JP4389969B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、モータを駆動源として動作し、記録シートに対して、画像を形成する画像形成装置に関する。
従来より、画像形成装置としては、トレイに載置された記録シートを、一枚ずつトレイから取り出し、取り出した記録シートをローラにより挟持して、ローラの回転により記録シートを搬送路下流に搬送するシート搬送機構を備え、搬送路下流に位置する記録位置にて、シート搬送機構の動作により搬送されてきた記録シートに対し、画像を形成する画像形成装置が知られている。
また、この種の画像形成装置としては、記録ヘッドが搭載されたキャリッジが、上記記録位置に設けられ、キャリッジを主走査方向に移動させることにより、シート搬送方向である副走査方向に所定幅分の画像を記録シートに形成するものが知られている。この画像形成装置では、記録シートを上記所定幅分送り出しては、キャリッジを主走査方向に走査することにより、記録シートに一連の画像を形成する。
上述のシート搬送機構やキャリッジ搬送機構の駆動源には、通常、モータが用いられ、例えば、シート搬送機構では、モータの回転力を受けてローラが回転し、このローラの回転により、記録シートが搬送される。また、キャリッジ搬送機構では、モータの駆動力によりキャリッジがガイド軸に沿って主走査方向に移動する。
ところで、この種のモータを用いた搬送機構では、長時間、モータが稼動し続けると、モータが自身の発熱により高温になり、誤動作、故障、耐久性の低下の原因となる。従来装置では、この問題を回避するため、例えば、モータが許容温度を超えて高温になると、モータを休止するなどして、モータの稼働率を抑えるようにしている。
例えば、従来装置としては、モータ温度を検出して、検出したモータ温度から、モータの休止時間を計算し、計算により算出された休止時間、モータを休止させるプリンタ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−246670号公報
しかしながら、上述の技術では、従来、次のような問題があった。
例えば、特許文献1記載のプリンタ装置では、モータが高温になると、事後処理的にモータを休止する程度であるので、連続印刷が続くと、ユーザがプリンタ装置を使用することができなくなり、ユーザに不満が生じるといった問題があった。即ち、従来のプリンタ装置では、印刷すべきページが残りわずかであっても、モータが高温であるという理由で、休止状態に移行してしまうため、残り数ページのために、ユーザは、その印刷結果が出力されるのを待たなければならず、非常に不便であるといった問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、モータの駆動を調整して、長時間の使用でも、モータが許容範囲を超えて高温になるのを、従来より抑えることが可能な技術を、提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた本発明は、記録シートを挟持して搬送するローラと、このローラを回転させるためのモータと、を内蔵し、モータの駆動力によりローラを回転させ、このローラの回転により記録シートを所定の記録位置に搬送し、当該記録位置で記録シートに画像を形成する画像形成機構を備えた画像形成装置であって、登録手段と、制御手段と、枚数検出手段と、温度情報取得手段と、設定手段と、を備えるものである。
この画像形成装置において、登録手段は、外部からの指令入力に基づき、ジョブを登録する。また、制御手段は、画像形成機構を制御して、上記登録手段により登録されたジョブを処理する。具体的に、制御手段は、画像形成機構を制御して、画像形成機構に、登録手段により登録されたジョブに対応した画像を、記録シートに形成させて、上記登録されたジョブを処理する。
また、枚数検出手段は、登録手段により登録されたジョブの処理が全て完了するまでに必要な記録シートの枚数を検出し、温度情報取得手段は、画像形成機構が内蔵する上記モータの温度情報を取得する。そして、設定手段は、画像形成機構が内蔵するモータの回転速度を、温度情報取得手段が取得した温度情報と、枚数検出手段により検出された枚数の情報と、に基づき設定する。
具体的に、設定手段は、温度情報取得手段が取得した温度情報が示すモータ温度と、予め定められたモータ温度の上限値との温度差ΔTを算出し、温度差ΔTと、枚数検出手段により検出された枚数Nと、に基づき、値ΔT/N(温度差ΔTを枚数Nで除算した値)が小さいほど、モータの回転速度を低い値に設定し、値ΔT/Nが大きいほど、モータの回転速度を高い値に設定する。
そして、本発明の画像形成装置では、制御手段が、上記設定手段により設定された回転速度で、モータを回転させて、画像形成機構に、登録手段により登録されたジョブに対応した画像を、記録シートに形成させる。
この発明によれば、登録手段により登録されたジョブを処理するに際して、登録されたジョブの処理に要する記録シートの枚数に基づき、モータの回転速度を設定する。従って、本発明によれば、予め、モータの回転に伴う温度上昇を考慮して、ジョブの処理が完了する前にモータ温度が許容温度を超えないように、モータの回転速度を設定することができる。
特に、本発明の画像形成装置によれば、温度情報取得手段が取得した温度情報に基づき、上述した手法で、モータの回転速度を設定するので、モータ温度とジョブの処理に要する残り仕事量に基づき、適切に、回転速度を設定することができる。
従って、本発明によれば、従来装置のように、ジョブの処理が完了する前に、モータ温度が許容温度を超えてしまうことにより、モータを一旦休止しなければいけなくなったり、装置が故障等するのを抑えることができて、ユーザに対し、好適な画像形成装置を提供することできる。
尚、制御手段は、画像形成装置が複写機である場合、ユーザインタフェースを通じて入力された複写指令に従って、ジョブを登録し、読取器により読み取られた画像データに基づく画像を、ジョブに対応した画像として、画像形成機構に形成させる構成にすることができる。その他、画像形成装置がプリンタ装置である場合には、ホストコンピュータから入力された印刷指令に従って、ジョブを登録して、印刷指令に従って指定されたプリントデータに基づく画像を、ジョブに対応した画像として、画像形成機構に形成させる構成にすることができる。
また、従来装置としては、複数のジョブを登録可能な構成にされ、これを登録順に処理するプリンタ装置が知られている。従って、この種のプリンタ装置に代表される複数のジョブを登録可能な画像形成装置に、上述の技術を適用する場合には、具体的に、次のように、画像形成装置を構成するとよい。
即ち、枚数検出手段は、登録手段にて新たなジョブが登録される度に作動し、作動時点から登録手段により登録されたジョブの処理が全て完了するまでに必要な記録シートの残り枚数を検出する構成にされ設定手段は、登録手段にて新たなジョブが登録される度、モータの回転速度を、上述した手法で、温度情報取得手段が取得した温度情報が示すモータ温度及び枚数検出手段により検出された枚数に応じた回転速度に設定する構成にされるとよ
他に、画像形成装置の構成としては、ジョブが追加されてもモータ回転速度を更新しない構成も考えられるが、このような構成であると、ジョブが追加されたときには、当該ジョブの追加が考慮されていない回転速度でモータを回転させることになるため、モータの回転速度と、ジョブの処理に必要なモータの駆動量とが対応しなくなり、追加されたジョブを含めたジョブの処理が全て完了する前に、モータ温度が許容温度を超えてしまう可能性がある。
一方、新たなジョブが登録される度に、モータの回転速度を、温度情報取得手段が取得した温度情報が示すモータ温度及び枚数検出手段により検出された枚数に応じた回転速度に設定するように画像形成装置を構成すれば、追加ジョブにより増加した仕事量を考慮して、モータの回転速度を再設定することができて、追加されたジョブも含めてジョブの処理が全て完了する前に、モータ温度が許容温度を超えてしまうのを十分に抑えることができる。
この他、一旦登録したジョブを取消し可能に画像形成装置を構成する場合には、ジョブが取り消された場合にも、モータの回転速度を更新するように設定手段を構成するとよい。このように、画像形成装置を構成すれば、ジョブが取り消されて残り仕事量が減った場合に、モータの回転速度を高めて、処理速度を上げることができ、効率的に、ジョブを処理することができる。
尚、温度情報取得手段は、モータ近傍により設置された温度センサにより構成されてもよいが、室温を基準にしてモータの駆動時間や停止時間に基づきモータ温度の推定値を算出する構成にされてもよい。但し、温度センサによりモータ温度を検出して取得するように画像形成装置を構成すれば、装置の部品点数や製造コストは増加するものの、モータの回転速度を適切に設定することができて、一層、モータ温度が許容温度を超えてしまう可能性を小さくすることができる。
また、上述の画像形成装置には、モータ温度が許容温度を超えた場合に備えて、温度情報取得手段が取得した温度情報に基づき、モータの温度が、予め定められた上限値より高いか否かを判定する温度判定手段と、温度判定手段によりモータの温度が上限値より高いと判定されると、制御手段によるジョブの処理を、所定条件が満足されるまで禁止する禁止手段と、を設けるとよい。
以上に本発明の画像形成装置について説明したが、本発明の手法で上記ローラを駆動するモータの回転速度を設定すれば、モータの温度上昇によって、記録シートの搬送ができなくなるのを抑えることができ
特に、インクジェットプリンタでは、記録シートを搬送するローラを駆動するモータのほうが、キャリッジを搬送するモータよりも仕事量が多く、モータ温度が許容温度を超えやすいので、上記ローラを駆動するモータに対して本発明を適用すれば、インクジェットプリンタにおいて、連続印刷時に、装置の休止期間が増えるのを抑えることができる。
以下に、本発明の実施例について、図面と共に説明する。
[第一実施例]
図1は、第一実施例のインクジェットプリンタ1の構成を表す断面図であり、図2は、インクジェットプリンタ1の電気的構成を表すブロック図である。
図1に示すように、本実施例のインクジェットプリンタ1は、複数枚の用紙Pが積層された給紙トレイ3と、給紙トレイ3に収容された用紙Pを一枚ずつ分離して搬送路に送出する給紙ユニット10と、給紙ユニット10を構成する給紙ローラ11の回転により搬送路に送出された用紙Pを、対向配置されたピンチローラ22と共に挟持し、回転動作によって、用紙Pを、記録ヘッド30下の記録位置に搬送する搬送ローラ21と、搬送ローラ21から搬送されてきた用紙Pを、対向配置されたピンチローラ42と共に挟持し、回転動作によって、用紙Pを、搬送路下流に位置する図示しない排紙トレイに排出する排紙ローラ41と、用紙Pの搬送路を構成する土手部51及びUターンパス53及びプラテン55と、を備える。
給紙ユニット10は、直流モータで構成されるLFモータ20の駆動力を受けて給紙ローラ11を回転させる構成にされており、給紙ローラ11を、給紙トレイ3に載置された用紙Pの上面に当接し、給紙ローラ11の回転により、給紙トレイ3に載置された最上部の用紙Pを分離して、搬送路に送出する。
土手部51及びUターンパス53から構成される搬送路の上流部は、給紙ローラ11により送出される用紙Pの移動を規制して、用紙Pを、搬送路下流に位置する搬送ローラ21とピンチローラ22との接点SP1に誘導するためのものであり、Uターンパス53の下流側には、その下方に、用紙Pの下方向への移動を規制して、用紙Pを搬送ローラ21とピンチローラ22との接点SP1に誘導するための補助部53aが設けられている。
本実施例のインクジェットプリンタ1では、このように構成された搬送路により、給紙ローラ11を通じて給紙トレイ3から送出された用紙Pが、Uターンパス53及び補助部53aの搬送路下流側に位置する搬送ローラ21及びピンチローラ22の接点SP1に誘導される。
尚、接点SP1より上流側には、レジストセンサ60が設けられており、インクジェットプリンタ1では、このレジストセンサ60により、用紙Pの先頭位置及び後端位置が検出される。
また、接点SP1に誘導された用紙Pは、搬送ローラ21の回転動作により、搬送ローラ21及びピンチローラ22の間に引き込まれ、搬送ローラ21及びピンチローラ22に挟持される。その後、用紙Pは、搬送ローラ21の回転と共に、搬送ローラ21の回転量に相当する距離、搬送路下流に搬送される。
この他、プラテン55は、搬送ローラ21と排紙ローラ41とを結ぶ搬送路の下流部を構成するものである。プラテン55は、搬送ローラ21から搬送される用紙Pを、記録ヘッド30によって画像が形成される記録位置に誘導すると共に、記録ヘッド30により画像が形成された用紙Pを、排紙ローラ41とピンチローラ42との接点SP2に誘導する。
用紙Pは、このプラテン55に沿って排紙ローラ41側へと搬送され、先端が排紙ローラ41とピンチローラ42との接点SP2に到達すると、排紙ローラ41の回転と共に、排紙ローラ41とピンチローラ42との間に引き込まれ、排紙ローラ41及びピンチローラ42により挟持される。その後、用紙Pは、排紙ローラ41の回転と共に、排紙トレイへと排出される。
尚、排紙ローラ41及び搬送ローラ21は、同径のローラとして構成され、給紙ローラ11と同様、LFモータ20により駆動されて、回転する。即ち、本実施例のインクジェットプリンタ1では、搬送ローラ21と排紙ローラ41とがベルトにて連結されており、LFモータ20の駆動力を、搬送ローラ21が受け、この搬送ローラ21の回転に連動して、排紙ローラ41が回転する。
また、搬送ローラ21は、給紙ローラ11が駆動される期間、LFモータ20と非接続の状態にされて、LFモータ20の駆動力が伝達されない状態にされる。換言すると、インクジェットプリンタ1では、給紙動作開始時、給紙ローラ11とLFモータ20とが接続されると共に、搬送ローラ21とLFモータ20とが非接続状態にされ、LFモータ20の駆動力を受けて給紙ローラ11のみが回転し、給紙動作の終了時には、給紙ローラ11とLFモータ20とが非接続の状態にされ、搬送ローラ21とLFモータ20とが接続される。
その他、記録ヘッド30は、インク液滴を吐出するためのノズルが、プラテン55に対向する底面に複数配列された構成にされている。この記録ヘッド30は、ガイド軸(図示せず)に沿って主走査方向(図1の紙面に対して垂直な方向)に移動可能なキャリッジ31に搭載されており、キャリッジ31は、直流モータで構成されるCR(キャリッジ)モータ33により駆動され、主走査方向に移動する。
続いて、インクジェットプリンタ1の電気的構成について説明する。図2に示すように、本実施例のインクジェットプリンタ1は、CPU71と、CPU71が実行するプログラム等を記憶するROM73と、プログラム実行時に作業領域として使用されるRAM75と、各種設定情報を記憶するEEPROM77と、パーソナルコンピュータ(図示せず)に接続され、パーソナルコンピュータから送信されてくる印刷指令や印刷指令と共に送信されてくる印刷対象データ(プリントデータ)を受信するインタフェース79と、ヘッド/モータ制御部80と、を備える。
インクジェットプリンタ1は、更に、記録ヘッド30及びキャリッジ31と、キャリッジ31を駆動し、キャリッジ31を主走査方向に移動させるCRモータ33と、上記ガイド軸に沿って設けられ、キャリッジ31の位置に対応してパルス信号を発生させるリニアエンコーダ35と、を備え、ヘッド/モータ制御部80が内蔵するキャリッジ制御部83によりCRモータ33を制御して、キャリッジ31を主走査方向に移動させる。同時に、ヘッド/モータ制御部80が内蔵するヘッド制御部81により記録ヘッド30を制御し、記録ヘッド30からインク液滴を吐出させることにより、主走査方向の画像形成を、実現する。
尚、リニアエンコーダ35は、ヘッド/モータ制御部80に接続されており、リニアエンコーダ35の出力信号は、ヘッド/モータ制御部80に入力される。そして、リニアエンコーダ35の出力信号は、キャリッジ制御部83によるCRモータ33の制御に用いられる。
また、インクジェットプリンタ1は、LFモータ20、及び、LFモータ20が所定量回転する度にパルス信号を出力するロータリーエンコーダ25を備える。ロータリーエンコーダ25は、ヘッド/モータ制御部80に接続されており、ロータリーエンコーダ25の出力信号は、ヘッド/モータ制御部80に入力される。
即ち、インクジェットプリンタ1は、ロータリーエンコーダ25の出力信号に基づき、LFモータ20の回転量、更には、用紙Pの搬送量を検出し、当該検出結果に基づき、ヘッド/モータ制御部80が内蔵するLFモータ制御部85により、LFモータ20を制御し、給紙トレイ3から搬送ローラ21への給紙動作、及び、搬送ローラ21が取り込んだ用紙Pを排紙するまでの用紙搬送動作を実現する。
具体的に、LFモータ制御部85は、給紙制御部85a及び搬送制御部85bを備え、給紙制御部85aにより、給紙ローラ11の回転を制御して、給紙トレイ3から搬送ローラ21への給紙動作を実現し、搬送制御部85bにより、搬送ローラ21の回転を制御して、搬送ローラ21が取り込んだ用紙Pを排紙するまでの用紙搬送動作を実現する。
この他、ヘッド/モータ制御部80には、LFモータ20の表面に取り付けられ、LFモータ20の温度を検出する温度センサ27が接続されており、この温度センサ27にて検出された温度の情報は、ヘッド/モータ制御部80に入力される。また、ヘッド/モータ制御部80に入力された上記温度情報は、CPU71に提供される。
また、ヘッド/モータ制御部80には、レジストセンサ60が接続されており、ヘッド/モータ制御部80では、このレジストセンサ60の出力信号と、ロータリーエンコーダ25の出力信号と、により、搬送路における用紙位置が検出される。尚、ここで検出される用紙Pの位置情報は、CPU71に提供される。また、ヘッド/モータ制御部80は、CPU71からの指令を受けて、指令に従う記録ヘッド30の制御、CRモータ33の制御、LFモータ20の制御を実行する構成にされている。
また、インクジェットプリンタ1は、CPU71にて、図3に示すジョブ管理処理を実行することにより、パーソナルコンピュータから入力された印刷指令に基づき、印刷指令にて指定された印刷対象データについての印刷ジョブを登録すると共に、図4に示す印刷制御処理を実行することにより、登録された印刷ジョブを処理し、ヘッド/モータ制御部80を通じた記録ヘッド30、CRモータ33、及び、LFモータ20の制御によって、パーソナルコンピュータから入力された印刷対象データに基づく画像を、用紙Pに形成(印刷)する構成にされている。
続いて、CPU71が実行するジョブ管理処理及び印刷制御処理について説明する。図3は、CPU71が、インクジェットプリンタ1がオンにされている期間、繰返し実行するジョブ管理処理を表すフローチャートである。
図3に示すジョブ管理処理を開始すると、CPU71は、インタフェース79を通じて外部のパーソナルコンピュータから印刷指令が入力されたか否かを判断し(S110)、印刷指令が入力されたと判断すると(S110でYes)、印刷指令にて指定された印刷対象データについての印刷ジョブを、キューに登録し(S120)、その後、S130に移行する。一方、印刷指令が入力されていないと判断すると(S110でNo)、S120の処理を実行することなく、S130に移行する。
また、S130に移行すると、CPU71は、外部のパーソナルコンピュータから印刷ジョブについての取消指令が入力されたか否かを判断し、取消指令が入力されたと判断すると(S130でYes)、取消指令にて指定された印刷ジョブをキューから削除する(S140)。その後、S150に移行する。一方、取消指令が入力されていないと判断すると(S130でNo)、S140の処理を実行することなく、S150に移行する。
この他、S150に移行すると、CPU71は、印刷ジョブの処理状況に応じて、印刷ジョブの登録情報を更新する。即ち、処理された印刷ジョブを、キューから削除して、印刷ジョブの登録情報を更新する。その後、ジョブ管理処理を一旦終了する。
また、図4は、CPU71が実行する印刷制御処理を表すフローチャートである。CPU71は、印刷ジョブがない状態で、新規に印刷ジョブが登録されると、当該印刷制御処理を開始する。
印刷制御処理を開始すると、CPU71は、キューに登録された先頭印刷ジョブ(キューに登録された印刷ジョブの内、登録時期が最も古い印刷ジョブ)を、処理対象ジョブに設定し(S210)、処理対象ジョブ及びキューに登録された印刷ジョブの全てを処理するのに必要な用紙の枚数、即ち、残り印刷枚数Σを算出する(S220)。
例えば、処理対象ジョブに対応する印刷対象データが用紙10枚分のデータであって、処理対象ジョブ以外の印刷ジョブがキューに登録されていない場合には、残り印刷枚数Σ=10を算出する。この他、処理対象ジョブに対応する印刷対象データが用紙10枚分のデータであって、キューに、処理対象ジョブ以外の印刷ジョブとして、用紙10枚を必要とする印刷ジョブが登録されている場合には、残り印刷枚数Σ=20を算出する。
また、上記のようにして残り印刷枚数Σを算出すると(S220)、CPU71は、S230に移行し、温度センサ27により検出されたLFモータ20の温度を表す温度情報を、ヘッド/モータ制御部80を通じて、温度センサ27から取得する。そして、取得した温度情報に基づき、LFモータ20の現在温度Tnと基準温度Tsとの温度差ΔT=Ts−Tnを算出する。尚、本実施例では、LFモータ20の許容温度の上限Tpに基づき、上限Tpよりも所定の微小量低い値い温度に、基準温度Tsが定められているものとする。
このようにして、温度差ΔTを算出すると、CPU71は、上記算出した温度差ΔTと、残り印刷枚数Σとから、予め実験的に求めた関数Vp=f(ΔT,Σ)を用いて、用紙搬送動作を実現する際の目標搬送速度Vpを算出し設定する。
尚、本実施例では、ΔT,Σを変数とする関数f(ΔT,Σ)を、設計段階で、次のように決定する。即ち、本実施例では、基準温度Tsと現在のモータ温度Tnとの温度差がΔTであり、残り印刷枚数がΣであるという条件の下で、LFモータ20を用紙搬送に用いて、残り印刷枚数Σ分の画像形成動作を実行したときに、この残り印刷枚数Σ分の画像形成動作を完了した時点(Σ枚目の用紙を排紙した時点)で、LFモータ20の最終温度が基準温度Tsとなる目標搬送速度Vpを導出可能な関数を、実験的に求め、これを、関数Vp=f(ΔT,Σ)に決定する(図7(a)参照)。そして、この関数Vp=f(ΔT,Σ)を予めプログラムコード化して、S240で、上述条件を満足する目標搬送速度Vpを算出する。
このような手法で関数f(Δ,Σ)を定めると、S240において、目標搬送速度Vpは、次のように設定される。即ち、温度差ΔTを残り印刷枚数Σで除算した値ΔT/Σが小さいほど、目標搬送速度Vpは、低い値に設定され、値ΔT/Σが大きいほど、目標搬送速度Vpは、高い値に設定される。即ち、目標搬送速度Vpは、パラメータΔT/Σの単調増加関数で定められる。
尚、図5は、ΔT/Σと、目標搬送速度Vpとの関係を概略的に記したグラフである。図5では、1次関数的に、ΔT/Σと、目標搬送速度Vpとの関係を示すが、ΔT/Σと目標搬送速度Vpとの関係は、実験的に求められるものであって、必ずしも、1次関数的に定められるものではないことを、ここで言及しておく。
S240で、目標搬送速度Vpを設定すると、CPU71は、S250に移行し、給紙制御部85aを起動して、給紙制御部85aに、LFモータ20、間接的には、給紙ローラ11を駆動させ、給紙ローラ11に、給紙トレイ3に載置された用紙Pを1枚分離させ、この用紙Pの先頭を、搬送ローラ21とピンチローラ22との接点SP1まで搬送させる。このようにして、インクジェットプリンタ1は、給紙動作を実現する。
また、CPU71は、接点SP1に用紙Pが搬送されると、搬送制御部85bを起動して、搬送制御部85bに、LFモータ20、間接的には、搬送ローラ21を駆動させて、搬送ローラ21に、接点SP1まで搬送されてきた用紙Pを搬送路下流側に取り込ませ、用紙Pにおける印刷開始地点が記録位置に到達するまで、搬送ローラ21に、用紙Pを搬送させる。即ち、S250では、用紙Pの給紙・頭出し動作を実現する。
尚、給紙・頭出し動作での用紙搬送速度は、LFモータ20の温度Tnや残り印刷枚数Σに依らず、予め固定化されているものとする。即ち、本実施例では、温度Tnや残り印刷枚数Σを考慮せずに、所定の搬送速度で、トレイから取り出した用紙を搬送し、これを頭出しする。但し、S250でも、温度Tnや残り印刷枚数Σを考慮して用紙搬送速度を設定し、用紙Pの給紙・頭出し動作を実現してもよいことは言うまでもない。
このようにして、用紙Pの頭出し動作を完了すると、CPU71は、S260に移行して、印刷処理を実行し、記録ヘッド30を通じて、記録位置にある印刷対象用紙Pの領域に、処理対象ジョブに対応した印刷対象データに基づく画像を形成する。即ち、S260では、ヘッド/モータ制御部80に指令入力して、キャリッジ制御部83を起動し、キャリッジ制御部83にCRモータ33を駆動させ、キャリッジ31を主走査方向に移動させると同時に、ヘッド制御部81を通じて記録ヘッド30を駆動し、キャリッジ31を移動させながら、記録ヘッド30に、形成すべき画像に対応したインク液滴の吐出動作を実行させる。このようにして、CPU71は、記録位置にある用紙Pの領域に、処理対象ジョブに対応した画像を形成(印刷)する。
尚、記録ヘッド30は、主走査方向(ライン方向)とは垂直な副走査方向(用紙Pの搬送方向)に複数のノズルを有し、副走査方向に、複数ドット分の画像を形成可能な構成にされている。従って、一度の記録ヘッド30の走査で、用紙Pには、副走査方向に所定幅分の画像が形成される。以下では、この所定幅分を、「1パス分」と表現する。
このようにして、1パス分の印刷処理(S260)が終了すると、CPU71は、S270に移行し、印刷ジョブの追加登録又は取消し動作が上記ジョブ管理処理にて行われたか否かを判断し(S270)、印刷ジョブの追加登録及び取消し動作のいずれもが行われていないと判断すると(S270でNo)、S280に移行する。
また、S280では、印刷対象の用紙Pに対する最終ラインの画像印刷が完了したか否かを判断し、最終ラインの画像印刷が完了したと判断すると(S280でYes)、S300に移行し、最終ラインの画像印刷が完了していないと判断すると(S280でNo)、S290に移行する。
また、S290に移行すると、CPU71は、搬送制御部85bを起動して、搬送制御部85bにLFモータ20を駆動させ、搬送ローラ21及び排紙ローラ41に、搬送ローラ21又は排紙ローラ41が挟持している用紙Pを、搬送路下流に、所定量搬送させる。このようにして、1パス分の用紙搬送を実現する。
具体的に、ここでは、搬送制御部85bに、予め設定された目標搬送速度Vpに対応する速度で、LFモータ20を回転させて、1パス分の距離D、用紙Pを、搬送路下流に搬送させる。本実施例では、用紙Pを、搬送ローラ21又は排紙ローラ41にて強固に挟持するので、搬送制御部85bを通じたLFモータ20の駆動により、用紙Pは、LFモータ20の回転速度に比例した速度で、LFモータ20の回転量に比例した距離搬送される。
図6(a)は、S290での用紙Pの搬送態様を表した説明図であり、図6(b)は、目標搬送速度Vpで搬送制御部85bにLFモータ20を駆動させたときに実現される搬送速度Vの軌跡を表したグラフであり、図6(c)は、用紙Pが所定量D搬送されるときの位置軌跡を表したグラフである。
図6(b)(c)に示すように、本実施例では、目標搬送速度Vpで用紙Pを搬送する場合、滑らかに、用紙Pを目標搬送速度Vpまで加速し、その後、距離D移動した時点で用紙Pが停止するように、滑らかに用紙Pを減速させて、用紙Pを距離D移動させる。
このようにして、1パス分の用紙搬送動作が完了すると、CPU71は、S260に移行し、上記用紙Pの送り出しにより、新たに記録位置に配置された用紙Pの領域に対し、1パス分の印刷処理を実行する。その後、S270に移行する。このようにして、本実施例では、所定量ずつ用紙を記録位置へ送り出すと共に、用紙を送り出す度、記録ヘッド30を走査し、用紙Pの上記所定量分の領域に、印刷対象データに基づく画像を形成することにより、画像形成動作を実現し、用紙Pに一連の画像を形成する。
そして、最終ラインの画像印刷が完了すると(S280でYes)、S300に移行し、搬送制御部85bに、LFモータ20を駆動させて排紙ローラ41を回転させ、印刷後の用紙Pを排紙させる。
また、排紙が完了すると、CPU71は、処理対象ジョブが完了したか否かを判断し(S310)、処理対象ジョブが完了していないと判断すると(S310でNo)、S250に移行して、新たな用紙を、給紙トレイ3から搬送して頭出しし、その後、1パス分の印刷処理及び用紙搬送動作を交互に繰返し実行することにより、画像形成動作を実現して、新たな用紙に対し、処理対象ジョブに対応した画像を形成する。
一方、S310で処理対象ジョブが完了したと判断すると(S310でYes)、CPU71は、S320に移行し、キューに未処理の印刷ジョブが登録されているか否かを判断する。そして、未処理の印刷ジョブが登録されていると判断すると(S320でYes)、キューに登録された未処理の印刷ジョブのうち、先頭の印刷ジョブを、新たに処理対象ジョブに設定して(S330)、S250に移行する。
そして、S250では、新たな用紙を、給紙トレイ3から搬送して頭出しし、この後には、1パス分の印刷処理及び用紙搬送動作を交互に繰返し実行することにより、上記新たに処理対象ジョブに設定した印刷ジョブに対応した印刷対象データに基づく画像を、新たな用紙に形成する。
この他、キューに未処理の印刷ジョブが登録されていないと判断すると(320でNo)、CPU71は、当該印刷制御処理を終了し、新たに印刷ジョブが登録されると、再度、印刷制御処理を、S210から開始する。
この他、印刷制御処理の実行中に、ジョブ管理処理にてジョブの追加登録又は取消し動作があると、CPU71は、S270でYesと判断して、S271に移行し、ジョブが追加登録された又は取り消された状態での残り印刷枚数Σを算出する。
例えば、現在の処理対象ジョブを完了するのに必要な現時点での残り用紙枚数が、印刷中の用紙を含めてx枚あり、キューに登録された処理対象ジョブ以外の未処理の印刷ジョブの全てを完了するのに必要な用紙枚数がy枚であるときに、新たに用紙z枚分のジョブが登録された場合には、残り印刷枚数Σとして、Σ=x+y+zを算出する。
また、現在の処理対象ジョブを完了するのに必要な用紙枚数が、印刷中の用紙を含めてx枚あり、キューに登録された処理対象ジョブ以外の未処理の印刷ジョブの全てを完了するのに必要な用紙枚数がy枚であるときに、処理対象ジョブ以外の印刷ジョブであって、用紙z枚分の印刷ジョブが取り消された場合には、残り印刷枚数Σとして、Σ=x+y−zを算出する。
この他、現在の処理対象ジョブを完了するのに必要な用紙枚数が、印刷中の用紙を含めてx枚あり、キューに登録された処理対象ジョブ以外の未処理の印刷ジョブの全てを完了するのに必要な用紙枚数がy枚であるときに、処理対象ジョブが取り消された場合には、残り印刷枚数Σとして、Σ=yを算出する。
このようにして、S271では、残り印刷枚数Σを更新する。また、S271での処理を終えると、CPU71は、S273に移行し、S230での処理と同様に、LFモータ20の温度を表す温度情報を、温度センサ27から取得し、当該温度情報が示すLFモータ20の現在温度Tnについて、基準温度Tsとの温度差ΔT=Ts−Tnを算出する。
また、温度差ΔTを算出すると、S275に移行し、S240での処理と同様、上記算出した温度差ΔTと、残り印刷枚数Σとから、関数f(ΔT,Σ)を用いて、目標搬送速度Vpを算出し、目標搬送速度Vpを算出値に再設定する(S275)。
また、この処理を終えると、CPU71は、S277に移行し、現在処理対象ジョブに設定されている印刷ジョブの取消し動作がジョブ管理処理にて行われたか否かを判断し、現在処理対象ジョブに設定されている印刷ジョブの取消し動作がジョブ管理処理にて行われたと判断すると(S277でYes)、S279に移行して、搬送制御部85bに、LFモータ20を駆動させることにより、排紙ローラ41を回転させて、印刷後の用紙を排紙する。その後、S320に移行する。
一方、上記取消し動作が行われていないと判断すると(S277でNo)、CPU71は、S280に移行する。そして、最終ラインの画像印刷が完了していないと判断すると(S280でNo)、S290に移行し、再設定された目標搬送速度Vpに対応する速度で、搬送制御部85bにLFモータ20を回転させて、搬送ローラ21又は排紙ローラ41に、1パス分の距離D、用紙Pを搬送路下流に搬送させる。本実施例では、このようにして、印刷ジョブの追加登録又は取消し動作が行われ、キューに登録された印刷ジョブの全てを完了するのに必要な仕事量が変化する度、残り印刷枚数Σを算出し、目標搬送速度Vpを再設定して、全てのジョブが完了する前に、LFモータ20の温度が基準温度Tsを超えないようにする。
尚、図7(a)は、印刷ジョブの追加登録や取消し動作がない場合の目標搬送速度Vpの設定態様とLFモータ20の温度変化の態様を概略的に示したグラフであり、図7(b)は、印刷制御処理の開始後に、印刷ジョブの追加登録があった場合の目標搬送速度Vpの設定態様とLFモータ20の温度変化の態様を概略的に示したグラフである。
例えば、印刷制御処理を開始する契機となった印刷ジョブ登録が、用紙31枚分の印刷対象データについての印刷ジョブ登録である場合、CPU71は、図7(a)に示すように、印刷制御処理開始時のモータ温度T1と基準温度Tsとの温度差ΔT=Ts−T1と、その時の残り印刷枚数Σ=31と、を入力パラメータとして、上述の関数f(ΔT,Σ)により目標搬送速度Vpを設定し、当該目標搬送速度Vpで、用紙Pを記録位置へ所定量ずつ搬送する。
このようにして、本実施例では、印刷ジョブが完了する前に、LFモータ20の温度が基準温度Tsに到達しないようにしつつも、印刷ジョブが完了した時点で、LFモータ20の温度が基準温度Tsに到達するようにする。即ち、本実施例では、印刷ジョブが完了する前にLFモータ20の温度が許容温度の上限Tp(=Ts+α)を超えない範囲で、最大限高速に、用紙を搬送する。尚、値αは、モータ温度の制御誤差によって定められるものとする。
一方、上記用紙31枚分の印刷ジョブ登録を契機として印刷制御処理を開始し、その印刷ジョブの処理中に、新たな印刷ジョブが追加された場合には、印刷ジョブが追加された時点で、図7(b)に示すように、登録された全てのジョブを処理するのに必要な用紙枚数を、残り印刷枚数Σとして算出し、算出した残り印刷枚数Σと、そのときのLFモータ20の温度T2と基準温度Tsとの差ΔT=Ts−T2と、に基づいて、関数f(ΔT,Σ)により目標搬送速度Vpを再設定し、再設定後には、当該再設定後の目標搬送速度Vpで、用紙Pを記録位置へ所定量ずつ搬送する。
例えば、最初の印刷ジョブを用紙20枚分処理した時点で、新たに用紙10枚分の印刷ジョブが追加された場合には、その時点での残り印刷枚数がΣ=11+10=21となるので、Σ=21と、ΔT=Ts−T2を入力パラメータとして、関数f(ΔT,Σ)により目標搬送速度Vpを再設定し、当該再設定後の目標搬送速度Vpで、用紙Pを記録位置へ所定量ずつ搬送する。
このようにして、本実施例では、印刷ジョブが追加された場合でも、追加された印刷ジョブを含めた全ての印刷ジョブが完了する前に、LFモータ20の温度が許容温度の上限Tpを超えないようにする。
尚、本実施例では、このようにして、LFモータ20の負荷を変化させるため、LFモータ20が許容温度の上限Tpを超える可能性は低い。しかしながら、上限Tpを超えてLFモータ20を駆動すると、故障の原因となるため、本実施例では、印刷制御処理の実行期間中、CPU71にて常時繰返し、温度監視処理を実行する。これにより、LFモータ20の温度が上限Tpを超えた場合に、印刷制御処理の実行を一時中断する。
図8は、印刷制御処理の実行期間中に、CPU71が繰返し実行する温度監視処理を表すフローチャートである。図8に示すように、CPU71は、温度監視処理を開始すると、まず、温度センサ27により検出されたLFモータ20の温度を表す温度情報を、温度センサ27から取得する(S410)。
その後、取得した上記温度情報に基づき、LFモータ20の温度が上限Tpを超えているか否かを判断し(S420)、上限Tpを超えていると判断すると(S420でYes)、S430に移行して、並列実行中の印刷制御処理の実行を一時中断する。そして、所定時間待機し(S440)、所定時間が経過すると(S440でYes)、先に中断した印刷制御処理の実行を再開した後(S450)、当該、温度監視処理を一旦終了する。その後、再び、S410から処理を開始する。
一方、LFモータ20の温度が上限Tpを超えていないと判断すると(S420でNo)、CPU71は、S430〜S450の処理をスキップして、当該温度監視処理を一旦終了する。その後、再び、S410から処理を開始する。
このようにして、本実施例では、LFモータ20の温度が許容温度の上限Tpを超えた時点で、一旦LFモータ20の駆動を止めて、LFモータ20が冷えるまで、所定時間待機し、LFモータ20が高温で動作することにより発生する故障等の問題を回避する。
尚、本実施例では、印刷制御処理の実行に際して、他にCRモータ33を駆動するので、印刷ジョブの量が多いと、LFモータ20と同様に、CRモータ33についても許容温度の上限を超える可能性がある。
しかしながら、キャリッジ31の搬送速度については、用紙に印刷すべき画像の解像度とインク液滴の吐出速度との関係から柔軟に変更することができないため、本実施例では、モータ温度によりCRモータ33の回転速度を変更しないこととする。このようにしても、印刷ジョブを処理するに際して起こるCRモータ33の温度上昇は、基本的にLFモータ20の温度上昇の程度よりも軽いため、本実施例のようにLFモータ20を制御すれば、モータ温度の上昇により印刷制御処理を中断せざるを得なくなるのを、従来より抑えることができる。
尚、本発明の画像形成機構は、本実施例において、給紙トレイ3から用紙を送出する給紙ローラ11と、給紙ローラ11から給紙された用紙を挟持して搬送する搬送ローラ21、ピンチローラ22、排紙ローラ41、及び、ピンチローラ42と、これらローラを回転させるLFモータ20と、記録ヘッド30を主走査方向に搬送するキャリッジ31及びキャリッジ31を駆動するCRモータ33とを主に含むインクジェットプリンタ1の画像形成に係る機械的な構造に相当する。
また、登録手段は、CPU71が実行するジョブ管理処理にて実現され、制御手段は、CPU71が実行する印刷制御処理にて実現されている。また、枚数検出手段は、S220,S271の処理にて実現され、温度情報取得手段は、S230,S273の処理にて実現され、設定手段は、S230,S273,S240,S275の処理にて実現されている。
[第二実施例]
続いては、第二実施例のインクジェットプリンタ1について説明する。第二実施例のインクジェットプリンタ1は、CPU71が実行する印刷制御処理の内容が、第一実施例のインクジェットプリンタ1と異なる程度であり、その他の構成については、第一実施例のインクジェットプリンタ1と基本的に同一であるので、以下では、第二実施例の説明として、CPU71が実行する印刷制御処理の内容を、説明するに留める。
図9は、第二実施例において、CPU71が実行する印刷制御処理を表すフローチャートである。図9に示す印刷制御処理を開始すると、CPU71は、まず、キューに登録された先頭印刷ジョブを、処理対象ジョブに設定する(S510)。また、この処理を終えると、S520に移行し、給紙制御部85aを起動して、給紙制御部85aに給紙ローラ11を駆動させ、給紙ローラ11に、給紙トレイ3に載置された用紙Pを、1枚分離させて、この用紙Pの先頭を、搬送ローラ21とピンチローラ22との接点SP1まで搬送させる。このようにして、搬送ローラ21への給紙動作を実現する。
また、CPU71は、接点SP1に用紙Pが搬送されると、搬送制御部85bを起動して、搬送制御部85bに搬送ローラ21を駆動させて、搬送ローラ21に、接点SP1まで搬送されてきた用紙Pを、搬送ローラ21より搬送路下流側に取り込ませ、用紙Pにおける印刷開始地点が記録位置に到達するまで、搬送ローラ21に、用紙Pを搬送させる。即ち、S520では、用紙Pの給紙・頭出し動作を実現する。尚、給紙・頭出し動作時の用紙搬送速度は、LFモータ20の温度Tnに依らず予め固定化されているものとする。
また、このようにして、用紙Pの頭出し動作を完了すると、CPU71は、S530に移行して、1パス分の印刷処理を実行し、記録位置にある印刷対象用紙Pの領域に、処理対象ジョブに対応した印刷対象データに基づく画像を形成する。即ち、S530では、ヘッド/モータ制御部80に指令入力して、キャリッジ制御部83を起動し、キャリッジ制御部83にCRモータ33を駆動させ、キャリッジ31を主走査方向に移動させると同時に、ヘッド制御部81を通じて記録ヘッド30を駆動し、キャリッジ31を移動させながら、記録ヘッド30に、形成すべき画像に対応したインク液滴の吐出動作を実行させる。
このようにして、1パス分の印刷処理(S530)が終了すると、CPU71は、S540に移行し、処理対象ジョブの取消し動作が上記ジョブ管理処理にて行われたか否かを判断する。そして、取消し動作が行われたと判断すると(S540でYes)、搬送ローラ21又は排紙ローラ41に挟持されている印刷対象の用紙Pを排紙し(S545)、その後、S600に移行する。
一方、S540にて、処理対象ジョブの取消し動作が行われていないと判断すると(S540でNo)、CPU71は、S550に移行し、印刷対象の用紙Pに対する最終ラインの画像印刷が完了したか否かを判断する。そして、最終ラインの画像印刷が完了したと判断すると(S550でYes)、S580に移行し、最終ラインの画像印刷が完了していないと判断すると(S550でNo)、S560に移行する。
また、S560に移行すると、CPU71は、図10に示す目標搬送速度設定処理を実行し、目標搬送速度Vpを設定する。尚、図10は、CPU71が実行する目標搬送速度設定処理を表すフローチャートである。
S560で目標搬送速度設定処理を開始すると、CPU71は、まず、S710にて、LFモータ20の温度を表す温度情報を、ヘッド/モータ制御部80を通じて、温度センサ27から取得する。そして、温度センサ27から取得した温度情報が示すLFモータ20の現在温度Tnが予め定められた第一基準温度Ts1以下であるか否かを判断する(S720)。
そして、LFモータ20の温度Tnが第一基準温度Ts以下であると判断すると(S720でYes)、CPU71は、LFモータ20が、温度Ts1以下の温度領域(第一温度領域)にあるとして、目標搬送速度Vpを、予め第一温度領域に対して定められた第一速度Vp1に設定する(S725)。その後、当該目標搬送速度設定処理を終了する。
一方、LFモータ20の温度Tnが第一基準温度Tsより高いと判断すると(S720でNo)、S730に移行し、LFモータ20の温度Tnが第二基準温度Ts2以下であるか否かを判断する。尚、本実施例では、第二基準温度Ts2として、第一基準温度Ts1よりも高い値であって、LFモータ20の許容温度の上限Tpよりも所定量低い値が、設計者により予め定められているものとする(Tp>Ts2>Ts1)。
そして、LFモータ20の温度Tnが第二基準温度Ts2以下であると判断すると(S730でYes)、CPU71は、LFモータ20が、Ts1<Tn≦Ts2の温度領域(第二温度領域)にあるとして、目標搬送速度Vpを、予め第二温度領域に対して定められた第二速度Vp2に設定する(S735)。その後、当該目標搬送速度設定処理を終了する。尚、第二速度Vp2は、第一速度Vp1よりも低い値に予め定められているものとする。
この他、CPU71は、LFモータ20の温度Tnが第二基準温度Ts2よりも高いと判断すると(S730でNo)、LFモータ20が、温度Ts2よりも高い温度領域(第三温度領域)にあるとして、目標搬送速度Vpを、予め第三温度領域に対して定められた第三速度Vp3に設定する(S740)。尚、第三速度Vp3は、下記の条件を満足するようにして、第二速度Vp2よりも低い値に、設計段階で予め定められるものとする。
即ち、本実施例では、室温が所定温度(例えば摂氏23度)であるという条件の元で、LFモータ20を駆動して印刷ジョブを継続的に処理しても、LFモータ20での発熱量と拡散量が一致して、LFモータ20の温度が上昇しない速度を実験的に求め、これを第三速度Vp3に定める。
S740で、上記のように定められた第三速度Vp3を、目標搬送速度Vpに設定すると、CPU71は、当該目標搬送速度設定処理を終了する。また、このようにして、S560での目標搬送速度設定処理を終了すると、CPU71は、S570に移行する。
S570に移行すると、CPU71は、搬送制御部85bに、S560で設定された目標搬送速度Vpに対応する速度で、LFモータ20を回転させ、LFモータ20の駆動力を受けて回転する搬送ローラ21又は排紙ローラ41の当該回転動作にて、1パス分の距離D、印刷対象の用紙Pを、搬送路下流に搬送する。
また、1パス分の用紙搬送動作が終了すると、CPU71は、S530に移行して、1パス分の印刷処理を実行することにより、記録ヘッド30を通じて、新たに記録位置に送り出された用紙Pの領域に、処理対象ジョブに対応する画像を形成する。その後、S540に移行する。このようにして、インクジェットプリンタ1では、用紙Pを所定量送出しては、所定量分の画像を用紙Pに印刷することにより、用紙Pに一連の画像を形成する。
そして、最終ラインの画像印刷が完了したと判断すると(S550でYes)、S580に移行し、搬送ローラ21又は排紙ローラ41に挟持されている印刷対象の用紙Pを排紙する。その後、S590に移行する。
また、S590に移行すると、CPU71は、処理対象ジョブが完了したか否かを判断し、処理対象ジョブが完了していないと判断すると(S590でNo)、S520に移行して、新たな用紙を、給紙トレイ3から搬送して頭出しし、その後、1パス分の印刷処理及び用紙搬送動作を、目標搬送速度設定処理を挟みながら交互に繰返し実行することにより、上記新たな用紙に対して処理対象ジョブに対応した画像を形成する。
一方、S590で処理対象ジョブが完了したと判断すると(S590でYes)、CPU71は、S600に移行し、キューに未処理の印刷ジョブが登録されているか否かを判断し、未処理の印刷ジョブが登録されていると判断すると(S600でYes)、キューに登録された未処理の印刷ジョブのうち、先頭の印刷ジョブを、新たに処理対象ジョブに設定する(S610)。その後、S520に移行して後続の処理を実行することにより、上記新たに設定した処理対象ジョブに対応した画像を、新たな用紙に形成する。
また、キューに未処理の印刷ジョブが登録されていないと判断すると(S600でNo)、CPU71は、当該印刷制御処理を終了する。そして、新たに印刷ジョブが登録されると、再度、図9に示す印刷制御処理を、S510から開始する。
以上に第二実施例の印刷制御処理について説明したが、第二実施例では、上述したように、区分化された第一〜第三温度領域の夫々に対し、目標搬送速度Vpとして設定されるべき速度Vp1,Vp2,Vp3を、高温域ほど回転速度が低くなるように、定めて、印刷制御処理をプログラムコード化し、印刷制御処理では、図11に示すように、LFモータ20の温度領域に応じて、目標搬送速度Vpを定めて、用紙搬送動作を実現するようにした。図11は、目標搬送速度Vpの設定態様と、LFモータ20の温度の変化態様とを概略的に示したグラフである。
従って、本実施例によれば、LFモータ20の温度が上限Tpを超えることで、温度監視処理にて、印刷制御処理が中断されないように、モータ温度に応じて適切な目標搬送速度Vpを設定することができ、LFモータ20が高温になり印刷を中断せざるをえなくなるのを極力抑えて、印刷ジョブを、迅速に処理することができる。
特に、本実施例では、最も高温の温度領域である第三温度領域にLFモータ20の温度が到達したとき、それ以上、LFモータ20の温度が上昇しないような目標搬送速度Vp=Vp3を設定する。従って、本実施例によれば、LFモータ20の温度が上限Tpを超えることで、温度監視処理にて、印刷制御処理が中断されるのを、ジョブの量に依らず、可能な限り抑えることができる。従って、本実施例によれば、印刷が一旦中断されることにより、ユーザに不満が生じるのを、従来のものより大幅に抑えることができる。
また、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。例えば、本発明は、プリンタ装置によらず、複写機等にも適用することができる。また、上記実施例では、温度センサ27によりモータ温度を検出するようにしたが、温度情報は、モータの駆動量や停止時間に基づき計算でモータ温度を推定して、得てもよい。
インクジェットプリンタ1の構成を表す断面図である。 インクジェットプリンタ1の電気的構成を表すブロック図である。 CPU71が実行するジョブ管理処理を表すフローチャートである。 CPU71が実行する印刷制御処理を表すフローチャートである。 ΔT/Σと目標搬送速度Vpとの関係を概略的に記したグラフである。 用紙Pの搬送態様及び搬送速度軌跡及び位置軌跡を記した説明図である。 目標搬送速度Vpの設定態様とモータ温度の変化態様とを概略的に記したグラフである。 CPU71が実行する温度監視処理を表すフローチャートである。 CPU71が実行する第二実施例の印刷制御処理を表すフローチャートである。 CPU71が実行する目標搬送速度設定処理を表すフローチャートである。 第二実施例における目標搬送速度Vpの設定態様とモータ温度の変化態様とを概略的に記したグラフである。
符号の説明
1…インクジェットプリンタ、3…給紙トレイ、10…給紙ユニット、11…給紙ローラ、20…LFモータ、21…搬送ローラ、22,42…ピンチローラ、25…ロータリーエンコーダ、27…温度センサ、30…記録ヘッド、31…キャリッジ、33…CRモータ、35…リニアエンコーダ、41…排紙ローラ、71…CPU、79…インタフェース、80…ヘッド/モータ制御部、81…ヘッド制御部、83…キャリッジ制御部、85…LFモータ制御部、85a…給紙制御部、85b…搬送制御部

Claims (2)

  1. 記録シートを挟持して搬送するローラと、前記ローラを回転させるためのモータと、を内蔵し、前記モータの駆動力により前記ローラを回転させ、前記ローラの回転により記録シートを所定の記録位置に搬送して、当該記録位置で記録シートに画像を形成する画像形成機構を備えた画像形成装置であって、
    外部からの指令入力に基づき、ジョブを登録する登録手段と、
    前記画像形成機構を制御し、前記画像形成機構に、前記登録手段により登録されたジョブに対応した画像を、記録シートに形成させることによって、前記登録されたジョブを処理する制御手段と、
    前記登録手段により登録されたジョブの処理が全て完了するまでに必要な記録シートの枚数を検出する枚数検出手段と、
    前記画像形成機構が内蔵する前記モータの温度情報を取得する温度情報取得手段と、
    前記画像形成機構が内蔵する前記モータの回転速度を、前記温度情報取得手段が取得した温度情報と、前記枚数検出手段により検出された前記枚数の情報と、に基づき、設定する設定手段と、
    を備え、
    前記設定手段は、前記温度情報取得手段が取得した温度情報が示すモータ温度と、予め定められたモータ温度の上限値との温度差ΔTを算出し、前記温度差ΔTと、前記枚数検出手段により検出された前記枚数Nと、に基づき、前記温度差ΔTを前記枚数Nで除算した値ΔT/Nが小さいほど、前記モータの回転速度を低い値に設定し、前記値ΔT/Nが大きいほど、前記モータの回転速度を高い値に設定する構成にされ、
    前記制御手段は、前記設定手段により設定された回転速度で、前記モータを回転させて、前記画像形成機構に、前記登録手段により登録されたジョブに対応した画像を、記録シートに形成させる構成にされていること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記登録手段は、複数のジョブを登録可能な構成にされ、
    前記枚数検出手段は、前記登録手段にて新たなジョブが登録される度に作動し、作動時点から前記登録手段により登録されたジョブの処理が全て完了するまでに必要な記録シートの残り枚数を検出する構成にされ、
    前記設定手段は、前記登録手段にて新たなジョブが登録される度、前記モータの回転速度を、前記温度情報取得手段が取得した温度情報が示すモータ温度及び前記枚数検出手段により検出された枚数に応じた前記回転速度に設定する構成にされていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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