JP4365958B2 - 塗装装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置本体内に設けられた塗料経路を塗料弁の作用下に開放させることにより、ワークに対して塗料を吐出可能に構成される塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、塗料(液体塗料)に高電圧を印加して自動車車体等の被塗装物に静電塗装を施す塗装装置が採用されており、例えば、回転霧化頭の回転作用下に、前記回転霧化頭の先端縁から遠心力の作用により塗料を放出する回転霧化式塗装装置等が知られている。
【0003】
ところで、各種の塗装装置では、装置本体内に設けられた塗料経路を開閉する塗料弁(トリガーバルブ)を備えており、前記塗料弁の作用下に前記塗料経路を開放させることにより、塗料噴霧手段からワークに対して塗料を吐出するように構成されている。例えば、特開平7−251103号公報に開示された塗装機は、図4に示すように、回転霧化型静電塗装機を構成しており、エアモータ1を介して回転可能な回転軸2の先端には、回転霧化頭3が固定されている。回転霧化頭3から吐出される塗料には、図示しない高電圧印加手段から前記回転霧化頭3を介して高電圧が印加される。
【0004】
回転軸2は中空状に構成されており、この回転軸2の内部に塗料経路4が形成されるとともに、トリガーバルブである塗料弁5を構成するケーシング部6から段差部7aを有して突出する弁体7が、前記塗料経路4に進退自在に収容されている。塗料経路4は、弁体7の先端側に対応して弁座部8を設ける一方、この塗料経路4の前記弁座部8と反対側の端部には、角度を有して塗料通路9が連通している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の従来技術では、塗料弁5から突出する弁体7に段差部7aが設けられているため、塗料経路4を洗浄する際にこの段差部7aの洗浄性が著しく低下するという問題が指摘されている。しかも、ケーシング部6と段差部7aとの隙間に塗料が入り込み易く、この隙間の洗浄作業が極めて困難なものとなってしまう。これにより、例えば、色替え塗装を行う際に、前色の塗料と新色の塗料との混色が発生するという問題が指摘されている。
【0006】
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、確実かつ効率的な洗浄作業が遂行可能な塗装装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る塗装装置では、装置本体の塗料導入部からの塗料を外部に導くための塗料経路と、前記塗料経路を開閉する弁棒部と、前記塗料経路に設けられて前記弁棒部の先端が着座する弁座と、前記弁棒部の後端側に位置し、かつ前記装置本体のケーシング部に摺動自在に収容されたロッド部と、を備えた塗装装置において、前記弁棒部の後端には、前記ロッド部に接続された状態で前記弁座側に向かって縮径し、かつ前記弁棒部が開いた時に一部が前記ケーシング部内に入り込むテーパ部が設けられ、前記塗料導入部は、前記弁棒部が開いた時に前記テーパ部のうち前記ケーシング部内に入り込んでいない部分と対向するように配置されていることにより上述した課題を解決することができる。
【0008】
本形態によれば、テーパ部が設けられている(段差部が存在しない)ので、テーパ部の洗浄性が有効に向上する。また、弁棒部が開いた時に弁座側に向かって縮径するテーパ部の一部がケーシング部内に入り込むので、ケーシング部とテーパ部との間には隙間が形成される。これにより、塗料導入部から導かれた洗浄液がその隙間に確実に供給される。よって、前記隙間を円滑かつ確実に洗浄することが可能になる。しかも、テーパ部を設けるだけでよいので、構成が簡素化し、製造コストを有効に削減することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係る回転霧化式塗装装置10の概略内部構成説明図である。
【0010】
塗装装置10は装置本体12を備えており、この装置本体12内にエアモータ14が配設されるとともに、このエアモータ14を構成するエアタービン16には、円筒状回転軸18が一体的に設けられ、前記回転軸18の先端に回転霧化頭20が固着される。装置本体12の中央には、管部材22が回転軸18内に配置されており、この管部材22内に塗料経路24および洗浄経路26が形成される。塗料経路24および洗浄経路26の先端は、回転霧化頭20の中央側から外部に開放されている。
【0011】
塗料経路24は、塗料弁28の作用下に開放されることにより、図示しないワークに対して所定の塗料を吐出可能に構成される。塗料経路24は、塗料を吐出する吐出口24aと、この吐出口24aの内方に設けられる弁座部30と、一端側が前記弁座部30に連通し、かつ他端側が塗料弁28を構成する後述するケーシング部32に連通する収容部34と、前記収容部34の他端側に対し、該収容部34と角度を有して連通する塗料導入部36とを備える。
【0012】
塗料弁28は、装置本体12内に固着されるシリンダチューブ40を備え、このシリンダチューブ40内には、流体圧、例えば、空気圧によって軸方向(矢印A方向)に進退自在なピストン42が配設される。ピストン42の端部から軸方向にロッド部44が延在するとともに、このロッド部44の先端部に弁棒部46が設けられる。ロッド部44の周面にシールリング48が装着されており、このシールリング48がケーシング部32の内周面32aに沿って摺動自在である。
【0013】
弁棒部46は、塗料経路24の弁座部30に着座することにより、この塗料経路24を閉塞自在である。収容部34には、弁座部30とは反対側の端部に塗料導入室49が拡径して設けられており、弁棒部46には、前記塗料導入室49に対応する位置で、前記弁座部30側に向かって縮径するテーパ部50が形成される。このテーパ部50は、図2に示すように、弁棒部46を弁座部30から離間させて塗料経路24を開放する際に、ケーシング部32の内周面32a側に少なくとも一部が配置されるように構成されている。
【0014】
図1に示すように、装置本体12には、シェーピングエア経路52が設けられるとともに、このシェーピングエア経路52の先端側に複数のエア通路54が連通し、前記エア通路54の先端側が開口部56を介してシェーピングエア導出口58に連通する。このシェーピングエア導出口58は、回転霧化頭20の外周面側に指向して開放されている。
【0015】
装置本体12には、バックアップエア経路60が設けられ、このバックアップエア経路60の先端側にエア通路62が連通し、前記エア通路62の先端が回転霧化頭20側に開放されている。装置本体12内には、回転霧化頭20から放出される塗料に静電気を帯電させるための図示しない高電圧印加手段が収容されている。
【0016】
このように構成される塗装装置10の動作について、以下に説明する。
【0017】
図示しない塗料供給源から塗料経路24に塗料が供給されており、塗料弁28を構成する弁棒部46が弁座部30に着座することによって前記塗料の吐出が停止される。そこで、エアモータ14の作用下にエアタービン16を介して回転霧化頭20が高速回転されるとともに、塗料弁28が駆動されて弁棒部46が内方(矢印A1方向)に移動し、この弁棒部46の先端が弁座部30から離間する。このため、塗料経路24に供給された塗料は、吐出口24aから回転霧化頭20に放出されるとともに、図示しない高電圧印加手段を介して高電圧が印加される。
【0018】
その際、シェーピングエア経路52にシェーピングエアが供給され、このシェーピングエアがエア通路54からシェーピングエア導出口58を介して回転霧化頭20に噴射される一方、バックアップエア経路60に供給されるバックアップエアが、エア通路62から前記回転霧化頭20の背面側に導出される。これにより、静電気を帯電した塗料は、霧化状態で所定の噴霧パターンに成形され、図示しないワークに対して所望の静電塗装作業が遂行される。
【0019】
次いで、異なる色の塗料を用いて塗装を行うために、色替え洗浄が行われる。すなわち、塗料導入部36を図示しない塗料供給源から洗浄液供給源に連通させた後、塗料弁28の作用下に弁棒部46を弁座部30から離間させる。このため、塗料導入部36に供給される洗浄液は、塗料導入室49から収容部34を通って吐出口24aに送られ、この吐出口24aを介して回転霧化頭20に放出される。
【0020】
この場合、本実施形態では、弁棒部46に弁座部30側に向かって縮径するテーパ部50が形成されている。従って、弁棒部46とロッド部44との間に段差部が生ずることがなく、塗料導入部36から塗料導入室49に導入される洗浄液は、図3に示すように、前記テーパ部50の傾斜に沿って塗料経路24側に円滑に流動するとともに、前記テーパ部50を容易かつ確実に洗浄することができる。
【0021】
さらに、弁棒部46が弁座部30から離間した状態で、図3に示すように、テーパ部50の少なくとも一部が塗料弁28を構成するケーシング部32の内周面32a側に配置されている。これにより、弁棒部46とケーシング部32との隙間64に入り込んだ塗料を確実に洗浄することが可能になり、前記隙間64の洗浄性が有効に向上するという効果が得られる。しかも、弁棒部46とロッド部44との間にテーパ部50を形成するだけでよく、塗装装置10全体の構成を有効に簡素化するとともに、前記塗装装置10を経済的に製造することができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明に係る塗装装置では、ワークに対して塗料を吐出するための塗料経路を開閉する塗料弁が、前記塗料経路に設けられた弁座部に着座可能な弁棒部を有するとともに、この弁棒部に前記弁座部側に向かって縮径するテーパ弁が形成されている。このため、弁棒部に段差部が生ずることがなく、前記弁棒部の洗浄性の向上が図られる。しかも、弁棒部を弁座部から離間させて塗料経路を開放する際に、テーパ部は、塗料弁を構成するケーシング部内に少なくとも一部が配置されており、前記弁棒部と前記ケーシング部との隙間に入り込んだ塗料を確実に洗浄することができ、この隙間の洗浄性が有効に向上する。これにより、塗料の色替え時に混色が生ずることがなく、高品質な塗装作業が効率的に遂行される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る塗装装置の概略内部構成説明図である。
【図2】前記塗装装置を構成する塗料弁の拡大説明図である。
【図3】前記塗料弁および塗料経路の洗浄作業の説明図である。
【図4】従来技術に係る塗装機の一部断面説明図である。
【符号の説明】
10…塗装装置 12…装置本体
14…エアモータ 16…エアタービン
18…回転軸 20…回転霧化頭
24…塗料経路 24a…吐出口
26…洗浄経路 28…塗料弁
30…弁座部 32…ケーシング部
32a…内周面 34…収容部
36…塗料導入部 42…ピストン
44…ロッド部 46…弁棒部
50…テーパ部

Claims (1)

  1. 装置本体の塗料導入部からの塗料を外部に導くための塗料経路と、
    前記塗料経路を開閉する弁棒部と、
    前記塗料経路に設けられて前記弁棒部の先端が着座する弁座と、
    前記弁棒部の後端側に位置し、かつ前記装置本体のケーシング部に摺動自在に収容されたロッド部と、を備えた塗装装置において、
    前記弁棒部の後端には、前記ロッド部に接続された状態で前記弁座側に向かって縮径し、かつ前記弁棒部が開いた時に一部が前記ケーシング部内に入り込むテーパ部が設けられ、
    前記塗料導入部は、前記弁棒部が開いた時に前記テーパ部のうち前記ケーシング部内に入り込んでいない部分と対向するように配置されていることを特徴とする塗装装置。
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