JP4370470B2 - 放射性廃液処理方法及び処理装置 - Google Patents

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本発明は、放射性廃液処理方法及び処理装置に係り、具体的には、放射性物質が付着した金属廃棄物を硫酸などの酸で除染処理して発生する放射性廃液、特に、ウランで汚染した金属廃棄物を硫酸で除染した酸廃液から硫酸を分離する技術に関する。
ウランなどの核燃料物質や放射性物質が付着した金属廃棄物は、硫酸を含んだ除染液により除染することができ、その除染廃液は最終的にセメントなどで固化した後に埋設処分される。その除染廃液中の硫酸は、セメントで固化処理する場合、硫酸イオンとセメントの成分が反応して、ひび割れの原因になることから、廃液中の酸を中和処理する必要がある。この中和試薬として水酸化バリウムを用い、硫酸イオンを溶解度の低い硫酸バリウムに固定化することが有効である。この場合、硫酸バリウムの沈殿を含んだ廃液とセメントを混合することになるが、硫酸バリウムの沈殿が多くなると混練の作業性が悪くなる。そのため、硫酸バリウムの沈殿濃度に上限があり、却って中和後の除染廃液量が増加して、二次廃棄物である固化体の発生本数が増える可能性がある。
一方、特許文献1に、放射性金属廃棄物を硝酸、塩酸、弗酸等の混合酸を用いて除染して発生する除染廃液を、アルカリにより中和して除染廃液に含まれる金属イオン及び大部分の放射性物質を沈殿除去した後、バイポーラ膜を用いた電気透析により温合酸とアルカリと脱塩水とに分離して回収することが提案されている。
また、放射性物質の除染液中の酸を除去する技術ではないが、廃液中の酸を除去する技術として、例えば、特許文献2に、鉄イオンを含む硝弗酸洗浄廃液を電気透析処理して硝弗酸を効率よく回収する技術が記載されている。
特開平8−240695号公報 特開平8−24586号公報
ところで、放射性物質、金属イオン及び硫酸などの酸を含む放射性廃液を電気透析により処理すると、酸が分離除去されるにつれて放射性廃液のpHが上昇し、廃液中に溶存している鉄などの金属イオンが加水分解されて沈殿を生ずる。通常、電気透析処理は、電気透析槽の放射性廃液を循環して繰り返し透析処理することにより、酸の回収率を高めるようにしている。したがって、金属イオンが加水分解して生成された沈殿物が、電気透析槽の循環系内を循環するうちに、局所的に沈殿物が蓄積して閉塞などの問題を起こすおそれがある。
この点、特許文献1に記載のように、電気透析処理の前に、除染廃液をアルカリにより中和して金属イオンを沈殿除去すれば、電気透析槽の循環系内に沈殿物が蓄積するのを防止できる。しかし、この方法によれば、アルカリによる前処理が必要になるばかりでなく、アルカリ処理により金属イオンの他に大部分の放射性物質が沈殿されるから、固体化処理しなければならない二次廃棄物が増えるという問題がある。
一方、特許文献2によれば、廃液室から鉄イオンを透析により一旦別の中間室に回収し、この中間室の液のpHを適切に設定して、鉄の沈殿を生成して除去するようにしていることから、電気透析槽の構成及び処理が煩雑になるという問題がある。
なお、金属イオンが加水分解して沈殿物が生成されても、除染廃液ととともに電気透析槽を循環させながら硫酸を回収し、硫酸の回収が終わった時点で系内を洗浄して沈殿物を除去することも考えられる。しかし、洗浄廃液が二次廃棄物となるので、結局、廃棄物固化体の発生量が増加するという問題がある。
本発明は、二次廃棄物の増加を抑えることができ、金属イオンに起因する沈殿物による電気透析槽の循環系の閉塞を回避でき、除染廃液中の酸の回収率を向上させるとともに、酸の回収液中の放射性物質の濃度を低減することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の放射性廃液処理方法又は処理装置は、透析膜によって隔てられた二室を有する電気透析槽の一方の室に放射性物質、金属イオン及び酸を含む放射性廃液を供給し、前記透析膜を介して他方の室に透析される前記酸を含む液を回収すると共に、前記一方の室から排出される前記放射性廃液中の懸濁物を除去した後、該放射性廃液を前記一方の室に循環供給し、前記他方の室から排出される回収液中の放射性物質を吸着除去した後、前記他方の室に循環供給する放射性廃液処理方法において、前記処理廃液中の懸濁物の除去は、前記一方の室から排出される処理廃液中の懸濁物を前記電気透析槽外で沈降分離により除去することを特徴とする。
これによれば、電気透析槽の一方の室に循環される放射性廃液のpHが上昇して溶存している金属イオンが加水分解して沈殿しても、その室から排出される放射性廃液中の懸濁物を除去してから、その室に戻されるので、循環される放射性廃液中の沈殿物が循環系に蓄積して、閉塞するのを防止できる。その結果、放射性廃液を電気透析槽に繰り返し十分に循環させることができるので、酸の回収率を向上できる。また、中和処理や、洗浄などを行わないことから、二次廃棄物の増加を抑えることができる。
また、放射性物質であるウランが回収液側に移行することがある。この放射性物質が含まれる回収液を使って放射性物質が付着した廃棄物を除染すると、クロスコンタミネーションを引き起こす可能性がある。そのため、除染処理を十分に行うことが必要になり、本発明により処理する放射性廃液の体積が増えることになるという問題がある。このような問題に対応するため、本発明では回収液中の放射性物質を吸着除去していることから、回収液中の放射性物質の濃度を低減することができ、回収液を使って廃棄物を除染する際の放射性廃液の体積の増加を抑えることができる。
この場合において、懸濁物の除去は、電気透析槽から排出される処理廃液を沈殿槽に導き、金属イオンが加水分解して生成される沈殿物を沈殿除去した後、例えば、処理廃液の循環供給槽を介して循環ポンプによって電気透析槽に戻すようにすることができる。また、懸濁物を除去する沈殿槽に代えて、循環供給槽の処理廃液の流入口と循環ポンプに接続される流出口との間に設けられた堰板によって形成された沈殿室により、処理廃液の循環供給槽において沈殿させるようにすることもできる。
また、透析膜は、陰イオン交換膜を用い、放射性廃液が循環される一方の室は、陰極とイオン交換膜との間に設けられた水素イオン選択透過膜とにより形成することができる。また、酸を回収する他方の室は、陽極とイオン交換膜との間に設けられた水素イオン選択透過膜とにより形成することができる。
また、上記の場合において、金属イオンは鉄イオンを含み、酸は硫酸を用いることができる。
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1に、本発明の放射性廃液処理方法の一実施形態を適用してなる放射性廃液処理装置の系統構成図を示し、図2に、電気透析槽の詳細構成図を示す。
図1は、ウランで汚染した金属廃棄物を硫酸で除染して発生する除染廃液に適用した実施形態の系統構成図である。図1に示すように、放射性廃液処理装置は、除染廃液受槽1と、処理廃液の循環供給槽2、電気透析槽3と、懸濁物除去手段4と、回収液の循環供給槽5と、極液回収槽6と、循環ポンプ7a、7b、7cと、ウラン吸着塔8とを有して構成されている。
除染廃液受槽1は、図示していない除染装置から、ウランが付着した金属廃棄物を硫酸で除染した放射性の除染廃液を受け入れるようになっている。除染廃液受槽1の除染廃液は、バッチ処理によって循環供給槽2に所定量供給するように構成されている。また、図示していないが、除染廃液に不溶性の成分が懸濁している場合は、除染廃液受槽1中の廃液を沈降槽に移して沈降処理を行った後、上澄み液を循環供給槽2に移送するように構成することができる。この場合、沈降槽で沈降した懸濁物は、沈降槽の下部から抜き出してセメント固化装置に送って固化処理することができる。なお、除染廃液に懸濁物が含まれていない場合は、図1のように、沈降処理を省略して、除染廃液受槽1から循環供給槽2に直接送ることができる。
ここで、除染廃液には、未反応の硫酸と金属廃棄物から溶出した鉄などの成分、及び除染されたウランがイオン形態で溶解している。除染廃液の組成の一例として、おおよそ0.5wt%の硫酸と、数1000ppmの遷移金属イオンを含んでいるとする。遷移金属としては、鉄が典型的な例であるが、要は除染廃液が酸性から中性に向かうにつれて懸濁物が生成されやすい金属である。さらに、数10ppmのウランを含んでいるものとする。
電気透析槽3は、図2に示すように、陰イオン交換膜12を挟んで両側に水素イオン選択透過膜11a、11bが配設されている。水素イオン選択透過膜11aを挟んで陰イオン交換膜12の反対側に陰極9が配設されて、陰極室3aが形成されている。また、水素イオン選択透過膜11bを挟んで陰イオン交換膜12の反対側に陽極10が配設されて、陽極室3dが形成されている。また、陰イオン交換膜12と水素イオン選択透過膜11aにより仕切られた処理廃液室3bと、陰イオン交換膜12と水素イオン選択透過膜11bにより仕切られた回収液室3cが形成されている。陰極室3aと陽極室3dには、図1に示すように、極液回収槽6から循環ポンプ7aにより、極液(例えば、0.1%〜5%の硫酸)が循環供給されるようになっている。この極液は、陰極室3aと陽極室3dにおける電荷のバランスを取るために供給する。
このように構成される実施形態の除染廃液処理の動作について説明する。循環供給槽2に貯留されている除染廃液である処理廃液は、循環ポンプ7bによって電気透析槽3の処理廃液室3bに供給される。除染廃液中において、硫酸(H2SO4)は水素イオン(H+)と硫酸イオン(SO42−)に解離している。陰極9と陽極10との間に電流を流すと、処理廃液中の水素イオン(H+)を陰極に吸引するようにして、水素イオン選択透過膜11aを透過する水素イオン(H+)を陰極室3a内を流下する極液中に取り込む。また、処理廃液中の硫酸イオン(SO4−)を陽極10に吸引するようにして、陰イオン交換膜12を透過する硫酸イオン(SO4−)を回収液室3c内を流下する回収液中に取り込む。このようにして、処理廃液室3bに供給された処理液中の硫酸は回収液に移行する。また、処理廃液中に溶存している遷移金属やウランは、大部分が陽イオンとして存在しているため、陰極側の回収液室3cに移行しようとするが、処理廃液と回収液を陰イオン交換膜12で隔てているため、回収液への移行は抑制される。
このようにして、電気透析槽3の処理廃液室3bを通る間に、処理廃液中の硫酸は回収液側に移行する。処理廃液室3bを通った処理廃液は、懸濁物除去手段4を介して循環供給槽2に戻される。循環供給槽2に戻された処理廃液は、循環ポンプ7bによって再び処理廃液室3bに供給されて、循環供給槽2と処理廃液室3bとの間を循環されることにより所定割合の硫酸が回収される。硫酸が回収されて処理廃液中の硫酸濃度が低下するに従って、pHが中性側になるため、溶存している金属イオンが加水分解して、不溶性の水酸化物を生じる。この水酸化物は処理廃液中に懸濁し、硫酸の回収が進むに従って懸濁物の量は多くなる。例えば、0.5%の硫酸と3000ppmのFe(III)を含む除染廃液から硫酸を回収したときに、溶存していたFe(III)濃度がどのように低下するかを試算した結果を図3に示す。図3において、横軸は硫酸の回収率(wt%)を示し、縦軸はFeに沈殿率(wt%)を示す。図示のように、硫酸を95wt%回収すると、その間にFe(III )イオンのほとんどが不溶性の水酸化物になることが分かる。
この水酸化物が懸濁した状態で処理廃液を循環させると、膜間や配管に局所的に沈殿が蓄積して閉塞を引き起こす可能性がある。そこで、本実施形態では、電気透析槽3の処理廃液室3bを出た処理廃液を懸濁物除去手段4を通して懸濁物を除去した後、循環供給槽2に戻すようにしている。ここで、懸濁物除去手段4としては、例えば、沈殿除去槽を適用して沈降により懸濁物を分離し、上澄み液を循環供給槽2に送ることにより、処理廃液室3bで生成された沈殿物を除去して電気透析槽3に循環するようにしている。これにより、処理液の循環系内に懸濁物が蓄積することなく、除染廃液から硫酸を高効率で除去することができる。
一方、ウランを含む硫酸系の除染廃液から硫酸を電気透析で除去する場合、遷移金属の沈殿生成に加えて、ウランの一部が硫酸の回収液に同伴することから、硫酸の回収液からウランを除去する必要がある。この硫酸水溶液中のウランは、ウラニルイオンの一部が陰イオン錯体として存在している。陰イオン錯体として存在する割合は、ウラニルイオンの硫酸錯体の安定度定数から図4のように予測することができる。図4において、横軸はSO 2−濃度(mol/L)を表し、縦軸は各イオン錯体の割合(%)を示している。図示のように、5%の硫酸水溶液中ではおおよそ20%が陰イオン錯体として存在する。このウランは、陰イオン交換膜12を通して陽極側の回収液に移行する。発明者らの試験結果では、5%の硫酸を含む除染廃液から90%の硫酸を回収したときに、ウランの約20%が硫酸に同伴して回収液側に移行した。
回収液側にウランが移行すると、回収硫酸を使ってウランが付着した廃棄物を除染するときに、クロスコンタミネーションを引き起こす可能性が高くなる。この場合、除染処理後に十分な洗浄処理を行う必要がある。そのため、除染廃液の体積が増加する。これを避けるためには、回収液中のウラン濃度を低くする必要がある。そこで、図1の実施形態では、回収硫酸を循環する配管の途中にウラン吸着塔8を設けてウランを吸着分離している。ここで、硫酸中のウランを効率的に分離する方法としては、陰イオン交換樹脂による吸着法が有効である。
所定の硫酸を回収された後、循環供給槽2内の処理廃液は、図示していないセメント固化装置に送られて固化処理される。また、懸濁物除去手段4の例えば沈殿除去槽に沈殿された遷移金属の水酸化物も抜き出され、セメント固化装置に送られ固化処理される。また、処理廃液には少量の硫酸が残っているので、水酸化バリウム等により中和した後、遷移金属の水酸化物とともにセメントと混練して固化体される。一方、回収した硫酸は、濃度を調整した後、除染装置において再利用される。
上述したように、本実施形態の放射性廃液処理装置によれば、金属イオンの沈殿が処理廃液の循環系内に蓄積することがないから、電気透析槽3の処理廃液室3bのpHが高くなるのを抑制する必要がないので硫酸の回収率を高くすることができる。その結果、処理廃液中の硫酸を低減できるから、処理廃液及び遷移金属の水酸化物をセメントにより固化する際の不具合を解消できるとともに、充填率を高めることができる。
(実施形態2)
図5及び図6に、本発明の放射性廃液処理装置の他の実施形態の系統構成図を示す。本実施形態が、図1の実施形態と相違する点は、電気透析槽3と処理廃液の循環供給槽2との間に懸濁物除去手段4を設ける代わりに、処理廃液の循環供給槽13に懸濁物除去手段を設けたことにある。図6に示すように、本実施形態の循環供給槽13は、底部から起立して設けられた堰板14によりA室とB室に区画されている。また、B室の上部の堰板14の上端位置に、間隔を空けて邪魔板15が傾斜させて設けられている。A室の底部に、除染廃液受槽1又は電気透析槽3の処理廃液室3bから処理廃液が供給される入口ノズル16が設けられている。また、B室の邪魔板15の上部Cに循環ポンプ7bに連結される出口ノズル17が設けられている。また、A室の底部に沈殿物の排出ノズル18が設けられている。
このように構成されることから、循環供給槽13のA室に供給される処理廃液中の懸濁物である水酸化物はA室内で沈降し、上澄み液が堰板14を超えてB室に入る。B室に入った処理廃液は出口ノズル17に向かって上昇するが、その流れは邪魔板15によりC部への流れが抑制される。その結果、出口ノズル17の付近では水酸化物の沈殿の少ない処理廃液の上澄みが得られるので、循環ポンプ7bにより電気透析槽3に戻される処理廃液中の沈殿を低減できる。
一方、A室に蓄積した沈殿は、排出ノズル18から適宜抜き出されてセメント固化装置に送られ、中和処理の後にセメント固化される。
本実施形態によれば、図1の実施形態よりも簡易な懸濁物除去手段により、電気透析槽3で生成された金属イオンの水酸化物の沈殿を除去することができ、処理廃液の循環供給系の閉塞などの不具合を解消して、除染廃液の酸成分を回収することができる。
また、懸濁物除去手段として、図1及び図6実施形態では、懸濁物の沈殿により除去する例を説明したが、本発明はこれに限らず、フィルタを用いたろ過装置により金属イオンの水酸化物の沈殿を除去するようにすることができる。
本発明の放射性廃液処理装置の一実施の形態の系統構成図を示す。 本発明に適用される一実施の形態の電気透析槽の構造図を示す。 硫酸濃度の低下に伴う鉄(III)イオン濃度の減少を説明する図である。 硫酸中のウランの存在形態を説明する図である。 本発明の放射性廃液処理装置の他の実施の形態の系統構成図を示す。 図5の実施形態の処理廃液の循環供給槽の詳細構成を示す図である。
符号の説明
1 除染廃液受槽
2 循環供給槽
3 電気透析槽
4 懸濁物除去手段
5 循環供給槽
6 極液回収槽
7a、7b、7c 循環ポンプ
8 ウラン吸着塔

Claims (1)

  1. 透析膜によって隔てられた二室を有する電気透析槽の一方の室に放射性物質、金属イオン及び酸を含む放射性廃液を供給し、前記透析膜を介して他方の室に透析される酸を回収すると共に、前記一方の室から排出される処理廃液中の懸濁物を除去した後、該処理廃液を前記一方の室に循環供給し、前記他方の室から排出される回収液中の放射性物質を吸着除去した後、前記他方の室に循環供給する放射性廃液処理方法において、
    前記処理廃液中の懸濁物の除去は、前記一方の室から排出される処理廃液中の懸濁物を前記電気透析槽外で沈降分離により除去することを特徴とする放射性廃液処理方法
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