JP4375016B2 - 発光装置 - Google Patents

発光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4375016B2
JP4375016B2 JP2003431699A JP2003431699A JP4375016B2 JP 4375016 B2 JP4375016 B2 JP 4375016B2 JP 2003431699 A JP2003431699 A JP 2003431699A JP 2003431699 A JP2003431699 A JP 2003431699A JP 4375016 B2 JP4375016 B2 JP 4375016B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
led
reflector
emitting device
optical axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003431699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005190859A (ja
Inventor
隆夫 向川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2003431699A priority Critical patent/JP4375016B2/ja
Publication of JP2005190859A publication Critical patent/JP2005190859A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4375016B2 publication Critical patent/JP4375016B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Description

本発明は、LEDを使用した発光装置に関する。本発明の発光装置は例えば、遊技台における装飾装置として利用される。
低消費電力、長寿命等の利点を生かして、照明装置の光源など様々な用途でLEDが利用されている。LEDの光は電球(バルブ)、蛍光灯、冷陰極管などの光に比べ指向性が高いため、広範囲を照射する場合には一般に多数のLEDが用いられる。一方、LED光をリフレクタにより反射させ照射範囲を拡大することによって、一つのLEDで広範囲を照射する方法が提案されている(特許文献1及び特許文献2を参照)。具体的には次のような装置が知られている(図9)。この装置は、一つのLED900と、LED900の照射位置に凸円錐面形状のリフレクタ901と、リフレクタ901による反射光を目的の方向へ反射する周縁リフレクタ903とを備える。この装置では、LED光はリフレクタ901により側方に反射され、さらに周縁リフレクタ903により目的の方向へ反射される。その結果、目的の方向へ放射する広範囲の光が得られる。
特開2001−93312号公報 特開平10−133607号公報
照明用あるいは装飾用として用いられる発光装置には、広い発光面積を有すること、変化に富んだ発光態様が得られること等、装飾効果に優れることが要求される。この要求に応える発光装置の一つとして、2色以上の光を広い範囲で照射可能な発光装置が考えられる。このような発光装置では、例えば、発光色の異なる2種類以上のLEDを使用することとなる。ところが、従来の上記発光装置に発光色の異なる2種類以上のLEDを用いたとしても、LEDの位置により反射態様が異なるため各LED光が良好に混合しない。その結果、発光に色ムラが生じる。したがって、発光色の異なる2種類以上のLEDを用いた上記発光装置は、照明用あるいは装飾用の発光装置として適当ではない。
本発明は以上の課題を解決するために、以下の構成を提供する。即ち、
第1の光を放出する第1のLEDと、
前記第1の光と波長の異なる第2の光を放出する第2のLEDと、
前記第1のLEDの光軸上に設けられ、前記第1の光を前記第1のLEDの光軸方向に対して側方に反射する第1のリフレクタと、
前記第2のLEDの光軸上に設けられ、前記第2の光を前記第2のLEDの光軸方向に対して側方に反射する第2のリフレクタと、
前記第1のリフレクタにより反射された前記第1の光と、前記第2のリフレクタにより反射された前記第2の光とを目的の方向に反射する周縁リフレクタと、
を備え、
前記第1のリフレクタで反射された前記第1の光と、前記第2のリフレクタで反射された前記第2の光とが混色する、発光装置である。
本発明における発光装置では、まず、第1のLEDから放出された第1の光は、第1のLEDの光軸上に設置された第1のリフレクタへ照射される。第1のリフレクタへ照射された光は第1のLEDの光軸方向に対して側方に反射される。反射光は周縁リフレクタにより目的の方向に反射される。同様に、第2のLEDから放出された第2の光は、第2のLEDの光軸上に設置された第2のリフレクタへ照射される。第2のリフレクタにより照射された光は第2のLEDの光軸方向に対して側方に反射される。反射光は周縁リフレクタにより目的の方向に反射され、広範囲を照射可能となる。ここで、第1の光及び第2の光は、第1のリフレクタ及び第2のリフレクタによってそれぞれ側方に反射されることから、両光が良好に混色する。その結果、最終的に得られる光は色ムラの少ないものとなる。一方、各LEDの光を2段階に反射して外部放射することによって、広い発光面積を確保できる。以上にように、本発明の発光装置では、各LEDに対して設けたリフレクタと、周縁リフレクタによって、発光色の異なる2種類のLEDの光を制御し、これによって、色ムラが少なく、発光面積の広い光を放射でき、高い装飾効果が得られる。
以下に本発明を構成する各要素について説明する。
(LED)
本発明では光源としてLEDが使用される。LEDは小型であることから、その設置スペースが少なくてすみ、本発明における発光装置を小型に構成することが可能となる。また、LEDは低消費電力および小発熱量等、省エネルギー化の要請にも応えるものである。さらに、LEDは長寿命であることからメンテナンスの面でも有利である。加えて、LEDは振動、衝撃に強いことから信頼性の高い発光装置を構成することが可能である。LEDは応答速度が速いといった利点も有し、点灯・非点灯の切り換えや輝度の調節、発光色の変化(2色以上を発光可能なLEDを用いる場合)を容易かつ瞬時に行える。LEDの種類は特に限定されず、砲弾型(レンズ型)、チップ型等、種々のものを採用することができる。
本発明における発光装置では第1の光を放出する第1のLEDと、第1の光と波長の異なる第2の光を放出する第2のLEDとを使用する。第1のLED及び第2のLEDの発光色は特に限定されず、赤色系、青色系、緑色系、白色系などの発光色のLEDを採用することができる。また、本発明の一の態様では、第3の光を放出する第3のLEDを使用する。第3のLEDの発光色は特に限定されず、赤色系、緑色系、青色系、白色系などの発光色のLEDを採用することができる。好ましくは、第1のLEDに赤色LEDを、第2のLEDに緑色LEDを、第3のLEDに青色LEDを使用する。光の三原色のLEDを組み合わせて使用することで、白色発光及びマルチカラーないしフルカラー発光可能な発光装置を提供できる。本発明における発光装置のLEDの使用個数は特に限定されないが、必要とされる発光面積や輝度などを考慮して決定することができる。例えば、3個、4個、5個、6個または9個のLEDが使用される。赤色LED、緑色LED及び青色LEDの3種類のLEDを使用する場合は、各色のLEDをn個(但し、nは正の整数)使用すること、即ち、合計で3n個使用することが好ましい。各色のLEDを同数使用することにより、色バランスが良好となるからである。各LEDの配置態様は特に限定されないが、各LEDを結ぶ線が仮想正多角形(正三角形、正方形、正五角形、正六角形、正九角形など)となるように各LEDを配置することが好ましい。各LEDが等間隔に配置されることにより、輝度バランスが良好となるからである。この場合において、発光色が同じLEDが対角に配置されるような配置態様を採用することが好ましい。各発光色が等間隔に配置されることにより、色バランスが良好となるからである。具体的な配置例として次のものを挙げることができる。即ち、赤色LEDを2個、青色LEDを2個及び緑色LEDを2個の合計6個のLEDを使用し、正六角形の頂点の一つに青色LEDを配置し、その隣りに赤色LED及び緑色LEDを配置し、残りの各LEDを同色のLEDの対角位置の頂点にそれぞれ配置する。
(第1及び第2のリフレクタ)
リフレクタは受光した光をLEDの光軸方向に対して側方へ反射する。リフレクタの形態としては、白色系の樹脂による反射面や、Al、Agなどの金属による反射面を例示することができる。光透過性材料からなる部材の一部に設けられた凹部の反射面をリフレクタとして利用してもよい。当該部材の内側でLED光が反射されるため、LED光が当該部材内部で混合され、各LED光の発光色が良好に混色されるからである。リフレクタは、各LEDの光軸上に、少なくとも一つずつ備えられる。二つのLEDの光を受光するリフレクタを備えることにしてもよい。各リフレクタの形状は、受光した光を、該光を放出したLEDの光軸方向に対して側方へ、即ち周縁リフレクタの方向へ反射可能であれば特に限定されない。リフレクタの形状は好ましくは、各LEDの光軸と一致する中心軸を備える凸円錐面形状、又は各LEDの光軸と一致する回転軸を備える凸回転放物面形状である。かかる構成により、各リフレクタは各LED光をLEDの光軸方向に対して側方の全方向に反射する。さらに好ましくは、全てのリフレクタは同一形状を有する。具体的には、全てのリフレクタは各LEDの光軸と一致する中心軸を備える凸円錐面形状、又は各LEDの光軸と一致する回転軸を備える凸回転放物面形状である。また、全てのリフレクタの頂点が同一平面状になるように配置され、該平面は第1のLEDの光軸に垂直である。このような構成によれば、対応するリフレクタによって、各LEDの光はその光軸に対して側方の全方向に反射され、他のLEDの光とバランスよく混合される。
本発明の一実施態様では、複数のLEDの光放出側に、リフレクタを有するレンズが備えられる。レンズの材料は光透過性材料であれば特に限定されない。光透過性材料としてはアクリル樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等の合成樹脂や、ガラスなどの無機材料を挙げることができる。レンズは、LEDに対向する面(光入射面)と入射したLED光を反射する反射面(リフレクタ)とを備える。光入射面は、対向するLEDの放出光を透過可能であればその位置、形状等は特に限定されない。リフレクタは、レンズに導入された光の少なくとも一部を上記所定の方向へ反射可能な傾斜角度を備えていればよい。即ち、リフレクタは、光入射面を介して導入された光の少なくとも一部の入射角度がリフレクタの臨界角を超えることとなる傾斜角度を備えていればよい。光が屈折率n1の物質から屈折率n2(但し、n1>n2)の物質へ進もうとする場合、屈折率n2の物質への入射角度が臨界角を超えると、光は屈折率n2の物質を透過せず全反射する。臨界角は光が透過する材質により決まる固有の値であり、光がアクリル樹脂から空気中へ進む場合の臨界角は約43°である。従って、リフレクタがアクリル樹脂からなる場合は、入射角度が約43°より大きくなるようにリフレクタを形成することが好ましい。また、各リフレクタは他のリフレクタと一体的に構成してもよい。リフレクタの形状は、各LEDの光軸と一致する中心軸を備える凸円錐面形状、又は各LEDの光軸と一致する回転軸を備える凸回転放物面形状であることが好ましい。かかる構成により、各リフレクタは各LED光をLEDの光軸方向に対して側方の全方向に反射する。さらに好ましくは、全てのリフレクタは同一形状を有する。具体的には、全てのリフレクタは各LEDの光軸と一致する中心軸を備える凸円錐面形状、又は各LEDの光軸と一致する回転軸を備える凸回転放物面形状である。また、全てのリフレクタの頂点が同一平面状になるように配置され、該平面は第1のLEDの光軸に垂直である。このような構成によれば、対応するリフレクタによって、各LEDの光はその光軸に対して側方の全方向に反射され、他のLEDの光とバランスよく混合される。
レンズが各LEDを内包していることが好ましい。このとき、内包されたLEDとレンズとが間隙を隔てて配置されていてもよい。LEDに砲弾型(レンズ型)LEDを採用する場合は、砲弾型(レンズ型)LEDの封止部材をここでのレンズとして利用してもよく、或いは封止部材とここでのレンズとを一体的に構成してもよい。前者の場合は、砲弾型(レンズ型)LEDの封止部材の一部に反射面が設けられる。チップ型LEDを採用する場合も同様に、その封止部材をここでのレンズとして用いることができる。以上のように、LEDがレンズ内に内包ないし埋入されるようにすれば、レンズに形成されるリフレクタがLED素子の光を効率よく受光でき、発光効率の向上が望める。
レンズが蛍光体を含んでいてもよい。LED光を受けて蛍光するものであれば有機系、無機系を問わず、所望の蛍光色を発する蛍光体を適宜選択して使用することができることができる。有機系の蛍光体を用いることによりクリアー感のある蛍光色の光を得ることができる。無機系の蛍光体を用いると艶消し感のある蛍光色の光を得ることができる。
(周縁リフレクタ)
本発明における周縁リフレクタは、LEDの側方を取り囲むように設けられ、上記リフレクタ(第1のリフレクタ、第2のリフレクタ、第3のリフレクタ)による反射光を目的の方向に反射し、広範囲を照射可能とする。本明細書おいて「目的の方向」とは、本発明の発光装置の使用時において、光を放出することが望まれる方向をいい、例えば、第1のLED(及び/又は第2のLED)の光軸方向と同じ方向である。周縁リフレクタは、少なくとも受光面が光反射率の高い材料によって形成される。このような材料としては白色系の樹脂や、Al、Agなどの金属を例示することができる。周縁リフレクタの形状はリフレクタによる反射光を目的の方向に反射可能であれば特に限定されない。換言すれば、周縁リフレクタの如何によって発光態様を制御することができる。周縁リフレクタの形状は略凹回転放物面形状であることが好ましい。このようにすることで周縁リフレクタが受光した光を効率的に目的の方向へ反射できる。例えば、周縁リフレクタの形状は凹回転放物面に沿った階段状面であってもよい。また、周縁リフレクタの形状は、略凹回転放物面形状の一部であってもよい。例えば、周縁リフレクタの形状は、凹回転放物面を、その回転軸を含む平面により分割した一方の部分凹回転放物面であってもよい。また、周縁リフレクタの形状は一様でなくてもよい。即ち、一部に他と異なる形状を含んでいてもよい。周縁リフレクタは、複数のLEDが凹回転放物面の回転軸上の凹部側で、かつLEDの光放出方向が凹回転放物面の開口側になるように設置される。
以下に、実施例を用いて本発明の構成をより詳細に説明する。
本発明の一の実施例である発光装置1を図1、2、及び3に示す。図1は発光装置1の斜視図である。図2は図1における発光装置1のA−A断面図である。図3は図2における発光装置1のB−B断面図である。発光装置1は2個の砲弾型赤色LED10、11と2個の砲弾型青色LED12、13と2個の砲弾型緑色LED14、15を備える。LED10〜15は、基板3上で仮想正六角形の各頂点の位置にそれぞれ配置される。具体的には、仮想正六角形の頂点の一つに青色LED10が配置され、その隣りに赤色LED12及び緑色LED14が配置され、残りのLED11、13、15が同色のLEDの対角位置の頂点にそれぞれ配置される。LED10〜15へは回路基板(図示せず)表面に形成された配線パターン及び電源線4を介して電力が供給される。また、LED10〜15は、制御線5を介して接続されたコントローラ(図示せず)による点灯制御を受ける。尚、回路基板(図示せず)上には保護抵抗などの素子(図示せず)が設置されている。
レンズ2はアクリル樹脂からなり、LED10〜15を内包するように配置される。レンズ2はLED10〜15に対向する面(光入射面20及び21)、および入射光を反射する反射面(リフレクタ)22〜27を備える。光入射面20は対向するLED10〜15の光軸に対して垂直である。一方、レンズ2の中央部の光入射面21は、リフレクタ22〜27に沿った形状である。リフレクタ22〜27は、レンズ2のLEDに対向する側の反対側に設けられた凹部によって形成される。リフレクタ22〜27の形状は、同一形状の凸円錐面形状であって、各凸円錐面の中心軸はそれぞれLED10〜15の光軸と一致し、各凸円錐面の頂点が同一平面状になるように配置され、該平面はLED10の光軸に垂直である。また、リフレクタ22〜27のそれぞれの凸円錐面と凸円錐面の中心軸とのなす角は45°である。リフレクタ22〜27のそれぞれの縁部は隣りのリフレクタの縁部に連続している。即ち、リフレクタ22〜27の全てが一体的に形成されている。
周縁リフレクタ30はAlで形成される。周縁リフレクタ30は凹回転放物面形状である。周縁リフレクタ30の凹回転放物面の回転軸はLED10〜15の重心を通る。周縁リフレクタ30の凹回転放物面の底部側にLED10〜15が位置する。また、LED10〜15の光放出方向が凹回転放物面の開口側となるように周縁リフレクタ30が設置される。
次に発光装置1の発光態様について説明する。まず、LED10から放出された光はレンズ2の光入射面20及び光入射面21からレンズ2に導入される。光入射面20より導入された光は第1のリフレクタ22によりLEDの光軸方向に対して側方の全方向に反射される。一方、光入射面21に入射した光は、光入射面21への入射角度が大きいためレンズ2へ導入されるときに大きく屈折する。その結果、このようにしてレンズ2へ導入された光は、その第1のリフレクタ22への入射角度が臨界角を下回ることとなり、第1のリフレクタ22により反射されることなく外部に取り出され、LED10の光軸方向に略平行な方向に放射する。LED10の場合と同様に、LED11から放出された光のうち、光入射面20からレンズ2に導入された光は、リフレクタ23によりLED11の光軸方向に対して側方の全方向に反射される。一方、LED11から放出された光のうち、光入射面21からレンズ2に導入された光は、リフレクタ23により反射されることなく外部に取り出され、LED11の光軸方向に略平行な方向に放射する。また、LED12〜15についても同様に、各LEDから放出された光のうち、光入射面20を介してレンズ2に導入された各光は、各リフレクタ24〜27によりLED12〜15のそれぞれの光軸方向に対して側方の全方向にそれぞれ反射される。一方、LED12〜15から放出された光のうち、光入射面21からレンズ2に導入された各光は、各リフレクタ24〜27により反射されることなく外部に取り出され、LED12〜15の光軸方向に略平行な方向に放射する。リフレクタ24〜27による反射光はさらに周縁リフレクタ30により反射され、LED12〜15の光軸方向に略平行な方向に反射されることとなる。ここで、以上のようにLED10〜15の放出光の一部はLED10〜15の各光軸方向に対して側方の全方向に反射されるため、LED10〜15の各放出光が良好に混じり合い各発光色がバランスよく混色される。その結果、色ムラの少ない光を発光することが可能となる。
尚、LED10〜15の点灯状態はコントローラ(図示せず)により制御される。LED10〜15の点灯状態を制御することで、赤色、青色及び緑色の中間色だけでなく、赤色、青色及び緑色の3色から選ばれる任意の2色の中間色の光を発光させることも可能である。さらに、LED10〜15の輝度を制御することで、赤色、青色及び緑色の中間色並びに、赤色、青色、緑色の3色から選ばれる任意の2色の中間色の光などの、より一層多彩な色の光を発光することが可能である。
次に本発明の他の実施例である発光装置100について説明する。図4に発光装置100の縦断面図を示す。尚、以下の説明において使用する図面において、上述の発光装置1と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。発光装置100に使用されるレンズ200では、LED10〜15に対向する面に一体的に形成された光入射面210が備えられる。他の構成は発光装置1と同様である。
発光装置100の発光態様を説明する。LED10〜15の光は光入射面210からレンズ200へ導入される。各導入光はリフレクタ22〜27によりLED10〜15の光軸方向に対して側方の全方向、即ち周縁リフレクタ方向に反射される。各反射光は周縁リフレクタによりLED10〜15の光軸方向に略平行な方向に反射される。実質的に全てのLED10〜15の光が、リフレクタ22〜27によりLED10〜15の光軸方向に対して側方の全方向へ反射されるため、LED10〜15の光軸方向の側方へ反射される光量が増し、より多くのLED10〜15の光が混合されることになる。そのため、赤色、青色及び緑色がより一層混色され、色ムラの極めて少ない光を発光することが可能となる。
次に本発明の他の実施例である発光装置110について説明する。図5に発光装置110の縦断面図を示す。尚、以下の説明において使用する図面において、上述の発光装置1と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。この発光装置110では周縁リフレクタ300に階段面を形成した。他の構成は発光装置1と同様である。
次に、発光装置110の発光態様について説明する。発光装置110では、LED10〜15の光のうち、リフレクタ22〜27を透過した光は、LED10〜15の光軸方向に略平行な方向に放射され、LED10〜15の光のうち、リフレクタ22〜27によって反射された光はLED10〜15の光軸方向に対して側方の全方向、即ち、周縁リフレクタ300の方向へ進む。リフレクタ22〜27によりLED10〜15の光軸方向、即ち、周縁リフレクタ300の方向に反射されたLED光は、周縁リフレクタ300により目的の方向に照射される。その結果、LED10〜15の一部の光は、リフレクタ22〜27によりLED10〜15の各光軸方向の側方の全方向にそれぞれ反射されるため良好に混合される。さらに、周縁リフレクタが階段面形状であるため、当該階段面で光が乱反射され、光の混合が促進される。よって、色ムラの少ない光を、広い面積で発光することが可能となる。
次に本発明の他の実施例である発光装置400について説明する。図6に発光装置400の斜視図、図7に発光装置400の正面図、図8に発光装置400のC−C断面図をそれぞれ示す。尚、以下の説明において使用する図面において、上述の発光装置1と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。赤色発光LEDチップ510及び511はリードフレーム502及び522上に形成されたカップ状部503及び523に銀ペーストなどを用いてマウントされる。その後、エポキシ樹脂がカップ状部503及び523に充填される。同様に青色発光LED512及び513、緑色発光LED514及び515もマウントされる。その後、エポキシ樹脂により6個LED510〜515が封止され、該エポキシ樹脂によりレンズ410が形成される。従って、LED510〜515がレンズ410に埋入されることとなる。レンズ410はLED510〜515に対向する面にリフレクタ22〜27を備える。リフレクタ22〜27の各凸円錐面の中心軸はそれぞれLED510〜515の光軸と一致し、各凸円錐面の頂点が同一平面状になるように配置され、該平面はLED510の光軸に垂直である。また、各凸円錐面と凸円錐面の中心軸とのなす角は45°である。
次に発光装置400の照射態様について説明する。まず、LED510から放出された光は、レンズ410が備えるリフレクタ22によりLED510の光軸方向に対して側方の全方向に反射される。LED511から放出された光は、レンズ410が備えるリフレクタ23によりLED511の光軸方向に対して側方の全方向に反射される。また、LED512〜515についても同様に、LED512〜515から放出された光は、リフレクタ24〜27によりLED512〜515のそれぞれの光軸方向に対して側方の全方向にそれぞれ反射される。リフレクタ24〜27による反射光はさらに周縁リフレクタ30により反射され、LED512〜515の光軸方向に略平行な方向に反射されることとなる。LED510〜515の放出光はリフレクタ22〜27に反射されるとき、LED512〜515のそれぞれの光軸方向に対して側方の全方向にそれぞれ反射されるため、LED510〜515の各放出光が良好に混じり合い赤色、青色及び緑色の発光色がバランスよく混色される。その結果、色ムラの少ない光を発光することが可能となる。また、LED510〜515がレンズ410に埋入されているため、LED510〜515の放出光はレンズ入射面等を介さずに直接リフレクタ22〜27に照射される。したがって、LED510〜515の放出光の実質的に全部をリフレクタ22〜27に照射することが可能となり、発光効率のよい発光装置となる。
尚、LED510〜515の点灯状態はコントローラ(図示せず)により制御される。LED510〜515の点灯状態を制御することで、赤色、青色及び緑色の中間色だけでなく、赤色、青色及び緑色の3色から選ばれる任意の2色の中間色の光を発光させることも可能である。さらに、LED510〜515の輝度を制御することで、赤色、青色及び緑色の中間色並びに、赤色、青色及び緑色の3色から選ばれる任意の2色の中間色の光などの、より一層多彩な色の光を色ムラなく発光することが可能である。
この発明は上記発明の実施の態様及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求に範囲を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
本発明の発光装置は、良好な中間色の発光光が必要とされる用途に用いられる。例えば、遊技台の照明装置や自動車等の車両のランプとしてその利用が図られる。
図1は本発明の一の実施例である発光装置1の斜視図である。 図2は本発明の一の実施例である発光装置1の図1におけるA−A断面図である。 図3は本発明の一の実施例である発光装置1の図2におけるB−B断面図である。 図4は本発明の他の実施例である発光装置100の縦断面図である。 図5は本発明の他の実施例である発光装置110の縦断面図である。 図6は本発明の他の実施例である発光装置400の斜視図である。 図7は本発明の他の実施例である発光装置400の正面図である。 図8は本発明の他の実施例である発光装置400の図7におけるC−C断面図である。 図9は従来技術の一例である。
符号の説明
1 100 110 400 発光装置
10 11 12 13 14 15 510 511 512 513 514 514 LED
2 20 200 410 レンズ
22 23 24 25 26 27 リフレクタ
30 300 周縁リフレクタ

Claims (8)

  1. 第1の光を放出する第1のLEDと、
    前記第1の光と波長の異なる第2の光を放出する第2のLEDと、
    前記第1のLEDの光軸上に設けられ、前記第1の光を前記第1のLEDの光軸方向に対して側方に反射する第1のリフレクタと、
    前記第2のLEDの光軸上に設けられ、前記第2の光を前記第2のLEDの光軸方向に対して側方に反射する第2のリフレクタと、
    前記第1のリフレクタにより反射された前記第1の光と、前記第2のリフレクタにより反射された前記第2の光とを目的の方向に反射する周縁リフレクタと、
    を備え、
    前記第1のリフレクタで反射された前記第1の光と、前記第2のリフレクタで反射された前記第2の光とが混色する、発光装置であって、
    前記発光装置は、前記第1のLED及び前記第2のLEDを内包し、前記第1のLED及び前記第2のLEDに対向する光入射面と、前記第1のリフレクタと、前記第2のリフレクタと、を有する光透過部材を備えており、
    前記光入射面は、対向する前記第1のLEDの光軸に対して垂直な第1の光入射面と、前記第1のリフレクタに沿った形状である第2の光入射面と、対向する前記第2のLEDの光軸に対して垂直な第3の光入射面と、前記第2のリフレクタに沿った形状である第4の光入射面と、を有しており、
    前記第1のリフレクタ及び前記第2のリフレクタは、前記光入射面の反対側に、凹部によって形成される、
    ことを特徴とする発光装置。
  2. 前記第1のリフレクタは、前記第1の光を、前記第1のLEDの光軸方向に対して側方の全方向に反射し、前記第2のリフレクタは、前記第2の光を、前記第2のLEDの光軸方向に対して側方の全方向に反射する、ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1のリフレクタ及び前記第2のリフレクタが、いずれも凸円錐面形状又は凸回転放物面形状である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 前記第1のリフレクタが前記第2のリフレクタと一体的に構成されている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発光装置。
  5. 第3の光を放出する第3のLEDと、
    前記第3のLEDの光軸上に設けられ、前記第3の光を前記第3のLEDの光軸方向に対して側方に反射する第3のリフレクタと、
    をさらに備え、
    前記第1の光が赤系の光であり、前記第2の光が緑系の光であり、前記第3の光が青系の光であって、
    前記光透過性部材が、前記第3のLEDを内包し、前記第3のリフレクタをさらに有し、
    前記光入射面が、対向する前記第3のLEDの光軸に対して垂直な第5の光入射面と、前記第3のリフレクタに沿った形状である第6の光入射面と、をさらに有し、
    前記第3のリフレクタが、前記光入射面の反対側に凹部によって形成される、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の発光装置。
  6. 前記第1のLED、前記第2のLED及び前記第3のLEDがそれぞれn個備えられ、該n個のLEDは、頂点が3n個の仮想正多角形の各頂点に配置される、ことを特徴とする請求項5に記載の発光装置。
  7. 隣り合う二つのLEDが異なる波長の光を放出する、ことを特徴とする請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記周縁リフレクタが略凹回転放物面形状である、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の発光装置。
JP2003431699A 2003-12-26 2003-12-26 発光装置 Expired - Fee Related JP4375016B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003431699A JP4375016B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 発光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003431699A JP4375016B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 発光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005190859A JP2005190859A (ja) 2005-07-14
JP4375016B2 true JP4375016B2 (ja) 2009-12-02

Family

ID=34789622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003431699A Expired - Fee Related JP4375016B2 (ja) 2003-12-26 2003-12-26 発光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4375016B2 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4770321B2 (ja) * 2005-08-10 2011-09-14 オムロン株式会社 遊技機の操作スイッチ
ATE405951T1 (de) 2005-09-14 2008-09-15 Fiat Ricerche Modul für die projektion eines lichtstrahls
JP4706434B2 (ja) * 2005-10-25 2011-06-22 株式会社三洋物産 遊技機
JP4702746B2 (ja) * 2006-01-27 2011-06-15 サミー株式会社 遊技機
JP2007325884A (ja) * 2006-06-09 2007-12-20 Aruze Corp 遊技機
JP2008084699A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Stanley Electric Co Ltd 灯具ユニット
JP4695059B2 (ja) * 2006-12-19 2011-06-08 株式会社小糸製作所 車両用照明灯具
WO2008086682A1 (en) * 2007-01-15 2008-07-24 Hong Kong Applied Science And Technology_Research Institute Co. Ltd. Light-emitting device and lens therefor
US7688526B2 (en) 2007-01-18 2010-03-30 Hong Kong Applied Science And Technology Research Institute Co. Ltd. Light-emitting devices and lens therefor
JP4436396B2 (ja) * 2007-09-28 2010-03-24 株式会社プラテック 照明モジュール、光源ユニット及び照明器具
JP5292629B2 (ja) * 2009-01-09 2013-09-18 株式会社オプティックス 照明装置
CN102301499B (zh) * 2009-02-19 2013-12-25 夏普株式会社 发光装置、面光源以及显示装置
JP2011129473A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具
JP5119420B2 (ja) * 2010-03-10 2013-01-16 株式会社大都技研 遊技台
US20110140148A1 (en) * 2010-07-15 2011-06-16 Pinecone Energies, Inc. Optical device for semiconductor based lamp
JP5580707B2 (ja) * 2010-09-29 2014-08-27 日立マクセル株式会社 照明装置
JP5700429B2 (ja) * 2011-04-15 2015-04-15 株式会社ソフイア 遊技機
JP5095000B1 (ja) * 2011-08-11 2012-12-12 国分電機株式会社 Led照明装置
JP2012227537A (ja) * 2012-06-19 2012-11-15 Mitsubishi Electric Corp Led光源及びそれを用いた発光体
CN104903778A (zh) * 2013-05-07 2015-09-09 皇家飞利浦有限公司 提供偏振光的光学***
WO2015016024A1 (ja) 2013-07-30 2015-02-05 シャープ株式会社 照明装置、照明用リフレクタ及びその製造方法
CN104806978B (zh) * 2014-01-24 2018-01-30 艾笛森光电股份有限公司 具光色混合腔的高光束准直性发光模块
JP6309428B2 (ja) * 2014-10-23 2018-04-11 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP6310380B2 (ja) * 2014-10-23 2018-04-11 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
CN104566215B (zh) * 2014-12-24 2017-12-29 上海小糸车灯有限公司 一种车灯照明用局部镀铝透镜
CN104534407B (zh) * 2014-12-30 2016-04-06 广州市雷腾照明科技有限公司 一种满足半光强角度在8度圆形光斑的光学设计方法
JP2017113110A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 株式会社オリンピア 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005190859A (ja) 2005-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4375016B2 (ja) 発光装置
TWI394271B (zh) 發光二極體燈系統
US8297799B2 (en) Omnidirectional LED lamp and complex, unitary lens
CN109716013B (zh) 发光器件
US8876325B2 (en) Reverse total internal reflection features in linear profile for lighting applications
TWI512237B (zh) 照明裝置
KR101310746B1 (ko) 차량용 등구
KR101278258B1 (ko) 메인 조명으로부터 구별되는 외관을 가진 램프
JP2010251009A (ja) 発光装置および電球型ledランプ
JP6446202B2 (ja) 広角度拡散光学系及びこれを用いた照明装置
JP5167099B2 (ja) 照明装置
CN102203502B (zh) 反射器led灯
JP2011040724A (ja) 発光装置
US12018812B2 (en) Lighting module and lighting device provided with same
JP5264836B2 (ja) 発光ユニット及び発光装置
JP6611036B2 (ja) 発光装置及び照明用光源
WO1989005524A1 (en) Planar led illuminant
JP5860325B2 (ja) Led発光装置
JP2012074317A (ja) 照明装置、ランプ及びショーケース
US20240210026A1 (en) Lighting module and lighting device comprising same
US20060243994A1 (en) Light emitting diode lamp and manufacturing method thereof
JP2007180288A (ja) 発光装置及び照明装置
KR101082924B1 (ko) Led 광원 교통신호등
JP2022524356A (ja) Ledフィラメント構成
JP6997912B1 (ja) Ledフィラメント構成

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090611

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090818

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120918

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130918

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees