JP4394788B2 - 遅延時間判定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遅延回路の遅延時間を判定する遅延時間判定装置に関し、特に複数の遅延経路を有する可変遅延回路において、入力信号を所望の時間遅延させる遅延経路を判定する遅延時間判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、高速で動作する半導体デバイスの開発が盛んに進められている。それに伴い、高速デバイスを試験する半導体試験装置に、非常に厳しい動作タイミングの制御が要求されるようになってきている。特に、被試験デバイスに試験パターンを入力するタイミングは、被試験デバイスの入力特性に応じて、基準クロックに対して正確に遅延される必要がある。
【0003】
図1は、半導体試験装置において、入力信号を所望の時間遅延させる可変遅延回路10を示すブロック図である。この可変遅延回路10は、遅延素子(12a〜12n)、セレクタ(14a〜14n)及びリニアライズメモリ16を有する。この可変遅延回路10においては、クロックが入力端から入力され、所望の時間遅延された遅延クロックが出力端から出力される。
【0004】
リニアライズメモリ16は、入力信号を所望の時間遅延させる遅延経路を特定するデータを、所定のアドレスに格納している。遅延経路のデータは、複数の遅延素子の組み合わせを示す。セレクタ(14a〜14n)は、リニアライズメモリ16から提供される遅延経路データ(160a〜160n)に基づいて、各遅延素子(12a〜12n)を通過したクロック、又は通過しないクロックのいずれかを選択し後段に出力する。例えば、所定の遅延時間を生成するために、各セレクタの前段にある遅延素子を使用する場合には、リニアライズメモリ16の対応するビットに“0”が設定され、使用しない場合にはビットに“1”が設定される。
【0005】
可変遅延回路10に設けられる遅延素子(12a〜12n)は、それぞれ数ピコ秒から数十ピコ秒、または数百ピコ秒の遅延時間を有するように設計される。従って、例えば10、20…70ピコ秒の7種類の遅延時間を生成するためには、理論的には、10、20、40ピコ秒の遅延時間を有する3種類の遅延素子を用いて組み合わせればよい。
【0006】
しかしながら、現実には、遅延素子の品質のばらつきや、遅延素子を使用する際の温度条件などによって、遅延素子により実際に与えられる遅延時間と設計した遅延時間との間に誤差が生じる場合がある。この誤差を解消するために、所定の遅延時間を生成する最適な遅延経路を測定により求める必要がある。
【0007】
図2は、可変遅延回路10が有する各々の遅延経路の遅延時間を測定する従来の遅延時間判定装置48を示すブロック図である。遅延時間判定装置48は、パルス補正部24、OR回路25、周波数カウンタ28及びコンピュータ30(テスタコントローラ)を有する。
【0008】
1つのパルスである測定パルス132が、OR回路25を介して入力され、OR回路25、可変遅延回路10及びパルス補正部24を含む閉回路を周回する。周回中、測定パルス132は、可変遅延回路10において選択された遅延経路により遅延される。測定パルス132のパルス幅は、周回中に測定パルス132が通過する半導体ゲートの、立ち上がり時間と、立ち下がり時間の違いにより減少又は拡大してしまう。このため、測定パルス132のパルス幅を補正するパルス幅補正部24が設けられる。測定パルス132の一定期間における周回数は、遅延経路を変更することにより変化する。周波数カウンタ28は、一定期間における測定パルス132の周回数を測定し、最小の遅延量を有する最小遅延経路が選択されたときの周波数と、他の遅延経路が選択されたときの周波数との差をコンピュータ30に転送する。
【0009】
コンピュータ30は、最小遅延経路が選択されたときの周波数と、他の遅延経路が選択されたときの周波数との差に基づいて、所定の遅延時間に最も近い遅延量を有する遅延経路を選択する。選択した遅延経路が、リニアライズメモリ16に格納される。
【0010】
図3は、リニアライズメモリ16に格納した遅延経路のデータを示す。リニアライズメモリ16は、所望する遅延量を有する遅延経路のデータを格納している。また、本実施形態において、遅延経路のデータは、リニアライズメモリ16のアドレスの増加に比例して遅延量が増加するように格納されている。例えば、図3(a)に示されるリニアライズメモリ16のアドレス#0、#1、#2…には、それぞれ0ps、10ps、20ps…の遅延量を有する遅延経路のデータが格納されている。遅延データと遅延量は、図3(b)に示すように比例する。また、各遅延経路における遅延時間は、絶対的な遅延時間ではなく、可変遅延回路10の最小遅延経路における遅延時間に対する、相対的な遅延時間で示すことが好ましい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図2で示される遅延時間判定装置48は、可変遅延経路10が有する全ての遅延経路の遅延量を測定し、測定した遅延量をコンピュータ30(テスタコンピュータ)に転送する。その後、コンピュータ30を用いて、所望の遅延時間に最も近い遅延量を有する遅延経路のデータをリニアライズメモリ16に格納する。各遅延経路の遅延量を測定するのに時間が掛かるので、リニアライズメモリ16の補正にかかる時間が増大し、スループットの低下を引き起こす。
【0012】
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる遅延時間判定装置を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態は、基準クロックの位相に対して、前記所望の遅延時間、位相を遅らせたシフトクロックを供給するシフトクロック供給部と、前記シフトクロックの位相と、前記基準クロックを前記遅延回路により遅延させた遅延クロックの位相とを比較して得られる比較信号を出力する位相比較部と、前記比較信号に基づいて、前記遅延回路の前記遅延時間が、前記所望の遅延時間と等しいか否かを判定する判定部とを備えることを特徴とする遅延時間判定装置を提供する。
【0014】
第1の形態の一つの態様においては、前記位相比較部は、前記遅延クロックのエッジのタイミングと前記シフトクロックのエッジのタイミングを比較して前記比較信号を出力してもよい。
【0015】
第1の形態の別の態様においては、前記位相比較部は、前記遅延クロックが入力されるデータ入力と、前記シフトクロックが入力されるクロック入力とを有するフリップフロップを有してもよい。
【0016】
第1の形態の更に別の態様においては、前記位相比較部は、前記比較信号をパルスとして出力してもよい。
【0017】
第1の形態の更に別の態様においては、前記判定部は、所定の時間間隔における前記パルスを計数して得られる計数値を出力する比較信号計数部と、前記計数値に基づいて、前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致しているか否かを判定する結果判定部とを備えてもよい。
【0018】
第1の形態の更に別の態様においては、前記結果判定部は、前記計数値が所定の範囲内にあるときに前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致していると判定する第1判定部を有してもよい。
【0019】
第1の形態の更に別の態様においては、前記遅延回路が、前記入力信号を遅延させる複数の異なる遅延経路を有し、前記遅延回路は、前記シフトクロックと前記遅延クロックが一致しない場合に、前記遅延経路を変更してもよい。
【0020】
第1の形態の更に別の態様においては、前記シフトクロックの位相と前記遅延クロックの位相が一致しない場合に、前記シフトクロックの位相、または前記遅延経路のいずれか一方を変更してもよい。
【0021】
第1の形態の更に別の態様においては、前記結果判定部は、前記所定の時間間隔において前記計数値が0であり、後の前記所定の時間間隔において前記計数値が前記所定の時間間隔における前記シフトクロックのパルス数と等しくなった場合に、前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致していると判定する第2判定部を更に有してもよい。
【0022】
第1の形態の更に別の態様においては、前記結果判定部は、前記所定の時間間隔において前記計数値が前記所定の時間間隔における前記シフトクロックのパルス数と等しくなり、後の前記所定の時間間隔において前記計数値が0になった場合に、前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致していると判定する第3判定部を更に有してもよい。
【0023】
第1の形態の更に別の態様においては、前記入力信号を前記所望の遅延時間、遅延させる前記遅延経路を特定するデータを格納するリニアライズメモリを更に有してもよい。
【0024】
第1の形態の更に別の態様においては、前記シフトクロックの位相と前記遅延クロックの位相が一致する場合に、前記リニアライズメモリに前記所望の遅延時間、前記入力信号を遅延させる前記遅延経路を特定するデータを格納させるリニアライズメモリ制御部を更に有してもよい。
【0025】
第1の形態の更に別の態様においては、前記比較信号計数部に前記比較信号を前記所定の時間にわたり計数させるシーケンス制御部を更に備えてもよい。
【0026】
第1の形態の更に別の態様においては、前記遅延経路が、所定の基準経路に設定されており、かつ前記シフトクロックの位相が前記遅延クロックの位相に一致しない場合に、前記シフトクロックの位相を変更して、前記遅延クロックの位相に一致させる位相変更制御部を更に備えてもよい。
【0027】
本発明の第2の形態においては、入力信号を遅延させる遅延回路の遅延時間が、所望の遅延時間と等しいか否かを判定する遅延時間判定方法であって、基準クロックを前記所望の遅延時間に基づいて所定量、位相を遅らせたシフトクロックを発生する位相シフトステップと、前記基準クロックを前記遅延回路により遅延させて得られた遅延クロックの位相と、前記シフトクロックの位相を比較する位相比較ステップと、前記シフトクロックの位相と前記遅延クロックの位相が一致しているか否かを判定する判定ステップとを有し、前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致するまで前記位相シフトステップ、前記位相比較ステップ及び前記判定ステップを繰り返すことを特徴とする遅延時間判定方法を提供する。
【0028】
第2の形態の一つの態様においては、前記遅延回路が、前記入力信号を異なる前記遅延時間で遅延させる複数の遅延経路を有する場合に、前記遅延経路を変更する遅延経路変更ステップを更に有し、前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致するまで、前記位相比較ステップ、前記判定ステップ及び前記遅延経路変更ステップを繰り返してもよい。
【0029】
本発明の第3の形態においては、半導体デバイスを試験する半導体試験装置において、複数の遅延経路を有する可変遅延回路と、基準クロックの位相に対して、所望の遅延時間、位相を遅らせたシフトクロックを発生するシフトクロック発生部と、前記基準クロックを前記可変遅延回路により遅延させた遅延クロックの位相と、前記シフトクロックの位相を比較して得られる比較信号を出力する位相比較部と、前記比較信号に基づいて、前記可変遅延回路の前記遅延時間が、前記所望の遅延時間と等しいか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に基づいて、前記所望の遅延時間を生成するための遅延経路を格納するリニアライズメモリとを有するタイミング発生器と、半導体デバイスへ入力する試験パターンを発生するパターン発生器と、前記リニアライズメモリに格納された遅延経路により前記基準クロックを遅延させた遅延クロックと前記試験パターンに基づいて、被試験半導体デバイスに適用するように前記試験パターンを整形した整形試験パターンを出力する波形整形器と、前記被試験半導体デバイスを載置し、前記整形試験パターンを前記被試験半導体デバイスに入力するデバイス接触部と、前記整形試験パターンを入力した前記被試験半導体デバイスから出力される出力信号と、前記パターン発生器から出力される前記被試験半導体デバイスから出力されるべき期待値を比較して前記被試験半導体デバイスの良否を判定する比較器とを備えることを特徴とする半導体試験装置を提供する。
【0030】
なお上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションも又発明となりうる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかかる発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0032】
図4は、半導体試験装置の1つの実施形態を示すブロック図である。この半導体試験装置は、パターン発生器32、遅延信号生成装置31、デバイス接触部36及び比較器38を備える。
【0033】
デバイス接触部36は、被試験デバイス40の電極と電気的に接触して、被試験デバイス40に信号の入出力をする。例えば、デバイス接触部36は、被試験デバイス40を差し込むことで、被試験デバイス40と電気的に接触するコネクタであってもよい。被試験デバイス40の試験をする場合、被試験デバイス40は、デバイス接触部36と電気的に接触するように取り付けられる。パターン発生器32は、被試験デバイス40に入力する試験パターンであるパターンデータ140及び、パターンデータ140を入力した被試験デバイス40から出力されるべき期待値データ146を生成する。パターン発生器32は、パターンデータ140を波形整形器34に出力し、期待値データ146を比較器38に出力する。また、パターン発生器32は、被試験デバイス40の動作特性に応じた遅延クロック138を生成することを指定するタイミングセット信号134をタイミング発生器42に出力する。
【0034】
タイミング発生器42は、タイミングセット信号134に基づいて遅延クロック138を波形整形器34に出力する。タイミング発生器42は、タイミングセット信号134で指定される遅延量に基づいて、遅延クロック138を生成して波形整形器34に供給する。
【0035】
波形整形器34は、タイミング発生器42から供給される遅延クロック138に基づいて、パターンデータ140を整形し、被試験デバイス40の動作特性に応じた整形パターンデータ142をデバイス接触部36に出力する。デバイス接触部36は、整形パターンデータ142を被試験デバイス40に出力する。整形パターンデータ142を入力した被試験デバイス40から供給される出力信号144は、デバイス接触部36を介して比較器38に入力される。比較器38は、出力信号144とパターン発生器32から供給される期待値データ146を比較して被試験デバイス40の良否を判定する。
【0036】
図5は、タイミング発生器42の詳細な構成を示すブロック図である。タイミング発生器42は、基準クロック発生部18、可変遅延回路10及び遅延時間判定装置48を有する。また、遅延時間判定装置48は、位相比較部50、シフトクロック供給部52、判定部54、位相変更制御部62、リニアライズメモリ制御部66、シーケンス制御部60及びオフセット検出部64を備える。判定部54は、比較信号計数部56及び結果判定部58を有する。リニアライズメモリ制御部66は、リニアライズメモリ16を有する。
【0037】
基準クロック発生部18が、基準クロック130を生成し、可変遅延回路10と、遅延時間判定装置48に設けられたシフトクロック供給部52に供給する。可変遅延回路10は、遅延経路データ160に指定された遅延経路により基準クロック130を遅延し、遅延クロック138を出力する。
【0038】
位相変更制御部62は、シフトクロック152の位相のシフト量(移動量)を指定する位相変更信号156を生成する。シフトクロック供給部52は、基準クロック130の位相に対して、位相を所定量遅らせたシフトクロック152を、位相変更信号156に基づいて生成する。シフトクロック供給部52は、位相変更信号156が1パルス入力される毎に位相を一定のシフト量シフトする。例えば、シフトクロック152が1回シフトすると、シフトクロック152の位相が2ps移動する場合、10ps位相を遅らせたシフトクロック152を得るためには、5パルスの位相変更信号156が供給され、シフトクロック152の位相を5回シフトさせればよい。
【0039】
シフトクロック供給部52は、位相変更信号156で指定された位相のシフト量を有するシフトクロック152を生成するのに、一定の時間を要する。従って、位相変更信号156が供給されたタイミングから一定時間経過した後、シフトクロック供給部52は、所定のシフト量を有するシフトクロック152が生成されたことを示す位相ロック信号172を、シーケンス制御部60に供給する。
【0040】
位相比較部50は、シフトクロック152の位相と遅延クロック138の位相を比較して比較信号154を出力する。本実施形態において、位相比較部50は、遅延クロック138のエッジのタイミングとシフトクロック152のエッジのタイミングを比較して比較信号154を出力する。
【0041】
判定部54における比較信号計数部56は、シーケンス制御部60からカウントイネーブル信号166が供給される期間にわたり、比較信号154のパルス数を計数して得られる計数値164を出力する。例えば、比較信号計数部56は、カウントイネーブル信号166が供給される間、比較信号154のパルスの数をカウントするカウンタでよい。
【0042】
また、判定部54における結果判定部58は、第1判定部78、第2判定部80及び第3判定部82を有する。第1判定部78、第2判定部80及び第3判定部82は、シーケンス制御部60から判定開始信号182が供給されると、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致しているか否かを判定する。また、結果判定部58は、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相の一致または不一致を示す判定結果信号162を、位相比較制御部62、オフセット検出部64及びリニアライズメモリ制御部66に供給する。また、結果判定部58は、位相の一致/不一致の判定が終了すると、次の判定ができることを示す判定終了信号174をシーケンス制御部60に供給する。
【0043】
オフセット検出部64は、可変遅延回路10において、所定の基準経路により生成される遅延クロック138の位相を検出したか否かを示すオフセット検出信号170を、結果判定部58及び位相変更制御部62に出力する。本実施形態において、基準経路は、最も短い遅延時間で入力信号を遅延させる最小遅延経路に設定される。図1で示される可変遅延回路10ならば、最小遅延経路は、全てのセレクタ14a、14b、14c及び14nが入力“1”を選択して得られる経路である。
【0044】
オフセット検出信号が、最小遅延経路により生成される遅延クロック138の位相を検出したことを示すとき、結果判定部58は、判定結果信号162に基づいてリニアライズメモリ制御部66に遅延経路の変更を要求する経路変更信号158を出力する。
【0045】
位相変更制御部62は、結果判定部58から供給される判定結果信号162と、オフセット検出部64から供給されるオフセット検出信号170に基づいて、シフトクロック152の位相を変更することを要求する位相変更信号156をシフトクロック供給部52に出力する。また、位相変更制御部62は、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致しているか否かの判定を開始してもよいことを指定する判定イネーブル信号168を結果判定部58に出力する。
【0046】
リニアライズメモリ制御部66は、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致していることを示す判定結果信号162に基づいて、リニアライズメモリ16に、所望の遅延量を有する遅延経路を特定する遅延経路データを格納させる。また、リニアライズメモリ制御部66は、結果判定部58から供給される遅延経路の変更を要求する経路変更信号158に基づいて、遅延経路データ160を可変遅延回路10に出力する。また、リニアライズメモリ制御部66は、リニアライズメモリの全てのアドレス空間に遅延経路データが格納されると、遅延経路の判定を終了することを指定する自動リニアライズ終了信号178をシーケンス制御部60に出力する。
【0047】
シーケンス制御部60は、位相比較部50から供給される比較信号154を計数(カウント)することを比較信号計数部56に指定するカウントイネーブル信号166を、判定終了信号174、位相ロック信号172、及び自動リニアライズ終了信号178に基づいて、比較信号計数部56に供給する。例えば、シーケンス制御部60は、遅延経路の判定が終了していないこと、シフトクロック152の位相が安定していること、および結果判定部58が、次の判定ができる状態であることを確認した後、カウントイネーブル信号166を比較信号計数部56に供給してもよい。
【0048】
また、シーケンス制御部60は、シフトクロック152のパルス数をカウントするカウンタ(図示せず)を有してもよく、カウントイネーブル信号166の供給を停止した後、カウントイネーブル信号166の供給期間における、シフトクロック152のパルス数を測定した比較回数値176を出力する。また、シーケンス制御部60は、位相の一致/不一致の判定を開始することを要求する判定開始信号182を結果判定部58に出力する。
【0049】
本実施形態の遅延時間判定装置48によると、所望する遅延量を有する可変遅延回路10の遅延素子(12a〜12n)の組み合わせをリニアライズメモリ16に各々格納することが可能となる。タイミング発生器42は、タイミングセット信号134により指定される遅延量を有する遅延経路をリニアライズメモリ16に格納されている遅延経路データに基づいて可変遅延回路10から選択し、タイミングセット信号134で指定される遅延クロック138を波形整形器34に供給する。
【0050】
シフトクロック供給部52は、所定のシフト量を有するシフトクロック152を生成する必要がある。しかし、製造ばらつきなどにより理想のシフト量に対して異なるシフト量を有するシフトクロック152が生成される場合がある。
【0051】
図6(a)は、位相変更信号156により指定される位相シフト要求回数(位相変更信号156のパルス数)と、シフトクロック152に生じる位相シフト量の関係を示す。直線Aは、理想的な位相シフト要求回数と、位相シフト量の関係である。直線Bは、直線Aに対して位相シフト量が大きく、直線Cは、直線Aに対して位相シフト量が小さい。位相シフト要求回数と位相シフト量の関係が、直線Bまたは直線Cで示される場合、直線Aに近づくように補正をする必要がある。
【0052】
図6(b)は、直線Bの補正方法を示す。直線Bを補正する場合、遅延時間判定装置48は、所定の位相シフト要求回数で位相シフト量を減らすことで補正を行う。図6(c)は、直線Cの補正方法を示す。直線Cを補正する場合、遅延時間判定装置48は、所定の位相シフト要求回数で位相シフト量を増やすことで補正を行う。
【0053】
図7は、シフトクロック供給部52の、1つの実施形態を示すブロック図である。このシフトクロック供給部52は、セレクタ22a、22b、22c、OR回路26、シフトクロック補正部68、シフトクロック発生部70、位相ロック待ち部72、加算器74及び位相シフト設定レジスタ76を備える。
【0054】
シフトクロック補正部68は、位相変更信号156により指定されるシフト量と、実際のシフトクロック152におけるシフト量との誤差を補正するために設けられる。図6(b)で示される補正をする場合、シフトクロック補正部68はセレクタ22cの入力0を選択し、補正値“0”をセレクタ22bの入力1を介して加算器74に出力する。図6(c)で示される補正をする場合、シフトクロック補正部68はセレクタ22cの入力1を選択し、補正値“2”をセレクタ22bの入力1を介して加算器74に出力する。補正が必要で無い場合、シフトクロック補正部68はセレクタ22bの入力0を選択し、位相シフト量“1”を加算器74に出力する。
【0055】
加算器74は、セレクタ22bからの出力値と、位相シフト設定レジスタ76から出力される設定値とを加算して、加算値をセレクタ22aの入力1に出力する。従って、本実施形態において、補正が必要でない場合、シフトクロック供給部52は、位相変更信号156が供給される毎に、シフトクロック152の位相を1シフトずつインクリメントする。
【0056】
セレクタ22aは、シフトクロック152の位相のシフト量を、自動的に設定する場合と、半導体試験装置全体を制御するテスタコントローラ(図示せず)を用いて手動で設定する場合を選択するために設けられている。自動的にシフトクロック152の位相のシフト量を設定する場合は、セレクタ22aの入力1が選択される。従って、位相シフト設定レジスタ76は、加算器74の出力値を格納する。位相シフト設定レジスタ76は、格納されている設定値を、OR回路26を介して供給される位相変更信号156のタイミングで、シフトクロック発生部70に出力する。シフトクロック発生部70は、位相シフト設定レジスタ76から供給される設定値に基づいて、位相をシフトしたシフトクロック152を発生する。シフトクロック152の周期は、基準クロック130の整数倍の周期であり、可変遅延回路10の遅延量より長い周期であることが好ましい。
【0057】
また、テスタコントローラ(図示せず)を用いて、シフトクロック152の位相のシフト量を手動で設定する場合は、セレクタ22aの入力0が選択される。設定値であるWDATAは、テスタコントローラ(図示せず)から供給され、セレクタ22aの入力0を介して、位相シフト設定レジスタ76に格納される。位相シフト設定レジスタ76に格納された設定値は、OR回路26を介して入力されるWCMD信号のタイミングでシフトクロック発生部70に出力される。
【0058】
位相変更信号156が供給されたタイミングから一定時間経過した後、位相ロック待ち部72は、位相シフト設定レジスタ76から供給された設定値で指定されるシフト量を有するシフトクロック152を生成したことを示す位相ロック信号172をシーケンス制御部60に出力する。
【0059】
図8は、位相比較部50の1つの実施形態を示すブロック図である。この位相比較部50は、フリップフロップ96及びAND回路21を有する。フリップフロップ96は、可変遅延回路10から出力される遅延クロック138を、シフトクロック供給部52から出力されるシフトクロック152のパルスの立ち上がりで取り込み、その論理値を出力する。フリップフロップ96は、データ入力部にシフトクロック152を入力し、クロック入力部に遅延クロック138を入力してもよい。AND回路21は、フリップフロップ96から出力される出力値と、シフトクロック152を反転した論理値との論理積を、シフトクロック152と同一の周期で出力する。
【0060】
図9は、図8に関連して説明した位相比較部50における、シフトクロック152と遅延クロック138及び比較信号154のタイミングを示すタイミングチャートである。図9(A)及び図9(B)は、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致していない状態を示す。図9(C)は、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致している状態を示す。また、本タイミングチャートにおいて、シフトクロック152の周期は、基準クロック130の周期の2倍である。図9(A)場合、計数値164は、カウントイネーブル信号166が供給される期間における、シフトクロック152のパルス数に等しくなる。また、図9(B)の場合、計数値164は0になる。
【0061】
一方、図9(C)の場合、フリップフロップ96は、遅延クロック138のパルスの立ち上がり期間における、遅延クロック138の電圧値に基づいて論理値を出力する。従って、比較信号154は、論理値“0”または“1”のいずれであるかが不定であり、常に論理値“1”または“0”となることはない。フリップフロップ96から出力される論理値に含まれる論理値“1”または論理値“0”の割合は、フリップフロップ96のしきい値電圧により決まる。従って、比較信号154をカウントして得られる計数値164が所定の範囲にあるときに、結果判定部58が、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致していると判定できる。例えば、比較回数値176が100回のとき、所定の範囲は、1以上かつ99以下に設定されてもよい。
【0062】
図10は、結果判定部58の1つの実施形態を示すブロック図である。図10において、図5における符号と同一の符号を付した構成は、図5において対応する構成と同一または同様の機能及び動作を実現する。この結果判定部58は、第1判定部78、第2判定部80、第3判定部82、位相一致判定部84及び判定結果信号出力部86を備える。第1判定部78は、大小比較器88a、88b、最大リミットレジスタ108a及び最小リミットレジスタ108bを有する。第2判定部80は、JKフリップフロップ90a及びENOR回路92を有する。第3判定部82は、JKフリップフロップ90b及びNOR回路94を有する。位相一致判定部84は、AND回路20a、20b、20c及びOR回路27、並びに判定回路選択レジスタ110を有する。判定結果信号出力部86は、AND回路20d及び20eを有する。
【0063】
比較信号計数部56から供給される計数値164が、図9に関連して説明した所定の範囲内にあるときに、第1判定部78は、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致していると判定する。最大リミットレジスタ108aには、所定の範囲の上限を示す上限値が格納されている。大小比較器88aは、比較信号計数部56から供給される計数値164と最大リミットレジスタ108aに格納されている上限値とを比較して、計数値164が最大リミットレジスタ108aに格納されている上限値以下のときに論理値“1”を出力する。
【0064】
最小リミットレジスタ108bには、所定の範囲の下限値が格納されている。大小比較器88bは、比較信号計数部56から供給される計数値164と最小リミットレジスタ108bに格納されている下限値を比較して、計数値164が最小リミットレジスタ108bに格納されている下限値以上のときに論理値“1”を出力する。例えば、所定の範囲を1以上99以下に設定する場合、最大リミットレジスタ108aには99が格納され、最小リミットレジスタ108bには1が格納される。
【0065】
AND回路20aは、大小比較器88a及び88bの出力値と判定回路選択レジスタ110の出力値との論理積を、OR回路27を介して判定結果信号出力部86に出力する。例えば、大小比較器88a及び88bの出力値が共に論理値“1”であり、判定回路選択レジスタ110からの出力値が論理値“1”のときに、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致していると判定する。
【0066】
AND回路20dは、OR回路27の出力値、位相変更制御部62から供給される判定イネーブル信号168、及びシーケンス制御部60から供給される判定開始信号182との論理積である判定結果信号162をリニアライズメモリ制御部66、位相変更制御部62及びオフセット検出部64に出力する。
【0067】
AND回路20eは、OR回路27の出力値を反転した値、オフセット検出部64から供給されるオフセット検出信号170、位相変更制御部62から供給される判定イネーブル信号168、及びシーケンス制御部60から供給される判定開始信号182との論理積である判定終了信号174及び経路変更信号158を、それぞれシーケンス制御部60及びリニアライズメモリ制御部66に出力する。
【0068】
第2判定部80は、カウントイネーブル信号166が供給される所定の期間における比較信号154のパルス数のカウント値が0(計数値164が0)であり、後の期間における比較信号154のパルス数のカウント値が、カウントイネーブル信号166が比較信号計数部56に供給される期間に、位相比較部50に供給されるシフトクロック152のパルス数と等しい比較回数値176になった場合に、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致していると判定する。
【0069】
また、第3判定部82は、カウントイネーブル信号166が供給される所定の期間における比較信号154のパルス数のカウント値が比較回数値176であり、後の期間における比較信号154のパルス数のカウント値が0になった場合に、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致していると判定する。
【0070】
計数値164及び比較回数値176が一致したときに、ENOR回路92は、論理値“1”をAND回路20b及びJKフリップフロップ90aのK入力、並びにJKフリップフロップ90bのJ入力に出力する。そして、JKフリップフロップ90bは、論理値“1”を判定開始信号182のタイミングでAND回路20cに出力する。
【0071】
計数値164が0のときに、NOR回路94は、論理値“1”をAND回路20c及びJKフリップフロップ90aのJ入力、並びにJKフリップフロップ90bのK入力に出力する。そして、JKフリップフロップ90bは、論理値“1”を判定開始信号182のタイミングでAND回路20bに出力する。
【0072】
JKフリップフロップ90aの出力値が、論理値“1”であって、ENOR回路92の出力値が論理値“1”になったとき、第2判定部80は、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致したと判定する。
【0073】
JKフリップフロップ90bの出力値が、論理値“1”であって、NOR回路94の出力値が論理値“1”になったとき、第3判定部82は、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致したと判定する。
【0074】
判定回路選択レジスタ110は、第1判定部78、第2判定部80及び第3判定部82のいずれの判定結果が有効であるかを指定する信号をAND回路20a、20b及び20cに出力する。オフセット検出信号170が論理値“0”のとき、第1判定部78及び第2判定部80が有効になり、オフセット検出信号170が論理値“1”のとき第1判定部78及び第3判定部82が有効になることが好ましい。
【0075】
図11は、図10に関連して説明した第2判定部80が、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致していると判定するときの、遅延クロック138とシフトクロック152のタイミングを示す。
【0076】
図11(a)は、ある期間におけるシフトクロック152と遅延クロック138のタイミングを示す。シフトクロック152の位相と遅延クロック138の位相が、図11(a)に示されるタイミングのとき、計数値164は0になる。従って、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相は一致していないと判定される。
位相不一致の判定に基づいて、シフトクロック152の位相が変更される。シフトクロック152の1回のシフト量が大きいと、図11(b)に示されるようなタイミングになり、計数値164は比較回数値176と等しくなる。図11に示すように、計数値164が0から比較回数値176に変化したときに、第2判定部80は、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致したと判定する。
【0077】
図12は、図10に関連して説明した第3判定部82が、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致していると判定するときの、遅延クロック138とシフトクロック152のタイミングを示す。
【0078】
図12(a)は、ある期間におけるシフトクロック152と遅延クロック138のタイミングを示す。シフトクロック152の位相と遅延クロック138の位相が、図12(a)に示されるタイミングのとき、計数値164は比較回数値176と等しくなる。従って、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相は一致していないと判定される。
位相不一致の判定に基づいて、遅延経路が変更される。遅延経路の遅延量が大きく変化すると、図12(b)に示されるようなタイミングになり、計数値164は0になる。図12に示すように計数値164が比較回数値176から0に変化したときに、第3判定部82は、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致したと判定する。
【0079】
図13は、位相変更制御部62の1つの実施形態を示すブロック図である。図13において図5における符号と同一の符号を付した構成は、図5において対応する同一または同様の機能及び動作を実現する。この位相変更制御部62は、NAND回路100a、100b及び位相比較インターバルカウンタ部98を有する。
【0080】
オフセット検出信号170が、位相比較インターバルカウンタ部98及びNAND回路100bに入力される。オフセット検出信号170が、最小遅延経路により生成される遅延クロック138の位相を検出していないことを示す論理値“0”のとき、位相変更制御部62は、シフトクロック152の位相を変更することを要求する位相変更信号156をシフトクロック供給部52に供給する。
【0081】
オフセット検出信号170が論理値“1”のとき、位相比較インターバルカウンタ部98は、所望する遅延時間のデータをロードする。例えば、シフトクロック152の位相を10ps分位相シフトする場合、1回のシフトで2ps分位相がシフトするならば、5がカウンタにロードされ、位相変更信号156(1パルス)を出力する毎にダウンカウントする。カウント値が0になると、位相比較インターバルカウンタ部98は、シフトクロック152の位相を、所望する遅延量だけシフトすることを要求する位相変更信号156を出力したことを示す(論理値“1”)判定イネーブル信号168を結果判定部58に供給する。
【0082】
遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致したことを示す(論理値“1”で示される)判定結果信号162が、位相比較インターバルカウンタ部98に入力されると、位相比較インターバルカウンタ部98は、新たに所望する遅延時間のデータをカウンタにロードする。そして、位相変更制御部62は、位相変更信号156をシフトクロック供給部52に出力する。
【0083】
図14は、リニアライズメモリ制御部66の1つの実施形態のブロック図を示す。図14において図5における符号と同一の符号を付した構成は、図5において対応する同一または同様の機能及び動作を実現する。このリニアライズメモリ制御部66は、遅延素子13、リニアライズメモリ16、AND回路29、セレクタ23a、23b、アドレス発生部102、遅延経路発生部104、選択レジスタ106及びインバータ116を有する。
【0084】
選択レジスタ106は、セレクタ23a及びセレクタ23bの入力端子を切り替えるために設けられる。半導体デバイスの試験中は、選択レジスタ106のデータに基づいて、セレクタ23aの入力“1”及びセレクタ23bの入力“0”が選択される。半導体デバイスの試験中は、リニアライズメモリ16において、所望の遅延量を有する遅延経路データを格納しているアドレスが、セレクタ23aを介してリニアライズメモリ16に供給される。リニアライズメモリ16は、アドレスに格納された遅延経路データ160を可変遅延回路10に出力する。
【0085】
遅延経路判定中は、選択レジスタ106のデータに基づいて、セレクタ23aの入力“0”及びセレクタ23bの入力“1”が選択される。経路変更信号158が、遅延経路発生部104に入力される。遅延経路発生部104は、経路変更信号158が供給されると遅延経路を特定するデータを生成し、リニアライズメモリ16のデータ入力Dn及びセレクタ23bの入力“1”に供給する。
【0086】
アドレス発生部102は、位相の一致を示す判定結果信号162(論理値“1”)に基づいて、遅延経路のデータを格納するアドレスを、リニアライズメモリ16のアドレス入力Anにセレクタ23aを介して出力する。アドレス発生部102に入力される判定結果信号162は、遅延素子13を介して入力されるので、遅延素子13が有する遅延量だけ、遅延される。従って、遅延経路のデータが、リニアライズメモリ16に格納された後、アドレス発生部102は、次に遅延経路のデータを格納するアドレスを出力する。
【0087】
リニアライズメモリ16は、判定結果信号162が位相の一致を示すとき(論理値“1”)、リニアライズメモリ16のデータ入力Dnに入力されている遅延経路のデータを、リニアライズメモリ16のアドレスAnで指定されるアドレスに格納する。
【0088】
AND回路29は、リニアライズメモリ16の全てのアドレス空間に遅延経路データが格納されたときに、遅延経路の判定を終了することを示す自動リニアライズ終了信号178をシーケンス制御部60に出力する。本実施形態においては、5ビットのアドレスの論理積が取られるので32個の遅延経路がリニアライズメモリ16に格納されると自動リニアライズ終了信号178を出力する。
【0089】
図15は、本実施形態による遅延経路判定装置48における遅延経路検出方法を説明するフローチャートである。図15において図5における符号と同一の符号を付した構成は、図5において対応する同一または同様の機能及び動作を実現する。以下に、図5に示された各構成により所定の遅延量を有する遅延経路を検出する方法について説明する。
【0090】
ステップ300で、可変遅延回路10の最小遅延経路が選択される。ステップ301で、位相比較部50は、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相を比較して比較信号154を出力する(位相比較ステップ)。
【0091】
ステップ302で、判定部54は、比較信号154に基づいて、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致しているか否かを判定し、判定結果信号162を位相変更制御部62、オフセット検出部64及びリニアライズメモリ制御部66に出力する(判定ステップ)。
【0092】
遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致していない場合、ステップ303で、位相変更制御部62は、位相変更信号156をシフトクロック供給部52に出力する。シフトクロック供給部52は、位相変更信号156に基づいてシフトクロック152の位相をシフトする(位相シフトステップ)。位相を所定量シフトしたシフトクロック152は、ステップ301で、遅延クロック138と再度位相を比較される。位相比較ステップ(ステップ302)は、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致するまで行われる。
【0093】
遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致した場合、オフセット検出部64は、オフセット検出信号170(論理値“1”)を結果判定部58及び位相変更制御部62に出力する。それからステップ304で、リニアライズメモリ制御部66は、リニアライズメモリ16に最小遅延経路の遅延経路データを格納する(オフセット検出ステップ)。それから、リニアライズメモリ制御部66は、リニアライズメモリ16のアドレスをインクリメントする。位相変更制御部は、位相の一致を示す判定結果信号162及びオフセット検出信号170に基づいて、シフトクロック152の位相の変更を要求する位相変更信号156をシフトクロック供給部52に出力する。
【0094】
ステップ305で、シフトクロック供給部52は、位相変更信号156に基づいて所定の遅延量だけ位相をシフトしたシフトクロック152を出力する。(位相シフトステップ)。位相変更信号156の1パルスが、シフトクロック152の位相を所定量シフトすることを示し、所定量の5倍のシフト量だけシフトクロック152をシフトするとき、位相変更制御部62は、シフトクロック供給部52に5パルスの位相変更信号156を出力する。このとき、位相変更制御部62が有するダウンカウンタに5がロードされる。位相変更制御部62は、位相変更信号156を出力する毎にカウンタ値をディクリメントする。ステップ306で、カウント値が0か否かを判定する。カウント値が0になったとき、位相変更制御部62は、判定イネーブル信号168を結果判定部58に出力する。
【0095】
ステップ307で、位相比較部50は、遅延クロック138の位相と、シフトクロック152の位相を比較して比較信号154を出力する(位相比較ステップ)。ステップ308で、判定部54は、比較信号154に基づいて、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致しているか否かを判定し、判定結果信号162を位相変更制御部62、オフセット検出部64及びリニアライズメモリ制御部66に出力する(判定ステップ)。
【0096】
遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致していない場合、ステップ309で、判定部54は、経路変更信号158をリニアライズメモリ制御部66に出力する。リニアライズメモリ制御部66は、経路変更信号158に基づいて可変遅延回路10の遅延経路を変更する(遅延経路変更ステップ)。ステップ307で、遅延経路を変更して得られる遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致するまで行われる。
【0097】
遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致した場合、ステップ310で、リニアライズメモリ制御部66は、そのときの遅延経路のデータをリニアライズメモリ16に格納する(遅延経路特定ステップ)。それから、リニアライズメモリ制御部66は、リニアライズメモリ16のアドレスをインクリメントする。
【0098】
ステップ311で、リニアライズメモリ制御部66は、リニアライズメモリ16の空き容量の有無を検出する。リニアライズメモリ16に空き容量がある場合、上記ステップ305〜311を繰り返し、遅延経路データをリニアライズメモリ16に格納する。
【0099】
リニアライズメモリ16に空き容量が無くなった場合、ステップ312で、リニアライズメモリ制御部66は、自動リニアライズの終了を示す自動リニアライズ終了信号178を、シーケンス制御部60に出力する。自動リニアライズ終了信号178が出力されると、遅延時間判定装置48は、自動リニアライズ処理を終了する。
【0100】
図16は、図15に示したフローチャートにおける遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相の関係を示す。図16において、遅延クロック138及びシフトクロック152のクロックの前縁のみを示す。図16(a)は、図15においてステップ300〜304における位相シフトの方法を説明するための説明図である。可変遅延経路10の最小遅延経路により遅延された遅延クロック138の位相と、シフトクロック152の位相を比較して、位相が一致するまでシフトクロック152の位相をシフトする。そして、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致した場合、オフセット検出部64は、最小遅延経路の遅延量を判定したことを示すオフセット検出信号170(論理値“1”)を出力する。
【0101】
図16(b)は、図15においてステップ305及び306における位相シフトの方法を説明するための説明図である。シフトクロック152の位相を、所望する遅延時間に基づいてシフトする。例えば、10psの遅延量を有する遅延経路を判定する場合、シフトクロック152の位相は、10ps分シフトされる。
【0102】
図16(c)及び(d)は、図15においてステップ307〜311における位相シフトの方法を説明するための説明図である。遅延クロック138の位相と、シフトクロック152の位相が一致するまで遅延経路を変更する。
【0103】
遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致すると、リニアライズメモリ制御部66は、このときの遅延経路のデータをリニアライズメモリ16に格納し、リニアライズメモリ16のアドレスをインクリメントする。遅延時間判定装置48は、リニアライズメモリ16の空き容量が無くなるまで、図16(c)及び(d)を繰り返し行う。従って、本実施形態の遅延時間判定装置48によると、シフトクロック152のシフト量を所定量ずつ増やし、それぞれのシフト量に対応する可変遅延回路10の遅延素子(12a〜12n)の組み合わせをリニアライズメモリ16に各々格納することが可能となる。
【0104】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることができることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0105】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、本発明によれば所望する遅延量を有する遅延経路を判定し、所望の遅延量を有する遅延経路を特定する遅延経路データをリニアライズメモリに格納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】可変遅延回路10のブロック図を示す。
【図2】従来の遅延時間判定装置48のブロック図を示す。
【図3】リニアライズメモリ16の遅延経路の格納の様子を示す。
【図4】本発明による遅延時間判定装置48を有した半導体試験装置の1つの実施形態を示すブロック図である。
【図5】本発明による遅延時間判定装置48の1つの実施形態を示すブロック図である。
【図6】位相変更信号156により指定される位相シフト要求回数と、シフトクロック152に生じる位相シフト量の関係を示す。
【図7】シフトクロック供給部52の、1つの実施形態を示すブロック図である。
【図8】位相比較部50の1つの実施形態を示すブロック図である。
【図9】位相比較部50におけるシフトクロック152と遅延クロック138及び比較信号154のタイミングを示すタイミングチャートである。
【図10】結果判定部58の1つの実施形態を示ブロック図である。
【図11】第2判定部82が、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致していると判定するときの、遅延クロック138とシフトクロック152のタイミングを示す。
【図12】第3判定部82が、遅延クロック138の位相とシフトクロック152の位相が一致していると判定するときの、遅延クロック138とシフトクロック152のタイミングを示す。
【図13】位相変更制御部62の1つの実施形態を示すブロック図である。
【図14】リニアライズメモリ制御部66の1つの実施形態のブロック図を示す。
【図15】本実施形態に係わる遅延経路判定装置48における遅延経路検出方法を説明するフローチャートである。
【図16】図15に示したフローチャート模式化した図である。
【符号の説明】
10…可変遅延回路、12…遅延素子、14…セレクタ、16…リニアライズメモリ、18…基準クロック発生部、20…AND回路、22…セレクタ、24…パルス補正器、26…OR回路、28…周波数カウンタ、30…コンピュータ、31…遅延信号生成装置、32…パターン発生器、34…波形整形器、36…デバイス接触部、38…比較器、40…被試験デバイス、42…タイミング発生器、48…遅延時間判定装置、50…位相比較部、52…シフトクロック供給部、54…判定部、56…比較信号計数部、58…結果判定部、60…シーケンス制御部、62…位相比較制御部、64…オフセット検出部、66…リニアライズメモリ制御部、68…シフトクロック補正部、70…シフトクロック発生部、72…位相ロック待ち部、74…加算器、76…位相シフト設定レジスタ、78…第1判定部、80…第2判定部、82…第3判定部、84…位相一致判定部、86…判定結果信号出力部、88…大小比較器、90…JKフリップフロップ、92…ENOR回路、94…NOR回路、96…フリップフロップ、98…位相比較インターバルカウンタ部、100…NAND回路、102…アドレス発生部、104…遅延経路発生部、106…選択レジスタ、108…最大リミットレジスタ、108…最小リミットレジスタ、110…判定回路選択レジスタ、112…周期記憶部、114…遅延時間記憶部、116…インバータ、130…基準クロック、132…測定パルス、134…タイミングセット信号、138…遅延クロック、140…パターンデータ、142…整形パターンデータ、144…出力信号、146…期待値データ、152…シフトクロック、154…比較信号、156…位相変更信号、158…経路変更信号、160…遅延経路データ、162…判定結果信号、164…計数値、166…カウントイネーブル信号、168…判定イネーブル信号、170…オフセット検出信号、172…シフトクロックロック信号、174…判定終了信号、176…比較回数値、178…自動リニアライズ終了信号、182…判定開始信号、184…比較値

Claims (17)

  1. 入力信号を遅延させる遅延回路の遅延時間が、所望の遅延時間と等しいか否かを判定する遅延時間判定装置であって、
    基準クロックの位相に対して、前記所望の遅延時間、位相を遅らせたシフトクロックを供給するシフトクロック供給部と、
    前記シフトクロックの位相と、前記基準クロックを前記遅延回路により遅延させた遅延クロックの位相とを比較して得られる比較信号をパルスとして出力する位相比較部と、
    所定の時間間隔における前記パルスを計数して得られる計数値を出力する比較信号計数部と、前記計数値に基づいて、前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致しているか否かを判定する結果判定部とを有し、前記比較信号に基づいて、前記遅延回路の前記遅延時間が、前記所望の遅延時間と等しいか否かを判定する判定部と、
    前記比較信号計数部に前記比較信号を前記所定の時間にわたり計数させるシーケンス制御部を備え、
    前記シフトクロック供給部は、前記シフトクロックの位相が前記遅延クロックの位相と一致しない場合に発生される、前記シフトクロックの位相の変更を指示する位相変更信号が1パルス入力される毎に位相を一定のシフト量シフトし、
    前記シフトクロック供給部は、前記位相変更信号が供給されたタイミングから一定時間経過した後、所定のシフト量を有するシフトクロックが生成されたことを示す位相ロック信号を、前記シーケンス制御部に供給することを特徴とする遅延時間判定装置。
  2. 前記結果判定部は、前記計数値が所定の範囲内にあるときに前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致していると判定する第1判定部を有することを特徴とする請求項1に記載の遅延時間判定装置。
  3. 前記結果判定部は、前記所定の時間間隔において前記計数値が0であり、後の前記所定の時間間隔において前記計数値が前記所定の時間間隔における前記シフトクロックのパルス数と等しくなった場合に、前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致していると判定する第2判定部を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の遅延時間判定装置。
  4. 前記結果判定部は、前記所定の時間間隔において前記計数値が前記所定の時間間隔における前記シフトクロックのパルス数と等しくなり、後の前記所定の時間間隔において前記計数値が0になった場合に、前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致していると判定する第3判定部を更に有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遅延時間判定装置。
  5. 前記位相比較部は、前記遅延クロックのエッジのタイミングと前記シフトクロックのエッジのタイミングを比較して前記比較信号を出力することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遅延時間判定装置。
  6. 前記位相比較部は、前記遅延クロックが入力されるデータ入力と、前記シフトクロックが入力されるクロック入力とを有するフリップフロップを有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の遅延時間判定装置。
  7. 前記遅延回路が、前記入力信号を遅延させる複数の異なる遅延経路を有し、前記遅延回路は、前記シフトクロックと前記遅延クロックが一致しない場合に、前記遅延経路を変更することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の遅延時間判定装置。
  8. 前記シフトクロックの位相と前記遅延クロックの位相が一致しない場合に、前記シフトクロックの位相、または前記遅延経路のいずれか一方を変更することを特徴とする請求項7に記載の遅延時間判定装置。
  9. 前記遅延経路が、所定の基準経路に設定されており、かつ前記シフトクロックの位相が前記遅延クロックの位相に一致しない場合に、前記シフトクロックの位相を変更して、前記遅延クロックの位相に一致させる位相変更制御部を更に備えることを特徴とする請求項7または8に記載の遅延時間判定装置。
  10. 前記入力信号を前記所望の遅延時間、遅延させる前記遅延経路を特定するデータを格納するリニアライズメモリを更に有することを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の遅延時間判定装置。
  11. 前記シフトクロックの位相と前記遅延クロックの位相が一致する場合に、前記リニアライズメモリに前記所望の遅延時間、前記入力信号を遅延させる前記遅延経路を特定するデータを格納させるリニアライズメモリ制御部を更に有することを特徴とする請求項10に記載の遅延時間判定装置。
  12. 入力信号を遅延させる遅延回路の遅延時間が、所望の遅延時間と等しいか否かを判定する遅延時間判定方法であって、
    シフトクロックの位相が遅延クロックの位相と一致しない場合に発生される、前記シフトクロックの位相の変更を指示する位相変更信号が1パルス入力される毎に位相を一定のシフト量シフトし、基準クロックを前記所望の遅延時間に基づいて所定量、位相を遅らせた前記シフトクロックを発生する位相シフトステップと、
    前記基準クロックを前記遅延回路により遅延させて得られた前記遅延クロックの位相と、前記シフトクロックの位相を比較してパルスとして出力する位相比較ステップと、
    計数値に基づいて、前記シフトクロックの位相と前記遅延クロックの位相が一致しているか否かを判定する判定ステップとを備え、
    前記位相シフトステップは、前記位相変更信号が供給されたタイミングから一定時間経過した後、所定のシフト量を有するシフトクロックが生成されたことを示す位相ロック信号を発生する位相ロック信号発生ステップを更に有し、
    前記位相比較ステップは、前記位相ロック信号に応じて、所定の時間間隔における前記パルスを計数して得られる前記計数値を出力する計数値出力ステップを更に有し、
    前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致するまで前記位相シフトステップ、前記位相比較ステップ、及び前記判定ステップを繰り返すことを特徴とする遅延時間判定方法。
  13. 前記遅延回路が、前記入力信号を異なる前記遅延時間で遅延させる複数の遅延経路を有する場合に、
    前記遅延経路を変更する遅延経路変更ステップを更に有し、
    前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致するまで、前記位相比較ステップ、前記判定ステップ及び前記遅延経路変更ステップを繰り返すことを特徴とする請求項12に記載の遅延時間判定方法。
  14. 半導体デバイスを試験する半導体試験装置において、
    複数の遅延経路を有する可変遅延回路と、
    シフトクロックの位相が遅延クロックの位相と一致しない場合に発生される、前記シフトクロックの位相の変更を指示する位相変更信号が1パルス入力される毎に位相を一定のシフト量シフトし、基準クロックの位相に対して、所望の遅延時間、位相を遅らせた前記シフトクロックを発生するシフトクロック供給部と、
    前記基準クロックを前記可変遅延回路により遅延させた前記遅延クロックの位相と、前記シフトクロックの位相を比較して得られる比較信号をパルスとして出力する位相比較部と、
    所定の時間間隔における前記パルスを計数して得られる計数値を出力する比較信号計数部と、前記計数値に基づいて、前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致しているか否かを判定する結果判定部とを有し、前記比較信号に基づいて、前記可変遅延回路の前記遅延時間が、前記所望の遅延時間と等しいか否かを判定する判定部と、
    位相ロック信号に応じて、前記比較信号計数部に前記比較信号を前記所定の時間にわたり計数させるシーケンス制御部と、
    前記判定部の判定結果に基づいて、前記所望の遅延時間を生成するための遅延経路を格納するリニアライズメモリとを有するタイミング発生器と、
    半導体デバイスへ入力する試験パターンを発生するパターン発生器と、
    前記リニアライズメモリに格納された遅延経路により前記基準クロックを遅延させた遅延クロックと前記試験パターンに基づいて、被試験半導体デバイスに適用するように前記試験パターンを整形した整形試験パターンを出力する波形整形器と、
    前記被試験半導体デバイスを載置し、前記整形試験パターンを前記被試験半導体デバイスに入力するデバイス接触部と、
    前記整形試験パターンを入力した前記被試験半導体デバイスから出力される出力信号と、前記パターン発生器から出力される前記被試験半導体デバイスから出力されるべき期待値を比較して前記被試験半導体デバイスの良否を判定する比較器とを備え、
    前記シフトクロック供給部は、前記位相変更信号が供給されたタイミングから一定時間経過した後、所定のシフト量を有するシフトクロックが生成されたことを示す前記位相ロック信号を、前記シーケンス制御部に供給することを特徴とする半導体試験装置。
  15. 前記結果判定部は、前記計数値が所定の範囲内にあるときに前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致していると判定する第1判定部を有することを特徴とする請求項14に記載の半導体試験装置。
  16. 前記結果判定部は、前記所定の時間間隔において前記計数値が0であり、後の前記所定の時間間隔において前記計数値が前記所定の時間間隔における前記シフトクロックのパルス数と等しくなった場合に、前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致していると判定する第2判定部を更に有することを特徴とする請求項14または15に記載の半導体試験装置。
  17. 前記結果判定部は、前記所定の時間間隔において前記計数値が前記所定の時間間隔における前記シフトクロックのパルス数と等しくなり、後の前記所定の時間間隔において前記計数値が0になった場合に、前記遅延クロックの位相と前記シフトクロックの位相が一致していると判定する第3判定部を更に有することを特徴とする請求項14から16のいずれかに記載の半導体試験装置。
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