画像情報が記録された画像領域とを有する動画像ファイルとして書き込む画像書き込み手段30と、前記画像書き込み手段30によって動画像ファイルが書き込まれている過程で、外部から与えられる指定操作の時点で該動画像ファイル上の位置が指定される位置指定手段32と、前記位置指定手段32を介して指定された位置に対応する位置情報について、前記動画像ファイルの前記ヘッダ領域内に記録する位置記録手段34とを備えたことを特徴とする。
【0014】
図7は、第7の発明の原理ブロック図である。
第7の発明の画像記録装置は、第6の発明の画像記録装置において、前記位置指定手段32で指定された位置に対応する画像情報からサムネイル画像を生成し、該サムネイル画像に対応するサムネイル画像情報を該位置に対応付けて前記動画像ファイルに記録するサムネイル記録手段36を備えたことを特徴とする。
【0015】
(作用)
第1の発明にかかわる画像再生装置では、位置取得手段12は、動画像ファイルの再生開始位置を示す位置情報が記録された動画像ファイルのヘッダ領域から、その位置情報を取得する。
画像再生手段10は、位置取得手段12によって取得された位置情報が示す再生開始位置に直接アクセスし、その再生開始位置から動画像ファイルの再生を開始する。
【0016】
すなわち、位置情報が動画像ファイル内に格納されているため、同一の動画像ファイルが再度再生される場合であっても、予め決められた位置から再生が開始される。
第2の発明にかかわる画像再生装置では、位置指定手段14は、画像再生手段10によって動画像ファイルが再生されている過程で、外部からの指定操作を受け付ける。また、位置指定手段14は、指定操作が受け付けられた時点に動画像ファイルが再生されている位置を特定する。
【0017】
位置記録手段16は、動画像ファイルのヘッダ領域に、位置指定手段14によって特定された位置を示す位置情報を記録する。すなわち、同一の画像ファイルが再度再生される場合、後続して行われる再生の開始位置については、先行して行われた再生の過程で操作者によって指定される。
【0018】
したがって、操作者によって指定された位置であれば、動画像ファイルの如何なる位置からであっても再生が開始される。
第3の発明にかかわる画像再生装置では、画像再生手段10は、外部から中断操作が与えられた時点で動画像ファイルの再生を中断する。位置格納手段18は、動画像ファイルのヘッダ領域に、画像再生手段10で再生が中断された動画像ファイル上の位置を示す位置情報を記録する。
【0019】
すなわち、再生が中断された動画像ファイルが再度読み出された場合には、重複する再生が行われることなく、中断された位置から再生が開始される。
第4の発明にかかわる画像再生装置では、サムネイル表示手段(20)は、位置取得手段12によって位置情報が取得されると、その位置情報が示す位置に配された画像情報を読み出して単一もしくは複数のサムネイル画像を生成する。また、サムネイル表示手段(20)は、画像再生装置の内部もしくは外部に設けられた画面に、全てのサムネイル画像をサムネイル表示する。
【0020】
位置選択手段22は、サムネイル表示手段(20)によってサムネイル画像がサムネイル表示されると、サムネイル画像に対する外部からの選択操作を受け付ける。また、位置選択手段22では、外部からの選択操作によって選択されたサムネイル画像に対応する再生開始位置が特定される。
画像再生手段10は、位置取得手段12から与えられた再生開始位置の内、位置選択手段22によって特定された再生位置から画像ファイルの再生を開始する。
【0021】
すなわち、動画像ファイルの再生位置の指定に際して、再生位置の画像がサムネイル画像によって事前に確認されるため、操作者による再生開始位置の指定が迅速かつ確実に行える。
第5の発明にかかわる画像再生装置では、画像再生手段10によって再生が行われている過程で、位置指定手段14を介して再生開始位置が指定されると、サムネイル記録手段24は、その再生開始位置の再生画像からサムネイル画像を生成する。また、サムネイル記録手段24は、このようにして生成されたサムネイル画像を再生開始位置に対応付けて画像ファイル内に格納する。
【0022】
サムネイル表示手段(26)は、位置情報が位置取得手段12によって取得された時点で、画像ファイルから全てのサムネイル画像を取得して表示する。位置選択手段28は、サムネイル表示手段(26)によってサムネイル画像が表示されると、サムネイル画像に対する外部からの選択操作を受け付ける。また、位置選択手段28では、外部からの選択操作によって選択されたサムネイル画像に対応する再生開始位置が特定される。
【0023】
画像再生手段10は、位置取得手段12から与えられた再生開始位置の内、位置選択手段28によって特定された再生開始位置から画像ファイルの再生を開始する。すなわち、位置指定手段14を介して再生開始位置が指定される時点でサムネイル画像が生成されるため、再生開始位置が変更されない限りサムネイル画像を生成する必要がなく、サムネイル画像を生成する回数が低減されると共にサムネイル表示に要する時間が短縮される。
【0024】
第6の発明にかかわる画像再生装置では、画像書き込み手段30は、直接アクセスされる記録媒体Aに対し、外部から与えられた動画像情報を動画像ファイルとして書き込む。位置指定手段32は、画像書き込み手段30によって動画像ファイルが書き込まれている過程で、外部からの指定操作を受け付ける。また、位置指定手段32は、指定操作が受け付けられた時点に動画像ファイルが書き込まれている位置を特定する。
【0025】
位置記録手段34は、画像ファイルのファイル内に設けられた格納場所に、位置指定手段32によって特定された位置に対応する位置情報を格納する。したがって、動画像ファイルの書き込み時に指定された位置については、画像再生装置によって再生が開始される位置として用いることが可能である。
第7の発明にかかわる画像再生装置では、画像書き込み手段30によって動画像ファイルの書き込みが行われている過程で、位置指定手段32を介して位置が指定されると、サムネイル記録手段36は、その位置に書き込まれる画像からサムネイル画像を生成する。また、サムネイル記録手段36は、このようにして生成されたサムネイル画像を動画像ファイル内に格納する。
【0026】
したがって、画像ファイルの書き込み時に生成されたサムネイル画像については、画像再生装置によって再生開始位置の選択時に用いることが可能である。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳細を説明する。
【0028】
図8は、第1、第2および第4の発明に対応した実施形態の機能ブロック図である。
図において、制御部40は、制御バス42を介してディスクドライブ44、サムネイル処理部46、表示処理部48、モニタ50、タッチパネル52およびメモリ53に接続される。ディスクドライブ44には、磁気ディスク45が装填される。
【0029】
なお、磁気ディスク45には、複数の画像ファイルと共に、各画像ファイルのファイル名や先頭アドレスなどからなるインデックスが予め書き込まれている。
また、図1、2および4に示す原理ブロック図と本実施形態との対応関係については、画像再生手段10はディスクドライブ44、表示処理部48およびモニタ50に対応し、位置取得手段12はディスクドライブ44に対応し、位置指定手段14はタッチパネル52に対応し、位置記録手段16はディスクドライブ44およびメモリ53に対応し、サムネイル手段20はサムネイル処理部46、表示処理部48およびモニタ50に対応し、位置選択手段22はタッチパネル52に対応し、記録媒体Aは磁気ディスク45に対応する。
【0030】
図9は、第1、第2および第4の発明に対応した実施形態の動作フローチャートである。以下、図8および図9を参照して第2の発明に対応した実施形態の動作を説明する。制御部40は、画像ファイルの再生が可能であることを操作者に呈示する場合には、画像ファイルの選択に供されるメニュー画面の生成と表示とをディスクドライブ44、表示処理部48およびモニタ50に要求する。
【0031】
ディスクドライブ44では、このように要求されると、磁気ディスク45から上述したインデックスの読み出しを行うと共に、表示処理部48に与える。
表示処理部48は、インデックスが与えられると、そのインデックスから全ての画像ファイルのファイル名を取得して、予め決められた形式(ここでは、簡単のため図10(a)に示すような形式とする。)のメニュー画面に相当する画像情報を生成する。このようにして生成された画像情報はモニタ50に与えられて表示される。
【0032】
制御部40は、タッチパネル52への外部操作を常時監視し、メニュー画面が表示されている場合には、何れかの画像ファイルが選択され「再生ボタン」への外部操作が行われたか否かの判定を行う。
なお、画像ファイルは、図12に示すように撮影日時や総フレーム数などの付帯情報からなるヘッダ領域と、画像情報からなる画像領域とから構成される。ヘッダ領域には、画像情報の読み出しが行われる際の開始位置の候補となるn個の「再生ポインタ」が設けられている。本実施形態では、簡単のため「n=4」とし、それぞれの「再生ポインタ」には読み出しの開始位置の候補となる値が予め設定されているものとする。
【0033】
制御部40は、上述した判定によって画像ファイルの再生が要求されたことを認識すると、「再生ポインタ」の読み出しをディスクドライブ44に要求する。
ディスクドライブ44は、「再生ポインタ」の読み出しが要求されると、上述したインデックスを参照することによって再生すべき画像ファイルの先頭アドレスを取得し、その先頭アドレスに基づいて全ての「再生ポインタ」の読み出しを行う。
【0034】
制御部40は、ディスクドライブ44によって全ての「再生ポインタ」が読み出されたことを認識すると、それぞれの「再生ポインタ」に対応するサムネイル画像の生成と、サムネイル表示とをディスクドライブ44、サムネイル処理部46、表示処理部48およびモニタ50に要求する(図9S1)。
ディスクドライブ44は、このように要求されると、複数の「再生ポインタ」が示すそれぞれの位置から1フレームに相当する画像情報を順次読み出してサムネイル処理部46に与える。
【0035】
サムネイル処理部46は、ディスクドライブ44によって画像情報が与えられると、画素密度変換を行ってサムネイル画像に相当する画像情報を順次生成し、表示処理部48に与える。
表示処理部48は、サムネイル処理部46によってサムネイル画像の画像情報が与えられると、内蔵されたフレームメモリ(図示されない)に、予め決められた配置で各サムネイル画像の画像情報を順次格納する。また、表示処理部48は、フレームメモリに全てのサムネイル画像の画像情報を格納すると、図10(b)に示すような「再生ボタン」、「停止ボタン」および「しおりボタン」に相当する画像情報とフレームメモリ上の画像情報とをオーバレイ処理し、モニタ50に与える。
【0036】
モニタ50では、このようにオーバレイ処理された画像情報が与えられると、図10(b)に示すようなサムネイル表示が行われる。
制御部40は、サムネイル表示が行われている場合には、タッチパネル52を介して、何れかのサムネイル画像が選択されたか否かの判定を行う(図9S2)。 また、制御部40は、このような判定によって何れかのサムネイル画像が選択されたことを認識すると、そのサムネイル画像に対応する「再生ポインタ」の値をディスクドライブ44に与えると共に、画像情報の読み出しおよび再生をディスクドライブ44、表示処理部48およびモニタ50に要求する(図9S3)。
【0037】
ディスクドライブ44は、このように要求されると、画像ファイル上の位置をフレーム単位で管理しつつ、与えられた「再生ポインタ」が示す位置から画像情報の読み出しを行う。なお、ディスクドライブ44は、画像情報の読み出しを行っている位置をフレーム単位で格納するカウンタ(以下、簡単のため「読み出しカウンタ」という。)を備え、その「読み出しカウンタ」を順次更新することによって、画像ファイル上の位置を管理する。
【0038】
このようにして読み出された画像情報は、表示処理部48に与えられ、伸長処理されてフレームメモリに格納される。また、表示処理部48では、フレームメモリに格納された画像情報が「再生ボタン」、「停止ボタン」および「しおりボタン」に相当する画像情報とオーバレイ処理されてモニタ50に与えられる。モニタ50では、与えられた画像情報が図11(c)のように再生される。
【0039】
制御部40は、このようにして行われる再生の完了を監視し(図9S4)、再生が継続して行われている場合には(図9S4のNO側)、タッチパネル52を介して「しおりボタン」への外部操作が受け付けられたか否かの判定を行う(図9S5)。制御部40は、このような判定によって「しおりボタン」が外部操作されたことを認識する度に、上述した「読み出しカウンタ」の値をメモリ53に順次格納する(図9S6)。なお、以下では、「しおりボタン」が外部操作された時点に読み出しが行われた画像情報の画像ファイル上の位置(ここでは、メモリ53に格納された値に相当する)を「しおり位置」という。
【0040】
制御部40は、画像ファイルの再生が完了したことを認識すると(図9S4のYES側)、「しおり位置」が格納されているか否かを判定し(図9S7)、「しおり位置」が格納されている場合には、ディスクドライブ44に対し、「再生ポインタ」の内容を「しおり位置」に書き換えることを要求する(図9S8)。
ディスクドライブ44は、複数の「再生ポインタ」の内、予め決められた書き換えの優先順位に基づいて「再生ポインタ」を選択して、「しおり位置」を順次書き込む。
【0041】
すなわち、「しおりボタン」が外部操作された時点に読み出しが行われた画像情報の位置が「しおり位置」として「再生ポインタ」に書き込まれるため、同一の画像ファイルの読み出しが操作者によって要求された場合には、「しおり位置」に対応付けてサムネイル画像が表示される。
したがって、画像ファイル上の読み出しの開始位置の指定に際し、開始位置の候補となる位置をサムネイル画像として操作者に呈示できるため操作性が確実に向上する。
【0042】
図13は、第1、第2および第5の発明に対応した実施形態の機能ブロック図である。
図において、機能が図8に示す第1、第2および第4の発明に対応した実施形態の機能ブロックと同じであるものについては、同じ符号を付与して示し、ここではその説明を省略する。
【0043】
なお、本実施形態の構成と第1、第2および第4の発明に対応した実施形態との構成の相違点は、図8に示す制御部40、サムネイル処理部46に代えて制御部54、サムネイル生成部56が設けられた点である。
【0044】
また、図1、2および5に示す原理ブロック図と本実施形態との対応関係については、画像再生手段10はディスクドライブ44、表示処理部48およびモニタ50に対応し、位置取得手段12はディスクドライブ44に対応し、位置指定手段14はタッチパネル52に対応し、位置記録手段16はディスクドライブ44およびメモリ53に対応し、サムネイル記録手段24はディスクドライブ44、サムネイル生成部56およびメモリ53に対応し、サムネイル取得手段26はディスクドライブ44、表示処理部48およびモニタ50に対応し、位置選択手段28はタッチパネル52に対応し、記録媒体Aは磁気ディスク45に対応する。
【0045】
図14は、第1、第2および第5の発明に対応した実施形態の動作フローチャートである。
以下、図13および図14を参照して第1、第2および第5の発明に対応した実施形態の動作を説明する。
なお、画像ファイルについては、ヘッダ領域および画像領域に加え、図15に示すように、各再生ポインタに対応するサムネイル画像の画像情報からなるサムネイル領域が設けられている。本実施形態では、簡単のためサムネイル領域に、各「再生ポインタ」に対応するサムネイル画像の画像情報が予め格納されているものとする。
【0046】
制御部54は、第1、第2および第4の発明に対応した実施形態と同様に画像ファイルの再生が要求されたことを認識すると、「再生ポインタ」の読み出しをディスクドライブ44に要求する。
また、制御部54は、「再生ポインタ」が読み出されると、それぞれの「再生ポインタ」に対応するサムネイル画像の画像情報の読み出しと、サムネイル表示とをディスクドライブ44、表示処理部48およびモニタ50に要求する(図14S1)。
【0047】
ディスクドライブ44は、このように要求されると、各「再生ポインタ」に対応するサムネイル画像の画像情報をサムネイル領域から読み出す。このようにして読み出されたサムネイル画像の画像情報は、第1、第2および第4の発明に対応した実施形態と同様に、表示処理部48でフレームメモリに格納され、「再生ボタン」などに相当する画像情報とオーバレイ処理される。また、モニタ50で図10(b)のようにサムネイル表示される。
【0048】
制御部54は、サムネイル表示が行われている場合には、第1、第2および第4の発明に対応した実施形態と同様に、サムネイル画像が選択されたか否かの判定を行う(図14S2)。また、制御部54は、サムネイル画像が選択されたことを認識すると、そのサムネイル画像に対応する「再生ポインタ」の値をディスクドライブ44に与えると共に、画像情報の読み出しおよび再生をディスクドライブ44、表示処理部48およびモニタ50に要求する(図14S3)。
【0049】
ディスクドライブ44は、このように要求されると、第1、第2および第4の発明に対応した実施形態と同様に、「読み出しカウンタ」の更新を行いつつ、与えられた「再生ポインタ」が示す位置から画像情報の読み出しを行う。このようにして読み出された画像情報は、表示処理部48に与えられると共にサムネイル生成部56にも与えられる。表示処理部48では、請求項1、2および4に記載の発明に対応した実施形態と同様に、与えられた画像情報を伸長してフレームメモリに格納し、かつ「再生ボタン」などに相当する画像情報とオーバレイ処理してモニタ50に与える。モニタ50では、与えられた画像情報が図11(c)のように再生される。
【0050】
制御部40は、このようにして行われる再生の完了を監視し(図14S4)、再生が継続して行われている場合には(図14S4のNO側)、タッチパネル52を介して「しおりボタン」への外部操作が受け付けられたか否かの判定を行う(図14S5)。
また、制御部54は、このような判定によって「しおりボタン」が外部操作されたことを認識する度に、「読み出しカウンタ」の値を「しおり位置」としてメモリ53に順次格納する(図14S6)と共に、サムネイル画像の生成をサムネイル生成部56に要求する。
【0051】
サムネイル生成部56は、このように要求されると、ディスクドライブ44によって与えられた画像情報を伸長して、1フレームに相当する画像情報に画素密度変換を行ってサムネイル画像に相当する画像情報を生成する。
このように生成されたサムネイルの画像情報は、制御部54によって「しおり位置」に対応付けられてメモリ53に格納される(図14S7)。
【0052】
制御部54は、画像ファイルの再生が完了したことを認識すると(図14S4のYES側)、第1、第2および第4の発明に対応した実施形態と同様に、「しおり位置」が格納されているか否かを判定する(図14S8)。制御部54は、このような判定によって「しおり位置」が格納されていることを認識すると、ディスクドライブ44に対し、「再生ポインタ」の内容を「しおり位置」に書き換えることを要求する(図14S9)と共に、「サムネイル画像の画像情報」の書き換えを要求する(図14S10)。
【0053】
ディスクドライブ44は、請求項1、2および4に記載の発明に対応した実施形態と同様に「再生ポインタ」の書き換えを行い、書き換えられた「再生ポインタ」に対応するサムネイル画像の画像情報をメモリ53から取得し、サムネイル領域内の「サムネイル画像の画像情報」に書き込む。
すなわち、「再生ポインタ」に対応するサムネイル画像は、「再生ポインタ」が更新された場合に生成されて磁気ディスク45に記録され、再生位置の選択に際し磁気ディスク45から読み出されてサムネイル表示される。
【0054】
したがって、サムネイル画像を生成する頻度が減少するため処理の効率化がはかれると共に、サムネイル画像が予め生成されているためサムネイル表示が要求されてから実際にサムネイル表示が行われるまでの時間が短縮される。
なお、上述した各実施形態では、「再生ポインタ」の初期値について、詳細が説明されていないが、例えば、「再生ポインタ1」には画像情報の先頭位置が設定され、他の「再生ポインタ」には「しおり位置」の未指定を示す値が設定されてもよい。
【0055】
また、上述した各実施形態では、「再生ポインタ」の書き換えの優先順位について、詳細が説明されていないが、例えば、「しおり位置」が設定されていない「再生ポインタ」が最優先され、全ての「再生ポインタ」に「しおり位置」が設定されている場合には「再生ポインタ」の番号の昇順に優先順位を設けてもよい。
図16は、第1および第3の発明に対応した実施形態の機能ブロック図である。
【0056】
図において、機能が図8に示す第1、第2および第4の発明に対応した実施形態の機能ブロックと同じであるものについては、同じ符号を付与して示し、ここではその説明を省略する。なお、本実施形態の構成と第1、第2および第4の発明に対応した実施形態との構成の相違点は、図8に示す制御部52に代えて制御部58が設けられ、図8に示すサムネイル処理部46およびメモリ53が削除された点である。
【0057】
また、図3に示す原理ブロック図と本実施形態との対応関係については、画像再生手段10はディスクドライブ44、表示処理部48およびモニタ50に対応し、位置取得手段12はディスクドライブ44に対応し、位置格納手段18はディスクドライブ44に対応し、記録媒体Aは磁気ディスク45に対応する。
図17は、第1および第3の発明に対応した実施形態の動作フローチャートである。
【0058】
以下、図16および図17を参照して第1および第3の発明に対応した実施形態の動作を説明する。
制御部54は、第1、第2および第4の発明に対応した実施形態と同様に画像ファイルの再生が要求されたことを認識すると、「再生ポインタ」の読み出しをディスクドライブ44に要求する。
【0059】
なお、本実施形態では、図12に示す画像ファイルのヘッダ領域には単一の「再生ポインタ」(「n=1」に相当する)が設けられ、読み出しの開始位置が予め設定されているものとする。
制御部58は、このようにして読み出された「再生ポインタ」の値をディスクドライブ44に与えると共に、画像情報の読み出しおよび再生をディスクドライブ44、表示処理部48およびモニタ50に要求する(図17S1)。
【0060】
ディスクドライブ44は、このように要求されると、第1、第2および第4の発明に対応した実施形態と同様に、「読み出しカウンタ」の更新を行いつつ、与えられた「再生ポインタ」が示す位置から画像情報の読み出しを行う。このようにして読み出された画像情報は、第1、第2および第4に記載の発明に対応した実施形態と同様に、表示処理部48で伸長されてフレームメモリに格納され、かつ「再生ボタン」などに相当する画像情報とオーバレイ処理されてモニタ50で再生される。
【0061】
制御部58は、このようにして行われる再生の完了(「EOF」の読み出し)を監視し(図17S2)、再生が継続して行われている場合には(図17S2のNO側)、タッチパネル52を介して「停止ボタン」への外部操作が受け付けられたか否かの判定を行う(図17S3)。制御部58は、このような判定によって読み出しの停止が要求されたことを認識すると(図17S3のYES側)、ディスクドライブ44に画像ファイルの読み出しの中断(図17S4)と、「再生ポインタ」の更新(図17S5)とを要求する。
【0062】
ディスクドライブ44は、このように要求されると、画像ファイルの読み出しを中断すると共に、「読み出しカウンタ」の値を「再生ポインタ」として画像ファイルに書き込む。
すなわち、再生が途中で中断された画像ファイルは、操作者によって再生が要求された場合には、「再生ポインタ」が参照されることによって、中断された位置から再生が開始される。
【0063】
なお、本実施形態では、サムネイル画像が表示されていないが、第1、第2および第4もしくは第1、第2および第5の発明に対応した実施形態と同様にして、「再生ポインタ」が示す位置に配された1フレームに相当する画像情報がサムネイル画像として表示されてもよい。
また、上述した各実施形態では、モニタ50に表示されたメニュー画面がタッチパネル52を介して外部操作されて画像ファイルの選択が行われるが、読み出しを行うべき画像ファイルが制御部40(54、58)によって確実に認識されるならば如何なる方法で画像ファイルが選択されてもよい。
【0064】
さらに、上述した各実施形態では、画像ファイルの先頭アドレスが書き込まれたインデックスが設けられ、そのインデックスを参照することによって画像ファイルへのアクセスが行われるが、記録媒体のファイル編成については、このような索引編成に限定されず、画像ファイルへの直接アクセスが行われるならば、如何なるものであってもよい。
【0065】
また、上述した各実施形態では、「再生ポインタ」の初期化については、何ら示されていないが、例えば、マンマシンインタフェースとして新たに「リセットボタン」を設けることによって操作者の要求に応じて「再生ポインタ」の初期化が行われてもよい。このように操作者の主導の下で「再生ポインタ」の初期化が行われることによって操作性の向上が一層はかられる。
【0066】
さらに、上述した各実施形態では、画像領域に画像情報が直接書き込まれている画像ファイルが用いられているが、再生を行うべき画像情報が確実に取得されるならば、他の画像ファイル上の画像情報を参照することによって画像情報を取得する画像ファイルが用いられてもよい。
また、上述した各実施形態では、画像ファイルの読み出しが開始される位置と再生が開始される位置とが一致しているが、「再生ポインタ」によって示される位置から再生が確実に開始されるならば、読み出しが開始される位置については、再生を開始すべき位置に先行する位置であってもよい。
【0067】
さらに、上述した各実施形態では、ディスクドライブ44によってヘッダ領域から「再生ポインタ」のみが読み出されているが、操作者によって再生が要求された時点でヘッダ領域の付帯情報の全てが読み出され、読み出された付帯情報から制御部40(54、58)によって「再生ポインタ」が取得されてもよい。
図18は、第6および第7の発明に対応した実施形態の機能ブロック図である。
【0068】
図において、機能が図13に示す第1、第2および第5の発明に対応した実施形態の機能ブロックと同じであるものについては、同じ符号を付与して示し、ここではその説明を省略する。なお、本実施形態の構成と第1、第2および第5の発明に対応した実施形態との構成の相違点は、図13に示す制御部54に代えて制御部60が設けられ、制御バス42を介して制御部54に接続された撮像部62および圧縮処理部64が設けられた点である。
【0069】
また、図6および7に示す原理ブロック図と本実施形態との対応関係については、画像書き込み手段30は撮像部62、圧縮処理部64およびディスクドライブ44に対応し、位置指定手段32はタッチパネル52、表示処理部48およびモニタ50に対応し、位置記録手段34はディスクドライブ44およびメモリ53に対応し、サムネイル記録手段36はディスクドライブ44、サムネイル生成部56およびメモリ53に対応し、記録媒体Aは磁気ディスク45に対応する。
【0070】
図19は、第6および第7の発明に対応した実施形態の動作フローチャートである。
以下、図18および図19を参照して第6および第7の発明に対応した実施形態の動作を説明する。
【0071】
制御部60は、録画が可能であることを操作者に呈示する場合には、ファインダを含む操作画面の生成と表示とを撮像部62、表示処理部48およびモニタ50に要求する。
撮像部62は、このように要求されると、被写体を撮像して画像情報を生成し、その画像情報を表示処理部48に与える。
【0072】
表示処理部48は、撮像部62によって与えられた画像情報をファインダ用の画像情報としてフレームメモリの予め決められた位置に格納し、図11(d)に示すような「録画ボタン」、「停止ボタン」および「しおりボタン」に相当する画像情報とオーバレイ処理してモニタ50に与える。
モニタ50では、このようにオーバレイ処理された画像情報が与えられると、図11(d)に示すような表示が行われる。
【0073】
制御部60は、タッチパネル52を介して「録画ボタン」への外部操作が受け付けられたか否かの判定を行う。また、制御部60は、このような判定によって録画が要求されたことを認識すると、画像ファイルの生成と画像情報の書き込みとを撮像部62、圧縮処理部64およびディスクドライブ44に要求する(図19S1)。
【0074】
ディスクドライブ44は、このように要求されると、図15に示すヘッダ領域およびサムネイル領域に相当する固定長の領域を磁気ディスク45上に確保し、ヘッダ領域の「再生ポインタ」の初期化を行う。また、ディスクドライブ44では、画像情報の書き込みに伴って画像領域が順次確保される。
撮像部62は生成した画像情報を圧縮処理部64に与え、圧縮処理部64は与えられた画像情報を磁気ディスク45への書き込みが可能な形式に圧縮処理してディスクドライブ44に与える。なお、本実施形態では、撮像部62で生成された画像情報は、サムネイル生成部56にも与えられる。
【0075】
ディスクドライブ44は、圧縮処理部64によって画像情報が与えられると、画像ファイル上の位置をフレーム単位で管理しつつ、上述した画像領域に画像情報の書き込みを行う。なお、ディスクドライブ44は、画像情報の書き込みを行っている位置をフレーム単位で格納するカウンタ(以下、簡単のため「書き込みカウンタ」という。)を設え、その「書き込みカウンタ」を順次更新することによって、画像ファイル上の位置を管理する。
【0076】
制御部60は、このようにして画像情報の書き込みが行われている場合には、タッチパネル52を介して「停止ボタン」への外部操作が受け付けられたか否かの判定を行って(図19S2)、書き込みの完了を監視する。
また、制御部60は、書き込みが継続して行われている場合には(図19S2のNO側)、第1、第2および第4の発明に対応した実施形態と同様に、タッチパネル52を介して「しおりボタン」への外部操作が受け付けられたか否かの判定を行う(図19S3)。
【0077】
さらに、制御部60は、このような判定によって「しおりボタン」が外部操作されたことを認識する度に、「書き込みカウンタ」の値を「しおり位置」としてメモリ53に順次格納する(図19S4)と共に、サムネイル画像の生成をサムネイル生成部56に要求する(図19S5)。
サムネイル生成部56は、このように要求されると、撮像部62から与えられた画像情報を1フレームに相当する単位で画素密度変換して、サムネイル画像に相当する画像情報を生成する。
【0078】
このように生成されたサムネイル画像の画像情報は、制御部60によって「しおり位置」に対応付けられてメモリ53に格納される。
制御部60は、タッチパネル52を介して「停止ボタン」への外部操作が受け付けられたことを認識すると(図19S2のYES側)、ディスクドライブ44に対し、画像情報の書き込みの停止を要求すると共に、「再生ポインタ」の書き込み(図19S7)および「サムネイル画像の画像情報」の書き込み(図19S8)を要求する。
【0079】
ディスクドライブ44は、このように要求されると、画像領域の終端となる位置に「EOF」を書き込み、予め決められた手順に基づいて与えられた撮影日時や総フレーム数などの付帯情報をヘッダ領域に書き込む。また、ディスクドライブ44は、メモリ53から「しおり位置」を順次取得してヘッダ領域の「再生ポインタ1」から昇順に書き込む。さらに、ディスクドライブ44は、このようにして書き込まれた「再生ポインタ」に個別に対応するサムネイル画像の画像情報をメモり53から取得し、「サムネイル画像の画像情報」としてサムネイル領域に書き込む。
【0080】
すなわち、録画時に設定された「しおり位置」については、磁気ディスク上に「再生ポインタ」として書き込まれるため、再生の開始位置の候補として用いることが可能である。
また、「しおり位置」に対応するサムネイル画像についても、磁気ディスク上に書き込まれるため、再生の開始位置の候補となる位置をサムネイル画像として操作者に呈示することが可能である。
【0081】
なお、本実施形態では、撮像部62が設けられて画像情報の生成が行われているが、磁気ディスク45に書き込むべき画像情報は外部から与えられてもよい。
また、第1および第3の発明に対応した実施形態を除く各実施形態では、画像ファイルの読み出しもしくは書き込みの終了時まで、メモリ53に「しおり位置」が格納されているが、「しおりボタン」が外部操作された旨を制御部40(54、60)がディスクドライブ44に通知することによって、ディスクドライブ44内で「しおり位置」が保持されてもよい。
【0082】
さらに、上述した各実施形態では、記録媒体として磁気ディスク45が用いられているが、記録媒体については、直接アクセスが可能であるならば、光ディスクなど如何なるものであってもよい。
【0083】
また、上述した各実施形態では、モニタ50を介して表示された「再生ボタン」、「録画ボタン」、「停止ボタン」および「しおりボタン」がタッチパネル52を介して外部操作されることによって、再生、録画および停止の要求や「しおり位置」の指定が行われるが、これらのボタンはハードウエアとして備えられてもよい。
【0084】
さらに、上述した各実施形態では、筐体の一部にモニタを備えた画像再生装置が示されているが、本発明が適応される画像再生装置および画像記録装置はこのような構成に限定されず、画像用の端子などを介して外部のモニタに画像情報を与える構成であってもよい。
また、上述した各実施形態では、画像ファイル上の位置が「再生ポインタ」に書き込まれる際の形式については、何ら示されていないが、例えば磁気ディスク45の物理アドレスや論理アドレスなど、再生の開始位置が確実に示されるならば如何なる形式であってもよい。
【0085】
【発明の効果】
上述したように第1の発明では、同一の画像ファイルが再度再生される場合であっても、動画像ファイルのヘッダ領域内に記録された再生開始位置情報に基づき、予め決められた位置から再生が開始される。また、第2の発明では、操作者によって指定された位置であれば、動画像ファイルの如何なる位置からであっても再生が開始される。
【0086】
さらに、第3の発明では、再生が中断された動画像ファイルが再度読み出された場合には、重複する再生が行われることなく、中断された位置から再生が開始される。また、第4の発明では、動画像ファイルの再生開始位置の指定に際して、再生開始位置の画像がサムネイル画像によって事前に確認されるため、複数の再生開始位置情報の中から所望の再生開始位置の指定が迅速かつ確実に行える。
【0087】
さらに、第5の発明では、位置指定手段を介して再生開始位置が指定される時点でサムネイル画像が生成されるため、再生開始位置が変更されない限りサムネイル画像を生成する必要がなく、サムネイル画像を生成する回数が低減されると共にサムネイル表示に要する時間が短縮される。したがって、これらの発明が適用された画像再生装置では、動画像ファイル上の如何なる位置からであっても確実に再生が行える。
【0088】
また、第6の発明では、画像ファイルの書き込み時に指定された位置については、その位置情報を動画像ファイルのヘッダ領域内に記録するため、画像再生装置によって再生が開始される位置として用いることが可能である。さらに、第7の発明では、動画像ファイルの書き込み時に生成されたサムネイル画像については、画像再生装置によって再生開始位置の選択時に用いることが可能である。したがって、これらの発明が適用された画像記録装置では、画像再生装置によって行われる再生の開始位置が動画像ファイルの書き込み時に指定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の原理ブロック図である。
【図2】第2の発明の原理ブロック図である。
【図3】第3の発明の原理ブロック図である。
【図4】第4に記載の発明の原理ブロック図である。
【図5】第5の発明の原理ブロック図である。
【図6】第6の発明の原理ブロック図である。
【図7】第7の発明の原理ブロック図である。
【図8】第1、第2および第4の発明に対応した実施形態の機能ブロック図である。
【図9】第1、第2および第4の発明に対応した実施形態の動作フローチャートである。
【図10】モニタの表示例を示す図である。
【図11】モニタの表示例を示す図(続き)である。
【図12】画像ファイルの構成例を示す図(1)である。
【図13】第1、第2および第5の発明に対応した実施形態の機能ブロック図である。
【図14】第1、第2および第5の発明に対応した実施形態の動作フローチャートである。
【図15】画像ファイルの構成例を示す図(2)である。
【図16】第1および第3の発明に対応した実施形態の機能ブロック図である。
【図17】第1および第3の発明に対応した実施形態の動作フローチャートである。
【図18】第6および第7の発明に対応した実施形態の機能ブロック図である。
【図19】第6および第7の発明に対応した実施形態の動作フローチャートである。

Claims (6)

  1. 記録媒体に記録され、付帯情報が記録されたヘッダ領域と画像情報が記録された画像領域とを有する動画像ファイルに直接アクセスして、該動画像ファイルの読み出しおよび再生を行う画像再生手段と、
    前記画像再生手段によって前記動画像ファイルが再生されている過程で、外部から与えられる指定操作の時点で該動画像ファイルの前記再生開始位置が指定される位置指定手段と、
    前記位置指定手段で指定された前記再生開始位置を前記位置情報として前記ヘッダ領域に記録する位置記録手段と、
    前記位置記録手段によって前記動画像ファイルの前記ヘッダ領域内に記録された該動画像ファイルの再生開始位置を示す位置情報を取得する位置取得手段とを備え、
    前記画像再生手段は、
    前記位置取得手段によって取得された位置情報を基に、該位置情報に対応する再生開始位置から前記動画像ファイルの再生を開始することを特徴とする画像再生装置。
  2. 記録媒体に記録され、付帯情報が記録されたヘッダ領域と画像情報が記録された画像領域とを有する動画像ファイルに直接アクセスして、該動画像ファイルの読み出しおよび再生を行う画像再生手段と、
    外部から与えられる中断操作により前記画像再生手段での前記動画像ファイルの再生が中断された前記動画像ファイルの位置を前記位置情報として前記ヘッダ領域に記録する位置格納手段と、
    前記位置格納手段により前記動画像ファイルの前記ヘッダ領域内に記録された該動画像ファイルの再生開始位置を示す位置情報を取得する位置取得手段とを備え、
    前記画像再生手段は、
    前記位置取得手段によって取得された位置情報を基に、該位置情報に対応する再生開始位置から前記動画像ファイルの再生を開始することを特徴とする画像再生装置。
  3. 記録媒体に記録され、付帯情報が記録されたヘッダ領域と画像情報が記録された画像領域とを有する動画像ファイルに直接アクセスして、該動画像ファイルの読み出しおよび再生を行う画像再生手段と、
    前記動画像ファイルの前記ヘッダ領域内に複数記録された該動画像ファイルの再生開始位置を示す位置情報を取得する位置取得手段と、
    前記位置取得手段によって複数の前記位置情報が取得されると、該位置情報が示す再生開始位置の再生画像からサムネイル画像を生成し、該サムネイル情報を複数表示するサムネイル表示手段と、
    外部からの選択操作で選択されたサムネイル画像に応じた再生開始位置を特定する位置選択手段とを備え、
    前記画像再生手段は、前記位置選択手段によって特定された再生開始位置から前記動画像ファイルの再生を開始することを特徴とする画像再生装置。
  4. 請求項に記載の画像再生装置において、
    前記位置指定手段で指定された再生開始位置の再生画像からサムネイル画像を生成し、該サムネイル画像を該再生開始位置に対応付けて前記動画像ファイルに格納するサムネイル記録手段と、
    前記動画像ファイルから前記サムネイル画像の画像情報を取得して、該画像情報に対応したサムネイル画像を表示するサムネイル表示手段と、
    前記位置取得手段によって取得された再生開始位置の内、外部からの選択操作で選択されたサムネイル画像に対応する再生開始位置を特定する位置選択手段とを備え、
    前記画像再生手段は、
    前記位置選択手段によって特定された再生開始位置から前記動画像ファイルの再生を開始する
    ことを特徴とする画像再生装置。
  5. 直接アクセスされる記録媒体に対し、外部から与えられた動画像情報を付帯情報が記録されたヘッダ領域と画像情報が記録された画像領域とを有する動画像ファイルとして書き込む画像書き込み手段と、
    前記画像書き込み手段によって動画像ファイルが書き込まれている過程で、外部から与えられる指定操作の時点で該動画像ファイル上の位置が指定される位置指定手段と、
    前記位置指定手段を介して指定された位置に対応する位置情報について、前記動画像ファイルの前記ヘッダ領域内に記録する位置記録手段とを備えた
    ことを特徴とする画像記録装置。
  6. 請求項に記載の画像記録装置において、
    前記位置指定手段で指定された位置に対応する画像情報からサムネイル画像を生成し、該サムネイル画像に対応するサムネイル画像情報を該位置に対応付けて前記動画像ファイルに記録するサムネイル記録手段を備えたことを特徴とする画像記録装置。
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