JP4381238B2 - 電子機器の静電気侵入防止機構 - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板の上部に設置したケース側から侵入してくる静電気が前記回路基板に侵入するのを防止する電子機器の静電気侵入防止機構に関するものである。
従来、電子機器の中には、ケースの上側に設置した各種操作ボタンを操作することで、ケースの下側に設置した回路基板上の各種接点の切り替えなどを行う構造のものがある。
図7はこの種の電子機器300の一例を示す斜視図である。また図8は電子機器300の分解斜視図である。両図に示すようにこの電子機器300は、金属板製の取付板310の上に、静電気侵入防止基板380を載置したフレキシブル回路基板330を載せ、さらにその上を合成樹脂製のケース350で覆い、ケース350の下面から突出する図示しない突起を、静電気侵入防止基板380及びフレキシブル回路基板330に設けた***337,389と、取付板310に設けた***311に挿入し、その先端を取付板310の下面で熱カシメすることによって構成されている。ケース350上には回転つまみ360と押釦つまみ370とが設置されており、回転つまみ360を回動することでフレキシブル回路基板330のロータリースイッチ用接点パターン331の出力が変化し、また押釦つまみ370を押圧することで静電気侵入防止基板380上に設置した反転板395を反転してその下に設置したメンブレンスイッチをオンする。
ここでこの電子機器300においては、フレキシブル回路基板330へのケース350側からの静電気の侵入を防止するため、前述のように静電気侵入防止基板380を載置している。静電気侵入防止基板380は、図9に示すように、その一側辺がフレキシブル回路基板330の一側辺と複数の連結部381によって連結されている。なお静電気侵入防止基板380にはフレキシブル回路基板330のロータリースイッチ用接点パターン331を露出する円形の開口383が設けられている。そしてフレキシブル回路基板330の裏面(ロータリースイッチ用接点パターン331を設けていない側の面)の略全面には導電塗料製の接続用パターン335が設けられ、また静電気侵入防止基板380の接続用パターン335と同一側の面にもその略全面に導電塗料製の静電防止用パターン385が設けられ、接続用パターン335と静電防止用パターン385は連結部381に設けた連結パターン387によって連結されている。そして図9に示す静電気侵入防止基板380の下面側にフレキシブル回路基板330を折り返して重ね合わせれば、図8に示す静電気侵入防止基板380を載置したフレキシブル回路基板330が構成される。
以上のようにして構成された電子機器300において、回転つまみ360や押釦つまみ370を人の指で操作すると、帯電している人の静電気が回転つまみ360の回転軸とケース350との間の隙間や、押釦つまみ370の外周とケース350との間の隙間からケースの下面側に侵入する場合があるが、この静電気はフレキシブル回路基板330の回路パターンに入射する前に、その上に設置した静電気侵入防止基板380の静電防止用パターン385に入射し、さらにこの静電気は接続用パターン335を介してこれと面接触している取付板310に導かれ、取付板310の所望の位置からアースされる。
しかしながら上記従来の静電気侵入防止機構には、以下のような問題点があった。
(1)接続用パターン335と取付板310間は面接触させることによってその接触抵抗値が小さくなるようにしてはいるが、上記電子機器300においては、ケース350と取付板310間の固定がケース350から突出する突起の熱カシメによって行われているので、必ずしもフレキシブル回路基板330の接続用パターン335と取付板310間の接触力が強いとは言えず、場合によっては両者間の導通が悪くなり、アースが不十分になる恐れがあった。
(2)静電防止用パターン385と接続用パターン335間は、連結パターン387によって連結されているが、この連結パターン387の部分は180°折り曲げられているので、導電塗料製の連結パターン387にクラックが入る恐れがあり、そのような場合もアースが不十分になる恐れがあった。
実開平2−141931号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、構造が簡単で、確実なアースを行うことができる電子機器の静電気侵入防止機構を提供することにある。
本願請求項1に記載の発明は、導電性を有する取付板上に回路基板を載置し、さらにこの回路基板をケースで覆ってなる構造の電子機器の静電気侵入防止機構において、前記回路基板上に、その上面に静電防止用パターンを設けた静電気侵入防止基板を載置し、さらに前記回路基板に設けた開口と静電気侵入防止基板に設けた開口とに前記取付板に設けた突起を挿入してその上面を静電気侵入防止基板の開口内に露出し、導電性を有する弾性部材をケースの下面と静電防止用パターン及び突起上面との間に挟持して前記突起上面と前記静電防止用パターンとに圧接接続することで、取付板と静電防止用パターンとを電気的に接続する接続機構を設け、これによってケース側から静電防止用パターンに侵入した静電気を取付板に導くことを特徴とする電子機器の静電気侵入防止機構にある。
請求項1に記載の発明によれば、取付板に設けた突起を、静電気侵入防止基板の静電防止用パターンに電気的に接続する接続機構を設けたので、ケースの上面側から下面側に侵入した静電気は、回路基板の回路パターンに入射する前に、その上に設置した静電防止用パターンに入射し、さらにこの静電気は前記接続機構によって確実に取付板に導かれ、取付板の所望の位置からアースすることができる。
また請求項1に記載の発明によれば、導電性を有する弾性部材を同時に取付板の突起と静電防止用パターンとに圧接接続することで、取付板と静電防止用パターンとを電気的に接続したので、つまり弾性部材による圧接なので、たえず均一の力で取付板の突起と静電防止用パターンとを接続することができ、環境ストレスによる部材の変形が起こってもその電気的接続を確実に行え、確実な取付板への導通が図れ、確実なアースが行える。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の第一実施形態を適用してなる電子機器1の分解斜視図である。同図に示すようにこの電子機器1は、取付板10上に、一枚の基板上に構成された回路基板20と静電気侵入防止基板50とを積層したものを載置し、さらにその上に回転つまみ127と押釦つまみ135とを取り付けたケース80を載置し、これによって取付板10上の回路基板20と静電気侵入防止基板50とをケース80によって覆って構成されている。以下各構成部品について説明する。
取付板10は硬質の金属板を略矩形状に形成して構成されており、その所定位置には複数の小孔からなる取付部11が設けられている。また取付板10の一辺近傍の所定位置には上方向に略矩形状に凸となるように取付板10を湾曲変形させてなる突起13が設けられている。突起13の上面13aはこの実施形態では略平面状に形成されている。
図2,図3はそれぞれ前記積層された回路基板20と静電気侵入防止基板50の展開斜視図であり、図2は回路基板20の上から静電気侵入防止基板50の積層を解除した状態(回路基板20の上面がケース80側を向く状態)を示しており、図3は回路基板20の上から静電気侵入防止基板50の積層を解除した状態の裏面(静電気侵入防止基板50の上面がケース80側を向く状態)を示している。両図に示すように、回路基板20と静電気侵入防止基板50とは一枚の矩形状の可撓性を有する合成樹脂製のフレキシブル基板15上に形成され、両者はフレキシブル基板15の中央に設けた直線状で破線状の貫通する折り曲げ溝17によって形成される複数の連結部19によって連結されている。
そして回路基板20は矩形状であり、その外周の一側辺からは、帯状の引出部30が引き出されている。回路基板20の上面の所定位置にはロータリースイッチ用接点パターン21と、メンブレンスイッチ用接点パターン27とが設けられている。ロータリースイッチ用接点パターン21は、その中央に設けた円形の開口41の周囲にリング状に設けられたコモンパターン23と、コモンパターン23の周囲にリング状で等間隔に複数設けたオンオフパターン25とを具備して構成されている。一方メンブレンスイッチ用接点パターン27は円形の接点パターンである。そして図示はしていないがロータリースイッチ用接点パターン21とメンブレンスイッチ用接点パターン27とからはそれぞれ回路パターンが引き出され、前記引出部30に導かれている。なおロータリースイッチ用接点パターン21とメンブレンスイッチ用接点パターン27以外の回路基板20の表面は、絶縁層によって覆われている。さらに回路基板20を前記取付板10に載置した際にその各取付部11に対向する位置にはそれぞれ貫通する小孔からなる挿入部43が設けられ、また回路基板20を前記取付板10に載置した際にその突起13に対向する位置にはこの突起13を挿入する寸法形状の矩形状の開口45が設けられている。
一方静電気侵入防止基板50は前記回路基板20と略同一外形形状の矩形状であり、前記回路基板20に静電気侵入防止基板50を折り返して積層した際に前記回路基板20のロータリースイッチ用接点パターン21に対向する位置にはこのロータリースイッチ用接点パターン21全体を露出する円形の開口51が設けられ、また前記回路基板20を積層した際に前記回路基板20に設けた各挿入部43に対向する位置には貫通する小孔からなる挿入部53が設けられ、また前記回路基板20を積層した際に前記回路基板20の開口45に対向する位置にはこれと同一寸法形状の矩形状の開口55が設けられている。そしてこの静電気侵入防止基板50の上面には、そのほぼ全面にわたって、静電防止用パターン57が形成されている。静電防止用パターン57は銀ペーストなどの導電塗料を印刷(スクリーン印刷)することによって形成されているが、その他の方法、例えば金属箔の貼り付け、金属蒸着などによって形成してもよい。一方静電気侵入防止基板50の下面側の、前記回路基板20を積層した際に前記回路基板20のメンブレンスイッチ用接点パターン27に対向する位置には、これと同一形状寸法の円形のメンブレンスイッチ用接点パターン59が形成されている。そして図示はしていないがメンブレンスイッチ用接点パターン59からは回路パターンが引き出され、前記引出部30に導かれている。なお静電気侵入防止基板50の下面のメンブレンスイッチ用接点パターン59以外の表面は、絶縁層によって覆われている。
そして図2に示す状態から連結部19の部分を折り曲げることで、回路基板20の上に静電気侵入防止基板50を積層する。これによって図1に示すように、回路基板20上を静電気侵入防止基板50が覆い、静電気侵入防止基板50に設けた開口51にロータリースイッチ用接点パターン21が露出する。また前記回路基板20に設けたメンブレンスイッチ用接点パターン27と静電気侵入防止基板50に設けたメンブレンスイッチ用接点パターン59とは、回路基板20と静電気侵入防止基板50にそれぞれ設けた絶縁層によって所定の隙間を設けた状態で対向し、メンブレンスイッチを構成する。また回路基板20に設けた各挿入部43と静電気侵入防止基板50に設けた各挿入部53は一致し、同様に回路基板20に設けた開口45と静電気侵入防止基板50に設けた開口55は一致している。なお前記静電気侵入防止基板50のメンブレンスイッチ用接点パターン59の裏面側に位置する静電防止用パターン57上には、図1に示すように、ドーム形状の弾性金属板からなる反転板60が取り付けられる。
次に図4はケース80及びこれに取り付けられる各種部品をその下面側から見た分解斜視図である。同図及び図1に示すように、ケース80は略矩形状の合成樹脂板であり、その下面の前記回路基板20のロータリースイッチ用接点パターン21を設けた部分に対向する位置には回転型物収納部81を設け、また前記回路基板20に取り付けた反転板60に対向する位置には押圧型物収納部91を設けて構成されている。さらにケース80下面の前記回路基板20と静電気侵入防止基板50にそれぞれ設けた開口45,55に対向する位置には接続機構収納部101が設けられている。
ここで前記回転型物収納部81は、ケース80の下面に設けた円形の凹部によって構成され、またその中央には円形の開口部85が設けられている。また押圧型物収納部91は、ケース80の下面に設けた矩形状の凹部によって構成され、またその内部の所定位置に円形の開口部95が設けられている。接続機構収納部101はケース10の下面に設けた矩形状の凹部によって構成されている。またケース80下面の前記取付板10に設けた取付部11に対向する位置からは、それぞれ小突起状の固定部105が突出している。
そして回転型物収納部81内には回転型物120が収納され、押圧型物収納部91内には押圧型物130が収納され、接続機構収納部101内には接続機構として弾性部材140が収納される。ここで回転型物120は合成樹脂を円板状に成形した成型品であり、その中央には軸支突起121が設けられ、その周囲には上下に貫通する複数の係止孔123が設けられ、さらにその下面には金属板製の摺動子125が取り付けられている。次に押圧型物130は成型品であり、矩形状の基部131から薄板状のヒンジ部133を突出し、その先端に円形の押釦つまみ135を設けて構成されている。基部131には上下に貫通する二つの取付孔132が設けられ、押釦つまみ135の下面には押圧部137が設けられている。一方図1に示す回転つまみ127は、ケース80上面の開口部85上に回動自在に設置される。
弾性部材140は弾性金属板製であり、平板状の基部141の一側辺から複数本の弾発アームを突出し、これをU字状に折り曲げてその先端を下方向に円弧状に湾曲変形させることで接点部143を設けて構成されている。基部141の四隅からは、鋭角な突起状の係止部145を突出している。これら係止部145は基部141をケース80の接続機構収納部101に収納した際に接続機構収納部101の内周側壁に強く係合して固定される寸法に形成されている。また接点部143は、少なくとも複数の接点部143の内の何れかが、これに対向する位置にある静電気侵入防止基板50の開口55内に位置し、同時に他の何れかの接点部143が静電気侵入防止基板50上の静電防止用パターン57に当接する位置に位置するように、その位置及び寸法形状が構成されている。
そしてこの電子機器1を組み立てるには、まずケース80の開口部85上に回転つまみ127を載置し、同時にケース80の下面の回転型物収納部81内に回転型物120を収納し、その際回転つまみ127の下面から突出する図示しない係止突起を開口部85に挿入してその先端を回転型物120の各係止孔123に挿入してその先端を熱カシメして一体に回転するように固定する。次にケース80下面の押圧型物収納部91内に押圧型物130を収納する。その際押圧型物収納部91内の二本の固定部105を押圧型物130の取付孔132に挿入し、同時に押釦つまみ135を開口部95に挿入する。
一方ケース80下面の接続機構収納部101内に弾性部材140を収納し、その際弾性部材140の係止部145を接続機構収納部101の内周側壁に強く係合して固定する。
そして取付板10上に、その上面に静電気侵入防止基板50を積層した回路基板20を載置し、さらに静電気侵入防止基板50上に前記回転つまみ127等を取り付けたケース80を載置し、ケース80の下面から突出する各固定部105を静電気侵入防止基板50と回路基板20と取付板10にそれぞれ設けた挿入部53と挿入部43と取付部11とに挿入し、各固定部105の先端を取付板10の下面で熱カシメによって固定すれば、電子機器1が完成する。なお電子機器1の外観は前記図7に示す電子機器300と同一である。
そして回転つまみ127を回転すればこれと一体に回転型物120が回転し、摺動子125が回路基板20のロータリースイッチ用接点パターン21上を摺動し、これによって所望のオンオフ出力が得られる。一方押釦つまみ135を押圧すれば、その押圧部137が反転板60を押圧してこれを反転し、同時に両メンブレンスイッチ用接点パターン27,59が当接してオンする。
一方、静電気侵入防止基板50上に形成した静電防止用パターン57は、弾性部材140によって取付板10に接続されている。ここで図5は電子機器1の前記弾性部材140等による接続機構部分の要部拡大概略断面図である。同図に示すように、この実施形態においては、回路基板20に設けた開口45と静電気侵入防止基板50に設けた開口55とに取付板10の突起13を挿入してその上面13aを静電気侵入防止基板50の開口55内に露出し、導電性を有する弾性部材140をその弾発力によって同時に突起13と静電防止用パターン57とに圧接接続することで、取付板10と静電防止用パターン57とを電気的に接続する接続機構を構成する。即ち取付板10に設けた突起13を、静電気侵入防止基板50の静電防止用パターン57に電気的に接続する接続機構が構成される。
このように構成すれば、例えば回転つまみ127や押釦つまみ135を人の指で操作すると、帯電している人の静電気が回転つまみ127とケース80の開口部85の間の隙間や、押釦つまみ135の外周とケース80の開口部95の間の隙間からケース80の下面側に侵入する場合があるが、この静電気は回路基板20の回路パターンに入射する前に、その上に設置した静電気侵入防止基板50の静電防止用パターン57に入射し、さらにこの静電気はこの静電防止用パターン57に弾接接続されている弾性部材140を介して突起13から取付板10に導かれ、取付板10の所望の位置からアースすることができる。これによってケース80側から電子機器1内に侵入する静電気を容易に取付板10に導くことができる。
特にこの実施形態の場合、弾性部材140の弾発力によって静電防止用パターン57と取付板10の突起13とを圧接接続して導通するので、たえず均一の力で取付板10の突起13と静電防止用パターン57とを接続することができ、環境ストレスによる各部材の変形等が起こってもその電気的接続を確実に行え、確実な取付板10への導通が図れ、確実なアースが行える。
図6は本発明の参考例にかかる接続機構を示す要部拡大概略断面図である。この参考例においては、前記図5に示す弾性部材140を用いず、突起13の先端に開口13bを設けて円筒状に形成し、これを静電防止用パターン57の上面に鳩目状にかしめている。即ちこの接続機構は、回路基板20に設けた開口45と静電気侵入防止基板50に設けた開口55とに取付板10の突起13を挿入し、この突起13を静電気侵入防止基板50の静電防止用パターン57にカシメることで、取付板10と静電防止用パターン57とを電気的に接続する機構に構成されている。このように構成すれば、かしめた突起13の先端と、静電防止用パターン57の上面とが強固に機械的に接続・固定され、この構造によっても静電防止用パターン57と突起13との接触力を強くでき、従って両者間の導通は良好となり、アースを十分にとることができる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載のない何れの形状・構造・材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば上記実施形態では回路基板20と静電気侵入防止基板50間を連結部19によって連結しているが、連結部19をなくして、回路基板20と静電気侵入防止基板50とをそれぞれ独立した別のシートによって構成しても良い。また回路基板20や静電気侵入防止基板50は硬質基板であっても良い。また取付板は金属板でなくても良く、要は導電性を有する板であれば良い。
また上記実施形態では静電防止用パターン57を静電気侵入防止基板50にのみ設けたが、この静電防止用パターン57を連結部19を通して回路基板20の裏面側(取付板10に対向する面側)にも一体に設けてこのパターンを取付板10に接触させるようにしても良い。このように構成すれば、上記した本発明の静電気侵入防止構造によって、静電防止用パターン57に入射した静電気を確実に取付板10に導くことができる上、さらに静電防止用パターン57に入射した静電気を連結部19と回路基板20の裏面側に設けたパターンを通して取付板10に導く構造が加わり、その電気的接続の信頼性がさらに高まる。
本発明の第一実施形態を適用してなる電子機器1の分解斜視図である。 回路基板20と静電気侵入防止基板50の展開斜視図(回路基板20の上面が上を向く状態)である。 回路基板20と静電気侵入防止基板50の展開斜視図(静電気侵入防止基板50の上面が上を向く状態)である。 ケース80及びこれに取り付けられる各種部品をその下面側から見た分解斜視図である。 電子機器1の弾性部材140等による接続機構部分の要部拡大概略断面図である。 本発明の参考例にかかる接続機構を示す要部拡大概略断面図である。 電子機器300の一例を示す斜視図である。 電子機器300の分解斜視図である。 静電気侵入防止基板380とフレキシブル回路基板330の展開斜視図である。
符号の説明
1 電子機器
10 取付板
13 突起
13a 上面
20 回路基板
21 ロータリースイッチ用接点パターン
23 コモンパターン
25 オンオフパターン
27 メンブレンスイッチ用接点パターン
45 開口
50 静電気侵入防止基板
55 開口
57 静電防止用パターン
59 メンブレンスイッチ用接点パターン
80 ケース
101 接続機構収納部
120 回転型物
127 回転つまみ
130 押圧型物
135 押釦つまみ
140 弾性部材(接続機構)
141 基部
143 接点部
145 係止部

Claims (1)

  1. 導電性を有する取付板上に回路基板を載置し、さらにこの回路基板をケースで覆ってなる構造の電子機器の静電気侵入防止機構において、
    前記回路基板上に、その上面に静電防止用パターンを設けた静電気侵入防止基板を載置し、
    さらに前記回路基板に設けた開口と静電気侵入防止基板に設けた開口とに前記取付板に設けた突起を挿入してその上面を静電気侵入防止基板の開口内に露出し、導電性を有する弾性部材をケースの下面と静電防止用パターン及び突起上面との間に挟持して前記突起上面と前記静電防止用パターンとに圧接接続することで、取付板と静電防止用パターンとを電気的に接続する接続機構を設け、
    これによってケース側から静電防止用パターンに侵入した静電気を取付板に導くことを特徴とする電子機器の静電気侵入防止機構。
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