JP4396803B2 - 中空製品の製造方法、およびその製造装置 - Google Patents

中空製品の製造方法、およびその製造装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空製品の製造方法、およびその製造装置に関し、さらに詳しくは、所定形状の中空部材と他の部材とを接合してなる中空製品の製造方法およびその製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内部に流体を流通させるための中空製品として、例えば車両の内燃機関などの燃焼機関においては、流体である排気ガスを流通・排出するための排気系システムが接続されている。排気系システムは、図15に示すように、エキゾーストマニホールド1、触媒コンバータ2、パイプ3、プレマフラ4、メーンマフラ5などの中空製品により構成されている。触媒コンバータ2は、燃焼機関から排出されエキゾーストマニホールドから流通される排気ガスを酸化・還元などの化学反応を作用させて浄化処理を行うものである。また、プレマフラ4やメーンマフラ5は、触媒コンバータ2およびパイプ3から流通された高圧の排気ガスを大気圧に近づけるように消音処理を行うものである。
【0003】
さらに、これらエキゾーストマニホールド1、触媒コンバータ2、パイプ3、プレマフラ4、メーンマフラ5などの中空製品は、それぞれ容易に組み立てあるいは破損したときに容易に交換するなどの目的から、隣接する中空製品と互いに着脱可能に接続するために、図16に示すように、ボルトにより互いに締結することができるフランジ部材(他の部材)110を容器や接続パイプなどの中空部材100の接合部100bにそれぞれ接合して、一構成単位を形成している。
【0004】
接続パイプなどの中空部材100に他の部材としてフランジ部材110を接合してなる中空製品を製造する場合の従来の技術としては、特開平9―324623号公報などに開示されているように、摩擦圧接により突合わせ接合することが一般に知られている。
【0005】
そして、中空部材と他の部材とを摩擦圧接により突合せ接合する場合に内側に生じるバリを取り除くために、特開平7―144287号公報には、バリを押し潰して除去するためのバリ処理ロッドを有する摩擦圧接装置が開示されている。
【0006】
また、特開昭52―75641号公報には、円形孔を有する第1の部材と、該円形孔と同軸上に配置され該円形孔の内径よりも十分大きな外径を有する第2の部材との間に、上記軸の回りの相対的回転運動を与えつつ、上記円形孔内に第2の部材を圧入することを特徴とする摩擦圧接嵌合方法が開示されている。
【0007】
さらに、特開昭55―61389号公報には、管状のローラー主体と、テーパー部の大径端面に軸部を突設すると共にテーパー部の小径端面に周溝部を介して前記ローラー主体の内径に略合致する邪魔板部を連接したジャーナルとを用い、前記ジャーナルを邪魔板部側から前記ローラー主体の端部に押付けて前記テーパ−部周面に於いて摩擦接合し、摩擦接合時に生じる内バリを前記周溝部に封じ込むことを特徴とするローラにおけるジャーナルの摩擦接合方法が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術のうち、特開平9―324623号公報などに開示されているように、摩擦圧接により中空部材100、100を突合わせ接合する場合にあっては、図17に示すように、突合せ接合部の外側および内側にバリが生じることとなる。このような中空製品を、流体流通システムに使用すると、特に内側のバリによってその内部を流通する排気ガスなどの流体の流通効率が低下するという問題や、外側に生じたバリが中空製品の見栄えを悪くするなどの問題があった。そして、内側に生じたバリを除去するために、特開平7―144287号公報に開示されているように、バリ処理ロッドを設ける場合にあっては、摩擦圧接装置が大型化すると共に、コストが上昇するなどの問題があった。
【0009】
また、上記従来の技術のうち、特開昭52―75641号公報に開示された摩擦圧接嵌合方法にあっては、第1の部材の円形孔の内径を第2の部材の外径よりも小さく成形することによって摩擦圧接を行うのであるが、第1の部材の円形孔とを第2の部材の外周との間の押圧力を直接制御することができず、さらには摩擦圧接の最後の段階で必要とされるアプセット圧力をかけることができないという問題があった。さらに、第2の部材がパイプのような中空部材である場合には、第1の部材に圧入したときの撓みなどによって径方向の圧力を制御できないために、摩擦による発熱や径方向の接合力などが不足することがあるという問題があった。
【0010】
さらに、特開昭55―61389号公報に開示された摩擦圧接方法にあっては、ジャーナルにテーパー部と溝部と邪魔板部とを設ける必要があり手間がかかるという問題があった。また、邪魔板部は、管状(中空)のローラー主体内に挿入するために、そのローラー主体の内径以下に成形する必要がある。そのため、ジャーナルをローラー主体に摩擦圧接するときに発生した内側のバリが溝から邪魔板を超えて溢れ出る可能性があるという問題もあった。さらにまた、当該方法にあっては、テーパー部をローラー主体に摩擦圧接するため、テーパー部の成形角度に高い精度が求められ、また、テーパー部とローラー主体との軸方向の相対的な移動によって径方向の押圧力が大きく変化するため、制御に高い精度が求められるという問題があった。
【0011】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、中空部材と他の部材とを確実に且つ容易にしかも精度よく接合することができる中空製品の製造方法を提供することを目的とし、また、生産性や作業性を向上させることができる中空製品の製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、中空部材と他の部材とを確実に且つ容易にしかも精度よく接合することができる中空製品の製造装置を提供することを目的とし、また、生産性や作業性を向上させると共に小型化を図ることができる中空製品の製造装置を提供することを目的とする
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の中空製品の製造方法に係る発明は、上記目的を達成するため、中空部材と他の部材とを接合してなる中空製品の製造方法であって、中空部材と他の部材との周面を互いに相対運動させた状態で、押圧部材を当接させて押圧し、押圧部材により中空部材の径方向への押圧力を制御して摩擦圧接することにより接合することを特徴とするものである。
【0013】
請求項2の中空製品の製造方法に係る発明は、上記目的を達成するため、所定形状の中空部材と他の部材とを接合してなる中空製品の製造方法であって、素管に押圧部材を当接させて押圧しスピニング加工して所定形状の中空部材を成形する工程と、中空部材と他の部材との周面を互いに相対運動させた状態で、押圧部材を当接させて押圧し、押圧部材により中空部材の径方向への押圧力を制御して摩擦圧接することにより接合する摩擦圧接工程と、を連続して行うことを特徴とするものである。
【0014】
請求項3の中空製品の製造装置に係る発明は、上記目的を達成するため、所定形状の中空部材と他の部材とを接合してなる中空製品を製造する装置であって、中空部材と他の部材との周面を互いに対向させて相対運動させる駆動手段と、素管に当接し押圧してスピニング加工し所定形状の中空部材を成形すると共に、互いに対向して相対運動されている状態の中空部材と他の部材との周面を押圧して摩擦圧接させる押圧部材と、素管をスピニング加工し、続いて、中空部材と他の部材とを制御可能に径方向に押圧して摩擦圧接するように、押圧部材の移動を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
0015
請求項1の発明では、中空部材の周面と他の部材の接合部となる周面とを対向させて相対的回転させるなど相対運動させた状態で、押圧部材を当接させて押圧することにより互いの周面を摩擦圧接して接合する。このとき、押圧部材により中空部材の径方向への押圧力を制御することにより、中空部材と他の部材の材料特性などに応じて摩擦熱の発生が容易に制御される。そのため、中空部材と他の部材との周面が全周にわたって精度よく且つ確実で強固に接合された中空製品が製造される。
0016
請求項2の発明では、素管に押圧部材を当接させて押圧しスピニング加工して所定形状の中空部材を成形する工程と、中空部材と他の部材との周面を互いに相対運動させた状態で、押圧部材により中空部材の径方向への押圧力を制御して押圧部材を当接させて押圧し摩擦圧接することにより接合する摩擦圧接工程と、を連続して行うことにより、中空部材と他の部材の材料特性などに応じて摩擦熱の発生が容易に制御され、中空部材と他の部材との周面が全周にわたって精度よく且つ確実で強固に接合された中空製品が製造されると共に、生産性や作業性が向上する。
0017
請求項の発明では、押圧部材によって素管をスピニング加工して所定形状の中空部材を成形し、続いて、駆動手段によって相対運動されている状態の中空部材の周面と他の部材との互いの周面を制御可能に押圧して摩擦圧接させるように、制御手段によって押圧部材の移動を制御するため、中空部材と他の部材の材料特性などに応じて摩擦熱の発生が制御され、中空製品の製造装置の生産性や作業性の向上が図られると共に、簡単で小型の構成の装置により、中空部材と接合部を有する他の部材とが確実に且つ容易にしかも精度よく接合される。なお、スピニング加工を行う押圧部材と、摩擦圧接を行う押圧部材とは、同一であってもよく、また、別のものであってもよい。また、押圧部材は、中空部材の外側から内側に向かって押圧するように構成することができ、また、中空部材の内側から外側に向かって押圧するように構成することもできる。
0018
【発明の実施の形態】
最初に、本発明の中空製品の製造装置の実施の一形態を図1〜図3に基づいて詳細に説明する。同一符号は、同一部分または相当する部分を示すものとする。なお、この実施の形態では、図15に示したように車両のエンジンの排気系システムにおいて、エンジンから排出されエキゾーストマニホールドから流通される排気ガスを酸化・還元などの化学反応を作用させて浄化処理を行うための一構成単位となる触媒コンバータ2が中空製品であり、素管10’またはその素管10’を所定形状に成形して内部に触媒担体(図示は省略する)を収容した触媒容器10が中空部材であり、素管10’から成形された触媒容器10の端部接合部10bにパイプ3(図15を参照)など他の構成単位と接続するためのフランジ部材11が他の部材である場合により説明する。しかしながら、本発明は、以下に説明する触媒コンバータ2に限定されることなく、例えば、図15に示したように、車両のエンジンの排気系システムにおけるエキゾーストマニホールド1、パイプ3、プレマフラ4、メーンマフラ5など、中空部材と他の部材とを接合してなるものであれば、他の中空製品にも適用することができる。
0019
なお、この実施の形態においては、中空部材である触媒容器10の軸方向略中央にはその内部に図示しない触媒担体を収容するための比較的大径の触媒担体設置部10aが成形され、両端(図には一方端側しか示していない)にはフランジ部材11が接合される比較的小径の接合部10bが成形され、比較的大径の触媒担体設置部10aと比較的小径の接合部10bとの間には漸次径が変化するテーパ状のコーン部10cが成形される。また、図3に示すように、フランジ部材11は、径方向に延びる板状のフランジ部11aの一方の面から軸方向に突出するように延びるように接合部11bが成形されている。そして、この実施の形態では、図3に示すように、触媒容器10の接合部10bの内周面とフランジ部材11の接合部11bの外周面とを摩擦圧接により接合する。
0020
この実施の形態における中空製品の製造装置は、概略、中空部材として素管10’から図示しない触媒担体を保持する所定の形状の触媒容器10を成形すると共に、触媒容器10とフランジ部材11とを接合することにより、触媒コンバータ2を製造するための装置であって、素管10’または触媒容器10を把持してその軸回りに回転させる回転駆動手段20と、フランジ部材11をその接合部11bの周面を触媒容器10の接合部10bの周面と対向させるように移動可能に且つ軸回りに回転不能に固定保持するフランジ部材固定保持手段21と、回転駆動される素管10’または触媒容器10に当接されて所定形状の触媒容器10に成形すると共に保持されたフランジ部材11の接合部11bの外周面に対して触媒容器10の接合部10bの内周面を径方向に押圧することにより摩擦熱を発生させて互いの接合部10b、11bの周面を接合させる押圧部材としての成形ローラ22Aと、スピニングおよび摩擦圧接に応じて成形ローラ22Aの軸方向および径方向への移動を制御する制御手段(図示は省略するが、その制御内容については後に詳しく説明する)と、を備えている。回転駆動手段20は、触媒容器10を把持してその軸回りに回転させることにより、フランジ部材固定保持手段21に回転不能に保持されたフランジ部材11に対して相対運動させる。
0021
回転駆動手段20は、素管10’または触媒容器10を保持するチャック30と、このチャック30を回転自在に支持するスピンドル31と、モータ32と、モータ32の回転駆動力をスピンドル31に伝導する巻き掛け伝導機構33と、により構成されている。
0022
フランジ部材固定保持手段21は、フランジ部材11を回転される触媒容器10に対して回転不能に挟持する一対からなるチャック35と、チャック35を開閉駆動する開閉アクチュエータ36と、チャック35に保持されたフランジ部材11の接合部11bを回転駆動手段のチャックに保持された触媒容器10の接合部10bと同軸線上に配置させて嵌挿させるように軸方向方に移動させる軸方向移動アクチュエータ37と、により構成されている。
0023
基台40上には、ガイドレール41とボールねじ42が素管10’または触媒容器10の軸方向と平行に配設されている。ガイドレール41上には軸方向移動テーブル43が載置されており、ボールねじ42の一端にはモータ44が接続されている。そして、軸方向移動テーブル43の下面にはボールねじ42に螺合されるボールねじナット45が配設されている。モータ44を駆動してボールねじ42を軸回りに回転させると、ガイドレール41に載置された軸方向移動テーブル43が素管10’または触媒容器10の軸方向と平行に移動することとなる。
0024
軸方向移動テーブル43上には、ガイドレール51とボールねじ52が素管10’または触媒容器10の径方向と平行に配設されている。ガイドレール51上には径方向移動テーブル53が載置されており、ボールねじ52の一端にはモータ54が接続されている。そして、径方向移動テーブル53の下面にはボールねじ52に螺合されるボールねじナット55が配設されている。モータ54を駆動してボールねじ52を軸回りに回転させると、ガイドレール51に載置された径方向移動テーブル53が素管10’または触媒容器10の径方向と平行に移動することとなる。
0025
径方向移動テーブル53上には、成形ローラ22Aが支持されている。モータ44、54の駆動を制御することにより、成形ローラ22Aは、回転駆動手段20のチャック30に保持された素管10’または触媒容器10に対して軸方向および径方向へ任意の距離だけ移動される。なお、成形ローラ22Aは、図示は省略するが、例えば径方向移動テーブル53を素管10’または触媒容器10の中心軸線に対して対称に径方向に移動するように一対で設けて、両径方向移動テーブル53上に成形ローラ22Aをそれぞれ支持させるよう構成することもできる。
0026
次に、本発明の中空製品の製造方法の実施の一形態を、上述したように構成された製造装置を使用して中空製品として触媒コンバータ2を製造する場合により説明する。
この実施の形態における中空製品の製造方法は、概略、中空部材として素管10’から所定形状に成形され図示しない触媒担体を保持する触媒容器10の接合部10bとフランジ部材11の接合部11bとを接合することにより、触媒コンバータ2を製造する方法であって、触媒容器10の接合部10bとフランジ部材11の接合部11bの周面を対向させて相対的に軸回りに回転させた状態で、成形ローラ22Aにより径方向に押圧することによって、フランジ部材11の接合部11bの外周面に対して触媒容器10の接合部10bの内周面を径方向に押圧することにより摩擦熱を発生させて互いの接合部10b、11bの周面を接合するものである。さらに、この実施の形態における中空製品の製造方法は、成形ローラ22Aによって素管10’を所定形状の触媒容器10に成形した後に、続けて、成形ローラ22Aを使用して摩擦圧接を行うものである。
0027
触媒コンバータ2を製造するに際しては、最初に、触媒担体を嵌挿し得る径の素管10’を用意して、回転駆動手段20のチャック30に素管10’を保持し、モータ32の駆動によってスピンドル31を回転させると共に、モータ44、54を駆動して成形ローラ22Aを素管10’に押し付けて縮径させ、素管10’の一方端にテーパ部10cと接続部10bを成形し、その後、素管10’の他端側から触媒担体を嵌挿する。そして、素管10’の他端側も、一端側と同様にして、テーパ部10cと接続部10bを形成して触媒容器10を成形する。
0028
その後、触媒容器10の接続部10bとフランジ部材11の一方の面から突出するように成形された接合部11bとが向き合うように、触媒容器10を回転駆動手段20のチャック30に保持させると共に、フランジ部材11をフランジ部材固定保持手段21のチャック35の間に配置して開閉アクチュエータ36の駆動により挟持させて、軸方向移動アクチュエータ37を伸長駆動して接合部10bの内周面に接合部11bの外周面を対向させるようにフランジ部材11の接合部11bを触媒容器10の接合部10b内に嵌挿する。次いで、回転駆動手段20のモータ32を駆動してスピンドル31を回転させ、モータ32の回転トルクを測定する。この回転トルクが規定値に達したことが確認されたら、モータ44、54を駆動して成形ローラ22Aにより触媒容器10の接合部10bの外周面を径方向内側に向かって押圧する。これにより、回転駆動されている触媒容器10の接合部10bがフランジ部材11の接合部11bに対して押し付けられて摩擦熱が発生する。これに伴って、触媒容器10を回転駆動しているモータ32は摩擦抵抗を受けてその回転トルクが変化する。一方、触媒容器10の接合部10bに対して成形ローラ22Aを径方向に押し付けさせているモータ54も、その回転トルクが測定されており、径方向に押圧する際にはフランジ部材11の接合部11bの反力を受けて回転トルクが変化する。両モータ32、54の回転トルクの変化は、その電流値をモニタリングすることにより検知することができる。そこで、回転駆動手段のモータおよび成形ローラを径方向に押し付けさせているモータの電流値をモニタリングして、各電流値が安定して規定値となったときに両接合部10b、11bの界面に適切な摩擦熱が発生しているものと判断して、モータ54の駆動によりさらに成形ローラ22Aを径方向に押し付けさせてアプセット圧力を加えて、回転駆動手段20のモータ32を停止させ、触媒容器10の一端側の接合部10bの内周面とフランジ部材11の接合部11bの外周面を互いに摩擦圧接して接合する。そして、必要に応じて、触媒容器10の他端側の接合部10bとフランジ部材11の接合部11bとを同様に摩擦圧接により接合する。アプセット圧力の制御は、モータ54の回転トルクまたは成形ローラ22Aの径方向の移動ストローク(モータ54の回転量)に基づいて行なわれる。なお、モータ32、54の回転トルクの変化は、その電流値をモニタリングすることに限定されることなく、図示は省略するが、それぞれの回転駆動軸にロードセルを設けるなど、他の公知の手法を用いることもできる。両接合部10b、11bを摩擦圧接するに際しては、成形ローラ22Aによって径方向に押圧しつつ、図3の矢印Xで示すように、その両接合部10b、11bが重なっている軸方向の範囲で成形ローラ22Aを移動させるようにモータ44を駆動制御することもできる。
0029
なお、両接合部10b、11bの径に比して成形ローラ22Aの径が小さい場合、または、成形ローラ22Aの径に比して両接合部10b、11bの径が大きい場合には、図4に示すように、フランジ部材11に突出するように接合部を成形することなく、触媒容器10の接合部10bを内嵌し得る大きさの孔11bをその接合部として穿設して、その孔11bに触媒容器10の接合部10bを嵌挿して孔11bの内周面と触媒容器10の接合部10bの外周面とを対向させ、触媒容器10とフランジ部材11を相対的に軸周りに回転させた状態で、成形ローラ22Aを触媒容器10の接合部10bの内部から外側に向かって押し当てて、摩擦圧接を行わせるように構成することもできる。成形ローラ22Aを触媒容器10に当接させるように径方向に駆動するための径方向駆動アクチュエータ機構23については、図7に基づいて後に詳しく説明する。本発明の中空製品の製造方法は、上述した実施の形態に限定されることはなく、素管の一端側にテーパ部10cと接合部10bを成形してからその接合部10bにフランジ部材を摩擦圧接し、その後、素管10’の他端側から触媒担体を挿入してテーパ部10cと接合部10bを成形し、必要に応じて他端側の接合部10bにフランジ部材を接合することもできる。すなわち、本発明においてフランジ部材11(他の部材)と接合される中空部材とは、この実施の形態の場合、触媒容器10のみならず、素管10’も含まれる。
0030
次に、本発明の中空製品を、上述したように構成された製造装置を使用して、上述した製造方法に従って製造された触媒コンバータ2の場合により詳細に説明する。
この実施の形態における中空製品としての触媒コンバータ2は、概略、素管10’から所定形状に成形された触媒容器10の接合部10bにフランジ部材11を接合してなる触媒コンバータであって、触媒容器10の接合部10bの周面とフランジ部材11の周面とを摩擦圧接により接合したものである。
0031
このようにして触媒容器10にフランジ部材11が接合された触媒コンバータ2は、摩擦圧接によって両接合部10b、11bがその全周にわたって確実に接合される。そのため、車両のエンジンの排気系システムに使用されたときに流通される排気ガスなど、内部を流通する流体が漏出することはない。また、両接合部10b、11bの内外周面を摩擦圧接により接合することから、従来の技術のように中空部材内にバリが発生することがないため(図17を参照)、そのようなバリを取り除く手間がかからず、また、内部を流通する流体の流通効率を低下させることがない。
0032
なお、上述したように、フランジ部材11の一方の面に突出する接合部11bの外周面に触媒容器10の接合部10bの内周面を接合する場合にあっては、図9に示すように、触媒容器10の接合部10bの、フランジ部材11と接合されていない部分10b’の内周面とフランジ部材11の接合部11bの内周面とが連続する同一平面を形成するように、かかる部分10b’をさらに縮径成形して、流体の流通抵抗を少なくその効率が向上するように構成することもできる。一方、図4に示したように、触媒容器10の接合部10bをフランジ部材11の孔11bに嵌挿して摩擦圧接により接合した場合には、流体を流通させる内部に突出する部分が存在しないため、流体の流通抵抗が少なくその流通効率が向上する。
0033
次に、本発明の中空製品の製造装置の別の実施の形態を図5〜図8に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態では上述した実施の形態と異なる部分のみについて説明し、上述した実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略する。
0034
最初に、この実施の形態における製造装置が上述した実施の形態における製造装置と異なる点は、上述した実施の形態における製造装置がフランジ部材11を回転不能に保持すると共に、素管10’または触媒容器10を軸回りに回転駆動するよう構成されていたのに対して、この実施の形態では、フランジ部材11を軸回りに回転駆動すると共に、素管10’または触媒容器10を回転不能に保持するよう構成したことにある。
0035
この実施の形態における製造装置は、概略、フランジ部材11を把持してその軸回りに回転させる回転駆動手段25と、素管10'または触媒容器10の接合部10bの周面がフランジ部材11の接合部11bの周面と対向するように素管10’または触媒容器10を保持する素管固定保持手段26と、保持された素管10'を押圧して所定形状の触媒容器10に成形すると共に回転駆動されている状態のフランジ部材11の接合部11bの周面に対して触媒容器10の接合部10bの周面を径方向に押圧することにより摩擦熱を発生させて互いの周面を接合させる押圧部材としての成形ローラ22Aと、を備えている。
0036
図5および図6に示すように、回転駆動手段25は、フランジ部材11を保持するフランジ部材保持手段60と、このフランジ部材保持手段60を軸方向に移動可能に担持するスピンドル61と、フランジ部材保持手段60を軸方向に移動させる軸方向移動アクチュエータ62と、モータ32と、モータの回転駆動力をスピンドル61に伝導する巻き掛け伝導機構33と、を備えている。スピンドル61には内歯が形成されており、フランジ部材保持手段60にはスピンドル61の内歯と噛合される外歯が形成されている。そして、フランジ部材保持手段60には、回転絶縁用ベアリング63を介して軸方向移動アクチュエータ62が接続されている。フランジ部材保持手段60は、モータ32の駆動によってスピンドル61が回転駆動されるのに伴って同期して回転駆動され、また、軸方向移動アクチュエータ62の駆動によって軸方向に移動される。さらに、スピンドル61には、成形ローラ22Aが径方向駆動アクチュエータ機構23によって径方向に移動可能に設けられている。
0037
径方向駆動アクチュエータ機構23は、図7に概念図で示すように、スピンドル61に径方向へ移動可能に設けられた成形ローラ22Aを支持するブロック65と、ボールねじ66が形成されたドローバ67と、ドローバ67のボールねじ66が螺合されたボールねじナット68と、このボールねじナット68を駆動することによりドローバ67を軸方向に移動させるモータ69と、ドローバ67の軸方向の移動をブロック65の径方向の移動に変換するリンク部材70とにより構成されている。ドローバ67は、軸回りに回転しないようにその中間部に形成された長溝にピン71が係合されており、先端側にベアリング72を介してスピンドル61と同期して回転する回転部材73が設けられている。リンク部材70は、略L字型に形成されており、その中間角部がスピンドル61内に設けられたピン74によって枢着されており、一方端がブロック65に、他端が回転部材73に係合されている。この実施の形態では、図7の鎖線より上方に示すように、モータ69の駆動によってボールねじ66が形成されたドローバ67を図7の軸方向右方に前進移動させると、ピン74を中心としてリンク部材70が回動し、成形ローラ22Aを支持しているブロック65がスピンドル61の径方向外側へ移動されることとなる。また、モータ69の駆動によってボールねじ66が形成されたドローバ67を図の軸方向左方に後退移動させると、ピン74を中心としてリンク部材70が回動し、成形ローラを支持しているブロック65がスピンドル61の径方向内側へ移動されることとなる。すなわち、モータ69の駆動によってドローバ67の軸方向への移動を制御することにより、成形ローラ22Aの径方向への押圧力やその移動ストロークが制御される。
0038
素管固定保持手段26は、回転駆動されるフランジ部材11に対して同軸線上に素管10’または触媒容器10を挟持して回転不能に保持する一対からなるチャック80と、チャック80を開閉駆動する開閉アクチュエータ81と、チャック80に保持された素管10’または触媒容器10を回転駆動手段25のフランジ部材保持手段60に保持されたフランジ部材11に対して軸方向に移動させる軸方向移動アクチュエータと、により構成されている。図5および図6に示した実施の形態の場合、軸方向移動アクチュエータは、モータ44により軸方向に移動される軸方向移動テーブル43によって構成されている。そして、チャック80および開閉アクチュエータ81は、径方向移動テーブル53上に支持されている。なお、径方向移動テーブル53は、触媒容器10とフランジ部材11とを接合する場合に径方向に移動されることはないが、素管10’を偏心成形する場合などに径方向に移動される。
0039
次に、本発明の中空製品の製造方法の別の実施の形態を、図5および図6に示したように構成された製造装置を使用して触媒コンバータ2を製造する場合により説明する。
触媒コンバータ2を製造するに際しては、最初に、触媒担体を嵌挿し得る径の素管10’を用意して、素管固定保持手段26のチャック80に素管10’を保持すると共に、軸方向移動アクチュエータ62を駆動してフランジ部材保持手段60をスピンドル61から突出するように移動させて、フランジ部材11をフランジ部材保持手段60に保持し、軸方向移動アクチュエータ62を駆動してフランジ部材保持手段60をスピンドル61内に退避させるように移動させる。続いて、素管10’の軸方向の所定の位置が成形ローラ22Aの位置と対応するように、モータ44の駆動によって軸方向移動テーブル43をスピンドル61に近接移動させる。そして、モータ32の駆動によってスピンドル61に設けられた成形ローラ22Aを回転させると共に、径方向駆動アクチュエータ機構23のモータ69を駆動して成形ローラ22Aを素管10’に押し付けてスピニング成形により縮径させ、素管10’の一方端にテーパ部10cと接続部10bを成形し、その後、素管10'の他端側から触媒担体を嵌挿する。そして、素管10’の他端側も、一端側と同様にして、テーパ部10cと接続部10bを成形する。なお、フランジ部材11のフランジ部材保持手段60への保持は、素管10’のスピニング成形が完了してから、すなわち、触媒容器10の成形が完了してから行うこともできる。
0040
その後、図8に示すように、モータ32の駆動によってスピンドル61に設けられた成形ローラ22Aおよびフランジ部材保持手段60に保持されたフランジ部材11を回転させた状態で、軸方向移動アクチュエータ62を駆動させてスピンドル61の中央に噛合されたフランジ部材保持手段60をスピンドル61から突出すように移動させて、フランジ部材11の接合部11bを触媒容器10の接合部10b内に嵌挿し、成形ローラ22Aを径方向内側に移動させて回転しているフランジ部材11の接合部11bに対して触媒容器の接合部10bを押しつける。これにより、固定保持されている触媒容器10の接合部10bが回転駆動されているフランジ部材11の接合部11bに対して押し付けられて摩擦熱が発生する。そして、成形ローラ22Aを径方向に移動させる径方向駆動アクチュエータ機構23のモータ69の回転トルクが規定値に達っしたこと、すなわち、フランジ部材11に対する触媒容器10の押圧力が所定の値となったことを確認し、また、回転駆動手段25のモータ32の回転トルクが規定値に達したことを確認して両接合部10b、11bの界面に適切な摩擦熱が発生しているものと判断できたら、径方向駆動アクチュエータ機構23のモータ69によりさらに成形ローラ22Aを径方向に押し付けさせてアプセット圧力を加えて、径方向駆動アクチュエータ機構23のモータ69の回転トルクまたは回転量(成形ローラ22Aの径方向の移動ストローク)が規定値に達したところで、回転駆動手段25のモータ32を停止させて摩擦圧接による接合を完了させる。
0041
このような方法で製造された触媒コンバータは、内側で回転しているフランジ部材11の外周面に対して回転不能に固定保持された触媒容器10の内周面が全周にわたって外側から公転している成形ローラ22Aによって押しつけられるため、触媒容器10とフランジ部材11の両接合部10b、11bが確実に全周にわたって摩擦圧接されて強固に接合されたものとなる。なお、この実施の形態においても、上述した実施の形態と同様に、モータ44および軸方向移動アクチュエータ62を同期して駆動することによって公転する成形ローラ22Aに対して触媒容器10およびフランジ部材11を軸方向に移動させて、両接合部10b、11bを軸方向に幅広く接合させることができる。また、図9に示したように、触媒容器10の接合部10bの、フランジ部材11と接合されていない部分10b’の内周面がフランジ部材11の接合部11bの内周面と連続する同一平面を形成するように、かかる部分10b’をさらに縮径成形して、流体の流通抵抗を少なくその効率が向上するように構成することもできる。
0042
次に、本発明の中空製品の製造装置の別の実施の形態を図10〜図12に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態では、上述した実施の形態と異なる部分のみについて説明し、上述した実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略する。
0043
最初に、この実施の形態における製造装置が上述した実施の形態における製造装置と異なる点は、上述した実施の形態における製造装置が押圧部材として、公転移動してスピニング加工を行う成形ローラ22Aを用いて押圧することにより摩擦圧接を行っていたのに対し、この実施の形態では、概略、押圧部材22Bが複数に分割され集合することにより触媒容器10の接合部10bの形状と対応するように成形されており、各押圧部材22Bを径方向に移動させることによって同時に全周にわたって略均等に径方向に押圧することができるように構成されていることにある。
0044
この実施の形態における製造装置の各押圧部材22Bは、図11に示すように、触媒容器10の接合部10bの内周面の形状に応じて集合させた状態で断面が円形となるように、それぞれ略扇形に成形されその内周にはカム面85がそれぞれ形成されており、かかる集合状態を維持しつつ軸方向に移動することなく径方向の移動が許容されるように、保持機構86によって保持されている。そして、この実施の形態における製造装置には、各押圧部材22Bを径方向に駆動するための径方向駆動アクチュエータ機構83が設けられている。図10または図12に示すように、径方向駆動アクチュエータ83は、各押圧部材22Bのカム面85と当接され軸方向に移動されることによって各押圧部材22Bを径方向外側へと押圧させるよう作用するカム部材87と、カム部材87を軸方向に進退駆動するカム駆動アクチュエータ88と、カム部材22Bとカム駆動アクチュエータ88との間に介装されて触媒容器10の接合部10bを径方向に押圧するときに押圧部材22Bやカム部材87の回転をカム駆動アクチュエータ88に伝達させないための回転絶縁用ベアリング89と、により構成されている。カム駆動アクチュエータ88の駆動によりカム部材87を軸方向への移動を制御することにより、各押圧部材22Bへの押圧力や押圧ストロークが制御される。フランジ部材11は、図4に示した実施の形態と同様に、板状に成形されてなり、触媒容器10の接合部10bを内嵌し得る大きさの孔11bが接合部として穿設されている。
0045
なお、図10および図12に示した実施の形態では、カム部材87が、先端(図の左方)からカム駆動アクチュエータ88側(図の右方)に向かって縮径するテーパ状に成形されている場合が示されているが、本発明はこの実施の形態に限定されることなく、先端からカム駆動アクチュエータ88側に向かって拡径するテーパ状に成形することもできる。かかる場合には、扇形の押圧部材22Bは、その内周のカム面85をカム部材87と対応させるように配置される。また、スピンドル61または径方向移動テーブル53にはスピニング加工用の成形ローラ22Aが設けられているが(図1および図2を参照)、図10および図12に示した実施の形態では、図示を省略していることに注意されたい。
0046
図10に示された実施の形態では、回転駆動手段20のスピンドル31のチャック30(図1および図2を参照)に触媒容器10が把持され、フランジ部材固定保持手段21のチャック35にフランジ部材11が保持されており、押圧部材22Bおよび径方向駆動アクチュエータ機構83は、フランジ部材固定保持手段21に設けられる。
0047
一方、図12に示された実施の形態では、回転駆動手段25のスピンドルに担持されたフランジ部材保持手段60にフランジ部材11が保持され(図5および図6を参照)、素管固定保持手段26のチャック80に触媒容器10が保持されており、押圧手段22Bは、素管固定保持手段26に設けられる。
0048
次に、図10または図12に示したように構成された装置を用いて触媒コンバータ2を製造する場合により、本発明の中空製品の製造方法の別の実施の形態を説明する。
0049
この実施の形態における中空製品の製造方法では、最初に、上述したように、素管10’に対して図示しない成形ローラ22Aを相対的に公転させつつ押し当てて触媒担体が内部に保持され両端に縮径されてテーパ部10cと接続部10bが設けられた触媒容器10を成形する。
0050
次いで、図10に示された装置を使用する場合、回転駆動手段20のスピンドル31のチャック30に触媒容器10を保持し、フランジ部材固定保持手段21のチャック35にフランジ部材11を保持する。また、図12に示した装置を使用する場合、回転駆動手段25のスピンドル61に担持されたフランジ部材保持手段60にフランジ部材11を保持し、素管固定保持手段26のチャック80に触媒容器10を保持する。そして、触媒容器10の接合部10bの内部に押圧部材22Bを配置した状態で、触媒容器10とフランジ部材とをモータ32により相対的に回転させると共に、フランジ部材11の孔11bの内周面と触媒容器10の接合部10bの外周面とが対向するように孔11bに触媒容器10の接合部10bを嵌挿し、モータ32の回転トルクが規定値に達したことが確認されたら、カム駆動アクチュエータ88によりカム部材87を軸方向に移動させてカム面85が当接された押圧部材22B部材を径方向外側にそれぞれ移動させる。これにより、触媒容器10の接合部10bは、径方向外側に向かって拡径するように押圧されて、相対的に回転されているフランジ部材11の孔11bの内周面に対して押し付けられて摩擦熱が発生する。そして、モータ32の回転トルクおよびカム駆動アクチュエータ88の負荷が安定して規定値となったときに両接合部10b、11bの界面に適切な摩擦熱が発生しているものと判断して、カム駆動アクチュエータ88の駆動によりさらに押圧部材22Bを径方向に押し付けさせてアプセット圧力を加えると共にモータ32を停止させ、触媒容器10の一端側の接合部10bの外周面とフランジ部材11の孔11bの内周面を互いに摩擦圧接して接合する。そして、必要に応じて、触媒容器10の他端側の接合部10bとフランジ部材11の接合部11bとを同様に摩擦圧接により接合する。アプセット圧力の制御は、カム駆動アクチュエータ88の負荷またはカム部材87の軸方向の移動ストロークに基づいて行なわれる。
0051
次に、図10に示したように構成された製造装置を用いて二重構造の中空部材とフランジ部材の接合部を摩擦圧接により接合する場合を図13に基づいて説明する。
最初に、二重構造の素管10’に対して、上述したように成形ローラ22Aを相対的に公転させつつ押し当てて触媒担体が内部に保持され両端に縮径されてテーパ部10cと接続部10bが設けられた二重構造の触媒容器10を成形する。
0052
次いで、回転駆動手段20のスピンドル31のチャック30に触媒容器10を保持し、フランジ部材固定保持手段21のチャック35にフランジ部材11を保持する(図1および図2を参照)。そして、触媒容器10の接合部10bの内部に押圧部材22Bを配置した状態で、触媒容器10とフランジ部材とをモータ32により相対的に回転させると共に、軸方向移動アクチュエータ37の駆動によりフランジ部材11の接合部11bを二重構造の触媒容器10の接合部10bの間に挿入する。そして、径方向駆動アクチュエータ機構23により成形ローラ22Aを径方向内側に移動させると共に、径方向駆動アクチュエータ機構83により押圧部材22Bを径方向外側に移動させて、回転する二重構造の触媒容器10の接合部10bをその間に挿入されたフランジ部材11に向けて押圧する。これにより、相対的に回転されているフランジ部材11の接合部11bの外・内周面に対して触媒容器10の接合部10bが押し付けられて摩擦熱が発生する。そして、モータ32の回転トルク、径方向駆動アクチュエータ機構23のモータ69、およびカム駆動アクチュエータ88の負荷が安定して規定値となったときに、両接合部10b、11bの内外各周面の界面に適切な摩擦熱が発生しているものと判断して、径方向駆動アクチュエータ機構23のモータ69およびカム駆動アクチュエータ88の駆動によりさらに両押圧部材22A、22Bを径方向内外に押し付けさせてアプセット圧力を加えると共にモータ32を停止させ、二重構造の触媒容器10の一端側の接合部10bとフランジ部材11の接合部11bとを互いに摩擦圧接して接合する。そして、必要に応じて、触媒容器10の他端側の接合部10bとフランジ部材11の接合部11bとを同様に摩擦圧接により接合する。アプセット圧力の制御は、径方向駆動アクチュエータ機構23のモータ69およびカム駆動アクチュエータ88の負荷またはドローバ67およびカム部材87の軸方向の移動ストロークに基づいて行なわれる。
0053
次に、図12に示したように構成された製造装置を用いて二重構造の中空部材とフランジ部材の接合部を摩擦圧接により接合する場合を図14に基づいて説明する。この実施の形態においては、既に説明した部分と同様または相当する部分について説明を省略する。
0054
最初に、二重構造の素管10’をスピニング加工して触媒担体が内部に保持され両端に縮径されてテーパ部10cと接続部10bが設けられた二重構造の触媒容器10を成形することは、上述した実施の形態と同様である。
0055
次いで、回転駆動手段25のスピンドル61に担持されたフランジ部材保持手段60にフランジ部材11を保持し、素管固定保持手段26のチャック80に触媒容器10を保持する(図5および図6を参照)。そして、フランジ部材保持手段60に保持されたフランジ部材11および押圧部材22Bをスピンドル61から突出させ、フランジ部材11の接合部11bがチャック80に保持された二重構造の触媒容器10の接合部10bの間に挿入されると共に、その接合部10bの内部に押圧部材22Bが配置されるように、モータ44を駆動して軸方向移動テーブル43を軸方向に移動させる。この状態で、触媒容器10とフランジ部材とをモータ32により相対的に回転させ、径方向駆動アクチュエータ機構23により成形ローラ22Aを径方向内側に移動させると共に、径方向駆動アクチュエータ機構83により押圧部材22Bを径方向外側に移動させて、二重構造の触媒容器10の接合部10bをその間で回転するフランジ部材11に向かって押圧する。これにより、相対的に回転されているフランジ部材11の接合部11bの外・内周面に対して触媒容器10の接合部10bが押し付けられて摩擦熱が発生する。そして、両接合部10b、11bの内外各周面の界面に適切な摩擦熱が発生しているものと判断されると、径方向駆動アクチュエータ機構23のモータ69およびカム駆動アクチュエータ88の駆動によりアプセット圧力を加えると共にモータ32を停止させて、二重構造の触媒容器10の接合部10bとフランジ部材11の接合部11bとを互いに摩擦圧接して接合する。
0056
図13および図14に示したように製造された触媒コンバータ2などの中空製品は、摩擦圧接によって二重構造の中空部材(触媒容器10)の間に他の部材(フランジ部材11)の接合部が全周にわたって接合されるため、バリの発生が少なく、見栄えがよいと共に内部に流体を流通させる流体流通システムに用いた場合に、フランジ部の接合部から粒体が漏れることがなく、しかも、流体の流通効率が良好となる。
0057
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、中空部材と他の部材との周面を互いに相対運動させた状態で、押圧部材を当接させて押圧し、押圧部材により中空部材の径方向への押圧力を制御して摩擦圧接することにより接合するという簡単な構成で、中空部材と他の部材の材料特性などに応じて摩擦熱の発生が容易に制御されるため、中空部材と他の部材との周面を確実に且つ容易にしかも精度よく強固に接合することができる中空製品の製造方法を提供することができる。
0058
請求項2の発明によれば、素管に押圧部材を当接させて押圧しスピニング加工して所定形状の中空部材を成形する工程と、中空部材と他の部材との周面を互いに相対運動させた状態で、押圧部材を当接させ、押圧部材により中空部材の径方向への押圧力を制御して摩擦圧接することにより接合する摩擦圧接工程と、を連続して行うことにより、中空部材と他の部材との周面を全周にわたって精度よく且つ確実で強固に接合することができると共に、生産性や作業性を向上させることができる中空製品の製造方法を提供することができる。そして、押圧部材により中空部材の径方向への押圧力を制御して摩擦圧接することができるため、中空部材と他の部材とをさらに精度よく且つ確実で強固に接合することができる中空製品の製造方法を提供することができる。
0059
請求項の発明によれば、中空部材と他の部材との周面を互いに対向させて相対運動させる駆動手段と、素管に当接し押圧してスピニング加工し所定形状の中空部材を成形すると共に、互いに対向して相対運動されている状態の中空部材と他の部材との周面を押圧して摩擦圧接させる押圧部材と、素管をスピニング加工し、続いて、中空部材と他の部材とを制御可能に径方向に押圧して摩擦圧接するように、押圧部材の移動を制御する制御手段と、を備えたことにより、中空製品の製造装置の生産性や作業性の向上が図られると共に、簡単で小型の構成の装置により、中空部材と接合部を有する他の部材とが確実に且つ容易にしかも精度よく強固に接合することができる中空製品の製造装置を提供することができる。そして、中空部材と他の部材の材料特性などに応じて摩擦熱の発生を制御することができるため、中空部材と他の部材とをさらに精度よく且つ確実で強固に接合することができる中空製品の製造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の中空製品の製造装置の一実施の形態を示す平面図である。
【図2】 図1の正面図である。
【図3】 図1および図2に示した装置を用いて摩擦圧接を行う様子を部分的に拡大して示した説明図である。
【図4】 摩擦圧接を行う別の実施の形態を部分的に拡大して示した説明図である。
【図5】 本発明の中空製品の製造装置の別の実施の形態を示す平面図である。
【図6】 図5の正面図である。
【図7】 径方向駆動アクチュエータ機構の実施の一形態を概略で示した説明図である。
【図8】 図5および図6に示した装置を用いて摩擦圧接を行う様子を部分的に拡大して示した説明図である。
【図9】 本発明別の実施の形態により製造された中空製品としての触媒コンバータ一部断面図である。
【図10】 本発明の別の実施の形態の中空製品の製造装置により、摩擦圧接を行う様子を示した説明図である。
【図11】 触媒容器の接合部内に押圧部材を挿入した状態を示す拡大側面図である。
【図12】 本発明のさらに別の実施の形態の中空製品の製造装置により、二重構造の中空部材と他の部材を摩擦圧接によって接合する様子を示した説明図である。
【図13】 図10に示した中空製品の製造装置により、二重構造の中空部材と他の部材を摩擦圧接によって接合する様子を示した説明図である。
【図14】 図12に示した中空製品の製造装置により、二重構造の中空部材と他の部材を摩擦圧接によって接合する様子を示した説明図である。
【図15】 流体流通システムの例として、車両の内燃機関などの燃焼機関に接続される排気系システムを中空製品である構成要素毎に分解して示した斜視図である。
【図16】 従来の触媒容器とフランジ部材の接合を示す断面図および側面図である。
【図17】 従来の中空部材同士を摩擦圧接により突合せ接合することによりバリが発生した状態を説明するための断面図である。
【符合の説明】
2 触媒コンバータ(中空製品)
10 触媒容器(中空部材)
10b 接合部
11 フランジ部材(他の部材)
11b 接合部または孔
20 回転駆動手段
21 フランジ部材固定保持手段
22A 成形ローラ(押圧部材)
23 径方向駆動アクチュエータ機構
25 回転駆動手段
36 素管固定保持手段
37 軸方向移動アクチュエータ
44 モータ(軸方向移動アクチュエータ)
60 フランジ部材保持手段
62 軸方向移動アクチュエータ
22B 押圧部材
83 径方向駆動アクチュエータ機構

Claims (3)

  1. 中空部材と他の部材とを接合してなる中空製品の製造方法であって、
    中空部材と他の部材との周面を互いに相対運動させた状態で、押圧部材を当接させて押圧し、押圧部材により中空部材の径方向への押圧力を制御して摩擦圧接することにより接合することを特徴とする中空製品の製造方法。
  2. 所定形状の中空部材と他の部材とを接合してなる中空製品の製造方法であって、
    素管に押圧部材を当接させて押圧しスピニング加工して所定形状の中空部材を成形する工程と、
    中空部材と他の部材との周面を互いに相対運動させた状態で、押圧部材を当接させて押圧し、押圧部材により中空部材の径方向への押圧力を制御して摩擦圧接することにより接合する摩擦圧接工程と、
    を連続して行うことを特徴とする中空製品の製造方法。
  3. 所定形状の中空部材と他の部材とを接合してなる中空製品を製造する装置であって、
    中空部材と他の部材との周面を互いに対向させて相対運動させる駆動手段と、
    素管に当接し押圧してスピニング加工し所定形状の中空部材を成形すると共に、互いに対向して相対運動されている状態の中空部材と他の部材との周面を押圧して摩擦圧接させる押圧部材と、
    素管をスピニング加工し、続いて、中空部材と他の部材とを制御可能に径方向に押圧して摩擦圧接するように、押圧部材の移動を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする中空製品の製造装置。
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