JP4372721B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、食器洗浄機に関するものである。詳しくは、食器洗浄機からの排気がキッチンのカウンタの裏面に侵入することを防止する技術に関するものである。
食器洗浄工程に続いて食器乾燥工程を実行する食器洗浄機が普及している。ここで言う食器洗浄工程は、食器を洗浄する工程のみならず、その後に食器をすすぐ工程も含んでいる。食器乾燥工程では、送風ファンによって洗浄槽内に外部の空気が送風される。洗浄槽内に送風された空気はヒータに加熱されて高温の空気になる。洗浄槽を通過した空気は、庫内の湯気や食器や洗浄槽に付着していた水分とともに排出経路を通過して外部に排出される。特に食器乾燥工程の開始時の排気は高温多湿である。
システムキッチンに組み込まれるビルトイン型食器洗浄機の多くは、排気経路が食器洗浄機の前方に向かって開口している。高温多湿の排気は外気に触れると急激に冷やされて結露する。従って、排気経路の開口(排気口)で結露しやすく、排気口の周囲に付着した水滴が床面に落下して床面を濡らしてしまうことがある。
また、ビルトイン型食器洗浄機はキッチンカウンタの直ぐ下に設置される。キッチンカウンタの端部は、食器洗浄機より手前側に突出しているため、キッチンカウンタの突出部の下面に排気が直接当って結露しやすい。キッチンカウンタの突出部の下面に結露が生じると、キッチンカウンタの突出部の下面に付着した水滴が床面に落下して床面を濡らしてしまうことがある。
特許文献1の食器洗浄機では、食器洗浄機本体の前方に向かって上方に傾斜した略筒状の排気口と排気口枠を備えている。排気口枠は、排気口よりもさらに前方へ突出しており、その下辺が排気口の下辺前端よりも本体側へ没入した位置で接触するようになっている。排気口枠の周囲に付着した水滴は、排気口枠の下辺に沿って排気口内へ戻るため、床面に落下して床面を濡らすことを防止することができる。また、排気口枠をキッチンカウンタの前端よりも前方へ突出させれば、キッチンカウンタの突出部の下面に排気が直接当ることを防止し、キッチンカウンタの突出部の下面に排気が当ることで結露して付着した水滴が、床面に落下して床面を濡らしたりすることを防止することもできる。
特開平11−206681号公報
特許文献1の食器洗浄機では、キッチンカウンタの突出部の下面に排気が直接当ることを防止することはできる。しかし、特許文献1の食器洗浄機では、排出された排気の一部がキッチンカウンタの下面と食器洗浄機本体との隙間に侵入してしまうことを防止することは難しい。この隙間に高温多湿の排気が侵入してしまうと、キッチンカウンタの下面に結露する。この隙間には湿気がこもりやすいため、キッチンカウンタの下面に結露して生じた水滴がキッチンカウンタを侵食しかねない。この隙間は普段の手入れが不可能な場所であり、キッチンカウンタの劣化が密かに進行するおそれがある。
本発明は、キッチンカウンタの下面に高温多湿の排気が侵入することによってキッチンカウンタの下面が劣化することを防止することができる食器洗浄機を提供することを目的とする。
本発明の食器洗浄機は、キッチンカウンタの下側に配置されて食器を洗浄して乾燥するものである。この食器洗浄機は、食器を収容する洗浄槽と、洗浄槽の内外を連通する導入経路と、洗浄槽の内外を連通する排出経路と、導入経路から洗浄槽内に外気を導入し、洗浄槽内に導入した外気を排出経路から排出する送風手段と、本体の上部に取付けられて排出経路の出口の上方に位置しているとともに少なくとも排出経路の出口の左右幅分のキッチンカウンタの下面を覆うカウンタカバーとを備えている。
本発明の構成によれば、排気経路の出口から排出される高温多湿の排気が上昇しても、キッチンカウンタの突出部の下面がカウンタカバーによって覆われているため、キッチンカウンタの突出部の下面に排気が直接当って結露することを防止することができる。また、カウンタカバーは、食器洗浄機本体の上部に取付けられているため、キッチンカウンタの下面と食器洗浄機本体との間の隙間に排気が侵入することを防止することができる。カウンタカバーの左右幅は、排出経路の出口の左右幅以上であり、カウンタカバーの左右幅が、排出経路の出口の左右幅より大きいほど、キッチンカウンタの下面を効果的に保護することができる。
また、本発明の食器洗浄機では、排気経路の出口に排気カバーを備えており、その排気カバーは、排気経路の出口の上端から前方に突出している板部材である上部材と、排気経路の出口の下端から前方に突出しているとともに前端に向かって上方に傾斜している板部材である下部材とを有しており、下部材の前端は上部材の前端よりも前方に位置しているとともにカウンタカバーの前端よりも後方に位置していることが好ましい。
本発明の食器洗浄機が上記の構成であれば、排気経路の出口から排出される排気が流れる方向をコントロールし、カウンタカバーによって保護されている部分に排気を導くことができる。これによって、キッチンカウンタの突出部の下面に排気が直接当って結露することを防止し、キッチンカウンタの下面と食器洗浄機本体との間の隙間に排気が侵入することを防止することができる。
また、排気カバーの下部材が前端から排気口に向かって下方に傾斜していれば、排気カバーの前端部で排気が結露して水滴が付着しても、その水滴は下部材の上面を伝って洗浄槽内に戻されるため、水滴がキッチンの床面に落下して床面を濡らしてしまうことを防止することができる。
さらに、本発明の食器洗浄機では、カウンタカバーの前端の近傍は、排気カバーの上部材の前端と下部材の前端との間の上方に位置する部分に向かって下方に傾斜するように形成されていることが好ましい。
本発明の食器洗浄機では、排気カバーによってカウンタカバーの下面に排気が導かれ、カウンタカバーの下面に結露して水滴が付着する。カウンタカバーの形状が上記のように形成されていれば、付着した水滴は、排気カバーの上部材の前端と下部材の前端との間の上方に位置する部分に集められ、やがて排気カバーの下部材の上面に落下し、洗浄槽内に戻される。即ち、カウンタカバーの下面で排気が結露して水滴が生じても、この水滴が落下する場所をコントロールし、排気カバーの下部材の上面で水滴を受け取ることができる。これによって、キッチンカウンタの下面を排気から保護することができ、また、排気が結露して水滴が生じても、水滴がキッチンの床面に落下して床面を濡らしてしまうことを防止することができる。
本発明の食器洗浄機では、カウンタカバーの前端近傍の下面の、排気カバーの上部材の前端と下部材の前端との間の上方に位置する部分に親水加工が施されていてもよい。
上記の構成であれば、親水加工が施されている部分で排気中の水分を積極的に結露させることができる。排気中の水分は、カウンタカバーの親水加工部分に奪われて減るため、その後、排気が他の部分で結露することを効果的に抑制することができる。
本発明の食器洗浄機によれば、キッチンカウンタの突出部の下面に排気が直接当って結露することを防止し、キッチンカウンタの下面と食器洗浄機本体との間の隙間に排気が侵入することを防止することができる。このことによって、キッチンカウンタの下面の劣化を防止することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。
(形態1)カウンタカバーの左右幅は、排気カバーの左右幅よりも大きい。
(形態2)カウンタカバーは、本体に固定される固定部と、固定部に続いて前方に水平に伸びる水平部と、水平部に続いて、前後方向の断面が緩やかなV字状となるように屈曲している屈曲部と、屈曲部に続いて上方に垂直に伸びる前端部と、水平部と屈曲部の左右端に形成されて下方に垂直に伸びる壁部を有している。
(形態3)食器洗浄機の設置箇所の状況に合せて、カウンタカバーを、その前端部がキッチンカウンタの前端面に当接するように前後にスライドさせて固定することができる。
(形態4)カウンタカバーの屈曲部の下面に親水加工が施されている。
(形態5)排気カバーの上部材の前端は、断面円弧状に下方に曲げられており、排気カバーの下部材の前端は、断面円弧状に上方に曲げられている。
本発明を具現化した一実施例の食器洗浄機10について、図面を参照しながら説明する。
図1は、扉15が本体12に対して閉じられた状態の食器洗浄機10の一部を示している。扉15には、取っ手15a、操作パネル16、ロックレバー13、排気口18が設けられている。操作パネル16には、図示しない各種のボタンやランプ等が設けられている。ロックレバー13を横方向にスライドさせることによって、扉15をロックしたり、ロックを解除したりすることができる(図1は、ロックレバー13がロック位置に配置された状態を示している)。排気口18には、1組の排気カバー76が形成されている。排気カバー76は、排気口18の上端に形成されている上部材72と、排気口18の下端に形成されている下部材74とからなる。排気カバー76については後で詳述する。
本体12は、図示しないローラとレールを介して、洗浄槽(図2参照:14)をスライド可能に支持している。使用者が取っ手15aに手を掛けて前方側に引くと、扉15とともに洗浄槽14が本体12から引き出される。本体12の上部の前端に、カウンタカバー70が取付けられている。カウンタカバー70についても後で詳述する。
図2に示すように、洗浄槽14は、上部が開放された箱状に形成されており、その内部には、洗浄ノズル20、残菜フィルタ17、食器かご61等が装着されている。洗浄ノズル20は、上段ノズル21と下段ノズル22からなるタワーノズル部23と、水平ノズル部24から構成されている。洗浄ノズル20には、複数の噴射口21a,22a,24aが形成されている。残菜フィルタ17はメッシュ状に形成されており、食器17を洗浄したときに食器17から洗い流される残菜を濾し取るために設けられている。残菜フィルタ17は、洗浄槽14から取り外すことができ、濾し取られた残菜を捨てることができる。食器カゴ61は、種々の食器(大皿、小皿、椀、コップ、はし、スプーン等)19を保持するために、各部がそれらの食器19に対応した形状に形成されている。
洗浄槽14の底部には、吸込凹部31が形成されている。吸込凹部31の上部開口部は、残菜フィルタ17によって覆われている。洗浄槽14の底面39の下方には、ポンプ27が設けられている。ポンプ27は、内蔵する電気モータによってインペラ28を回転する。ポンプ27は、インペラ28を一方向に回転することもできるし、その逆の方向に回転することもできる。ポンプ27のインペラ28が配置されている部分と、吸込凹部31とは、吸込流路32によって連通されている。洗浄槽14の底面39の上方には、電気式のヒータ30が装着されており、スノコ状のカバーで覆われている。
洗浄槽14の底面39には、洗浄ノズル20が回転可能に取付けられている。洗浄ノズル20とポンプ27の第1吐出口11は連通している。洗浄ノズル20に形成されている複数の噴射口のうちの一部の噴射口は、水を噴射したときに、洗浄ノズル20に回転モーメントを発生させる。
本体12の後方壁33には、排水ホース34が接続されている。排水ホース34とポンプ27の第2吐出口35は、排水流路36によって連通されている。排水流路36の途中と、洗浄槽14内は、エアー抜き経路37によって連通されている。排水流路36の排水ホース34と接続されている部分近傍には、排水逆止弁38が装着されている。排水逆止弁38は、排水ホース34から排水流路36に排水が逆流するのを防止する。
本体12の後方壁33の水平になっている部分には、給水ホース40が接続されている。給水ホース40には、水道水(冷水)が直接供給されることもあるし、給湯器によって加熱された温水が供給されることもある。
後方壁33の内方には、給水弁41が取付けられている。給水弁41は、内蔵するソレノイドに駆動されて開閉する。給水弁41の入口44と給水ホース40は、第1給水流路42によって連通されている。給水弁41の出口64と洗浄槽14内は、第2給水流路43によって連通されている。
洗浄槽14の前部外側の下部には、水位検出器45が設けられている。水位検出器45は、水位室46、フロート47、バー48、スイッチ49を有している。水位室46は、水位経路50によって吸込凹部31と連通されている。フロート47は、水位室46内に配置されている。バー48は、フロート47に固定されており、水位室46から上方に突出している。スイッチ49は、バー48の上方に配置されている。
洗浄槽14の後方壁51の外側には、乾燥ファン52が装着されている。乾燥ファン52は、内蔵するモータでファン53を回転駆動する。乾燥ファン52と洗浄槽14内は、乾燥経路63によって連通されている。乾燥ファン52は、洗浄槽14に正常に洗浄水が給水された場合の水位54(以下「正常水位」と言う。)よりも高く配置されている。よって、乾燥ファン52に水が侵入してしまうことが防止されている。
洗浄槽14の底面39には、サーミスタ55が装着されている。サーミスタ55は、洗浄槽14に洗浄水やすすぎ水が入れられているときには水の温度を検出し、洗浄水やすすぎ水が入れられていないときには空気温度を検出する。
本体12の底面57には、凹部58が形成されている。凹部58には、水漏れ検知センサ59の2本の電極が差し込まれている。洗浄槽14から外部に水が漏れ、その漏れた水が凹部58に流れ込むと、電極間が導通して水漏れ検知センサ59がオンになる。
扉15内には、コントローラ60が装着されている。コントローラ60は、CPU、ROM、RAM等を備えており、食器洗浄機10の動作を制御する。コントローラ60には、操作パネル16、ポンプ27、ヒータ30、給水弁41、水位検出器45、乾燥ファン52、サーミスタ55、水漏れ検知センサ59が接続されている。
洗浄槽14の上方には、シール蓋56が配置されている。シール蓋56は、図示しない昇降機構によって洗浄槽14と連結されている。洗浄槽14が本体12に収容されている状態では、シール蓋56は降下して洗浄槽14の上部開口部に蓋をする。洗浄槽14が本体12から引き出されると、シール蓋56は上昇して洗浄槽14の上部開口部を開放する。
食器洗浄機10は、洗浄工程、すすぎ工程、乾燥工程の順に動作する。使用者が操作パネル16に設けられている運転開始ボタンをオンにすると、洗浄工程が開始される。なお、洗浄工程を開始する前に、使用者によって、食器カゴ61の所定部位に洗剤が投入されている。洗浄工程では、最初に給水弁41が開く。給水弁41が開くと、給水ホース40と第1給水流路42と第2給水流路43を通って水道水が洗浄槽14に給水される。給水されると、洗浄槽14内の洗浄水の水位が上昇してゆく。洗浄水は、吸込凹部31と水位経路50を流れて水検出器45の水位室46に入り込む。洗浄水の水位が上昇するのにともなって、水位室46の水位も上昇する。水位室の水位が上昇するとフロート46が浮き上がる。フロート46が浮き上がると、それとともにバー48が上昇する。バー48が上昇し、上端がスイッチ49に接触すると、水位検出器45がオンになる。水位検出器45がオンになると、給水弁41が閉じ、それによって洗浄槽14への給水が終了する。水位検出器45がオンになって洗浄槽14への給水が終了したときの水位(正常水位54)は、ヒータ30よりも僅かに高い。
給水弁41が閉じると、ポンプ27が洗浄運転されるとともに、ヒータ30がオンになる。ここで、ポンプ27の洗浄運転とは、ポンプ27のインペラ28が一方向に回転することによって、吸込凹部31から吸込流路32を経由して洗浄水を吸込み、その吸込んだ洗浄水を洗浄ノズル20に送り込む運転状態を意味する。上述したように、排水流路36の途中は、エアー抜き経路37によって洗浄槽14内と連通している。このため、ポンプ27が洗浄運転しているときには、排水流路36内には空気が入り込んでいる。また、排水流路36の一部は逆U字状に形成されている。このため、洗浄運転しているポンプ27が排水流路36を経由して排水を吸込むことが防止されている。
洗浄ノズル20に送り込まれた洗浄水は、噴射口から勢いよく噴出する。洗浄ノズル20は、洗浄水を噴出しながら、その噴出によって発生する回転モーメントによって回転する。噴射口から噴出する洗浄水によって、食器19が洗浄される。食器19を洗浄した洗浄水は、吸込凹部31から再びポンプ27に吸込まれる。このように、ポンプ27に吸込まれた洗浄水が洗浄ノズル20の噴射口から噴射し、再びポンプ27に吸込まれる循環が繰り返される。食器19から洗い流された残菜は、残菜フィルタ17によって濾し取られる。
ヒータ30がオンになると、洗浄水の温度が上昇する。洗浄水の温度は、サーミスタ55によって検出される。サーミスタ55が検出した温度に基づいてヒータ30はオン/オフ制御され、洗浄水温度は所定範囲(例えば、45〜60℃)に維持される。
洗浄水温度が所定範囲に維持されてから所定時間(例えば、10分)が経過すると、ヒータ30をオフにするとともに、ポンプ27を排水運転する。ここで、ポンプ27の排水運転とは、ポンプ27のインペラ28が他方向に回転することによって、吸込凹部31から吸込流路32を経由して洗浄水を吸込み、その吸込んだ洗浄水を排水流路36と排水ホース34を通して外部に排出する運転状態を意味する。ポンプ27の排水運転は、所定時間(例えば、40秒間)が経過すると終了する。その所定時間は、洗浄槽14から洗浄水を全て排水するのに十分な時間として設定されている。ポンプ27の排水運転が終了すると、エアー抜き経路37を通って排水経路36にエアーが入り込む。
すすぎ工程では、給水弁41が開き、洗浄槽14に給水される。洗浄槽14に給水され、水位検出器45がオンになると、給水弁41が閉じ、ポンプ27が洗浄運転されるとともに、ヒータ30がオンになる。ポンプ27が洗浄運転されると、洗浄ノズル20の噴射口からすすぎ水が噴射され、食器19のすすぎが行われる。オンになったヒータ30は、すすぎ水を加熱して温水にする。ポンプ27の洗浄運転が開始されてから所定時間(例えば、1分)が経過すると、ポンプ27は停止する。そして、ポンプ27を排水運転することによって、洗浄槽14からすすぎ水を排水する。すすぎ工程は、所定回数(例えば、5回)繰り返される。
乾燥工程では、乾燥ファン52が運転されるとともに、ヒータ30がオンになる。乾燥ファン52が運転されると、洗浄槽14内に乾燥経路63を経由して外部の空気が送り込まれる。送り込まれた空気は、洗浄槽14を通過し、排気口18から外部に排気される。ヒータ30がオンになると、洗浄槽14内の空気温度が高くなる。洗浄槽14に外部の空気が送り込まれるとともに、洗浄槽14内が高温になることによって、食器19の温調乾燥が行われる。食器19の温調乾燥が開始されてから所定時間(例えば、25分)が経過すると、ヒータ30がオフになり、送風乾燥が行われる。食器19の送風乾燥が開始されてから所定時間(例えば、5分)が経過すると、ファン52の運転が停止し、乾燥工程が終了する。ブザーが鳴り、全工程の完了が報知されるとともに、食器洗浄機10の電源がオフになる。
乾燥工程において、排気口18から排出される排気は、高温であるとともに水分を多く含んでいる。この高温多湿の排気が食器洗浄機10の外部の空気に触れると、冷やされて結露しやすい。最も結露しやすい箇所は、排気口18の周囲と、排気が直接当るキッチンカウンタ(図3参照:78)の下面である。
図3に示すように、本実施例の食器洗浄機10では、排気口18に1組の排気カバー76が形成されている。排気カバー76の上部材72は、排気口18の上端から前方(図中左側)に向かって水平に突出する板部材であり、前端部72aが下方に断面円弧状に曲げられている。前端部72aの下面には親水加工が施されている。排気カバー76の下部材は、排気口18の下端から前方に向かってやや上方に傾斜して突出する板部材であり、前端部74aが上方に断面円弧状に曲げられている。
本体12の上部の前端に、カウンタカバー70が取付けられている。カウンタカバー70は、本体12から前方に伸びる板部材である。本体の上部の前端部12aに、カウンタカバー70の固定部70aが固定されている。固定部70aに続いて前方に水平に伸びる水平部70bが形成されている。水平部70bに続いて、前後方向の断面が緩やかなV字状となるように屈曲している屈曲部70cが形成されている。屈曲部70cの下面には親水加工が施されている。屈曲部70cに続いて上方に垂直に伸びる前端部70dが形成されている。
図1に示すように、カウンタカバー70の水平部70bと屈曲部70cの左右端には、下方に垂直に伸びる壁部70eが形成されている。固定部70aには前後に長く伸びるビス穴70fが形成されている。食器洗浄機10の設置時に、カウンタカバー70は、前端部70dがキッチンカウンタ78の前端面に当接するように位置調整されて、本体の前端部12aにビス80によって固定される。カウンタカバー70の左右幅は排気口18や排気カバー76の左右幅より大きい。本実施例では、排気カバー76の左右幅よりそれぞれ20mmずつ大きくなっている。また、カウンタカバー70の前後長さについては、カウンタカバー70を最も前方に突出させて固定した場合であっても、屈曲部70cの下端が排気カバー76の下部材74の前端部74aより後方に位置し、カウンタカバー70を最も後方に引込めて固定した場合であっても、屈曲部70cの下端が排気カバー76の上部材72の前端部72aより前方に位置するように形成されている。即ち、カウンタカバー70の屈曲部70cの下端は、排気カバー76の下部材74の前端部74aと上部材72の前端部72aとの間の上方に位置する。
乾燥工程において、乾燥ファン52の運転が開始されると、洗浄槽14内の高温多湿の空気は、図3中に実線の矢印Aで示すように排気口18へ押し出される。排気は排気カバー76の上部材72と下部材74に沿って流れる。
実線の矢印Bで示すように、排気が上部材72の前端部72a下面の親水加工部分に接触すると、排気中の水分が親水加工部分に付着する。親水加工部分に次々に付着した排気中の水分は、やがて水滴となり、破線の矢印Cで示すように下部材74の上面上に落下する。下部材74は洗浄槽側へ向かって下方に傾斜しているため、下部材74の上面上に落下した水滴は、破線の矢印Dで示すように後方に流れて洗浄槽14内に戻される。
下部材74の前端部72aは上方に曲げられている形状であるため、排気口18へ押し出された排気は、実線の矢印Eで示すように上方へ向かって排出される。上方へ排出された排気は、カウンタカバー70の屈曲部70cに向かって流れる。排気が屈曲部70cの下面の親水加工部分に接触すると、排気中の水分の一部が親水加工部分に付着する。親水加工部分に次々に付着した排気中の水分は、水滴となって破線の矢印Fで示すように下部材74の上面上に落下する。下部材74の上面上に落下した水滴は、破線の矢印Dで示すように後方に流れて洗浄槽14内に戻される。
一方、屈曲部70cの親水加工部分に接触した後の排気は、前方と後方に分かれ、それぞれカウンタカバー70に沿って流れる。実線の矢印Gに示すように前方へ流れた排気は、キッチンカウンタ78の前方や上方へ流れる。実線の矢印Hに示すようにカウンタカバー70の水平部70bに沿って後方に流れた排気は、食器洗浄機10の扉15の前面に沿って下方に流れる。屈曲部70cの親水加工部分に接触した後の排気は、水分の一部が除去されて水分含量が少なくなっている。このため、排気が屈曲部70cに接触した後で、カウンタカバー70の前端部70dやキッチンカウンタ78の前端面、また、カウンタカバー70の水平部70bや扉15の前面等に接触しても結露することはない。
乾燥工程において、食器洗浄機から排出される排気は、高温で且つ多湿である。この高温多湿の排気は、外気に触れると結露しやすい。排気による結露は、排気口の周囲やキッチンカウンタの下面で生じやすい。排気口の周囲に付着した水滴は、キッチンの床面に落下して床面を濡らす。キッチンカウンタの下面に付着した水滴は、キッチンカウンタの下面を侵食し、劣化させる。特に、キッチンカウンタの下面と食器洗浄機本体との間の隙間に排気が侵入すると、湿気がこもりやすいにもかかわらず、手入れが不可能な場所であるため、キッチンカウンタの下面の劣化を密かに進行させるおそれがある。
本実施例の食器洗浄機10では、キッチンカウンタ78の下面がカウンタカバー70で覆われている。また、排気カバー76によって、排気がカウンタカバー70に向かって上昇するようにコントロールされている。さらに、カウンタカバー70の左右幅は、排気口18や排気カバー76の左右幅よりも大きく、カウンタカバー70の左右端には下方に伸びる壁部70eが形成されているため、排気口18から排気される排気は、拡散しながら上昇しても、カウンタカバー70によって保護されている部分に排気が導かれる。このような構成によって、キッチンカウンタ78の下面に排気が直接当ること、およびキッチンカウンタ78の下面と食器洗浄機10の本体上面との間の隙間に排気が侵入することを防止することができる。
また、本実施例の食器洗浄機10では、カウンタカバー78と排気カバーの上部材72のそれぞれの、排気が最も当る箇所に親水加工を施し、排気中の水分を積極的に結露させることによって、排気中の水分含量を減らし、これら以外の箇所で結露することを抑制することができる。さらに、そうして積極的に結露させた水滴を回収し、洗浄槽14内に戻すことができる。このような構成によって、排気が結露して生じた水滴がキッチンの床面に落下して床面を濡らしてしまうことを防止することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、本実施例では、排気カバー76の前後の位置調整はできない構成であったが、前後の位置調整ができる構成であってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
本実施例に係る食器洗浄機の要部斜視図。 本実施例に係る食器洗浄機の断面模式図。 本実施例に係る食器洗浄機の要部断面模式図。
符号の説明
10:食器洗浄機
12:本体、12a:前端部
18:排気口
70:カウンタカバー、70a:固定部、70b:水平部、70c:屈曲部、70d:前端部、70e:壁部、70f:ビス穴
72:排気カバー上部材、72a:前端部
74:排気カバー下部材、74a:前端部
76:排気カバー
78:キッチンカウンタ
80:ビス

Claims (2)

  1. キッチンカウンタの下側に配置されて食器を洗浄して乾燥する食器洗浄機であり、
    食器を収容する洗浄槽と、
    洗浄槽の内外を連通する導入経路と、
    洗浄槽の内外を連通する排出経路と、
    導入経路から洗浄槽内に外気を導入し、洗浄槽内に導入した外気を排出経路から排出する送風手段と、
    本体の上部に取付けられて排出経路の出口の上方に位置しているとともに少なくとも排出経路の出口の左右幅分のキッチンカウンタの下面を覆うカウンタカバーと
    排気経路の出口に取り付けられて排気経路の出口の上端から前方に突出している板部材である上部材と、排気経路の出口の下端から前方に突出しているとともに前端に向かって上方に傾斜している板部材である下部材を有する排気カバーと、
    を備えており、
    排気カバーの下部材の前端は上部材の前端よりも前方に位置しているとともにカウンタカバーの前端よりも後方に位置しており、
    カウンタカバーの前端の近傍は、排気カバーの上部材の前端と下部材の前端との間の上方に位置する部分に向かって下方に傾斜するように形成されていることを特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記カウンタカバーの前端近傍の下面の、前記排気カバーの上部材の前端と下部材の前端との間の上方に位置する部分に親水加工が施されていることを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機。
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