JP4365634B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばぱちんこ,ピンボールマシン若しくはスロットマシン等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のぱちんこ遊技機は、遊技盤の遊技領域のほぼ中央部分にディスプレイが配置され、そのディスプレイの周囲に、複数の風車やチャッカ,スルーチャッカ若しくは始動口等の入賞口が適宜に配設されたレイアウトになっているとともに、その遊技領域に遊技球の落下の方向に変化を与える多数本の遊技くぎを所定の配列にして打設したものが一般的である。
【0003】
すなわち、遊技領域に向けて打ち込まれた多数の遊技球は、遊技くぎや風車に衝接することによって、それらの落下方向が変化しながら次第に遊技領域の上部から下部に向けて落下していき、その中のいくつかの遊技球は、チャッカや始動口に入賞しまたスルーチャッカを通過する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、遊技球の落下方向は、上記したように遊技領域に配列された複数の遊技くぎや風車に衝接することによって、その落下方向に変化を与えられるに過ぎないために、その落下方向の変化を予測しやすいものである。
【0005】
また、チャッカや始動口に入賞しようとし、また、スルーチャッカを通過しようとしている遊技球は、それらチャッカ等の近傍に配設されている遊技くぎにより落下方向に変化が与えられるものの、その落下方向の変化が予測しやすいという点では上記と同様であり、遊技球が落下していくときの挙動が単調である。
【0006】
さらに、所謂大当たり等の遊技者にとって有利な遊技状態への移行は、チャッカや始動口に遊技球が入賞することによるものか、スルーチャッカを遊技球が通過したことを契機として変化するようになっていたので、遊技者の技量を発揮しにくく、また、それら遊技状態の移行をある程度予測することができてしまい、高い技量をもつ遊技者では遊技内容が単調であると感じやすい。
【0007】
そこで本発明は、遊技媒体の落下方向に不時の変化を与えられるとともに、遊技媒体の入賞口への入賞状態を変化させられ、さらには、遊技者の技量を遊技の進行に反映させることができる遊技機の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の遊技機は、遊技媒体を入賞させるための入賞口が遊技盤の遊技領域に形成されている遊技機において、揺動軸を中心として揺動自在に支持されており、その揺動軸を挟む一方の端部に遊技媒体をガイドするガイド部が形成されているとともに、他方の端部に遊技媒体を通過させるための遊技媒体通過孔が形成され、上記入賞口への遊技媒体の入賞を補助する入賞補助位置と、当該入賞口への遊技媒体の入賞を阻止する入賞阻止位置と、当該入賞口に入賞する遊技媒体が遊技媒体通過孔を通過する姿勢になっている初期位置とに移動可能な媒体制動部材を上記遊技領域に設け、遊技媒体通過孔を通過する遊技媒体を検知する遊技媒体検知センサが媒体制動部材に取り付けられており、その遊技媒体検知センサにより遊技媒体を検知したことを契機として、遊技状態を変更する遊技状態変更手段を設けたことを特徴としたものである。
【0009】
請求項2記載の遊技機は、上記媒体制動部材を入賞補助位置,入賞阻止位置又は初期位置に移動させるか否かを判定する移動可否判定手段と、この判定手段によって媒体制動部材を移動させると判定したときには、入賞補助位置,入賞阻止位置又は初期位置を択一的に決定する移動位置決定手段と、この移動位置決定手段によって決定した入賞補助位置,入賞阻止位置又は初期位置のいずれかに、その媒体制動部材を移動する部材移動手段とを設けたことを特徴としている。
【0010】
請求項3記載の遊技機は、移動位置決定手段は、遊技の履歴又は抽選によって入賞補助位置,入賞阻止位置又は初期位置を択一的に決定するようになっている。
【0011】
請求項4記載の遊技機は、媒体制動部材は、これを入賞補助位置に移動したとき、そのガイド部に衝接した遊技媒体を入賞口に向けて誘導する姿勢になっている。
【0012】
請求項5記載の遊技機は、媒体制動部材は、これを入賞阻止位置に移動したとき、そのガイド部によって入賞口を閉鎖する姿勢になっている。
【0013】
【発明の実施の形態】
所謂ホール等に設置されている各種の遊技機は、直径約25(ミリ)のメダルや外径約11(ミリ)の遊技球その他の遊技媒体の供給に基づいて、種々の遊技(ゲーム)を行なうことができるようになっている。
【0014】
上記の各遊技機は、各々の遊技性を基準として、風俗営業の適正化等の規制及び業務の適正化等に関する法律(以下「風営適正化法」という。)及び同法施行規則において、ぱちんこ遊技機,回動式遊技機等として区分されている。
【0015】
上記のぱちんこ遊技機では、これに設けられている電動役物の違いにより、さらに次のように分類されている。
「第一種」
既定の入賞口に遊技球を入賞されることにより当否の抽選を行い、その結果、当りの場合には、通常の遊技状態から、これよりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行させることを内容とするもの。
【0016】
「第二種」
既定の入賞口に遊技球を入賞されることにより当否の抽選を行い、その結果、、当りの場合には、通常の遊技状態から、これよりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行させるようにし、又は、可動片によって規制された入賞領域に遊技球を受容させ、さらに、遊技球振分け装置によって既定の入賞口に遊技球を到達させて入賞させることにより、通常の遊技状態から遊技者にとって有利な遊技状態に移行させることを内容とするもの。
【0017】
「第三種」
通常の遊技状態から、これよりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行させるための所定の条件が満たされたときに、当該有利な遊技状態にするために、既定の入賞口に遊技球を受入させて入賞状態にする条件が必要となる内容のもの。
【0018】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明するが、ここでは、上記遊技媒体として示した遊技球やメダルのうち、遊技球を用いた遊技を行うぱちんこ遊技機を例とし、さらに詳しくは、上記した第一種の電動役物を設けたぱちんこ遊技機の一側部に、プリペイドカードに記録されている情報を読み取るためのプリペイドカードユニット(以下「CRユニット」という。)16を並設した構成のものについて説明する。
【0019】
図1は、本発明の一実施形態に係る遊技機及びCRユニットの外観斜視図、図2は、その遊技機の受け皿付扉を取り外した状態の正面図である。なお、本実施形態においては、上述したように遊技機としてぱちんこ遊技機を示している。
【0020】
本実施形態に係るぱちんこ遊技機Aは、遊技盤1を、これの遊技領域1aを正面から見えるように固定した遊技機本体2に、その遊技盤1を覆う主扉3と受け皿付扉4とを上下にしかつ開閉自在に取り付けた外観構成になっている。
【0021】
上記の遊技機本体2は、縦横800×500(ミリ)程の大きさのものであり、ホール等に設置した例えば木製からなる外枠5に内設されることにより、所謂島設備等に配列固定されるようになっている。
【0022】
主扉3は、詳細を後述する遊技盤1を視認できるほぼ円形の窓孔3aを形成した扉板6に、ガラスや樹脂等で形成した透明板7を嵌め込んだものであり、その扉板6の上部中央に枠ランプ8を、また、これの左右両側にスピーカ9,9を配設している。
なお、この主扉3は、図示しないロック機構により遊技機本体2に対してロック及びアンロックされるようになっている。
【0023】
遊技盤1は、縦横約400〜500(ミリ)程の略正方形にした例えば木製のものであり、主扉3の上記窓孔3aに対向して配置され、かつ、遊技機本体2に対して着脱可能になっている。
【0024】
受け皿付扉4で覆われる上記遊技機本体2の正面には、発射駆動装置11がやや左側部寄りに、また、遊技球貯溜部12がほぼ中央部分に配設されている。
【0025】
受け皿付扉4の上部側には、払い出された多数の遊技球a…を貯留できかつそれら遊技球a…を発射駆動装置11に向けて案内する案内通路が設けられた受け皿13が突設されているとともに、下部側には、回動式操作ハンドルHと回動可能な灰皿14とが、上記受け皿13を挟む両側下方に配設されている。
なお、15,15は、受け皿13に貯留させた遊技球aを、所謂ドル箱とも呼称される遊技球収集箱(図示しない)に排出させるための排出釦である。
【0026】
回動式操作ハンドル(以下「操作ハンドル」という。)Hは、発射駆動装置11に案内された遊技球aを遊技盤1内に区画形成された、詳細を後述する遊技領域1aに向けての打出し操作を行うためのものである。
【0027】
灰皿14の上側には、CRユニット16のカード挿入口(図示しない)に挿入したプリペイドカードのカード返却釦17と貸し球用釦18を配設した凸部19が形成されているとともに、操作ハンドルHの上側には当該凸部19と正面視左右対称の位置に同径同大の凸部20が形成されている。
なお、受け皿付扉4は、前記した主扉3と同じく、図示しないロック機構によって遊技機本体2に対してロック及びアンロックされるようになっている。
【0028】
遊技盤1の正面には、上記打出された遊技球aを摺接ガイドする機能を有し、かつ、適宜に配設された多数本の遊技くぎ21…からなるゲージを囲繞することにより、直径約300(ミリ)程度の遊技領域1aを略円形に区画形成するガイドレール22,23が撓曲形成されている。
【0029】
遊技領域1aのほぼ中央部分には、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる、横長にした略方形の表示部(以下「ディスプレイ」という。)24が配置されている。
【0030】
ディスプレイ24には、これを囲繞する略方形の飾り枠部材25が取り付けられており、その飾り枠部材25の上枠部25aには、4つの特定保留数表示ランプ26〜29が横一列に配列されている。
4つの特定保留数表示ランプ26〜29は、通常の遊技状態から、これよりも遊技者にとって有利な遊技状態に移行するか否かの判定を行なえる回数を示すものであり、所謂「保留球」の数を示している。
【0031】
飾り枠部材25の下枠部25bには、4つの通過保留数表示ランプ30…が横一列に配列されているとともに、それら通過保留数表示ランプ30…の両側に、普通図柄LED31,32が配設されている。
【0032】
ところで、ディスプレイ24の両側方には、上側風車33,33′、スルーチャッカ34,34′及び下側風車35,35′が、遊技盤1の正面視において「ハ」字形をなしかつ互いに所要の間隔で配設されており、また、当該ディスプレイ24の下方には、電動チューリップ36を近設した始動口37が配設されている。
【0033】
上側,下側風車33,33′、35,35′は、遊技球aの落下方向に変化を与えるものであり、風車型のものである。
【0034】
スルーチャッカ34,34′は、これを遊技球aが通過することにより普通図柄LED31,32を変動表示させる契機とするためのものである。
【0035】
電動チューリップ36は、始動口37を拡縮する拡縮部材36a,36aと、これを駆動するアクチュエータ(図示しない)を有して構成されているものである。
【0036】
始動口37には、図5に示す特定入賞球検知センサ56が配設されており、前記発射駆動装置11から発射された遊技球aが、その特定入賞球検知センサ56によって検知されることによって、大当たり等の判定を行うための抽選や、特別図柄(識別情報)の変動態様,停止態様(仮停止態様を含む)を上記したディスプレイ24に表示させ、また、所定数の遊技球を賞球として払い出す契機とするためのものである。
【0037】
「特別図柄」とは、数字,文字その他の記号を含むものである。
「特別図柄(識別情報)の変動態様」とは、特別図柄が例えば上下に高速で移動している表示内容をいう。
「特別図柄(識別情報)の停止態様」とは、その表示内容が確定した状態をいう。
「特別図柄(識別情報)の仮停止態様」とは、表示内容が確定していない状態をいう。具体的には、数字等が上下左右に細かく振動(徴動)している状態で表示される。
【0038】
始動口37の左右両側方には、媒体制動部材38,38′を近設した入賞口であるチャッカ(以下「チャッカ」という)39,39′が所要の間隔をもって配設されているとともに、その始動口37の下方には大入賞口40が配設されている。
【0039】
一例に係る媒体制動部材38,38′について、図2とともに図3,4を参照して説明する。図3は一例に係る媒体制動部材を示すものであり、(A)はその平面図、(B)はその正面図、図4は、一例に係る媒体制動部材を入賞補助位置,初期位置,入賞阻止位置に移動した状態を示す正面図であり、同図(A)は、入賞補助位置に移動した状態、(B)は、初期位置に移動した状態、(C)は、入賞阻止位置に移動した状態を示している。
【0040】
媒体制動部材38,38′は、左右対象に形成されている点を除けば、互いに同等の構成になっているので、以下には、それらのうちの媒体制動部材38について詳述し、媒体制動部材38′については、媒体制動部材38において説明したものと同一の符号に「′」を付してその説明を省略する。
【0041】
媒体制動部材38は、図2〜4に示すように、揺動軸41を中心として揺動自在に支持された細長い板状のものである。
この媒体制動部材38の揺動軸41を挟む一方の端部には、遊技球aをガイドするガイド部である平坦なガイド面38a,38aが形成されているとともに、他方の端部には遊技球aを通過させるための遊技媒体通過孔38bが形成されている。
【0042】
遊技媒体通過孔38bは、遊技球aの直径よりも大きな内径d1(図3に示す)にした円形の貫通孔であるが、遊技媒体通過孔38bとしては円形に限らず、多角形,楕円形等の公知の形状にすることができる。この場合にも、遊技媒体通過孔は、これを通過する遊技球aが、当該遊技媒体通過孔の内周壁に接触しない大きさになっていることは勿論である。
【0043】
上記の構成からなる媒体制動部材38には、図2〜4に示すように、遊技媒体通過孔38bを通過する遊技球(遊技媒体)aを検知する遊技媒体検知センサ50が取り付けられている。
遊技媒体検知センサ50としては、例えば近接センサ等の非接触型のものの他、マイクロスイッチ等の接触型のものであっても採用することができる。
【0044】
媒体制動部材38は、チャッカ39への遊技球aの入賞を補助する入賞補助位置(ア)、そのチャッカ39への遊技球aの入賞に関与しない初期位置(イ)、及び当該チャッカ39への遊技球aの入賞を阻止する入賞阻止位置(ウ)を含む広い角度範囲内で揺動自在になっている。
【0045】
<入賞補助位置(ア)において>
媒体制動部材38は、これをチャッカ39への遊技球aの入賞を補助する位置(以下「入賞補助位置」という。)(ア)に移動したとき、そのガイド部であるガイド面38a,38aのうちの一方のものに衝接した遊技球aをチャッカ39に向けて落下誘導する姿勢になっている。
具体的には、ガイド面38a,38aを形成した他方の端部を入賞口39の側縁部に近接させて傾斜した姿勢になっている。
【0046】
ところで、正面視において入賞口であるチャッカ39の左側上方には、3本の遊技くぎ21a,21b,21cが、互いに遊技球aの直径よりも狭い間隔にし、かつ、図示左側上方から右側下方に向けた右下がりに傾斜して配列されている。
敷衍すると、遊技くぎ21a,21b,21cは、これらと入賞補助位置(ア)に移動した媒体制動部材38とによって、上下逆向きハ字形を形作るようになる。
換言すると、媒体制動部材38と遊技くぎ21a,21b,21cによって、入賞口39に向けて遊技球aを誘導するための誘導経路が形成されており、それは、この誘導経路の上部側から下部側に向けて幅が次第に狭まるように形作られるようになっている。
これにより、媒体制動部材38を単独で入賞補助位置(ア)に位置させたときよりも、遊技球aの入賞率を向上させることができる。
なお、誘導経路を形作る遊技くぎは、上記した3本に限るものではなく、4本以上にすることができることは勿論である。また、それらを一直線上に配列する他、媒体制動部材38の揺動軸41を中心とした一円周上に配列するようにしてもよい。
【0047】
チャッカ39の正面視右側上方には、3本の遊技くぎ21d,21e,21fが、互いに遊技球aの直径よりも狭い間隔にし、かつ、媒体制動部材38の揺動軸41を中心とした所要の角度の円弧上に配列されている。
【0048】
<初期位置(イ)において>
媒体制動部材38は、これをチャッカ39への遊技球(遊技媒体)aの入賞に基本的に関与しない位置(以下「初期位置」という。)(イ)に移動したとき、そのチャッカ39に入賞する遊技球(遊技媒体)aが遊技媒体通過孔38aを通過する姿勢になっている。
具体的には、図4(B)に示すように、チャッカ39に遊技媒体通過孔38aを所要の間隔をおいて対向させた位置関係にして水平な姿勢になっている。
【0049】
「チャッカ39への遊技球(遊技媒体)aの入賞に関与しない」とは、同図に示すように、遊技媒体通過孔38bを通過する遊技球aがその内周壁に当接することなくという意味の他、その遊技媒体通過孔38aの内周壁に当接するときにも、換言すると、遊技球aの落下方向に若干の変化を与えたとしても、チャッカ39への遊技球(遊技媒体)aの入賞率に増減変化を与えないということを含むものである。
【0050】
なお、「初期位置」は、前述した「チャッカ39への遊技球(遊技媒体)aの入賞に関与しない位置」に限るものではなく、上記した入賞補助位置(ア)と後述する入賞阻止位置(ウ)以外であれば、任意に設定することができる。
【0051】
<入賞阻止位置(ウ)において>
媒体制動部材38は、これをチャッカ39への遊技球(遊技媒体)aの入賞を阻止する位置(以下「入賞阻止位置」という。)(ウ)に移動したとき、そのガイド部であるガイド面38a,38aをチャッカ39を閉鎖する姿勢になっている。
本実施形態において、「チャッカ39を閉鎖する」とは、遊技球aがチャッカ39に入賞しない程度に閉じた状態にするという意味である。
【0052】
具体的には、ガイド面38a,38aを形成した他方の端部をチャッカ39の正面に位置させて傾斜した姿勢になっている。
すなわち、チャッカ39に向けて落下してきた遊技球aは、媒体制動部材38のガイド面38a,38aに衝接してチャッカ39への入賞が阻止される。
【0053】
前記したチャッカ39,39′の下方近傍には、例えば演出をするための可動部材42,42′が配置されているとともに、大入賞口40の下方には、入賞しなかった遊技球aを回収するためのアウト口43を形成した飾り部材44が配置されている。
【0054】
可動部材42,42′は細長い板状に形成されており、軸42a,42a′を中心とした所要の角度範囲内で揺動可能になっており、それら可動部材42,42′には、ソレノイド等を駆動源とする遊技盤1の裏面に配設された駆動機構(図示しない)が連結されており、例えば、通常の遊技状態から、遊技者にとって有利な遊技状態に移行したこと等を契機として揺動されるようになっている。このような可動部材42,42′を設けることにより、多彩な演出を行なうことができる。
【0055】
次に、回路系統について図5を参照して説明する。図5は、本発明の一実施形態に係る遊技機の制御回路を示すブロック図である。
【0056】
45はコンピュータである主制御装置であり、CPU(Central Processing Unit)46,制御プログラムや本発明遊技機用プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)47,上記CPU46のワーク用メモリ(乱数メモリ等を含む)としてのRAM(Random access Memory)48、及び水晶発振回路部49を有して構成されている。
【0057】
CPU46は、上記のROM47に記憶されている制御プログラムや後述する遊技機用プログラムに従って、本ぱちんこ遊技機Aの全体を制御する機能を有している。
【0058】
水晶発振回路部49は、発振パルスを分周することにより、制御動作の基準となる例えば4(ミリ秒)毎のタイミングパルスを生成するものである。
【0059】
RAM48は所要量の情報が記録可能になっており、これは、遊技の履歴や遊技者にとって有利な遊技状態に移行している間に獲得した遊技利益等が記憶されるようになっている。
【0060】
「遊技の履歴」は、当該ぱちんこ遊技機Aにおいて、遊技を開始してから現在までに行われた遊技内容の経時的な記録であり、例えば前記したスルーチャッカ34,34′に遊技球aが一定時間内に入賞した個数、大入賞口40の開放時間や回数、その大入賞口40に入賞した遊技球の数等を含むものである。
【0061】
なお、上記遊技の履歴等は、前記RAM48等に記憶しておくことに限らず、例えばスマートメディア等のリムーバブルメモリ、すなわち携帯型情報記録媒体やハードディスク等の非携帯型情報記録媒体に記録するようにしてもよい。
【0062】
主制御装置45(CPU46)は、上記ROM47に記憶されている制御用プログラムや本発明遊技機用プログラムを実行することによって、上記したRAM48や後述する各副制御装置等とともに所要の各機能を実現するようになっている。
すなわち、本発明遊技機用プログラムは、遊技媒体である遊技球aを入賞させるためのチャッカ39,39′を遊技盤1の遊技領域1aに形成しているとともに、チャッカ39,39′への遊技球aの入賞を補助する入賞補助位置(ア)、チャッカ39,39′への遊技球aの入賞に関与しない初期位置(イ)、及び当該チャッカ39,39′への遊技球aの入賞を阻止する入賞阻止位置(ウ)に移動可能な単一の媒体制動部材38,38′を上記遊技領域1aに設けた前述した遊技機に用いるものであり、
・上記媒体制動部材38,38′を入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)に移動させるか否かを判定する移動可否判定機能と、
・この移動可否判定機能によって媒体制動部材38,38′を移動させると判定したときには、入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)を択一的に決定する移動位置決定機能と、
・その移動位置決定機能によって決定した入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)のいずれかに、媒体制動部材38,38′を移動する部材移動機能とを、遊技機をなすコンピュータである主制御装置45(CPU46)に実現させることを内容としたものである。
【0063】
上記ROM47に記憶されている本発明遊技機用プログラムや制御用プログラムを実行することにより、主制御装置45(CPU46)は、上記したRAM48や後述する各副制御装置等とともに下記の各機能を実現している。
【0064】
(1) 判定用乱数を生成する機能(以下「乱数生成手段46a」という。)。
乱数を生成する数値範囲は、本実施形態においては「0〜699」を想定し、この数値範囲内で生成される乱数に基づいて、遊技状態の移行に係る大当たり判定用乱数とそれ以外の判定用乱数を割り当てるようにしている。
また、大当たり判定用以外の判定用乱数を例示すると、演出の変動パターン決定用の乱数生成範囲としては「0〜39」,表示図柄選択用の乱数生成範囲としては「0〜11」等である。
【0065】
(2) 遊技状態を移行させるための条件の達成に基づき、通常の遊技状態から、遊技者にとって有利な遊技状態に移行させるか否かを判定する機能(以下「移行判定手段46b」という。)。
・「遊技状態を移行させるための条件」とは、例えば大入賞口40等に遊技球aが入賞することを契機として行われる上記抽選に当ることである。
【0066】
(3) 上記した遊技者にとって有利な遊技状態に移行させる機能(以下「状態移行手段46c」という。)。
・「遊技者にとって有利な遊技状態」は、前述したように、大入賞口40の開閉扉を所定時間だけ開放するという態様を、その大入賞口40内に設けられた通過領域(所謂Vゾーン)(図示しない)に遊技球が入賞することによって継続して繰り返されるようになっており、その遊技状態は、当該繰り返しが既定の回数に達したときに終了するようになっている。換言すると、「遊技者にとって有利な遊技状態」は、所謂大当たり状態のことである。
【0067】
また、遊技者にとって有利な遊技状態の終了後の所定期間内において、通常の遊技状態のときよりも高い確率で大当たりとなる高確率遊技状態に移行することを含めることができる。
【0068】
(4) 遊技媒体検知センサ50により遊技媒体である遊技球aを検知したことを契機として、遊技状態を変更する機能(以下「遊技状態変更手段46d」という。)。
「遊技媒体検知センサ50により遊技媒体である遊技球aを検知したことを契機として」とは、遊技媒体検知センサ50により遊技球aを検知したことにより抽選等を行なうことなく遊技状態を変更すること、並びに技媒体検知センサ50により遊技球aを検知し、この検知によって行なわれる抽選に当たること及び外れることにより遊技状態を変更することを含んでいる。
「遊技状態を変更する」とは、上記した通常の遊技状態から、遊技者にとって有利な遊技状態に移行することの他、これとは逆に、遊技者にとって有利な遊技状態から、通常の遊技状態に移行することを含んでいる。
【0069】
(5) 入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)に、媒体制動部材38,38′を移動させるか否かを判定する機能(以下「移動可否判定手段46e」という。)。
この移動可否判定手段46eによる判定の基準としては、抽選によるものの他、上記したRAM48に記憶されている遊技の履歴に基づいて判定を行なわせることができる。
「抽選」のタイミングとしては、上記したように遊技状態が移行したとき等であり、具体的には、通常の遊技状態から、遊技者にとって有利な遊技状態に移行したとき、又は遊技者にとって有利な遊技状態から通常の遊技状態に移行したときである。
さらに、抽選に当たったときに媒体制動部材38,38′を移動させ、その抽選に外れたときに媒体制動部材38,38′を移動させないようにする他、抽選に当たったときに媒体制動部材38,38′を移動させず、その抽選に外れたときに媒体制動部材38,38′を移動させるようにすることもできる。
【0070】
「遊技の履歴」に基づいて判定をする場合、例えば前記したスルーチャッカ34,34′に遊技球aが一定時間内に入賞した個数が所定の個数以上になったとき、大入賞口40の開閉が所定回数に達したとき、また、その大入賞口40に入賞した遊技球が所定の数に達したとき等を基準とすることができる。
【0071】
なお、媒体制動部材を入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)に移動させるか否かの判定は、媒体制動部材38,38′を同時に移動させるか否かの他、媒体制動部材38又は媒体制動部材38′を個別に移動させるか否かを判定するようにしてもよい。また、これらの選択を抽選によって行なうようにすることもできる。
【0072】
(6) 移動可否判定手段46eによって媒体制動部材38,38′を移動させると判定したときには、入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)を択一的に決定する機能(以下「移動位置決定手段46f」という。)。
この決定の基準としては、抽選によるものの他、上記したRAM47に記憶されている遊技の履歴や移動順序テーブルに基づいて判定を行なわせることができる。
「遊技の履歴」に基づいて決定をする場合、次のような基準を採用できる。
・スルーチャッカ34,34′に遊技球aが入賞した個数の範囲を入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)に対応づけて決めておき、一定時間内にスルーチャッカ34,34′に入賞した遊技球aの個数がいずれの範囲に含まれるかを判定し、この判定結果に基づいて、それらの範囲に対応する入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)を決定する。
【0073】
・大入賞口40の開閉数の範囲に、入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)を対応づけておき、一定時間内に開閉した大入賞口40の回数がいずれの範囲に含まれるかを判定し、この判定結果に基づいて、それらの範囲に対応する入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)を決定する。
【0074】
・大入賞口40に遊技球aが入賞した個数の範囲を入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)に対応づけて決めておき、一定時間内に大入賞口40に入賞した遊技球aの個数がいずれの範囲に含まれるかを判定し、この判定結果に基づいて、それらの範囲に対応する入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)を決定する。
【0075】
・遊技を開始してから現在までの経過時間を所定時間範囲毎に区分しておくとともに、それら各時間範囲に入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)を対応づけておき、経過時間がいずれの時間範囲に含まれるかを判定し、この判定結果に基づいて、その判定に係る時間範囲に対応する入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)に決定する。
【0076】
「移動順序テーブル」は、入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)を予め定めた順序で記述したものであり、移動可否判定手段46eによって媒体制動部材38,38′を移動させると判定したときに順次参照して、入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)を決定するようになっている。
このような移動順序テーブルは、例えば上記RAM48に記憶させておくようにする。
【0077】
(7) 移動位置決定手段46fによって決定した入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置(ア),(イ)又は(ウ)のいずれかに、その媒体制動部材38を移動する機能(以下「部材移動手段52」という。)。
本実施形態において、部材移動手段52は、主制御装置45(CPU46)と、後述する可動物制御装置53とによって構成している。
【0078】
ところで、前記主制御装置45の入力側には、電源供給装置54の他、入力インターフェース55を介して、特定入賞球検知センサ56、特別入賞球検知センサ57、入賞特定領域検知センサ58、通過球検知センサ59、その他入賞球検知センサ60、遊技球払出検知センサ61、エラー検知センサ62及び遊技媒体検知センサ50等が接続されている。
【0079】
特定入賞球検知センサ56は、前記大入賞口40等の特定入賞口に入賞した遊技球を検知するためのものである。
【0080】
特別入賞球検知センサ57は、大入賞口40等の特別入賞口に入賞した遊技球aを検知するためのものである。
【0081】
前記主制御装置45の出力側には、集中管理装置63の他、出力インターフェース64を介して、それぞれ詳細を後述する図柄制御装置65,ランプ制御装置66,音声制御装置67,払出制御装置68及び可動物制御装置53等の各副制御装置が接続されている。
【0082】
上記した各副制御装置の詳細は次のとおりである。
図柄制御装置65は、CPU65A、このCPU65Aに接続されたROM65B及びRAM65Cが搭載されてなるものであり、これの出力側には、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ(VDP:Video Display Processor)70を介して前記ディスプレイ24が、また、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ70を介することなく、前記普通図柄LED31,32が接続されている。
【0083】
この図柄制御装置65により、上記主制御装置45から送信される制御信号に基づき、ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ70を介してディスプレイ24を表示制御するとともに、普通図柄LED31,32を表示制御するようになっている。
【0084】
ランプ制御装置66は、CPU66A、このCPU66Aに接続されたROM66B及びRAM66Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置45から送信される制御信号に基づいて、通過保留数表示ランプ30…、特定保留数表示ランプ26〜29、上記した飾り枠部材25を含む盤面関係の電飾71、及び前記枠ランプ8を含む主扉3関係の電飾72等を点滅制御する機能を有している。
【0085】
音声制御装置67は、CPU67A、このCPU67Aに接続されたROM67B及びRAM67Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置45から送信される制御信号に基づいて、主扉3に配設された前記スピーカ9,9や、サウンドプロセッサを含む音声発生装置73を制御する機能を有するものである。
【0086】
払出制御装置68は、CPU68A、このCPU68Aに接続されたROM68B及びRAM68Cを搭載してなるものであり、上記主制御装置45から送信される制御信号に基づいて、遊技球払出装置74及び前記したCRユニット16を制御する機能を有している。
なお、75は球貸し信号制御装置であり、本実施形態においては、払出制御装置68と直接通信できるように回路接続されている。
【0087】
可動物制御装置53は、前記した媒体制動部材38,38′、可動部材42,42′、電動チューリップ36の拡縮部材36a,36aや大入賞口40の開閉扉等を適宜駆動制御するものである。
【0088】
69は発射制御装置であり、上記した操作ハンドルHによる遊技球発射信号、及び上記主制御装置45から送信される制御信号に基づき、発射駆動装置11を制御する機能を有しているものである。
【0089】
前述した構成からなる遊技機の処理動作について、主に図6を参照して説明する。図6は、主制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
【0090】
<主制御装置の処理>
電源が投入されたときには、次のステップからなる処理が実行される。
ステップS1(図6においては「S1」と略記する。以下同様):初期設定処理を行う。初期設定処理は、所定データの初期設定の実行・副制御装置への通常起動時コマンドの送信、又はエラー状態時に電源遮断前の状態に復帰させてエラー解除等をした後、メインルーチン移行の許可を行うこと等を内容としている。
【0091】
ステップS2:前記したRAM48に記憶されているデータをクリアするためのスイッチ(図示せず)のON/OFF状態を判断し、ON状態であると判断されればステップS6に進み、そうでなければステップS3に進む。
【0092】
ステップS3:バックアップフラグが設定されているか否かを判断し、ここで当該バックアップフラグが設定されていればステップS6に進み、設定されていなければステップS4に進む。
【0093】
ステップS4:RAM48に記憶されているデータが壊れているか否かの判断を行い、ここで当該データが壊れている場合にはステップS6に進み、壊れていなければステップS5に進む。
【0094】
ステップS5:電源復帰時における起動時処理を実行して、電源が遮断された時からの開始処理を行う。
【0095】
ステップS6:不要の残存データである賞球情報や遊技の履歴等のRAM48に記憶されているデータの削除処理を行うとともに、所要のデータを正常に記憶させられるか否かのチェックを行い、ステップS7に進む。
【0096】
ステップS7:正常起動時処理を行う。この正常起動時処理は、前記した主制御装置43によるメインルーチン処理への移行許可、及び前述した各副制御装置に対して通知する主制御起動開始に係る処理等を生成させることを内容としている。
【0097】
「主制御装置45によるメインルーチン処理」は、ROM47に記憶されている制御プログラムによって、詳細を後述する乱数更新処理,入力検知受信処理,入力管理処理,異常監視処理,特別図柄制御処理,普通図柄制御処理,ランプ管理処理,賞球払出処理,外部情報管理処理及び出力管理処理を繰り返し実行することを内容としたものである。
【0098】
ステップS8:乱数更新処理を行う。この乱数更新処理は、大当たり判定,演出選択、表示図柄選択、小当たり選択等に対応する乱数生成範囲を適宜設定し、その乱数生成範囲内における乱数更新を行うことを内容としている。
なお、当該乱数更新処理は、上記したROM47に記憶されている制御プログラムに基づくソフト的な乱数発生手段によるものに限るものではなく、例えば外部に設けたハード的な乱数発生手段によるものであってもよい。
【0099】
ステップS9:入力検知受信処理を行う。この入力検知受信処理は、前記した特定入賞口近傍に特定入賞球検知センサ56,特別入賞球検知センサ57,入賞特定領域検知センサ58,通過球検知センサ59,その他入賞球検知センサ60,遊技球払出検知センサ61、エラー検知センサ62及び遊技媒体検知センサ50から送出される遊技球の検知信号の有無を検知することを内容としたものである。
これにより、前記した特定入賞口,特別入賞口,入賞特定領域,通過口(スルーチャッカ等),その他入賞口,遊技球払出口及び媒体制動部材38,38′等に球詰まりが発生したことを容易に検知できる。
【0100】
ステップS10:入力管理処理を行う。この入力管理処理は、受信した上記検知信号が、いずれの検知センサからのものであるか等を解析し、例えば、各入賞口毎に入賞した遊技球の計数管理や、入賞検知に係る受信時から該入賞に基づく制御処理が開始されるまでの時間管理等を行うことを内容としている。
【0101】
ステップS11:異常監視処理を行う。この異常監視処理は、前記した受け皿13に貯留されている遊技球の容量オーバー,遊技球の流動時における球詰まり,制御処理実行時の不良等の各種エラー(異常)が生じていないかどうかの監視を行うこと、それらエラーが生じている場合には、エラー発生を示す所定の態様からなる例えば上記した各種ランプによる報知や、それらエラーの解除をしたことを示す所定の態様からなる報知を行うための処理情報等を生成すること、及びそれらの各種処理情報を副制御装置側に送信する準備をすることを内容としている。
【0102】
副制御装置側に送信する上記処理情報は、遊技状態毎の処理に対応する先行コマンド番号と、目的とする所定の態様に対応する後続コマンド番号の組み合せからなるものである。
具体的には、通常遊技状態時の異常監視処理に対応する先行コマンド番号と、目的とするエラー発生を示す態様に対応させた後続コマンド番号との組み合せ等である。
【0103】
ステップS12:特別図柄制御処理を行う。この特別図柄制御処理は、始動口37への遊技球の入賞を検知したこと等の所定の条件が満たされたことを契機にして、大当たり判定用の乱数値を抽出して当否判定を行うとともに、前記大当たりの抽選結果(当否)に基づいた演出及び特別図柄を、それらに対応した乱数値更新処理で得られた乱数値を抽出して選択判定を行い、この判定によって得られた情報を副制御装置側に送信して特別図柄の変動態様の表示を行うことを内容としている。
【0104】
ステップS13:普通図柄制御処理を行う。この普通図柄制御処理は、例えば電動チューリップ36の拡縮部材36a,36aの動作開始から終了までの動作内容,動作時間や普通図柄の内容決定のための判定、及び当該電動チューリップ36や普通図柄LED31,32等に対する制御命令の管理を行うことを内容としている。
【0105】
ステップS14:媒体制動部材制御処理を行う。図7は、媒体制動部材38,38′の動作を示すフローチャートである。
ステップТ1(図中「Т1」と略記する。以下同様):媒体制動部材38,38′を入賞補助位置(ア),初期位置(イ)又は入賞阻止位置(ウ)に移動させるか否かを判定して、ステップТ2に進む。
判定の基準は、上記した抽選により行っているが、上記したRAM48に記憶されている遊技の履歴に基づいて判定を行なわせることができる。
【0106】
ステップТ2:入賞補助位置(ア),初期位置(イ)又は入賞阻止位置(ウ)を択一的に決定し、ステップТ3に進む。
【0107】
ステップТ3: 決定された入賞補助位置(ア),初期位置(イ)又は入賞阻止位置(ウ)のいずれかに移動させるための送信準備をして、メインフローに戻る。
【0108】
ステップS15:ランプ管理処理を行なう。このランプ管理処理は、入力管理処理された情報に応じた発光態様となるように点灯させる処理情報を生成すること、及び副制御装置側への送信準備をするとともに、該処理情報を送信したときから副制御装置における出力制御の処理終了までの時間を管理すべく、発光態様を行わせる制御処理実行時間を設定してカウント演算処理を行うためのタイマの更新準備をすることを内容としている。
【0109】
ステップS16:賞球払出処理を行なう。この賞球払出処理は、入力管理処理された入賞関連情報に応じた所定数の遊技球(賞球)を払出させる処理情報を生成するとともに副制御装置側への送信準備をし、また、該処理情報を送信したときから副制御装置において出力制御することとなる処理終了までの時間及び遊技球払出し個数を管理すべく、遊技球払出し制御に係る動作時間、及び1つの遊技球を払出す動作毎の回数を所定の計数手段によって計数したときの合計値を設定し、該設定に基づくタイマ及び計測手段の更新準備をすることを内容としている。
【0110】
ステップS17:外部情報管理処理を行う。この外部情報管理処理は、副制御装置側に送信するために生成された所定処理情報に対し、遊技機外部において管理を行うときに必要な情報内容であるか否か等を判断し、該判断結果に応じて管理すべき所定処理情報を集中管理装置63に送信するための準備をすることを内容としている。
【0111】
ステップS18:出力管理処理を行う。この出力管理処理は、異常監視処理,特別図柄制御処理,普通図柄制御処理,ランプ管理処理,賞球払出処理,外部情報管理処理にて生成された、各副制御装置側(図柄制御装置65,ランプ制御装置66,音声制御装置67,払出制御装置68,可動物制御装置53)又は集中管理装置63側へ送信するために準備されている処理情報を出力編集し、該処理情報の出力したときのタイミングを通知するための信号となるストローブ(STB)信号を伴わせて、適宜目的の各副制御装置側又は集中管理装置63側に上記処理部によって準備された処理情報を発信させる処理内容となっている。
【0112】
出力管理処理に基づき発信される処理情報が、図柄制御装置65,ランプ制御装置66,音声制御装置67,払出制御装置68,可動物制御装置53で受信されることにより、割込みルーチンとしてそれら各副制御装置での処理が実行される。
【0113】
可動物制御装置53では、上記した媒体制動部材制御処理における処理情報を受信することにより、その受信内容に従って、媒体制動部材38,38′を決定された入賞補助位置(ア),初期位置(イ)又は入賞阻止位置(ウ)に移動させる。
【0114】
ステップS19:電源が遮断されたか否かを判断し、遮断されていなければステップS8に戻り、遮断されていればステップS19に進む。
ステップS20:電源遮断時の終了時処理を行って全処理を終了する。
【0115】
次に、他例に係る媒体制動部材とこれの駆動装置について説明する。図8は、他例に係る媒体制動部材とこれの駆動機構の側面図である。
図8に示す他例に係る媒体制動部材76は、回動軸76aの前端部76bをリング形に曲成することにより、遊技球aを通過させるための円形の遊技媒体通過孔76cを形成した棒状のものである。このような媒体制動部材76は、例えば公知の金属製の棒材を曲成することにより形成することができるので、その製造を容易に行なるとともに、加工が容易であるので安価なものを提供できる。
なお、「回動軸76aの前端部76b」は、遊技盤1の正面側、すなわち遊技領域1aが形成されている面側に突出されている部分をいう。
【0116】
遊技媒体通過孔76cの中心O1は、回動軸76aの軸心O2からこれの側方に所要の距離だけ離間して形成されているとともに、その内径d2は、遊技球aの直径よりも大きな内径になっている。
【0117】
媒体制動部材76の回動軸76aの基端部は、遊技盤1に取り付けられている軸受け77によって回転自在に支持されているとともに、その遊技盤1の裏面側、すなわち、遊技領域1aが形成されていない面側に突出されている。
【0118】
遊技盤1の裏面側に突出した媒体制動部材76の突出端部には、その遊技盤1の裏面側に配設された小ギヤ78及びこれに噛合している大ギヤ79を介して例えばサーボモータ等のモータM1に連結されている。
【0119】
この構成により、媒体制動部材76は、チャッカ39への遊技球aの入賞を補助する入賞補助位置(ア)、そのチャッカ39への遊技球aの入賞に関与しない初期位置(イ)、及び当該チャッカ39への遊技球aの入賞を阻止する入賞阻止位置(ウ)を含む広い角度範囲内で揺動自在になっている。
【0120】
図8(A),(B),(C)は、媒体制動部材76を、入賞補助位置(ア),初期位置(イ)又は入賞阻止位置(ウ)に移動した状態を示す正面図である。
<入賞補助位置(ア)において>
媒体制動部材76は、これをチャッカ39への遊技球aの入賞を補助する入賞補助位置(ア)に移動したとき、前端部76bをなす部材に衝接した遊技球aをチャッカ39に向けて誘導する姿勢になっている。
具体的には、媒体制動部材76は、これの前端部76bを入賞口39の側縁部に近接させて傾斜した姿勢になっている。
【0121】
媒体制動部材76を、入賞補助位置(ア)に移動することにより、3本の遊技くぎ21a,21b,21cとによって、上下逆向きハ字形を形作るようになる。
換言すると、媒体制動部材76と3本の遊技くぎ21a,21b,21cによって、チャッカ39に向けて遊技球aを誘導するための誘導経路が形成され、誘導経路は、これの上部側から下部側に向けて幅が次第に狭まるように形作られるようになっている。
これにより、媒体制動部材76を単独で入賞補助位置(ア)に位置させたときよりも、遊技球aの入賞率を向上させることができる。
【0122】
<初期位置(イ)において>
媒体制動部材76は、これをチャッカ39への遊技球(遊技媒体)aの入賞に関与しない初期位置(イ)に移動したとき、そのチャッカ39に入賞する遊技球(遊技媒体)aが遊技媒体通過孔76cを通過する姿勢になっている。
具体的には、図8(B)に示すように、チャッカ39に遊技媒体通過孔76cを所要の間隔をおいて対向させた位置関係にして水平な姿勢になっている。
【0123】
<入賞阻止位置(ウ)において>
媒体制動部材74は、これをチャッカ39への遊技球(遊技媒体)aの入賞を阻止する入賞阻止位置(ウ)に移動すると、前端部76bをなす部材チャッカ39を閉鎖する姿勢になっている。
【0124】
具体的には、前端部76bをなす部材をチャッカ39の正面中央に近接させて傾斜した姿勢になっている。
すなわち、チャッカ39に向けて落下してきた遊技球aは、媒体制動部材76の前端部76bをなす部材に衝接して落下方向に変化を与えられ、チャッカ39への入賞が阻止される。
【0125】
媒体制動部材76の前端部76bの形状としては上記のリング形に限らず、例えば図10に示すように形成してもよい。図10は、その他例に係る媒体制動部材の変形例の要部を示す図である。
図10に示す媒体制動部材76′は、回動軸76a′の前端部76b′を方形枠形に曲折することにより、遊技球aを通過させるための方形の遊技媒体通過孔76c′を形成した棒状のものである。
【0126】
遊技媒体通過孔76cの中心O1′は、回動軸76aの軸心O2′からこれの側方に所要の距離だけ離間して形成されているとともに、その縦横h1,h2は、遊技球aの直径よりも大きな寸法になっている。
なお、遊技媒体通過孔としては、上記した円形や方形のものに限らず、多角形,楕円形等の公知の形状にすることができる。この場合にも、遊技媒体通過孔を、これを通過する遊技球aが接触しない大きさ、換言すると遊技媒体通過孔の内径を遊技球aの直径よりも大きくすることは勿論である。
【0127】
本発明は前述した実施形態に限るものではなく、次のような変形実施が可能である。
本実施形態においては、遊技盤の遊技領域に形成された入賞口への遊技媒体の入賞を補助する入賞補助位置、当該入賞口への遊技媒体の入賞を阻止する入賞阻止位置及び初期位置に移動可能な媒体制動部材を上記遊技領域に設けるとともに、その媒体制動部材を入賞補助位置,入賞阻止位置又は初期位置に移動させるか否かを判定する移動可否判定手段と、この判定手段によって媒体制動部材を移動させると判定したときには、入賞補助位置,入賞阻止位置又は初期位置を択一的に決定する移動位置決定手段と、この移動位置決定手段によって決定した入賞補助位置,入賞阻止位置又は初期位置のいずれかに、その媒体制動部材を移動する部材移動手段とを設けた構成のものを例として説明したが、これに限るものではなく、次のような構成にすることができる。
【0128】
すなわち、移動可否判定手段、移動位置決定手段及び部材移動手段を設けることなく、遊技盤の遊技領域に形成された入賞口への遊技媒体の入賞を補助する入賞補助位置、当該入賞口への遊技媒体の入賞を阻止する入賞阻止位置及び初期位置に移動可能な媒体制動部材を上記遊技領域に設けた構成にするとともに、その媒体制動部材を、これに遊技球が衝接することにより上記各位置間で移動するようにする。
【0129】
具体的には、例えば初期位置に媒体制動部材が停止しているときに、これの一部に遊技球が衝接することにより、当該媒体制動部材が入賞阻止位置又は入賞許容位置に移動する態様、入賞補助位置に媒体制動部材が停止しているときに、これの一部に遊技球が衝接することにより、当該媒体制動部材が初期位置又は入賞阻止位置に移動する態様、及び入賞阻止位置に媒体制動部材が停止しているときに、これの一部に遊技球が衝接することにより、当該媒体制動部材が初期位置又は入賞補助位置に移動する態様である。
【0130】
また、上記した実施形態においては、入賞口としてチャッカ39,39′を例として説明したが、入賞口をチャッカ39,39′に限るものではなく、チャッカ39,39′の他、スルーチャッカ34,34′と始動口37を「入賞口」として考えることができる。従って、上記したスルーチャッカ34,34′や始動口37に、媒体制動部材38,38′を近設してもよい。
【0131】
上記の実施形態においては、簡易な構成にすることができ、その移動も容易に行なうことができる単一の媒体制動部材を採用した例について説明したが、1つの入賞口あたり2つ以上の媒体制動部材を設けた構成にすることができる。
【0132】
遊技機用プログラムは、業務用又は家庭用のテレビゲーム機、インターネットに接続可能なモニタ付きコンピュータ等に読み込まれることによって、それら業務用又は家庭用のテレビゲーム機、インターネットに接続可能なモニタ付きコンピュータ等を遊技機として機能させるプログラムを含むものである。
【0133】
換言すると、前述した遊技機用プログラムは、遊技機で実行されるようにしたものの他、業務用又は家庭用のテレビゲーム機、インターネットに接続可能なモニタ付きコンピュータ等によって本発明を実行するように構成したものを含んでいる。
【0134】
【発明の効果】
請求項1〜記載の発明によれば、入賞口への遊技媒体の入賞を補助する入賞補助位置、当該入賞口への遊技媒体の入賞を阻止する入賞阻止位置及び初期位置に移動可能な媒体制動部材を上記遊技領域に設けているので、遊技媒体の落下方向に不時の変化を与えられるとともに、遊技媒体の入賞口への入賞状態を変化させられる。
また、媒体制動部材が、揺動軸を中心として揺動自在に支持されており、その揺動軸を挟む一方の端部に遊技媒体をガイドするガイド部が形成されているとともに、他方の端部に遊技媒体を通過させるための遊技媒体通過孔が形成されているので、その媒体制動部材を簡易な構成にすることができ、その製造を容易に行なえる。
さらには、初期位置においては、媒体制動部材が、その入賞口に入賞する遊技媒体が遊技媒体通過孔を通過する姿勢になっているので、媒体制動部材を設けないときと同じ遊技状況にすることもできる。
また、遊技媒体通過孔を通過する遊技媒体を検出する遊技媒体検知センサが媒体制動部材に取り付けられており、その遊技媒体検知センサにより遊技媒体を検出したことを契機として、遊技状態を変更する遊技状態変更手段を設けているので、遊技者の技量によって遊技状態を変化させることができ、遊技意欲を高められる。
【0135】
請求項1〜記載の発明で得られる上記共通の効果に加え、各請求項記載の発明によれば次の効果を得ることができる。
【0136】
請求項2記載の発明によれば、決定した入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置に、媒体制動部材を移動させるか否かを判定するとともに、媒体制動部材を移動させると判定したときに、媒体制動部材を移動しようとする入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置を択一的に決定し、この決定に係る入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置のいずれかに、その媒体制動部材を移動しているので、遊技媒体の落下方向に不時の変化を与えられるとともに、遊技媒体の入賞口への入賞状態を変化させられ、さらには、遊技者の技量を遊技の進行に反映させることができる。
【0137】
請求項3記載の発明によれば、移動位置決定手段が、遊技の履歴又は抽選によって入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置を択一的に決定しているので、それら選択の規則性を遊技者に悟られにくく、遊技意欲の低下を招きにくい。
【0138】
請求項4記載の発明によれば、入賞口への遊技媒体の入賞を補助する入賞補助位置においては、媒体制動部材が、これのガイド部に衝接した遊技媒体を入賞口に向けて誘導する傾斜姿勢になっているので、遊技媒体の入賞率を高めることができる。
【0139】
請求項5記載の発明によれば、媒体制動部材が、これを入賞口への遊技媒体の入賞を阻止する入賞阻止位置に移動したとき、そのガイド部によって入賞口を閉鎖する姿勢になっているので、簡易な構成によって遊技媒体の入賞を阻むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る遊技機及びCRユニットの外観斜視図である。
【図2】 同上の遊技機の受け皿付扉を取り外した状態の正面図である。
【図3】 一例に係る媒体制動部材を示すものであり、(A)はその平面図、(B)はその正面図である。
【図4】 媒体制動部材を入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置に移動した状態を示す正面図であり、(A)は、その媒体制動部材を入賞補助位置に移動した状態、(B)は、その媒体制動部材を初期位置に移動した状態、(C)は、その媒体制動部材を入賞阻止位置に移動した状態を示している。
【図5】 本発明の一実施形態に係る遊技機の制御回路を示すブロック図である。
【図6】 本発明に係る遊技機の主制御装置の処理動作を示すフローチャートである。
【図7】 媒体制動部材の動作を示すフローチャートである。
【図8】 他例に係る媒体制動部材とこれの駆動機構の側面図である。
【図9】 他例に係る媒体制動部材を入賞補助位置,初期位置又は入賞阻止位置に移動した状態を示す正面図であり、(A)は、その媒体制動部材を入賞補助位置に移動した状態、(B)は、その媒体制動部材を初期位置に移動した状態、(C)は、その媒体制動部材を入賞阻止位置に移動した状態を示している。
【図10】 その他例に係る媒体制動部材の変形例の要部を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技盤
1a 遊技領域
38,38′ 媒体制動部材
38a ガイド部
38b 遊技媒体通過孔
39 入賞口であるチャッカ
41 揺動軸
46e 移動可否判定手段
46f 移動位置決定手段
46d 遊技状態変更手段
50 遊技媒体検知センサ
52 部材移動手段
76,76′ 媒体制動部材
a 遊技媒体である遊技球
(ア) 入賞補助位置
(イ) 初期位置
(ウ) 入賞阻止位置

Claims (5)

  1. 遊技媒体を入賞させるための入賞口が遊技盤の遊技領域に形成されている遊技機において、
    揺動軸を中心として揺動自在に支持されており、その揺動軸を挟む一方の端部に遊技媒体をガイドするガイド部が形成されているとともに、他方の端部に遊技媒体を通過させるための遊技媒体通過孔が形成され、上記入賞口への遊技媒体の入賞を補助する入賞補助位置と、当該入賞口への遊技媒体の入賞を阻止する入賞阻止位置と、当該入賞口に入賞する遊技媒体が遊技媒体通過孔を通過する姿勢になっている初期位置とに移動可能な媒体制動部材を上記遊技領域に設け
    遊技媒体通過孔を通過する遊技媒体を検知する遊技媒体検知センサが媒体制動部材に取り付けられており、その遊技媒体検知センサにより遊技媒体を検知したことを契機として、遊技状態を変更する遊技状態変更手段を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 上記媒体制動部材を入賞補助位置,入賞阻止位置又は初期位置に移動させるか否かを判定する移動可否判定手段と、
    この判定手段によって媒体制動部材を移動させると判定したときには、入賞補助位置,入賞阻止位置又は初期位置を択一的に決定する移動位置決定手段と、
    この移動位置決定手段によって決定した入賞補助位置,入賞阻止位置又は初期位置のいずれかに、その媒体制動部材を移動する部材移動手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 移動位置決定手段は、遊技の履歴又は抽選によって入賞補助位置,入賞阻止位置又は初期位置を択一的に決定することを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 媒体制動部材は、これを入賞補助位置に移動したとき、そのガイド部に衝接した遊技媒体を入賞口に向けて誘導する姿勢になっていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の遊技機。
  5. 媒体制動部材は、これを入賞阻止位置に移動したとき、そのガイド部によって入賞口を閉鎖する姿勢になっていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の遊技機。
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