JP4367025B2 - 搬送方法及び搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、平板状又はシート状の基材を位置精度良く搬送し、かつ搬送時に基材に過大な引っ張り応力がかからないようにすることができ、特に銅張積層板等の多層化のために用いる配線板やプリプレグ等の積層物を位置精度を保ちながら搬送するために好適に用いられる搬送方法及び搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多層配線板は、複数枚の配線板をプリプレグを介して重ねると共に必要に応じて更にその上下にプリプレグを介して銅箔等の金属箔を重ね、これをプレス機を用いて加熱加圧成形することによって、製造されている。
【0003】
また、このようにして多層配線板を製造するにあたっては、配線板の一枚当たりの面積は通常はプレス機の面積の数分の一程度であるため、プリプレグを介して配線板を重ねた積層物を、一段当たり横に複数組み並べた状態でプレス機のプレス盤にセットし、この状態で加熱加圧成形を行うようにすることも検討されている。
【0004】
上記のようにして多層配線板を製造するにあたっては、プリプレグを介して上下に重ねられる配線板同士の位置精度を向上することが重要となり、また複数の配線板を横方向に並べて成形する場合にはこの配線板同士の位置精度を向上することも重要となる。このためプリプレグと配線板との積層物の配線板間の位置関係を粗位置合わせした後、正確な位置合わせを行い、次いで配線板間を仮溶着して位置ずれを防いだ後に、必要に応じて更にその上下にプリプレグを介して銅箔等の金属箔を重ね、加熱加圧成形することが行われている。
【0005】
上記のような工程で多層配線板を製造する場合は、プリプレグを介して配線板を上下に重ね合わせた積層物を、各種の工程に順次移送する必要があり、この搬送時にも正確な位置精度が要求される。
【0006】
そこで、従来、本出願人により、レールに沿って走行するクランプ部によって積層物の両端をそれぞれ挟持し、この状態でクランプ部を走行させることで積層物を搬送することが提案されている。このように積層物を挟持した状態で搬送することで、積層物の位置ずれを防ぐようにしているものである(特許文献1参照)。
【0007】
このようにクランプ部をレールに沿って走行させる場合、積層物の両側をそれぞれ挟持する各クランプ部は、並列に配設された二本のレールそれぞれに沿って走行するように形成する必要がある。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−15447号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の二本のレールの間隔が部分的に広くなっている箇所があると、その箇所において積層物にはクランプ部から引っ張り応力がかかり、これが位置ずれの原因となったり、或いは破損の原因となったりする場合があった。このような事態を防ぐためは、レールの間隔が全長に亘って正確に一定となるようにレールを敷設する必要があり、レールの敷設に非常な困難が伴うものであった。
【0010】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、シート状又は板状の基材を搬送する際に、位置精度良く搬送することができると共に、基材に過大な荷重がかかることを防ぐことができ、特に多層配線板の製造時における、配線板、プリプレグ等を積層した積層物の搬送に好適に適用することができる搬送方法、及びこの搬送方法を実施するために用いられる搬送装置を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る搬送方法は、並列に設けられたレール1にそれぞれ取着されたクランプ部2にて基材13の一側端部と他側端部とをそれぞれ挟持し、各クランプ部2を前記各レール1に沿って走行させることで基材13を搬送する搬送方法であって、各クランプ部2を、レール1に沿って走行する直動ユニット3と、基材13の端部を挟持するクランプ体8とで構成し、前記クランプ部2のうち基材13の一側端部を挟持するものは、基材13の搬送中においてクランプ体8が直動ユニット3に対して基材13の搬送方向と直交する方向に遊動自在な状態で基材13を挟持し、基材13の他側端部を挟持するものは、基材13の搬送中においてクランプ体8が直動ユニット3に対して基材13の搬送方向と直交する方向へは移動しないような状態で基材13を挟持し、上記クランプ部2が、プランジャ7に対して突出側へ向かう圧力と収縮側へ向かう圧力とをかけると共にこの圧力差にてプランジャ7を基材13の搬送方向と直交する方向に駆動する進退シリンダ6を有し、前記プランジャ7に連結してクランプ体8が設けられたものであり、基材13の搬送中においてクランプ体8が直動ユニット3に対して基材13の搬送方向と直交する方向に遊動自在な状態で基材13を挟持するに際しては、進退シリンダ6にてプランジャ7に、突出側へ向かう圧力及び収縮側へ向かう圧力として同一の圧力をかけることを特徴とする。これにより、特に平板状又はシート状の基材13を搬送するに際して、基材13の搬送中にレール1の間隔が広くなっている箇所を通過する場合でも、一方のクランプ体8が基材13の搬送方向と直交する方向に遊動することで、基材13にクランプ部2から過大な応力がかけられることがないようにすることができる。
【0012】
また請求項1の発明は、前記クランプ体8の基材13の搬送方向と直交する方向への遊動を維持することができる。
【0013】
また請求項2の発明は、基材13の搬送中においてクランプ体8が直動ユニット3に対して基材13の搬送方向と直交する方向に遊動自在な状態で基材13を挟持するに際して、進退シリンダ6にてプランジャ7にかける、突出側へ向かう圧力及び収縮側へ向かう圧力を、0.15〜0.35MPaの範囲の同一の圧力とすることを特徴とする。これにより、前記クランプ体8を基材13の搬送方向と直交する方向にスムーズに遊動させることができる。
【0014】
また請求項3の発明は、基材13の搬送終了後、各クランプ体8による基材13の挟持を解除する前に、前記クランプ体8のうち基材13の一側端部を挟持するものに、外側方に向かう付勢力をかけることを特徴とする。これにより、搬送時において基材13にたるみが生じた場合であっても、搬送終了後にこの基材13に付勢力をかけることで基材13のたるみを解消することができ、またこれに伴って基材13の搬送時の位置精度を更に向上することができるものである。
【0015】
また請求項4の発明は、上記クランプ部2が、プランジャ7に対して突出側へ向かう圧力と収縮側へ向かう圧力とをかけると共にこの圧力差にてプランジャ7を基材13の搬送方向と直交する方向に駆動する進退シリンダ6を有し、前記プランジャ7に連結してクランプ体8が設けられたものであり、基材13の搬送終了後、各クランプ体8による基材13の挟持を解除する前に、前記クランプ体8のうち基材13の一側端部を挟持するものに、外側方に向かう付勢力をかけるに際しては、進退シリンダ6にてプランジャ7に突出側へ向かう圧力として0.15〜0.35MPaの範囲の圧力をかけると共にこの圧力よりも0.05〜0.2MPa大きい圧力を収縮側へ向かう圧力としてかけることを特徴とする。これにより、搬送時において基材13にたるみが生じた場合であっても、搬送終了後にこの基材13に適度な付勢力をかけることができる。
【0016】
また、請求項5の発明は、クランプ体8として、上下に対向する上片10と下片9とを有するものを用い、基材13の搬送前に各クランプ体8により基材13を挟持するに際し、下片9と上片10との間に基材13の端部を配置し、上片10を下片9に対して上下一軸方向に下降させることにより、下片9と上片10との間で基材13の端部を挟持することを特徴とする。これにより、クランプ体8にて基材13を挟持する際に、基材13にはその直上から上片10が下方の一軸方向に下降して当接することとなって、基材13がクランプ体8と擦れ合うことなく挟持されることとなり、基材13の傷付きが防止される。また、基材13がクランプ体8にて挟持されている状態では、基材13の厚み方向の荷重のみがクランプ体8から基材13にかけられることになり、クランプ体8による基材13を挟持する位置に位置ずれが生じにくくなって、基材13の搬送を位置精度良く行うことが可能となる。
【0017】
また請求項6に係る搬送装置は、並列に設けられた二本のレール1と、各レール1に沿って走行可能に設けられ、基材13の一側端部と他側端部とをそれぞれ挟持するクランプ部2とを具備し、前記各クランプ部2は、各レール1に対して走行可能に取着された直動ユニット3と、基材13の端部を挟持するクランプ体8と、直動ユニット3に対してクランプ体8を上下方向に移動させる昇降シリンダ4と、直動ユニット3に対してクランプ体8を左右方向に移動させる進退シリンダ6とを備え、上記進退シリンダ6は、クランプ体8に連結されたプランジャ7に対して突出側へ向かう圧力と収縮側へ向かう圧力とをかけると共にこの圧力差にてプランジャ7を基材13の搬送方向と直交する方向に駆動するものであり、基材13の一側端部を挟持するクランプ部2の進退シリンダ6は、前記プランジャ7に突出側へ向かう圧力及び収縮側へ向かう圧力として同一の圧力をかけることにより基材13の搬送中においてクランプ体8を一側方向と他側方向とに遊動自在な状態とすると共に、基材13の他側端部を挟持するクランプ部2の進退シリンダ6は基材13の搬送中においてクランプ体8を一側方向と他側方向へは移動しない状態とするものであることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図1〜5を示して説明する。
【0019】
本発明に係る搬送装置は、図1に示すように、レール1と、レール1に対して走行可能に設けられたクランプ部2にて構成される。レール1は並列に少なくとも二本設けられる。
【0020】
クランプ部2は、各レール1に対して走行可能に取着された直動ユニット3と、基材13の端部を挟持するクランプ体8と、直動ユニット3に対してクランプ体8を上下方向に移動させる昇降シリンダ4と、直動ユニット3に対してクランプ体8を左右方向に移動させる進退シリンダ6とを備える。
【0021】
上記クランプ部2のクランプ体8は、搬送対象である平板状の基材13の端部を挟持して保持し、この状態でクランプ部2がレール1に沿って移動することで基材13が搬送される。このとき基材13は、隣り合って配設される二本のレール1のうち一方のレール1に設けられたクランプ部2(2a)にてその一側端部が挟持され、他方のレール1に設けられたクランプ部2(2b)にてその他側端部が挟持されて、左右両側がそれぞれクランプ部2にて挟持された状態で搬送される。
【0022】
図示の例では、並列に設けられた二本のレール1にそれぞれ直動ユニット3が各レール1の長手方向に沿って走行可能に取り付けられている。直動ユニット3は、レール1に沿って走行可能であれば適宜の構成のものが採用される。
【0023】
このときレール1と直動ユニット3とは、クランプ体8を各レール1に沿って移動させるための直動案内装置を構成する。またこのとき搬送装置には、直動ユニット3をレール1に沿って走行駆動させるためのモータ等の適宜の駆動源が設けられる。
【0024】
直動ユニット3の上部には、昇降シリンダ4が設けられる。この昇降シリンダ4は上方に突出すると共に上下方向に駆動するプランジャ5を備え、このプランジャ5の上端に、進退シリンダ6が設けられる。
【0025】
進退シリンダ6は、内側方に向けて突出すると共に外側方及び内側方に向けて駆動するプランジャ7を備え、このプランジャ7の端部にはクランプ体8が連結して設けられる。
【0026】
クランプ体8は、内側方に向けて突出すると共に互いに上下方向に対向する下片9と上片10とを備えている。上片10は上下方向に移動可能に形成され、この上片10を上下一軸方向に駆動するクランプシリンダ11を備えている。
【0027】
下片9の少なくとも基材13と接する面(上面)は、四フッ化エチレン樹脂(テフロン(R)等)等の樹脂にて形成して、基材13を挟持する際の傷付きを防止することが好ましい。また上片10の下面からは下方に向けて凸部が突設され、この凸部にはウレタンゴム等の軟質材からなる当接部12が設けられており、基材13を挟持する際は上片はこの当接部12にて基材13に当接することにより、基材13の傷付きが防止される。このときクランプ体8にて基材13の端部を挟持する際には、下片9の上面と、上片10の当接部12との間で挟持されることとなる。
【0028】
上記のようにクランプ部2は、直動ユニット3、クランプ体8、昇降シリンダ4、進退シリンダ6にて構成されているが、図示の例では、各レール1にはそれぞれ二つのクランプ部2が設けられており、一つの基材13を合計四つのクランプ部2にて、四つの各隅部付近を挟持して保持するように形成されている。後述するように更に多数のクランプ部2を設けて、更に多数のクランプ部2にて一つの基材13を保持するようにしても良い。すなわち、二つのレール1にはそれぞれ適宜複数のクランプ部2を取り付けて、複数のクランプ部2にて一つの基材13を挟持して保持し、この状態でクランプ部2を走行駆動させて、基材13を搬送することができる。
【0029】
尚、図示の例では、各レール1ごとに設けられた二つクランプ部2は、直動ユニット3を共有しており、一つの直動ユニット3の上部には、レール1の長手方向(クランプ部2の走行方向)に沿って二つの昇降シリンダ4が設けられ、更に各昇降シリンダ4に進退シリンダ6、クランプ体8が設けられている。また、更に複数のクランプ部2を設ける場合にも、各レール1ごとに設けられた複数のクランプ部2が、直動ユニット3を共有するように形成しても良い。
【0030】
図3は、上記進退シリンダ6の構造の一例を示す。この進退シリンダ6の内部は、図示のように、プランジャ7の基端に設けられた鍔状の被圧板14が内装されていて、この被圧板14によって、外側方側の一次側加圧室15と、内側方側の二次側加圧室16とに仕切られている。各加圧室15,16にはオイルやガス等が供給されてその圧力が適宜制御可能に形成されており、プランジャ7は各加圧室15,16内で圧力制御されたオイルの油圧やガスの気圧などの差に応じて駆動するようになっている。すなわち、進退シリンダ6は、一次側加圧室15内の圧力を、プランジャ7の被圧板14に対して突出側へ向かう圧力としてかけ、また二次側加圧室16内の圧力を、プランジャ7の被圧板14に対して収縮側へ向かう圧力としてかけるものであり、そしてこの圧力差にてプランジャ8を基材13の搬送方向と直交する方向に駆動するものである。
【0031】
また、特に進退シリンダ6は、各加圧室15,16内の圧力が調整されるなどして、搬送中の基材13に対してかけられる応力を制御する機能を有するが、詳しくは後述する。
【0032】
上記のような搬送装置を用いて、平板状の基材13を搬送する工程を説明する(図2及び図3参照)。
【0033】
まず、レール1の始端側にクランプ部2を配置した状態で、この二本のレール1の始端部の間に基材13を供給する。このときクランプ部2は、クランプ体8の下片9と上片10との間に上記基材13が配置され、また、クランプ体8の上片10と下片9の先端部は、基材13の側端部よりも外側方に配置されている。
【0034】
この状態で、まず各クランプ部2の昇降シリンダ4を駆動して、各クランプ体8の下片9の高さ位置と、上片10の高さ位置との間に、上記基材13の端部の高さ位置が配置されるようにする。
【0035】
次に、昇降シリンダ4を駆動して、各クランプ体8の下片9の上面が基材13の端部の下面に当接するようにする。
【0036】
この状態でクランプシリンダ11を駆動して、上片10を下降させ、これにより上片10と下片9とで基材13を挟持する。
【0037】
このように基材13の両端をそれぞれクランプ部2で挟持した状態で、クランプ部2をレール1に沿って走行させることにより、基材13をレール1に沿って搬送することができる。
【0038】
この搬送過程においては、レール1の幅に不均一があって、レール1の幅が大きくなったり、逆に小さくなったりすることがあるが、本発明では、このようにレール1の幅が変化しても、基材13に対して過剰な引っ張り力等が作用することを防止して基材13の破損を防ぐことができる。
【0039】
すなわち、本発明では、搬送過程においては、基材13の一側端部を挟持するクランプ部2(2a)では、図3(a)に示すように、クランプ体8が一側方向と他側方向とに遊動自在な状態となるようにするものであり、一方、基材13の他側端部を挟持するクランプ部2(2b)では、クランプ体8が一側方向と他側方向へは移動しないような状態となるようにする。この状態では、レール1の幅が大きくなっても、基材13の一側端部を挟持するクランプ部2(2a)において進退シリンダ6のプランジャ7が突出し、これにより基材13の両端を挟持する各クランプ体8間の距離の変化が生じなくなって、基材13に対して過剰な引張り力がかかることを防止することができる。
【0040】
また、レール1の幅が小さくなる場合には、基材13の一側端部を挟持するクランプ部2(2a)において進退シリンダ6のプランジャ7が収縮し、これにより基材13の両端を挟持する各クランプ体8間の距離の変化が生じなくなって、基材13に対して過剰な引張り力がかかることを防止し、基材13に破損が生じないようにすることができる。また、基材13の可撓性が高い場合などには、基材13の一側端部を挟持するクランプ部2(2a)において進退シリンダ6のプランジャ7が十分に縮まずに、両側のクランプ体8間の距離が狭くなることもあるが、この場合は基材13に若干のたるみが生じるだけで、基材13には過剰な応力がかかることはなく、やはり基材13の破損が生じないようにすることができる。
【0041】
上記のように基材13の一側端部を挟持するクランプ部2(2a)のクランプ体8を、基材13の搬送時において、一側方向と他側方向とへ遊動自在な状態となるようにする場合は、基材13の一側端部を挟持するクランプ部2(2a)の進退シリンダ6の各加圧室15,16内に同一の圧力をかけるようにすることで、進退シリンダ6のプランジャ7を一側方向と他側方向とへ遊動自在な状態となるようにし、これによりクランプ体8を一側方向と他側方向とへ遊動自在な状態とすることができる。
【0042】
このとき、各加圧室15,16にかける圧力は同一であれば良く、進退シリンダ6の寸法や能力等に応じて適宜設定されるものであるが、0.15〜0.35MPaの範囲(例えば0.2MPa)であることが好ましい。
【0043】
また、基材13の他側端部を挟持するクランプ部2(2b)のクランプ体8は、基材13の搬送時において、一側方向にも他側方向にも移動しない状態となるようにする場合には、基材13の他側端部を挟持するクランプ部2(2b)の進退シリンダ6の一次側加圧室15に二次側加圧室16よりも大きな圧力をかけることで、プランジャ7を内側方向(一側方向)に向けて臨界まで突出させると共にこのプランジャ7に内側方に向かう付勢力を継続してかけ続け、これによりクランプ体8が一側方向にも他側方向にも移動しない状態となるようにすることができる。
【0044】
このとき、各加圧室15,16にかける圧力は、一次側加圧室15が二次側加圧室16よりも高圧となるようにすれば良く、進退シリンダ6の寸法や能力等に応じて適宜設定されるものであるが、一次側加圧室15が0.35〜0.5MPaの範囲(例えば0.5MPa)、二次側加圧室16が0.15〜0.35MPaの範囲となるようにすることが好ましく、またこのときプランジャ7を介してクランプ体8にかけられる内側方に向かう付勢力が、0.1〜0.5MPaの範囲(例えばシリンダ径20mmの場合に3〜15kgf(29.4〜147N))となるようにすることが好ましい。
【0045】
次に、クランプ部2がレール1の終端まで移動して、基材13の搬送が終了したら、クランプ部2は基材13の挟持を解除して、基材13を所定の位置に配置する。このとき、基材13の挟持を解除する前に、図3(b)に示すように、基材13の一側端部を挟持するクランプ部2(2a)において、進退シリンダ6内の一次側加圧室15よりも二次側加圧室16内の圧力が高くなるようにするなどして、基材13に外側方に向かう引っ張り力をかけることが好ましい。このようにすると、基材13にたるみが生じている場合には、そのたるみを解消することができ、基材13の搬送時の位置精度を向上することができる。
【0046】
このように基材13の搬送終了後に、クランプ部2による基材13の挟持を解除する前に、一側端部を挟持するクランプ部2(2a)から基材13に対して、外側方に向かう付勢力をかける場合には、基材13の一側端部を挟持するクランプ部2(2a)の進退シリンダ6の一次側加圧室15よりも二次側加圧室16の方が高圧となるようにすることで、上記のような付勢力をかけることができる。基材13にかけられる付勢力は、クランプ体8による基材13の挟持位置に過大な荷重がかかることによりこの挟持位置に傷付きが生じたり、挟持位置がずれて位置精度が悪化したりしないように、適宜設定される。このとき進退シリンダ6の各加圧室15,16にかけられる圧力は、進退シリンダ6の寸法や能力等に応じて適宜設定されるものであるが、一次側加圧室15が0.15〜0.35MPaの範囲(例えば0.2MPa)となると共に、二次側加圧室16が前記一次側加圧室15よりも0.05〜0.2MPaだけ高い圧力(例えば0.3MPa)となるようにすることが好ましく、またこのときプランジャ7を介してクランプ体8にかけられる外側方に向かう付勢力が、0.05〜0.2MPa(例えばシリンダ径20mmの場合に1.5〜6kgf(14.7〜58.8N))の範囲となるようにすることが好ましい。
【0047】
ところで、本実施形態では、上述のように、クランプシリンダ11によりクランプ体8の上片10を上下一軸方向に駆動可能に形成しているが、クランプ体8の上片10をこのように形成すると、クランプ体8にて基材13を挟持する際に、基材13にはその直上から上片10が下方の一軸方向に下降して当接することとなって、基材13がクランプ体8と擦れ合うことなく挟持されることとなり、基材13の傷付きが防止される(図4(a)参照)。また、基材13がクランプ体8にて挟持されている状態では、基材13の厚み方向の荷重のみがクランプ体8から基材13にかけられることになり、クランプ体8による基材13を挟持する位置に位置ずれが生じにくくなって、基材13の搬送を位置精度良く行うことが可能となる。
【0048】
一方、クランプ体8の上片10を、図4(b)(c)に示すように、ロータリアクチュエータ17等により水平軸を中心に回動駆動するように形成することもできる。すなわち、上片10の基端部をロータリアクチュエータ17に接続して基材13の搬送方向に沿った回動軸を中心に回動駆動するように形成するものである。この場合、クランプ体8にて基材13を挟持する際には、上片10を回動駆動することで一動作で基材13の挟持を行うことができる。但し、基材13の厚みが変わると挟持の際に基材13に対して、図4(c)に矢印で示すように厚み方向の力だけでなく水平方向の力もかかって、基材13が傷付いたり、クランプ体8による基材13を挟持する位置に位置ずれが生じたりする場合がある。このため、基材13の傷付きを防止したり基材13の搬送を位置精度良く行う場合には、上記のようにクランプ体8の上片10を上下一軸方向に駆動可能に形成することが好ましい。
【0049】
上記のような基材13の搬送装置及び搬送方法は、例えば多層プリント配線板の製造のために用いられる、配線板やプリプレグ等の積層物を搬送する際に好適に適用することができる。
【0050】
すなわち、本発明では、上記のように基材13を位置精度良く搬送することができ、また基材13に過度な応力がかかることを防止して破損を抑制することができるものであり、このため、配線板、プリプレグ等を重ね合わせた積層物を搬送する際に、搬送時の積層物全体の位置精度を向上すると共に、積層された部材間の位置ずれも防止することができ、また積層物を構成する配線板やプリプレグ等に過度な応力による破損が発生することも防止することができるものである。
【0051】
このような積層物としては、適宜の構成のものを用いることができる。例えば絶縁層の一面又は両面に導体配線を形成した配線板を、プリプレグを介して積層した積層物を挙げることができる。積層物は、配線板を上下二段に配置し、この配線板間にプリプレグを介在させて積層したもの、或いはこれに更にプリプレグと配線板とを積層したものなど、適宜の構成の積層物を用いることができる。
【0052】
また、複数の配線板を平面状に配列すると共に、これと対向して他の複数の配線板を横方向に平面状に配列し、この配線板間に一枚の大面積のプリプレグを介在させて積層した積層物も用いることができる。
【0053】
このような積層物を、本発明に係る搬送方法及び搬送装置により搬送する場合は、積層物における配線板同士の位置関係の粗位置合わせ、配線板同士の位置関係の精密な位置合わせ、配線板間のプリプレグを部分的に溶着ヘッド等で溶融硬化することによる仮溶着、これに必要に応じて更にその上下にプリプレグを介して銅箔等の金属箔を重ねた後の加熱加圧成形等のような、各種工程に積層物を搬送する際に、搬送中における積層物を構成する配線板等の位置ずれの発生を防止すると共に、この積層物の破損も防止することができ、また積層物全体の搬送位置の位置精度も向上することができるものである。
【0054】
図5に示す例は、特に複数の配線板を平面状に配列すると共に、これと対向して他の複数の配線板を横方向に平面状に配列し、この配線板間に一枚の大面積のプリプレグを介在させて積層した積層物を搬送する際に好適に適用できる。
【0055】
図示の例では、二つの各レール1にそれぞれ6個のクランプ部2が設けられており、合計12個のクランプ部2が設けられている。勿論、搬送される基材13の形態に応じてクランプ部2の個数を変更し、適宜の数のクランプ部2が設けられた搬送装置を構成することができる。
【0056】
図示の搬送装置では、各レール1に設けられたクランプ部2は、図1に示すものと同様に直動ユニット3を共有しており、各レール1において、一つの直動ユニット3の上部には、レール1の長手方向(クランプ部2の走行方向)に沿って六個の昇降シリンダ4が設けられ、更に各昇降シリンダ4に進退シリンダ6、クランプ体8が設けられている。またこのように形成された各クランプ部2は、レール1の長手方向(クランプ部2の走行方向)に適宜の間隔で配置されているが、図示の例では、隣り合う二つのクランプ部2の間隔が、広間隔と狭間隔とが交互に現れるように配設されている。このとき、レール1の長手方向に沿って適宜の間隔をあけて隣り合う二つのクランプ部2と、この各クランプ部2と対向して配置される二つのクランプ部2との、合計四つのクランプ部2にて、一組のクランプ構造が構成されており、このクランプ構造が、レール1の長手方向に沿って三組形成されている。
【0057】
このように構成される搬送装置は、特に複数枚の配線板を一列に平面状に配列したものと、プリプレグとを交互積層した積層物を搬送する際に、好適に用いることができる。図示の例における基材13は、三枚の配線板を一列に平面状に配列し、これに各配線板に亘る面積を有するプリプレグを重ね、更に別の三枚の配線板を一列に平面状に配列したものを重ねたものであり、またこれに更にプリプレグと配線板とを同様に重ねたものでも良い。
【0058】
この図示の例では、一つの基材13において、配線板13aとプリプレグとを積層した構成が基材13の搬送方向に並んで複数組(三組)形成されており、この三組の積層構造が、三組のクランプ構造によりそれぞれ挟持されて保持されている(図面上では最上面の配線板13aのみが示されている)。このとき各組の積層構造は、一組のクランプ構造を構成する四つのクランプ部2により、四隅付近が挟持され、これにより各積層構造ごとに、積層された部材間の位置ずれも防止することができ、また積層物を構成する配線板13aやプリプレグ等に過度な応力による破損が発生することも防止することができる。また、平面状に隣り合う部材(配線板13a)間の位置精度も維持される。よって、基材13を構成する各部材間の位置精度が高く保持されるものである。
【0059】
また、この図示の例においては、図面上で破線で示すように、基材13を、二枚の配線板13aを一列に平面状に配列し、これに各配線板13aに亘る面積を有するプリプレグを重ね、更に別の二枚の配線板13aを一列に平面状に配列したものを重ねたものであり、またこれに更にプリプレグと配線板13aとを同様に重ねたものとすることもできる(図面上では最上面の配線板13aのみが示されている)。この場合は、各クランプ部2のうち、レール1の長手方向の両端に配置された計4個のクランプ部2と、残りのクランプ部2のうち前記4個の各クランプ部2の一つ内側のクランプを除いた計4個のクランプ部2の、合計8個のクランプ部2により、基材13を挟持して保持することができる。この場合、一つの基材13において、配線板13aとプリプレグとを積層した構成が基材13の搬送方向に並んで複数組(二組)形成されており、この二組の積層構造が、二組のクランプ構造によりそれぞれ挟持されて保持される。このとき各組の積層構造は、一組のクランプ構造を構成する四つのクランプ部2により、四隅付近が挟持され、これにより各積層構造ごとに、積層された部材間の位置ずれも防止することができ、また積層物を構成する配線板13aやプリプレグ等に過度な応力による破損が発生することも防止することができる。また、平面状に隣り合う部材(配線板13a)間の位置精度も維持される。よって、基材13を構成する各部材間の位置精度が高く保持されるものである。
【0060】
【発明の効果】
上記のように本発明に係る搬送方法では、特に平板状又はシート状の基材を搬送するに際して、基材の搬送中にレールの間隔が広くなっている箇所を通過する場合でも、基材の一側端部を挟持するクランプ体が基材の搬送方向と直交する方向に遊動することで、基材にクランプ部から過大な応力がかけられることがないようにすることができ、レール間の間隔が全長に亘って正確に一定ではない場合でも、基材の傷付きや基材の位置精度の低下を防止することができる。このとき基材の他側端部を挟持するクランプは基材の搬送方向と直交する方向に移動しないことで、搬送時における基材の位置精度を更に向上することができる。
【0061】
また、搬送中における、基材の一側端部を挟持するクランプ体の、基材の搬送方向と直交する方向への遊動を維持することができ、これにより確実に上記効果を奏することができる。
【0062】
また請求項2の発明は、搬送中における、基材の一側端部を挟持するクランプ体が基材の搬送方向と直交する方向にスムーズに遊動させることができ、これにより確実に上記効果を奏することができる。
【0063】
また請求項3の発明は、搬送時において基材にたるみが生じた場合であっても、搬送終了後にこの基材に付勢力をかけることで基材のたるみを解消することができ、またこれに伴って基材の搬送時の位置精度を更に向上することができるものである。
【0064】
また請求項4の発明は、搬送時において基材にたるみが生じた場合であっても、搬送終了後にこの基材に適度な付勢力をかけることができ、またこのとき基材に対して過剰な付勢力をかけることを防止して、基材が付勢力によって逆に傷付いたり位置精度が低下したりすることを防止することができるものである。
【0065】
また、請求項5の発明は、クランプ体にて基材を挟持する際に、基材にはその直上から上片が下方の一軸方向に下降して当接することとなって、基材がクランプ体と擦れ合うことなく挟持されることとなり、基材の傷付きが防止される。また、基材がクランプ体にて挟持されている状態では、基材の厚み方向の荷重のみがクランプ体から基材にかけられることになり、クランプ体による基材を挟持する位置に位置ずれが生じにくくなって、基材の搬送を位置精度良く行うことが可能となる。
【0066】
また請求項6に係る搬送装置は、上記の方法によりシート状又は平板状の基材を搬送することができ、レール間の間隔が全長に亘って正確に一定ではない場合でも、基材の傷付きや基材の位置精度の低下を防止することができる。このとき基材の他側端部を挟持するクランプは基材の搬送方向と直交する方向に移動しないことで、搬送時における基材の位置精度を更に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【図2】同上の実施の形態の動作を示すものであり、(a)乃至(d)は一部の正面図である。
【図3】同上の実施の形態の動作を示すものであり、(a)及び(b)は一部破断した概略の断面図である。
【図4】(a)は同上のクランプ体の構成を説明する一部の正面図、(b)(c)はクランプ体の他例を示す正面図である。
【図5】本発明の実施の形態の他例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 レール
2 クランプ部
3 直動ユニット
4 昇降シリンダ
6 進退シリンダ
7 プランジャ
8 クランプ体
9 下片
10 上片
13 基材
Claims (6)
- 並列に設けられたレールにそれぞれ取着されたクランプ部にて基材の一側端部と他側端部とをそれぞれ挟持し、各クランプ部を前記各レールに沿って走行させることで基材を搬送する搬送方法であって、各クランプ部を、レールに沿って走行する直動ユニットと、基材の端部を挟持するクランプ体とで構成し、前記クランプ部のうち基材の一側端部を挟持するものは、基材の搬送中においてクランプ体が直動ユニットに対して基材の搬送方向と直交する方向に遊動自在な状態で基材を挟持し、基材の他側端部を挟持するものは、基材の搬送中においてクランプ体が直動ユニットに対して基材の搬送方向と直交する方向へは移動しないような状態で基材を挟持し、
上記クランプ部が、プランジャに対して突出側へ向かう圧力と収縮側へ向かう圧力とをかけると共にこの圧力差にてプランジャを基材の搬送方向と直交する方向に駆動する進退シリンダを有し、前記プランジャに連結してクランプ体が設けられたものであり、基材の搬送中においてクランプ体が直動ユニットに対して基材の搬送方向と直交する方向に遊動自在な状態で基材を挟持するに際しては、進退シリンダにてプランジャに、突出側へ向かう圧力及び収縮側へ向かう圧力として同一の圧力をかけることを特徴とする搬送方法。 - 基材の搬送中においてクランプ体が直動ユニットに対して基材の搬送方向と直交する方向に遊動自在な状態で基材を挟持するに際して、進退シリンダにてプランジャにかける、突出側へ向かう圧力及び収縮側へ向かう圧力を、0.15〜0.35MPaの範囲の同一の圧力とすることを特徴とする請求項1に記載の搬送方法。
- 基材の搬送終了後、各クランプ体による基材の挟持を解除する前に、前記クランプ体のうち基材の一側端部を挟持するものに、外側方に向かう付勢力をかけることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送方法。
- 上記クランプ部が、プランジャに対して突出側へ向かう圧力と収縮側へ向かう圧力とをかけると共にこの圧力差にてプランジャを基材の搬送方向と直交する方向に駆動する進退シリンダを有し、前記プランジャに連結してクランプ体が設けられたものであり、基材の搬送終了後、各クランプ体による基材の挟持を解除する前に、前記クランプ体のうち基材の一側端部を挟持するものに、外側方に向かう付勢力をかけるに際しては、進退シリンダにてプランジャに突出側へ向かう圧力として0.15〜0.35MPaの範囲の圧力をかけると共にこの圧力よりも0.05〜0.2MPa大きい圧力を収縮側へ向かう圧力としてかけることを特徴とする請求項3に記載の搬送方法。
- クランプ体として、上下に対向する上片と下片とを有するものを用い、基材の搬送前に各クランプ体により基材を挟持するに際し、下片と上片との間に基材の端部を配置し、上片を下片に対して上下一軸方向に下降させることにより、下片と上片との間で基材の端部を挟持することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の搬送方法。
- 並列に設けられた二本のレールと、各レールに沿って走行可能に設けられ、基材の一側端部と他側端部とをそれぞれ挟持するクランプ部とを具備し、前記各クランプ部は、各レールに対して走行可能に取着された直動ユニットと、基材の端部を挟持するクランプ体と、直動ユニットに対してクランプ体を上下方向に移動させる昇降シリンダと、直動ユニットに対してクランプ体を左右方向に移動させる進退シリンダとを備え、
上記進退シリンダは、クランプ体に連結されたプランジャに対して突出側へ向かう圧力と収縮側へ向かう圧力とをかけると共にこの圧力差にてプランジャを基材の搬送方向と直交する方向に駆動するものであり、基材の一側端部を挟持するクランプ部の進退シリンダは、前記プランジャに突出側へ向かう圧力及び収縮側へ向かう圧力として同一の圧力をかけることにより基材の搬送中においてクランプ体を一側方向と他側方向とに遊動自在な状態とすると共に、基材の他側端部を挟持するクランプ部の進退シリンダは基材の搬送中においてクランプ体を一側方向と他側方向へは移動しない状態とするものであることを特徴とする搬送装置。
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