JP4369377B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

この発明は回転子内に界磁巻線と協働して電機子鉄心に磁束を供給する永久磁石を有する回転電機に関する。
例えば車両用充電発電機(オルタネータ)において、車両に必要とされる電気負荷の増大や、軽量化による燃費の向上のために、高出力化と小型軽量化とが求められている。このような要求に対処するものとして、発電機の界磁に永久磁石による磁化力を付加することにより、磁極間の漏洩磁束を低減し、有効磁束を増大して出力を向上させるものがある。しかし、このような構成の発電機では、界磁電流を流さず永久磁石の磁束のみで発電しても、電気負荷が小さく且つ高速回転時には、電気負荷を超える発電量となり、バッテリが過充電状態となって破損したり、電気負荷に異常電圧が印加されて破損に至ることがあった。
これに対して特許文献1に示されるように、界磁に永久磁石と界磁巻線とを併用した発電機において、前記界磁巻線に流れる界磁電流値とその流れる向きを変えることによって、電機子鉄心を通る、すなわち電機子コイルと鎖交する磁束を増減させ、出力電圧を適正値に調整して過電圧の発生を防止する技術が提案されている。
特許番号第3063106号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された技術では、回転子を、少なくとも界磁巻線を備えた第1の回転子と永久磁石を備えた第2の回転子の2種類の回転子から構成するものであり、構造が複雑になるとともに重量増加やコストアップの要因にもなっていた。また界磁電流の流れの向きを切り替えるためのスイッチング手段も別途追加で必要なので、さらなるコストアップ要因となっていた。
さらに、回転子が高速回転で駆動され、かつ、電気負荷が小さいときには、過電圧発生を抑えるために永久磁石の磁束を減ずる向きの電流を界磁巻線に流し続けなければならず電力消費量が増大するという問題点があった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、低速回転域では、永久磁石による磁束と界磁巻線による磁束で有効磁束を増加して発電電力を増加し、高速回転域では、回転子鉄心の遠心力によって磁性短絡体を変形させることで回転子鉄心の磁極間を短絡させて、電圧調整困難の要因であった永久磁石の磁束を減じて、過電圧発生を防止できる小型で安価な高出力回転電機を得ることを目的とするものである。
この発明の回転電機は、電機子巻線が巻回された電機子鉄心と、前記電機子鉄心の内径側に所定の空隙を介して回転軸に支承され、相隣る磁極が異極をなすようにクローポール型に形成された磁極部と界磁巻線を有する円筒部とからなる回転子鉄心と、前記回転子鉄心の磁気回路に設けられ前記界磁巻線と共に前記電機子鉄心に磁束を供給する永久磁石と、板状の磁性短絡体からなり、上記回転子鉄心の磁極部に固定されると共に、所定回転数以上でその一部が弾性変形して上記回転子鉄心の磁極部間を短絡する磁気短絡機構とを備え、上記磁気短絡機構は、回転子鉄心の一つの磁極部に取り付けられる固定部と、この固定部から連結部を介して隣接する他の磁極部対向面へ延在すると共に、所定回転数以上で両磁極間を短絡する弾性変形部とで一単位の磁性短絡体を構成し、この一単位の磁性短絡体が連続してリング状に成形されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、遠心力によって磁性短絡体を変形させることで回転子鉄心の磁極間を短絡させる磁気短絡機構を設けることにより、低速回転時、高速回転時の全領域において高出力・高トルク特性が得られる小型で安価な高出力回転電機を実現することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による充電発電機の構成を示す断面図であり、図2は、図1の回転子の詳細構造を示す斜視図である。
図1に示すように、この充電発電機は、ボルト1により一体化されたフロントブラケット2、リアブラケット3から構成されたケースと、このケース内に軸受4および5を介して支承され、一端部にプーリ6が固定された回転軸7と、この回転軸7に固定されたクローポール型の回転子8と、回転軸7の他端部に固定され回転子8に電流を供給するスリップリング9と、回転子8の両側面に固定された冷却ファン10、11と、ブラケット2、3に固定された電機子12と、スリップリング9に摺動する一対のブラシを収納したブラシホルダ13と、電機子12に電気的に接続され電機子12の出力電流を整流する整流装置14と、ブラシホルダ13に嵌着され、電機子12の出力電圧を制御する電圧制御ユニット15とを備えている。
回転子8は、電流を流して磁束を発生する界磁巻線16と、この界磁巻線16を覆って設けられ、その磁束によって磁極が形成される一対の回転子鉄心17、18とを備えている。この回転子鉄心17、18は、ボビン16aを介して界磁巻線16が設けられた円筒部17a、18aと、爪状の磁極部17b、18bとから構成されている。また、上記磁極部17b、18bは、それぞれ所定の極数だけ形成されるとともに、界磁巻線16の外径側を覆うように交互に交差している。隣接する磁極部17bと18bとは周方向に所定の間隔を介して一定のピッチで配列され、界磁巻線16により交互に異極となるように磁化されている。この間隔には永久磁石22が介挿され、磁極部17bと磁極部18bと間の漏洩磁束を低減するようになっている。
上記回転子8の磁極部17b、18b間にこの発明になる磁気短絡機構50が配設されている。上記磁気短絡機構50は詳細について後述するように磁性材から成り、その一端が磁極部17bの内周面に接合固定され、他端は磁極部18bの内周面と所定の空隙を隔てて対向している。
電機子12は、回転子8による回転磁界が通る電機子鉄心20と、この電機子鉄心20に導線が巻回されて構成され出力電流が流れる電機子巻線21とから構成されている。
図3(a)は図1、2に示した充電発電機の回転子8の要部断面を示す図であり、図3(b)は、回転子8の磁極部17b、18bと永久磁石22、及び磁気短絡機構50の構成状態を理解し易くするため、回転子鉄心17側から見た形状を直線的に展開した模式図である。
図3(b)に示すように、磁気短絡機構50は、固定部50a、連結部50b、弾性変形部50cで一単位の磁性短絡体を構成し、この一単位の磁性短絡体が連続して連なることによって構成されている。固定部50aは、磁極部17bの内周面に、例えばレーザ溶接等により固定され、弾性変形部50cは、連結部50bを介して磁極部18bの内周面にその外周面500cが所定の空隙gを隔てて対向するように成形されている。
次に、以上のように構成されたこの発明の実施の形態1による回転電機の動作について説明する。前記磁気短絡機構50の弾性変形部50cは、遠心力のような外力が加わらない場合には、図3(a)実線で示すような磁極部18bの内周面と所定の空隙gを隔てた位置に在り、磁極部18bとは磁気抵抗の大きい状態に保たれているので、磁極部17bと磁極部18b間での磁束の漏れは少ない。
次に回転子8が回転し始め、その回転が上昇し、加わる遠心力の大きさが大きくなってくると、弾性変形部50cは磁極部18bの内周面側に向かって弾性変形するようになり、第1の所定回転速度N1以上の高速回転で、図3(a)の一点鎖線で示すように、磁極部18bの内周面に接して押圧され、磁極部17bと磁極部18b間は、磁気短絡機構50の固定部50a、連結部50b、弾性変形部50cを介して磁気回路上、短絡した状態となる。
すると、永久磁石22の磁化力による磁束は、磁気抵抗の小さい、磁極部17bから磁気短絡機構50を介して磁極部18b、そして元の永久磁石22へ戻る磁気回路を通るため、永久磁石22の磁化力によって電機子鉄心20を通る磁束は減少する。そして、次に回転速度が低下してくると、遠心力が小さくなってきて、第2の所定回転速度N2以下まで低下したときに、弾性変形部50cの弾性力及び連結部50bのねじり弾性力によって、元のように磁極部18bの内周面と所定の空隙を隔てた位置に戻る。
以上のようにこの発明の実施の形態1によれば、たとえ磁化力の大きな永久磁石22を装着した場合でも、高速回転時に磁気短絡機構50が動作して磁極17bと18bを短絡し、永久磁石22の磁化力によって電機子鉄心20を通る磁束を減少させるので、従来の課題であった軽負荷高速回転時の過電圧の発生を防止できる。したがって、過電圧発生の問題なしに磁化力の大きな永久磁石22を装着できるので、前記磁気短絡機構50が動作していない低速回転時には、永久磁石22の磁化力による磁束が電機子鉄心20を通る有効磁束を増加させることによって、出力電力を大幅に増加させることができる。
図4にこの発明の実施の形態1による充電発電機と従来の充電発電機との発電出力特性の比較を示す。図において横軸に充電発電機回転速度[r/min]を取り、縦軸に出力電流[A]を取って示している。なお、カーブAは永久磁石無しの場合の従来装置を、カーブBは永久磁石有りの場合の従来装置を、そしてカーブCは本願の実施の形態1の場合をそれぞれ示している。この発明の実施の形態1による充電発電機は、図4に示すように、低速回転においても、高速回転においても、最も大きな発電出力を発生させていることが分る。
また、この発明によれば、従来技術のように逆励磁するために特別な界磁巻線を設けたり、界磁電流の向きを切り換える切換手段を設ける必要がなくなり、界磁巻線及びその付属装置の設計が容易となり、製造コストの低減が図れる。更に、磁気短絡機構を回転子に設け、遠心力を利用して永久磁石の界磁を減磁できるようになるので、回転子の回転速度に関連して上記磁気短絡機構を動作させることができ高速時の過電圧発生防止に効果的である。
実施の形態2.
図5(a)は、この発明の実施の形態2による充電発電機の回転子8の要部断面を示す図であり、図5(b)は、回転子8の磁極部17b,18bと永久磁石22、及び磁気短絡機構60の構成状態を理解し易くするため、回転子鉄心17側から見た形状を直線的に展開した模式図であり、実施の形態1の図1、図2、図3と同一部分には同一符号を付与している。
図5(b)に示すように、この発明の実施の形態2による磁気短絡機構60は、固定部60aと、これを中心に両側に連結部60bを介して対称的に延びた弾性変形部60cとで一単位の磁性短絡体を構成し、この一単位の磁性短絡体が順次連続して配置されている。固定部60aは、磁極部17b(あるいは18b)の内周面に、例えばレーザー溶接等により固定され、弾性変形部60cは、連結部60bを介して磁極部18b(あるいは17b)の内周面にその外周面600cが所定の空隙gを隔てて対向するように構成されている。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態2による回転電機の動作について説明する。前記磁気短絡機構60の弾性変形部60cは、遠心力のような外力が加わらない場合には、図5(a)実線で示すような磁極部17b、18bの内周面と所定の空隙gを隔てた位置に在り、磁極部17b、18bとは磁気抵抗の大きい状態に保たれているので、磁極部17bと磁極部18b間での磁束の漏れは少ない。
次に回転子8が回転し始め、その回転が上昇し、加わる遠心力の大きさが大きくなってくると、弾性変形部60cは磁極部17b、18bの内周面側に向かって弾性変形するようになり、第1の所定回転速度N1以上の高速回転で、図5(a)の一点鎖線で示すように、その外周面600cが磁極部17b、18bの内周面に接して押圧され、磁極部17bと磁極部18b間は、磁気短絡機構60の固定部60a、連結部60b、弾性変形部60cを介して磁気回路上、短絡した状態となる。
すると、永久磁石22の磁化力による磁束は、磁気抵抗の小さい、磁極部17bから磁気短絡機構60を介して磁極部18b、そして元の永久磁石22へ戻る磁気回路を通るため、永久磁石22の磁化力によって電機子鉄心20を通る磁束は減少する。そして、次に回転速度が低下してくると、遠心力が小さくなってきて、第2の所定回転速度N2以下まで低下したときに、弾性変形部60cの弾性力及び連結部60bのねじり弾性力によって、元のように磁極部18bの内周面と所定の空隙を隔てた位置に戻る。
以上のように、この実施の形態2の場合も実施の形態1と同様に、磁気短絡機構60の弾性変形部60cの遠心力による変形を利用して軽負荷、高速回転時の過電圧発生を抑制し、起動時等の低速回転時には高出力が得られる効果を有する。また、この実施の形態2によれば、磁気短絡機構60を固定部60aと、これを中心に連結部60bを介して両側に対称的に延びた弾性変形部60cとで一単位の磁性短絡体を構成し、この一単位の磁性短絡体を順次連続して配置しているので、隣接する磁極部の一つ置きに固定部を必要としていた上記実施の形態1の場合に比較して固定部の数を少なくでき、溶接等の工数を減少して組立てコストの低減を図ることができる。
実施の形態3.
図6(a)は、この発明の実施の形態3による充電発電機の回転子8の要部断面を示す図であり、図6(b)は、回転子8の磁極部17b,18bと永久磁石22、及び磁気短絡機構70の構成状態を理解し易くするため、回転子鉄心17側から見た形状を直線的に展開した模式図であり、実施の形態1の図1、図2、図3と同一部分には同一符号を付与している。図6(b)に示すように、実施の形態3による磁気短絡機構70は、弾性変形部71aと連結部71bと弾性変形部71cで成る一単位の磁性短絡体71と、非磁性材から成るリング状の非磁性リング72とから構成され、この一単位の磁性短絡体71が前記非磁性リング72に複数個連続して例えばレーザー溶接等により固定され、前記非磁性リング72が磁極部17b及び18bに嵌合固定されることにより、弾性変形部71aと71cは、磁極部17b、18bの内周面に、所定の空隙を隔てて対向するように構成されている。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態3による回転電機の動作は、上記実施の形態1及び2と同じであるため詳細説明は省略する。この実施の形態3によれば、一単位の磁性短絡体71がサブアセンブリとして予め非磁性リング72に連続して固定されており、この非磁性リング72を磁極部17b及び18bに嵌合固定することで取り付けされるため、磁気短絡機構の固定部50a、60aを個々に磁極部17bに溶接等により固定する上記実施の形態1及び2に比べて、磁気短絡機構の取り付けが容易となり、作業時間の短縮、組立てコストの更なる低減が図れるものである。
実施の形態4.
図7(a)は、この発明の実施の形態4による充電発電機の回転子8の要部断面を示す図であり、図7(b)は、回転子8の磁極部17b,18bと永久磁石22、及び磁気短絡機構80の構成状態を理解し易くするため、回転子鉄心17側から見た形状を直線的に展開した模式図であり、実施の形態1の図1、図2、図3と同一部分には同一符号を付与している。
図7(b)に示すように、実施の形態4による磁気短絡機構80は、固定部80aと弾性変形部80bで一単位の磁性短絡体を構成し、この一単位の磁性短絡体が連続して連なることによって構成されている。その一単位の磁性短絡体80の一端80aは一方の回転子鉄心の磁極17bあるいは18bに接合固定され、前記一単位の磁性短絡体80の他端は他方の回転子鉄心の磁極18bあるいは17bの内周面と所定の空隙を隔てて対向し、前記回転子8の回転上昇により前記一単位の磁性短絡体80の他端は前記他方の回転子鉄心の磁極内周面に接して押圧され、前記回転子の回転低下により離れるように構成されている。
この固定部80aは、磁極部17b(あるいは18b)の内周面に、例えばレーザー溶接等により固定され、弾性変形部80bは磁極部18b(あるいは17b)の内周面に所定の空隙を隔てて対向するように構成されている。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態4によれば、磁気短絡機構80を片方の回転子鉄心に固定する構造となるため、その取り付けが容易となり、工作性と組立性に優れるという効果がある。
なお、上記実施の形態1〜4はこの発明の実施例として説明したもので、要するに、遠心力により駆動される磁性短絡体により回転子鉄心の磁極間を短絡させることによって永久磁石による磁束を減磁するあらゆる変形例を包含する趣旨であり、また、上記の実施の形態1〜4では、この発明を充電発電機(オルタネータ)に適用した場合について説明したが、この発明はこれに限られず、充電発電機と始動電動機とを兼ねた電動発電機にも適用できるのは言うまでもない。この場合における発電機動作時の出力特性はもちろん電動機動作時のトルク特性も従来のものに比べ、低速度領域から高速度領域に亘って大幅に改善されるものである。
実施の形態5
図8は、この発明の実施の形態5による充電発電機と始動電動機とを兼ねた回転電機の構成を示す断面図である。図8において、この充電発電機と始動電動機とを兼ねた回転電機は、実施の形態1の充電発電機と比べて、特有な構成要素として、さらに、回転子8の回転位置を検出する回転位置検出器33と、電機子巻線21に接続された三相端子31とを備えている以外は、磁気短絡機構50を含め実質的に同じ構成である。
図9は、図8に示した充電発電機と始動電動機とを兼ねた回転電機の要部を含むシステムを示す回路図である。図9において、このシステムは、電機子巻線21の出力電圧を制御する電圧制御手段である制御装置25と、この制御装置25に必要な情報を入力する図示していないECU(Engine Control Unit)と、制御装置25の指令に応じて界磁電流を制御する界磁電流制御装置27と、電機子巻線21の出力電流を整流するインバータモジュール28と、このインバータモジュール28を介して供給される電圧により充電されるバッテリ26とを備えている。制御装置25は、界磁電流制御装置27を制御して、界磁巻線16に流れる界磁電流の大きさを制御する。インバータモジュール28は、並列に接続されたスイッチング素子30およびダイオード29の組を2組直列に接続したものを並列に3つ配置して構成されている。電機子巻線21の各Y結線(スター結線)の端部が、交流配線を介して直列に接続されたスイッチング素子30の中間接続点x、y、zにそれぞれ接続されており、制御装置25によりスイッチング素子30のスイッチング動作が制御される。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態5による回転電機の動作について説明する。回転電機は、充電発電機と始動電動機の両方の機能を併せ持っており、例えば、ハイブリッド自動車のアイドリングストップなどに使用される。ここでは、回転電機の動作をこのアイドリングストップにおける動作を通して説明する。
まず、アイドリングストップを開始するための条件が成立すると、図示しないエンジンが停止され、そしてエンジンを再始動する条件が揃うと、バッテリ26から直流電力がインバータモジュール28に給電される。そこで、制御装置25がインバータモジュール28の各スイッチング素子30をON/OFF制御し、直流電力が三相交流電力に変換され、この三相交流電力が交流配線を介して電機子12の電機子巻線21に供給される。
これにより、界磁電流制御装置27により界磁電流が供給されている回転子8の界磁巻線16の周囲に回転磁界が与えられ、回転子8が回転駆動される。そして、この回転子8の回転動力がプーリ6から図示しない動力伝達装置を介してエンジンに伝達されて、エンジンが始動される。
そして、エンジンが始動されると、逆にエンジンの回転動力が前記動力伝達装置を介して回転子8に伝達される。これにより、回転子8が回転駆動して電機子巻線21に三相交流電圧が誘起される。そこで、制御装置25が各スイッチング素子30をON/OFF制御し、電機子巻線21に誘起された三相交流電力を直流電力に変換してバッテリ26を充電する。その後の充電発電機としての制御動作および機能、そして効果は、実施の形態1で説明した内容と同様である。
図10は、この発明の実施の形態5による回転電機と従来の回転電機のトルク特性を示す特性図である。図において横軸に発電電動機回転速度[r/min]を取り、縦軸に出力トルク[Nm]を取って示している。なお、カーブAは永久磁石無しの場合の従来装置を、カーブBは永久磁石有りの場合の従来装置を、そしてカーブCは本願の実施の形態5の場合をそれぞれ示している。これらの回転電機については、基底トルク(低回転時の最高トルク)が同じになるように電機子巻線の仕様を調整している。
図10のこの発明の実施の形態5によるカーブCから明らかなように、同じ回転速度の時は大きなトルクが得られると共に、高回転速度までトルクを発生させることができることが分る。
以上のように、この発明の実施の形態5による回転電機によれば、軽負荷高速回転時の過電圧防止のための弱め界磁を行う必要がなくなり、インバータの許容電流容量を下げることができるので、エンジンを始動する機能だけでなく、エンジン始動直後にエンジンのトルクをアシストして車両をスムーズに動かせたり、加速レスポンスを向上させたりする機能を付加することができる。
実施の形態6
図11は、この発明の実施の形態6による充電発電機と始動電動機とを兼ねた回転電機の構成を示す断面図である。図11において、この充電発電機と始動電動機とを兼ねた回転電機は、実施の形態1の充電発電機と比べて、特有な構成要素として、さらに、回転子8の回転位置を検出する回転位置検出器33と、ブラケット3の端面に一体に結合装着したインバータユニット34とを備えている。
図11において、インバータユニット34は、絶縁性樹脂からなるケース46と、ケース46に一体に形成されたヒートシンク47とから構成されている。このヒートシンク47は、銅、アルミニウム等の良熱伝導性金属を用い、C形状に形成され、軸方向に延びるフィン47aが周方向に等角ピッチでヒートシンク47の内壁面に立設されている。そして、回路基板48が電気絶縁状態にヒートシンク47上に配設されてケース46内に収納されている。この回路基板48には、スイッチング素子30、ダイオード29およびコンデンサ35が図9に示される回路を構成するように実装されている。
このように構成されたインバータユニット34は、ヒートシンク47がブラケット3のベアリングボックス3cを囲繞するように、ブラケット3の端面に直接取り付けられている。そして、電機子巻線21のY結線端部から延びる三相線201、202、203がブラケット3から延出し、インバータユニット34に電気的に接続されている。さらに、バッテリ(図示せず)が直流配線(図示せず)を介してインバータユニット34の電源端子49に電気的に接続されている。
以上のように構成されたこの発明の実施の形態6による回転電機の動作については上記実施の形態5と同じであるので説明は省略する。
以上のように、この発明の実施の形態6による回転電機によれば、実施の形態5で述べた効果に加えて、軽負荷高速回転時の過電圧防止のための弱め界磁を行う必要がなくなり、インバータの許容電流容量を下げることができることと相俟って、インバータユニットの設置、接続がコンパクトに達成でき、小型化とコスト低減を実現することができる効果を有する。
この発明の実施の形態1による充電発電機の構成を示す縦断面図である。 図1の回転子の詳細構造を示す斜視図である。 (a)は図1、2の回転子の要部断面を示す図である。(b)は 図1,2の回転子の磁極部と永久磁石と磁気短絡機構との構成状態を説明するために、回転子鉄心側側面から見た形状を直線的に展開した模式図である。 この発明の実施の形態1による充電発電機と従来の充電発電機との発電出力特性を比較して示す図である。 (a)は この発明の実施の形態2による充電発電機の回転子の要部断面を示す図である。(b)はこの発明の実施の形態2による充電発電機の回転子の磁極部と永久磁石と磁気短絡機構との構成状態を説明するために、回転子鉄心側側面から見た形状を直線的に展開した模式図である。 (a)はこの発明の実施の形態3による充電発電機の回転子の要部断面を示す図である。(b)はこの発明の実施の形態3による充電発電機の回転子の磁極部と永久磁石と磁気短絡機構との構成状態を説明するために、回転子鉄心側側面から見た形状を直線的に展開した模式図である。 (a)はこの発明の実施の形態4による充電発電機の回転子の要部断面を示す図である。(b)はこの発明の実施の形態4による充電発電機の回転子の磁極部と永久磁石と磁気短絡機構との構成状態を説明するために、回転子鉄心側側面から見た形状を直線的に展開した模式図である。 この発明の実施の形態5による充電発電機と始動電動機とを兼ねた回転電機の構成を示す縦断面である。 図8の充電発電機と始動電動機とを兼ねた回転電機の要部を含むシステムを示す回路図である。 この発明の実施の形態5による回転電機と従来の回転電機のトルク特性を示す特性図である。 この発明の実施の形態6による充電発電機と始動電動機とを兼ねた回転電機の構成を示す縦断面である。
符号の説明
2、3 ブラケット、4、5 軸受、7 回転軸、8 回転子、
12 電機子、16界磁巻線、17、18 回転子鉄心、
17a、18a 円筒部、17b、18b 磁極部、
20 電機子鉄心、21 電機子巻線、 22 永久磁石、
50、60、70、80 磁気短絡機構、
50a、60a、80a 固定部、50b、60b、71b 連結部、
50c、71a、71c、80b 弾性変形部、72 非磁性リング。

Claims (3)

  1. 電機子巻線が巻回された電機子鉄心と、前記電機子鉄心の内径側に所定の空隙を介して回転軸に支承され、相隣る磁極が異極をなすようにクローポール型に形成された磁極部と界磁巻線を有する円筒部とからなる回転子鉄心と、前記回転子鉄心の磁気回路に設けられ前記界磁巻線と共に前記電機子鉄心に磁束を供給する永久磁石と、板状の磁性短絡体からなり、上記回転子鉄心の磁極部に固定されると共に、所定回転数以上でその一部が弾性変形して上記回転子鉄心の磁極部間を短絡する磁気短絡機構とを備え、上記磁気短絡機構は、回転子鉄心の一つの磁極部に取り付けられる固定部と、この固定部から連結部を介して隣接する他の磁極部対向面へ延在すると共に、所定回転数以上で両磁極間を短絡する弾性変形部とで一単位の磁性短絡体を構成し、この一単位の磁性短絡体が連続してリング状に成形されていることを特徴とする回転電機。
  2. 上記磁気短絡機構は、上記固定部から両側に連結部を介して隣接する他の磁極部対向面へ延在すると共に所定回転速度以上で両磁極間を短絡する弾性変形部とで一単位の磁性短絡体を構成したことを特徴とする請求項1に記載の回転電機。
  3. 電機子巻線が巻回された電機子鉄心と、前記電機子鉄心の内径側に所定の空隙を介して回転軸に支承され、相隣る磁極が異極をなすようにクローポール型に形成された磁極部と界磁巻線を有する円筒部とからなる回転子鉄心と、前記回転子鉄心の磁気回路に設けられ前記界磁巻線と共に前記電機子鉄心に磁束を供給する永久磁石と、板状の磁性短絡体からなり、上記回転子鉄心の磁極部に固定されると共に、所定回転数以上でその一部が弾性変形して上記回転子鉄心の磁極部間を短絡する磁気短絡機構とを備え、上記磁気短絡機構は、連結部と、この連結部の両側に隣接する磁極部対向面へ延在すると共に所定回転速度以上で両磁極間を短絡する弾性変形部とで一単位の磁性短絡体を構成し、この一単位の磁性短絡体を非磁性材からなるリング状の非磁性リングに複数個連続して固定され、前記非磁性リングが磁極部に嵌合固定されていることを特徴とする回転電機。
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