JP4382779B2 - 装飾具及び衣服 - Google Patents

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Description

本発明は支持体形成具、装飾具支持体、装飾具及び衣服に関する。詳しくは、衣服やカバン等の一部を構成する、支持体形成具、装飾具支持体及び装飾具、並びに装飾具で構成された衣服に係るものである。
衣服の身頃はボタンによって止められる場合が多いが、1つの衣服に対して1種類のボタンが縫合されているだけであるため、冠婚葬祭の各状況に合わせて自由にボタンを変えることが困難であった。
そこで、自由に衣服のボタンを変えるための様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。図11は従来のボタン止め構造を説明する概略図であるが、特許文献1に記載のボタン止め構造は、前立てのボタンホール103に対応する数及び間隔のボタン109と、裏布105の止め孔107に対応する係止片110とを、1本の紐状部材111に連結した構成のボタン列108を用い、ボタン列108は、先ず最上段の第一ボタン109Aを袋部106に挿入し、襟腰104内部から第一ボタンホール103Aを介して表に突出させ、他のボタン109をボタンホール103から右前立て102の表側に突出させ、係止片110を止め孔107に係止することで、ボタン列108の右前立て102に対する取り付けを完了させている。
特開2000−93208号公報
しかしながら、従来のボタン止め構造では、冠婚葬祭の各状況に合わせてボタンを変える場合、わざわざボタン列を袋部から取り出して別のボタン列を袋部に挿入しなければならず煩雑であり、また、ボタンホール同士の間隔を考慮してボタン列にボタンを配置しなくてはならなかった。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、日常の各状況に合わせて容易に装飾具本体を変えることができる、支持体形成具、装飾具支持体、装飾具及び衣服を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の支持体形成具は、開口部が形成される基体に取り付けられる支持体形成具であって、前記開口部の領域に配置され、装飾具本体が前記開口部を通過して前記基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に取り付けられる支持部材と、該支持部材に接続されていると共に、前記基体に取り付けられる取付部とを備えたことを特徴とする。
ここで、装飾具本体が開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に取り付けられる支持部材によって、装飾具本体を変える場合、装飾具本体を取り外して別の装飾具本体を取り付ける必要がなく、装飾具本体を基体の一方の面側から他方の面側に移動させて開口部を通過させるだけで変えることができる。なお、取付部は、開口部が形成された基体または開口部がまだ形成されていない基体のどちらに取り付けられてもよい。
また、上記の目的を達成するために、本発明の装飾具支持体は、開口部が形成された基体と、該基体に取り付けられると共に前記開口部の領域に配置され、装飾具本体が前記開口部を通過して前記基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に取り付けられる支持部材とを備えたことを特徴とする。
ここで、装飾具本体が開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に取り付けられる支持部材によって、装飾具本体を変える場合、装飾具本体を取り外して別の装飾具本体を取り付ける必要がなく、装飾具本体を基体の一方の面側から他方の面側に移動させて開口部を通過させるだけで変えることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の装飾具は、開口部が形成された基体と、該基体に取り付けられると共に前記開口部の領域に配置される支持部材と、前記開口部を通過して前記基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に前記支持部材に取り付けられる装飾具本体とを備えたことを特徴とする。
ここで、装飾具本体が、開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に支持部材に取り付けられることによって、装飾具本体を変える場合、装飾具本体を取り外して別の装飾具本体を取り付ける必要がなく、装飾具本体を基体の一方の面側から他方の面側に移動させて開口部を通過させるだけで変えることができる。
また、本発明の装飾具において、装飾具本体が弾性材料で構成された場合、装飾具本体に比して小さい開口部にも、装飾具本体をくぐらせることができる。
更に、本発明の装飾具において、装飾具本体が支持部材に沿って取り付けられる場合、一方の装飾具本体の回動軌道から他方の装飾具本体がずれており回動を妨げることなく、基体の一方の面に複数の装飾具本体を容易に配置させることができる。
また、本発明の装飾具において、装飾具本体の少なくとも1つは、平坦な形状を有する場合、装飾具本体同士がかさばりにくい。
また、上記の目的を達成するために、本発明の衣服は、開口部が形成された基体と、該基体に取り付けられると共に前記開口部の領域に配置される支持部材と、前記開口部を通過して前記基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に前記支持部材に取り付けられるボタンとを備えた装飾具で構成されたことを特徴とする。
ここで、ボタンが、開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に支持部材に取り付けられることによって、ボタンを変える場合、ボタンを取り外して別のボタンを取り付ける必要がなく、ボタンを基体の一方の面側から他方の面側に移動させて開口部を通過させるだけで変えることができる。
本発明に係る支持体形成具は、日常の各状況に合わせて容易に装飾具本体を変えることができる。
本発明に係る装飾具支持体は、日常の各状況に合わせて容易に装飾具本体を変えることができる。
また、本発明に係る装飾具は、日常の各状況に合わせて容易に装飾具本体を変えることができる。
また、本発明に係る衣服は、日常の各状況に合わせて容易にボタンを変えることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
図1は、本発明を適用した支持体形成具の第1の態様(a)、第2の態様(b)、第3の態様(c)及び支持体形成具を用いて形成した装飾具支持体の一例(d)をそれぞれ説明する概略図である。図1(a)において、本発明の支持体形成具1は、生地に形成されるボタンホールの領域にボタンホールを縦断して配置される透明なアクリル糸(支持部材の一例である。)2と、アクリル糸2の両端に接続されていると共に生地に取り付けられる取付部3とを備えている。また、アクリル糸2には凹部4が形成されている。また、図1(b)に示す態様は、取付部3がアクリル糸2を囲んでいる点以外は、図1(a)に示す態様と同じである。
ここで、ボタン等をアクリル糸2に取り付ける糸等を凹部4に巻きつけることによって、アクリル糸2に沿ったボタン等の移動を抑制できる。また、取付部3は、熱に強く透明で柔軟性のある素材で構成されているが、生地に取り付けることができるのであれば、必ずしもこのような素材で構成されていなくてもよい。また、開口部の領域に配置され、装飾具本体が開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に取り付けられるのであれば、必ずしも凹部は形成されなくてもよい。
また、図1(c)に示す態様は、アクリル糸2に凹部が形成されておらず、アクリル糸2の一端にフック2Bが形成されており、そしてフック2Bに対応するフック孔3Aが取付部3に形成されている点以外は、図1(b)に示す態様と同じである。このような態様により、フック2Bをフック孔3Aから取り外して、ボタンの脚部等にフック2Bが形成された一端を通してボタンをアクリル糸2に取り付け、そしてフック2Bをフック孔3Aに嵌め合わせることができ、容易にボタンの取替えを行うことができる。
また、図1(d)において、本発明の装飾具支持体1Aは、図1(b)に示す本発明の支持体形成具の取付部3を、ボタンホール6が形成された生地5に取り付けて作製されている。ここで、アクリル糸2はボタンホール6の領域にボタンホール6を縦断して配置されており、ボタンホール6の縁に、かがり部5Aを形成することによって同時に取付部3を生地5に取り付けている。
図2は、本発明を適用した装飾具の第1の態様を説明する概略図である。図2において、本発明の装飾具1Bは、ボタンホール(開口部の一例である。)6が形成されたウールの生地(基体の一例である。)5と、生地5に両端が結び付けられていると共にボタンホール6の領域にボタンホール6を縦断して配置された透明な第1のアクリル糸(支持部材の一例である。)2Aと、脚部9に透明な第2のアクリル糸10の一端が結び付けられていると共に第2のアクリル糸10の他端が第1のアクリル糸2Aに回動可能に結び付けられたドーム型の第1のボタン(装飾具本体の一例である。)7と、同じく脚部9に第2のアクリル糸10の一端が結び付けられていると共に第2のアクリル糸10の他端が第1のアクリル糸2Aに回動可能に結び付けられた平坦な円盤型の第2のボタン(装飾具本体の一例である。)8とを備えている。
また、第1のボタン7及び第2のボタン8は、ボタンホール6の幅方向の長さよりも大きい直径を有する。また、第1のボタン7及び第2のボタン8はそれぞれゴム(弾性部材の一例である。)で構成されている。
なお、図中、生地5の上面に位置するボタンの脚部及び第2のアクリル糸は省略しており、また、ボタンホール6の縁のかがり部も省略している。
また、ボタンホール6の大きさは、使用するボタンの大きさに合わせて適宜変更される。例えば、弾力性のあるボタンを使用する場合、ボタンホールの縦横の大きさよりも大きいボタンであってもボタンホールをくぐらせることができるが、弾力性のないプラスチック製のボタンを使用する場合は、ボタンホールの長辺の長さよりも短い直径のボタンを使用する。
また、図2(a)は、ドーム型の第1のボタン7を生地5の上面に位置させ、円盤型の第2のボタン8を生地5の下面に位置させた状態を示しており、図2(b)は、ドーム型の第1のボタン7及び円盤型の第2のボタン8をそれぞれ回動させてボタンホール6にくぐらせ、円盤型の第2のボタン8を生地5の上面に位置させ、ドーム型の第1のボタン7を生地5の下面に位置させた状態を示している。
ここで、基体に開口部が形成され、支持部材が取り付けられて開口部の領域に配置されるのであれば、基体は必ずしもウール素材でなくてもよく、例えば革素材、綿素材、起毛素材、合成皮革素材、化学繊維素材であってもよい。
また、支持部材が基体に取り付けられると共に開口部の領域に配置されるのであれば、支持部材は必ずしもアクリル糸でなくてもよく、例えば毛糸やワイヤーであってもよいが、アイロンをかけることを考慮して熱に強い部材が好ましく、また、支持部材は必ずしもボタンホールを縦断して(長手方向に沿って)配置されていなくてもよく、例えばボタンホールを横断して(幅方向に沿って)配置されていてもよいし、ボタンホールの対角線に沿って配置されていてもよい。
また、支持部材が基体に取り付けられると共に開口部の領域に配置されるのであれば、支持部材は必ずしも1本の糸でなくてもよく複数本の糸であってもよいし、また、必ずしも糸のような連続した部材でなくてもよく、例えば開口部の両端から突出した部材であってもよい。また、支持部材が基体に取り付けられると共に開口部の領域に配置されるのであれば、必ずしもアクリル糸は透明でなくてもよく、例えばボタンや生地の色に合った色を有するアクリル糸を用いる方が望ましい。
また、支持部材に開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に取り付けられるのであれば、装飾具本体は、必ずしもドーム型や円盤型のボタンでなくてもよく、例えばワッペンやバッチであってもよい。支持部材に開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に取り付けられるのであれば、装飾具本体は、必ずしもゴムで構成されていなくてもよい。
また、支持部材に開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に取り付けられるのであれば、必ずしも装飾具本体は回動可能に支持部材に取り付けられていなくてもよい。
また、支持部材に開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に取り付けられるのであれば、第1のボタンや第2のボタンは必ずしも第2のアクリル糸によって第1のアクリル糸に取り付けられていなくてもよく、第2のアクリル糸を用いずに直接、第1のアクリル糸に取り付けられてもよい。
また、アクリル糸といった同質材料で構成された糸同士を結び付けているので、互いに異質材料で構成された部材例えばアクリル糸と金属ワイヤーとを結びつけるよりも劣化し難い。
また、装飾具本体が、支持部材に開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に取り付けられるのであれば、第2のアクリル糸を、輪の直径を調節できるコードバンドと同様の構成として、ボタンと第1のアクリル糸との間の距離を生地の厚さに合わせて調節できるようにしてもよい。
図3は、本発明の装飾具支持体及び装飾具の作製工程の一例を説明する概略図である。先ず、生地5にボタンホール6が形成され(図3(a)参照。)、次に、ボタンホール6の縁に、かがり部5Aを形成することによって同時に第1のアクリル糸2Aの両端を生地5に取り付けて、装飾具支持体1Aを作製する(図3(b)参照。)。そして、第1のアクリル糸2Aに、第1のボタン7が回動可能に取り付けられて、装飾具1Bが作製される(図3(c)参照。)。
図4は、本発明を適用した装飾具の第2の態様を説明する概略図である。図4に示す態様は、本発明の装飾具が、複数の第2のアクリル糸10の端部がそれぞれ接続されていると共に第2のアクリル糸10を回転させる回転体11と、回転体11と第1のアクリル糸2Aとを接続する接続部材12とを備え、第2のボタン8の中央領域が窪んでいる点以外は、図2に示す態様と同じである。
また、第2のアクリル糸10の端部は着脱可能に回転体11に接続されており、第1のボタン7及び第2のボタン8をはずして、これら以外の種類のボタンに取替えることができる。
また、図4(a)は、ドーム型の第1のボタン7を生地5の上面に位置させ、中央領域が窪んだ円盤型の第2のボタン8を生地5の下面に位置させた状態を示しており、図4(b)は、ドーム型の第1のボタン7及び中央領域が窪んだ円盤型の第2のボタン8をそれぞれ回転体11によって回動させてボタンホール6にくぐらせ、中央領域が窪んだ円盤型の第2のボタン8を生地5の上面に位置させ、ドーム型の第1のボタン7を生地5の下面に位置させた状態を示している。
図5は、本発明を適用した装飾具の第3の態様を説明する概略図である。図5に示す態様は、本発明の装飾具が、第1のアクリル糸2Aを通されたボビン13を備え、第1のボタン7や第2のボタン8が環状の第2のアクリル糸10によってそれぞれボビン13に取り付けられ、その結果、第1のアクリル糸2Aに沿ってそれぞれ取り付けられている点以外は、図2に示す態様と同じである。
ここで、装飾具本体が、開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に支持部材に取り付けられるのであれば、必ずしもボビンを用いなくてもよく、例えば、ボビンの両端に位置するフランジのみを第1のアクリル糸に取り付けてもよい。
また、図5(a)は、ドーム型の第1のボタン7を生地5の上面に位置させ、円盤型の第2のボタン8を生地5の下面に位置させた状態を示しており、図5(b)は、円盤型の第2のボタン8を回動させてボタンホール6にくぐらせ、ドーム型の第1のボタン7と円盤型の第2のボタン8をどちらも生地5の一方の面に位置させて2つ並べた状態を示す概略平面図である。
図6は、本発明を適用した装飾具の第4の態様を説明する概略図である。図6に示す態様は、本発明の装飾具が、脚部及び第2のアクリル糸の代わりに連結部材14によって対向して連結された第1のボタン7及び第2のボタン8を備え、連結部材14に形成された孔に第1のアクリル糸2Aが通されて第1のボタン7及び第2のボタン8が一体的に回動可能に第1のアクリル糸2Aに取り付けられている点以外は、図2に示す態様と同じである。また、弾力のあるボタンならば、ボタンホールを通りやすい。
図7は、ボタンをアクリル糸に取り付ける取り付け工程の一例を説明する概略図である。
一端に第1のフック10Bと他端に第2のフック10Eとを有するアクリル製の紐部材10Cと、アクリル製の本体10Dとを備えた接続具10Aを用いて、ボタンを、ボタンホール(図示せず。)の領域に配置されたアクリル糸2に取り付けるが、先ず、紐部材10Cをアクリル糸2に巻き付けると共に、紐部材10Cの一端の第1のフック10Bをボタンの脚部9に通す(図7(a)参照。)。
そして、アクリル糸2に巻き付いた紐部材10Cの他端の第2のフック10Eを、本体10Dに形成された孔(図示せず。)に通して第2のフック10Eを本体10Dに引っ掛けると共に、脚部9を通った、紐部材10Cの一端の第1のフック10Bを本体10Dに形成された孔(図示せず。)に通して第1のフック10Bを本体10Dに引っ掛ける(図7(b)参照。)。このような構成により、脚部9とアクリル糸2にそれぞれ接する接続具10Aが円滑なので、ボタンが生地の一方の面側から他方の面側に円滑に移動できる。また、ボタンホールの領域に配置されたアクリル糸等に自由にボタン等を取り付けたり、アクリル糸等からボタン等を取り外したりすることができる。また、衣服の布の厚さによって紐部材の長さを変えることができる。
図8は、本発明を適用した装飾具をカバンに適用した例を説明する概略図である。図8(a)において、カバン15の表面には花が描かれた第1のワッペン16が現れており、図8(b)において、カバン15の表面には雪の結晶が描かれた第2のワッペン17が現れているが、これは、本発明の装飾具がカバン15の表面を構成しているからである。即ち、カバン15の表面素材である革生地(基体の一例である。)には開口部(図示せず。)が形成されており、アクリル糸(図示せず。支持部材の一例である。)が革生地に結び付けられていると共に開口部(図示せず。)の領域に開口部(図示せず。)を縦断して配置され、第1のワッペン(装飾具本体の一例である。)16及び第2のワッペン(装飾具本体の一例である。)17がそれぞれ他の糸(図示せず。)によってアクリル糸(図示せず。)に結び付けられ、アクリル糸(図示せず。)に回動可能に取り付けられている。
このような構成により、図8(a)に示す例では、第1のワッペン16をカバン15の表面に位置させ、図8(b)に示す例では、第1のワッペン16及び第2のワッペン17をそれぞれ回動させて開口部(図示せず。)にくぐらせ、第2のワッペン17をカバン15の表面に位置させ、季節に合わせて切り替えている。
なお、ワッペンはボタンに比べて大きいので、安定させるために複数の箇所でアクリル糸に取り付けられるか、または支持部材を囲んだ取付部を備えた支持体形成具を用いるのが好ましい。
図9は、本発明を適用した装飾具をのれんに適用した例を説明する概略図である。図9(a)において、のれん18の表面には、餅をつくウサギの姿が浮かぶ満月が描かれた第1のワッペン16が現れており、図9(b)において、のれん18の表面には三日月が描かれた第2のワッペン17が現れているが、これは、本発明の装飾具がのれん18の表面を構成しているからである。即ち、のれん18の表面素材である綿生地(基体の一例である。)には開口部(図示せず。)が形成されており、アクリル糸(図示せず。支持部材の一例である。)が綿生地に結び付けられていると共に開口部(図示せず。)の領域に開口部(図示せず。)を縦断して配置され、第1のワッペン(装飾具本体の一例である。)16及び第2のワッペン(装飾具本体の一例である。)17がそれぞれ他の糸(図示せず。)によってアクリル糸(図示せず。)に結び付けられ、アクリル糸(図示せず。)に回動可能に取り付けられている。
図10は、本発明を適用した装飾具をスーツに適用した例を説明する概略図である。図10(a)において、スーツ19の襟には、バッチホール20が形成されており、前身頃には第1のボタンとして黒色のボタン7Aが適用され、図10(b)において、バッチホール20をくぐってバッチ21が現れていると共に前身頃には第2のボタンとして金色のボタン8Aがボタンホール(図示せず。)をくぐって現れているが、これは、本発明の装飾具がスーツ19のバッチホール20の周辺領域や前身頃領域を構成しているからである。即ち、スーツ19の素材であるウール生地(基体の一例である。)にはバッチホール(開口部の一例である。)20やボタンホール(図示せず。)が形成されており、毛糸(図示せず。支持部材の一例である。)がウール生地に結び付けられていると共にバッチホール20やボタンホール(図示せず。)の領域にバッチホール20やボタンホール(図示せず。)を縦断して配置され、バッチ(装飾具本体の一例である。)21、黒色のボタン7A及び金色のボタン8Aがそれぞれ他の糸(図示せず。)によって毛糸(図示せず。)に結び付けられ、毛糸(図示せず。)に回動可能に取り付けられている。
ここで、図10(a)においては、バッチ21がウール生地の一方の面即ち襟の裏側に位置しており、バッチ21が襟の表側に現れていない状態である。
また、リバーシブルの被服に本発明の装飾具を適用した時は、表裏の共の布のくるみボタンを装飾具本体として使用し、時には裏布のボタンを表に出してアクセントをつけることもでき、図5(b)に示すように表に2つのボタンを並べると、可愛らしい雰囲気を醸し出すことができる。
また、裏布と同じ柄の布(ヨーク等)によって、裏側に位置するボタンを覆うことで、衣服の前身頃を開いた際に裏側に位置するボタンが見えなくなり、好ましい。
また、襟元に本発明の装飾具を適用した時は、ブローチを装飾具本体として使用し、装飾性を向上させる。また、複数のボタンを図5(b)に示すように並べて使用する時は、一方のボタンは木製のボタンとして落ち着いた雰囲気にし、他方はダイヤモンド風のボタンとして華やかな雰囲気にすれば効果も大きい。
このように、本発明の装飾具では、複数のボタンやバッチ等の装飾具本体が、開口部の領域に配置される支持部材に開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に取り付けられることによって、装飾具本体を変える場合、装飾具本体を取り外して別の装飾具本体を取り付ける必要がなく、装飾具本体を基体の一方の面側から他方の面側に移動させて開口部を通過させるだけで変えることができ、よって、日常の各状況に合わせて容易に装飾具本体を変えることができる。
また、日常の各状況に合わせてボタン等を容易に変えて衣服等の雰囲気を変えることができるので、一つの衣服等を長く使い続けることができて衣服等を簡単に捨てずに済むと共に、様々な衣服等を購入しなくて済む。
また、装飾具本体がゴムのような弾性材料で構成されているので、装飾具本体に比して小さい開口部にも、装飾具本体をくぐらせることができる。
また、装飾具本体が支持部材に沿って取り付けられているので、一方の装飾具本体の回動軌道から他方の装飾具本体がずれており回動を妨げることなく、基体の一方の面に複数の装飾具本体を容易に配置させることができ、単独の装飾具本体を配置させた場合に比べて装飾性を向上できる。
また、装飾具本体の少なくとも1つは、平坦な形状を有するので、装飾具本体同士がかさばりにくく、また、開口部にくぐらせやすい。
また、透明なアクリル糸を支持部材として用いているので、支持部材が目立たず外観を損なわない。
本発明を適用した支持体形成具の第1の態様(a)、第2の態様(b)、第3の態様(c)及び支持体形成具を用いて形成した装飾具支持体の一例(d)をそれぞれ説明する概略図である。 本発明を適用した装飾具の第1の態様を説明する概略図である。 本発明の装飾具支持体及び装飾具の作製工程の一例を説明する概略図である。 本発明を適用した装飾具の第2の態様を説明する概略図である。 本発明を適用した装飾具の第3の態様を説明する概略図である。 本発明を適用した装飾具の第4の態様を説明する概略図である。 ボタンをアクリル糸に取り付ける取り付け工程の一例を説明する概略図である。 本発明を適用した装飾具をカバンに適用した例を説明する概略図である。 本発明を適用した装飾具をのれんに適用した例を説明する概略図である。 本発明を適用した装飾具をスーツに適用した例を説明する概略図である。 従来のボタン止め構造を説明する概略図である。
符号の説明
1 支持体形成具
1A 装飾具支持体
1B 装飾具
2 アクリル糸
2A 第1のアクリル糸
2B フック
3 取付部
3A フック孔
4 凹部
5 生地
5A かがり部
6 ボタンホール
7 第1のボタン
7A 黒色のボタン
8 第2のボタン
8A 金色のボタン
9 脚部
10 第2のアクリル糸
10A 接続具
10B 第1のフック
10C 紐部材
10D 本体
10E 第2のフック
11 回転体
12 接続部材
13 ボビン
14 連結部材
15 カバン
16 第1のワッペン
17 第2のワッペン
18 のれん
19 スーツ
20 バッチホール
21 バッチ

Claims (5)

  1. 開口部が形成された基体と、
    該基体に取り付けられると共に前記開口部の領域に配置された支持部材と、
    該支持部材に取り付けられた装飾具本体とを備え、
    一の前記開口部に対応して複数の前記装飾具本体が前記支持部材に取り付けられると共に、
    前記装飾具本体は、その取り付け状態を保ったまま前記開口部を通過して前記基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に前記支持部材に取り付けられた
    装飾具。
  2. 前記装飾具本体が弾性材料で構成された
    請求項1に記載の装飾具。
  3. 前記装飾具本体が前記支持部材に沿って取り付けられた
    請求項1または請求項2に記載の装飾具。
  4. 一の前記開口部に対応する複数の前記装飾具本体の少なくとも1つは、平坦な形状を有する
    請求項1、請求項2または請求項3に記載の装飾具。
  5. 開口部が形成された基体と、
    該基体に取り付けられると共に前記開口部の領域に配置された支持部材と、
    該支持部材に取り付けられたボタンとを備え、
    一の前記開口部に対応して複数のボタンが前記支持部材に取り付けられると共に、
    前記ボタンは、その取り付け状態を保ったまま前記開口部を通過して前記基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に前記支持部材に取り付けられた
    衣服。
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