JP4400993B2 - 未乾燥ベニヤ単板のテンダーライジング装置 - Google Patents

未乾燥ベニヤ単板のテンダーライジング装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、未乾燥ベニヤ単板(以下、生単板という)のテンダーライジング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、単板の乾燥によるそりを少なくしたり単板の繊維と直交する方向に伸ばし歩留りを向上させるためのテンダーライジング装置としては、例えば特公平6−84001号公報に記載されたものがある。
この装置は図19、図19の円X内の拡大説明図であって説明上円Y内を後述するスポンジゴム107を取り除いた状態で示す図20、図20での一点鎖線H−Hより矢印の方向を見た断面説明図である図21、図20の一点鎖線I−Iより矢印の方向を見た一部断面説明図である図22、図20の一点鎖線J−Jより矢印の方向を見た説明図である図23に示す様に構成されている。
即ち互いの軸中心線を平行となる様に配置した一対の回転駆動されるロール101、103を以下の様に設けている。
一方のロール101の周面には、ロール101の外径とほぼ等しい内径となっていて軸中心線方向の幅が50mmのリング状部材102a、102b、102c、102d、・・がキー及びキー溝(図示せず)により固定されている。
これらリング状部材102a、102b、102c、102d、・・の周面には、ロール101の軸中心線方向に連なり、軸中心線方向と直交する方向の断面形状での頂角、即ち図21でθxが45度となる切込刃105を、回転方向に所定間隔で多数列形成してある。また切込刃105の先端部には、図23に示す様にバイトにより先端105aから2.6mmの深さでθyが60度となり底部105cを有する切欠部105bを軸中心線方向の間隔3mmで形成してある。
更にはロール101には上記の様に切込刃105を形成した後、ロール101の周面101aから半径方向で切込刃105の先端105aに至る厚さでスポンジゴム107を充填固定してあるため、図20では切込刃105の先端105aだけが表れている。
また他方のロール103は周囲が平坦な鋼製のロールとなっている。
これらロール101、103の間隔は、ロール101の切込刃105の先端が他方のロール103の周面に接触する位置関係となる様に設定してある。
【0003】
ここで前記の様にスポンジゴム107を充填固定する目的は、以下の通りである。
通常乾燥した木材と鉄との摩擦係数は、最大でも0.3程度であるため、θyの角度を35度より大とすれば、摩擦臨界角の関係で切欠部105bに木材が進入しても、自重により排除され詰まることがない。しかるに生単板の様に水分を多量に含んだ木材の場合の該摩擦係数は、水の付着力も関係するため、前記の様にθyを60度と前記35度よりはるかに大きい値として構成しても切欠部105bに木屑が詰まってしまうのである。そこで、スポンジゴム107を前記の様に切欠部105bにも設け、スポンジゴム107の反発力により木屑を排除するのである。
以上の構成の一対のロール101、103の間に生単板を繊維方向と直交する方向に挿入し、生単板に多数の切込みを付け柔軟化しまた繊維方向と直交する方向に伸ばすのである。
【0004】
【発明が解決すべき課題】
しかるに、切欠部105bにスポンジゴム107を設けた場合、木屑の詰まりは無くなるが、スポンジゴム107を充填固定するための費用を要し、装置としてのコストが大となるのである。
また長時間使用によるスポンジゴム107の劣化し反発力が弱くなり、木屑が詰まったままとなってしまう。このように切欠部105bに木屑が詰まると、除去することは容易ではなく完全に除去するために長い時間を要し、その間生単板をテンダーライジング処理することができず、生産性を低下させてしまう。
更にはこのようにスポンジゴム107が劣化すると、充填固定したスポンジゴム107を除去し次いで再度スポンジゴム107を充填固定することになり、そのための費用を要する等の問題があった。
一方前記装置では、次の様な問題もあった。
即ち、テンダーライジング処理された単板の部分拡大図である図24に示す様に、割れ易い樹種の生単板Pxの場合、切込刃105で形成された切込109や割れ109aが繊維方向(図24で左右方向)で繋がってしまうのである。
その結果、生単板Pxは切込109によって繊維方向と直交する方向に殆ど分断され、以後の作業者の取扱等により完全に分離して短冊状となり、生産性、歩留りが大きく低下してしまうのである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はこれら問題を解決するために、軸中心線方向を平行として配置された一対の回転自在のロールにおいて、一方のロールの周面には、半径方向に突出し且つ軸中心線方向に所定長さで連なり、該軸中心線方向と直交する方向の断面での先端の角度が60度以内である突起部を、該軸中心線方向に適宜間隔をおいて設けられ、更には該突起部の半径方向の先端には、該ロールの回転方向下手側から上手側を見た時、該ロールの軸中心線方向で相対する斜面のなす角度が70度以上となっているV字状又はU字状の切欠部が該軸中心線方向に多数形成されてなる突起部を設けたリング状部材を、軸中心線方向に多数装着し、且つ隣り合うリング状部材の内で少なくとも1組のリング状部材は、互いの突起部がロールの回転方向にずれた状態で装着固定されており、他方のロールの周面を平坦とし、一方のロールの突起部の先端と他方のロールの周面との間隔を、未乾燥ベニヤ単板の厚さより小として両ロールを配置し、一対のロールの少なくとも一方のロールに駆動回転させる駆動源を連結して構成する
また軸中心線方向を平行として配置された一対の回転自在のロールにおいて、一方のロールの周面には、半径方向に突出し且つ軸中心線方向と交差する方向に所定長さで連なり、該連なる方向と直交する方向の断面での先端の角度が60度以内である突起部を、該連なる方向に適宜間隔をおいて設けられ、更には該突起部の半径方向の先端には、該ロールの回転方向下手側から上手側を見た時、該ロールの連なる方向で相対する斜面のなす角度が70度以上となっているV字状又はU字状の切欠部が該連なる方向に多数形成されてなる突起部を設けたリング状部材を、軸中心線方向に、隣り合うリング状部材の突起部の連なる方向が互いに交差する状態に多数装着固定されており、他方のロールの周面を平坦とし、一方のロールの突起部の先端と他方のロールの周面との間隔を、未乾燥ベニヤ単板の厚さより小として両ロールを配置し、一対のロールの少なくとも一方のロールに駆動回転させる駆動源を連結して構成しても良い。
更には軸中心線方向を平行として配置された一対の回転自在のロールにおいて、一方のロールの周面には、半径方向に突出し且つ軸中心線方向と交差する方向に所定長さで連なり、該連なる方向と直交する方向の断面での先端の角度が60度以内である突起部を、該連なる方向に適宜間隔をおいて設けられ、更には該突起部の半径方向の先端には、該ロールの回転方向下手側から上手側を見た時、該ロールの連なる方向で相対する斜面のなす角度が70度以上となっているV字状又はU字状の切欠部が該連なる方向に多数形成されてなる突起部を設けたリング状部材を、軸中心線方向に、隣り合うリング状部材の突起部の連なる方向が互いに交差する状態に多数装着し、且つ隣り合うリング状部材の少なくとも1組のリング状部材は、該軸中心線方向で相対する突起部の端部がロールの回転方向にずれた状態で装着固定されており、他方のロールの周面を平坦とし、一方のロールの突起部の先端と他方のロールの周面との間隔を、未乾燥ベニヤ単板の厚さより小として両ロールを配置し、一対のロールの少なくとも一方のロールに駆動回転させる駆動源を連結して構成しても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に本発明の第1の実施の形態(以下第1の実施の形態という)を説明する。
図1は、第1の実施の形態の正面説明図、図2は図1の一点鎖線A−Aより矢印の方向を見た側面説明図、図3は図1の円S内の部分拡大説明図、図4は図3の一点鎖線B−Bより矢印の方向を見た断面説明図、図5は図3の一点鎖線C−Cより矢印の方向を見た一部断面説明図、図6は図3の一点鎖線D−Dより矢印の方向を見た説明図、図7は図1の円T内の部分拡大説明図である。
1は突起部を備えたロールであり、モータ(図示せず)により矢印の方向に回転駆動させられる鋼製の円柱状の基部3の周囲には、軸中心線方向の幅が38mm、内径が基部3の外径とほぼ等しく外径(後述する第1突起部9の先端9aが描く仮想円の直径)が198mmである同じく鋼製の多数の第1リング状部材5a、5b、5c・・がキー7により装着固定されてなる。各第1リング状部材5a、5b、5c・・の周面6には、図3乃至図6に示す用に、先端に切欠部9bを有する第1突起部9が設けられている。
【0008】
即ち各第1リング状部材5a、5bの場合で示すと、周面6には半径方向に突出し軸中心線方向に連なり、軸中心線方向と直交する方向の断面形状が、頂角即ち図4でθ1が40度であり、周面6からの半径方向の高さ即ち図4、5でL1=3.5mmとなる第1突起部9を、回転方向の間隔即ち図3でL3=7mmとして多数列形成してある。また第1突起部9の先端部には、図6に示す様にバイトにより先端9aから半径方向にL2a=0.8mmの深さでθ2=80度となり底部9cを有する切欠部9bを軸中心線方向の間隔即ちL2=1.3mmで多数形成してある。
上記のように第1突起部9を形成した第1リング状部材5a、5b、5c・・で隣り合う同士は、例えば第1リング状部材5a、5bの場合で説明すると、図3に示すように第1突起部9のロール1の軸中心線方向での間隔L4が3mmとなるように設けられている。
一方回転方向では、第1リング状部材5aの第1突起部9が第1リング状部材5bの第1突起部9より間隔L5が1.5mmとなるようにずれた状態で基部3に設けられている。また第1リング状部材5b、5cでは図7に示すように間隔L4が3mmとなることは同様であるが、回転方向に第1リング状部材5cの第1突起部9が第1リング状部材5bの第1突起部9より間隔L5が1.5mmとなるようにずれた状態で基部3に設けられている。第1リング状部材5dの第1突起部9の、第1リング状部材5cの第1突起部9に対する位置関係は、第1リング状部材5bの第1突起部9の、第1リング状部材5aの第1突起部9に対する位置関係と同様となっており、以下リング状部材はこれら位置関係で交互にずれた状態となっている。
【0009】
一方、ロール11は鋼製で直径は同様に300mmで、ロール1の第1突起部9がロール11の周面と接触するように相対して配置されており、ロール1の回転が歯車(図示せず)により伝達されることで、周速がロール1の第1突起部9の先端の周速と同じ周速で図2に示す方向に回転させられる。
以上の構成のロール1、11の搬入側に、図2に二点鎖線で示すように、矢印の方向にロール11の周速と同じ速さで走行するコンベア13を配置する。
【0010】
第1の実施の形態は以上のように構成するもので、厚さ3mmの生単板P1を搬送方向が繊維方向と直交する方向となるようにコンベア13上に載せる。
そこで生単板P1はロール1、11の間へと進行し、ロール1の第1突起部9が圧接され、図8に示すように生単板P1の繊維方向(図8で左右方向)に伸びる多数の切込み15、17、19・・が形成される。
この切込み形成において、第1突起部9の先端部を図6でθ2が80度として形成してあるので、切欠部9bに木屑が入っても詰まることが無く、生単板P2のテンダーライジング処理が良好に行われる。
【0011】
尚、実験によれば図6でθ2の角度を70度以上に形成すれば、未乾燥単板即ち水分を多く含んだ単板の木屑が切欠部9bに入っても自重で排除され詰まることが無かった。
またθ1を40度として形成してあるので、第1突起部9が単板内に比較的小さい力で容易に進入することができる。このθ1の値は60度以内であれば良好に単板内に進入することができる。
これら切込み15、17、19・・は、ロール1の第1突起部9が前記のように設けられているので、繊維方向で隣り合う切込み15、17、19・・は繊維方向と直交する方向に1.5mmずれた状態で形成されている。
また各切込み15、17、19・・の繊維方向の両端からは、図8の円Uの拡大説明図である図9に示すように、繊維方向に割れ15a、17a、19a・・が生じているが、ロール1の第1突起部9が前記のように設けられているので、割れ15a、17a、19a・・が互いに繋がる可能性は殆ど無いのである。
その結果、生単板が繊維方向と直交する方向の狭い幅で短冊状に分断されてしまうことが無く、前記従来装置での問題が解決される。
【0012】
次に本発明の第2の実施の形態(以下第2の実施の形態という)を説明する。
第2の実施の形態は第1の実施の形態における第1リング状部材5a、5b、5c・・に代えて、図10及び図10の円W内の拡大説明図である図11、図11で後述する第2突起部25が連なる方向と直交する一点鎖線E−Eより矢印の方向を見た説明図である図12、図11の軸中心線方向と直交する一点鎖線F−Fより矢印の方向を見た説明図である図13、図11の一点鎖線G−Gより矢印の方向を見た説明図である図14に示すような第2突起部25を有する第2リング状部材21a、21b、21c・・を基部3にキー(図示せず)により装着固定して、ロール23を構成するのである。
第2リング状部材21a、21b、21c・・の直径は第1リング状部材5a、5b・・と同様であるが、軸中心線方向の幅は90mmである。第2リング状部材21a、21b、21c・・の周面には、図11に示すように、ロール23の軸中心線に対する角度θ3が約8度傾斜した状態で連なる第2突起部25が、該連なる方向に所定間隔をおいて多数形成され、しかも隣接する第2リング状部材同士では第2突起部25の連なる方向が交差する様に、即ちジグザグ状となる様に設けられている。
【0013】
即ち各第2リング状部材21a、21bの場合で示すと、周面には軸中心線方向に連なり、該連なる方向と直交する方向の断面形状が頂角即ち図12でθ4が40度であり、周面26からの半径方向の高さ即ち図12、13でL10=3.5mmとなる第2突起部25を、軸中心線方向の長さL7が約8mmで回転方向の間隔即ちL6=7mm、また1個のリング状部材での軸中心線方向で隣り合う第2突起部25の間隔L9=3mmで多数列形成してある。
また第2突起部25の先端部には、図14に示す様にバイトにより先端25aからL12=0.8mmの深さでθ5=80度となり底部25cを有する切欠部25bを、図14の左右方向での間隔L11が約1.3mmで多数形成してある。
更には各第2リング状部材21a、21b、21c・・で、第2突起部25は、軸中心線方向の両端縁から内側にL8=3mmとなる位置から形成してある。尚、これら隣接する第2リング状部材21a、21b、21c・・同士では、例えば第2リング状部材21a、21bの場合で説明すると、回転方向で第2突起部25の端部は、回転方向でL13=2mmとずれた状態で設けられ、他の隣接する第2リング状部材でも同様に回転方向にずれた状態となっている。
またロール23と相対して第1の実施の形態と同様に構成されたロール11を、第1の実施の形態と同様の位置関係で設け、且つ同様に回転させる。
【0014】
第2の実施の形態は以上のように構成するもので、第1の実施の形態と同様に厚さ3mmの生単板P2を搬送方向が繊維方向と直交する方向となるようにして両ロール23、11の間に進入させる。
そこでロール23の第2突起部25が圧接され、図15に示すように生単板P2の繊維方向に伸びる多数の切込み27が形成される。
この切込み形成においても、第2突起部25の先端部を図14でθ5が80度として形成してあるので、切欠部25bに木屑が入っても詰まることが無く、生単板P2のテンダーライジング処理が良好に行われる。
また数多い樹種の中には乾燥により繊維方向に収縮し而も収縮率が場所により異なる樹種があり、そのまま乾燥すると大きくひねってしまう。
このような樹種の生単板に対し、第1の実施の形態で示した装置を用いてテンダーライジング処理すると、繊維方向と平行に切込15、17、19、21、・・が形成される。この様な切込では乾燥による繊維方向での収縮には何ら影響なく自由に収縮できるので、乾燥によるひねり少なくすることは殆どできない。
しかるに第2の実施の形態では第2突起部25が、ロール23の軸中心線方向に対し傾斜した方向に連なる様に設けられているので、生単板P2の繊維方向と交差する様に切込27が形成される。その結果、生単板P2の繊維が切断され、乾燥により繊維方向に収縮してもひねりが大きくなることがない。
【0015】
また図15に示す様に繊維方向が端縁29に対し矢印31の方向に傾斜していた場合、第1の実施の形態で示した装置で形成される切込15等は、繊維方向と交差する角度が小さいため繊維が切断されにくい。
しかるに第2の実施の形態では、前記の様に第2突起部25の連なる方向が交差する様に、即ちロール23の軸中心線方向にジグザグ状となる様に設けられているので、図15に示すように単板P2においてもジグザグ状に切込27が形成される。
その結果、K1の箇所では繊維方向と切込27の方向がほぼ一致してしまうが、K2の箇所では繊維方向と切込27の方向が交差する角度が大きくなり、確実に繊維を切断することができ、乾燥により繊維方向に収縮してもひねりが大きくなることがない。
【0016】
次に本発明の変更例を示す。
1、本発明でロールの周面の突起部に形成する切欠部としては、ロールの回転方向下手側から上手側を見た時の形状としては、図6、図14に対応する図として示す図16、図17、図18の様に構成しても良い。
図16では、突起部35の半径方向先端部に、底部35cを有する切欠部35bが突起部35の連なる方向に間隔をおいて形成されている、即ち突起部35の先端35aが該連なる方向に所定長さ連続する状態となっている。
また図17では、突起部37の先端37aは第1及び第2の実施の形態と同様に尖った点状となっているが、底部37cが突起部37の連なる方向に所定長さ連続する状態となるように切欠部37bが形成されている。
更に図18では、突起部39の先端39aは第1及び第2の実施の形態と同様に尖った点状となっているが、底部39cがU字状となっている。
上記何れの場合でも。角度θ6、θ7、θ8は70度以上として形成する。
【0017】
2、第2の実施の形態では各リング状部材21a、21b、21c、・・の周面に形成した第2突起部25は、図11で示したように軸中心線方向に間隔L9を設けたが、各間隔L9の周面26の箇所に適等な深さでロール23の回転方向に連続する溝部を形成し、各溝部にバー状の部材の先端を挿入して配置することで、回転方向で隣り合う第2突起部25の間に木屑が詰まった時、取り去る様にしても良い。
同様に第1の実施の形態の場合でも、各リング状部材5a、5b、・・において第1突起部9に軸中心線方向で適宜長さ例えば前記間隔L9と同じ間隔で切欠部を設け且つ同様に該間隔で回転方向に連続する溝部を形成し、同様にバー状の部材の先端を挿入して配置しても良い。
【0018】
【発明の効果】
以上の様に本発明によれば、ロールの突起部に形成した切欠部に従来装置の様にスポンジゴムを充填固定しなくても木屑等が詰まることがないので、生産性が向上する。
またスポンジゴムを充填固定するための費用及び劣化したスポンジゴムをが除去し再度新たにスポンジゴムを充填固定するための費用も不要で、装置として安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の第1の実施の形態の正面説明図である。
【図2】図1の一点鎖線A−Aより矢印の方向を見た側面説明図である。
【図3】図1の円S内の部分拡大説明図である。
【図4】図3の一点鎖線B−Bより矢印の方向を見た断面説明図である。
【図5】図3の一点鎖線C−Cより矢印の方向を見た一部断面説明図である。
【図6】図3の一点鎖線D−Dより矢印の方向を見た説明図である。
【図7】図1の円T内の部分拡大説明図である。
【図8】テンダーライジング処理された生単板の平面説明図である。
【図9】図8の円U内の部分拡大説明図である。
【図10】発明の第1の実施の形態の正面説明図である。
【図11】図10の円U内の部分拡大説明図である。
【図12】図11の一点鎖線E−Eより矢印の方向を見た説明図である。
【図13】図11の一点鎖線F−Fより矢印の方向を見た説明図である。
【図14】図11の一点鎖線G−Gより矢印の方向を見た説明図である。
【図15】生単板P2の部分平面説明図である。
【図16】変更例の説明図である。
【図17】変更例の説明図である。
【図18】変更例の説明図である。
【図19】従来装置の正面説明図である。
【図20】図19の円X内の部分拡大説明図である。
【図21】図20での一点鎖線H−Hより矢印の方向を見た説明図である。
【図22】図20の一点鎖線I−Iより矢印の方向を見た説明図である。
【図23】図20の一点鎖線J−Jより矢印の方向を見た説明図である。
【図24】テンダーライジング処理された単板の部分拡大図である。
【符号の説明】
1・・ロール
3・・基部
5a・・第1リング状部材
5b・・第1リング状部材
5c・・第1リング状部材
9・・第1突起部
9b・・切欠部
11・・ロール
21a・・第2リング状部材
21b・・第2リング状部材
21c・・第2リング状部材
23・・ロール
25・・第2突起部
25b・・切欠部
P1・・生単板
P2・・生単板

Claims (3)

  1. 軸中心線方向を平行として配置された一対の回転自在のロールにおいて、
    一方のロールの周面には、半径方向に突出し且つ軸中心線方向に所定長さで連なり、該軸中心線方向と直交する方向の断面での先端の角度が60度以内である突起部を、該軸中心線方向に適宜間隔をおいて設けられ、更には該突起部の半径方向の先端には、該ロールの回転方向下手側から上手側を見た時、該ロールの軸中心線方向で相対する斜面のなす角度が70度以上となっているV字状又はU字状の切欠部が該軸中心線方向に多数形成されてなる突起部を設けたリング状部材を、軸中心線方向に多数装着し、且つ隣り合うリング状部材の内で少なくとも1組のリング状部材は、互いの突起部がロールの回転方向にずれた状態で装着固定されており、
    他方のロールの周面を平坦とし、
    一方のロールの突起部の先端と他方のロールの周面との間隔を、未乾燥ベニヤ単板の厚さより小として両ロールを配置し、一対のロールの少なくとも一方のロールに駆動回転させる駆動源を連結した未乾燥ベニヤ単板のテンダーライジング装置。
  2. 軸中心線方向を平行として配置された一対の回転自在のロールにおいて、
    一方のロールの周面には、半径方向に突出し且つ軸中心線方向と交差する方向に所定長さで連なり、該連なる方向と直交する方向の断面での先端の角度が60度以内である突起部を、該連なる方向に適宜間隔をおいて設けられ、更には該突起部の半径方向の先端には、該ロールの回転方向下手側から上手側を見た時、該ロールの連なる方向で相対する斜面のなす角度が70度以上となっているV字状又はU字状の切欠部が該連なる方向に多数形成されてなる突起部を設けたリング状部材を、軸中心線方向に、隣り合うリング状部材の突起部の連なる方向が互いに交差する状態に多数装着固定されており、
    他方のロールの周面を平坦とし、
    一方のロールの突起部の先端と他方のロールの周面との間隔を、未乾燥ベニヤ単板の厚さより小として両ロールを配置し、一対のロールの少なくとも一方のロールに駆動回転させる駆動源を連結した未乾燥ベニヤ単板のテンダーライジング装置。
  3. 軸中心線方向を平行として配置された一対の回転自在のロールにおいて、
    一方のロールの周面には、半径方向に突出し且つ軸中心線方向と交差する方向に所定長さで連なり、該連なる方向と直交する方向の断面での先端の角度が60度以内である突起部を、該連なる方向に適宜間隔をおいて設けられ、更には該突起部の半径方向の先端には、該ロールの回転方向下手側から上手側を見た時、該ロールの連なる方向で相対する斜面のなす角度が70度以上となっているV字状又はU字状の切欠部が該連なる方向に多数形成されてなる突起部を設けたリング状部材を、軸中心線方向に、隣り合うリング状部材の突起部の連なる方向が互いに交差する状態に多数装着し、且つ隣り合うリング状部材の少なくとも1組のリング状部材は、該軸中心線方向で相対する突起部の端部がロールの回転方向にずれた状態で装着固定されており、
    他方のロールの周面を平坦とし、
    一方のロールの突起部の先端と他方のロールの周面との間隔を、未乾燥ベニヤ単板の厚さより小として両ロールを配置し、一対のロールの少なくとも一方のロールに駆動回転させる駆動源を連結した未乾燥ベニヤ単板のテンダーライジング装置。
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