JP4400261B2 - 車両用シートバック構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車両用シートバック構造に関するものである。
自動車などの車両には、車室内に乗員が着座するためのシートが設けられている。このようなシートは、乗員の腰部を下方から支持するシートクッションと、乗員の背部を後方から支持するシートバックとを備えている。そして、シートバックは、シートクッションパッドをシートフレームで保持し表皮で覆った構造を備えている。このうちシートクッションパッドは、乗員の背部を後方から保持するためのメイン部と、このメイン部の両側部に設けられて乗員の背部を左右方向に保持するための土手部とを有している。土手部はメイン部に対して前方に張出されている(例えば、特許文献1参照)。
実開平7−20893号公報
しかしながら、上記車両用シートバック構造では、シートクッションパッドは、メイン部に対して前方に張出された土手部を有しているため、想定よりも大柄な体格の乗員が座った場合に、背中の一部(肩甲骨)が土手部に乗り上げてしまい、背中がうまく保持されないという問題や、違和感が生じるという問題があった。
上記課題を解決するために、この発明では、乗員の背部を後方から保持するためのメイン部と、このメイン部の両側部に設けられて乗員の背部を左右方向に保持するための土手部とを有し、該土手部が前記メイン部に対して前方に張出されている車両用シートバック構造において、前記土手部の肩甲骨当接部位を包囲し、肩甲骨当接部位の独立変形を可能とする変形補助溝を設け、前記変形補助溝の両端部を、前記メイン部と前記土手部の境界部分に設けられる縦溝に接続した車両用シートバック構造を特徴としている。
この発明によれば、土手部の肩甲骨当接部位を包囲して設けた変形補助溝の両端部を、メイン部と土手部の境界部分に設けられる縦溝に接続したことにより、肩甲骨当接部位が他の部分から独立変形されるようになるので、乗員の肩甲骨を独立変形した部分に入り込ませることができ、以て、大柄な体格の乗員の背中の一部(肩甲骨)が土手部に乗り上げて背中がうまく保持されないという問題や、違和感を感じるという問題を解消することができる。
大柄な体格の乗員の背中をうまく保持できるようにするという目的を、土手部の肩甲骨当接部位を包囲し、肩甲骨当接部位の独立変形を可能とする変形補助溝を設け、その変形補助溝の両端部を、メイン部と土手部の境界部分に設けられる縦溝に接続する、という手段で実現した。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図7は、この発明の実施例を示すものである。
まず、構成を説明すると、自動車などの車両には、車室内にシートが設けられている。このようなシートは、乗員の腰部を下方から支持するシートクッションと、図1、図2に示すような、乗員の背部を後方から支持するシートバック1とを備えている。そして、シートバック1は、シートクッションパッド2をシートフレームで保持し、表皮で覆った構造を備えている。このうちシートクッションパッド2は、乗員の背部を後方から保持するためのメイン部4と、このメイン部4の両側部に設けられて乗員の背部を左右方向に保持するための土手部6とを有している。土手部6はメイン部4に対して前方に張出されている。メイン部4と土手部6の境界部分には、縦溝が設けられている。この縦溝は、この実施例では表皮固定用縦溝7としての機能を有している。
この実施例のものでは、土手部6の肩甲骨当接部位11の外側に、肩甲骨当接部位11の独立変形を可能とする変形補助溝12を設ける。
この変形補助溝12は、例えば、図3に示すように、表皮固定用縦溝7と平行な短い縦溝12aとしても良い。
また、変形補助溝12は、例えば、図4に示すように、肩甲骨当接部位11を包囲する正面視略コ字状の溝12bとしても良い。
或いは、変形補助溝12は、例えば、図5に示すように、肩甲骨当接部位11を包囲する正面視略半円弧状の溝12cとしても良い。
特に、変形補助溝12は、図1に示すように、両端部を、メイン部4と土手部6の境界部分に設けられる縦溝に接続するのが好ましい。
この縦溝は、用途や機能に応じて適宜形成され得るものであり、変形補助溝12は、いずれの縦溝に対して接続することも可能である。なお、この実施例では、縦溝は表皮固定用縦溝7としての機能を有するものとされている。
この際、成人男女の肩甲骨15の高さは、ヒップポイントからトルソー沿いに300mm〜500mmに位置するので、変形補助溝12の位置は、「ヒップポイントからトルソー沿いに300mm〜500mm」の範囲に設けるのが最良である。
特に、背丈の大きな人程、一般に体格が良いので、変形補助溝12は、少なくとも「ヒップポイントからトルソー沿いに400mm〜500mm」の範囲に設けておけば、充分効果が得られる。
次に、この実施例の作用について説明する。
土手部6の肩甲骨当接部位11の外側に設けた変形補助溝12により、肩甲骨当接部位11が他の部分から独立変形されるようになるので、図6、図7に示すように、乗員の肩甲骨15を独立変形した部分に入り込ませることができ、以て、大柄な体格の乗員の背中の一部(肩甲骨15)が土手部6に乗り上げて背中がうまく保持されないという問題や、違和感を感じるという問題を解消することができる。
この変形補助溝12は、例えば、図3に示すように、表皮固定用縦溝7と平行な短い縦溝12aとしても有効である。
また、変形補助溝12は、図4に示すように、肩甲骨当接部位11を包囲する正面視略コ字状としても有効である。
変形補助溝12は、図5に示すように、肩甲骨当接部位11を包囲する正面視略半円弧状としても有効である。
そして、変形補助溝12の両端部を、図1に示すように、メイン部4と土手部6の境界部分に設けられる縦溝に接続することにより、肩甲骨当接部位11をより無理なくスムーズに独立変形させることが可能となり、座り心地を向上することができる。
上記縦溝には、用途や機能に応じて適宜形成されたものを利用することができるが、表皮固定用縦溝7としての機能を有する縦溝を利用するのがレイアウト上は最適である。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
本発明の実施例の斜視図である。 図1のA−A矢視方向の断面図である。 変形補助溝の一例を示す平面図である。 変形補助溝の別の例を示す平面図である。 変形補助溝の他の例を示す平面図である。 図1と同様の作動図である。 図2と同様の作動図である。
符号の説明
4 メイン部
6 土手部
7 表皮固定用縦溝(縦溝)
11 肩甲骨当接部位
12 変形補助溝

Claims (4)

  1. 乗員の背部を後方から保持するためのメイン部と、このメイン部の両側部に設けられて乗員の背部を左右方向に保持するための土手部とを有し、該土手部が前記メイン部に対して前方に張出されている車両用シートバック構造において、
    前記土手部の肩甲骨当接部位を包囲し、該肩甲骨当接部位の独立変形を可能とする変形補助溝を設け、
    前記変形補助溝の両端部を、前記メイン部と前記土手部の境界部分に設けられる縦溝に接続したことを特徴とする車両用シートバック構造。
  2. 前記変形補助溝が、前記肩甲骨当接部位を包囲する正面視コ字状をしていることを特徴とする請求項1記載の車両用シートバック構造。
  3. 前記変形補助溝が、前記肩甲骨当接部位を包囲する正面視半円弧状をしていることを特徴とする請求項1記載の車両用シートバック構造。
  4. 前記縦溝が、表皮固定用縦溝であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用シートバック構造。
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