JP2845228B2 - 隣接セル同期検出方式 - Google Patents
隣接セル同期検出方式Info
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/24—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
- H04B7/26—Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
- H04B7/2662—Arrangements for Wireless System Synchronisation
- H04B7/2671—Arrangements for Wireless Time-Division Multiple Access [TDMA] System Synchronisation
- H04B7/2678—Time synchronisation
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、時分割多重移動通
信における隣接セル同期検出方式に関し、特に、データ
の送信タイミングが分かっていない隣接セルからのデー
タを受信する際のタイミング合わせ込みに係る隣接セル
同期検出方式に関する。
信における隣接セル同期検出方式に関し、特に、データ
の送信タイミングが分かっていない隣接セルからのデー
タを受信する際のタイミング合わせ込みに係る隣接セル
同期検出方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の隣接セル同期検出方式は
一般的に、デジタル無線電話装置に於いて基地局の切り
替えが良好にできることを目的として用いられる。
一般的に、デジタル無線電話装置に於いて基地局の切り
替えが良好にできることを目的として用いられる。
【０００３】例えば、図６は、特開平４−３７１０２８
号公報の「デジタル無線電話装置」において掲示された
図であり、従来の隣接セル同期検出方式に適用される受
信機の構成例を示すブロック図である。
号公報の「デジタル無線電話装置」において掲示された
図であり、従来の隣接セル同期検出方式に適用される受
信機の構成例を示すブロック図である。
【０００４】図６において、１０１は基地局から送信さ
れるデータを受信するアンテナ、１０２は所定の周波数
帯の信号を受信する受信処理回路、１０３は受信した信
号からフレーム同期信号を検出するフレーム同期信号検
出回路、１０４はフレーム同期信号に含まれるフレーム
番号とベースステーションＩＤを再生するフレーム番号
及びベースステーションＩＤ再生回路、１０５は１フレ
ームを１周期としたカウンタ出力が得られるｎ進カウン
タ、１０６は２６フレームを１周期としたカウンタ出力
が得られるＴＤＭＡカウンタ、１０７は受信中のフレー
ム同期信号に含まれるフレーム番号とＴＤＭＡカウンタ
１０６がカウントしたフレーム番号との差を検出するフ
レーム差検出回路、１０８はフレーム差検出回路１０７
で得られたフレーム差を格納するためのデータ格納用Ｒ
ＡＭ、１０９はシステムコントローラである。
れるデータを受信するアンテナ、１０２は所定の周波数
帯の信号を受信する受信処理回路、１０３は受信した信
号からフレーム同期信号を検出するフレーム同期信号検
出回路、１０４はフレーム同期信号に含まれるフレーム
番号とベースステーションＩＤを再生するフレーム番号
及びベースステーションＩＤ再生回路、１０５は１フレ
ームを１周期としたカウンタ出力が得られるｎ進カウン
タ、１０６は２６フレームを１周期としたカウンタ出力
が得られるＴＤＭＡカウンタ、１０７は受信中のフレー
ム同期信号に含まれるフレーム番号とＴＤＭＡカウンタ
１０６がカウントしたフレーム番号との差を検出するフ
レーム差検出回路、１０８はフレーム差検出回路１０７
で得られたフレーム差を格納するためのデータ格納用Ｒ
ＡＭ、１０９はシステムコントローラである。
【０００５】次に、本従来例の動作を説明する。システ
ムコントローラ１０９の制御で、受信処理回路１０２
が、所定の基地局からの信号を受信して、通話状態とな
る。通信中の基地局から送信されるベースステーション
ＩＤをフレーム番号及びベースステーションＩＤ再生回
路１０４で検出する。検出されたベースステーションＩ
Ｄを、データ格納用ＲＡＭ１０８に記憶する。
ムコントローラ１０９の制御で、受信処理回路１０２
が、所定の基地局からの信号を受信して、通話状態とな
る。通信中の基地局から送信されるベースステーション
ＩＤをフレーム番号及びベースステーションＩＤ再生回
路１０４で検出する。検出されたベースステーションＩ
Ｄを、データ格納用ＲＡＭ１０８に記憶する。
【０００６】アイドルスロットの期間中に隣接する基地
局からの信号を受信したときに、フレーム番号及びベー
スステーションＩＤ再生回路１０４で受信信号からベー
スステーションＩＤが検出された場合、このベースステ
ーションＩＤが検出された基地局順に記憶させる。記憶
させる時には、同時に検出したフレーム番号と通信中の
基地局のフレーム番号との差をフレーム差検出回路１０
７で検出させ、このフレーム差の値を基地局毎のフレー
ム差データとして記憶させる。更に、この時、ｎ進カウ
ンタ１０５のカウント出力としてフレーム内のオフセッ
トデータを検出させ、このオフセットデータを基地局毎
のオフセットデータとして記憶させる。
局からの信号を受信したときに、フレーム番号及びベー
スステーションＩＤ再生回路１０４で受信信号からベー
スステーションＩＤが検出された場合、このベースステ
ーションＩＤが検出された基地局順に記憶させる。記憶
させる時には、同時に検出したフレーム番号と通信中の
基地局のフレーム番号との差をフレーム差検出回路１０
７で検出させ、このフレーム差の値を基地局毎のフレー
ム差データとして記憶させる。更に、この時、ｎ進カウ
ンタ１０５のカウント出力としてフレーム内のオフセッ
トデータを検出させ、このオフセットデータを基地局毎
のオフセットデータとして記憶させる。
【０００７】いずれかの隣接基地局との通信を切り換え
る場合、基地局側からの切り換えタイミングが指示され
たとき、新しく通信を行う基地局に関するフレーム差デ
ータとオフセットデータとを、システムコントローラ１
０９がデータ格納用ＲＡＭ１０８から読み出す。このフ
レーム差データとオフセットデータで示されるタイミン
グだけ、通信タイミングをシフトさせて通信を切り換え
る。
る場合、基地局側からの切り換えタイミングが指示され
たとき、新しく通信を行う基地局に関するフレーム差デ
ータとオフセットデータとを、システムコントローラ１
０９がデータ格納用ＲＡＭ１０８から読み出す。このフ
レーム差データとオフセットデータで示されるタイミン
グだけ、通信タイミングをシフトさせて通信を切り換え
る。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例における第１の問題点は、消費電流が増加すること
である。その原因は、データ送信タイミングが分からな
い隣接セルからデータを受信しようとした場合、まず、
できるだけ多くの空きスロットを使ってデータを受信
し、その受信データから同期信号の検出を試みる。この
結果、多くの空きスロットの間、受信動作と検出動作を
継続しなければならないからである。
来例における第１の問題点は、消費電流が増加すること
である。その原因は、データ送信タイミングが分からな
い隣接セルからデータを受信しようとした場合、まず、
できるだけ多くの空きスロットを使ってデータを受信
し、その受信データから同期信号の検出を試みる。この
結果、多くの空きスロットの間、受信動作と検出動作を
継続しなければならないからである。
【０００９】第２の問題点は、ハード量が増加すること
である。受信終了後に、受信したデータから同期信号を
探す方式では、受信動作期間中のデータを記憶するメモ
リが必要となるからである。
である。受信終了後に、受信したデータから同期信号を
探す方式では、受信動作期間中のデータを記憶するメモ
リが必要となるからである。
【００１０】第３の問題点は、隣接基地局の同期信号が
受信できるまでに時間がかかることである。その理由
は、送信と受信のタイムスロット以外のタイムスロット
内に、隣接基地局の同期信号が含まれるまで、隣接基地
局の同期信号が受信できないからである。
受信できるまでに時間がかかることである。その理由
は、送信と受信のタイムスロット以外のタイムスロット
内に、隣接基地局の同期信号が含まれるまで、隣接基地
局の同期信号が受信できないからである。
【００１１】本発明は、端末機の消費電流およびハード
の増加を抑制し、且つ隣接基地局のタイミングを速やか
に得られる、隣接セル同期検出方式を提供することを目
的とする。
の増加を抑制し、且つ隣接基地局のタイミングを速やか
に得られる、隣接セル同期検出方式を提供することを目
的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の隣接セル同期検出方式は、２つ以上の基地
局と、これらの基地局間に配置された少なくとも１つの
受信機と、移動局とにより構成され、受信機は、隣接す
る基地局から放送される同期信号を受信し、この受信し
た互いの同期信号の受信タイミングの差を検出し、同期
信号を放送する無線チャネル番号と差の情報とを、隣接
する基地局に通報し、基地局は、受信機から通報された
無線チャネル番号と差の情報とを受信し、この受信した
無線チャネル番号と差の情報とを通信中の移動局に通知
し、移動局は、受信タイミングの未知の隣接する基地局
からのデータを受信する際に、通信中の基地局から送ら
れてきた無線チャネル番号と差の情報とに基づいて無線
受信周波数を合わせ、タイミングをシフトして同期信号
を受信することを特徴としている。
め、本発明の隣接セル同期検出方式は、２つ以上の基地
局と、これらの基地局間に配置された少なくとも１つの
受信機と、移動局とにより構成され、受信機は、隣接す
る基地局から放送される同期信号を受信し、この受信し
た互いの同期信号の受信タイミングの差を検出し、同期
信号を放送する無線チャネル番号と差の情報とを、隣接
する基地局に通報し、基地局は、受信機から通報された
無線チャネル番号と差の情報とを受信し、この受信した
無線チャネル番号と差の情報とを通信中の移動局に通知
し、移動局は、受信タイミングの未知の隣接する基地局
からのデータを受信する際に、通信中の基地局から送ら
れてきた無線チャネル番号と差の情報とに基づいて無線
受信周波数を合わせ、タイミングをシフトして同期信号
を受信することを特徴としている。
【００１３】また、上記の基地局識別コードと差の情報
は、基地局から送信されるデータに随時挿入するとよ
い。
は、基地局から送信されるデータに随時挿入するとよ
い。
【００１４】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる隣接セル同期検出方式の実施の形態を詳細に説明す
る。図１〜図５を参照すると本発明の隣接セル同期検出
方式の一実施形態が示されている。
よる隣接セル同期検出方式の実施の形態を詳細に説明す
る。図１〜図５を参照すると本発明の隣接セル同期検出
方式の一実施形態が示されている。
【００１５】図１を参照すると、基地局Ａ（１０）は、
移動局Ｍ（１１）と通信を行っている。各基地局Ｂ、
Ｃ、Ｄ、Ｅは、基地局Ａ（１０）の隣接基地局として配
置されている。各基地局Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅは、基地局Ａ
（１０）と同じ機能を持ち移動局Ｍ（１１）との通信が
可能である。
移動局Ｍ（１１）と通信を行っている。各基地局Ｂ、
Ｃ、Ｄ、Ｅは、基地局Ａ（１０）の隣接基地局として配
置されている。各基地局Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅは、基地局Ａ
（１０）と同じ機能を持ち移動局Ｍ（１１）との通信が
可能である。
【００１６】各受信機Ｒ１（１２）、Ｒ２（１３）、Ｒ
３（１４）、Ｒ４（１５）は、それぞれ基地局Ａ（１
０）と基地局Ｂ、基地局Ａ（１０）と基地局Ｃ、基地局
Ａ（１０）と基地局Ｄ、基地局Ａ（１０）と基地局Ｅと
の間に配置されている。
３（１４）、Ｒ４（１５）は、それぞれ基地局Ａ（１
０）と基地局Ｂ、基地局Ａ（１０）と基地局Ｃ、基地局
Ａ（１０）と基地局Ｄ、基地局Ａ（１０）と基地局Ｅと
の間に配置されている。
【００１７】受信機Ｒ１（１２）は、基地局Ａ（１０）
と基地局Ｂとからの同期信号を受信することが可能であ
る。同様に、各受信機Ｒ２（１３）、Ｒ３（１４）、Ｒ
４（１５）は、基地局Ａ（１０）および基地局Ｃ、基地
局Ａ（１０）および基地局Ｄ、基地局Ａ（１０）および
基地局Ｅからの、それぞれの組み合わせにおける同期信
号を受信することが可能である。
と基地局Ｂとからの同期信号を受信することが可能であ
る。同様に、各受信機Ｒ２（１３）、Ｒ３（１４）、Ｒ
４（１５）は、基地局Ａ（１０）および基地局Ｃ、基地
局Ａ（１０）および基地局Ｄ、基地局Ａ（１０）および
基地局Ｅからの、それぞれの組み合わせにおける同期信
号を受信することが可能である。
【００１８】各受信機Ｒ１（１２）、Ｒ２（１３）、Ｒ
３（１４）、Ｒ４（１５）は、隣接する基地局から放送
される同期信号を受信し、互いの同期信号の受信タイミ
ングの差を検出し、その検出されたタイミング差の情報
を隣接する基地局に通報する。更に、タイミング差の情
報に、受信した同期信号を放送する無線チャネル番号を
付加する。
３（１４）、Ｒ４（１５）は、隣接する基地局から放送
される同期信号を受信し、互いの同期信号の受信タイミ
ングの差を検出し、その検出されたタイミング差の情報
を隣接する基地局に通報する。更に、タイミング差の情
報に、受信した同期信号を放送する無線チャネル番号を
付加する。
【００１９】各受信機Ｒ１（１２）、Ｒ２（１３）、Ｒ
３（１４）、Ｒ４（１５）から通報されたタイミング差
の情報と、無線チャネル番号とを、基地局Ａ（１０）お
よび各基地局Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅは受信し記憶する。移動局
Ｍ（１１）と通信中の基地局Ａ（１０）は、記憶されて
いるタイミング情報と無線チャネル番号とを移動局Ｍ
（１１）に通報する。移動局Ｍ（１１）は、受信タイミ
ングの未知の隣接基地局からのデータを受信する際、基
地局Ａ（１０）から送られてきた無線チャネル番号に、
無線受信周波数を合わせ、無線チャネル番号と対になっ
て送られてきたタイミング差に基づき、タイミングをシ
フトして同期信号を受信する。
３（１４）、Ｒ４（１５）から通報されたタイミング差
の情報と、無線チャネル番号とを、基地局Ａ（１０）お
よび各基地局Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅは受信し記憶する。移動局
Ｍ（１１）と通信中の基地局Ａ（１０）は、記憶されて
いるタイミング情報と無線チャネル番号とを移動局Ｍ
（１１）に通報する。移動局Ｍ（１１）は、受信タイミ
ングの未知の隣接基地局からのデータを受信する際、基
地局Ａ（１０）から送られてきた無線チャネル番号に、
無線受信周波数を合わせ、無線チャネル番号と対になっ
て送られてきたタイミング差に基づき、タイミングをシ
フトして同期信号を受信する。
【００２０】各受信機Ｒ１（１２）、Ｒ２（１３）、Ｒ
３（１４）、Ｒ４（１５）について、図５を参照して説
明する。ここにおいて、各受信機Ｒ２（１３）、Ｒ３
（１４）、Ｒ４（１５）は、受信機Ｒ１（１２）と同じ
なので、受信機Ｒ１（１２）のみについて説明する。
３（１４）、Ｒ４（１５）について、図５を参照して説
明する。ここにおいて、各受信機Ｒ２（１３）、Ｒ３
（１４）、Ｒ４（１５）は、受信機Ｒ１（１２）と同じ
なので、受信機Ｒ１（１２）のみについて説明する。
【００２１】図５において、受信部５１は、所定の周波
数の信号を受信し復調する。この出力は、同期信号検出
部５２へ入力される。
数の信号を受信し復調する。この出力は、同期信号検出
部５２へ入力される。
【００２２】同期信号検出部５２は、受信した信号から
同期信号の検出を試みる。もし、検出したら、その時点
でタイミング差検出部５４に信号を送る。タイミング発
生部５５は、基準となる基地局と同じタイミングを持
ち、そのタイミングをタイミング差検出部５４へ送る。
タイミング差検出部５４は、同期信号検出部５２からの
信号を受信した時点でのタイミング発生部５５からのタ
イミング信号との差を検出し、制御部５６へ送る。
同期信号の検出を試みる。もし、検出したら、その時点
でタイミング差検出部５４に信号を送る。タイミング発
生部５５は、基準となる基地局と同じタイミングを持
ち、そのタイミングをタイミング差検出部５４へ送る。
タイミング差検出部５４は、同期信号検出部５２からの
信号を受信した時点でのタイミング発生部５５からのタ
イミング信号との差を検出し、制御部５６へ送る。
【００２３】制御部５６は、タイミング差情報と無線チ
ャネル番号を、格納用ＲＡＭ５７に記憶させる。さらに
制御部５６は、タイミング差情報と無線チャネル番号と
を格納用ＲＡＭ５７から読み出し、送信部５８に送る。
送信部５８は、タイミング差情報と無線チャネル番号と
を隣接基地局へ送る。
ャネル番号を、格納用ＲＡＭ５７に記憶させる。さらに
制御部５６は、タイミング差情報と無線チャネル番号と
を格納用ＲＡＭ５７から読み出し、送信部５８に送る。
送信部５８は、タイミング差情報と無線チャネル番号と
を隣接基地局へ送る。
【００２４】次に、本実施形態の動作例について、図を
参照して説明する。図１は、基地局Ａ（１０）、各基地
局Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ 及び、移動局Ｍ（１１）の位置関係
を示したものである。この中で、移動局Ｍ（１１）は、
基地局Ａ（１０）と通信を行っているものとする。各基
地局は、自分のエリア内に存在する複数の移動局に対
し、共通の制御チャンネルを使って、通報を行ってい
る。この通報の中には、移動局Ｍ（１０）が、基地局と
同期をとる為の同期信号が含まれている。この同期信号
は、他の信号と区別できるように特定のパターンを含む
信号フォーマットで構成され、且つ基地局間で共通の信
号フォーマットである。又、移動局Ｍ（１０）にとっ
て、既知の信号フォーマットである。
参照して説明する。図１は、基地局Ａ（１０）、各基地
局Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ 及び、移動局Ｍ（１１）の位置関係
を示したものである。この中で、移動局Ｍ（１１）は、
基地局Ａ（１０）と通信を行っているものとする。各基
地局は、自分のエリア内に存在する複数の移動局に対
し、共通の制御チャンネルを使って、通報を行ってい
る。この通報の中には、移動局Ｍ（１０）が、基地局と
同期をとる為の同期信号が含まれている。この同期信号
は、他の信号と区別できるように特定のパターンを含む
信号フォーマットで構成され、且つ基地局間で共通の信
号フォーマットである。又、移動局Ｍ（１０）にとっ
て、既知の信号フォーマットである。
【００２５】図２は、基地局から通報される同期信号の
タイミングチャートであり、共通の時間軸上に並べた場
合を示している。基地局間での同期は通常取れていない
ので、同期信号の送信開始タイミングには時間差があ
る。つまり、基地局Ａ（１０）と基地局Ｂについては、
時間差がＴｂ−Ｔａとなる。同様に、基地局Ａ（１０）
と基地局Ｃ、基地局Ａ（１０）と基地局Ｄ、基地局Ａ
（１０）と基地局Ｅは、それぞれの時間差が、Ｔｃ−Ｔ
ａ、Ｔｄ−Ｔａ、Ｔｅ−Ｔａとなる。
タイミングチャートであり、共通の時間軸上に並べた場
合を示している。基地局間での同期は通常取れていない
ので、同期信号の送信開始タイミングには時間差があ
る。つまり、基地局Ａ（１０）と基地局Ｂについては、
時間差がＴｂ−Ｔａとなる。同様に、基地局Ａ（１０）
と基地局Ｃ、基地局Ａ（１０）と基地局Ｄ、基地局Ａ
（１０）と基地局Ｅは、それぞれの時間差が、Ｔｃ−Ｔ
ａ、Ｔｄ−Ｔａ、Ｔｅ−Ｔａとなる。
【００２６】受信機Ｒ１（１２）は基地局Ａ（１０）と
基地局Ｂ、受信機Ｒ２（１３）は基地局Ａ（１０）と基
地局Ｃ、受信機Ｒ３（１４）は基地局Ａ（１０）と基地
局Ｄ、Ｒ４（１５）は基地局Ａ（１０）と基地局Ｅのほ
ぼ中間点に位置する。受信機Ｒ１（１２）の動作を図５
を用いて説明する。なお、各受信機Ｒ２（１３）、Ｒ３
（１４）、Ｒ４（１５）は、受信機Ｒ１（１２）と同じ
動作をする。受信機は、タイミング差を検出するための
基準となるタイミングを取る為に、基準の基地局と同期
をとる。その為に、受信部５１に対し該当基地局の同期
信号を含む制御チャンネルの周波数を設定し、同期信号
の検出を待つ。
基地局Ｂ、受信機Ｒ２（１３）は基地局Ａ（１０）と基
地局Ｃ、受信機Ｒ３（１４）は基地局Ａ（１０）と基地
局Ｄ、Ｒ４（１５）は基地局Ａ（１０）と基地局Ｅのほ
ぼ中間点に位置する。受信機Ｒ１（１２）の動作を図５
を用いて説明する。なお、各受信機Ｒ２（１３）、Ｒ３
（１４）、Ｒ４（１５）は、受信機Ｒ１（１２）と同じ
動作をする。受信機は、タイミング差を検出するための
基準となるタイミングを取る為に、基準の基地局と同期
をとる。その為に、受信部５１に対し該当基地局の同期
信号を含む制御チャンネルの周波数を設定し、同期信号
の検出を待つ。
【００２７】同期信号検出したタイミングで、タイミン
グ発生部５５の動作を開始する。次に、比較される基地
局が放送する同期信号を含む制御チャンネルの周波数を
設定し、同期信号の検出を待つ。同期信号を検出すると
同期信号検出部５２から信号が出る。この信号は、タイ
ミング差検出部５４に入力される。
グ発生部５５の動作を開始する。次に、比較される基地
局が放送する同期信号を含む制御チャンネルの周波数を
設定し、同期信号の検出を待つ。同期信号を検出すると
同期信号検出部５２から信号が出る。この信号は、タイ
ミング差検出部５４に入力される。
【００２８】一方、タイミング発生部５５からタイミン
グ差検出部５４に、基準となるタイミングが入ってい
る。タイミング差検出部５４は両者の差を検出し、制御
部５６を介して、タイミング差情報として格納用ＲＡＭ
５７へ記憶させる。同時にタイミング差情報検出した際
の無線チャネル番号を格納用ＲＡＭ５７へタイミング差
情報と対にして記憶させる。制御部５６は、格納用ＲＡ
Ｍ５７からタイミング差情報と無線チャネル番号とを対
にして読み出し、送信部５８へ送る。
グ差検出部５４に、基準となるタイミングが入ってい
る。タイミング差検出部５４は両者の差を検出し、制御
部５６を介して、タイミング差情報として格納用ＲＡＭ
５７へ記憶させる。同時にタイミング差情報検出した際
の無線チャネル番号を格納用ＲＡＭ５７へタイミング差
情報と対にして記憶させる。制御部５６は、格納用ＲＡ
Ｍ５７からタイミング差情報と無線チャネル番号とを対
にして読み出し、送信部５８へ送る。
【００２９】送信部５８は、タイミング差情報と無線チ
ャネル番号を対にして、隣接基地局へ送る。ここで、基
地局は、基準周波数を持ち、その周波数が一致している
のが望ましい。しかし、全く一致させることは非常に困
難である。基地局間で、一致していない場合、同期信号
送信開始タイミングの差が変化するが、問題とはならな
い。それは、各受信機Ｒ１（１２）、Ｒ２（１３）、Ｒ
３（１４）、Ｒ４（１５）により、常時、各基地局から
の同期信号を検出して、送信開始タイミングの時間差を
更新しているからである。
ャネル番号を対にして、隣接基地局へ送る。ここで、基
地局は、基準周波数を持ち、その周波数が一致している
のが望ましい。しかし、全く一致させることは非常に困
難である。基地局間で、一致していない場合、同期信号
送信開始タイミングの差が変化するが、問題とはならな
い。それは、各受信機Ｒ１（１２）、Ｒ２（１３）、Ｒ
３（１４）、Ｒ４（１５）により、常時、各基地局から
の同期信号を検出して、送信開始タイミングの時間差を
更新しているからである。
【００３０】以上のようにして、基地局Ａ（１０）は、
各受信機Ｒ１（１２）、Ｒ２（１３）、Ｒ３（１４）、
Ｒ４（１５）から、基地局Ａ（１０）の同期信号送信開
始タイミングと各基地局Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅからの同期信号
送信開始タイミングの時間差および無線チャネル番号
を、通報してもらう。この通報を基地局Ａ（１０）が受
信した後、タイミング情報として、図３のように記憶さ
れる。図３には、タイミング情報の他に、どの基地局の
同期信号との時間差を測定したかを識別できるように、
無線チャネル番号を持たせる。
各受信機Ｒ１（１２）、Ｒ２（１３）、Ｒ３（１４）、
Ｒ４（１５）から、基地局Ａ（１０）の同期信号送信開
始タイミングと各基地局Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅからの同期信号
送信開始タイミングの時間差および無線チャネル番号
を、通報してもらう。この通報を基地局Ａ（１０）が受
信した後、タイミング情報として、図３のように記憶さ
れる。図３には、タイミング情報の他に、どの基地局の
同期信号との時間差を測定したかを識別できるように、
無線チャネル番号を持たせる。
【００３１】これは、移動局Ｍ（１１）が、このタイミ
ング差情報が通信中の基地局Ａ（１０）といずれの基地
局とのタイミング差なのかを、識別する必要がある為で
ある。なお、本実施形態では基地局Ａである自分の無線
チャネル番号に関しては、記憶しなくとも良い。基地局
Ａ（１０）は、図４のように、音声信号を含むブロック
の間に時分割で割り込ませて、通信中の移動局Ｍ（１
１）に、タイミング差情報と無線チャネル番号で構成さ
れるタイミング情報が通報される。
ング差情報が通信中の基地局Ａ（１０）といずれの基地
局とのタイミング差なのかを、識別する必要がある為で
ある。なお、本実施形態では基地局Ａである自分の無線
チャネル番号に関しては、記憶しなくとも良い。基地局
Ａ（１０）は、図４のように、音声信号を含むブロック
の間に時分割で割り込ませて、通信中の移動局Ｍ（１
１）に、タイミング差情報と無線チャネル番号で構成さ
れるタイミング情報が通報される。
【００３２】移動局Ｍ（１１）は、タイミング情報を受
信して、不図示の記憶エリアＳに記憶する。記憶エリア
Ｓの内容は、図３と同じである。ここで、移動局Ｍ（１
１）が、基地局Ｂからデータを受信しようとし、かつ、
その受信タイミングが、不明の場合を考える。通信中の
基地局Ａ（１０）のタイミングは、移動局Ｍ（１１）の
タイミング発生回路に設定されている。まず、基地局Ｂ
の無線チャネル番号を記憶エリアＳから読み出す。読み
出した無線チャネル番号に無線受信周波数を合わせ、対
となるタイミング差情報に従って、タイミング発生回路
を設定し直しして、基地局Ｂからのデータ受信を始め
る。
信して、不図示の記憶エリアＳに記憶する。記憶エリア
Ｓの内容は、図３と同じである。ここで、移動局Ｍ（１
１）が、基地局Ｂからデータを受信しようとし、かつ、
その受信タイミングが、不明の場合を考える。通信中の
基地局Ａ（１０）のタイミングは、移動局Ｍ（１１）の
タイミング発生回路に設定されている。まず、基地局Ｂ
の無線チャネル番号を記憶エリアＳから読み出す。読み
出した無線チャネル番号に無線受信周波数を合わせ、対
となるタイミング差情報に従って、タイミング発生回路
を設定し直しして、基地局Ｂからのデータ受信を始め
る。
【００３３】受信するデータの長さは、同期信号の長さ
を若干長くした程度とする。若干長くする理由は、基地
局Ａ（１０）から通報されたタイミング差情報に一致し
たタイミングで受信できるとは限らないからである。こ
れは、受信機Ｒ１（１２）と移動機Ｍ（１１）の位置の
違いから生じ、電波伝搬時間の時間差の為に生じる。受
信したデータから同期信号を検出し、同期信号の送信開
始タイミングを求める。検出された送信開始タイミング
と、基地局Ａ（１０）から通報されたタイミング差情報
の差により、記憶エリアＳ内の該当タイミング差情報を
更新する。次回、基地局Ｂからデータ受信するときは、
記憶エリアＳからの基地局Ｂに該当するタイミング差情
報を基に、タイミング発生回路を設定し直しする。
を若干長くした程度とする。若干長くする理由は、基地
局Ａ（１０）から通報されたタイミング差情報に一致し
たタイミングで受信できるとは限らないからである。こ
れは、受信機Ｒ１（１２）と移動機Ｍ（１１）の位置の
違いから生じ、電波伝搬時間の時間差の為に生じる。受
信したデータから同期信号を検出し、同期信号の送信開
始タイミングを求める。検出された送信開始タイミング
と、基地局Ａ（１０）から通報されたタイミング差情報
の差により、記憶エリアＳ内の該当タイミング差情報を
更新する。次回、基地局Ｂからデータ受信するときは、
記憶エリアＳからの基地局Ｂに該当するタイミング差情
報を基に、タイミング発生回路を設定し直しする。
【００３４】上記の実施形態によれば、通信中の基地局
からの通報に含まれる隣接基地局からの同期信号タイミ
ングに関する情報から、ほぼ正確な受信タイミングを求
めることができる。この為、受信回路動作と同期信号検
出動作の期間をより短くすることができる。これによ
り、消費電流の増加量を抑えることができる。
からの通報に含まれる隣接基地局からの同期信号タイミ
ングに関する情報から、ほぼ正確な受信タイミングを求
めることができる。この為、受信回路動作と同期信号検
出動作の期間をより短くすることができる。これによ
り、消費電流の増加量を抑えることができる。
【００３５】又、通信中の基地局からの通報に含まれる
隣接基地局から同期信号タイミングに関する情報から、
ほぼ正確な受信タイミングを求めることができる。この
為、受信すべきデータの長さを必要最小限に抑え、その
結果、受信したデータを記憶するメモリ量の増加を抑え
ることができる。これによりハードの増加量を抑えるこ
とができる。
隣接基地局から同期信号タイミングに関する情報から、
ほぼ正確な受信タイミングを求めることができる。この
為、受信すべきデータの長さを必要最小限に抑え、その
結果、受信したデータを記憶するメモリ量の増加を抑え
ることができる。これによりハードの増加量を抑えるこ
とができる。
【００３６】さらに、通信中の基地局から隣接基地局の
同期信号タイミングを受信できる。これにより、隣接基
地局の同期信号を速やかに受信することができる。
同期信号タイミングを受信できる。これにより、隣接基
地局の同期信号を速やかに受信することができる。
【００３７】尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施
の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。
の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。
【００３８】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明の
隣接セル同期検出方式は、受信機は、隣接する基地局か
ら放送される同期信号を受信し、この受信した互いの同
期信号の受信タイミングの差を検出し、同期信号を放送
する無線チャネル番号と差の情報とを隣接する基地局に
通報する。基地局は、受信機から通報された無線チャネ
ル番号と差の情報とを受信し、この受信した無線チャネ
ル番号と差の情報とを通信中の移動局に通知する。移動
局は、受信タイミングの未知の隣接する基地局からのデ
ータを受信する際に、通信中の基地局から送られてきた
無線チャネル番号と差の情報とに基づいて無線受信周波
数を合わせて、タイミングをシフトして同期信号を受信
する。よって本方式によれば、受信回路動作と同期信号
検出動作の期間をより短くし、ハードの増加量を抑え、
消費電流の増加量を抑制することができる。
隣接セル同期検出方式は、受信機は、隣接する基地局か
ら放送される同期信号を受信し、この受信した互いの同
期信号の受信タイミングの差を検出し、同期信号を放送
する無線チャネル番号と差の情報とを隣接する基地局に
通報する。基地局は、受信機から通報された無線チャネ
ル番号と差の情報とを受信し、この受信した無線チャネ
ル番号と差の情報とを通信中の移動局に通知する。移動
局は、受信タイミングの未知の隣接する基地局からのデ
ータを受信する際に、通信中の基地局から送られてきた
無線チャネル番号と差の情報とに基づいて無線受信周波
数を合わせて、タイミングをシフトして同期信号を受信
する。よって本方式によれば、受信回路動作と同期信号
検出動作の期間をより短くし、ハードの増加量を抑え、
消費電流の増加量を抑制することができる。
【図１】本発明の隣接セル同期検出方式の実施形態のシ
ステム構成例を示す図である。
ステム構成例を示す図である。
【図２】基地局から放送される同期信号の送信タイミン
グを示す図である。
グを示す図である。
【図３】ＲＡＭに格納される基地局識別コードとタイミ
ング差情報の構成例を示す図である。
ング差情報の構成例を示す図である。
【図４】タイミング情報を割り込ませた放送信号の構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図５】受信機の構成例を示すブロック図である。
【図６】従来の受信機の構成例を示すブロック図であ
る。
る。
１０ 基地局Ａ １１ 移動局 １２ 受信機Ｒ１ １３ 受信機Ｒ２ １４ 受信機Ｒ３ １５ 受信機Ｒ４ ５０ アンテナ ５１ 受信部 ５２ 同期信号検出部 ５４ タイミング差検出部 ５５ タイミング発生部 ５６ 制御部 ５７ 格納用ＲＡＭ ５８ 送信部
Claims (2)
- 【請求項１】 ２つ以上の基地局と、これらの基地局間
に配置された少なくとも１つの受信機と、移動局とによ
り構成され、 前記受信機は、隣接する前記基地局から放送される同期
信号を受信し、該受信した互いの同期信号の受信タイミ
ングの差を検出し、前記同期信号を放送する無線チャネ
ル番号と前記差の情報とを、前記隣接する基地局に通報
し、 前記基地局は、前記受信機から通報された前記無線チャ
ネル番号と前記差の情報とを受信し、該受信した無線チ
ャネル番号と差の情報とを通信中の前記移動局に通知
し、 該移動局は、受信タイミングが未知の隣接する前記基地
局からのデータを受信する際に、通信中の前記基地局か
ら送られてきた前記無線チャネル番号と差の情報とに基
づいて無線受信周波数を合わせ、タイミングをシフトし
て前記同期信号を受信することを特徴とする隣接セル同
期検出方式。 - 【請求項２】 前記無線チャネル番号と差の情報は、前
記基地局から送信されるデータに随時挿入されることを
特徴とする請求項１に記載の隣接セル同期検出方式。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8329540A JP2845228B2 (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 隣接セル同期検出方式 |
| EP97121755A EP0848508B1 (en) | 1996-12-10 | 1997-12-10 | TDMA cellular communication system using a receiver station for detecting a timing difference between adjacent base stations |
| CNB971297495A CN1145386C (zh) | 1996-12-10 | 1997-12-10 | 用接收机站检测相邻基站间定时差的时分多址蜂窝通信*** |
| US08/988,281 US6097709A (en) | 1996-12-10 | 1997-12-10 | TDMA cellular communication system using a receiver station for detecting a timing difference between adjacent base stations |
| DE69739153T DE69739153D1 (de) | 1996-12-10 | 1997-12-10 | Zellulare Kommunikationsanordnung mit Empfangsstation zur Zeitunterschiedsmessung zwischen nebenseitigen Basisstationen |
| AU48305/97A AU718632B2 (en) | 1996-12-10 | 1997-12-10 | TDMA cellular communication system using a receiver station for detecting a timing difference between adjacent base stations |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8329540A JP2845228B2 (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 隣接セル同期検出方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10174158A JPH10174158A (ja) | 1998-06-26 |
| JP2845228B2 true JP2845228B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=18222511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8329540A Expired - Fee Related JP2845228B2 (ja) | 1996-12-10 | 1996-12-10 | 隣接セル同期検出方式 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6097709A (ja) |
| EP (1) | EP0848508B1 (ja) |
| JP (1) | JP2845228B2 (ja) |
| CN (1) | CN1145386C (ja) |
| AU (1) | AU718632B2 (ja) |
| DE (1) | DE69739153D1 (ja) |
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