JP4382779B2 - 装飾具及び衣服 - Google Patents
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Description
本発明に係る装飾具支持体は、日常の各状況に合わせて容易に装飾具本体を変えることができる。
また、本発明に係る装飾具は、日常の各状況に合わせて容易に装飾具本体を変えることができる。
また、本発明に係る衣服は、日常の各状況に合わせて容易にボタンを変えることができる。
図1は、本発明を適用した支持体形成具の第1の態様(a)、第2の態様(b)、第3の態様(c)及び支持体形成具を用いて形成した装飾具支持体の一例(d)をそれぞれ説明する概略図である。図1(a)において、本発明の支持体形成具1は、生地に形成されるボタンホールの領域にボタンホールを縦断して配置される透明なアクリル糸(支持部材の一例である。)2と、アクリル糸2の両端に接続されていると共に生地に取り付けられる取付部3とを備えている。また、アクリル糸2には凹部4が形成されている。また、図1(b)に示す態様は、取付部3がアクリル糸2を囲んでいる点以外は、図1(a)に示す態様と同じである。
ここで、ボタン等をアクリル糸2に取り付ける糸等を凹部4に巻きつけることによって、アクリル糸2に沿ったボタン等の移動を抑制できる。また、取付部3は、熱に強く透明で柔軟性のある素材で構成されているが、生地に取り付けることができるのであれば、必ずしもこのような素材で構成されていなくてもよい。また、開口部の領域に配置され、装飾具本体が開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に取り付けられるのであれば、必ずしも凹部は形成されなくてもよい。
また、図1(d)において、本発明の装飾具支持体1Aは、図1(b)に示す本発明の支持体形成具の取付部3を、ボタンホール6が形成された生地5に取り付けて作製されている。ここで、アクリル糸2はボタンホール6の領域にボタンホール6を縦断して配置されており、ボタンホール6の縁に、かがり部5Aを形成することによって同時に取付部3を生地5に取り付けている。
また、第1のボタン7及び第2のボタン8は、ボタンホール6の幅方向の長さよりも大きい直径を有する。また、第1のボタン7及び第2のボタン8はそれぞれゴム(弾性部材の一例である。)で構成されている。
なお、図中、生地5の上面に位置するボタンの脚部及び第2のアクリル糸は省略しており、また、ボタンホール6の縁のかがり部も省略している。
また、支持部材が基体に取り付けられると共に開口部の領域に配置されるのであれば、支持部材は必ずしもアクリル糸でなくてもよく、例えば毛糸やワイヤーであってもよいが、アイロンをかけることを考慮して熱に強い部材が好ましく、また、支持部材は必ずしもボタンホールを縦断して(長手方向に沿って)配置されていなくてもよく、例えばボタンホールを横断して(幅方向に沿って)配置されていてもよいし、ボタンホールの対角線に沿って配置されていてもよい。
また、支持部材が基体に取り付けられると共に開口部の領域に配置されるのであれば、支持部材は必ずしも1本の糸でなくてもよく複数本の糸であってもよいし、また、必ずしも糸のような連続した部材でなくてもよく、例えば開口部の両端から突出した部材であってもよい。また、支持部材が基体に取り付けられると共に開口部の領域に配置されるのであれば、必ずしもアクリル糸は透明でなくてもよく、例えばボタンや生地の色に合った色を有するアクリル糸を用いる方が望ましい。
また、支持部材に開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に取り付けられるのであれば、必ずしも装飾具本体は回動可能に支持部材に取り付けられていなくてもよい。
また、支持部材に開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に取り付けられるのであれば、第1のボタンや第2のボタンは必ずしも第2のアクリル糸によって第1のアクリル糸に取り付けられていなくてもよく、第2のアクリル糸を用いずに直接、第1のアクリル糸に取り付けられてもよい。
また、装飾具本体が、支持部材に開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に取り付けられるのであれば、第2のアクリル糸を、輪の直径を調節できるコードバンドと同様の構成として、ボタンと第1のアクリル糸との間の距離を生地の厚さに合わせて調節できるようにしてもよい。
また、第2のアクリル糸10の端部は着脱可能に回転体11に接続されており、第1のボタン7及び第2のボタン8をはずして、これら以外の種類のボタンに取替えることができる。
ここで、装飾具本体が、開口部を通過して基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に支持部材に取り付けられるのであれば、必ずしもボビンを用いなくてもよく、例えば、ボビンの両端に位置するフランジのみを第1のアクリル糸に取り付けてもよい。
一端に第1のフック10Bと他端に第2のフック10Eとを有するアクリル製の紐部材10Cと、アクリル製の本体10Dとを備えた接続具10Aを用いて、ボタンを、ボタンホール(図示せず。)の領域に配置されたアクリル糸2に取り付けるが、先ず、紐部材10Cをアクリル糸2に巻き付けると共に、紐部材10Cの一端の第1のフック10Bをボタンの脚部9に通す(図7(a)参照。)。
そして、アクリル糸2に巻き付いた紐部材10Cの他端の第2のフック10Eを、本体10Dに形成された孔(図示せず。)に通して第2のフック10Eを本体10Dに引っ掛けると共に、脚部9を通った、紐部材10Cの一端の第1のフック10Bを本体10Dに形成された孔(図示せず。)に通して第1のフック10Bを本体10Dに引っ掛ける(図7(b)参照。)。このような構成により、脚部9とアクリル糸2にそれぞれ接する接続具10Aが円滑なので、ボタンが生地の一方の面側から他方の面側に円滑に移動できる。また、ボタンホールの領域に配置されたアクリル糸等に自由にボタン等を取り付けたり、アクリル糸等からボタン等を取り外したりすることができる。また、衣服の布の厚さによって紐部材の長さを変えることができる。
このような構成により、図8(a)に示す例では、第1のワッペン16をカバン15の表面に位置させ、図8(b)に示す例では、第1のワッペン16及び第2のワッペン17をそれぞれ回動させて開口部(図示せず。)にくぐらせ、第2のワッペン17をカバン15の表面に位置させ、季節に合わせて切り替えている。
なお、ワッペンはボタンに比べて大きいので、安定させるために複数の箇所でアクリル糸に取り付けられるか、または支持部材を囲んだ取付部を備えた支持体形成具を用いるのが好ましい。
ここで、図10(a)においては、バッチ21がウール生地の一方の面即ち襟の裏側に位置しており、バッチ21が襟の表側に現れていない状態である。
また、裏布と同じ柄の布(ヨーク等)によって、裏側に位置するボタンを覆うことで、衣服の前身頃を開いた際に裏側に位置するボタンが見えなくなり、好ましい。
また、日常の各状況に合わせてボタン等を容易に変えて衣服等の雰囲気を変えることができるので、一つの衣服等を長く使い続けることができて衣服等を簡単に捨てずに済むと共に、様々な衣服等を購入しなくて済む。
1A 装飾具支持体
1B 装飾具
2 アクリル糸
2A 第1のアクリル糸
2B フック
3 取付部
3A フック孔
4 凹部
5 生地
5A かがり部
6 ボタンホール
7 第1のボタン
7A 黒色のボタン
8 第2のボタン
8A 金色のボタン
9 脚部
10 第2のアクリル糸
10A 接続具
10B 第1のフック
10C 紐部材
10D 本体
10E 第2のフック
11 回転体
12 接続部材
13 ボビン
14 連結部材
15 カバン
16 第1のワッペン
17 第2のワッペン
18 のれん
19 スーツ
20 バッチホール
21 バッチ
Claims (5)
- 開口部が形成された基体と、
該基体に取り付けられると共に前記開口部の領域に配置された支持部材と、
該支持部材に取り付けられた装飾具本体とを備え、
一の前記開口部に対応して複数の前記装飾具本体が前記支持部材に取り付けられると共に、
前記装飾具本体は、その取り付け状態を保ったまま前記開口部を通過して前記基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に前記支持部材に取り付けられた
装飾具。 - 前記装飾具本体が弾性材料で構成された
請求項1に記載の装飾具。 - 前記装飾具本体が前記支持部材に沿って取り付けられた
請求項1または請求項2に記載の装飾具。 - 一の前記開口部に対応する複数の前記装飾具本体の少なくとも1つは、平坦な形状を有する
請求項1、請求項2または請求項3に記載の装飾具。 - 開口部が形成された基体と、
該基体に取り付けられると共に前記開口部の領域に配置された支持部材と、
該支持部材に取り付けられたボタンとを備え、
一の前記開口部に対応して複数のボタンが前記支持部材に取り付けられると共に、
前記ボタンは、その取り付け状態を保ったまま前記開口部を通過して前記基体の一方の面側から他方の面側に移動可能に前記支持部材に取り付けられた
衣服。
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