JP4373002B2 - 非同期符号分割多元接続移動体通信システム内の基地局のタイミングを容易にする方法及びシステム - Google Patents

非同期符号分割多元接続移動体通信システム内の基地局のタイミングを容易にする方法及びシステム Download PDF

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Description

【0001】
(発明の背景)
(発明の技術分野)
【0002】
本願は、一般に移動体通信分野に、かつ特に非同期符号分割多元接続(Code−Division Multilpe Access; CDMA)移動体通信システム内の基地局のタイミングを容易にする方法及びシステムに関する。
【0003】
(関連技術の説明)
ダイレクトシーケンスCDMA(Direct−Sequence CDMA; DS−CDMA)移動体通信システムは、インタセル(inta−cell)同期又はインタセル非同期システムのどちらかであり得る。換言すれば、インタセル同期システム内の基地局(base station; BS)は互いに精確に同期しており、及びインタセル非同期システム内のBSは同期していない。特に、非同期BSは共通時間基準を共用せず、したがって、それらの伝送は随意性を有し、互いに対して所定タイミングを有さない。インタセル同期システムの例は、ノース・アメリカンIS−95(North American IS−95)システムである。インタセル非同期システムの例は、CODIT技術明細書、ETSI SMG2グループ・アルファ(ETSI SMG2 Group Alpha)技術明細書、及びARIB技術明細書に提案されたワイドバンドCDMA(Wideband CDMA; WCDMA)システムである。
【0004】
インタセル同期システムの主な欠点は、BSが(μsレベルの短さにまで)非常に精確に同期しなければならないと云うことである。この高レベルの精度は、典型的に、全地球測位システム(Global Positioning System; GPS)受信機のような、基地局と共設(co−locate)された高精度時間基準の使用を通して与えられる。しかしながら、衛星信号伝搬の見通し性質が理由で、このような共設基準の使用は、地下、建物内、又はトンネル内に設置されたBSには実行可能でない公算がある。他の関連欠点は、GPSシステムが政府機関によって管理されると云うことである。したがって、BS網同期のためのGSP受信機の使用は、或る国の領域では望ましくないことがある。これらの欠点が、なぜインタセル非同期システムがいま考慮されつつあるかの主な理由である。
【0005】
インタセル非同期システムが適正に働くためには、取り組む必要がある2つの極めて重要な機能上の論争点がある。それらは、(1)ソフト・ハンドオーバ(Soft Handover; SOHO)、及び(2)セル探索(Cell−Search)である。SOHOの状態では、移動局(mobile station; MS)は、同時に2つ以上のBSと通信中である。SOHOを容易にするためには、MSは、付近の他のBSを絶えず走査する。それによって、MSは、多数のBSから受信した信号品質を監視しかつそれらのBSについて時間遅延を決定することができる。SOHOが起こるためには、ハンドオーバされるMSは、バッファリング要件を最少減にするために(すなわち、BS信号間の時間差が小さいほど大きい時間差に比べて小さいバッファ・エリアを要求する)、「ソース」BSの信号とほぼ同じ時刻に「ターゲット」BSの信号を受信することができなければならない。また、ターゲットBSは、処理を行う資源を甚だしく消耗することなくMS信号を見付けることができなければならない。
【0006】
これらのSOHO論争点は「パーコール(per−call)」同期化技術によって同期システムについて解決され、この技術は、「CDMAに基づく第3世代移動体無線システム対する設計研究」、A・バイアー他、IEEE JSAC、巻12、733〜743頁、1994年5月(“A Design Study for a CDMA−Based Third− Generation Mobile Radio System,”by A.Baier et al.,IEEE JSAC,Vol.12,pp.733−743,May 1994)に開示されている。この技術を使用して、SOHOに係わるMSがターゲットBSとソースBSとの間の時間差を計算しかつ網に報告する。網は、基地局コントローラ(Base Station Controller; BSC)又は無線網コントローラ(Radio Network Controller; RNC)を通して時間差についてターゲットBSに通知する。それで、ターゲットBSは、その差を補償するように、係わるMSに対して意図した信号に対するその受信及び伝送タイミングを調節することができる。
【0007】
類似の既知のSOHO技術が使用されており、この技術ではMSがターゲットBSの伝送とソースBSの伝送との間のタイミング差ではなくむしろターゲットBSの伝送とそのMS自体の伝送との間のタイミング差を報告する。しかしながら、MSの伝送/受信タイミング関係は常に固定されているから、2つの上に説明したSOHO技術は本質的には等価である。これらの技術は、移動体援用ハンドオーバ(mobile assisted handover; MAHO)と称される。換言すれば、MSは、ターゲットBSがターゲットBSとソースBSとの間のタイミングの差を補償するのを援助する。
【0008】
セル探索は、MSがBSとチップ同期、スロット同期、フレーム同期を達成し、かつBSのダウンリンク・スクランブリング符号を検出する手順を一般に称する。この手順は、電源投入(初期同期)中にに使用され、及びその後は休止中に又はMSがSOHO候補BSを探索している間の活性モード中に連続的に使用される。同期システムでは、同じスクランブリング符号を全てのBSが使用することができると云う理由で、セル探索を効率的に(すなわち、相対的に低レベルの複雑性で以て)遂行することができる。そのような訳で、MSは、単一整合フィルタ(又は類似の機能性)のみを使用してBSの完全な探索を遂行することができる。しかしながら、この同じ技術を非同期システムには簡単に使用することはできない。その理由は、異なったBSによって異なったスクランブリング符号が使用されると云うことにある。したがって、非同期CDMAシステム向け低複雑性、敏速なセル探索手順の必要が起こっている。
【0009】
非同期CDMAシステム向け敏速、多重ステップ、セル探索手順が提案されており、それによれば各BSが1つの不変調記号を伝送する。この伝送された記号は、各フレームの各スロット内で、スクランブリング符号なしで、大域的に知られた短符号によって拡散される。1つのこのような提案では、この記号は「パーチ1長符号被マスク記号(Perch 1 Long Code Masked Symbol; LCMS)」と表記される。第2提案では、この記号は、「主同期化チャネル(Primary Synchronization Channel)」すなわち主SCHと表記される。提案された多重ステップ手順によると、MSは、それゆえ、主SCHに整合している単一整合フィルタを使用して、BSのチップ・タイミング及びスロット・タイミングを見付けることができる。その後、MSは、BSのフレーム・タイミング及び(提案された多重ステップ手順で1フレームにまたがる)ダウンリンク・スクンブリング符号を依然として見付けなければならない。MSは、「パーチ2LCMS」又は「二次SCH」と表記される第2の規則的に伝送される記号を検出することによってBSのフレーム・タイミングを見付けることができる。
【0010】
この第2記号は、第1記号と並列に伝送されるが、しかし第2記号は(やはりスクランブリング符号なしで)第2短符号によって拡散される。第2記号もまたフレーム当たり一意繰返し変調パターンを有してよく、このパターンを検出することによって、MSはBSのフレーム・タイミングを決定することができる。第2記号に対して使用された拡散する符号は、可能なスクランブリング符号のどの群に実際に使用したスクランブリング符号が属するかをMSに表示する。それで、MSは、上に識別したフレーム・タイミングに(又は異なった可能なフレーム・タイミングに)、スクランブリング符号を、表示された群に属するスクランブリング符号と相関させることによって、見付けることができる。しかしながら、提案された多重ステップ手順に伴う問題は、セル探索の複雑性のレベルが、特に(MSが規則制で遂行しなければならない)SOHO候補探索の場合に、依然相対的に高いと云うことである。
【0011】
インタセル非同期システムに伴う他の問題は、BS間のタイミング差がMSの位置を決定することを困難にすると云うことである。システム内のMSの位置を決定する能力を有する移動体通信システムは、ますます望ましくなりつつある。現在、移動体の位置決めは、GPSシステムのような外部システムの使用によって一般に遂行される。しかしながら、好適には、移動***置決めは、このような外部システムの必要を伴わずにセルラ・システム自体によって遂行されることであろう。このようなセルラ位置決めを遂行するためには、MSといくつかの異なったBSの各々との間の絶対又は相対距離を精確に決定する方法が必要である。それらの距離は、MSといくつかの異なったBSとの間に伝送された信号についての伝搬時間測定、到達時間(time of arrival; TO)測定、又は到達の時間差(time difference of arrival;TDOA)を使用して、計算される。いったん、これらの測定が利用可能になるならば、MSの地理的位置を計算するいくつものアルゴリズムが存在する。例えば、TOA方法に従えば、MSからBSの各々までの距離は、TOA測定を使用して得られる。これらの距離の各々は、それぞれのBSを中心とする円の半径として概念化することができる。換言すれば、TOA測定は特定BSからのMSの半径方向距離(radial distance)を決定するために使用することができるが、しかしその方向は単一TOA測定に基づいて決定することはできない。それゆえ、MSは計算された半径によって定義される円上のどこにも存在することができる。しかしながら、いくつかの異なったBSの各々と関連した円の交差点を決定することによって、MSの位置を決定することができる。他方、TDOA方法は、2つのBS間のTDOAを決定するためにこれら2つのBS間のTOAの差を使用する。その場合、MSの位置は、TDOA計算に従って、曲線、すなわち、双曲線に沿っていると推定される。3つ以上のBSを使用して、2つ以上のこのような曲線を得ることができる。これらの曲線の交差点がMSの近似位置を与える。
【0012】
最も簡単な移動***置決め技術では、SOHOがいくつものBSへ行われる。これらのハンドオーバの各々の間中、各BSとMSとの間の伝搬時間を測定することができる。次いで、移動体の位置を三角測量によって決定することができる。この位置決め方法は、移動体無線設計にほんの僅かの変化しか伴わないと云う理由から実施するのが最も簡単である。加えて、BSは絶対時間基準を必要としない、すなわち、この方法は非同期セル・システムに使用されることがある。しかしながら、BS間の地理的分離が理由で、2つの他の地理的に設置されたBSへのハンドオーバが少数の場合にのみ可能である。換言すれば、MSが1つのBSに接近しているとき、他のBSとのSOHOはしばしば不可能であることになる。これは、普通、MSと多数BSとの間の信号の「可聴性(hearability)」が不満足であると云う理由による。
【0013】
他の可能な解決は、BSにおいてアンテナ・アレイを使用することである。BSがアンテナ・アレイを有するとき、MSの位置はアップリンク信号が伝搬しつつある方向を推定しかつ通信信号の往復遅延を測定することによって計算することができる。この方法では、MSは、その位置を計算するために1つのBSと通信していることが必要なだけである。しかしながら、位置決め目的のためのアンテナ・アレイの広く行きわたった使用は、高価に付く。更に、アップリンク及びダウンリンクの多重路伝搬特性の影響が、信号が建物及び他の構造物から頻繁に反射される特に都市部では、アンテナ・アレイをしばしば望ましくないものにする。
【0014】
上に述べたように、GSPを、余分の無線受信機を使用しないで、移動体に組み入れることがまた可能である。しかしながら、この方法は、MS内に過剰な計算上の複雑性及び受信機の複雑性を要求する。
【0015】
他の解決は、BSによってMSへ、又はMSによってBSへ伝送された信号の伝搬時間、TOA、又はTDOAを測定することである。例えば、ダウンリンク解決を使用することができ、この使用は、CDMAの場合、MSがいくつかの異なったBSによって伝送されるパイロット・チャネル・データのTOAを測定する。これに代えて、アップリンク解決を使用することができ、この使用ではいくついかのBSの各々が移動体によって多数のBSへ伝送された信号のTOAを測定する。しかしながら、これらの方法の両方共、それらBS内に絶対時間基準又は精確相対時間基準、或はそれらBSの同期を要求する。したがって、ダウンリンク解決及びアップリンク解決の両方共、普通、非同期網内に余分のハードウェア(例えば、BSのタイミングを得るためにBSに設置されたGSP受信機)を要求する。
【0016】
非同期網内のセル探索及び移動***置決めの複雑性を和らげ及び探索、位置決めの間中使用されて処理を行うリソースを減らすシステム及び方法が必要とされる。特に、セル探索に関する複雑性のレベルを低めかつ探索速度を高める援助をするためかつ簡単化移動***置決め解決を可能とするために可能な限り多くの事前(priori)探索情報を利用するのが利点となるであろう。下に詳細に説明するように、本発明は、上に説明した問題を見事に解決する。
【0017】
(発明の要約)
非同期CDMA移動体通信システム内の基地局のタイミングを容易にする方法及びシステムが提供され、それによってソースBSC(又はRNC)がソースBSと隣接セル・リスト上のBSの各々との間の相対時間差(Relative Time Difference; RTD)の推定を(例えば、隣接セル・リスト・メッセージで)MSへ送信する。SOHO目的のために、複数のMSが推定RTDを隣接BSに関する信号品質情報と一緒に網へ報告することができる。各BSはRTD推定テーブルを維持することができ、このテーブルはMSから受信されたRTD報告から連続的に更新され得る。その後、BSは、このRTD推定テーブルから項目を、相当するスクランブリング符号と一緒に、MSへ送信することができる。この新規な技術を使用して、BSは相対タイミング差を知っている。したがって、MSが潜在ターゲットBSについてセル探索を開始するとき、MSはそのソースBSに比較してのそのターゲットBSのタイミングの推定を既に有している。そのような訳で、その結果起こる、非同期CDMAに使用されるセル探索手順は、かなり低レベルの複雑性しか有さず、かつ先行手順を用いるよりも遥かに敏速に達成することができる。
【0018】
本発明の他の態様では、RTDを推定するために使用されるMSとBSとの間の伝搬遅延を勘定することによって推定RTDの精度を極めて改善することができる。これらの改善されたRTDは、セル探索を遂行するに当たってタイミング推定を更に改善するために使用することができる。これらの改善されたRTDは、移動体通信システム内のMSの位置を計算するためにまた使用することができる。いったん、高度に精確なRTDが知られると、MSとBSとの間の距離は、MSといくつかのBSとの間を走行する信号の伝搬時間、TOA、又はTDOAを使用して容易に決定することができる。
【0019】
本発明の重要な技術的利点は、非同期CDMA移動体通信システム内の隣接BSが相対タイミング差を知っていると云うことである。
【0020】
本発明の他の重要な技術的利点は、非同期CDMA移動体通信システム内のMSのハードウェア及びソフトウェア複雑性が和らげられると云うことである。
【0021】
なお、本発明の他の重要な技術的利点は、非同期CDMA移動体通信システム内のセル探索手順の複雑性の総合レベルが著しく低められると云うことである。
【0022】
なおまた、本発明の他の重要な技術的利点は、非同期CDMA移動体通信システム内で遂行されるセル探索の速度が先行手順に比較して著しく高められると云うことである。
【0023】
本発明の他の重要な技術的利点は、容易に得られるデータについての簡単な計算によってかつ外部システムなしで移動***置決めを非同期CDMA移動体通信システム内で決定することができると云うことである。
【0024】
本発明の方法及び装置の更に完全な理解が、添付図面と関連して読まれるとき下記の詳細な説明を参照することによって、得られると云ってよい。
【0025】
(図面の詳細な説明)
本発明の好適実施の形態及びその利点が図1から5を参照することによって最も良く理解され、同等の符号が種々の図面の同等及び相当する部品に対して使用されている。
【0026】
本質的に、非同期CDMAシステムでは、BSCがそのBSの全てに対するダウンリンク・スクランブリング符号を「知る」。典型的に、隣接セルのリストが(休止モードで動作しているMSに対して)各セル内で放送され、又は(活性モードで動作しているMSに対して)専用制御チャネルで伝送される。MSが隣接セル情報を受信するとき、そのMSは潜在SOHO候補セルであるリストされた隣接セルのスクランブリング符号を決定する。候補SOHOセルについてのこのスクランブリング符号情報のこのような事前知識を有することが、MSに合計SOHOセル探索時間(又は複雑性レベル)を短縮することを可能とする。その理由は、可能なスクランブリング符号の数が初期同期化(電力投入)に対する数に比較して減らされることにある。しかしながら、たとえMSによって探索されるスクランブリング符号の集合が比較的小さくても、MSはこれらの符号のタイミングを依然として知らない。タイミング情報のこの欠如がなぜ非同期システム・セル探索に対する現行の提案が同期システム・セル探索よりも多くの時間を要する(及び更に複雑である)かの主な理由である。
【0027】
本発明は、ソースBSにソースBSとその隣接セル・リスト上のBSの各々との間の推定RTDをMSへ(隣接セル・リストと一緒に)送信させることによってタイミング情報の欠如の問題を解決する。換言すると、隣接BSのスクランブリング符号のみをMSへ送信する代わりに、ソースBSが隣接BSの推定RTDの各々をまた伝送する。SOHO目的のために、MSは、(規則制で、或る事象にトリガされて、又はBSCからの要求に応じて)推定RTDを隣接BSについての信号品質情報(例えば、信号強度、信号対干渉比、又はSIR等)と一緒に網へ報告することができる。したがって、各BSCはRTD推定テーブルを維持することができ、このテーブルをMSから受信したRTD報告から連続的に更新することができる。本発明の好適実施の形態では、RTD推定テーブルは、BSCにおいてデータベースに維持される。
【0028】
その後、BSCは隣接セル・リスト・メッセージでこのRTD推定テーブルから項目を、相当するスクランブリング符号と一緒に、送信することができる(と共に、BSCはそれが先行メッセージでMSへ既に送信してある推定RTD情報の追跡を維持する)。この新規な技術を使用して、BSは相対タイミング差を知っている。したがって、模範的実施の形態では、MSが潜在ターゲットBSの探索を開始するとき、MSはそのソースBSに比較しての(すなわち、RTD情報からの)ターゲットBSのタイミングの推定を既に有している。そのような訳で、その結果の、非同期CDMAシステムに使用されたセル探索手順は、先行技術を用いてよりも遥かに敏速に達成することができる。MSが潜在ターゲットBSと同期してあるとき、MSはRTDの改善推定を有し、これを、立ち代わって、MSがソースBSへ(好適には、潜在ターゲットBSについての品質情報と一緒に)報告することができる。それで、ソースBS(又はその関連BSC)は、RTD推定テーブル内のこの項目を更新することができる。
【0029】
更に特に、図1は、本発明の好適実施の形態に従って、非同期CDMA移動体通信システム内のBSのタイミングを容易にしかつハンドオーバ候補セル探索の速度を高めるために使用することができる模範的方法100を説明する流れ図である。図1に示した模範的方法のステップ104で、BSCが(好適には、BSCでデータベースに維持された)RTD推定テーブルからソースBSとそれぞれのハンドオーバ候補BSとの間の複数のRTD推定と一緒に、それぞれのスクランブリング符号を用いて隣接セル・リスト(例えば、IS−95システムにおける「隣接集合(neighbor set)」を準備する。ステップ106で、ソースBSが「隣接リスト・メッセージ」でスクランブリング符号を備えた隣接セル・リスト及びRTD推定を係わるMSへ放送又は伝送する。実際には、BSCは、MSが既に有するかもしれないRTD情報を不必要に重複しないために、そのBSCがMSへ送信する推定RTDの追跡を維持する。この時点で、MSは、それが同期することのできる相手のBSのリストをいまや受信している(かつまたそれについての品質情報を報告する)。受信された隣接リスト・メッセージは、(下に更に詳細に説明する)不確定推定をまた含むことができる。MSは、局部メモリに隣接セル・リスト情報を記憶する。
【0030】
ステップ108で、容易に手にした事前隣接セルRTD推定(タイミング)情報を、他の相当する隣接セル情報と一緒に、用いて、MSは、従来の整合フィルタ構成を使用して一次セル探索を開始することができる。一次セル探索整合フィルタを利用することにより、MSがハンドオーバ候補セルとみなすに十分な品質で受信することができるBSに相当する信号ピークが生成される。ステップ110で、MSは、RTD推定値と生成した整合フィルタ信号ピークとの相関をとり、どのピークが隣接セル・リスト内のどのスクランブリング符号に相当する公算が最もあるかを判断する(ステップ112)。ステップ114では、ステップ112で生成された相関に基づいて、MSは、隣接セル・リストから最適なハンドオーバ候補セルに対するスクランブリング符号を選択することができる。次いで、MSは、セル探索を開始することができる(ステップ116)。
【0031】
論理的には、もし上に説明したRTD推定が完全に精確であるならば、MSはRTD「推定」情報に相当しない整合フィルタ出力信号ピークの全てを(アップフロント(up−front))破棄することができるであろう。この仮設的状況では、スクランブリング符号相関手順(例えば、ステップ112)も一緒に省くことができるであろう。しかしながら、いかなる場合にも、本発明に従えば、隣接セル・リストから公算の最もあるハンドオーバ候補セルを決定するためにRTD推定をMSが利用することは、MSに整合フィルタ・ピークの著しい数を無視すること、及び/又はこれらのピークの或る種のものを相当するスクランブリング符号と関連させることを可能とし、このことがセル探索手順の複雑性を著しく和らげかつ探索の速度を著しく高める。
【0032】
上に説明した発明の方法を使用することによって、各BS(セル)は、それに接続されたMSの援助で、その隣接BS(セル)に対する相対タイミング差を知っている。もし、或る理由から、特定BSに接続されたMSがないならば、そのBSに相当するRTD推定テーブルが更新されない。したがって、隣接BSどうし間の相対タイミングが連続的にシフトしているかもしれないから、このBSに対するRTD推定テーブル項目の不確定性(又は分散(variance))が強まることになる。一般に、RTD推定の不確定性は時間と共に強まると云えるが、しかしこの不確定性は(例えば、MSから受信されたRTD報告等に基づいて)更新が完了した直後には典型的に最も弱い。したがって、通信システムをMS不活動の期間(例えば、夜、又は私設屋内システムの休日中)いっそう堅牢であるようにするためには、先に説明したように、RTD不確定性推定を、隣接リスト・メッセージで、RTD推定と一緒にBSから放送又は伝送することができる。MSは、それに従って、例えば、その時間−探索窓をセット(例えば、増大)して、不確定性の追加レベルに対処する。それゆえ、MSは、BSのRTDについての相対的に不確定な知識を持つそれらのBSに適応することができ、かつまた、相対的に確かなRTD推定が提供されてあるときその複雑性レベルを最低限低める。
【0033】
比較的長い期間にわたり余りに少数の活性MSしかないときに出合う不確定性問題を更に少なくする追加の方法は、システム全体を通して固定位置に「ダミー」MSを置くことである。これらの「ダミー」MSは限定機能性を有することができ、かつこのMSを、相対的に強い不確定性RTD推定テーブルを有するBSによって、いっそう現在に則してRTDを更新するために、呼び出すことができる。それゆえ、このような「ダミー」MSを、利点になるように、それらが複数のBSによって到達され得る所(例えば、セル境界の近くに)設置することができる。
【0034】
図2は、本発明の好適実施の形態に従って、BSのタイミング(例えば、既知の相対タイミング差)を容易にしかつセル探索の速度を高める方法100(図1)を実施するために使用することができる模範的移動体通信システム200の簡単化ブロック図である。システム200は、好適には、非同期CDMA移動体通信システムであって、例示目的のために、3つのBSと3つのMSを含む。しかしながら、云うまでもなく、示したBS及びMSの数は例示目的のために過ぎず、典型的システムは4つ以上のBS及び4つ以上のMSを含むことができる。この例に対しては、MS1が活性モードで動作しておりかつエア・インタフェース・リンク202を経由してBS1に接続されている。方法100(図1)のステップ106に従って、MS1は、BSC204からそれぞれのRTD推定及び、オプショナルに、専用制御チャネル上の関連不確定性推定を(BS1がいったんMS1に「接続」されている限りBS1を経由して)受信してある。RTD推定テーブル内の項目としてリストされた隣接(セル)の中の少なくとも2つは、BS2及びBS3である。周期制で(又は要求に応じて)、MS1は、これらのBSの品質(信号強度、SIR、信号対雑音比すなわちSNR、ビット誤り率すなわちBER等)を監視しかつ(BS1を経由して)BSC204に報告する。MS1はBSC204から(BS1を経由して)RTD推定を受信してあるから、MS1がBS2及びBS3を探索する少なくとも最初の機会中、MS1はそれ自体をBS2及びBS3と相対的に敏速に同期することができる。MS1がBS2(又はBS3)と同期してあるとき、MS1がそのBSについて「良好な」RTD推定を有すると想定することができる。周期制で、又は要求に応じて、MS1は、隣接セル・リスト内の項目の少なくとも1つの推定信号品質を(BS1を経由して)BSC204に報告することができる。品質推定に加えて、MS1は、現在RTD推定をBSC204にまた報告することができる。
【0035】
MS2にとってセル探索状況は、示した例では、MS2がBS1及びBS2の両方とのSOHOに係わっており、かつ1つだけの他のBS(例えば、エア・インタフェース・リンク214を経由してBS3)を監視することを除き、MS1のそれと類似している。この例では、MS3は休止モードで動作している(接続をセットアップされていない)が、しかしMS3は、それが聴く「最良のもの」と考えるBSの放送チャネルで受信した隣接セル・リストに従ってそれらBSを依然監視することができる(例えば、この場合、BS3はエア・インタフェース・リンク218を経由する)。そのような訳で、MS3は、(エア・インタフェース・リンク208を経由して)BS1を、及び(エア・インタフェース・リンク212を経由して)BS2を監視することがまたできる。やはり、BS3によるRTD推定放送は、MS3がBS1及びBS2といっそう敏速に同期するのを、又は少なくとも初回に同期手順が起こるのを援助する。それゆえ、セル探索の複雑性が和らげられ、かつセル探索の速度がそれによって著しく高められる。
【0036】
好適には、移動体通信システム200内で動作する各MSが、周期制で又は要求に応じて、その測定したRTD推定を(BS1を経由して)BSC204へ伝送することになる。BSC204は、MSから受信したRTD推定をRTD推定テーブルに記憶する。これに代えて、RTD推定テーブル(すなわち、1対をなす基地局間の推定差を表す)に記憶された各項目を複数の異なったMSから受信された推定に基づいて計算することができる。例えば、記憶された推定は、先行xの受信された推定の平均を構成するか、又は先行するy分に受信された推定からなることができる。テーブル内の値を、先行推定を置換することによって、又は新たに受信されたデータに基づいて特定推定を再計算することによって更新することができる。次いで、テーブルに記憶された値を、上に説明したように、隣接セル・リストと一緒に、他のMSへ送信して、必要に従って、それらのMSが隣接BSと同期するのを援助する。加えて、当業者が承知するように、RTD推定テーブルをBSC204に記憶する必要はなく、むしろそのテーブルを網内のどこかに仮想的に設置された1つ以上のデータベース(例えば、MSCと関連したレジスタ又は全体的に別個のデータベース)に記憶することができる。
【0037】
本発明の他の態様では、RTD推定をMSの位置を決定するために使用することができる。しかしながら、位置決め計算は、セル探索の場合よりも精確なRTD推定を要求する。これは、移動***置決め構想がMSと複数のBSの各々との間の伝搬遅延の決定に又は種々のBSの間のTOA又はTDOA測定に本質的に依存すると云う理由による。ほとんどの場合、セル探索の速度は、伝搬遅延を勘定することを要せずして著しく改善することができる。それゆえ、BSの各々からMSによって受信されたダウンリンク信号の伝搬遅延の影響を考慮することなく1つ以上の移動体によって測定された2つのBS間の時間差についてのRTD推定の基づくことで通常充分である。他方、移動***置決めを遂行するには、RTDのいっそう精確な推定が必要とされる。
【0038】
本発明は、この問題を改善RTD(improved RTD)を計算することによって解決し、この計算はアップリンク信号及びダウンリンク信号の伝搬遅延を勘定する。本質的に、改善RTDは、第1BSがそのダウンリンク信号を伝送し始める時刻と第2BSがそのダウンリンク信号を伝送し始める時刻との差である。この改善RTD推定は、次を使用して計算することができる。すなわち、(1)注目のそれぞれのBSの各々において測定されたそれら注目のBSでのアップリンク信号の局域受信時刻及びダウンリンク信号の伝送時刻、及び(2)移動体によって報告された、それらBSからのダウンリンク信号のMSにおけるTOA差。この改善RTD情報を、他の移動体によって位置決め目的のために使用することができる。
【0039】
好適実施の形態では、改善RTD推定がBSC又はMSCにおいてデータベースに記憶される。その後、第2MSに対する位置決め決定が(規則制で、或る事象にトリガされて、或はBSC又はMSによるリクエストに応じて)所望される。第2MSは、各BSからのダウンリンク信号の第2MSにおける受信時刻に基づいてそれらのBS間の時間差を測定しかつ測定時間差をBSCに報告する。次いで、BSCは、特定対をなすBS間の記憶された改善RTD推定をMSによって報告された同じ対をなすBS間の測定時間差と比較する。この比較に基づいて、いくつかのBSの各々とMSとの間の伝搬遅延を計算することができ、かつそのMS位置の精確な決定を行うことができる。やはり、TOA測定又はTDOA測定を位置決定に使用することがまたできる。しかしながら、どの位置決め方法を使用するかにかかわらず、位置決め計算は、移動体環境内の伝搬遅延の存在に本質的に依存する。
【0040】
一般に、たとえ3部分(three−part)SOHO(すなわち、SOHOが3つの異なったBSに係わる)が起こり得ても、或る1つのMSによる各RTD推定の決定は2つのみのBSに係わる。多数の異なったSOHO手順中RTD決定を繰り返すことによって、かなりの数の可能な対をなすBS間の改善推定RTDを決定することができる。それで、改善RTD推定は、他のMS(例えば、推定RTD計算に係わらなかったMS)によって、これら他のMSの位置を決定するために普通使用される。しかしながら、承知のように、推定RTD計算に係わったMSの位置も改善RTD推定を使用して決定することがまたできる。いかなる場合にも、位置決め手順は推定位置の精度を改善するために、好適には、可能な限り多くのBSを利用する。
【0041】
図3は、SOHO中の又はSOHOに入ろうとしているMSの概略を示す。第1基地局BS1が、第1基地局BS1の時間基準で測定された時刻Tt1にダウンリンク信号302のフレーム(パイロット・フレーム又はトラフィック・フレームのどちらか)を伝送する。移動局MS1からのアップリンク信号304が、第1基地局BS1の時間基準でまた測定された時刻Tr1に第1基地局BS1によって受信される。同様に、第2基地局BS2が、第2基地局BS2の時間基準で測定された時刻Tt2にダウンリンク信号306を伝送し、及び時刻Tr2に移動局MS1からのアップリンク信号304を受信する。一般に、非同期網内の2つの基地局は、相対時間差(RTD)Δを持つことになる。換言すれば、もし(パイロット・フレームの伝送のような)事象が時刻T1 に基地局BS1に起こるならば、相当する事象が
【0042】
【数1】
Figure 0004373002
【0043】
時刻に第2基地局BS2に起こることになる。いったんRTDΔが知られると、それを他のMSによって移動***置決めに使用することができる。
【0044】
加えて、各ダウンリンク信号は、パイロット・チャネル・フレームの伝送時刻に対してオフセットt1 を有する。それゆえ、第1基地局BS1からのトラフィック・チャネル・データが次の時刻に伝送される。
【0045】
【数2】
Figure 0004373002
【0046】
ここに、Tp1は、第1基地局BS1からのパイロット・チャネル・フレームの伝送時刻である。同様に、BS2からのダウンリンク信号のトラフィック・チャネル・データが次の時刻に伝送される。
【0047】
【数3】
Figure 0004373002
【0048】
SOHOが開始されるとき、移動局MS1は、パイロットを単に聴きかつt2 =0である。その後で、移動局MS1がSOHO中のとき、第2基地局BS2がデータを伝送することになり、かつそれらの信号のオセットt2 が調節されるので第1基地局BS1からのデータと第2基地局BS2からのデータが近似的に同時刻にその移動体に到達するようになる。下記の議論では、総称的シナリオを考えることができ、このシナリオではオフセットt1 及びt2 が知られていると仮定する。このシナリオは、SOHO開始の場合及びSOHOが既にセットアップの場合の両方を取り扱う。
【0049】
図4は、図3のシステム内で伝送及び受信される種々のSOHO信号の相対タイミング線図を示す。この図中の全ての時刻は、共通の任意の時間基準で示してある。しかしながら、本発明に従ってRTD計算を行う目的のために、各事象の時刻は、その事象と関連した局(すなわち、MS又はBS)の局域時間基準で報告される。
【0050】
第1基地局BS1の時間基準で測定された時刻Tt1に、パイロット又はトラフィック・フレーム402が第1基地局BS1によって伝送される。フレーム402は、移動局MS1の時間基準で測定される時刻Tmr1 に移動局MS1によって受信される。時刻Tmr1 は伝搬遅延時間τ1 だけ伝送時刻より遅延され、この伝搬遅延時間は信号が第1基地局BS1から移動局MS1へ又はこの逆に走行するために要する時間である。移動局MS1は、そのアップリンク信号404を時刻Tmtに伝送する。簡単のためにかつ一般適用性を失うことなく、移動局MS1がそのアップリンク信号404をそれが第1基地局BS1からダウンリンク信号402を受信する同時刻に伝送すると仮定する。それゆえ、
【0051】
【数4】
Figure 0004373002
【0052】
かつアップリンク信号404が次の時刻に第1基地局BS1に受信される。
【0053】
【数5】
Figure 0004373002
【0054】
移動局MS1からのアップリンク信号404が時刻Tr2に第2基地局BS2に受信されかつ伝搬遅延時間τ2 だけ伝送時刻Tmtより遅延される。
【0055】
第2基地局BS2が時刻Tt2にトラフィック又はパイロット・フレーム406をまた伝送する。伝搬遅延τ2 の後、ダウンリンク信号404が移動局MS1によって時刻Tmr2 に受信される。
【0056】
RTDΔを計算するために、移動局MS1が第2基地局BS2からのダウンリンク信号406の受信時刻Tmr2 と移動局MS1からのアップリンク信号404の伝送時刻Tmtとの間の時間差tdiffを報告する。それゆえ、
【0057】
【数6】
Figure 0004373002
【0058】
注意を要するのは、図4で時間差tdiffが相対的に大きいが、これは典型的に初期捕捉シナリオを表示すると云うことである。
【0059】
上の表記法(notation)を使用して、第2基地局BS2におけるアップリンク信号の受信時刻Tr2を下記の式で表すことができる。
【0060】
【数7】
Figure 0004373002
【0061】
最後に、tdiffを下記の式で表すことができる。
【0062】
【数8】
Figure 0004373002
【0063】
これは、第2基地局BS2からのダウンリンク信号406(SOHO開始におけるパイロット・フレーム又はSOHO中のトラフィック・データのどちらか)の到来時刻Tmr2 を移動局MS1からのアップリンク信号404の伝送時刻Tmtから減算することによって得られ、全て第2基地局BS2の時間基準で測定される。それゆえ、当業者に云うまでもないように、第2基地局の時間基準で、
【0064】
【数9】
Figure 0004373002
【0065】
いま、3つの等式(5)、(7)、(8)、及び次の3つの未知数がある。すなわち、1)移動局MS1と第1基地局BS1との間の伝搬遅延時間τ1 、2)移動局MS1と第2基地局BS2との間の伝搬遅延時間τ2 、及び3)第1基地局BS1と第2基地局BS2との間の時間差Δである。解いてΔを得るのは容易で、
【0066】
【数10】
Figure 0004373002
【0067】
これが基地局BS1とBS2との間の所望RTDΔに対する解である。
【0068】
本発明の好適実施の形態に従えば、移動局MS1は時間差tdiffを、及び基地局BS1とBS2はそれらそれぞれの伝送時刻及び受信時刻を網に報告する。次いで、RTDΔの計算がBSC又はMSCで行われる。代替実施の形態では、この計算は、いったん必要なタイミング・データが供給されると、移動局MS1で又は基地局で行われる。
【0069】
非同期移動体通信システム内の種々の対をなすBS間の改善RTD推定を計算することによって、アップリンク又はダウンリンク解決を絶対時間基準の必要なくシステム内のMSの位置を決定するために使用することができる。例えば、図5は、本発明の1実施の形態に従う、非同期CDMA移動体通信システム内のBSのタイミングを容易にしかつ選択されたMSの位置を決定する1つの可能な方法500を説明する流れ図である。当業者が承知するように、TOA又はTDOAのような数々の他の位置決め方法を本発明に従って位置決めを容易にするために改善RTD推定と関連して使用することがまたできる。ステップ504で、BSCは、BSCによって制御される又は隣接セル・リスト上にリストされている種々の対をなすBS間の複数の改善RTD推定を計算する。この計算は、移動体通信システム内の他のMSによって供給されたデータを使用することによって行われる。したがって、高度に精確なRTD推定を計算するように伝搬遅延の影響が計算に入れられる。好適には、これらの改善RTD推定のテーブルがBSCのデータベースに記憶される。ステップ506で、選択されたMSが隣接セル内のBSを監視する。本位置決め方法500の目的のために、これは、例えば、BSによって周期的に伝送される既知のシーケンスを監視することに係わる。この監視手順は、潜在ハンドオーバ候補についてのBSの普通の監視を含むことができる。注意を要するのは、BSからの既知のシーケンスの監視は、限定「可聴性」がそのBSとのSOHOを禁止する場合であっても、通常遂行することができると云うことである。
【0070】
ステップ508で、MSはいくつかのBSによって伝送されたダウンリンク信号のTOAを測定する。各TOA測定は、MSの時間基準で或はソースBS又は或る他のBS対する相対値として測定することができる。TOA測定は、各TOA測定に相当するBSを識別する情報と一緒に局部メモリに一時的に記憶される。次いで、このデータが更に処理されるためにBSCへ送信される。ステップ508の測定をパイロット・チャネル・データ又はトラフィック・チャネル・データについて行うことができる。BSはオフセットt1 を一般に「知る」から、トラフィック・チャネルが使用されているときでもBS間の時間差(すなわち、BSのパイロット・フレーム伝送間の時間差)は知られている。ステップ510で、BSCは、RTD推定をTOA測定に加算することによって、種々のBS間のRTDを勘定するためにTOA測定を調節する。ステップ512で、伝搬遅延時間が調節されたTOA測定を使用して各ダウンリンク信号ついて計算され、かつMSの位置が計算された伝搬遅延時間を使用してステップ514で推定される。次いで、位置決め情報を、例えば、MSへ伝送し、BSCに記憶し、又はホーム・ロケーション・レジスタ(Home Location Register;HLR)へ送信することができる。代替実施の形態では、ステップ510、512、及び514の計算をMS、MSC内で、又は網内の或る他の位置で行うことができる。
【0071】
図5に示した方法500は、ダウンリンク信号のTOAについてMSで行われた測定に基づいて位置決め推定を与える。他の代替実施の形態では、移動***置決めは、アップリンク信号を使用して決定される。アップリンク解決は、ステップ508でダウンリンク信号のTOAを測定する代わりに、TOA測定がMSによって伝送されるアップリンク信号について多数のBSにおいて行われることを除き、ダウンリンク解決と本質的に同じである。次いで、これらのアップリンク信号測定がBSC又はMSCへ供給され、かつ、ダウンリンク解決方法500のステップ510及び512におけるように、調節されたTOA測定及び伝搬遅延時間が計算される。
【0072】
標準RTD推定と関連して上に論じたように、改善RTD推定における不確定性は、もし特定BSに対するそのRTD推定テーブルが更新されないならば、時間と共にまた強まることになる。しかしながら、位置決め目的のためには、RTD推定の要求される精度は、セル探索の文脈におけるよりも遥かに高い。それゆえ、SOHO中に得られた改善RTD推定は、BS内のクロックが互いと比較してドリフトしていないように、充分に最近のものであるべきである。そうでなければ、精確移動***置決め決定を遂行することは、たとえ不可能でないにしても、困難なことになる。標準RTD推定文脈の中で不確定性問題に取り組む上に説明したのと同じ方法の多くが、改善RTD推定文脈の中で不確定性に取り組むために同じ仕方で使用することができる。
【0073】
改善RTD推定を得る方法は、図1及び2と関連して説明したセル探索プロセスを更に改善するために使用することがまたできる。セル探索方法100(図1参照)の1好適実施の形態において、SOHO中のMSによって報告された時間差はRTD推定を計算するために直ちに使用され、BSからの情報は要求されない。それゆえ、図4を再び参照すると、標準RTD推定は、第1基地局BS1からのダウンリンク信号のMSの受信時刻Tmr1 を第2基地局BS2からのダウンリンク信号のMSの受信時刻Tmr2 から減算したものに等しい。図4で、この値は時間差tdiffによって示されている。MSによって報告された時間差の直接の使用は、先行セル探索手順に優る著しい改善をもたらしかつ、ほとんどの場合、セル探索プロセスの複雑性を著しく和らげて他の潜在位置決め方法に見られた問題を克服する。
【0074】
しかしながら、いっそう高い精確性が要求されるならば、SOHO探索を行うMS内のタイミング不正確性は、伝搬遅延を計算に入れる改善RTD推定を使用することによって50パーセントほども更に弱めることができる。改善RTD推定を使用することによって、MSがセル探索プロセス中に探索しなければならない時間遅延の集合が、特に先行技術のセル探索方法と比較するとき、かなり小さくされる。その場合、セル探索不確定性区間は、セルの寸法及びセルの区域化(sectorization)の量に依存することになる。例えば、約30キロメータのセル半径を有する非区域化セル・システムでは、移動体の位置が3セル半径内にまで推定することができると仮定すると、不確定性は300マイクロ秒未満である。対照的に、先行セル探索方法に対する正規探索窓は、約10ミリ秒である。それゆえ、改善推定RTDの使用は、探索複雑性に2桁の大きさの改善を施す。それらの結果は、もっと小形のセル又は区域セルを持つセルラ・システムでは更に良好でさえある。ターゲットBSとセル探索を遂行中の移動体との間の往復遅延を推定することによって、特に区域化セルの場合、セル探索に対する不確定性区間を更に縮めることもまた可能である。推定往復遅延は、RTD計算を行うとき又はもし移動体の近似位置が知られているならば利用可能なデータから容易に計算することができる。
【0075】
本発明の方法及び装置のいくつかの好適実施の形態が添付図面に示されかつ上の詳細な説明で説明されたが、云うまでもなく本発明は開示された実施の形態に限定されない。例えば、本発明に従って行われる、BSの相対タイミングの測定は、BSの疑似同期に対してもまた使用することができる。それゆえ、本発明は、前掲の特許請求の範囲に記載されかつ定義された本発明の精神に反することなく数々の再構成、変形、及び置換を行う能力を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適実施の形態に従って、非同期CDMA移動体通信システム内で基地局のタイミングを容易にするために使用することができる模範的方法を示す流れ図である。
【図2】 本発明の好適実施の形態に従って、図1に示した方法を実施するために使用することができる模範的移動体通信システムの簡単化ブロック図である。
【図3】 本発明の好適実施の形態に従って、非同期CDMA移動体通信システム内でSOHO中の又はSOHOに入ろうとしているかつBSの改善タイミング計算を容易にするために使用することができるMSの簡単化ブロック図である。
【図4】 図3に描いたSOHOシナリオに係わる信号の相対タイミング線図である。
【図5】 本発明の1好適実施の形態に従って、MSの位置を決定するために使用することができる模範的方法を示す流れ図である。

Claims (28)

  1. 非同期移動体通信システム内の複数の基地局の相対タイミングを推定する方法であって、
    第1移動局が、前記複数の基地局の中の第1基地局によって伝送された第1ダウンリンク信号と前記複数の基地局の中の第2基地局によって伝送された第2ダウンリンク信号とを受信するステップと、
    前記第1移動局が、前記第1基地局と前記第2基地局とへアップリンク信号を伝送するステップと、
    ネットワークコントローラが、
    前記アップリンク信号の前記第1基地局における受信時刻と前記第2基地局における受信時刻と、
    前記第1ダウンリンク信号の伝送時刻と前記第2ダウンリンク信号の伝送時刻と、
    前記第2ダウンリンク信号の受信時刻と前記アップリンク信号の伝送時刻との間の前記第1移動局における時間差と
    用いて、
    前記第1基地局の時間基準と前記第2基地局の時間基準との間の推定相対時間差を計算するステップと
    を有し、
    前記アップリンク信号の受信時刻と、前記第1ダウンリンク信号の伝送時刻と、前記第2ダウンリンク信号の伝送時刻とは、それぞれの信号を送信する基地局又は受信する基地局の時間基準におけるものであり、前記計算は、前記第1移動局と前記第1基地局との間の伝搬遅延と、前記第1移動局と前記第2基地局との間の伝搬遅延とを更に用いて行う
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記ネットワークコントローラが、第2移動局と、前記第1基地局と前記第2基地局との中の少なくとも1つとの間の距離を決定することによって前記第1基地局と前記第2基地局との中の少なくとも1つに対する前記第2移動局の少なくとも1つの可能な位置を計算するために前記推定相対時間差を利用するステップを更に有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ネットワークコントローラが、前記第2移動局と前記複数の基地局の各々との間の距離を計算するために複数の異なった対をなす前記基地局間の複数の相対時間差を使用することによって前記第2移動局の位置を決定するステップを更に有することを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 前記ネットワークコントローラが、第2移動局によって伝送されたアップリンク信号の前記第1基地局における受信時刻と前記第2基地局における受信時刻とを使用してかつ前記推定相対時間差を使用して前記第2移動局の少なくとも1つの可能な位置を決定するステップを更に有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記ネットワークコントローラが、前記第1移動局及び第2移動局の各々によって伝送されたダウンリンク信号の前記第2移動局における受信時刻を使用してかつ前記推定相対時間差を使用して前記第2移動局の少なくとも1つの可能な位置を決定するステップを更に有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記ネットワークコントローラが、第2移動局へ前記推定相対時間差の値を伝送するステップを更に有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記ネットワークコントローラが、前記第2移動局の近似位置に基づいて前記第2移動局と前記第1基地局との間に伝送された信号の伝搬遅延と前記第2移動局と前記第2基地局との間に伝送された信号の伝搬遅延とを推定するステップと、
    前記ネットワークコントローラが、前記移動局で局域推定相対時間差値を決定するために前記推定した伝搬遅延を用いて前記推定相対時間差値を調節するステップと、
    前記第2移動局が前記局域推定相対時間差値整合フィルタ出力信号と相関をとるステップと、
    前記第2移動局が、前記相関をとるステップの結果に基づいてセル探索を開始するステップと
    を更に有することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記第2移動局が、前記推定相対時間差値整合フィルタ出力信号と相関をとるステップと、
    前記第2移動局が、前記相関をとるステップの結果に基づいてセル探索を開始するステップと
    を更に有することを特徴とする請求項6に記載の方法。
  9. 前記推定相対時間差が前記第1基地局と前記第2基地局とを同期させるために使用されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 前記ネットワークコントローラが、計算した前記推定相対時間差を相対時間差テーブルに格納するステップを更に有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 前記第1移動局がハンドオーバの状態にあることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  12. 非同期移動体電気通信網内の移動局と基地局との間のタイミングを容易にする方法であって、
    ネットワークコントローラが、複数の移動局によって測定され、少なくとも2つの基地局の時間基準の測定差を含む相対タイミング差データを、前記複数の移動局の各々から受信するステップと、
    前記ネットワークコントローラが、受信された前記相対タイミング差データに基づいて、少なくとも2つの基地局の時間基準の差の推定値を表す相対タイミング差推定を決定するステップ
    前記ネットワークコントローラが、測定対象の移動局と、前記相対タイミング差推定として時間基準の差が測定される前記少なくとも2つの基地局との間の伝搬遅延を計算するステップと、
    前記ネットワークコントローラが、相対タイミング差テーブルに前記相対タイミング差推定を記憶するステップと、
    前記ネットワークコントローラが、受信する移動局へ前記相対タイミング差推定を伝送するステップと
    有することを特徴とする方法。
  13. 前記相対タイミング差推定は、前記複数の移動局から受信した複数の測定差から前記相対タイミング差推定値を計算することによって決定されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記ネットワークコントローラが、前記相対タイミング差推定についての不確定性の範囲を推定するステップと、
    前記ネットワークコントローラが、前記受信する移動局へ前記不確定性の範囲を伝送するステップと
    を更に有することを特徴とする請求項12に記載の方法。
  15. 前記受信する移動局へ伝送された前記相対タイミング差推定は、前記受信する移動局の位置を推定するために使用されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  16. 前記相対タイミング差推定は、前記複数の移動局の中の1つから受信した測定差であることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  17. 前記受信する移動局へ伝送された前記相対タイミング差推定は、前記受信する移動局がセルと同期することの援助をするために使用されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  18. 前記相対タイミング差推定とともに隣接セル・リストからのデータが伝送されることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  19. 非同期移動体電気通信システムであって、
    複数の移動局へデータを伝送しかつ前記複数の移動局からデータを受信する複数の基地局であって、前記移動局によって測定され、前記複数の基地局のうちの2つの基地局の時間基準による測定差を含む、各移動局からの相対タイミング差データを、個々に受信する複数の基地局と、
    複数の項目の各々に前記相対タイミング差データから計算された相対タイミング差推定が記述された相対タイミング差テーブルを記憶するとともに、各相対タイミング差推定の不確定推定値を記憶するレジスタと
    有し
    前記複数の基地局の中の第1基地局が、受信する移動局と前記複数の基地局の中の第2基地局との間の通信のタイミングを容易にするために前記受信する移動局へ相対タイミング差推定を伝送する
    ことを特徴とする非同期移動体電気通信システム。
  20. 前記レジスタは、隣接セル・リストを更に記憶することを特徴とする請求項19に記載の非同期移動体電気通信システム。
  21. 移動体通信システム内の複数の基地局を同期させるシステムであって、
    前記複数の基地局の中の第1基地局であって、前記第1基地局と隣接基地局との間の推定タイミング差の情報を含む少なくとも1つの推定相対時間差値と、当該少なくとも1つの推定相対時間差値に関連する少なくとも1つの不確定性値を、放送又は伝送するよう動作する第1基地局と、
    前記少なくとも1つの推定相対時間差値と前記少なくとも1つの不確定性値とを受信する移動局と
    含むことを特徴とするシステム。
  22. 前記移動局は、前記少なくとも1つの推定相対時間差値整合フィルタ出力と相関をとりかつセル探索を開始するように動作可能であることを特徴とする請求項21に記載のシステム。
  23. 前記移動局は、前記少なくとも1つの推定相対時間差値を前記整合フィルタ出力と比較し、かつ前記少なくとも1つの推定相対時間差値が整合フィルタ出力信号ピークに相当する公算があるかどうかを判断するように動作可能であることを特徴とする請求項22に記載のシステム。
  24. 前記移動局は、前記少なくとも1つの推定相対時間差値整合フィルタ出力信号ピークと相関をとった結果に基づいてスクランブリング符号を選択するように動作可能であることを特徴とする請求項22に記載のシステム。
  25. 前記移動局は、前記第1基地局へ隣接セル品質報告と一緒に前記少なくとも1つの推定相対時間差値を伝送することを特徴とする請求項21に記載のシステム。
  26. 前記第1基地局と関連した基地局コントローラがデータベースに前記少なくとも1つの推定相対時間差を記憶することを特徴とする請求項21に記載のシステム。
  27. 前記第1基地局は、隣接リスト・メッセージで前記少なくとも1つの推定相対時間差値を放送又は伝送するように動作可能であることを特徴とする請求項21に記載のシステム。
  28. 前記移動体通信システムは、非同期DS−CDMAシステムを含むことを特徴とする請求項21に記載のシステム。
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