JP4385911B2 - 回転角度検出装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばスロットルバルブやステアリングホイール等の各種被検出回転体の回転角度を検出する回転角度検出装置に関する。
この種の回転角度検出装置としては、ホール素子を用いて各種被検出回転体と非接触にてその回転角度を検出する回転角度検出装置が一般に知られている(例えば、特許文献1参照)。このような回転角度検出装置として、現在実用されている装置の一例を図15に示す。
同図15に示されるように、この回転角度検出装置は、ハウジングHG内の図中上方に、ホール素子20が内蔵されたモールドIC(集積回路)24を備えている。このモールドIC24は、同ハウジングHG内に固定されているホルダHDに装着されており、図中その下方には、中心軸25によって上記ホルダHD(正確にはこれに装着されたモールドIC24)とのギャップが調整されて、同軸25を中心に回動する円筒状の磁石26が設けられている。この磁石26は、ハウジングHG内で回転軸27の一端に連結されており、該回転軸27の回動に伴って回動する構造となっている。また、この回転軸27には、ハウジングHGの外部に延出された他端に歯車28が設けられており、この歯車28が、検出対象となる回転軸31に装着されている歯車32と噛合されている。このため、検出対象となる回転軸31の回動がこれら歯車32及び28を介して上記回転軸27に伝達され、ひいては該回転軸27に連結されている上記磁石26に伝達される。そしてこの際、該磁石25の回動により、上記ホルダHD近傍の磁界強度が変化することとなり、この磁界強度の変化に伴って上記モールドIC24に設けられているホール素子20の出力電圧、すなわちホール電圧も変化する。すなわち、こうしたホール電圧の変化に基づいて上記検出対象となる回転軸31の回転角度が検出されることとなる。なお、この回転角度検出装置が例えばスロットルセンサであった場合、上記回転軸31はスロットルバルブの回動(駆動)軸となる。
図16(a)及び(b)は、こうした回転角度検出装置の上記ホルダHDを含めた主にホール素子20と磁石26との関係を模式的に示したものである。
図16(a)にその側面構造を示すように、この装置では、上記ホール素子20として、一般によく用いられている横型ホール素子を採用しており、この横型のホール素子20を上記モールドIC24として樹脂モールドしたものを上記ホルダHDの上に立てるかたちで、同ホルダHD上に接着剤等によって接着固定している。なお、ホルダHDにはガイドとなる凸部HDaが設けられており、上記モールドIC24の接着固定に際しては、図16(b)にその平面構造を示すように、この凸部HDaを基準として、2つのモールドIC24が互いに90度の角度をもって配設されるようにしている。また、図16(a)では便宜上、上記磁石26に連結される回転軸27が上記中心軸25を兼ねるかたちで図示している。そして、同図16(a)に示される態様で、磁石26から発せられる磁束(磁界)が上記ホール素子20に対して正確に入射されるようにホルダHDと磁石26とのギャップが調整されることで、上記回転軸27、ひいては検出対象となる回転軸31の上述した態様での回転角度の検出が可能となる。
特開2003−149000公報
ところで、こうした回転角度検出装置にあっては上述のように、横型のホール素子20を2個用いて、検出対象となる回転軸31の回転角度を検出する構造であるため、それらホール素子20は、ホルダHDに対して正確に90度の角度をなすように配設される必要がある。そのため、ホルダHDにも上記凸部HDaを設けて、こうしたホール素子20(モールドIC24)の配設をガイドするようにしている。しかし、ホルダHDに対するホール素子20(モールドIC24)の配設は上述のように、接着剤等を用いた接着によって行なわれている。このため、たとえ上記ガイドとなる凸部HDaがあったとしても、例えば該凸部HDaの面に沿って横方向にずれて接着されたり、あるいは接着剤の厚さのばらつきに起因して上記90度の関係が正確に得られなかったりするなどの懸念がある。そして、これらホール素子20の配設位置がずれたり、あるいは互いに90度の関係が満たされない場合には、それらホール素子20としての出力特性が悪化するなど、回転角度検出装置として信頼性を大きく損なうおそれもある。
また一方、こうした回転角度検出装置にあっては上述のように、磁石26から発せられる磁束(磁界)がホール素子20に正確に入射されるべく上記ホルダHDの表面に対して平行に作用してかつ、同磁石26の回転中心とホルダHD上に設けられた2つのホール素子20の中心とが精度良く一致している必要がある。しかし、上記従来の回転角度検出装置にあっては、回転軸27(中心軸25)の先端とホルダHDの下面とが点接触にて当接される構造となっていることから、いわゆる中心ずれを生じやすく、この点も回転角度検出装置としての信頼性を損ねる要因の一つとなっている。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ホール素子を用いた回転角度検出装置として、検出対象とする回転軸の回転角度をより高い精度をもって検出することのできる回転角度検出装置を提供することにある。
こうした目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、ホール素子を備えるセンサ部に回転角度の検出対象とする回転軸の回動に伴って回動する磁石から発せられる磁界を付与し、該付与される磁界の強度に対応して前記ホール素子から出力されるホール電圧の値に基づき前記検出対象とする回転軸の回転角度を検出する回転角度検出装置として、前記センサ部には、前記ホール素子として、互いに90度の関係をもって配されて半導体基板の基板面に水平な磁界成分を検出する少なくとも2つの縦型ホール素子を備えるとともに、前記センサ部と前記磁石との間には、前記磁石から発せられる磁界が前記半導体基板の基板面に平行に付与される状態を保ちつつ、前記各縦型ホール素子の中心点を通ってそれら素子の配設方向に直交する線が交差する前記センサ部としての中心に前記磁石の回動の中心を機械的に一致せしめる係合機構を備える構成とした。
回転角度検出装置としてのこのような構成によれば、ホール素子として縦型ホール素子を採用したことで、上記互いに90度の関係をもって配されるホール素子を半導体基板中に正確に形成することができるようになるとともに、磁石から発せられる磁界が該半導体基板の基板面に平行に付与される状態を保ちつつ上記センサ部としての中心に磁石の回動の中心を機械的に一致せしめる係合機構を併せ備えるようにしたことで、正確に90度の関係をもって配される上記縦型ホール素子と磁石との関係も常に適正に維持されるようになる。このため、ホール素子を用いた回転角度検出装置としての検出精度も、前記従来の装置とは異なり、自ずと高く維持されるようになる。
また、このような回転角度検出装置において、例えば請求項2に記載の発明によるように、前記センサ部についてはこれを、前記縦型ホール素子の形成された半導体基板がリードフレームと共々モールド樹脂によって樹脂モールドされたものとして形成するとともに、前記係合機構についてはこれを、前記モールド樹脂の前記半導体基板に平行な面の前記センサ部としての中心に対応する位置に設けられて前記磁石の回動の中心となる軸の先端が係合される凹部を備えるものとして構成することで、センサ部自体の構造を簡素化することができるとともに、上記機能を有する係合機構についても、これを極めて容易に実現することができるようになる。
またこの場合、請求項3に記載の発明によるように、前記係合機構を構成する前記モールド樹脂の凹部に、前記磁石の回動の中心となる軸の先端が係合される形状に加工された金属材料からなる軸受けを設けることとすれば、係合機構としての耐摩耗性が高められるようになり、さらに請求項4に記載の発明によるように、この金属材料からなる軸受けを前記リードフレームの一部として形成するようにすれば、同係合機構としての耐摩耗性を維持しつつ、部品点数の削減が図られるようにもなる。
また、請求項1に記載の回転角度検出装置においては、例えば請求項5に記載の発明によるように、前記センサ部についてはこれを、前記縦型ホール素子の形成された半導体基板がリードフレームと共々モールド樹脂によって樹脂モールドされたものとして形成するとともに、前記係合機構についてはこれ、前記モールド樹脂の前記半導体基板に平行な面に設けられて前記センサ部としての中心を中心点として形成された円状の凹部または凸部と、前記磁石の表面に設けられて同磁石の回動の中心を中心点として形成された円状の凸部または凹部とを備え、それら凹部または凸部と凸部または凹部との係合を通じて前記センサ部としての中心に前記磁石の回動の中心を機械的に一致せしめるものとして構成することもできる。この場合も、センサ部自体の構造を簡素化することができるとともに、特に係合機構については、その当接面積(係合面積)の好適な拡大が図られることともなることから、磁石から発せられる磁界が半導体基板の基板面に平行に付与される状態もより安定に保持されるようになる。
そしてこの場合、請求項6に記載の発明によるように、前記係合機構を構成する凸部を、複数の円弧に分断されるかたちで形成するようにすれば、係合機構としての上記構成にあっても、その静止摩擦を低減することが可能となり、あるいは請求項7に記載の発明によるように、前記係合機構を構成する凸部を、前記円状の軌跡中に設けられた1乃至複数の半球体として形成するようにすれば、こうした静止摩擦の低減効果もさらに高められるようになる。なお、請求項5に記載の構成も含めて、これらいずれの構成であれ、通常の型成形によって上記凹部あるいは凸部の形成が可能であり、その実現も容易である。
また、これらの回転角度検出装置において、請求項8に記載の発明によるように、前記互いに90度の関係をもって配された各縦型ホール素子から出力されるホール電圧の値を差分演算する、すなわち「sinθ−cosθ」といった演算を行う演算手段をさらに備える構成とすれば、該回転角度検出装置の出力としてその直線性が大きく改善されるようになり、検出対象とする回転軸の回転角度の検出も、より容易かつ精度の高いものとすることができるようになる。なお、このような演算手段としては差動増幅器等を用いることができる。
(第1の実施の形態)
図1〜図4に、この発明にかかる回転角度検出装置の第1の実施の形態を示す。なお、この実施の形態にかかる回転角度検出装置も、その全体の構造は、先の図15に例示した装置に準じたものとなっており、センサ部の構造と、該センサ部及び磁石間に新たに係合機構を設けた点が、同図15に例示した装置と異なっている。
まず図1は、この実施の形態にかかる回転角度検出装置について、先の図16(a)に対応する図として、センサ部の断面構造とともにその側面構造を模式的に示したものであり、はじめに図1を参照して、この回転角度検出装置の基本的な構造について説明する。
同図1に示されるように、この回転角度検出装置では、そのセンサ部に縦型ホール素子10を採用しており、この縦型ホール素子10の形成された半導体基板をIC(集積回路)チップ12として、外部との電気的な接続に用いられるリードフレーム13と共々、モールド樹脂14によって樹脂モールドしている。
ここで、上記縦型ホール素子10は周知のように、ICチップ12の水平面(正確には半導体基板の基板面)に平行に入射される磁束(磁界)を検出して、その対応するホール電圧を出力する素子である。そしてこの実施の形態では、以下に説明するように、上記ICチップ12内にこうした縦型ホール素子10を2個、互いに90度の関係を持たせて配設するようにしている。なお、このような縦型ホール素子であれば、半導体製造プロセスを通じて、半導体基板中にこのような関係を正確に維持してこれを作り込むことも容易である。
また、上記リードフレーム13は、こうした縦型ホール素子10に駆動電流を供給すべく、またさらには、同縦型ホール素子10の上記ホール電圧を取り出すべく外部に導出されており、実際には図示しないボンディングワイヤ等を介して上記ICチップ12に電気的に接続されている。
一方、この回転角度検出装置では、同図1に併せて示されるように、上記モールド樹脂14の下面に、正確には互いに90度の関係にて配設されている上記縦型ホール素子10の中心点を通ってそれら素子の配設方向に直交する線が交差するセンサ部としての中心に相当する位置に、反球面状の凹部Dが形成されている。この凹部Dには、磁石16の中心軸でもある回転軸17の先端部が係合されるようになっており、これら凹部Dと該回転軸(中心軸)17の先端部とで、この実施の形態の係合機構を構成している。そして、これら凹部D及び回転軸(中心軸)17の係合を通じて、磁石16の回動の中心が上記センサ部としての中心に機械的に一致した状態が維持されるようになる。なお、上記磁石16が円筒状もしくは円形の磁石からなって、検出対象となる回転軸(図示略)の回動に伴って回動するようになることは前述の通りである。また、上記回転軸(中心軸)17の先端部は滑らかな凸状(球面状)となっていて、モールド樹脂14に形成されている上記凹部Dとの間での耐摩耗性が高められている。
図2は、こうした回転角度検出装置の特に上記縦型ホール素子10(ICチップ12)と磁石16との関係を側面図(図2(a))及び平面図(図2(b))としてそれぞれ模式的に示したものであり、次に、この図2を参照して、この実施の形態の回転角度検出装置による角度検出原理について説明する。
この実施の形態の回転角度検出装置にあっては、先の図15に例示した基本構造、並びに上記係合機構を通じて、図2(a)にその模式構造を示す態様で、上記縦型ホール素子10(ICチップ12)に対する磁石16の配置が決定される。
すなわち、磁石16のN極側から発せられる磁力線が、ICチップ12の水平面に対して平行に入射されるようにしている。そして、このような状態で図2(b)に示されるように磁石16が回動すると、上記互いに90度の関係にて配設されている2つの縦型ホール素子10、すなわち第1縦型ホール素子10a及び第2縦型ホール素子10bによって、それぞれ上記ICチップ12の水平面に平行な磁界成分の変化が検出されるようになる。
すなわちいま、磁石16から発せられる磁界の強度に対応する定数をHとし、磁石16の回転角度をθとすると、一方の第1縦型ホール素子10aの出力は、これをS1とすると、

S1=H×sinθ …(1)

として表され、他方の第2縦型ホール素子10bの出力は、これをS2とすると、上記第1縦型ホール素子10aの出力S1から90度だけ位相が遅れた

S2=H×cosθ …(2)

として表されるようになる。
そしてこの実施の形態ではさらに、図3に示すように、上記第1縦型ホール素子10aの出力S1と上記第2縦型ホール素子10bの出力S2とを差動増幅器11を通じて差分演算し、その演算結果DGSとして、次式の値を得るようにしている。

DGS=H×sinθ−H×cosθ …(3)

なお、この演算結果DGSは、演算回路30に取り込まれ、最終的には図4に示される態様で、この演算結果DGSに対応する回転角度θがこの演算回路30を通じて求められる。ちなみにこの図4において、「sinθ」として示す特性曲線は、上記第1縦型ホール素子10aの出力S1に相当する曲線であり、同じく「cosθ」として示す特性曲線は、上記第2縦型ホール素子10bの出力S2に相当する曲線である。そして、同図4中に「sinθ−cosθ」として示す特性曲線が上記差動増幅器11を通じて得られる演算結果(差分結果)DGSに相当する曲線であり、上記2つの曲線に比べて「0度〜90度」の範囲における直線性が大きく改善されている。このため、同図4中に「出力値」として示す演算結果DGSが得られれば、これに一義的に対応した「回転角度θ」を容易に、しかも高精度に得ることができるようになる。
ところで、この実施の形態において採用する上記縦型ホール素子10は、いわゆるCMOSプロセスを通じて製造することのできる素子であることから、上記差動増幅器11や演算回路30に相当する演算手段も、上記ICチップ12内に併せて組み込むようにしてもよいし、あるいは外部装置として別途に設けるようにしてもよい。いずれにせよ、縦型ホール素子を採用したことで、その設計にかかる自由度も大きく向上されるようになる。
以上説明したように、この実施の形態にかかる回転角度検出装置によれば、以下のような優れた効果が得られるようになる。
(1)センサ部に備えるホール素子として上記縦型ホール素子10を採用したことで、互いに90度の関係をもって配されるホール素子を半導体基板中に正確に形成することができるようになる。
(2)センサ部についてはこれを、縦型ホール素子10の形成されたICチップ12がリードフレーム13と共々モールド樹脂14によって樹脂モールドされたものとして形成し、モールド樹脂14にはセンサ部としての中心に半球状の凹部Dを設けることによって、磁石16の回転軸(中心軸)17の先端部と係合される係合機構を構成した。これにより、磁石16から発せられる磁界が半導体基板の基板面に平行に付与される状態を保ちつつ、センサ部としての中心に磁石の回動の中心を一致させることができるようになり、正確に90度の関係をもって配される縦型ホール素子10と磁石16との関係も常に適正に維持することができるようになる。したがって、ホール素子を用いた回転角度検出装置としての検出精度も、自ずと高く維持されるようになる。
(3)上記係合機構として、磁石16の回転軸(中心軸)17の先端部も滑らかな凸状(球面状)とした。これにより、モールド樹脂14に設けられた上記凹部Dとの耐摩耗性も好適に高められるようになる。
(4)互いに90度の関係をもって配された各縦型ホール素子10a、10bから出力されるホール電圧の値、すなわち出力S1、S2の値を「sinθ−cosθ」といったかたちで差分演算するようにした。これにより、該回転角度検出装置の出力としてその直線性が大きく改善されるようになり、検出対象とする回転軸の回転角度の検出も、より容易かつ精度の高いものとすることができるようになる。
なお、上記第1の実施の形態は、例えば以下のような形態として実施することもできる。
・先の図1に対応する図として図5に例示するように、上記モールド樹脂として、円柱状の凹部Daが設けられているモールド樹脂14aを用い、この凹部Daに金属製の軸受けBaを装着して前記係合機構を形成するようにしてもよい。なお、この金属製の軸受けBaとしては、「ホワイトメタル」、「銅・鉛合金」、「青銅」、「アルミニウム合金」などの金属材料を採用することができる。また、この軸受けBaを設ける場合には、該軸受けBaとして含油軸受けを用いるか、もしくは上記回転軸(中心軸)17との間に、グリース等の油脂類を塗布しておくことが望ましい。これにより、係合機構としての耐摩耗性をさらに高めることができるようになる。
・同じく先の図1に対応する図として図6に例示するように、上記リードフレーム13として、あらかじめ同図6に示される態様で軸受けBbが形成されているものを用い、このようなリードフレーム13をICチップ12と共々樹脂モールドして、同図6に示されるようなモールド樹脂14bを成形するようにしてもよい。この場合には、係合機構としての耐摩耗性を維持しつつ、部品点数の削減を図ることができるようにもなる。
(第2の実施の形態)
次に、この発明にかかる回転角度検出装置の第2の実施の形態について、図7を参照しつつ、先の第1の実施の形態の回転角度検出装置との相違点を中心に説明する。なお、図7において、図7(a)は、この実施の形態の回転角度検出装置の全体構造を模式的に示す一部断面側面図であり、図7(b)は、この実施の形態で用いられる磁石の構造を示す平面図である。またこの図7において、先の図1に示した要素と同一の要素には各々同一の符号を付して示しており、それら各要素についての重複する説明は割愛する。
この実施の形態の回転角度検出装置も、その基本的な角度検出原理は、図1に例示した先の第1の実施の形態の回転角度検出装置と同様であり、その動作態様も前述したとおりである。ただしここでは、図7(a)に示されるように、係合機構として、前述したセンサ部としての中心を中心点とした円状の凹部Dcを有するモールド樹脂14cを用いるとともに、図7(b)に併せて示されるように、該凹部Dcと同心かつ同一径の円状の凸部Paを有する磁石16aを用いている。そして、これらモールド樹脂14cの凹部Dcと磁石16aの凸部Paとを係合させることにより、磁石16aの回動の中心がセンサ部としての中心に機械的に一致した状態に維持されるようにしている。
以上説明したこの第2の実施の形態にかかる回転角度検出装置によっても、先の第1の実施の形態による前記(1)、(2)及び(4)の効果と同等もしくはそれに準じた効果を得ることができるとともに、新たに次のような効果を得ることもできる。
(5)係合機構として、円状の凹部Dcと円状の凸部Paとの係合を通じてセンサ部としての中心に磁石16aの回動の中心を機械的に一致させる構造としたことにより、該係合機構としての当接面積(係合面積)の好適な拡大が図られるようになる。このため、磁石16aから発せられる磁界が半導体基板(ICチップ12)の基板面に平行に付与される状態もより安定に保持することができるようになる。
なお、この第2の実施の形態も、例えば以下のような形態として実施することができる。
・図7(a)及び(b)に対応する図として図8(a)及び(b)に示すように、上記凹部と凸部との関係についてはこれを逆とすることもできる。すなわち、同図8(a)及び(b)に示されるように、係合機構としては、センサ部としての中心を中心点とした円状の凸部Pbを有するモールド樹脂14dを用いるとともに、該凸部Pbと同心かつ同一径の円状の凹部Ddを有する磁石16bを用いるようにしてもよい。なお、図8において、図8(b)は上記モールド樹脂14dの底面構造を示している。係合機構としてのこのような構造によっても、上記第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
・同じく図7(a)及び(b)に対応する図として図9(a)及び(b)、あるいは図10(a)及び(b)に示すように、上記凸部についてはこれを、分断された複数の円弧、あるいは円状の軌跡中に設けられた1乃至複数の半球体によって代用することもできる。ちなみに、図9(a)及び(b)は、図7に示した凸部Paを4つの半球体からなる凸部Pcによって代用した磁石16cを用いる場合について例示している。また、図10(a)及び(b)は、図8に示した凸部Pbを4つの半球体からなる凸部Pdによって代用したモールド樹脂14eを用いる場合について例示している。いずれの場合であれ、係合機構としてこのような構造を採用することにより、その静止摩擦の好適な低減が図られるようになる。なお、先の図7及び図8の例も含めて、上記凹部や凸部はいずれも型成形による加工が可能であることから、その実現も容易である。
(他の実施の形態)
その他、上記各実施の形態に共通して変更可能な要素としては、以下のようなものがある。
・上記各実施の形態においては、互いに90度の関係にて配設される縦型ホール素子10を2つ用いて磁石16(検出対象となる回転軸)の回転角度を検出する例について示したが、縦型ホール素子10については次のような構成とすることもできる。すなわち、先の図2(b)に対応する図として図11に示すように、ICチップ12a内に互いに90度の関係にて配設された4つの縦型ホール素子10a〜10dを備える構成とすることもできる。この場合、上述のごとく、磁石16の磁界の強度に対応する定数をHとし、磁石16の回転角度をθとすると、第1縦型ホール素子10aの出力S1及び第2縦型ホール素子10bの出力S2は、先の式(1)及び式(2)として表される。そして同様に、第3縦型ホール素子10cの出力S3は、上記第1縦型ホール素子10aの出力S1から180度だけ位相が遅れるため、

S3=H×(−sinθ) …(4)

として表される。また同様に、第4縦型ホール素子10dの出力S4は、上記第4縦型ホール素子10dの出力S1から270度だけ位相が遅れるため、

S4=H×(−cosθ) …(5)

として表される。そこで、先の図3に対応する図として、さらに図12に示すように、これら4つの縦型ホール素子10a〜10dの出力S1〜S4を演算する差動増幅器11a〜11cを備えるとともに、これらの演算結果DGSa〜DGScを処理する演算回路30を備えることとすれば、上記回転角度についてもこれをより高い精度で検出することが可能となる。すなわち、上述のごとく、第1縦型ホール素子10aの出力S1及び第2縦型ホール素子10bの出力S2を差動増幅器11aを通じて差分演算することにより、その演算結果DGSaは、

DGSa=H×sinθ−H×cosθ …(6)

となり、これがさらに差動増幅器11cに入力出力される。同様に、第3縦型ホール素子10cの出力S3及び第4縦型ホール素子10dの出力S4を差動増幅器11bを通じて差分演算することにより、その演算結果DGSbは、

DGSb=H×(−sinθ)−H×(−cosθ) …(7)

となり、これもさらに差動増幅器11cに入力される。そして、これら演算結果DGSa及びDGSbが差動増幅器11cを通じてさらに差分演算されることにより、その演算結果DGScは、

DGSc=2×(H×sinθ−H×cosθ) …(8)

となり、先の式(3)に比べてその振幅が2倍に拡大されることとなる。したがって、このような値が演算回路30における前述した角度演算に供されることで、前述した「回転角度θ」としてもより精度の高い値が得られるようになる。
・他方、上記縦型ホール素子10については、同じく先の図2(b)に対応する図として図13に示すように、ICチップ12b内にこれも互いに90度の関係にて配設された3つのホール素子10a、10b、及び10dを備える構成とすることもできる。この場合も上述のごとく、磁石16の磁界の強度に対応する定数をHとし、磁石16の回転角度をθとすると、第1縦型ホール素子10aの出力S1、第2縦型ホール素子10bの出力S2、及び第4縦型ホール素子10dの出力S4は、上記式(1)、式(2)、及び式(5)のように表される。そこでここでは、先の図3に対応する図として図14に示すように、第1縦型ホール素子10aの出力S1及び第2縦型ホール素子10bの出力S2についてはその差分演算を行なう差動増幅器11aを備え、第1縦型ホール素子10aの出力S1及び第4縦型ホール素子10dの出力S4についてはそれらを加算する加算器11dを備えるようにする。またさらに、これら差動増幅器11aの出力DGSa及び加算器11dの出力DGSdについてもそれらを加算する加算器11eを備え、この加算器11eの出力DGSeに基づき、演算回路30を通じて「回転角度θ」を求めることとする。すなわち、第1縦型ホール素子10aの出力S1及び第2縦型ホール素子10bの出力S2を差動増幅器11aを通じて差分演算することにより、その演算結果DGSaは、先の式(6)のようになり、その値が加算器11eに取り込まれる。同様に、第1縦型ホール素子10aの出力S1及び第4縦型ホール素子10dの出力S4を加算器11dを通じて加算することにより、その演算結果DGSdは、

DGSd=H×sinθ+H×(−cosθ) …(9)

となり、この値も上記加算器11eに取り込まれる。そして、これら差動増幅器11aの出力DGSa及び加算器11dの出力DGSdが加算器11eを通じて加算されることにより、その演算結果DGSeは、

DGSe=2×(H×sinθ−H×cosθ) …(10)

となり、ここでも先の式(3)に比べてその振幅が2倍に拡大されるようになる。したがってこの場合も、このような値が演算回路30における前述した角度演算に供されることで、前述した「回転角度θ」としてより精度の高い値が得られるようになる。
・磁石16(16a〜16cも含む)は必ずしも円形や円筒形でなくてもよい。すなわち、上記縦型ホール素子10が設けられた基板に水平な磁界を付与することができる磁石であればよく、その形状等は任意である。
・上記各実施の形態にあっては「0度〜90度」の範囲で検出対象となる回転軸の回転角度を検出することとしたが、例えば図15に例示した装置において、その歯車28と歯車32との間のギア比を変更することのできる機構を設けることで、該回転角度検出装置としての検出範囲の拡張または縮小も可能となる。例えば、歯車28と歯車32とのギア比を「1:4」に設定することで、「0度〜90度」であった検出範囲を、「0度〜360度」に拡張することができるようになる。
この発明にかかる回転角度検出装置の第1の実施の形態について、その一部断面とともに側面構造を模式的に示す側面図。 (a)及び(b)は、同実施の形態の回転角度検出装置の角度検出原理を示す側面図及び平面図。 同実施の形態の回転角度検出装置において採用する演算手法についてその等価回路を示すブロック図。 上記演算手法に基づく出力特性を示すグラフ。 同実施の形態の回転角度検出装置の変形例について、その一部断面とともに側面構造を模式的に示す側面図。 同実施の形態の回転角度検出装置の他の変形例について、その一部断面とともに側面構造を模式的に示す側面図。 この発明にかかる回転角度検出装置の第2の実施の形態について、(a)はその一部断面とともに側面構造を模式的に示す側面図、(b)は磁石の平面構造を示す平面図。 同第2の実施の形態の変形例について、(a)はその一部断面とともに側面構造を模式的に示す側面図、(b)はモールド樹脂の底面構造を示す底面図。 同第2の実施の形態の他の変形例について、(a)はその一部断面とともに側面構造を模式的に示す側面図、(b)は磁石の平面構造を示す底面図。 同第2の実施の形態のさらに他の変形例について、(a)はその一部断面とともに側面構造を模式的に示す側面図、(b)はモールド樹脂の底面構造を示す底面図。 上記各実施の形態の変形例として縦型ホール素子の他の配設態様を模式的に示す平面図。 図11に例示したホール素子構造に採用して好適な演算手法についてその等価回路を示すブロック図。 上記各実施の形態の変形例として縦型ホール素子のさらに他の配設態様を模式的に示す平面図。 図13に例示したホール素子構造に採用して好適な演算手法についてその等価回路を示すブロック図。 従来の回転角度検出装置の一例について、その概要を示す側面図。 従来の回転角度検出装置による角度検出原理について、(a)はその側面構造を模式的に示す側面図、(b)はその平面構造を模式的に示す平面図。
符号の説明
10、10a、10b、10c、10d…縦型ホール素子、11、11a、11b、11c…差動増幅器、11d、11e…加算器、12、12a、12b…IC(集積回路)チップ、13…リードフレーム、14、14a、14b、14c、14d、14e…モールド樹脂、16、16a、16b、16c、16d、16e、26…磁石、17、27…回転軸、20…ホール素子(横型)、24…モールドIC(集積回路)、25…中心軸、28、32…歯車、30…演算回路、31…回転軸(検出対象)、D、Da、Dc、Dd…凹部、Ba、Bb…軸受け、Pa、Pb、Pc、Pd…凸部。

Claims (8)

  1. ホール素子を備えるセンサ部に回転角度の検出対象とする回転軸の回動に伴って回動する磁石から発せられる磁界を付与し、該付与される磁界の強度に対応して前記ホール素子から出力されるホール電圧の値に基づき前記検出対象とする回転軸の回転角度を検出する回転角度検出装置において、
    前記センサ部は、前記ホール素子として、互いに90度の関係をもって配されて半導体基板の基板面に水平な磁界成分を検出する少なくとも2つの縦型ホール素子を備え、前記センサ部と前記磁石との間には、前記磁石から発せられる磁界が前記半導体基板の基板面に平行に付与される状態を保ちつつ、前記各縦型ホール素子の中心点を通ってそれら素子の配設方向に直交する線が交差する前記センサ部としての中心に前記磁石の回動の中心を機械的に一致せしめる係合機構を備える
    ことを特徴とする回転角度検出装置。
  2. 前記センサ部は、前記縦型ホール素子の形成された半導体基板がリードフレームと共々、モールド樹脂によって樹脂モールドされてなり、前記係合機構は、前記モールド樹脂の前記半導体基板に平行な面の前記センサ部としての中心に対応する位置に設けられて前記磁石の回動の中心となる軸の先端が係合される凹部を備えて構成される
    請求項1に記載の回転角度検出装置。
  3. 前記係合機構を構成する前記モールド樹脂の凹部には、前記磁石の回動の中心となる軸の先端が係合される形状に加工された金属材料からなる軸受けが設けられてなる
    請求項2に記載の回転角度検出装置。
  4. 前記金属材料からなる軸受けが、前記リードフレームの一部として形成されてなる
    請求項3に記載の回転角度検出装置。
  5. 前記センサ部は、前記縦型ホール素子の形成された半導体基板がリードフレームと共々、モールド樹脂によって樹脂モールドされてなり、前記係合機構は、前記モールド樹脂の前記半導体基板に平行な面に設けられて前記センサ部としての中心を中心点として形成された円状の凹部または凸部と、前記磁石の表面に設けられて同磁石の回動の中心を中心点として形成された円状の凸部または凹部とを備え、それら凹部または凸部と凸部または凹部との係合を通じて前記センサ部としての中心に前記磁石の回動の中心を機械的に一致せしめるものである
    請求項1に記載の回転角度検出装置。
  6. 前記係合機構を構成する凸部は、複数の円弧に分断されるかたちで形成されてなる
    請求項5に記載の回転角度検出装置。
  7. 前記係合機構を構成する凸部は、前記円状の軌跡中に設けられた1乃至複数の半球体として形成されてなる
    請求項5に記載の回転角度検出装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の回転角度検出装置において、
    前記互いに90度の関係をもって配された各縦型ホール素子から出力されるホール電圧の値を差分演算する演算手段をさらに備える
    ことを特徴とする回転角度検出装置。
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