JP4391276B2 - 半導体実装用半田合金とその製造方法、及び半田ボール、電子部材 - Google Patents

半導体実装用半田合金とその製造方法、及び半田ボール、電子部材 Download PDF

Info

Publication number
JP4391276B2
JP4391276B2 JP2004070878A JP2004070878A JP4391276B2 JP 4391276 B2 JP4391276 B2 JP 4391276B2 JP 2004070878 A JP2004070878 A JP 2004070878A JP 2004070878 A JP2004070878 A JP 2004070878A JP 4391276 B2 JP4391276 B2 JP 4391276B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solder
mass
solder alloy
alloy
semiconductor mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004070878A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005254298A (ja
Inventor
晋一 寺嶋
将元 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Materials Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Materials Co Ltd filed Critical Nippon Steel Materials Co Ltd
Priority to JP2004070878A priority Critical patent/JP4391276B2/ja
Publication of JP2005254298A publication Critical patent/JP2005254298A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4391276B2 publication Critical patent/JP4391276B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)

Description

本発明は、半導体実装用の半田合金、半田ボール及びそれらを有する電子部材に関する。
プリント配線基板等は、電子部品を実装することで構成されている。電子部品の実装は、半田合金等を介してプリント配線基板等と電子部品との間を仮接合させた後、プリント配線基板全体を加熱して前記半田合金を溶融させて、しかる後に基板を常温まで冷却して、半田合金を固体化することで強固な半田接合部を確保する、いわゆるリフロー法と呼ばれる手法にて行うことが一般的である。
廃棄された電子装置を廃棄処理するに際し、環境への悪影響を最小とするために、電子装置に使用される半田合金の無鉛化が要求されつつある。その結果、前記半田合金の組成としては、一般に、Sn−Ag共晶組成(Ag:3.5質量%、Sn:残部)、及び、例えば、特許文献1や特許文献2で開示されているように、前記Sn−Ag共晶の周辺組成に第3元素として少量のCuを添加した半田組成が広く使用されており、昨今急増しているBGA(Ball Grid Array)用半田ボールにおいても、前記と同様な組成の半田ボールが主に使用されている。
特開2003−1481号公報 特開2004−1100号公報
近年の携帯型電子機器の普及に伴い、該電子機器に組み込まれたプリント基板やBGAが用いられている集積回路素子基板は、不意の落下衝撃の危険に曝されている。さらに、近年の電子部品の小型化及び高性能化に伴い、電子部材に使用されている半田接合部の接合面積が縮小されており、前記落下衝撃の影響が問題視されている。そのため、半田接合部での耐落下衝撃特性の確保が、より一層重要視されてきている。
しかしながら、従来のSn、Ag及びCuを主体とする電子部材用半田合金を使用すると、半田と電極材質との接合部に金属間化合物が層状に形成され、前記落下衝撃時にその層が破壊されてしまうことから、導通不良の発生と言う問題が生じてきている。この現象は、接合部の直径が、例えば、従来の760μm近傍であった際は、接合面積が大きいため、破壊は接合部の部分的な損傷に過ぎず、特に問題とはならなかったが、近年の300μm以下の直径では、接合面積が大幅に低下するため、破壊が接合部を貫通することがあり、極めて深刻な問題となってきている。
そこで、本発明では、半導体実装用のSn、Ag及びCuを主体とする半田合金、半田ボール及びそれらを有する電子部材において、落下衝撃による半田接合部の破壊を防ぐことで導通不良を回避できる半田合金とその製造方法、半田ボール及びそれらを有する電子部材を提供する。
上記課題を解決するための手段は以下の通りである。
(1) Sn、Ag及びCuを主体とする半田合金であって、Ag:1〜5質量%及びCu:0.1〜2質量%を含み、さらにMg、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luから成る元素群から選ばれた1種又は2種以上の元素を総計で0.0005〜0.5質量%含有し(ただし、前記総計が、La、Ce、Pr、Nd、Sm、又はGdの元素で0.5質量%とする場合を除く)、残部がSn及び不可避不純物から成ることを特徴とする半導体実装用半田合金。
(2) さらに、Ni:0.0005〜0.5質量%、Fe:0.0005〜0.5質量%、Al:0.0005〜0.5質量%、Sb:0.1〜3.0質量%、Bi:0.1〜3.0質量%、P:0.0005〜0.005質量%の内の少なくとも1種を含有することを特徴とする(1)に記載の半導体実装用半田合金。
(3) さらに、Zn、In、Pt、Pdから成る群から選ばれた1種又は2種以上の元素を総計で0.01〜0.5質量%含有することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の半導体実装用半田合金。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれかに記載の半田合金の製造方法であって、半田合金成分の溶融混合時に、0.1〜101.3Paの雰囲気又は0.1〜10130Paの非酸化雰囲気の一方又は両方に曝すことを特徴とする半導体実装用半田合金の製造方法。
(5) 上記(1)〜(3)のいずれかに記載の半田合金から成ることを特徴とする半田ボール。
(6) 半田接合部を有する電子部材であって、該半田接合部の一部又は全部に上記(1)〜(3)のいずれかに記載の半田合金を用いて成ることを特徴とする電子部材。
本発明によれば、落下衝撃による半田接合部の破壊を防ぐことで導通不良を回避できる。
上記のように、本発明の半導体実装用半田合金、半田ボールおよび電子部材を用いれば、落下衝撃による半田接合部の破壊を防ぐことができる。また、本発明の製造方法を利用すれば、前記半田合金を比較的容易に製造できる。
接合部における落下衝撃時の破壊は、亀裂(クラック)の進展の程度によって決まるのであるが、本発明者らは鋭意検討した結果、該クラックの進展程度は、半田合金自身の延性と半田接合部の金属間化合物層の厚みと言う2つのパラメータの兼ね合いによって左右されることを明らかとした。本発明者らは、さらに検討を重ねた結果、前記破壊を抑制するためには、半田合金自身を高延性とし、かつ、前記金属間化合物の厚みを薄くすることが必要であることを知見した。
つまり、前記落下衝撃時には、衝撃エネルギーが半田及びその接合部に加わるのであるが、半田合金自身の延性が充分でないと、半田は前記衝撃エネルギーを充分には吸収できないことから、大部分の衝撃エネルギーが接合界面に集中してしまい、破壊を招くのに対して、半田合金自身の延性が充分であれば、落下衝撃時に大部分の衝撃エネルギーを半田が吸収でき、その結果、接合部への負担を減らすことができ、破壊を回避できることを知見した。
さらに、前記金属間化合物の厚みが3μm以下であれば、前記衝撃エネルギーが半田接合部に印加されても、前記クラックが進展し難くなることで破壊を抑制する効果が高まるので良い。これに対して、前記金属間化合物の厚みが3μmを超えると、前記効果は得られないので好ましくない。該金属間化合物の厚みは、半導体素子の経時使用に伴い増加する傾向にあるため、この増加をあらかじめ見込んで、接合直後の金属間化合物層は可能な限り薄くするのが好ましい。一般に、半導体素子は、使用時に90℃程度の環境に曝されることが多い。例えば、接合直後の前記厚みが1μm以下であれば、90℃の環境下で5年間使用しても、前記金属間化合物の成長は3μm以下に抑制できるので良い。
以下では、上記効果を得ることができる半田組成を説明する。
プリント配線基板等への電子部品の実装に適用するためには、高くても220℃以下の融点が望ましい。SnへAgを1〜5質量%の範囲で添加すると、半田合金の融点が220℃以下とできるので良い。好ましくは、SnへAgを1〜2質量%の範囲で添加すると、半田合金中に形成されるAg3Snと呼ばれる金属間化合物が粗大化し難くなることで、半田合金を実装した際にボイドと呼ばれる気泡が形成され難くなるので良い。さらに好ましくは、SnへAgを1〜1.5質量%の範囲で添加すると、前記の粗大化抑制効果が得易くなるので良い。しかしながら、Agの含有量が1質量%を下回ると、半田合金の融点が例えば220℃超と言うように上昇してしまうので好ましくない。一方、Agを5質量%超含有すると、半田合金が脆性的となるケースが起こり得るので好ましくない。上記Sn−Ag系の半田合金に、さらにCuを0.1〜2質量%添加すると、熱応力による半田接合部の破壊を防ぐ効果が得られるので良い。しかしながら、Cuの含有量が0.1質量%未満では、上記の効果は充分には得られないので好ましくない。一方、Cuの含有量が2質量%を超えると、急激に融点が上昇してしまうので好ましくない。したがって、プリント配線基板等への電子部品の実装に適する組成とするためには、Ag:1〜5質量%及びCu: 0.1〜2質量%とする必要がある。このように、Ag:1〜5質量%及びCu:0.1〜2質量%を含み、残部がSn及び不可避不純物とすると、プリント配線基板等への電子部品の実装に適した融点及び熱応力による半田接合部の破壊を防ぐ効果が同時に得られる。
本発明者らが鋭意検討した結果、Ag:1〜5質量%及びCu:0.1〜2質量%を含み、さらにMg、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luから成る元素群から選ばれた1種又は2種以上の元素を総計で0.0005〜0.5質量%含有し、残部がSn及び不可避不純物から成る半田合金であれば、半田合金自身を高延性とでき、かつ、前記金属間化合物の厚みを薄くできることを併せて知見した。この理由は、上記組成の半田合金では、微細な半田組織が得られるために高延性が得られ、かつ、上記添加元素群が接合界面での拡散を抑制するためと考えられる。しかしながら、上記元素群が0.0005質量%未満の添加では、前述の効果は見られず、逆に0.5質量%を超える添加では、これら添加元素が半田合金の表面に析出して酸化物を形成することで、半田合金の脆性的な破壊を促進する恐れが高まるので、好ましくない。ただし、上記範囲の中で、本発明では、前記総計が、La、Ce、Pr、Nd、Sm、又はGdの元素で0.5質量%とする場合を除くものとした。
さらに好ましくは、半田合金中に、さらにNi:0.0005〜0.5質量%、Fe:0.0005〜0.5質量%、Al:0.0005〜0.5質量%、Sb:0.1〜3.0質量%、Bi:0.1〜3.0質量%、P:0.0005〜0.005質量%の内の少なくとも1種を含有すれば、接合界面での拡散がより一層抑制されることで、前記金属間化合物の厚みがさらに薄くなるので良い。しかしながら、Ni、Fe、Al、Sb、Bi、Pの添加量がいずれも下限値を下回ると、前記効果は充分には得られないことがあり、逆に、これら元素の上限値を超える添加を行うと、半田合金が脆性的となり、耐落下衝撃特性が低下する恐れがある。
最も好ましくは、半田合金中に、さらにZn、In、Pt、Pdから成る群から選ばれた1種又は2種以上の元素を総計で0.01〜0.5質量%含有すれば、半田組織がさらに緻密になることで、半田の延性がさらに向上するので良い。その理由は、それら元素がSn等と微細な金属間化合物を形成し、その金属間化合物が半田中に微細に分散することにより母相であるSnの粗大化を抑制するためと予想される。しかしながら、前記元素の濃度が0.01質量%未満であると充分な効果が得られず、逆に、0.5質量%を超えると該半田合金が脆性的となり、耐落下衝撃特性が低下する恐れがある。
半田合金中の組成を同定する手法に特に制限は無いが、例えば、エネルギー分散型X線分析法(EDX)、電子プローブ分析法(EPMA)、オージェ電子分析法(AES)、二次イオン質量分析法(SIMS)、誘導結合プラズマ分析法(ICP)、グロー放電スペクトル質量分析法(GD−MASS)、蛍光X線分析法(FX)等が、実績も豊富で精度も高いので好ましい。
前記半田合金を製造する方法は、所定の濃度に見合うように添加元素を調合した半田母合金を、るつぼや鋳型中で加熱して溶解することで均一化し、しかる後に凝固させる手法が利用できる。しかしながら、半田を溶融する際の雰囲気によっては、添加した元素が酸化してしまい、半田中に含有させられないという不良が生じ得る。ここで、半田を溶融する工程において、例えば、半田周辺の雰囲気を0.1〜101.3Paの雰囲気とする手法や、0.1〜10130Pa以下の非酸化雰囲気とする手法を利用すれば、半田合金中の添加元素の酸化を抑制でき、その結果、半田中に添加元素を確実に含有させることができる。しかしながら、雰囲気あるいは非酸化雰囲気の圧力が0.1Paを下回ると、半田中の微量添加元素が蒸気化して半田中から抜け出てしまい、半田中の添加元素の濃度がばらついてしまうので好ましくない。逆に、雰囲気が101.3Paを上回る圧力であると、雰囲気中に酸素が相当量残存してしまうので、上記の効果は得られない。また、10130Paと言う圧力は、平均的な大気圧であることから、非酸化雰囲気の圧力が10130Paを超えると、るつぼの外に非酸化雰囲気が漏れ出す危険性が増すことで、最悪の場合、作業者が窒息する等の恐れがある。
前記半田を溶融する工程では、例えば、密閉することで内部を外気から遮蔽できる鋳型を利用するのが、実績も豊富であるので良い。前記非酸化雰囲気としては、半田合金中の酸素濃度が前述の範囲とできればどのような雰囲気でも構わないが、例えば、窒素、アルゴンやネオンのような不活性ガス、あるいはCOや水素のように還元作用を有するガス等が利用できる。この理由は、これらの雰囲気を使用すれば、半田合金中の酸素が脱気されるためと予想される。
本発明の半田合金の形状は、特に問わないが、ボール状の半田合金を接合部へ転写して突起状としたり、スパッタ法、蒸着法あるいは析出法等で膜状としたり、もしくは印刷法でバルク状としたりするのが、実績も豊富であるので工業的には好ましい。中でも、本発明の半田合金をボール状としてから、接合部へ転写することで突起状とすれば、接合部へ転写後の半田合金の高さをほぼ一定とすることができ、その結果、例えば、プリント配線基板と電子部品の接合と言うような半導体実装をより確実に行うことができるので良い。
本発明の半田合金の大きさは、特に問わないが、例えば、ボール状の半田合金を使用する際は、直径が100〜760μmのボールが実績も豊富なので良い。
本発明の半田合金と半田ボールの一方又は両方から成る半田接合部を有する電子部材では、落下衝撃による半田接合部の破壊が防げるので良い。
表1〜4に示す組成を有する直径300μmの半田ボールを製造した。半田ボールの製造方法は、特開2001−181709号公報で開示されている手法によった。即ち、垂直配置された容器の上部に計量ユニットを有し、この計量ユニットから放出される溶融金属を当該容器に入れた冷却媒体中で固化させて微小金属球を形成する微小金属球の製造装置であって、 前記冷却媒体が不活性高分子液体からなることを特徴とする微小金属球の製造装置を使用し、溶融した半田合金を凝固させて半田ボールとした。半田を溶融する工程において、半田周辺の雰囲気を10130Paの窒素雰囲気とする手法を用いた場合は、表1〜4中に○印を、10.13Paの真空雰囲気とした場合は◎印を、それぞれ表1〜4に示した。一方、半田を溶融する工程において、半田周辺の雰囲気を通常の大気とした場合は、表1〜4中に×印を示した。
表1〜4において、実施例1〜8、10〜11、13〜14、16〜17、19〜23、25〜88が本発明例である。一方、比較例1及び2は、半田合金成分及びその溶融混合時の雰囲気が、いずれも本発明の範囲を外れる例である。
基板として4cm角のガラスエポキシ樹脂基板を、チップとして1cm角のSI製チップを用意した。基板及びチップ上には240個の電極(基板側:Cu/Ni/Au、チップ側:Al/Cr/Ni/Au)を形成させておいた。以下の評価を行うために、次に示すフリップチップ接続を行った。まず、チップ上の電極にフラックスを介して、半田ボールを配列した。その後、チップ全体をリフローすることで、チップ上の電極に半田バンプを得た。続いて、基板上の電極にSnから成るペーストを塗布し、この基板と前記チップとを対面させてから両者を接触させ、リフローした。その結果、チップ上の電極と基板上の電極とをバンプ状の半田合金を介して接合させる、いわゆるフリップチップ接続を得た。
これら半田合金の耐落下衝撃特性を評価するため、落下衝撃試験を実施した。本試験は、前記フリップチップ試験片を11cm角、厚さ2cmのAl板に取り付け、それを70cmの高さから落下させることを繰り返し、落下を行うごとに各半田接合部の電気抵抗の変化を確認することで評価した。9回以上19回以下の落下回数で、初期接続抵抗状態から抵抗が50%以上変化した試験片を合格として、表1及び2中に○印で示した。さらに、20回以上の落下回数で、初期接続抵抗状態から抵抗が50%以上変化した試験片を特に優秀な成績を収めたとして、表1〜4中に◎印で示した。一方、8回以下の落下回数で、初期接続抵抗状態から抵抗が50%以上変化した試験片を不良として、表1〜4中に×印で示した。
Figure 0004391276
Figure 0004391276
Figure 0004391276
Figure 0004391276
実施例1〜8、10〜11、13〜14、16〜17、19〜23、25〜53においては、Ag、Cu、Mg、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luが適切な濃度範囲で添加されており、また、半田溶融時の雰囲気が本発明の範囲内であったため、落下衝撃試験で良好な結果を示した。しかしながら、比較例1及び2では、前記組成が本発明の範囲を外れた上に、半田溶融時の雰囲気が本発明の範囲を満たさなかったため、落下衝撃試験に不合格であった。
さらに、実施例54〜73においては、さらにNi、Fe、Al、Sb、Bi、Pが適切な濃度範囲で添加されていたため、落下衝撃試験で極めて良好な結果を示した。
そして、実施例74〜88においては、さらにZn、In、Pt、Pdが適切な濃度範囲で添加されていたため、落下衝撃試験で極めて良好な結果を示した。

Claims (6)

  1. Sn、Ag及びCuを主体とする半田合金であって、Ag:1〜5質量%及びCu:0.1〜2質量%を含み、さらにMg、Y、La、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Luから成る元素群から選ばれた1種又は2種以上の元素を総計で0.0005〜0.5質量%含有し(ただし、前記総計が、La、Ce、Pr、Nd、Sm、又はGdの元素で0.5質量%とする場合を除く)、残部がSn及び不可避不純物から成ることを特徴とする半導体実装用半田合金。
  2. さらに、Ni:0.0005〜0.5質量%、Fe:0.0005〜0.5質量%、Al:0.0005〜0.5質量%、Sb:0.1〜3.0質量%、Bi:0.1〜3.0質量%、P:0.0005〜0.005質量%の内の少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1に記載の半導体実装用半田合金。
  3. さらに、Zn、In、Pt、Pdから成る群から選ばれた1種又は2種以上の元素を総計で0.01〜0.5質量%含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体実装用半田合金。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の半田合金の製造方法であって、半田合金成分の溶融混合時に、0.1〜101.3Paの雰囲気又は0.1〜10130Paの非酸化雰囲気の一方又は両方に曝すことを特徴とする半導体実装用半田合金の製造方法。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の半田合金から成ることを特徴とする半田ボール。
  6. 半田接合部を有する電子部材であって、該半田接合部の一部又は全部に請求項1〜3のいずれかに記載の半田合金を用いて成ることを特徴とする電子部材。
JP2004070878A 2004-03-12 2004-03-12 半導体実装用半田合金とその製造方法、及び半田ボール、電子部材 Expired - Lifetime JP4391276B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004070878A JP4391276B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 半導体実装用半田合金とその製造方法、及び半田ボール、電子部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004070878A JP4391276B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 半導体実装用半田合金とその製造方法、及び半田ボール、電子部材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005254298A JP2005254298A (ja) 2005-09-22
JP4391276B2 true JP4391276B2 (ja) 2009-12-24

Family

ID=35080541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004070878A Expired - Lifetime JP4391276B2 (ja) 2004-03-12 2004-03-12 半導体実装用半田合金とその製造方法、及び半田ボール、電子部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4391276B2 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9260768B2 (en) * 2005-12-13 2016-02-16 Indium Corporation Lead-free solder alloys and solder joints thereof with improved drop impact resistance
CN100464931C (zh) * 2006-02-17 2009-03-04 河南科技大学 高强度高韧性含镍SnAgCuRE无铅钎料及制备方法
CN100439027C (zh) * 2007-01-18 2008-12-03 广州有色金属研究院 适用于铜铝异种金属软钎焊的无铅焊料合金
KR100902163B1 (ko) * 2007-03-28 2009-06-10 한국과학기술원 취성파괴 방지를 위한 무연솔더와 금속 표면의 합금원소접합방법
TW200927357A (en) * 2007-10-17 2009-07-01 Ishikawa Metal Co Ltd Lead-free solder
WO2009051181A1 (ja) * 2007-10-19 2009-04-23 Nihon Superior Sha Co., Ltd. 無鉛はんだ合金
KR100833113B1 (ko) 2007-12-31 2008-06-12 덕산하이메탈(주) 무연솔더합금 및 그 제조방법
JP5379403B2 (ja) * 2008-05-12 2013-12-25 株式会社弘輝 鉛フリーSn−Ni系半田合金及び半田合金粉末
JP5584427B2 (ja) * 2009-04-14 2014-09-03 新日鉄住金マテリアルズ株式会社 無鉛ハンダ合金、ハンダボール及びハンダバンプを有する電子部材
JP2011005510A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Mitsubishi Electric Corp はんだ合金および電子回路基板
JP5413926B2 (ja) * 2010-08-18 2014-02-12 新日鉄住金マテリアルズ株式会社 半導体実装用半田ボール及び電子部材
WO2012127642A1 (ja) 2011-03-23 2012-09-27 千住金属工業株式会社 鉛フリーはんだ合金
WO2013005312A1 (ja) * 2011-07-06 2013-01-10 有限会社ソフィアプロダクト 酸化物接合材及びこれを用いた接合体
JP5777979B2 (ja) * 2011-08-30 2015-09-16 日本アルミット株式会社 はんだ合金
JP5238088B1 (ja) * 2012-06-29 2013-07-17 ハリマ化成株式会社 はんだ合金、ソルダペーストおよび電子回路基板
WO2014002304A1 (ja) * 2012-06-29 2014-01-03 ハリマ化成株式会社 はんだ合金、ソルダペーストおよび電子回路基板
CN102862001B (zh) * 2012-10-10 2015-04-01 浙江高博焊接材料有限公司 含Nd、Te和Ga的Sn-Ag-Cu无铅钎料
CN103240541B (zh) * 2013-05-13 2014-08-13 金封焊宝有限责任公司 一种用于铜铝焊接的锡锌多元合金焊料及制造方法
JP5730353B2 (ja) * 2013-07-17 2015-06-10 ハリマ化成株式会社 はんだ組成物、ソルダペーストおよび電子回路基板
CN104759783B (zh) * 2015-03-24 2017-02-01 广东工业大学 一种低银无铅焊料及其制备方法
CN106425154A (zh) * 2016-11-29 2017-02-22 东莞市广信知识产权服务有限公司 无铅钎料
JP7057997B2 (ja) * 2017-11-01 2022-04-21 株式会社日本スペリア社 鉛フリーはんだ合金及びはんだ継手
TWI820277B (zh) * 2018-12-27 2023-11-01 美商阿爾發金屬化工公司 無鉛焊料組成物
TWI814081B (zh) * 2019-09-02 2023-09-01 美商阿爾發金屬化工公司 高溫超高可靠性合金、其製造方法及其應用
CN110952017B (zh) * 2019-12-27 2020-10-09 华北水利水电大学 一种高熵超银钎料合金及其制备方法
CN113182727A (zh) * 2021-04-08 2021-07-30 北京科技大学 一种耐氯离子腐蚀的Sn-Ag-Cu-Nd无铅焊料合金及其制备方法
CN116967655A (zh) * 2022-04-01 2023-10-31 中山翰华锡业有限公司 一种高绝缘预成型焊片及其制备方法
JP2024013585A (ja) * 2022-07-20 2024-02-01 日立Astemo株式会社 半導体装置
CN115446493A (zh) * 2022-08-31 2022-12-09 昆明理工大学 一种含Bi、Sb、Yb的高润湿性Sn-Ag-Cu系无铅钎料

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005254298A (ja) 2005-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4391276B2 (ja) 半導体実装用半田合金とその製造方法、及び半田ボール、電子部材
US9700963B2 (en) Lead-free solder ball
EP1468777B1 (en) Lead free solder
KR100999331B1 (ko) 납프리 땜납 합금
JP5413926B2 (ja) 半導体実装用半田ボール及び電子部材
JP4968381B2 (ja) 鉛フリーはんだ
EP3031566B1 (en) Lead-free solder alloy
US20120193800A1 (en) Solder, soldering method, and semiconductor device
US20210001431A1 (en) Solder alloy, solder paste, solder ball, resin flux-cored solder and solder joint
CN115397606B (zh) 无铅且无锑的软钎料合金、焊料球和钎焊接头
EP1772225A1 (en) Lead-free solder alloy
Zhang et al. Microstructures and properties of SnZn lead-free solder joints bearing La for electronic packaging
WO2010098357A1 (ja) 金属フィラー、低温接続鉛フリーはんだ、及び接続構造体
TW201915186A (zh) 無鉛焊料合金、電子電路基板及電子控制裝置
JP2010099736A (ja) 耐落下衝撃特性に優れた接続端子用ボールおよび接続端子ならびに電子部品
CN115397605B (zh) 无铅且无锑的软钎料合金、焊料球和钎焊接头
JP2010103377A (ja) はんだバンプを有する電子部材
CN116689901A (zh) 钎焊接合方法和钎焊接头
JP4432041B2 (ja) はんだ合金およびはんだボール
KR102198850B1 (ko) 저융점 솔더 합금 및 이를 이용하여 제조된 솔더볼
JP7262695B1 (ja) はんだ合金、接合部、接合材、ソルダペースト、接合構造体および電子制御装置
US20040096688A1 (en) Lead-free joining material and joining method using the same
JP2005296983A (ja) はんだ合金およびはんだボール
JP2005144495A (ja) はんだ合金およびはんだボール
JP2004223571A (ja) 半導体実装用半田合金とその製造方法、及び半田ボール、電子部材

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061019

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070124

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091006

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091007

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121016

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4391276

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131016

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term