JP4387013B2 - リムレスフレーム取付孔検出装置及びその玉型形状測定装置 - Google Patents

リムレスフレーム取付孔検出装置及びその玉型形状測定装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、リムレスフレームのデモレンズに設けられたフレーム取付孔の位置を検出するためのリムレスフレーム取付孔検出装置およびリムレスフレームのデモレンズの玉型形状を測定するための玉型形状測定装置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来から、例えば特開平7−112355号に記載されているように、リムレスメガネのデモレンズの玉型形状を測定するための測定装置が知られている。
【0003】
しかしながら、リムレスメガネのリムレスフレームをデモレンズに取り付けるために、仕上加工後の眼鏡レンズのフレーム取付孔の位置を知るには、デモレンズと仕上加工後の眼鏡レンズとを重ね合わせ、デモレンズに設けられたフレーム取付孔の位置を眼鏡レンズの屈折面上にマークしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、往々にして、仕上加工後の眼鏡レンズのレンズカーブとデモレンズのカーブとが一致しない場合、この不一致のためにリムレスメガネのデモレンズのフレーム取付孔位置を正確に知ることができなかった。
【0005】
そこで、本発明は、デモレンズと眼鏡レンズとを重ねてデモレンズのフレーム取付孔を眼鏡レンズにマークするような作業をすることなく、デモレンズのフレーム取付孔位置を簡易且つ正確に迅速に求めることができるリムレスフレーム取付孔検出装置及びリムレスフレームの玉型形状測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、請求項1の発明は、リムレスメガネのデモレンズの周縁部に設けられたフレーム取付孔の位置を検出するためのリムレスフレーム取付孔検出装置であって、前記フレーム取付孔に取り付けたときに周縁部の一部が前記デモレンズ周縁から突出する大きさの取付孔位置測定用部材と、前記取付孔位置測定用部材を含む前記デモレンズの周縁部形状を測定したときの取付孔位置測定用玉型形状情報及び前記デモレンズの玉型形状情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記玉型形状情報及び取付孔位置測定用玉型形状情報からデモレンズのフレーム取付孔位置を求める演算手段とを有するリムレスフレーム取付孔検出装置としたことを特徴とする。
【0007】
また、上記目的を達成するため、請求項2の発明は、リムレスメガネのデモレンズの周縁部に設けられたフレーム取付孔の位置を検出するためのリムレスフレームの玉型形状測定装置であって、取付軸を有し且つ該取付軸を前記フレーム取付孔に取り付けたときに周縁部の一部が前記デモレンズの周縁から突出する大きさの取付孔位置測定用部材と、前記デモレンズの周面に当接しながら周方向に移動させられ、且つ前記取付孔位置測定用部材が前記フレーム取付孔に取り付けられている場合には前記デモレンズの周縁及び前記取付孔位置測定用部材の前記デモレンズ周縁から突出する突出部に当接しながら移動する接触子と、前記接触子の位置を検出するための位置検手段と、前記位置検出手段からの位置検出信号から前記デモレンズの玉型形状情報又は前記取付孔位置測定用部材の前記突出部の形状を含む取付孔位置測定用玉型形状情報を求めた後、前記玉型形状情報と前記取付孔位置測定用玉型形状情報とを比較して、前記デモレンズのフレーム取付孔位置を求める演算手段とを有するリムレスフレームの玉型形状測定装置としたことを特徴とする。
【0008】
更に、請求項3の発明は、前記取付孔位置測定用部材の取付軸は先端に向かうに従って先細りのテーパ状に形成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる眼鏡フレームの玉型形状測定装置眼鏡の実施の形態を図面を基に説明する。
【0010】
図2(a)において、1はフレーム形状測定装置(玉型形状測定装置)、2はフレーム形状測定装置1からの眼鏡用形状データを基に被加工レンズを眼鏡レンズの形状に研削加工する玉摺機(レンズ周縁加工装置)である。
(1)フレーム形状測定装置1
玉型形状測定装置であるフレーム形状測定装置1は、図4に示した様に、上面10aの中央に開口10bを有する測定装置本体10と、測定装置本体10の上面10aに設けられたスイッチ部11を有する。このスイッチ部11には、左右の測定モード切り換え用のモード切換スイッチ12,測定開始用のスタートスイッチ13,及びデータ転送用の転送スイッチ14を有する。
【0011】
また、フレーム形状測定装置1は、図4に示した様な眼鏡Mの眼鏡枠(メガネフレーム)MFの左右のレンズ枠LF,RFを保持する眼鏡枠(メガネフレーム)保持機構(保持手段)15,15´及びその操作機構16を有すると共に、図7に示した様な測定部移動機構100及びこの測定部移動機構100に支持されたフレーム形状測定部(フレーム形状測定手段)200を玉型形状測定測定手段として有する。
【0012】
この測定部移動機構100はフレーム形状測定部(玉型形状測定部)100を眼鏡枠保持機構15,15´間で移動させるものであり、フレーム形状測定部200は眼鏡枠MF即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)の形状測定を行わせるものである。そして、これら眼鏡枠保持機構15,15´,操作機構16,測定部移動機構100,フレーム形状測定部200等は測定装置本体10内に設けられている。
【0013】
尚、図7において、101は測定装置本体10の下部内に配設されたシャーシである。また、図5中、17,18はシャーシ101に図示しない部分で上下に向けて固定され且つ互いに平行に設けられた支持枠、19は支持枠18の外面(支持枠17とは反対側の面)に突設された係止ピン、20は支持枠18の上端部に設けられた円弧状スリット、21,22は支持枠17,18に設けられた取付孔である。この取付孔22は円弧状スリット20と係止ピン19との間に位置させられ、円弧状スリット20は取付孔22と同心に設けられている。
<操作機構16>
操作機構16は、支持枠17,18の取付孔21,22に回転自在に保持された操作軸23と、操作軸23の一端部(支持枠18側の端部)に固定された従動ギヤ24と、支持枠18及び測定装置本体10の正面10cを貫通する回転軸25と、回転軸25の一端部に固定され(又は一体に設けられ)且つ従動ギヤ24に噛合する駆動ギヤ26と、回転軸25の他端部に取り付けられた操作レバー27を有する。図中、23aは操作軸23に設けた偏平部で、この偏平部23aは操作軸23の両端部近傍まで設けられている。
【0014】
尚、測定装置本体10には上面10a及び正面10cに跨る凹部28が形成され、この凹部28の上面には円弧状の突部29が形成され、上面10aには突部29の左右に位置させて「開」,「閉」が付されている。そして、凹部28の正面に上述した操作レバー27が配設され、操作レバー27の上端部に設けられた折曲部すなわち指示部27aが突部29上を移動するようになっている。
【0015】
また、従動ギヤ24と係止ピン19との間には、枠保持(上述の「閉」に対応)及び枠保持解除(上述の「開」に対応)を行わせる2位置保持機構(2位置保持手段)30が設けられている。
【0016】
この2位置保持機構30は、上述の円弧状スリット20と、従動ギヤ24の側面に突設され且つ円弧状スリット20を貫通する可動ピン31と、可動ピン31と係止ピン19との間に介装されたスプリング(引っ張りコイルバネ)32を有する。この円弧状スリット20は、上述の様に取付孔22と同心となっているので、従動ギヤ24,操作軸23とも同心となっている。この為に、可動ピン31は、スプリング32の引張力により円弧状スリット20の両端部20a,20bのいずれか一方に保持されることになる。
【0017】
更に、操作機構16は、操作軸23の長手方向に移動可能に且つ周方向に僅かに相対回転可能に保持された一対の筒軸33,33を有する。この筒軸33内の切円状挿通孔33aの偏平部33bと操作軸23の偏平部23aとの間には図5(b),(c)に示した様に僅かな間隙Sが形成されている。この筒軸33,33には自己の弾性力により伸縮可能な弾性部を有する紐状体34(図5(a)では一方のみを図示)がそれぞれ取り付けられている。この紐状体34は、筒軸33に一端部が固定されたスプリング(弾性部)35と、スプリング35の他端部に連設されたワイヤ36を有する。
<枠保持機構15,15´>
この枠保持機構15,15´は同じ構造であるので、枠保持機構15についてのみ説明する。
【0018】
枠保持機構15は、水平方向に移動可能に且つ互いに相対接近・離反可能に測定装置本体10内に保持された一対の可動枠37,37を有する。この各可動枠37は、水平板部38と、この水平板部38の一端部に上下に向けて連設された鉛直板部39からL字状に形成されている。そして、鉛直板部39には筒軸33が回転自在に且つ軸方向には移動不能に保持されている。
【0019】
また、枠保持機構15は、図6に示した様に可動枠37,37の水平板部38,38間に介装された引っ張りコイルスプリング40と、水平板部38の先端縁部の中央に固定された支持板41と、支持板41の水平板部38上方に突出する部分と鉛直板部39との間に配設されたツメ取付板42を有する。このツメ取付板42は、一側部42aの軸状の支持突部42cを中心に回動可能に支持板41と鉛直部39に保持されている。尚、ツメ取付板42の後部側の軸状の支持突部の図示は省略してある。
【0020】
このツメ取付板42の他側部42bの先端には軸状で先細りテーパ状の保持ツメ43が突設され、ツメ取付板42の他側部の後端部には軸状の保持ツメ44の後端部が支持軸45で回動可能に保持されている。この保持ツメ44は、基部44aが図5(d)に示した様に方形板状に形成され且つ先端部が先細りテーパ状に形成されていると共に、支持軸45を中心に回動して、保持ツメ43に対して相対接近・離反するようになっている。しかも、保持ツメ44の先端部とツメ取付板42とは、支持軸45に捲回した図示しないトーションスプリングで常時開く方向にバネ付勢されている。
【0021】
更に、鉛直板部39には、保持ツメ44の上方に位置させて、L字状の係合ツメ46が突設されている。この係合ツメ46の先端部の下方に延びるエッジ状爪部46aは保持ツメ44に係合させられている。これにより、ツメ保持板42の他側部42bが一側部42aを中心に上方に回動させられると、保持ツメ43,44の間隔がトーションスプリング(図示せず)にバネ力に抗して狭められる様になっている。なお、図5(d)に示すように、係合ツメ46のエッジ状爪部46aは、保持ツメ44の略中央部に係合する。また、係合ツメ46と筒軸33との間には、鉛直板部39に回転自在に保持させたアイドルプーリ47が配設されている。このアイドルプーリ47には上述したワイヤ36が支持され、ワイヤ39の端部が両側部42a,42b間に位置させてツメ取付板42に固定されている。
【0022】
また、各可動枠37,37は対向部側が図4,図6に示したフレームガイド部材48でカバーされている。このフレームガイド部材48は、水平板部38の先端に固定された鉛直板部48aと、鉛直板部39の上端に固定された水平板部48bと、板部48a,48bが連設するコーナに連設され且つ水平板部48b側に傾斜する傾斜ガイド板部48cを有する。そして、鉛直板部48aには保持ツメ43,44に対応して開口48dが形成され、保持ツメ44は開口48dから突出させられている。また、保持ツメ43の先端部は、保持ツメ44,43が図6(a),(b)の如く最大に開いている状態では、開口48d内に位置するようになっている。
【0023】
この様な構成において、フレームガイド部材48,48の傾斜ガイド板部48c,48cは、上端に向うにしたがって互いに開く方向に傾斜している。従って、眼鏡(メガネ)の眼鏡枠(メガネフレーム)MFを図6(a)の如く傾斜ガイド板部48c,48c間に配設して、眼鏡枠MFをコイルスプリング40のバネ力に抗して上から押し下げると、傾斜ガイド板部48c,48cのガイド作用により、フレームガイド部材48,48の間隔が広げられて、眼鏡枠MF即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)が保持ツメ43,43上まで移動させられて保持ツメ43,43に係止される。
【0024】
この様な状態において、操作レバー27を「開」位置から「閉」位置に回動操作すると、この回動が回転軸25,ギヤ26,24,操作軸23を介して筒軸33に伝達されてスプリング35の一部が筒軸33に捲回されることにより、スプリング35に連設されたワイヤ36を介してツメ取付板42が一側部42aを中心に上方に回動させられ、保持ツメ43,44の間隔が図6(c)の如く狭められて、眼鏡枠MF即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)が図6(c)の如く保持ツメ43,44間に保持される。この位置では、可動ピン31が円弧状スリット20下端部20aにスプリング32のバネ力により保持されることになる。
【0025】
尚、眼鏡枠MF即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)を保持ツメ43,44間から取り外す場合には、操作レバー27を上述とは逆に操作することにより、各部材が上述とは逆に動作する。
<測定部移動機構100>
この測定部移動機構100は、枠保持機構15,15´の配設方向に間隔をおいてシャーシ101上に固定した支持板102,103と、支持板102,103間の上部に渡架したガイドレール104を有する。尚、このガイドレール104は2本設けられているが、他方の図示は省略している。また、この2本のガイドレール104,(他方図示せず)は、紙面と直交する方向に間隔をおいて平行に配設されている。なお、図7,8は図4の測定部移動機構を概略的に示している。
【0026】
また、測定部移動機構100は、ガイドレール104の延びる方向に移動自在にガイドレール104,(他方図示せず)に保持されたスライドベース105と、ガイドレール104,(他方図示せず)間の下方に位置させて支持板102,102に回転自在に保持された送りネジ106と、送りネジ106を回転駆動する測定部移動用モータ107を有する。
【0027】
尚、送りネジ106はガイドレール104と平行に設けられ、測定部移動用モータ107はシャーシ101に固定されている。しかも、スライドベース105には下方に延びる鉛直板部105aが一体に設けられていて、この鉛直板部105aの図示しない雌ネジ部には送りネジ106が螺着されている。これにより、送りネジ106を回転操作することにより、スライドベース105が図7中左右に移動操作されるようになっている。
【0028】
図7中、108はシャーシ101の左端上に固定された上下に延びる支持板、109は支持板108の上端に左端が固着されたホルダ支持片、110はホルダ支持片109の先端部側面に取り付けられたマイクロスイッチ(センサ)である。このマイクロスイッチ110は、フレーム枠形状(玉型形状)に形成された型板あるいはデモレンズ等の玉型を保持する玉型ホルダ111を検出するために用いられる。なお、このマイクロスイッチ110は図5の支持枠17あるいは18に取り付け、保持ツメ43,44が玉型ホルダ111を保持する際に可動枠37,37が接触することによって、玉型ホルダ111を保持したことを検出してもよい。
【0029】
この玉型ホルダ111は、玉型保持板部111aと、この玉型保持板部111aの一端部に下方に向けて連設された玉型フィラー起立用板部111bとから断面形状がL字状に形成されている。そして、玉型保持板部111aには玉型保持ボス部111cが一体に設けられ、玉型保持ボス部111cには玉型112が保持されている。
【0030】
図7中、113は玉型保持板部111aの他端に保持された固定ネジで、この固定ネジ113により玉型保持板部111aをホルダ支持片109の先端部上に固定すると、玉型保持板部111aがマイクロスイッチ110の感知レバー110aに当って、玉型112の測定可能状態であることが検出される様になっている。
<玉型保持ボス部>
この玉型保持ボス部(玉型保持具取付ボス部)111cは、図14,図15に示したように、ホルダ本体902に一体に形成された治具嵌合用筒部911と、この治具嵌合用筒部911に形成された切欠912,912と、切欠912,912に配設され且つホルダー本体902に一体に設けられた係止爪913,913と、治具嵌合用筒部911内の上部付近に設けられたホルダー本体902と一体の位置決台914と、この位置決台914に設けられた位置決用の突条915を有する。
(玉型保持部)
また、玉型保持ボス部111cには、図16に示した型板保持具(玉型保持具)920又は第17図に示したレンズ保持具930が選択的に保持される。そして、玉型保持ボス部111cとレンズ保持具930とで玉型保持部が構成される。
(型板保持具)
図16に示した型板保持具920は、軸部921と、軸部921の一端に設けられた位置決溝922と、軸部921の他端に設けられたフランジ923と、フランジ923に近接して軸部921の中間部に設けられた環状係止溝924を有する。フランジ923上には、軸部921と同軸の雌ネジ筒925が一体に形成されていると共に、この雌ネジ筒925を挟む位置に配置された位置決ピン926,926が一体に形成されている。また、雌ネジ筒925には固定ネジ927が螺合されるようになっている。
【0031】
この型板保持具920に取り付ける型板Tには、雌ネジ筒925及び位置決ピン926,926に係合する中心孔928及びピン孔929,929が形成されている。そして、型板Tの中心孔928及びピン孔929,929を型板保持具920の雌ネジ筒925及び位置決ピン926,926に挿入して、固定ネジ927を雌ネジ筒925螺合することにより、型板Tは固定ネジ927により片板保持具920に固定される。
【0032】
しかも、係止爪913,913をその弾性力に抗して拡開させながら軸部921を治具嵌合用筒部911に嵌合して、位置決溝922に突条915を係合させると共に、係止爪913,913を環状係止溝924に係合させることにより、型板保持具920を治具嵌合用筒部911に位置決した状態で取り付けることができる。
(レンズ保持具)
図17に示したレンズ保持具930は、軸部931と、軸部931の一端に設けられた位置決溝932と、軸部931の他端に設けられたフランジ933と、フランジ933に近接して軸部931の中間部に設けられた環状係止溝Kを有する。
【0033】
そして、フランジ933上には、両面粘着テープ934を介して眼鏡レンズLが固着されるようになっている。この眼鏡レンズLとしては、モデルレンズやメガネフレームに枠入れされていた実際の眼鏡レンズを含む。
【0034】
しかも、係止爪913,913をその弾性力に抗して拡開させながら軸部931を治具嵌合用筒部911に嵌合して、位置決溝932に突条915を係合させると共に、係止爪913,913を環状係止溝Kに係合させることにより、レンズ保持具930を治具嵌合用筒部911に位置決した状態で取り付けることができる。
<フレーム形状測定部200>
図7に示したフレーム形状測定部200は、スライドベース105を貫通し且つこのスライドベース105に回転自在に保持された回転軸201と、回転軸201の上端部に取り付けられた回転ベース202と、回転軸201の下端部に固定されたタイミングギヤ203と、回転軸201に隣接してスライドベース105上に固定されたベース回転モータ204と、ベース回転モータ204の出力軸204aに固定されたタイミングギヤ205と、タイミングギヤ203,205間に掛け渡されたタイミングベルト206を有する。尚、出力軸204aは、スライドベース105を貫通して下方に突出している。207,208は回転ベース202の両端部に突設された支持板である。
【0035】
また、フレーム形状測定部200は、計測部210と、測定子位置決手段250を有する。
(計測部210)
計測部210は、支持板207,208の上部間に渡架した2本のガイドレール211,(他方図示せず)と、このガイドレール211,(他方図示せず)に長手方向に移動自在に保持された上スライダ212と、上スライダ212の移動方向の一端部を上下に貫通する測定軸213と、測定軸213の下端部に保持されたローラ214と、測定軸213の上端部に設けられたL字状部材215と、L字状部材215の上端に設けられた接触子である測定子(フィラー)216を有する。この測定子216の先端は測定軸213の軸線と一致させられている。尚、この測定軸213は、上スライダ212に上下動自在且つ軸線回りに回転自在に保持されている。
【0036】
しかも、計測部210は、上スライダ212のガイドレール211に沿う移動量(動径ρi)を測定して出力する動径測定手段217と、測定軸213の上下方向(Z軸方向)の移動量すなわち測定子216の上下方向の移動量Ziを測定して出力する測定手段218を有する。この測定手段217,218にはマグネスケールやリニアセンサを用いることができ、その構造は周知であるのでその説明は省略する。また、計測部210は、上スライダ212の他端部上に配設され且つ水平断面が蒲鉾状に形成された玉型用測定子219と、玉型用測定子219を上スライダの212の移動方向に起倒自在に上スライダ212の他端部上の突部212aに取り付けている回動軸220を有する。
【0037】
この玉型用測定子219は、回動軸220の近傍に位置して測定面側とは反対側に突出する起立駆動片219aと、上スライダ212の側方に突出するスイッチ操作片219bとを有する。この上スライダ212の側面と起立駆動片219aの基部側面との間にはスプリング221が介装されている。しかも、スプリング221は、玉型用測定子219が図7(a)のごとく倒伏している状態では、スプリング221が回動軸220の上方に位置して、玉型用測定子219を倒伏位置に保持すると共に、玉型用測定子219が図7(b)のごとく起立している状態では、スプリング221が回動軸220の下方に位置して、玉型用測定子219を起立位置に保持する様に設定されている。
【0038】
尚、この起立位置では、玉型用測定子219は図示しないストッパで図7中右側に倒れないようになっている。しかも、上スライダ212の側面には、玉型用測定子219が倒伏しているのを検出する手段としてのマイクロスイッチ(センサ)222と、玉型用測定子219が起立しているのを検出する手段としてのマイクロスイッチ(センサ)223が設けられている。
【0039】
しかも、図7(a)の状態において、測定部移動用モータ107を作動させて、スライドベース105を図7中左方に移動させると、起立駆動片219aの先端が玉型ホルダ111の玉型フィラー起立用板部111bに当って、スプリング221のバネ力に抗して玉型用測定子219が回動軸220を中心に時計回り方向に回動させられる。この回動に伴い、スプリング221が回動軸220を越えて上方に移動すると、このスプリング221のバネ力により玉型用測定子219が起立させられて、この玉型用測定子219が図示しないストッパとスプリング221の作用により起立位置に図7(b)の如く保持される様になっている。
【0040】
このマイクロスイッチ222は玉型用測定子219の倒伏時に玉型用測定子219の測定面で直接ONさせられ、マイクロスイッチ223は玉型用測定子219の起立時にスイッチ操作片219bでONさせられる様になっている。208aは支持板208に設けられたストッパ、224は支持板208に取り付けられたアーム、225はアーム224の先端部に取り付けられたマイクロスイッチ(センサ)である。このマイクロスイッチ225は、上スライダ212がスライダストッパ208aに当接したときにONして、上スライダ212の初期位置を検出する様になっている。
【0041】
また、支持板207の上部側面にはプーリ226が回転自在に保持され、上スライダ212の一端部にワイヤ227の一端部が固定され、ワイヤ227の他端部にスプリング228の一端部が係止され、スプリング228の他端部がアーム224の先端部に取り付けられている。尚、ワイヤ227はプーリ226に掛け渡されている。
(測定子位置決手段250)
この測定子位置決手段250は、支持板207,208の下部間に渡架された2本のガイドレール251,(他方図示せず)と、ガイドレール251,(他方図示せず)に長手方向に移動自在に保持された下スライダ252と、下スライダ252の下方に位置させて回転ベース202に固定された駆動モータ253と、駆動モータ253に近接させて回転ベース202の側面の略中央部付近に突設された係止ピン(ストッパ)254を有する。
【0042】
下スライダ252の下面にはラック歯255が移動方向に配列され、下スライダ252の側面には移動方向に間隔をおいて係止ピン(ストッパ)256,257が突設され、駆動モータ253の出力軸にはラック歯255に噛合するギヤ258が固定されている。しかも、係止ピン256は係止ピン257よりも僅かに上方に位置させられ、下スライダ252の側方には軸昇降操作部材259が配設されている。
【0043】
この軸昇降操作部材259は、係止ピン256,257間に配設された長片259aと、長辺259aの下端に下方斜めに向けて一体に設けられた短片259bからL字状に形成されている。この軸昇降操作部材259は、折曲部の部分が回動軸260で下スライダ252の側面の上下方向中間部に回動自在に保持されている。また、短片259bの先端部と下スライダ252の側面上部との間にはスプリング261が介装されている。
【0044】
このスプリング261は、長片259aが係止ピン256に当接している位置では、回動軸260より上方に位置して係止ピン256に長片259aを押し付け、長片259aが係止ピン257に当接している位置では、回動軸260より下方に位置して係止ピン257に長片259aを押し付ける様になっている。
【0045】
また、下スライダ252の一端部には上方に延びる支持板262が設けられ、この支持板262には上端部を貫通する押圧軸263が下スライダ252の移動方向に進退動可能に保持されている。この押圧軸263の一端部には抜け止め用のリテーナ264が取り付けられ、押圧軸263の他端部には上スライダ212の一端部端面212bに臨む大径の押圧部263aが一体に設けられ、この大径部263aと支持板262との間には押圧軸263に捲回したスプリング265が介装されている。そして、この押圧部263aは上スライダ252の一端部端面212bに、スプリング228,265のバネ力(付勢力)で当接させられている。
(演算制御回路)
また、上述した動径測定手段217からの動径測定信号、測定手段218からの上下方向の移動量Ziの測定信号、マイクロスイッチ110,221,222,225からのON・OFF信号は、図2(b)の演算制御回路(演算手段)1aに入力される。また、演算制御回路1aは、モータ107,204,253等を駆動制御するようになっている。また、演算制御回路1aは、モータ107,204,253等の駆動制御により測定手段217,218から眼鏡フレーム(メガネ)のレンズ枠(眼鏡枠)又は玉型の形状情報(玉型形状情報)を(θi,ρi)求め、この求めた玉型形状情報(θi,ρi)をメモリ(記憶手段)1bに玉型形状データとして記憶するようになっている。
【0046】
この様な構造のフレーム形状測定装置い1は、後述するように、演算制御回路1aの制御により、眼鏡枠Fまたは玉型形状を角度θiに対する動径ρiして求めて、即ち極座標形式のレンズ形状情報(θi,ρi)として求めることができるようになっている。
(2)玉摺機2
玉摺機2は、図2に示した様に、被加工レンズの周縁を研削加工する加工部60(詳細図示略)を有する。この加工部60には、キャリッジの一対のレンズ回転軸間に被加工レンズを保持させて、このレンズ回転軸の回動とキャリッジの上下回動をレンズ形状情報(θi,ρi)に基づいて制御し、被加工レンズの周縁を回転する研削砥石で研削加工するものである。この構造は、周知であるのでその詳細な説明は省略する。
【0047】
この玉摺機2は、操作パネル部(キーボード)61をデータ入力手段として有し、液晶表示パネル(表示装置)62を表示手段として有すると共に、加工部60,液晶表示パネル62を制御する制御回路(制御手段)63(図1参照)を有する。
【0048】
また、玉摺機2は、図9に示した様に、フレーム形状測定装置1により測定された玉型形状情報すなわちレンズ形状情報(θi,ρi)に基づいて被加工レンズのコバ厚を測定する、レンズ厚測定装置(レンズ厚測定手段)300を有する。このレンズ厚測定装置300の構成・作用は特願平1-9468号に詳述したものと同じである。
<レンズ厚測定手段>
このレンズ厚測定装置はパルスモータ336の駆動により前後動されるステージ331を有し、このステージ331には被加工レンズLを挟持するフィラー332,334が設けられている。このフィラー332,334は、バネ338,338で互いに接近する方向に付勢されて、常にレンズLに前面(前屈折面)及び後面(後屈折面)に当接するようになっている。また、フィラー332,334は図10(A)に示すように回転自在に軸支された半径rの円板332a,334aを有している。
【0049】
一方、図示しないキャリッジのレンズ回転軸304,304はパルスモータ337により回転駆動可能に設けられていて、このレンズ回転軸304,304にレンズLが挟持されている。この結果、レンズLはパルスモータ337により回転駆動される。尚、レンズLの光軸OLは回転軸304,304の軸線と一致させられている。
【0050】
パルスモータ337にはメモリ90からの動径情報(ρi,θi)の内,角度情報θi´が入力され、その角度に応じてレンズLを基準位置から角度θi回転させる。他方、パルスモータ336には動径長ρiが入力され、ステージ331を介してフィラー332,334の円板332a,334aを前後移動させて、図9に示すように光軸OLから動径長ρiの位置に位置づける。そして、この位置でのフィラー332,334の図10(A)の移動量ai,biをエンコーダ333,335が検出し、このエンコーダ333,335からの検出信号が演算/判定回路91に入力される。
【0051】
演算/判定回路91は、bi−ai=Di,Di−2r=Δiを計算して、レンズ厚Δiを算出する。
<制御手段等>
操作パネル部61には、図3に示した様に、レンズ周縁及びレンズ周縁のヤゲン研削加工のための「オート」モードとマニュアル操作用の「モニター」モード等の切換を行う加工コース用のスイッチ64、眼鏡枠(フレーム)材質選択のための「フレーム」モード用のスイッチ65、旧レンズを活かして新しいフレームに入れ替える加工のための「枠替え」モード用のスイッチ66、鏡面加工のための「鏡面」モード用のスイッチ67が設けられている。
【0052】
また、操作パネル部61には、瞳孔間距離PD,フレーム幾何学中心間距離FPD,上寄せ量「UP」等の「入力変更」モード用のスイッチ68,「+」入力設定用のスイッチ69,「−」入力設定用のスイッチ70,カーソル枠71aの移動操作用のカーソルキー71,レンズ材質がガラスを選択するためのスイッチ72、レンズ材質がプラスチックを選択するためのスイッチ73、レンズ材質がポリカーボネイトを選択するためのスイッチ74,レンズ材質がアクリル樹脂を選択するためのスイッチ75が設けられている。
【0053】
更に、操作パネル部61には、「左」レンズ研削加工用のスイッチ76,「右」レンズ研削加工用のスイッチ77等のスタートスイッチ、「再仕上/試」モード用のスイッチ78,「砥石回転」用のスイッチ79、ストップ用のスイッチ80,データ要求用のスイッチ81、画面用のスイッチ82,加工部60における一対のレンズ回転軸間の開閉用のスイッチ83,84及びレンズ厚さ測定開始用のスイッチ85,設定スイッチ86等が設けられている。
【0054】
制御回路63は、図1に示した様に、フレーム形状測定装置1からのレンズ形状情報(θi,ρi)を記憶するレンズ枠形状メモリ90と、このレンズ枠形状メモリ90からのレンズ形状情報(θi,ρi)が入力される演算/判定回路91と、吸着盤形状メモリ92と、演算/判定回路91からのデータや吸着盤形状メモリ92からのデータを基に画像データを構築して液晶表示パネル62に画像及びデータを表示させる画像形成回路93と、画像形成回路93,操作パネル部61,警告ブザー62等を演算/判定回路93からの制御指令により制御する制御回路94と、演算/判定回路91により求められた加工データを記憶する加工データメモリ95と、加工データメモリ95に記憶された加工データに基づいて上述した加工部60の作動制御をする加工制御部96を有する。
【0055】
次に、この様な構成の装置の演算/判定回路91による制御について説明する。
(i)眼鏡枠(眼鏡フレーム)MFのフレーム形状測定装置1への保持
この様な構成により、眼鏡(メガネ)の眼鏡枠(眼鏡フレーム)MFの形状を測定する場合には、図9,10に示した玉型ホルダ111をホルダ支持片109から取り外しておく。尚、この様な構成において、フレームガイド部材48,48の傾斜ガイド板部48c,48cは、上端に向うにしたがって互いに開く方向に傾斜している。
【0056】
従って、眼鏡(メガネ)の眼鏡枠(メガネフレーム)MFを図6(a)の如く傾斜ガイド板部48c,48c間に配設して、眼鏡枠MFをコイルスプリング40のバネ力に抗して上から押し下げると、傾斜ガイド板部48c,48cのガイド作用により、フレームガイド部材48,48の間隔すなわち可動枠(スライダ)37,37の間隔が広げられて、眼鏡枠MFのリム即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)が保持ツメ43,43上まで移動させられて保持ツメ43,43に係止される。
【0057】
この様な状態において、操作レバー27を「開」位置から「閉」位置に回動操作すると、この回動が回転軸25,ギヤ26,24,操作軸23を介して筒軸33に伝達されてスプリング35の一部が筒軸33に捲回されることにより、スプリング35に連設されたワイヤ36を介してツメ取付板42が一側部42aを中心に上方に回動させられ、保持ツメ43,44の間隔が図6(c)の如く狭められて、眼鏡枠MFのリム即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)が図6(c)の如く保持ツメ43,44間に保持される。この位置では、可動ピン31が円弧状スリット20下端部20aにスプリング32のバネ力により保持されることになる。
【0058】
尚、眼鏡枠MFのリム即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)を保持ツメ43,44間から取り外す場合には、操作レバー27を上述とは逆に操作することにより、各部材が上述とは逆に動作する。
(ii)玉型形状測定
<眼鏡フレームのレンズ枠(玉型)の形状測定>
一方、フレーム形状測定装置1の電源をONにすると、フレーム形状測定装置1の演算/判断手段(演算/判断制御回路)である演算制御回路1aにマイクロスイッチ110,222,223,225からの信号が入力されて、演算制御回路1aによりマイクロスイッチ110,222,223,225の検出状態が判断される。尚、図11(a)においては軸昇降操作部材259の長片259aがスプリング261のバネ力により係止ピン257に当接しており、この位置では測定子216が待機位置(イ)に位置している。また、測定は、例えば、眼鏡枠MFのレンズ枠LFを測定した後にレンズ枠RFを測定するように設定しておいた状態で説明する。
【0059】
上述の様に、眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)を保持ツメ43,44間に保持させた状態で、スタートスイッチ13をON操作すると、演算制御回路1aは駆動モータ253を作動させる。これにより、ギヤ258が矢印A1で示した様に時計回りに回転させられて、下スライダ252が図中右方に移動させられ、上スライダ212が押圧軸263により矢印A2で示した様に図中右方に移動させられて、測定子216がレンズ枠LFの中央部側に移動させられる。
【0060】
この際、軸昇降操作部材259が回動軸260を中心に矢印A3で示した様に時計回り方向に回動させられ、測定軸213がローラ214を介して軸昇降操作部材259により待機位置(イ)から上方に移動(上昇)させられる。これに伴って、スプリング261が回動軸260の上方に移動すると、軸昇降操作部材259がスプリング260のバネ力により急激に上方に回動させられて、軸昇降操作部材259の短片259bが係止ピン254に衝突し、この際の慣性力により測定軸260が上方に移動させられて、測定子216がレンズ枠LFの略上縁のハネアゲ位置(ロ)まで急激に上昇させられる。この後に、測定軸260及び測定子216が僅かに降下して、ローラ214が短片259bに当接し、測定子216がレンズ枠LFのヤゲン溝の谷部に臨む測定子挿入位置(フィラー挿入位置)(ハ)に位置させられる。
【0061】
この様な移動に伴って、測定子216が測定子挿入位置(ハ)まで上昇させられると、マイクロスイッチ225が上スライダ212によりONさせられ、この御信号が演算制御回路1aに入力される。これにより演算制御回路1aは、駆動モータ253を逆転させる。これにより、ギヤ258が図11(b)に矢印A4で示した様に反時計回り方向に回転させられ、下スライダ252が矢印A5で示した様に左方に移動させられ、測定子213の先端がレンズ枠LFのヤゲン溝51の谷部(中央)に係合させられる。
【0062】
この後、更に下スライダ252が矢印A5で示した様に左方に移動させられると、押圧軸263の押圧部263aが図8(b)に示した様に上スライダ252から離反させられることになる。この位置では測定子216がスプリング228のバネ力でレンズ枠LFのヤゲン溝51の谷部に付勢される。
【0063】
この状態で、演算制御回路1aは、ベース回転モータ204を回転させることにより、測定子216の先端をレンズ枠LFのヤゲン溝に沿わせて移動させる。この際、上スライダ212がヤゲン溝の形状に応じガイドレール211に沿って移動させられると共に、測定軸213がヤゲン溝の形状に応じて上下方向に移動させられる。
【0064】
そして、上スライダ212の移動は動径測定手段217で検出されて、測定軸213の上下移動は測定手段218で検出される。尚、この動径測定手段217は、支持板208のストッパ208aに当接した位置からの上スライダ212の移動量を検出する。この測定手段217,218の出力は演算制御回路1aに入力される。
【0065】
この演算制御回路1aは、測定手段217からの出力を基にレンズ枠LFのヤゲン溝の谷部の動径ρiを求め、この動径ρiをベース回転モータ204の回転角θiに対応させて動径情報(θi,ρi)とし、この動径情報(θi,ρi)を図示しないメモリに記憶させる。一方、演算制御回路1aは、測定手段218からの出力を基に上下方向(Z軸方向)の移動量Ziを求め、この移動量Ziを回転角θiに対応させると共に動径ρiに対応させて玉型形状情報(θi,ρi,Zi)を求め、この玉型形状情報(θi,ρi,Zi)をメモリ1bに記憶させる。
<型板,デモレンズ等の玉型の形状測定>
また、玉型ホルダ111を用いて型板Tや眼鏡レンズ(デモレンズ)L等の玉型形状を測定する場合には、即ち型板Tや眼鏡レンズ(デモレンズ)L等である玉型112の玉型形状を測定する場合には、玉型112としての型板Tが保持された型板保持具(図16)920又は玉型112としてのデモレンズ等の眼鏡レンズLが保持されたレンズ保持具(図17)930を上述のようにして玉型ホルダ111の玉型保持ボス部111cに装着する。
(デモレンズの玉型形状測定)
そして、まず、図18に示したようなデモレンズLである玉型112の玉型形状を本発明の測定装置で測定しておく。この場合、玉型形状データ(玉型形状情報)は、(ρii)の動径情報で表現される。以下、この測定について詳述する。
【0066】
即ち、図7(a)の様に玉型ホルダ111を用いて型板やデモレンズ等の玉型の形状を測定する場合には、玉型ホルダ111aを本体101に装着する際に、マイクロスイッチ110の感知レバー10aにより玉型112の測定可能な状態であることを検知され、スタートスイッチ13をON操作すると、制御回路63は、測定部移動用モータ107を作動させて、スライドベース105を図7中左方に移動させる。これにより、起立駆動片219aの先端が玉型ホルダ111の玉型フィラー起立用板部111bに当って、スプリング221のバネ力に抗して玉型用測定子219が回動軸220を中心に時計回り方向に回動させられる。これにともなって、マイクロスイッチ222がOFFする。
【0067】
そして、この回動に伴い、スプリング221が回動軸220を越えて上方に移動すると、このスプリング221のバネ力により玉型用測定子219が起立させられて、この玉型用測定子219が図示しないストッパとスプリング221の作用により起立位置に図7(b)の如く保持される。この起立位置では、マイクロスイッチ223が玉型用測定子219のスイッチ操作片219bによりONさせられ、この信号が演算制御回路1aに入力される。
【0068】
この演算制御回路1aは、このマイクロスイッチ223からのON信号を受けると、駆動モータ253を作動させて、ギヤ258を反時計回り方向に回転させ、下スライダ252を左方に移動させることにより、押圧軸263の押圧部263aを図8(a)に示した様に上スライダ252から離反させる。この動作にともない、上スライダ212がスプリング228のバネ力により左方に移動させられて、玉型用測定子219の測定面が図8(a)及び図19に示した様に玉型112の周縁に当接させられる。
【0069】
この状態で、ベース回転モータ204を回転させることにより、玉型用測定子219を玉型112の周縁に沿わせて移動させる。そして、上スライダ212の移動を動径測定手段217で検出させて、動径測定手段217の出力を演算制御回路1aに入力させる。
【0070】
この演算制御回路1aは、測定手段217からの出力を基に玉型112の動径ρiを求め、この動径ρiをベース回転モータ204の回転角θiに対応させて動径情報(θi,ρi)とし、この玉型形状情報すなわち動径情報(θi,ρi)をメモリ1bに記憶させる。
(円板付デモレンズの円板付玉型形状測定)
次に、図18に示した様なデモレンズ等の眼鏡レンズLの周縁部に設けられたリムレスメガネのフレーム取付孔950の位置を測定する場合には、例えば図19,20に示したような15mm乃至20mm程度の所定の半径の円板951を用いる。この円板(取付孔位置測定用部材)951の中央(中心)には、ピン(止め具)952が取付軸として一体に設けられている。この円板951の構成は、いわば"画鋲"のような形状をしている。尚、フレーム取付孔950の大きさがリムレスフレームによって種々異なるので、ピン(止め具)952は図22に示したように先細りのテーパ状に形成されている。また、ピン(952)は円板951の中央に取り付けられているが、これに限定されず、中心から偏心した位置であってもよい。
【0071】
そして、円板951をフレーム取付孔950に取り付けるには、ピン952をフレーム取付孔950に差し込む。このピン付きの円板951が落ちないように、テープや接着剤等で一時的に止めても良い。
【0072】
この様にして、円板951が図19及び図20の如く保持されたデモレンズ等の眼鏡レンズL(玉型112)の円板付玉型形状を上述と同様にして測定する。
【0073】
このピン付きの円板951のピン952をフレーム取付孔950に差し込んで、円板951を取り付けた状態でデモレンズである眼鏡レンズLの玉型形状を測定する際、円板951を取り付けていない状態の眼鏡レンズ(デモレンズ)Lの周縁と一致する点Aや点Bは測定せず、円弧上の少なくとも3点、すなわち図19の点P、点Q、点Rについて玉型形状を測定する。この状態では、円板951の一部が眼鏡レンズlの周縁から突出している。
【0074】
そして、眼鏡レンズ(デモレンズ)Lの周縁に当接される接触子219の回転中心が眼鏡レンズ(デモレンズ)Lの玉型形状の幾何学中心Oに一致するように、眼鏡レンズ(デモレンズ)L又は接触子219を配置しているので、ピン付きの円板951の円弧上の点P、点Q、点Rの動径情報(ρpp)、(ρqq)、(ρrr)を円板付眼鏡レンズ(円板付デモレンズ又は円板付玉型)の取付孔位置測定用玉型形状情報の一部として得ることができる。この取付孔位置測定用玉型形状情報の一部である動径情報(ρpp)、(ρqq)、(ρrr)は演算制御回路1aに入力されて、演算制御回路1aによりメモリ1bに記憶される。
【0075】
今求めようとしているのは、ピン付き円板951の中心、すなわち眼鏡レンズ(デモレンズ)Lに設けられたリムレスフレームのフレーム取付孔950の位置であるので、図のように点O'とすると、この点O'の座標(ρo',θo')である。
【0076】
そこで、点P、点Q、点Rは、点O'(ρo',θo')を中心とする所定の半径rのピン付きの円板951の円弧上の3点と仮定して、円の方程式を立て、解を求めることで、点O'の座標(ρo',θo')を求めることができる。この演算は演算制御回路1aにより行われる。
【0077】
なお、点P、点Q、点Rは、デモレンズの周縁と一致する点A、点Bではないものとする。
【0078】
また、円板付デモレンズ等の眼鏡レンズL(玉型112)の玉型形状情報(θi,ρj)と、円板951が取り付けられていない眼鏡レンズLの玉型形状情報(θi,ρi)と、円板951の半径からフレーム取付孔950の位置を求めることができる。この場合、まず演算制御回路1aは、円板951が取り付けられていない眼鏡レンズL玉型形状情報(θi,ρi)を上述のように測定子219を用いて測定し、玉型形状情報(θi,ρi)をメモリ1bに記憶させる。また、演算制御回路1aは、円板付デモレンズ等の眼鏡レンズL(玉型112)の玉型形状情報(θi,ρj)を上述のように測定子219を用いて眼鏡レンズLの全周にわたって測定し、この玉型形状情報(θi,ρj)を取付孔位置測定用玉型形状情報としてメモリ1bに記憶させる。
【0079】
この後、演算制御回路1aは、この円板付デモレンズの全周の玉型形状情報(θi,ρj)と円板951が取り付けられていない眼鏡レンズLの玉型形状情報(θi,ρi)をメモリ1bから読み出して、玉型形状情報(θi,ρj)と玉型形状情報(θi,ρi)を比較し、点A,Bのの位置を求める。
【0080】
そして、演算制御回路1aは、点A,B間における玉型形状情報(θi,ρj)から動径ρjが最大になる点Mの角度θMと動径ρM求め、円板付のデモレンズの点Mにおける動径情報(θM,ρM)の動径ρMから円板951の半径rを差し引くことでフレーム取付孔950の位置までの動径を(ρM−r)として求め、角度θMと動径(ρM−r)からフレーム取付孔950の位置情報すなわち動径情報を[θi,(ρM−r)]とする。
【0081】
尚、円板なしデモレンズの点Mに対応する点Sの動径情報を(θM,ρS)とすると、点Sから眼鏡レンズ周縁フレーム取付孔950間での距離は[ρi−(ρM−r)]として求めることができる。
【0082】
以上、本発明により、デモレンズのフレーム取付孔位置に所定の半径の円板を取り付け、取り付けたままの状態でデモレンズの玉型形状を測定し、所定半径の円板を取付けない状態のデモレンズの玉型形状と比較して、デモレンズのフレーム取付孔位置を求めることができる。この結果、デモレンズのフレーム取付孔位置に所定の半径の円板を取り付け、取り付けたままの状態でデモレンズの玉型形状を測定し、所定半径の円板を取付けない状態のデモレンズの玉型形状と比較して、デモレンズと眼鏡レンズとを重ねてデモレンズのフレーム取付孔を眼鏡レンズにマークするような作業をすることなく、デモレンズのフレーム取付孔位置を簡易且つ正確に迅速に求めることができる。
【0083】
尚、本発明によって得られたデモレンズのフレーム取付孔位置を基に、本出願人が出願した特願平6−306361号、特願平6−307300号等のリムレスレンズ用穴開け装置等を用いることによって、容易に仕上加工後の眼鏡レンズにリムレスフレーム取付孔を穿孔することができる。また、フレーム取付孔検出のための取付孔位置測定用部材は、上述した円板951に限定されず、三角形状や四角形状等の多角形出会っても良い。
【0084】
更に、2つの円板951,951を眼鏡レンズLの2つのフレーム取付孔950,950に同時に装着して測定しているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、図22に示したように一つの円板951を一方のフレーム取付孔950に取り付けて、一方の取付孔950の位置を上述したようにして測定した後、この円板951を図23の如く他方のフレーム取付孔950に取り付けて、上述と同様にして他方のフレーム取付孔950の位置を測定するようにしても良い。
(iii)玉型形状情報に基づく被加工レンズのレンズ厚測定
そして、玉摺機のデータ要求のスイッチ81がONされると、上述の様にしてフレーム形状測定装置1で求められた型板,デモレンズ等の玉型の玉型形状情報すなわち動径情報(θi,ρi)、或は、レンズ枠(玉型形状)の玉型形状情報(θi,ρi,Zi)が玉摺機2のレンズ枠形状メモリ(玉型形状メモリ)90に転送されて記憶される。
【0085】
一方、レンズ回転軸304,304間に被加工レンズLを挟持させて、レンズ厚測定用のスイッチ85をONさせる。これにより、演算/判定回路91は、図示しない駆動手段でフィラー332,334間の間隔を大きく広げると共に、336を作動させてフィラー332,335を被加工レンズLの前屈折面と後屈折面に臨ませた後、図示しない駆動手段によるフィラー332,335の拡開力解除して、フィラー332,334を被加工レンズLの前屈折面と後屈折面に当接させる。この後、演算/判定回路91は、玉型形状情報(θi,ρi,Zi)又は動径情報(θi,ρi)に基づいて、パルスモータ337を作動させてレンズ回転軸304,304を回転させて被加工レンズLを回転させると共に、パルスモータ336を作動制御する。この際、演算/判定回路91は、エンコーダ,335からの出力を基に玉型形状情報(θi,ρi,Zi)又は玉型形状情報である動径情報(θi,ρi)におけるレンズ厚Δiを求めて加工データメモリ95に記憶させる。
(iv)レンズコバ端の断面表示
次に、スイッチ64をON操作して加工コースを「モニター」のモードにし、図12示した様なヤゲンシュミレーション画面を液晶パネル62に表示させる。この液晶パネル62の左の部分の第1の表示部G0には、玉型形状情報(θi,ρi)に基づく眼鏡フレームの玉型形状(眼鏡レンズ形状)400が表示される。
【0086】
しかも、玉型形状400の周囲(上下左右)の第2の表示部G1〜G4には、その上から右回りに第1側面形状データ像401,第2側面形状データ像402,第3側面形状データ像403,第4側面形状データ像404が表示される。尚、405はヤゲン位置を示し、406はカーソルキー71で移動操作されるカーソルを示し、407,407は最小コバ厚の位置(玉型形状400の端位置である周縁の一点)P1を示す小さい黒塗四角のポインタ、408,408は最大コバ厚の位置(玉型形状400の端位置である周縁の一点)P2を示す大きい黒塗四角のポインタである。
【0087】
更に、液晶パネル62の中央には、最小コバ厚部の位置P1における断面のヤゲン形状Vmin,最大コバ厚部の位置P2における断面のヤゲン形状Vmax,任意の位置における断面のヤゲン形状V1,V2及び位置,厚さ等が上から下方に順に表示されている。
【0088】
ところで、上述のようにスイッチ64をON操作して加工コースを「モニター」のモードにし、図12示した様なヤゲンシュミレーション画面を液晶パネル62に表示させ、カーソルキー71の操作でカーソル枠71aを表示されている「ヤゲン」の位置に合せて、「+」のスイッチ(キー)69,「−」のスイッチ(キー)70を操作すると、図13(a)に示したディジタルフリーヤゲンDF,後面ならいヤゲンEX,前面ならいヤゲンFront,直線ヤゲンOのいずれかを選択できる。この選択は、破線で示したヤゲン位置405を見ることで確認できる。尚、ディジタルフリーヤゲンDFではコンピュータ即ち演算/判定回路91が理想的なヤゲン位置を設定し,後面ならいヤゲンEXではEXレンズ・キャタラクトレンズに理想的なヤゲン位置を設定し,前面ならいヤゲンFrontではオプチル・セルフレームの前面にレンズ前面を合わせる理想的なヤゲン位置を設定し,直線ヤゲンOではフラットなメガネフレームのレンズ枠にレンズが枠入れされるような直線的なヤゲンを設定する。
【0089】
また、カーソル枠71aを表示されている「全体」に合わせて、入力変更用のスイッチ68を操作することにより、図13(b)に示した「全体」,「厚」,「薄」のいずれかを選択でき、「全体」は全周のヤゲン位置を前後に移動できるモード,「厚」は最大コバ厚部の位置P2のヤゲンを前後に移動できるモード,「薄」は最小コバ厚部の位置P1のヤゲンを前後に移動できるモードである。このヤゲンの後((ii)側)への移動操作は「+」のスイッチ(キー)69の操作で行うことができ、ヤゲンの前((i)側)への移動操作は「−」のスイッチ(キー)70を操作で行うことができる。
【0090】
更に、カーソル枠71aを表示された「回転」に合わせると、「+」のスイッチ(キー)69の操作でカーソル線406を側面形状データ像401〜404の上を時計回り方向に移動させることができ、「−」のスイッチ(キー)70の操作でカーソル線406を側面形状データ像401〜404の上を反時計回り方向に移動させることができる。この移動により設定スイッチ86を操作することにより、ヤゲン形状V1,V2が得られる。
【0091】
尚、表示「モニター」の右の「メタル」は、眼鏡枠(メガネフレーム)の種類が金属であることを表し、このフレームモード用のスイッチ65の操作により変更できる。また、幾何学中心位置は
【0092】
【説明1】
Figure 0004387013
【0093】
で示され、PD値(眼鏡装用者の瞳間距離のデータ)、FPD(眼鏡フレームの玉型の幾何学中心間距離のデータ)、UP(瞳位置の上寄せあるいは下寄せのデータ)の眼鏡加工のための諸データにより求められた光学中心位置は「+」で示されている。それぞれの指標は上述の形態に限らず、
【0094】
【説明2】
Figure 0004387013
【0095】
してもよい。なお、本発明は上述した形態に限定されず、玉型形状の端位置上に重畳して任意の端位置を示す指標、例えば
【0096】
【説明3】
Figure 0004387013
【0097】
を表示し、2方向からの側面形状データ像上にカーソル(指標)を表示してもよい。また、上記形態では、第1〜第4側面形状データ像の境界像を省略して表示していないが、対応するヤゲン外形を表示してもよい。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、デモレンズのフレーム取付孔位置に所定の半径の円板を取り付け、取り付けたままの状態でデモレンズの玉型形状を測定し、所定半径の円板を取付けない状態のデモレンズの玉型形状と比較して、デモレンズのフレーム取付孔位置を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる眼鏡レンズの適合判定装置の制御回路である。
【図2】(a)は 図1に示した制御回路を有する眼鏡レンズの適合判定装置の概略斜視図、(b)はフレーム形状測定装置の制御回路図である。
【図3】図1,図2に示した制御パネルの拡大説明図である。
【図4】図2に示したフレーム形状測定装置の拡大斜視図である。
【図5】 (a)は図2,図4に示したフレーム形状測定装置の要部斜視図、(b),(c)は(a)の筒軸と操作軸との関係を説明するための断面図、(d)は保持ツメの説明図である。
【図6】 (a)〜(c)は図2,図4,図5に示したフレーム形状測定装置の眼鏡枠保持の動作説明図である。
【図7】 (a),(b)はフレーム形状測定装置のフレーム形状測定部等の説明図である。
【図8】 (a),(b)はフレーム形状測定装置のフレーム形状測定部等の説明図である。
【図9】図2に示した玉摺機のレンズ厚測定部の説明図である。
【図10】 (a),(b),(c)は図9に示したフィラーの作用説明図である。
【図11】 (a)〜(c)はフレーム形状測定装置の測定部の作用説明図である。
【図12】図2の玉摺機の液晶パネルの表示説明図である。
【図13】 (a),(b)は図12のヤゲン位置設定の説明図である。
【図14】図7,図8(a)の玉型保持ボス部の断面図である。
【図15】図14の玉型保持部の斜視図である。
【図16】型板保持具の説明用の斜視図である。
【図17】レンズ保持具の説明用の斜視図である。
【図18】リムレスメガネのデモレンズの説明図である。
【図19】図18のデモレンズのフレーム取付孔の位置測定のために円板をフレーム取付孔に取り付けた説明図である。
【図20】図19の円板をフレーム取付孔に取り付けたデモレンズと測定部との関係を示す斜視図である。
【図21】図20(a)の円板を拡大して示した側面図である。
【図22】図18のデモレンズのフレーム取付孔の位置測定のために円板を2つのフレーム取付孔の一方に取り付けた説明図である。
【図23】図18のデモレンズのフレーム取付孔の位置測定のために円板を2つのフレーム取付孔の他方に取り付けた説明図である。
【符号の説明】
1・・・玉型形状測定装置
1a・・・演算制御回路(演算手段)
1b・・・メモリ(記憶手段)
217・・・動径測定手段(位置検出手段)
219・・・測定子(接触子)
950・・・フレーム取付孔
951・・・円板
L・・・眼鏡レンズL

Claims (3)

  1. リムレスメガネのデモレンズの周縁部に設けられたフレーム取付孔の位置を検出するためのリムレスフレーム取付孔検出装置であって、
    前記フレーム取付孔に取り付けたときに周縁部の一部が前記デモレンズ周縁から突出する大きさの取付孔位置測定用部材と、
    前記取付孔位置測定用部材を含む前記デモレンズの周縁部形状を測定したときの取付孔位置測定用玉型形状情報及び前記デモレンズの玉型形状情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記玉型形状情報及び取付孔位置測定用玉型形状情報からデモレンズのフレーム取付孔位置を求める演算手段とを有することを特徴とするリムレスフレーム取付孔検出装置。
  2. リムレスメガネのデモレンズの周縁部に設けられたフレーム取付孔の位置を検出するためのリムレスフレームの玉型形状測定装置であって、
    取付軸を有し且つ該取付軸を前記フレーム取付孔に取り付けたときに周縁部の一部が前記デモレンズの周縁から突出する大きさの取付孔位置測定用部材と、
    前記デモレンズの周面に当接しながら周方向に移動させられ、且つ前記取付孔位置測定用部材が前記フレーム取付孔に取り付けられている場合には前記デモレンズの周縁及び前記取付孔位置測定用部材の前記デモレンズ周縁から突出する突出部に当接しながら移動する接触子と、
    前記接触子の位置を検出するための位置検手段と、
    前記位置検出手段からの位置検出信号から前記デモレンズの玉型形状情報又は前記取付孔位置測定用部材の前記突出部の形状を含む取付孔位置測定用玉型形状情報を求めた後、前記玉型形状情報と前記取付孔位置測定用玉型形状情報とを比較して、前記デモレンズのフレーム取付孔位置を求める演算手段とを有することを特徴とするリムレスフレームの玉型形状測定装置。
  3. 前記取付孔位置測定用部材の取付軸は先端に向かうに従って先細りのテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のリムレスフレームの玉型形状測定装置。
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