JPS5938243Y2 - ベニヤレ−スにおける原木外周駆動部材 - Google Patents

ベニヤレ−スにおける原木外周駆動部材

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Publication number
JPS5938243Y2
JPS5938243Y2 JP4637578U JP4637578U JPS5938243Y2 JP S5938243 Y2 JPS5938243 Y2 JP S5938243Y2 JP 4637578 U JP4637578 U JP 4637578U JP 4637578 U JP4637578 U JP 4637578U JP S5938243 Y2 JPS5938243 Y2 JP S5938243Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive member
veneer
log
rotating shaft
raw wood
Prior art date
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Expired
Application number
JP4637578U
Other languages
English (en)
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JPS54148995U (ja
Inventor
克次 長谷川
Original Assignee
株式会社名南製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社名南製作所 filed Critical 株式会社名南製作所
Priority to JP4637578U priority Critical patent/JPS5938243Y2/ja
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  • Manufacture Of Wood Veneers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はベニヤレースにおける原木外周駆動部材に関す
るものであり、その目的は切削されるベニヤ単板(以下
、単板という)の表面の突刺傷が小さく且つ、有効な原
木外周駆動力を得ることのできる駆動部材の提供にある
尚本考案の駆動部材は原木外周駆動型ベニヤレースの開
発(特公昭56−17205号他参照)により必要にな
った新規の部品であり、その構成は次の通り、である。
即ち、原木及び刃物に対してほぼ平行に備えた回転軸に
取付ける原木外周駆動部材であって、先端に近い位置の
断面が前記回転軸の方向へ長い長円形状で且つ先端部に
は前記回転軸とほぼ平行な刃を有する突刺体を、前記回
転軸のほぼ半径方向に突設させ、一方、中心には適当径
の取付穴を設けたベニヤレースにおける原木外周駆動部
材である。
以下、本考案を実施例によって説明する。
本考案の原木外周駆動部材は第1図に例示したように外
周にほぼ半径方向へ突設させた形の多数又は適数の突刺
体2を設け、中心に適当径の取付穴5を設けた丸鋸状の
駆動部材であり、又前記突刺体2は原木外周へ突刺可能
であり、その先端部に円周方向に対してほぼ直角方向の
、又は回転軸とほぼ平行な刃4を形成させ、且つ、先端
に近い位置の断面が第6図の部分断面図で示すように回
転軸の方向へ長い長円形状としたものである。
このような駆動部材は第1図に示すようにベニヤレース
において原木1及び刃物7に対してほぼ平行に設けられ
る回転軸としての軸6に適数個配置し、外周の突刺体2
を原木1の外周に対して突刺可能に備え、軸6又は駆動
部材を駆動することにより原木1を駆動し、原木1の外
周へ動力を供給するようにするものである。
ここで、突刺体2が、第4図に示すように先端に近い位
置の断面が長方形であると、第5図に示すように突刺体
2の、軸6の方向即ち原木1の繊維方向での端部の外側
でも、原木1が前記繊維方向に対し直角に大きく広げら
れて割れが進行し、単板表面の突刺傷は突刺体2の長さ
より長く形成されてしまい、又、前述の様に突刺体2の
端部の外側で割れが進行することにより、前記端部付近
の原木1の変形量(開かれる量)は、当然にほとんどが
塑性又は破壊領域に達つしてし1っている故、切削につ
れて突刺体2から単板9が離脱した際、単板9表面に残
る突刺傷の、前記繊維方向に対し直角の方向の幅が弾性
復帰によって小さくなる割合は極めて少ないのである。
その結果、切削された単板9の表面には、突刺体2によ
る突刺傷が肉眼で分る状態で残ってし!い、強度には影
響ないものの例えば合板の原板としては美観上杆1れな
いものであった。
しかるに本考案に於ては、例えば前述の様に構成しであ
るので、原木1に突刺体2が実利された状態は第6図に
示すようになり前記問題は解消されるのである。
即ち、突刺体2の、原木1の繊維方向での端部付近の形
状は、前記繊維方向に対して直角の方向の厚さが漸次減
少した形となっている故、突刺体2の端部の外側の原木
1では割れが形成されることは少なく、単板90表面に
残る実利傷の長さは突刺体2の長さとほぼ等しくなり、
又、一方、前述の様に割れが形成されることは少ない為
、突刺体2の端部の外側の原木1は弾性領域の変形であ
り、切削につれて突刺体2から単板9が離脱した際、前
記繊維方向に対して直角の方向の実利傷の幅は、弾性復
帰によって大部分が塞がれてし渣い突刺体2の断面積が
小さいこともあって、切削された単板9の表面には、突
刺体2による実利傷は目立たず、合板の原板として用い
ても何ら問題はないのである。
又、突刺体2が前記の様な形状であれば、原木1に実利
する際の突刺刃も小さくなり、原木1のベンディングに
関しても条件が良いのである。
尚、第1図においては突刺体2は大体正確に半径方向に
突設させた形になっているが、突刺体2を円周方向の一
方へ幾分傾斜した形に突設させることにより、実利に必
要なラジャル方向の力を減少させ、又は実利傷を減少さ
せ又は突刺体の抜きを円滑化させるなどの効果を生じさ
せることもできる。
又本考案の駆動部材は例えば第2図に示すように突刺体
2を含む全体をほぼ一様な厚みにすることができ、加工
が楽であり、安価なコストで提供し得ることになる。
実験ではInm〜5rIar1程度の厚みであればプレ
ス加工も可能であり、量産化が可能である。
又、前記取付穴5にキー溝(図示せず)を設けることに
より軸6等にキー材によって容易に固定することができ
る。
又例えば第1図に示したように軸6に設けられたキー溝
8に対する回り止め用凸部3を前記取付穴5に設けるこ
とにより、キー材不要でより簡単に軸6等に固定するこ
とができる。
尚第1図例示の装置は本考案の駆動部材を軸6に適当な
間隔をおいて配置することにより駆動ローラを構成させ
、これを刃物7の刃先より幾分上手の位置に備え、各駆
動部材の間にプレッシャ一部材10と削成させる単板9
を突刺体2から円滑に離脱させるためのガイド11を備
え、動力を切削直前の原木外周に供給するようにした最
も効果的な構成の原木外周駆動型ベニヤレースを示した
ものであり、本考案の駆動部材及び軸6は原木1の外周
の他の適当な位置に圧接可能に備えて外周駆動型ベニヤ
レースを構成させることもできる。
又突刺体の先端部の形状は、第3図に示すように半円状
にすることもできる。
本考案は以上のように、外周駆動型ベニヤレースの実現
に著しく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の側面図、第2図は実施例の断面図、第
3図は斜視図、第4図は従来例の部分図、第5図は従来
例の部分断面図、及び第6図は実施例の部分断面図であ
る。 1・・・原木、2・・・突刺体、3・・・凸部、4・・
・刃、5・・・取付穴、6・・・軸、1・・・刃物、8
・・・キー溝、10・・・プレッシャ一部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原木及び刃物に対してほぼ平行に備えた回転軸に取付け
    る原木外周駆動部材であって、先端に近い位置の断面が
    前記回転軸の方向へ長い長円形状で且つ先端部には前記
    回転軸とほぼ平行な刃を有する突刺体を、前記回転軸の
    ほぼ半径方向に突設させ、一方、中心には適当径の取付
    穴を設けたことを特徴とするベニヤレースにおける原木
    外周駆動部材。
JP4637578U 1978-04-07 1978-04-07 ベニヤレ−スにおける原木外周駆動部材 Expired JPS5938243Y2 (ja)

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JP4637578U JPS5938243Y2 (ja) 1978-04-07 1978-04-07 ベニヤレ−スにおける原木外周駆動部材

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JP4637578U JPS5938243Y2 (ja) 1978-04-07 1978-04-07 ベニヤレ−スにおける原木外周駆動部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54148995U JPS54148995U (ja) 1979-10-17
JPS5938243Y2 true JPS5938243Y2 (ja) 1984-10-24

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ID=28926376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4637578U Expired JPS5938243Y2 (ja) 1978-04-07 1978-04-07 ベニヤレ−スにおける原木外周駆動部材

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JPS54148995U (ja) 1979-10-17

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