JP4371896B2 - エアバッグ装置の取付構造 - Google Patents

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本発明は、折り畳んだエアバッグを収納するエアバッグモジュールをルーフの側縁に沿って配置し、車両の衝突時に膨張するエアバッグを車室の側部内面に沿って下向きに展開させるようにしたエアバッグ装置の取付構造に関する。
ルーフの側縁から車室の内面に沿ってカーテン状に展開するエアバッグの基布を裁断する際に、膨張可能なエアバッグ本体部の上部に非膨張部を一体に形成しておき、折り畳んだエアバッグを、前記非膨張部がエアバッグ本体部と車体パネルとの間に介在するように車体に取り付けるエアバッグ装置が、下記特許文献1により公知である。このエアバッグ装置によれば、車両の衝突時に膨張するエアバッグ本体部が、前記非膨張部によって車体パネルと直接擦れ合うことが阻止されるので、車体パネルの端縁にバリが存在しても、そのバリによってエアバッグ本体部が損傷するのを防止することができる。
特開2002−12124号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたものは、エアバッグの基布を裁断する際にエアバッグ本体部に非膨張部を一体に形成する必要があるため、必要な基布の量が非膨張部の分だけ増加してコストアップの要因になるだけでなく、折り畳んだエアバッグの体積が非膨張部の分だけ増加して大きな取付スペースが必要になる問題がある。
これを回避するには、折り畳んだエアバッグの近傍に位置する車体パネルの端縁に発生したバリをグラインダで除去すれば良いが、この作業には多くの時間が掛かるためにコストが増加する問題がある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、車体パネルの端縁に発生したバリによるエアバッグの損傷を、簡単で低コストな構造で回避することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、折り畳んだエアバッグを収納するエアバッグモジュールをルーフの側縁に沿って配置し、車両の衝突時に膨張するエアバッグを車室の側部内面に沿って下向きに展開させるようにしたエアバッグ装置の取付構造において、前記エアバッグモジュールを、ルーフインナーとピラーインナーとの接続部の車室側の面を覆うように取り付けられる弧状に湾曲したガセットに固定するとともに、そのエアバッグモジュールの近傍に位置するガセット縁に、膨張するエアバッグから離反する方向に湾曲する湾曲部を形成したことを特徴とするエアバッグ装置の取付構造が提案される
請求項1の構成によれば、折り畳んだエアバッグを収納するエアバッグモジュールを、ルーフインナーとピラーインナーとの接続部の車室側の面を覆うガセットに固定して、ルーフの側縁に沿って配置するとともに、そのエアバッグモジュールの近傍に位置するガセット縁に、膨張するエアバッグから離反する方向に湾曲する湾曲部を形成したので、車両の衝突時に車室の側部内面に沿って下向きに展開するエアバッグが、ガセット縁に引っ掛かって損傷するのを未然に防止することができる。しかも、エアバッグモジュールを固定するガセット縁を湾曲させるだけで良いため、車体パネルの端縁をバリ取りする場合や特別の保護部材を設ける場合に比べて低コストである。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明の一実施例を示すもので、図1はエアバッグ装置が設けられた自動車の車室の内面を示す図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図2に対応する作用説明図である。
図1に示すように、車両の車体側面にはフロントピラー11およびセンターピラー12間にフロントドア13が取り付けられるドア開口部14が形成され、センターピラー12およびリヤピラー15間にリヤドア16が取り付けられるドア開口部17が形成される。フロントピラー11の上端からリヤピラー15の上端まで延びるルーフ18の側縁に沿ってエアバッグモジュール19が設けられる。車両の側面衝突時あるいはロールオーバー時に所定値以上の加速度が検出されると、リヤピラー15の内部に配置したインフレータ20から供給される高圧ガスでエアバッグモジュール19に収納されたエアバッグ21が膨張し、車体の内部側面、即ちフロントピラー11、センターピラー12、リヤピラー15、フロントドア13のドアガラス13aおよびリヤドア16のドアガラス16aと、フロントシートおよびリヤシートに座った乗員との間遮るように、ルーフ18の側縁から下向きにカーテン状に展開する。
尚、エアバッグ装置は、実質的に同一構造のものが車体の左右両側にそれぞれ設けられているが、以下その代表として車体の右側に設けられたものについて説明する。
図1および図2に示すように、ルーフ18はルーフアウター31およびルーフインナー32で構成され、センターピラー12はピラーアウター33およびピラーインナー34で構成されており、それらはルーフ18の側縁に沿って溶接される。またピラーアウター33の上端のルーフサイドレール部33aおよびピラーインナー34の上端のルーフサイドレール部34aは、フロントピラー11の上部およびリヤピラー15の上部に向けて車体前後方向に延びており、その下方でピラーアウター33およびピラーインナー34は柱状となって上下方向に延びている。ルーフインナー32とピラーインナー34との接続部の車室35側の面を覆うように、弧状に湾曲したガセット30の上端および下端が溶接される。
ルーフインナー32の車室35側の面と、ピラーインナー34のルーフサイドレール部34aの車室35側の面とが合成樹脂製のルーフライニング38で覆われる。またピラーインナー34の車室35側の面が合成樹脂製の上部ピラーガーニッシュ36および下部ピラーガーニッシュ37で覆われる。折り畳んだエアバッグ21を収納するエアバッグモジュール19がピラーインナー34のガセット30にボルト40で固定されており、そのエアバッグ21の後端がリヤピラー15内のインフレータ20に接続される。
上部ピラーガーニッシュ36はピラーインナー34に向けて突出するボス部39aを備えており、このボス部39aに装着したクリップ41がピラーインナー34のクリップ孔34bに係合する。上部ピラーガーニッシュ36のコ字状の上端部に形成したルーフライニング係合溝39bにルーフライニング38の端縁38aが上方から係合する。ルーフライニング係合溝39bの上端部からセンターピラー12側に向かって段状のエアバッグ展開用ガイド壁39cが延出しており、その下面がクランク状の補強リブ39d…で補強される。
エアバッグ展開用ガイド壁39cの上端から係止突起39eが上向きに延びており、この係止突起39eをピラーインナー34に形成した係止孔34cに係合させることにより、上部ピラーガーニッシュ36がピラーインナー34に固定される。
またエアバッグモジュール19はピラーインナー34のルーフサイドレール部34aとルーフライニング38とに挟まれた位置に配置されており、かつエアバッグモジュール19の下面に対向するエアバッグ展開用ガイド壁39cが車室35側に向かって下向きに傾斜しているため、車両の側面衝突時等にインフレータ20が発生する高圧ガスで膨張するエアバッグ21が、ピラーインナー34のルーフサイドレール部34aから受ける反力でエアバッグ展開用ガイド壁39cの上面に沿って車室35側にガイドされる。その結果、図3に示すように、ルーフライニング38の端縁38aが上部ピラーガーニッシュ36のルーフライニング係合溝39bから分離し、そこに形成された開口からエアバッグ21が車室35内に展開する。
このように、上部ピラーガーニッシュ36にエアバッグ展開用ガイド壁39cを一体に形成したことにより、エアバッグ展開ガイド壁39cを別部材で構成する場合に比べて部品点数および組付工数を削減することができる。しかもエアバッグ展開用ガイド壁39cを補強リブ39d…で補強したので、エアバッグ21が膨張する圧力に充分に耐えることができる。
ところで、エアバッグモジュール19がピラーインナー34に溶接されたガセット30の下縁の近傍に配置されているため、エアバッグ21が膨張するときにガセット30の下縁と擦れ合うことが避けられない。しかしながら、本実施例ではガセット30の下縁に湾曲部30aを形成してエアバッグ21から離反する方向に湾曲させたので、膨張するエアバッグ21がガセット30の下縁に引っ掛かって損傷するのを未然に防止し、エアバッグ21の確実な展開を可能にすることができる。
ガセット30の湾曲部30aは、そのガセット30を鋼板からプレス加工により打ち抜く際に同時に加工することができるため、ガセット30の端縁のバリ取り加工を行う場合に比べて加工工数が削減され、コストダウンに寄与することができる。しかもガセット30の端縁のバリからエアバッグ21を保護するための特別の保護部材を必要としないので、部品点数および組付工数を削減して更なるコストダウンが可能になる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例ではセンターピラー12について説明したが、本発明はフロントピラー11やリヤピラー15に対しても適用することができる
エアバッグ装置が設けられた自動車の車室の内面を示す図 図1の2−2線拡大断面図 図2に対応する作用説明図
18 ルーフ
19 エアバッグモジュール
21 エアバッグ
30 ガセッ
30a 湾曲部
32 ルーフインナー
34 ピラーインナー
35 車室

Claims (1)

  1. 折り畳んだエアバッグ(21)を収納するエアバッグモジュール(19)をルーフ(18)の側縁に沿って配置し、車両の衝突時に膨張するエアバッグ(21)を車室(35)の側部内面に沿って下向きに展開させるようにしたエアバッグ装置の取付構造において、
    前記エアバッグモジュール(19)を、ルーフインナー(32)とピラーインナー(34)との接続部の車室(35)側の面を覆うように取り付けられる弧状に湾曲したガセット(30)に固定するとともに、
    そのエアバッグモジュール19)の近傍に位置するガセット(30)の縁に、膨張するエアバッグ(21)から離反する方向に湾曲する湾曲部(30a)を形成したことを特徴とするエアバッグ装置の取付構造。
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