JP4383201B2 - Ip電話ゲートウェイ装置 - Google Patents

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本発明は、IP電話機能を持たない電話機をIP網経由で通信(通話を含む)可能にするIP電話ゲートウェイ装置に関する。
IP電話機能を持たない既存の電話機から通信事業者の提供するIP電話サービスを利用する場合、IP電話ゲートウェイ装置を用いることができる。1台のIP電話ゲートウェイ装置に対して複数台の電話機を接続可能に構成している(例えば特許文献1参照)。発信者からの発呼を、通信事業者等の運営するCAサーバー(コール・エージェントサーバ;プロキシサーバーおよび登録サーバーを含む)からIP網経由でIP電話ゲートウェイ装置に通知し、SIP(Session Initiation Protocol)等の通信制御プロトコルに従ってIP網上で呼設定が実現される。
ところで、1台のIP電話ゲートウェイ装置が同時に接続可能な回線数には制限がある。1台で同時接続可能な回線数を超えた数の電話機(内線電話等)で通話可能にするためにはIP電話ゲートウェイ装置を複数台併設する必要がある。
図8は、IP電話ゲートウェイ装置とCAサーバーとの運用構成を示している。1つのIP電話ゲートウェイ装置10−1を親回線とし、残りのIP電話ゲートウェイ装置10−2…10−nを子回線とする回線構成を構築している。CAサーバー11に対して回線構成を予め登録している。CAサーバー11は、最初に親回線として登録してあるIP電話ゲートウェイ装置10−1に対して着信を知らせる。親回線として登録してあるIP電話ゲートウェイ装置10−1の回線が空いていれば、着信先の電話機を呼出すことになる。しかし、当該IP電話ゲートウェイ装置10−1の全回線が使用中であれば、子回線にスライドして呼設定することになる。
図9,10に親回線から子回線にスライドして空き回線を使用する場合のシーケンスを示す。図9は親回線又は子回線が全回線使用中のシーケンスを示す。発信者から着信があると、CAサーバー11から親回線のIP電話ゲートウェイ装置10−1にリクエスト(INVITE)が送られる。IP電話ゲートウェイ装置10−1はINVITEに対してレスポンス(100Trying)を返すが、全回線使用中であればビジー状態であることを示すレスポンス(486Busy)を返す。なお、CAサーバー11とIP電話ゲートウェイ装置10−1との間で交換されるリクエスト及びレスポンスはRFC2543,3261に定められた信号に基づくものとする。
CAサーバー11は、IP電話ゲートウェイ装置10−1からビジー状態であることを示すレスポンス(486Busy)を受信した場合、親回線と子回線の回線構成であれば、子回線1のIP電話ゲートウェイ装置10−2にリクエスト(INVITE)を送る。子回線1のIP電話ゲートウェイ装置10−2に空き回線がれば、当該IP電話ゲートウェイ装置10−2から主装置(PBX)12を介して着信先の電話機が呼出される。
また、図10に示すように、親回線のIP電話ゲートウェイ装置10−1に空き回線があり、主装置(PBX)12を介して着信先の電話機が呼出された場合であっても、該当電話機が使用中の場合もあり得る。この場合は、主装置(PBX)12から受信完了信号を受けることなくタイムアウトする。IP電話ゲートウェイ装置10−1は、タイムアウトが発生した場合も全回線使用中の場合と同じレスポンス(486Busy)を返す。
したがって、CAサーバー11は、着信先の電話機が使用中の場合であっても、レスポンス(486Busy)を受け取ると、次の子回線のIP電話ゲートウェイ装置10−2にリクエスト(INVITE)を送ることとなる。
特開平10−327195号公報
しかしながら、着信先の電話機が使用中の場合、上記スライドを繰り返したとしても、スライド先の子回線でタイムアウトが発生して結局呼確立は不成功に終わるので、CAサーバー、IP電話ゲートウェイ装置及び主装置(PBX)共に無駄な処理を繰り返すという問題がある。またIP網上に無駄なIPパケットが流れ、IP網が混雑する原因にもなる。
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、着信先の電話機が使用中であった場合、それ以降はCAサーバーが次の回線へ切り替えるスライドを繰り返さないようにしたIP電話ゲートウェイ装置を提供することを目的とする。
本発明は、IP網上に配置されIP電話の呼制御を管理するサーバーからトランザクション開始リクエストを受信し、電話機に接続する回線に空きがあればその回線を使用して着信先の電話機の呼出しを行い、着信先の電話機が使用中であればサーバーにおいて次回線へのスライドを生じさせず、且つ着信は受けられないことを通知可能なレスポンスを前記サーバーに送信するものとした。
本発明によれば、着信先の電話機が使用中であった場合、それ以降はCAサーバーが次の回線へ切り替えるスライドを繰り返さないようにしたIP電話ゲートウェイ装置を提供できる。
本発明の第1の態様は、IP電話の呼制御を管理し、いずれか1台のIP電話ゲートウェイ装置を親回線とし他のIP電話ゲートウェイ装置を子回線とした回線構成を予め登録し、着信時には、親回線として登録したIP電話ゲートウェイ装置に対して最初に呼設定を行い、当該親回線のIP電話ゲートウェイ装置の全回線が使用中のときは子回線のIP電話ゲートウェイ装置にスライドして呼設定を行う呼制御サーバーとIP網を介して通信を行うIP電話ゲートウェイ装置であって、複数の電話機を回線接続可能な回線インターフェース手段と、前記呼制御サーバーが配置されたIP網との間の通信を制御するネットワーク制御手段と、前記呼制御サーバーと連携して前記電話機によるIP網経由の通話を実現するVoIP制御手段とを具備し、前記VoIP制御手段は、前記呼制御サーバーからトランザクション開始リクエストを受信すると使用可能な回線があるか否かを判断し、使用可能な回線がない場合は前記呼制御サーバーが次回線のIP電話ゲートウェイ装置にスライドするトリガとなるレスポンスを前記呼制御サーバーに送信し、使用可能な回線がある場合は着信先の電話機に対して呼出しを行い、当該電話機が使用中であった場合は前記呼制御サーバーにおいて次回線へのスライドのトリガとはならないレスポンスであって且つ着信は受けられないことを通知可能なレスポンスを前記呼制御サーバーに送信するIP電話ゲートウェイ装置である。
このように構成されたIP電話ゲートウェイ装置によれば、着信先の電話機が使用中であった場合はサーバーにおいて次回線へのスライドを生じさせず、且つ着信は受けられないことを通知可能なレスポンスを送信するので、着信先の電話機が使用中であった場合、それ以降はCAサーバーが次の回線へ切り替えるスライドを繰り返さないようにすることができる。
なお、着信先の電話機が使用中であったときにサーバーに送信するレスポンスとして、RFC2543,3261に定められた480Temporarily Unavailable、又は606Not Acceptableを用いることができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様のIP電話ゲートウェイ装置において、前記VoIP制御手段は、前記サーバーからトランザクション開始リクエストを受信した際に、前記回線インターフェース手段の全回線が使用中であった場合、サーバーにおいて次回線へのスライドを生じさせるレスポンスを送信するものである。
これにより、着信先の電話機が使用中であることが確認されるまでは、回線インターフェース手段の全回線が使用中であれば、次回線へスライドさせることができ自動的に空き回線を使用して着信させることができる。
なお、回線インターフェース手段の全回線が使用中であった場合にサーバーに送信するレスポンスは、RFC2543,3261に定められた486Busyを用いることができる。
本発明の第3の態様は、IP電話の呼制御を管理する呼制御サーバーと、前記呼制御サーバーとIP網を介して通信を行う複数のIP電話ゲートウェイ装置とからなるIP電話システムであって、前記呼制御サーバーは、いずれか1台のIP電話ゲートウェイ装置を親回線とし他のIP電話ゲートウェイ装置を子回線とした回線構成を予め登録し記憶する記憶手段と、着信時には、親回線として登録したIP電話ゲートウェイ装置に対して最初に呼設定を行い、当該親回線のIP電話ゲートウェイ装置の全回線が使用中のときは子回線のIP電話ゲートウェイ装置にスライドして呼設定を行う呼設定手段とを具備し、前記IP電話ゲートウェイ装置は、複数の電話機を回線接続可能な回線インターフェース手段と、前記呼制御サーバーが配置されたIP網との間の通信を制御するネットワーク制御手段と、前記電話機によるIP網経由の通話を実現するとともに、前記呼制御サーバーからトランザクション開始リクエストを受信すると使用可能な回線があるか否かを判断し、使用可能な回線がない場合は前記呼制御サーバーが次回線のIP電話ゲートウェイ装置にスライドするトリガとなるレスポンスを前記呼制御サーバーに送信し、使用可能な回線がある場合は着信先の電話機に対して呼出しを行い、当該電話機が使用中であった場合は前記呼制御サーバーにおいて次回線へのスライドのトリガとはならないレスポンス且つ着信は受けられないことを通知可能なレスポンスを前記呼制御サーバーに送信するVoIP制御手段とを具備するIP電話システムである。
本発明の第4の態様は、IP電話の呼制御を管理する呼制御サーバーと、前記呼制御サーバーとIP網を介して通信を行う複数のIP電話ゲートウェイ装置とからなるIP電話システムの着信方法であって、前記呼制御サーバーは、いずれか1台のIP電話ゲートウェイ装置を親回線とし他のIP電話ゲートウェイ装置を子回線とした回線構成を予め登録し、着信時には、親回線として登録したIP電話ゲートウェイ装置に対して最初に呼設定を行い、当該親回線のIP電話ゲートウェイ装置の全回線が使用中のときは子回線のIP電話ゲートウェイ装置にスライドして呼設定を行い、前記IP電話ゲートウェイ装置は、複数の電話機を回線接続可能なインターフェースを有し、前記呼制御サーバーが配置されたIP網との間の通信を制御して前記電話機によるIP網経由の通話を実現するとともに、前記呼制御サーバーから着トランザクション開始リクエストを受信すると使用可能な回線があるか否かを判断し、使用可能な回線がない場合は前記呼制御サーバーが次回線のIP電話ゲートウェイ装置にスライドするトリガとなるレスポンスを前記呼制御サーバーに送信し、使用可能な回線がある場合は着信先の電話機の呼出しを行い、着信先の電話機が使用中であれば前記呼制御サーバーにおいて次回線へのスライドのトリガとはならないレスポンスであって且つ着信は受けられないことを通知可能なレスポンスを前記呼制御サーバーに送信することを特徴とする着信方法である。
以下、本発明の一実施の形態であるIP電話ゲートウェイ装置について図面を参照して具体的に説明する。なお、本実施の形態のIP電話ゲートウェイ装置は図8に示すシステム構成に適用されるものとして説明するが、図8の従来のIP電話ゲートウェイ装置10−1,10−2、…、10−nに換えて、本実施の形態のIP電話ゲートウェイ装置を用いるものとする。
図1は、本実施の形態に係るIP電話ゲートウェイ装置100の機能ブロック図である。電話制御部101は、IP電話ゲートウェイ装置に接続したアナログ通信機器(アナログ電話機、ファックス、主装置(PBX)、ビジネスホン)の電話制御を行う部分である。PSTN回線制御部102は、PSTNとの間で回線制御を行う部分である。本例では、IP電話ゲートウェイ装置100が1回線だけ直接PSTNに接続しているものとする。IP/PSTN切替え部103は、電話機がIP網に接続するのかPSTNに接続するのかを判断して、切り替える部分である。LAN側ネットワーク制御部104は、LANとのインターフェースをとる部分である。WAN側ネットワーク制御部105は、IP網側となるWANとのインターフェースをとる部分である。本例では、IP電話ゲートウェイ装置100をローカル側となるLANに接続可能にしている。また、IP電話ゲートウェイ装置100をADSL回線又は光ファイバ回線にてWAN側となるIP網に接続している。VoIP制御部106は、SIPに基づいたトランザクション制御並びに音声のパケット化等の音声データをインターネットに流すための処理を行っている部分である。サーバー部107は、DHCP等のプロトコルに基づいて動作し、例えばLAN側に接続している端末のアドレス管理等を行う部分である。IP/PPP処理部108は、LAN及びWAN(インターネット/イントラネット等)通信で必要なIP及びPPPに関するプロトコル処理を行う部分である。
図2は、以上の機能構成を有するIP電話ゲートウェイ装置100のハードウエア構成図である。CPU/DSP110に対して内部バスを介してROM111,RAM112が接続され、さらに回線I/F回路113−1,113−2、NCU(DAA)114が接続されている。CPU/DSP110は、ROM111に格納しているプログラムに基づいて後述するSIPインターフェース制御を実行する。また、必要に応じてRAM112を作業用エリアとして使用する。回線I/F回路113−1、113−2は、アナログ通信機器(アナログ電話機、ファックス、主装置(PBX)、ビジネスホン)が接続されるポートをそれぞれ2回線備えており、全部で4回線接続可能に構成されている。すなわち、本例では、1台のIP電話ゲートウェイ装置100で4回線確保していて、同時に4台の電話機(内線)を外線接続可能になっている。なお、同時に接続可能な回線数は適宜設計変更可能である。NCU(DAA)114は、図1におけるPSTN回線制御部102のハードウエア部分である。図1におけるVoIP制御部106の音声パケット化に関する処理は、CPU/DSP110のDSP部分で一部ハードウエア化している。
次に、以上のように構成したIP電話ゲートウェイ装置100のダイヤルイン時の動作について説明する。
図3は、IP電話ゲートウェイ装置100のダイヤルイン時の制御フロー図である。ステップS100からステップS107は、着信先の電話機が使用中でなく、且つスライドも起きなかった場合での流れである。図4のシーケンスを参照しながら説明する。
発信者側のIP電話ゲートウェイ装置は、発信者から相手先ダイヤルがあると、CAサーバー11に対してINVITEを送る。図5はINVITEの記述例である。INVITEには「xxxyyyzzz」という相手先の電話番号と「aaabbbccc」という発信者の電話番号が含まれる。CAサーバー11は発信側のIP電話ゲートウェイ装置に対してレスポンス(100Trying)を返し、さらに発信側のIP電話ゲートウェイ装置に対して認証を要求する407Proxy Authentication Requiredを通知する。
発信者側のIP電話ゲートウェイ装置は、CAサーバー11に対してACKを返した後、407Proxy Authentication Requiredで受信した暗号キーを元にアカント情報をデコードした認証ヘッダ付のトランザクション開始リクエストとなるINVITEを送信する。CAサーバー11は、発信者側のIP電話ゲートウェイ装置から受信したINVITEを受け付けると、発信者側のIP電話ゲートウェイ装置に対してはレスポンス(100Trying)を返し、認証が正しければ、着信側のIP電話ゲートウェイ装置100に対して図5に示すINVITEを送信する。
着信側のIP電話ゲートウェイ装置100は、CAサーバー11から発信者側のIP電話ゲートウェイ装置が発したINVITEを受信することにより、着信発生を検出する(S100)。着信側のIP電話ゲートウェイ装置100は、着信発生を検出した場合は、CAサーバー11に対してレスポンス(100Trying)を返す(S101)。そして、IP電話ゲートウェイ装置100内に使用可能回線があるか否か判断する(S102)。図2に示す例では、2つの回線I/F回路113−1,113−2で合計4回線使用可能であるが、この4回線中に空き回線があれば使用可能回線有りと判断する。
IP電話ゲートウェイ装置100は、使用可能回線がある場合、その回線を使用して着信者(電話機)に対して呼出信号(IR/CAR)を送信する(S103)。この呼出信号に対して、着信者(電話機)は使用中であっても一次応答を返してくる。IP電話ゲートウェイ装置100は、一次応答を検出したら(S104)、MODEM/PB信号を着信者(電話機側)に送出する(S105)。着信者(電話機側)は使用中でなければ、MODEM/PB信号に対して受信完了信号を返信する。IP電話ゲートウェイ装置100は、受信完了信号を受信すれば(S106)、ダイヤルイン着信の処理を完了する(S107)。
図4に示すように、IP電話ゲートウェイ装置100から着信者(電話機)に対する着信要求はRING鳴動させることによって行われる。着信者(電話機側)に着信要求している間は、180RingingをCAサーバー11へ送信し、CAサーバー11から発信側のIP電話ゲートウェイ装置へ転送される。発信側のIP電話ゲートウェイ装置から発信者(電話機)に対してリングバックトーン(RBT)として送信される。
着信者(電話機)が、着信要求のタイムアウト前にオフフックすれば、着信側のIP電話ゲートウェイ装置100からCAサーバー11へ200OKが返信され、CAサーバー11から発信側のIP電話ゲートウェイ装置へ200OKが転送される。そして、発信側のIP電話ゲートウェイ装置から発したACKを着信側のIP電話ゲートウェイ装置100が受信して通話が開始する。
どちらか一方がオンフックすることにより終話処理が行われる。図4の例では発信側がオンフックしている。オンフックを検知した発信側のIP電話ゲートウェイ装置からBYEが送信されて着信側のIP電話ゲートウェイ装置100が受信すると、着信者(電話機)に対してビジートーンを送出する。
図3のフロー図において、ステップS104で一次応答検出できずに、タイムアウトした場合、ステップS108へ移行して、480Temporarily Unavailable、又は606Not Acceptableを、CAサーバー11へ返信する。すなわち、CAサーバー11が次の回線へスライドさせるトリガとなる486Busyを返すのではなく、回線スライドのトリガとはならないが「着信は受け付けられない旨」のレスポンスを送出する。このような用途に利用できるレスポンスであれば、480Temporarily Unavailable、又は606Not Acceptable以外の信号を使用しても良い。
図6は、図3のフロー図において、ステップS104からステップS108へ移行することとなる場合のシーケンスを示している。IP電話ゲートウェイ装置100が空き回線を使用して主装置(PBX)経由で着信者(電話機)に呼出信号を送出し、ダイヤルイン信号(MODEM/PB信号等)を送出しているが、受信完了信号を受信できなかった場合が示されている。この場合、着信側のIP電話ゲートウェイ装置100は486Busy以外の特定信号として480Temporarily Unavailable、又は606Not Acceptableを送信している。CAサーバー11は、次の回線へスライドさせることなく480/606を発信側のIP電話ゲートウェイ装置へ転送する。発信側のIP電話ゲートウェイ装置は、着信者(電話機)が使用中であることを示すビジートーンを発信者(電話)へ通知する。この結果、発信者(電話)がオンフックすることにより着信側へACKが返されて1つのトランザクションが確立する。
これにより、CAサーバー11は着信者(電話機)が使用中であった場合、486Busyではなくて、着信は受け付けられない旨のレスポンス(例えば480,606)を受け取るので、着信者(電話機)が使用中である場合には別の子回線へスライドされる不具合を防止することができる。
また、図3のフロー図において、ステップS102で全回線使用中であると判断した場合、ステップS109へ移行して、486Busyを送出する。この時点では着信者(電話機)が使用中であるか否か判明できないので、次の回線へスライドして空き回線を探す必要がある。
図7は、図3のフロー図において、ステップS102からステップS109へ移行することとなる場合のシーケンスを示している。親回線のIP電話ゲートウェイ装置(100)が全回線使用中であった場合、486BusyをCAサーバー11へ返している。このため、486Busyを受信したCAサーバー11は、次の回線である子回線1のIP電話ゲートウェイ装置(100)に対してINVITEを送り直している。図7に示す例では、子回線1のIP電話ゲートウェイ装置(100)でも4回線の全回線が使用中である。よって、486BusyをCAサーバー11へ返している。486Busyを受信したCAサーバー11は、次の回線である子回線2のIP電話ゲートウェイ装置(100)に対してINVITEを送り直す。子回線2のIP電話ゲートウェイ装置(100)において初めて空き回線が存在したために、着信者(電話機)に対して呼出信号、ダイヤルイン信号(図7にでは省略)を送出し、着信者(電話機)が未使用であったために通話が開始されている。
このように、着信者(電話機)が使用中であることが判明するまでは、従来通りのスライドを実施するので、スライドによるメリットを活かしつつ、スライドのデメリットを回避することができる。
本発明は、着信先の電話機が使用中であった場合、それ以降はCAサーバーが次の回線へ切り替えるスライドを繰り返さないようにすることができ、IP電話ゲートウェイ装置に適用可能である。
一実施の形態に係るIP電話ゲートウェイ装置の機能ブロック図 上記実施の形態に係るIP電話ゲートウェイ装置のハードウエア構成図 上記実施の形態におけるダイヤルイン時の制御フロー図 上記実施の形態での発信から着信までの一般的な全体シーケンス図 SIPのINVITE時の記述例を示す図 着信者が使用中であったために次回線へのスライドを禁止したシーケンス図 IP電話ゲートウェイ装置が全回線使用中であったために次回線へのスライドしたシーケンス図 IP電話ゲートウェイ装置とCAサーバーとの運用構成を示す図 IP電話ゲートウェイ装置が全回線使用中のために486Busyを返すシーケンス図 着信者が使用中であっても486Busyを返すシーケンス図
符号の説明
100 IP電話ゲートウェイ装置
101 電話制御部
102 PSTN回線制御部
103 IP/PSTN切替え部
104 LAN側ネットワーク制御部
105 WAN側ネットワーク制御部
106 VoIP制御部
107 サーバー部
110 CPU/DSP
111 ROM
112 RAM
113−1,113−2 回線I/F回路

Claims (5)

  1. IP電話の呼制御を管理し、いずれか1台のIP電話ゲートウェイ装置を親回線とし他のIP電話ゲートウェイ装置を子回線とした回線構成を予め登録し、着信時には、親回線として登録したIP電話ゲートウェイ装置に対して最初に呼設定を行い、当該親回線のIP電話ゲートウェイ装置の全回線が使用中のときは子回線のIP電話ゲートウェイ装置にスライドして呼設定を行う呼制御サーバーとIP網を介して通信を行うIP電話ゲートウェイ装置であって、
    複数の電話機を回線接続可能な回線インターフェース手段と、前記呼制御サーバーが配置されたIP網との間の通信を制御するネットワーク制御手段と、前記呼制御サーバーと連携して前記電話機によるIP網経由の通話を実現するVoIP制御手段とを具備し、
    前記VoIP制御手段は、前記呼制御サーバーからトランザクション開始リクエストを受信すると使用可能な回線があるか否かを判断し、使用可能な回線がない場合は前記呼制御サーバーが次回線のIP電話ゲートウェイ装置にスライドするトリガとなるレスポンスを前記呼制御サーバーに送信し、使用可能な回線がある場合は着信先の電話機に対して呼出しを行い、当該電話機が使用中であった場合は前記呼制御サーバーにおいて次回線へのスライドのトリガとはならないレスポンスであって且つ着信は受けられないことを通知可能なレスポンスを前記呼制御サーバーに送信するIP電話ゲートウェイ装置。
  2. 前記VoIP制御手段が、着信先の電話機が使用中であったときに前記呼制御サーバーに送信するレスポンスは、RFC25433261に定められた480Temporarily Unavailable、又は606Not Acceptableであることを特徴とする請求項1記載のIP電話ゲートウェイ装置。
  3. 前記VoIP制御手段が、前記回線インターフェース手段の全回線が使用中であった場合、前記呼制御サーバーに送信するレスポンスは、RFC25433261に定められた486Busyであることを特徴とする請求項1記載のIP電話ゲートウェイ装置。
  4. IP電話の呼制御を管理する呼制御サーバーと、前記呼制御サーバーとIP網を介して通信を行う複数のIP電話ゲートウェイ装置とからなるIP電話システムであって、
    前記呼制御サーバーは、いずれか1台のIP電話ゲートウェイ装置を親回線とし他のIP電話ゲートウェイ装置を子回線とした回線構成を予め登録し記憶する記憶手段と、着信時には、親回線として登録したIP電話ゲートウェイ装置に対して最初に呼設定を行い、当該親回線のIP電話ゲートウェイ装置の全回線が使用中のときは子回線のIP電話ゲートウェイ装置にスライドして呼設定を行う呼設定手段とを具備し、
    前記IP電話ゲートウェイ装置は、複数の電話機を回線接続可能な回線インターフェース手段と、前記呼制御サーバーが配置されたIP網との間の通信を制御するネットワーク制御手段と、前記電話機によるIP網経由の通話を実現するとともに、前記呼制御サーバーからトランザクション開始リクエストを受信すると使用可能な回線があるか否かを判断し、使用可能な回線がない場合は前記呼制御サーバーが次回線のIP電話ゲートウェイ装置にスライドするトリガとなるレスポンスを前記呼制御サーバーに送信し、使用可能な回線がある場合は着信先の電話機に対して呼出しを行い、当該電話機が使用中であった場合は前記呼制御サーバーにおいて次回線へのスライドのトリガとはならないレスポンス且つ着信は受けられないことを通知可能なレスポンスを前記呼制御サーバーに送信するVoIP制御手段とを具備するIP電話システム。
  5. IP電話の呼制御を管理する呼制御サーバーと、前記呼制御サーバーとIP網を介して通信を行う複数のIP電話ゲートウェイ装置とからなるIP電話システムの着信方法であって、
    前記呼制御サーバーは、いずれか1台のIP電話ゲートウェイ装置を親回線とし他のIP電話ゲートウェイ装置を子回線とした回線構成を予め登録し、着信時には、親回線として登録したIP電話ゲートウェイ装置に対して最初に呼設定を行い、当該親回線のIP電話ゲートウェイ装置の全回線が使用中のときは子回線のIP電話ゲートウェイ装置にスライドして呼設定を行い、
    前記IP電話ゲートウェイ装置は、複数の電話機を回線接続可能なインターフェースを有し、前記呼制御サーバーが配置されたIP網との間の通信を制御して前記電話機によるIP網経由の通話を実現するとともに、前記呼制御サーバーから着トランザクション開始リクエストを受信すると使用可能な回線があるか否かを判断し、使用可能な回線がない場合は前記呼制御サーバーが次回線のIP電話ゲートウェイ装置にスライドするトリガとなるレスポンスを前記呼制御サーバーに送信し、使用可能な回線がある場合は着信先の電話機の呼出しを行い、着信先の電話機が使用中であれば前記呼制御サーバーにおいて次回線へのスライドのトリガとはならないレスポンスであって且つ着信は受けられないことを通知可能なレスポンスを前記呼制御サーバーに送信することを特徴とする着信方法。
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