JP4379222B2 - 動弁装置及び内燃機関 - Google Patents

動弁装置及び内燃機関 Download PDF

Info

Publication number
JP4379222B2
JP4379222B2 JP2004180884A JP2004180884A JP4379222B2 JP 4379222 B2 JP4379222 B2 JP 4379222B2 JP 2004180884 A JP2004180884 A JP 2004180884A JP 2004180884 A JP2004180884 A JP 2004180884A JP 4379222 B2 JP4379222 B2 JP 4379222B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
housing
tappet
switching element
intake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004180884A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006002687A (ja
Inventor
忍 堤腰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2004180884A priority Critical patent/JP4379222B2/ja
Publication of JP2006002687A publication Critical patent/JP2006002687A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4379222B2 publication Critical patent/JP4379222B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

本発明は、バルブ休止状態とバルブ作動状態とを切替えるのに用いて好適な動弁装置、それを備えた内燃機関、及びバルブ休止ユニットに関する。
この種の技術として、例えば特許文献1には、図12に示すように、リフタ本体501内にコマ502を回動自在に設けた可変気筒システムが開示されている。この可変気筒システムでは、全筒運転時において、図12(a)に示すように、スプリング503の付勢によりコマ502を戻した状態にする。それに対して、減筒運転時において、図12(b)に示すように、油室504に油圧を導いてコマ502をピン505を中心に回動させて、コマ502に形成された第1貫通穴506を第2貫通穴507に一致させた状態とし、カムのリフトがバルブに伝達されないようにする。
特開平5−71323号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている可変気筒システムでは、コマ502に貫通穴506を形成する関係上、コマ502を大きくする必要がある。そのため、コマ502の重量が大きくなり、コマ502を回動させるための油圧を高くしたり、スプリング503の付勢力を強くしたりする必要が生じ、コマ502の作動性が損なわれるおそれがある。
また、コマ502全体の大きさに比べて、油圧が作用する面積が小さいため、油圧を高くしなければならず、コマ502の作動性が損なわれるおそれがある。
さらに、リフタ本体501内にコマ502、コマ支え508、ピン505、スプリング503等の部品を一つ一つ組み付けていかなければならず、その組み付け作業に手間がかかってしまう。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたものであり、バルブ休止状態とバルブ作動状態とを切替えるための切替子の作動性を向上させ、更には組み付け性を向上させることを目的とする。
本発明の動弁装置は、カムの回転によりタペットガイドに沿って進退するタペットと、上記タペットの進退に伴って開閉するバルブと、上記タペット内に設けられた環状をなすハウジングと、円板状の上カバーと、上記バルブのバルブステムが挿通する挿通穴が中央に形成された円板状の下カバーと、上記バルブステムの軸中心から偏心する回転中心を持つとともに、回転中心側端面及び先端面が上記ハウジングの内周面に沿って摺動するように上記ハウジング内に回動可能に組み付けられて、上記ハウジング内を圧力室及び気体室に区画する切替子と、上記切替子に対して上記圧力室の容積を小さくする方向に付勢力を付与する付勢手段とを備え、上記ハウジング及び上記切替子は、上記バルブステムの直径よりも薄く形成されると共に、上記上カバー及び上記下カバーに挟まれて上記バルブステムの軸方向に積層されることにより上記タペット内で上記上カバー及び上記下カバーとユニット化され、上記付勢手段の付勢力により上記圧力室の容積が小さくなった状態では、上記切替子が上記バルブステムの上方からずれて位置するバルブ休止状態となり、上記圧力室の流体圧により上記切替子が上記付勢手段の付勢力に抗して回動した状態では、上記切替子が上記バルブステムの上方に位置するバルブ作動状態となる構成にしたことを特徴とする。
本発明の内燃機関は、吸気バルブ及び排気バルブにより吸排気を制御するようにした内燃機関であって、吸気側及び排気側の少なくともいずれか一方に本発明の動弁装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、切替子は、その回転中心側端面及び先端面がハウジングの内周面に沿って摺動するように回動するので、切替子の有効長を確保して、切替子の片側面(圧力室側の面)全体を受圧面とすることができ、切替子の作動性を向上させることができる。また、バルブ休止状態において切替子がバルブステムの上方からずれて位置するようにしたので、切替子に貫通穴を形成する必要がなく、切替子が大きくなるのを避けて、切替子の作動性が損なわれるのを防ぐことができる。
さらに、切替子や付勢手段が組み込まれたハウジングを挟んでバルブステムの軸方向に上カバー及び下カバーを積層してユニット化しておくことにより、タペット内への組み付け性を大幅に向上させることができる。
以下、図面に基づき、本発明の好適な実施形態について説明する。本実施形態では、自動二輪車に搭載される4サイクル水冷並列4気筒の内燃機関(エンジン)を例にして説明する。まず図1を参照して自動二輪車の概略構成を説明すると、自動二輪車100は車体フレーム101を有し、その前方にヘッドパイプ102が設けられる。ヘッドパイプ102には図示しないサスペンション機構を内装し、前輪103を回動自在に支持する左右一対のフロントフォーク104等から構成されるステアリング機構が設けられる。
車体フレーム101は例えばツインチューブ型のものであり、ヘッドパイプ102の直後で左右方向に拡開された後、互いに平行に後斜下方に延びる左右一対のタンクレール105と、このタンクレール105の後端部に接続され、略上下方向に向かって延びる左右一対のセンターフレーム106と、このセンターフレーム106の後上端から後方に延びる左右一対のシートレール107とを含む。
タンクレール105の上方には燃料タンク108が配置され、燃料タンク108の後方であってシートレール107の上方には運転シート109が配置される。また、センターフレーム106の中央下部にはピボット軸110が架設され、スイングアーム111がピボット軸110まわりにスイング自在に枢着される。そして、このスイングアーム111の後端に後輪112が回動自在に軸支される。
自動二輪車100は車体の前部が流線形のカウリング113で覆われ、走行中の空気抵抗低減と、走行風圧からの乗員の保護とが図られている。また、車体の後部の運転シート109まわりには後輪112の上方を覆うようにシートカウル114が取り付けられ、さらにその後部にリヤフェンダ115が設けられる。
自動二輪車100の車体中央下部における燃料タンク108の下方には、4サイクル水冷並列4気筒のエンジンユニット1が配置される。エンジンユニット1においては、図2に示すように、複数のシリンダ(気筒)を一体に備えたシリンダアッセンブリ2がクランクケース3の上部にやや前傾した状態で搭載される。
エンジンユニット1には、その上方に配置され、燃料タンク108の内奥部に収容されるエアクリーナ116(図2を参照)から清浄された空気が供給され、エアクリーナ116から供給される空気量はスロットルバルブ124、125によって制御される。また、インジェクタ122、123によって燃料が噴射供給される。
エンジンユニット1のシリンダアッセンブリ2の前側には4本のエキゾーストパイプ117が接続され、集合管にて集合させた後にマフラ118が接続される。各エキゾーストパイプ117は、エンジンユニット1の前面から一旦下方に向かって延びた後、エンジンユニット1のクランクケース3の前下部にて概略L字状に曲がり、さらにエンジンユニット1の下部を回って後方に延びる。
また、ヘッドパイプ102の下方であってエンジンユニット1の前方には、冷却装置を構成するラジエタ119が配置される。ラジエタ119は冷却水配管120を介して後述するウォータポンプ42と接続され、該ウォータポンプ42に冷却した冷却水を供給する。
次に、エンジンユニット1及びエンジンユニット1まわりの構成について説明する。図2はエンジンユニット1の左側面を示す図、図3はエンジンユニット1の背面を示す図、図4はエンジンユニット1の右側面を示す図である。なお、各図において矢印Fr及びRrはそれぞれ車両前後方向を示し、矢印L及びRはそれぞれ車両左右方向を示す。
本実施形態のエンジンユニット1では、図2に示すように、複数のシリンダ(気筒)を一体に備えたシリンダアッセンブリ2がクランクケース3の上部にやや前傾した状態で配置される。クランクケース3は、シリンダアッセンブリ2が一体成形されたシリンダブロック一体型のアッパクランクケース4とロアクランクケース5とが上下半割で結合し、ロアクランクケース5が更に上下半割で結合する構成とされる。
シリンダアッセンブリ2において、図3に示すように、4つのシリンダ6が左右(車幅)方向に並置され、各シリンダ6のシリンダボア内にはピストン7が摺動自在に嵌入する。なお、左側から順に1番、2番、3番及び4番気筒とする。
クランクケース3において、アッパクランクケース4とロアクランクケース5の合せ面8にてクランクシャフト9が軸支される。
各気筒のピストン7とクランクシャフト9とはコンロッド10を介して連結する。これにより、ピストン7の往復運動がコンロッド10を介してクランクシャフト9の回転運動に変換され、エンジン出力が得られる。
シリンダアッセンブリ2の各シリンダ6の周囲にはウォータジャケット11が形成され、ウォータポンプ42から供給される冷却水がウォータジャケット11内を流通するようになっている。
シリンダアッセンブリ2の上部にはシリンダヘッド12及びシリンダヘッドカバー13を有し、シリンダヘッド12の下面にはシリンダ6のシリンダボアと整合するように形成された燃焼室14を有する。
シリンダヘッド12内部には、燃焼室14の吸気ポート15aを開閉制御する吸気バルブ200INと、排気ポート16aを開閉制御する排気バルブ200EXとがスパークプラグ17を挟んで配置される。本実施形態のエンジンユニット1では、各気筒において吸気側及び排気側にそれぞれ2つのバルブを有し(4バルブ)、詳細は後述するが、2つの吸気バルブ200INのうち一方の吸気バルブ200INにはバルブ休止ユニット300が含まれる。
シリンダヘッド12には、各気筒において、2つの吸気ポート15aにつながる二股形状の吸気通路15と、2つの排気ポート16aにつながる二股形状の排気通路16とが形成される。
各気筒の吸気通路15には、スロットルボディ121を介して、エアクリーナ116から給送される空気とインジェクタ122、123から供給される燃料との混合気が供給される。図2に示すように、側面視において、吸気通路15は吸気バルブ200INと鋭角なV字状をなすよう鉛直に近い角度で傾斜して配置される。そして、エアクリーナ116と吸気通路15とがまっすぐなスロットルボディ121を介してつながり、ダウンドラフトタイプ(下向き型)の吸気系が構成される。
本実施形態のエンジンユニット1では、いわゆるデュアルスロットルバルブタイプが採用されており、スロットルボディ121内の下流側にプライマリバルブ124が、上流側にセカンダリバルブ125が配設される。下流側のプライマリバルブ124は乗員のアクセル操作により人為的に回動操作され、上流側のセカンダリバルブ125は図示しないエンジンコントローラによりモータアクチュエータを介して駆動される。プライマリバルブ124のプーリとセカンダリバルブ125のモータアクチュエータとは互いに離間して、それぞれのスロットルシャフトの端部に設けられる。このデュアルスロットルバルブを採用することにより、例えばコーナ出口でスロットルを一気に空けたような場合に、セカンダリバルブ125で空気流入量を制御することで、急激なトルク変動を緩和して滑らかなパワー特性が実現される。
また、プライマリバルブ124の近傍、具体的には全閉位置の下流に第1のインジェクタ122が配設される。第1のインジェクタ122は水平に近い状態に配置され、スロットルボディ121内の下流側に向けて燃料を噴射するものである。この場合に、噴射方向の壁面位置は吸気通路15の二股分岐部分より上流となっている。第1のインジェクタ122は、図示しないエンジンコントローラによりインジェクション量やインジェクションタイミングが制御され、主としてエンジンユニット1の高回転、高負荷の領域や中間加速等の過渡期に使用される。
さらに、セカンダリバルブ125の上流、具体的にはエアクリーナ116内部でスロットルボディ121のファンネル部開口121aに対向するように第2のインジェクタ123が配設される。第2のインジェクタ123は、図示しないエンジンコントローラによりインジェクション量やインジェクションタイミングが制御され、主としてエンジンユニット1の低回転、低負荷の領域で使用され、後述するように休止ユニット300により各気筒の一方の吸気バルブ200INを休止させる状態でも使用される。
一方、各気筒の排気通路16には、前述したようにエキゾーストパイプ117が接続する。
吸気バルブ200IN及び排気バルブ200EXは、それぞれ吸気側カムシャフト18及び排気側カムシャフト19に設けられた吸気カム18a及び排気カム19aよって駆動される。吸気側カムシャフト18及び排気側カムシャフト19は気筒並列方向(左右方向)に延設され、シリンダヘッド12及びシリンダヘッドカバー13の合せ面20にて軸支される。なお、カムシャフト18、19は中空構造を有し、その中空内部がオイル通路18b、19b(オイル通路19bは図に表れない)となっている。
図4に示すように、エンジンユニット1の右端部において、クランクシャフト9、吸気側カムシャフト18及び排気側カムシャフト19のそれぞれ軸端部に取り付けられたスプロケット21、22、23にカムチェーン24が巻回されて相互に連結され、吸気側カムシャフト18及び排気側カムシャフト19は、カムチェーン24を介してクランクシャフト9の動力によって回転駆動される。なお、図3に示すように、クランクシャフト9の右軸端部には、センシングロータ25が付設されるとともにその側近にクランク角センサ26が配置され、クランク角度を検出するようになっており、これらの外側にクランクカバー27が被着する。
クランクシャフト9はクランクケース3内で車幅方向に配置されるが、ロアクランクケース5の前部底部において各シリンダ6を挟む位置に複数のバルクヘッド28が立ち上がる。そして、クランクシャフト9は各バルクヘッド28におけるアッパクランクケース4及びロアクランクケース5の合せ面8に設定されたジャーナルベアリング29によって軸支される。クランクシャフト9の左軸端部には、ジェネレータコイル30及びジェネレータロータ31を含むジェネレータ32が配置構成され、ジェネレータコイル30はカバー33の内側に取付支持される。
クランクケース3の後半部はミッションケース34を兼ねており、クランクシャフト9と平行してカウンタ軸35及びドライブ軸36が配置される。これらカウンタ軸35及びドライブ軸36は、ロアクランクケース5の合せ面37に支持される。ミッションケース34において、カウンタ軸35及びドライブ軸36間にはトランスミッション装置が配置構成され、カウンタ軸35の回転が該トランスミッション装置を介してドライブ軸36へ変速して伝達されるようになっている。ドライブ軸36の軸端にはドライブスプロケット38が取り付けられており、これによりエンジンユニット1から後輪112へ動力伝達経路が形成される。
ロアクランクケース5の下部にはオイルパン39が結合し、ロアクランクケース5は内側の2番及び3番気筒に対応する下部底面が略全面開口し、オイルパン39と連通するようになっている。一方、左右端部の1番及び4番気筒に対応するロアクランクケース5の下部底面は、略クランク軌跡に沿うように湾曲(略半円状)している。その半円状の最下部には、オイル通路のメインギャラリ40を形成するボス41が一体的に設けられている。
クランクシャフト9よりも後方に位置するクランクケース3(ロアクランクケース5)の側壁にはウォータポンプ42が配置される。ウォータポンプ42には、前述したようにラジエタ119から冷却水が供給される冷却水配管120が接続し、また、ウォータジャケット11へ冷却水を供給する冷却水配管126が接続する。
また、ロアクランクケース5内においてオイルポンプが配置され、その下方のオイルパン39内にはオイルストレーナが装着されている。オイルパン39内に溜まったオイルは、該オイルパン39の深部からオイルストレーナを介してオイルポンプによって汲み上げられるようになっている。オイルポンプから吐出されるオイルは、オイルフィルタ43を通ることで濾過され、メインギャラリ40に流入する。
メインギャラリ40からは、潤滑を要するエンジン各部にオイルが供給されるようになっている。すなわち、各バルクヘッド28には、メインギャラリ40から上方へ立ち上がりジャーナルベアリング29へ通じるジャーナルオイル通路44が形成され、これによりジャーナルベアリング29やピストン7へ潤滑オイルが供給される。
また、図4に示すように、クランクケース3の右端部側には上下方向に延びるオイル通路45が形成され、その途中においてカムチェーン24のチェーンガイド46へ潤滑オイルが供給される。
さらに、オイル通路45はシリンダヘッド12まで延び、分岐してカムシャフト18、19のオイル通路18b、19bに連通する。オイル通路18b、19bに供給される潤滑オイルは、カムシャフト17、18の径方向に形成されたオイル通路18c、19c(オイル通路19cは図に表れない)からカムシャフト18、19の軸支部位へ供給され、更にはその周辺に滞留して、吸気カム18aと吸気バルブ200INとの摺接部位(タペットシム211)及び排気カム19aと排気バルブ200EXとの摺接部位へと供給される。
次に、図5〜11を参照して、各気筒の2つの吸気バルブ200INのうちバルブ休止ユニット300を含む吸気バルブ200IN(「一方の吸気バルブ」と称する)について説明する。図5に示すように、シリンダヘッド12内部には筒状のバルブガイド201が保持され、このバルブガイド201によってバルブステム202がガイドされる。バルブステム202を介してバルブフェース203がバルブシート204から離れることにより吸気ポート15aが開き、エアクリーナ116から給送される空気とインジェクタ122、123から噴射供給される燃料との混合気が燃焼室14へと導入される。
バルブガイド201まわりであって、ウォータジャケットの天井となるデッキ面47(図3を参照)上にスプリングシート205が設けられる。また、バルブステム202の上端付近にはコレット206を介してバルブリテーナ207が設けられる。これらスプリングシート205とバルブリテーナ207との間にはインナスプリング208が配設され、バルブフェース203をバルブシート204に当接させる方向、すなわち吸気ポート15aを閉じる方向に付勢力を付与する。
また、シリンダヘッド12内部にはタペットガイド209が形成され、タペット210が摺動可能に組み付けられる。タペット210は周壁部210aと天井部210bとを有する有蓋無底筒形状に形成され、天井部210b外面の窪部には吸気カム18aが摺接するタペットシム211が装着される。
ここで、タペット210内にはバルブ休止ユニット300が回転可能かつ脱着可能に嵌合される。バルブ休止ユニット300は、次に詳しく述べるが、円板状の上カバー301、ハウジング302、円板状の下カバー303がバルブステム202の軸方向に積層し、その積層方向に2本のピン(リベット)304を貫通させて、これらリベット304の先端をつぶすことによりユニット化される。この場合に、リベット304は下カバー303とはルーズ嵌め合い、上カバー301とはプレス嵌め合いとし、上カバー301への圧入後に先端をつぶすようにして、耐久性の向上が図られている。
以下、バルブ休止ユニット300について詳述すると、上カバー301において、図8に示すように、その上面中央には突出部305が形成され、この突出部305がタペット210の天井部210bの内面に当接する。例えば、突出部305の高さを変更した上カバー301を何種類か用意しておき、上カバー301を適宜選択することができれば、タペットシム211がなくても、タペット210の高さ位置を調節してタペット隙間を調整することが可能である。
また、上カバー301の中央には貫通穴306が形成され、この貫通穴306とタペット210の天井部210bの中央に形成された穴210cとに棒部材307が設けられる。図5に示すように、棒部材307の下端面は上カバー301の内面(底面)と略面一となっている。
下カバー303において、図9に示すように、その中央には上下に貫通する挿通穴308が形成され、この挿通穴308にバルブステム202が挿通する。図5に示すように、バルブが閉じている状態で、バルブステム202の上端面は下カバー303の内面(上面)と略面一となっている。
ハウジング302において、図10に示すように、ハウジング302は全体として環状をなし、その外形形状は、円弧面309と、円弧面309とは異なる径を有する円弧面310と、円弧面310の中央に形成されたリベット穴311aが形成されるリベット穴形成部311とを有し、ちょうど左右対称な貝殻形状となっている。
ハウジング302の最大外径は上カバー301及び下カバー302の外径より小さく、タペット210内にバルブ休止ユニット300が内装された状態で、ハウジング302まわりにはタペット210の周壁部210aとあいまって油路312が形成される(図6、7を参照)。この油路312は、タペット210の周壁部210aに形成された連通穴213を介して、タペットガイド209に形成されたオイル通路214に連通する。この場合に、円弧面310部分において油路312が膨らんでオイル溜まりが形成されるので、油路312に貯留するオイル量を確保するとともに、時間滞留した場合の劣化を防ぐことができる。
また、ハウジング302の内形形状は、リベット穴形成部311を除いては外形形状と略同様になっており、ハウジング302は略均一な肉厚を有する。すなわち、外側の円弧面309に対応する円弧面313と、外側の円弧面310に対応し、円弧面313とは異なる径を有する円弧面314とを有する。ただし、2箇所において肉厚とされ、突部315が設けられる突部形成部316、及び、後述するベーン317を支持するベーン支持部318が形成される。
このようにしたハウジング302内には、図6、7に示すように、ハウジング302と同程度の厚み(高さ)を有する翼状の切替子317(「ベーン」と称する)が回動可能に組み付けられ、ハウジング302内が圧力室319及び気体室320に区画される。この場合に、上カバー301及び下カバー303には、気体室320にて貫通穴321、322が形成され、ベーン317の回動位置にかかわらず常に気体室320が外部(タペット210内空間、スプリング208、212の収容空間)に連通する。これら貫通穴321、322は、ベーン317が回動して気体室320の容積が変化する際の空気の出し入れ、圧力室319側から気体室320へとリークするオイルの排出、バルブ休止ユニット300の軽量化等の機能を発揮する。
ベーン317はバルブステム202の軸方向中心Oから偏心する回転中心317aを持ち、この例では一方のリベット304を回転軸としている。この場合に、ベーンの回転中心317aは、タペット210の中心からタペット半径の半分までを半径とする仮想円より外側に位置させるのが望ましく、これによりベーン317の有効長を長くすることができる。
ベーン317の基端面317b(回転中心317a側端面)は回転中心317aを中心とする円弧面に形成され、ハウジング302の内周面(円弧面)313のうちベーン支持部318が形成された箇所に沿って摺動可能とされる。また、ベーン317の先端面317cも回転中心317aを中心とし、基端面317bとは異なる径を有する円弧面に形成され、ハウジング302の内周面(円弧面)314に沿って摺動可能とされる。すなわち、ハウジング302の内周面313のうちベーン支持部318が形成された箇所、及び、ハウジング302の内周面314もまたベーン317の回転中心317aを中心とする円弧面となっている。
この場合に、ベーン317とハウジング302との摺動箇所には棒状のシール部材323が装着される。これらシール部材323として好適には、低摩擦で金属よりも低弾性のものが用いられる。なお、シール部材323はベーン317側及びハウジング302側のいずれに設けてもかまわない。
ベーン317は圧力室319側に凸となる弧状に形成され、その幅がバルブステム202の直径と同程度或いはやや大きくなっている。ベーン317の気体室320側の側面にはバルブステム逃し部317dが形成されており、図6に示す状態で、ベーン317がバルブステム202の上方からずれて位置する。ベーン317の一部では、軽量化を図るために、その断面が下カバー303側に開口する凹形状となっている。
ベーン317の先端付近において、気体室320側の側面には、図7に示す状態で突部315に当接する突部317eが設けられる。これら突部315、317eによりベーン317の回動規制位置が決められる。そして、ハウジング302の内周面とベーン317の先端付近との間には突部315、317eをスプリングガイドとしてコイルスプリング324が配設され、圧力室319の容積を小さくする方向に付勢力を付与する。この場合に、コイルスプリング324をハウジング302の円弧面314に沿って弧状に配置することにより、小さなスペースでも、十分な荷重をとるとともに応力を低く抑えるのに必要なコイルスプリング324の長さを確保することができる。
また、ベーン317の先端付近において、圧力室319側の側面には突部317fが設けられる。この突部317fによりベーン317の回動規制位置が決められるとともに、圧力室319の最低容積を確保することができる。また、図6に示す状態でもベーン317の圧力室319側の側面とハウジング302の内周面との間に隙間が確保されるので、受圧面積が減らないようにすることにもなる。なお、突部317fはハウジング302側に設けられてもよい。
ハウジング302には、圧力室319とハウジング302まわりの油路312とを連通するための連通路が形成される。この例では、図10に示すように、ハウジング302に上カバー301側に開口する半円形状の切欠325及び下カバー303側に開口する半円形状の切欠326が形成され、ハウジング302に上カバー301及び下カバー303が組み付けられた状態で連通路が構成されるようになっている。ハウジング302に連通路をなす穴そのものを形成してもよいが、その場合、穴の径を大きくしようとすると穴まわりの強度を維持するのが難しくなる。それに対して、本例のように半円形状或いは他の形状の切欠325、326を形成し、上カバー301や下カバー303とあいまって連通路が構成されるようにすれば、ハウジング302の強度を維持することができる。また、切欠325、326をハウジング302に沿って複数形成することにより、応力集中を避けるだけでなく、連通路として必要な断面積を確保するとともに、磨耗金属粉等のように細かい異物が詰まりにくく排出しやすくなる。
上記構成とされるバルブ休止ユニット300がタペット210に内装された状態で、バルブ休止ユニット300の底面(すなわち、下カバー303の底面)とスプリングシート205との間にはアウタスプリング212が配設される。このようにバルブ休止ユニット300はリテーナとしても機能し、図6に示すバルブ休止状態で、バルブ休止ユニット300は、アウタスプリング302の付勢力だけを受けてタペット210に当接し、一体的に往復動作を行う。このようにバルブ休止ユニット300の下カバー303に作用する荷重は比較的低いので、その材質の選択の自由度は高く、軽量で熱伝導性の高い材質を選択することができる。なお、下カバー303の底面にはリベット304のリベット頭が収容される窪みが形成されており、アウタスプリング212が下カバー303に直接当接し、リベット304に掛からないようになっている。
次に、バルブ休止ユニット300の動作について説明すると、図6に示すように、コイルスプリング324の付勢力により突部317fがハウジング302の内周面に当接した状態では、ベーン317がバルブステム202の上方からずれる。したがって、例えば吸気カム18aの回転に追従してタペット210、更にはタペット210内のバルブ休止ユニット300がアウタスプリング212の付勢力に抗して下がっても、バルブステム202の上端はハウジング302内に移動することができるので、タペット210及びバルブ休止ユニット300だけが下がってバルブステム202は下がらない、いわゆる空打ち状態となる(バルブ休止状態)。
それに対して、圧力室319の油圧が設定圧以上になると、ベーン317がコイルスプリング324の付勢力に抗して回動し、図7に示すように、突部315、317e同士が当接した状態となって、ベーン317がバルブステム202の上方に位置する。したがって、例えば吸気カム18aの回転に追従してタペット210、更にはタペット210内のバルブ休止ユニット300がアウタスプリング212の付勢力に抗して下がると、ベーン317を介してバルブステム202もインナスプリング208の付勢力に抗して下がり、吸気ポート15aが開く(バルブ作動状態)。
ここで、バルブ休止ユニット300への油圧導入経路について説明すると、図2に示すように、シリンダヘッド12内部には、吸気バルブ200INと吸気通路15との間に挟まれた箇所に、気筒並列方向(左右方向)に延びるオイル通路48が形成される。このオイル通路48は、オイルの供給/保持/排出を切替える油圧制御弁OCV(不図示)を介して、図4に示したオイル通路45に連通する。そして、オイル通路48は、前述したように各気筒の一方の吸気バルブ200INが配置されたタペットガイド209で開口するオイル通路214に連通する。これにより油圧制御弁OCVを切替えて、バルブ休止ユニット300内の圧力室319の圧力を制御することができる。また、オイル通路214から導入されるオイルはタペット210とタペットガイド209の潤滑オイルとしても機能し、また、流通する際に各部の冷却作用も発揮する。
なお、バルブ休止ユニット300を含まない吸気バルブ200IN(「他方の吸気バルブ」と称する)、及び、排気バルブ200EXの基本的な構成は、バルブ休止ユニット300を除いては、ここまで説明した一方の吸気バルブ200INと略同様であり、吸気カム18a(排気カム19a)の回転に追従してタペットが上下すると、タペットの上壁部の内面に当接するバルブステムが上下して吸気ポート15a(排気ポート16a)が開閉する。ただし、図3に示すように、一方の吸気バルブ200IN(図中右側)と他方の吸気バルブ200INとにおいて、バルブリテーナの高さ位置は、一方の吸気バルブ200IN(図中右側)にバルブ休止ユニット300を介在させた分だけ、他方の吸気バルブ200INの方が高くなる。そこで、他方の吸気バルブ200IN側において、ウォータジャケットの天井となるデッキ面47に所定高さの放熱ボス49を設け、一方の吸気バルブ200IN及び他方の吸気バルブ200IN間でインナスプリングの諸元(ばね定数、自然長、巻数、初期荷重等)を揃えるようにしている。
以上説明したエンジンユニット1において、低速回転域では、バルブ休止ユニット300の圧力室319の圧力を低く保って、ベーン317をバルブステム202の上方からずらすバルブ休止状態とし(図6)、各気筒の他方の吸気バルブ200INのみをリフトさせる。これにより、吸気流動が促進されて、燃焼室内に吸気スワール流を生成し、いわゆるリーンバーン化が可能となる。この場合、燃料の注入速度を速くすることで出力アップを図ることができる。
そして、エンジンユニット1の回転域が低速回転域を越えると、油圧制御弁を切替えてバルブ休止ユニット300の圧力室319の圧力を設定圧以上にして、ベーン317をバルブステム202の上方に位置させるバルブ作動状態とし(図7)、各気筒の2つの吸気バルブ200INをリフトさせる。
以上述べたように、ベーン317は、その回転中心側端面317b及び先端面317cがハウジング302の内周面に沿って摺動するように回動するので、ベーン317の有効長を確保して、ベーン317の圧力室319側の面全体を受圧面とすることができ、ベーン317の作動性を向上させることができる。また、バルブ休止状態ではベーン317がバルブステム202の上方からずれて位置する形状としたので、ベーン317が大きくなるのを避けて、ベーン317の作動性が損なわれるのを防ぐことができる。
さらに、ベーン317やコイルスプリング324が組み込まれたハウジング302を挟んで上カバー301及び下カバー303を積層してユニット化しておくことにより、タペット210内への組み付け性を大幅に向上させることができる。また、個々には簡素な形状であっても、組み合わせることにより複雑な形状を形成することができ、後加工や後処理も容易で、生産性を高めることができる。なお、熱膨張係数、荷重疲労強度、振動磨耗等を考慮して、各部に異なる材質を用いたり、異なる表面処理を施したりすることも可能である。
以上、本発明を種々の実施形態とともに説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
本発明の適用例に係る自動二輪車を示す側面図である。 エンジンユニットの左側面を示す図である。 エンジンユニットの背面を示す図である。 エンジンユニットの右側面を示す図である。 バルブ休止ユニットを含む吸気バルブを示す図である。 バルブ休止ユニットのバルブ休止状態を示す上カバーを外した状態の平面図である。 バルブ休止ユニットのバルブ作動状態を示す上カバーを外した状態の平面図である。 上カバーを示す図であり、(a)が上面図、(b)が側面断面図、(c)が底面図である。 下カバーを示す図であり、(a)が上面図、(b)が側面断面図、(c)が底面図である。 ハウジングを示す上面図である。 ベーンを示す図であり、(a)が側面図、(b)が上面図である。 従来の可変気筒システムを説明するための図であり、(a)が全筒運転時での状態を示す図、(b)が減筒運転時での状態を示す図である。
符号の説明
1 エンジンユニット
200IN 吸気バルブ
202 バルブステム
210 タペット
300 バルブ休止ユニット
301 上カバー
302 ハウジング
303 下カバー
304 リベット
305 突出部
306 貫通穴
307 棒部材
308 挿通穴
309 円弧面
310 円弧面
311 リベット穴形成部
312 油路
313 円弧面
314 円弧面
315 突部
316 突部形成部
317 ベーン
317a 回転中心
317b 基端面
317c 先端面
317d バルブステム逃し部
317e 突部
317f 突部
318 ベーン支持部
319 圧力室
320 気体室
321 貫通穴
322 貫通穴
323 シール部材
324 コイルスプリング
325 切欠
326 切欠

Claims (15)

  1. カムの回転によりタペットガイドに沿って進退するタペットと、
    上記タペットの進退に伴って開閉するバルブと、
    上記タペット内に設けられた環状をなすハウジングと、
    円板状の上カバーと、
    上記バルブのバルブステムが挿通する挿通穴が中央に形成された円板状の下カバーと、
    上記バルブステムの軸中心から偏心する回転中心を持つとともに、回転中心側端面及び先端面が上記ハウジングの内周面に沿って摺動するように上記ハウジング内に回動可能に組み付けられて、上記ハウジング内を圧力室及び気体室に区画する切替子と、
    上記切替子に対して上記圧力室の容積を小さくする方向に付勢力を付与する付勢手段とを備え、
    上記ハウジング及び上記切替子は、上記バルブステムの直径よりも薄く形成されると共に、上記上カバー及び上記下カバーに挟まれて上記バルブステムの軸方向に積層されることにより上記タペット内で上記上カバー及び上記下カバーとユニット化され、
    上記付勢手段の付勢力により上記圧力室の容積が小さくなった状態では、上記切替子が上記バルブステムの上方からずれて位置するバルブ休止状態となり、上記圧力室の流体圧により上記切替子が上記付勢手段の付勢力に抗して回動した状態では、上記切替子が上記バルブステムの上方に位置するバルブ作動状態となる構成にしたことを特徴とする動弁装置。
  2. 上記切替子の回転中心側端面及び先端面は、いずれも回転中心を中心とし、互いに異なる径を有する円弧面とされることを特徴とする請求項1に記載の動弁装置。
  3. 上記切替子の上記気体室側の側面には、上記バルブステムの逃げ部が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の動弁装置。
  4. 上記切替子の回転中心は、上記タペットの中心からタペット半径の半分までを半径とする仮想円より外側に位置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の動弁装置。
  5. 上記切替子は、少なくとも上記バルブ作動状態において上記バルブステムの上方に位置する部位で、上記バルブステムの直径以上の幅を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の動弁装置。
  6. 上記切替子及び上記ハウジングの内周面の少なくともいずれか一方に、上記バルブ休止状態において圧力室の最低容積を確保するための突部が設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の動弁装置。
  7. 上記切替子及び上記ハウジングの内周面に、上記バルブ作動状態において互いに当接する突部がそれぞれ設けられ、これら突部をスプリングガイドとして上記付勢手段であるコイルスプリングが設けられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の動弁装置。
  8. 上記切替子の回転中心側端面或いは上記ハウジングの内周面に設けられるシール部材と、上記切替子の先端面或いは上記ハウジングの内周面に設けられるシール部材とを備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の動弁装置。
  9. 上記バルブステムの軸方向に積層する上記上カバー、上記ハウジング、上記下カバーに、複数本のピンを貫通させてユニット化したことを特徴とする請求項に記載の動弁装置。
  10. 上記複数本のピンのうち1本のピンを上記切替子の回転軸として利用することを特徴とする請求項に記載の動弁装置。
  11. 上記ハウジングの最大外径は上記上カバー及び上記下カバーの外径より小さく、ユニット化したものを上記タペットに内装した状態で、上記ハウジングまわりに上記タペットとあいまって流体路が形成されることを特徴とする請求項10のいずれか1項に記載の動弁装置。
  12. 上記ハウジングには上記上カバー側及び上記下カバー側に開口する略半円形状の切欠が2つ以上形成され、上記上カバー又は上記下カバーとあいまって、上記圧力室に流体を導入する連通路が形成されると共に、上記切欠は隣接するもの同士が上記上カバー側と上記下カバー側とに交互に配置されることを特徴とする請求項11のいずれか1項に記載の動弁装置。
  13. 上記上カバー及び上記下カバーの少なくともいずれか一方には、上記切替子の上記気体室にて貫通穴が形成されることを特徴とする請求項12のいずれか1項に記載の動弁装置。
  14. 吸気バルブ及び排気バルブにより吸排気を制御するようにした内燃機関であって、
    吸気側及び排気側の少なくともいずれか一方に請求項1〜13のいずれか1項に記載の動弁装置を備えたことを特徴とする内燃機関。
  15. 1気筒に複数の吸気バルブ及び複数の排気バルブを備え、上記複数の吸気バルブのうち一部の吸気バルブ側に請求項1〜13のいずれか1項に記載の動弁装置を備えたことを特徴とする請求項14に記載の内燃機関。
JP2004180884A 2004-06-18 2004-06-18 動弁装置及び内燃機関 Expired - Lifetime JP4379222B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004180884A JP4379222B2 (ja) 2004-06-18 2004-06-18 動弁装置及び内燃機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004180884A JP4379222B2 (ja) 2004-06-18 2004-06-18 動弁装置及び内燃機関

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006002687A JP2006002687A (ja) 2006-01-05
JP4379222B2 true JP4379222B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=35771288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004180884A Expired - Lifetime JP4379222B2 (ja) 2004-06-18 2004-06-18 動弁装置及び内燃機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4379222B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5478401B2 (ja) * 2010-07-21 2014-04-23 本田技研工業株式会社 内燃機関の動弁機構
JP5432306B2 (ja) * 2012-03-21 2014-03-05 本田技研工業株式会社 内燃機関の動弁装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0571323A (ja) * 1991-09-09 1993-03-23 Aisin Seiki Co Ltd 可変気筒システム
JP3195880B2 (ja) * 1993-08-25 2001-08-06 株式会社オティックス 内燃機関の休止機構付き動弁機構
JPH0874544A (ja) * 1994-06-29 1996-03-19 Aisin Seiki Co Ltd エンジンの動弁装置
JPH09195739A (ja) * 1996-01-23 1997-07-29 Yamaha Motor Co Ltd バルブ休止機構
JPH11210421A (ja) * 1998-01-23 1999-08-03 Mitsubishi Motors Corp カム位相可変装置
JP2001355462A (ja) * 2000-06-09 2001-12-26 Denso Corp 内燃機関の可変バルブタイミング制御装置
JP2003003807A (ja) * 2001-06-25 2003-01-08 Honda Motor Co Ltd バルブ休止機構付き4ストローク内燃機関
JP2003097303A (ja) * 2001-09-19 2003-04-03 Toyota Motor Corp 圧縮着火式内燃機関
JP2003262109A (ja) * 2002-03-08 2003-09-19 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関のバルブタイミング制御装置のロータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006002687A (ja) 2006-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105593478B (zh) 发动机的机油供应装置
JPWO2006025174A1 (ja) 可変バルブ駆動装置、エンジン及び自動二輪車
EP2059657B1 (en) Assembled camshaft and internal combustion engine provided with assembled camshaft
JP2000204917A (ja) エンジンの動弁装置
JP4303342B2 (ja) 自動二輪車用多気筒エンジン
JP2007270786A (ja) V型内燃機関の燃料ポンプ
JP4379222B2 (ja) 動弁装置及び内燃機関
JP4628161B2 (ja) 車両搭載エンジンの吸気装置
EP1439286B1 (en) Internal combustion engine with decompression device
US6857408B2 (en) Internal combustion engine provided with decompressing mechanism
EP0818611B1 (en) Variable valve performance mechanism in internal combustion engine
US7980213B2 (en) Internal combustion engine equipped with a variable valve control system
US6647962B2 (en) Outboard motor with internal combustion engine
US20050193725A1 (en) Four stroke engine with secondary air introducing system
JP4881673B2 (ja) 内燃機関
JP5474699B2 (ja) 可変動弁機構を備える内燃機関
US6748913B2 (en) Rocker arm arrangement for engine
JP4346049B2 (ja) 弁休止機能付エンジン
JP4220949B2 (ja) 可変バルブ駆動装置の潤滑油路、可変バルブ駆動装置、エンジン及び自動二輪車
EP1270882B1 (en) Four-stroke internal combustion engine with valve resting mechanism
JP6241988B2 (ja) 内燃機関
JP5563866B2 (ja) 可変動弁機構を備える内燃機関
JPH05306603A (ja) 4サイクルエンジン用動弁機構の潤滑装置
JP4083026B2 (ja) 内燃機関
JP4059776B2 (ja) 内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090825

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090907

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3