JP4364821B2 - 遊技機 - Google Patents

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この発明は、遊技媒体を払い出し及び貯留可能な貯留装置を内蔵した遊技機であって、前扉の開閉をせずに内部の貯留装置に遊技媒体を補給可能な遊技機に関するものである。
従来より、遊技機、例えばスロットマシンにおいては、メダルの投入枚数よりも払い出し枚数が多くてホッパーにメダルが無くなった場合、前扉を遊技者の前で開いてホッパーにメダルを補給していた。しかしこのような補給方法では、前扉を開ける際に遊技者が席を立つのは煩わしく、また内部装置が人目に晒されてセキュリティ上も好ましくない。そこで、特許文献1のように、筐体上部にメダル補給機を設置して、上扉を開いてメダル補給ができるスロットマシンや、引用文献2のように、前扉を開けずに補給用の小扉を開けてメダル補給が可能なスロットマシンが考案されている。
しかし、これらの発明では、前扉、特に下扉を開ける必要はないものの、通常は閉じられていてメダル補給時に開放する別の補給口を開けて補給するというもので、「扉を開ける」ことに代わりはなく、不正行為の防止という観点からすると不十分であった。
一方、効率的な遊技を行うため、遊技メダルを一括投入可能なスロットマシンが考案されている(特許文献3参照)。ここで、前扉に新たに補給扉を設けるのではなく、遊技媒体を投入するために設けられたこの装置を用いて、メダル補給を行うことが考えられる。
特開平7−227459号公報(図3) 特開2004−129746号公報(図3) 特開2004−121809号公報(図3)
しかし、従来のスロットマシンでは、遊技を行うために遊技機内部に予め投入しておくメダル(クレジットメダル)として貯留可能なメダル数には上限が定められており(一般的には50枚)、投入口からメダルを投入した場合、50枚を超えて投入したメダルはメダルセレクターでキャンセルされ、払い戻されてしまう。つまり、従来のスロットマシンでは、投入口からメダルを補給できる上限は50枚となってしまい、補給手段としては全く使い物にならない。
そこで、各請求項に記載された発明は、メダル投入口などの遊技媒体投入口に補給口としての機能を持たせ、下扉を開放することなく必要なだけメダル補給が可能な遊技機を提供することを目的とする。
請求項に記載された発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、かっこ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技媒体を貯留するとともに払い出すための払い出し装置(ホッパーユニット5)と、遊技媒体を一個ずつ投入可能な単数投入口(メダル投入口47)と、この単数投入口(47)よりも下方に設けられ、遊技媒体を一括投入可能な一括投入口(70)と、前記一括投入口(70)又は単数投入口(47)から投入された遊技媒体が通過可能な誘導路(メダル誘導路94)及び誘導路(94)を通過する遊技媒体を確認するための遊技媒体検知部(メダルセンサ96)を有し、この遊技媒体検知部(96)を通過した遊技媒体を前記払い出し装置(5)に移送するとともに、所定の場合には投入された遊技媒体を遊技媒体検知部(96)を通過させずに遊技機外部に排出するためのキャンセル装置(ブロッカー装置93)を備える遊技媒体判別装置(メダルセレクター90)と、前記単数投入口(47)よりも下方に設けられ、前記一括投入口(70)から投入された遊技媒体を、一個ずつ前記遊技媒体判別装置(90)に搬送する遊技媒体送り装置(メダル送り装置80)と、前記遊技媒体送り装置(80)から送り出される遊技媒体を前記単数投入口(47)に揚送するための上昇通路(61)を有する上昇装置(60)とを少なくとも有し前記遊技媒体検知部(96)の検知信号をクレジットカウントとしてカウントし、当該カウント値をクレジット表示部(32)に表示させるとともに、クレジットカウントが予め定められた最大値に達した場合には、前記キャンセル装置(93)を作動させる制御装置(200)を有する遊技機に係る。
そして、本発明は、遊技機の状態を、遊技可能な遊技モードから、遊技不能でありかつ投入された遊技媒体についてクレジットカウントがなされない補給モードに変更するためのモード変更スイッチを設けてあり、前記一括投入口(70)から投入された遊技媒体を、前記遊技媒体検知部(96)を通過させずに前記払い出し装置(5)に移送するための別通路を設けてある。また、遊技モード中は遊技媒体を前記遊技媒体検知部(69)に誘導し、補給モード中は遊技媒体を前記別通路に誘導する流路変更手段(シャッター装置66)を設け、前記上昇装置(60)の上昇通路(61)には、揚送された遊技媒体を前記単数投入口(47)に排出するための上部排出口(スリット64A)と、揚送された遊技媒体を前記払い出し装置(5)に排出するための補給排出口(スリット65A)とを設けてある。また、前記別通路として、前記補給排出口(65A)から排出された遊技媒体を前記払い出し装置(5)に移送する移送路(ノズル35B)を設け、前記流路変更手段(66)として、前記補給排出口(65A)を開閉自在に形成された第一の遮蔽装置(側方シャッター68)と、前記補給排出口(65A)の上端部において前記上昇通路(61)を閉塞可能な第二の遮蔽装置(上方シャッター67)とを設けてある。そして、遊技モード中においては、前記第一の遮蔽装置(68)は前記補給排出口(65A)を閉じるとともに前記第二の遮蔽装置(67)は前記上昇通路(61)を閉塞せず、補給モード中においては、前記第一の遮蔽装置(68)が前記補給排出口(65A)を開けるとともに前記第二の遮蔽装置(67)が前記上昇通路(61)を閉塞するように形成されていることを特徴とする。
本発明は、例えばスロットマシンなどの遊技機に適しており、遊技機としては、上記構成要件の他に、複数の図柄を表示した回転リール(20)や、回転リール(20)の回転を開始させるためのスタートスイッチ(53)や、回転リール(20)の回転を停止させるためのストップスイッチ(55)などを有していてもよい。
ここで、「遊技媒体」とは、遊技に用いられるメダルやコイン、パチンコ球などの遊技球を含む。また、「払い出し装置」は、それらの遊技媒体を貯留可能でありかつ遊技媒体を払い出すことのできる装置であり、例えばホッパーユニット(5)とすることができる。払い出し装置(5)は、遊技機の内部に設置されている。
前記一括投入口(70)は、遊技媒体を一度にランダムに投入可能な開口であり、遊技機の外部に設けられている。例えば底部に開口部が形成され漏斗状の受け部を有する受け皿のような形状を有するものを含む。
また本発明は、遊技媒体を一個ずつ投入可能な単数投入口(47)と、一括投入口(70)の二つの遊技媒体投入口を有しており、遊技者の好みで、単数投入、一括投入を選択できる。ここで、単数投入口(47)は、例えばメダルを一枚ずつ投入するためのスリットなどが含まれる。単数投入口(47)から投入された遊技媒体は、遊技媒体判別装置(90)に移送される。
前記遊技媒体判別装置(90)は、遊技機に投入された遊技媒体の真贋を判定し、適正な遊技媒体を遊技機内部に移送すると共にその枚数をカウントするためのものである。
前記キャンセル装置(93)は、所定の場合に遊技媒体を遊技機外部に排出させるためのものである。ここで、「所定の場合」とは、遊技機の制御装置(200)が遊技機の状態に応じて電気的信号を発信した場合や、人が所定の操作手段を操作した場合や、適正でない遊技媒体が通過した場合も含む。本発明においては、少なくともクレジットが最大限度に達した場合にキャンセル装置(ブロッカー装置)が作動するように形成されている。
ここで、クレジットとは、遊技を行うための遊技媒体を予め遊技機に投入して貯留しておくことであり、クレジットがされている場合には、遊技ごとに遊技媒体を投入する必要がない。その代わり、所定の操作手段(ベットスイッチ51)を操作することにより遊技媒体が投入されたものとみなされ、クレジット表示部(32)の表示が減算される。
前記遊技媒体送り装置(80)は、前記一括投入口(70)に一括投入された遊技媒体を一個ずつ前記遊技媒体判別装置(90)に送り出し可能な装置であり、一括投入口(70)の下方に設置するのが好ましい。また、遊技媒体送り装置(80)としては、ベルト駆動式メダル送り装置やディスク回転式メダル送り装置、スクリュー式球送り装置など、その態様は問わない。さらに、遊技媒体送り装置(80)と遊技媒体判別装置(90)の間に、遊技媒体を移送するための通路や装置(例えば上昇装置60)が設けられていてもよい。
前記上昇装置(60)は、遊技媒体送り装置(80)から送り出された遊技媒体を揚送するためのものであり、例えばスクリュー式のメダル揚送機やベルトコンベヤ、押し上げ式レールなど、遊技媒体を一括投入口(70)よりも上方に移送可能な装置であればその形態は問わない。また、「上方」には、斜め上方も含まれる。そして、この上昇装置(60)により揚送された遊技媒体は、上部排出口(64A)から単数投入口(47)へと排出される。上部排出口(64A)と単数投入口(47)の間に移送通路(ノズル64B)を設けてもよい。
前記モード変更スイッチ(110)は、遊技機の状態を、遊技可能状態(遊技モード)から遊技媒体補給可能状態(補給モード)に変更するためのスイッチであり、補給モードを遊技モードに変更可能に形成されていてもよい。例えばスイッチONで遊技モードから補給モードに切り替わり、スイッチOFFで補給モードから遊技モードに切り替わるようにすることができる。
ここで、「遊技モード」とは、遊技を行う(例えば遊技媒体の投入やスタートスイッチ等の操作手段の操作をし、回転リールの図柄を揃えるなどして入賞すると賞品が払い出される)ことができる状態であって、一定数を超えて遊技媒体を投入するとクレジット超過でキャンセル扱いになる遊技機の状態のことである。一方「補給モード」とは、遊技を行うことはできないが、一括投入口(70)から遊技媒体を投入した場合に、クレジット超過でキャンセル扱いにならない遊技機の状態のことをいう。
そして「クレジットカウントがなされない」とは、本発明においては、補給モード時には投入遊技媒体が遊技媒体検知部(96)を通過しないような機械的構成を有していて、結果として遊技媒体検知部(96)の検知信号を受信しないことである
「別通路」及び「流路変更手段」は、一括投入口(70)から払い出し装置(5)までの遊技媒体搬送路中に設けてあればよい。「流路変更手段」は、具体的には、例えばソレノイドやモータにより作動するシャッター装置とすることができる。
そして、前記流路変更手段(66)は、二つの遮蔽装置(67,68)を作動させて、上昇通路(61)を上昇移動する遊技媒体の移送経路を変更する。ここで、第一の遮蔽装置(68)は、例えば補給排出口(65A)をスライドして開閉する開閉板(68A)及びこの開閉板(68A)を作動させるための開閉駆動部(68B)とすることができる。また第二の遮蔽装置(67)は、例えば上昇通路(61)内に水平方向に突出可能な遮蔽板(67A)及びこの遮蔽板(67A)を作動させるための遮蔽駆動部(67B)とすることができる。
なお、モード変更スイッチ(110)は、複数設けられていてもよい。あるいは、単一のスイッチで、補給モードと遊技モードを相互に変更可能に形成されていてもよい。さらに、モード変更スイッチ(110)は、遊技者が過って操作しないよう、例えばホール管理者しか所持できない鍵を使用しないとスイッチ操作できないようにすると好ましい。
(作用)
本発明において、遊技モードのとき(モード変更スイッチ(110)が操作されていないとき)には、単数投入口(47)又は一括投入口(70)から投入された遊技媒体が一定数を超えると、遊技媒体判別装置(90)のキャンセル装置(93)が作動してそれ以後は遊技媒体が受け付けられなくなる。例えばキャンセル口から払い戻されてしまう。しかし、補給モードになると(モード変更スイッチ(110)が操作されると)、遊技媒体検知部が遊技媒体を検知しない状態となるので、最大クレジット可能数を超えて遊技媒体を投入した場合でも、キャンセル装置(93)が作動しない。すなわち、本発明によれば、補給モードに移行すると、一括投入された遊技媒体は、流路変更手段の作用により、遊技媒体検知部(96)を通過せずに別通路を通って直接払い出し装置(5)に移送される。従って、検知信号が制御装置(200)に出力されず、クレジットカウントも当然なされない。
流路変更手段(66)は、遊技モード時には、第一の遮蔽部材(68)で別通路(65B)の入り口すなわち補給排出口(65A)を塞ぎ、第二の遮蔽部材(67)は上昇通路(61)を開放するようにしているので、遊技媒体は別通路(65B)よりも上方にある上部排出口(64A)まで上昇移動する。上部排出口(64A)まで揚送された遊技媒体は単数投入口(47)に排出され、単数投入口(47)を経て遊技媒体判別装置(90)に移送され、遊技媒体検知部(96)により検知される。
しかし、補給モード時には、流路変更手段(66)が第二の遮蔽部材(67)で上昇通路(61)を塞ぎ、遊技媒体はそれ以上上昇移動できず、その代わりに開放された補給排出口(65A)から排出される。補給排出口(65A)から排出された遊技媒体は別通路(65B)を経て直接払い出し装置(5)に移送されるので、遊技媒体検知部(96)により検知されることはない。
従って、払い出し装置(5)が空になった場合には、モード変更スイッチ(110)で補給モードに変更すれば、前扉をいっさい開くことなく、必要な数だけ払い出し装置(5)に遊技媒体を補給できる。
なお、「別通路」を通過する遊技媒体を検知する検知部を設け、この検知部の検知信号に基づいて所定の補給数表示部に補給遊技媒体の数を表示させるようにしてもよい。
また、遊技媒体送り装置(80)を、補給モード時には駆動装置が高速駆動するように形成すると、遊技モード時よりも早く遊技媒体を送り出せるので、補給作業が迅速に行われ好適である。また、補給された遊技媒体数を遊技機に設けられた表示部に表示するようにしてもよい。
本発明によれば、遊技媒体投入口が補給口としての機能を持つようになり、下扉を開放することなく必要なだけメダル補給が可能な遊技機を提供することができる。
本発明を表す好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。なお、本発明とは直接関係ないが、本発明の理解を助けるために、本発明の参考発明の第一の実施の形態及び参考発明の第二の実施の形態を説明し、本発明の実施の形態について述べる。
参考発明の第一の実施の形態)
(図面の説明)
図1乃至図10は、参考発明の第一の実施の形態を示すものである。
図1はスロットマシンを示す斜視図、図2はスロットマシンSの開扉状態を示す斜視図、図3は一括投入口部分の斜視図、図4はメダル投入装置8の縦断面図、図5はモード変更スイッチ110を示す図、図6はスロットマシンの入力及び出力のブロック図、図7は制御装置とメダル投入装置8との間の信号入出力関係を示すブロック図、図8乃至図10は投入メダル制御の概略を示すフローである。
本実施の形態におけるスロットマシンSは、図1に示すように、正面側に開口する筐体1、筐体1の内部に収納固定されたリールユニット2、筐体1の開口を塞ぐ前扉3とから構成されており、さらにこの前扉3は、図2に示すように、筐体1の開口上部を塞ぐ上扉30、筐体1の開口下部を塞ぐ下扉40とから構成されている。
(筐体1)
筐体1は、正面側に開口する箱体であり、高さ方向略中央部には、二つの側板16,16'の間に水平方向に中板12が設けられている。そして、この中板12の下面には電源ユニット4が設けられ、底板15にはホッパーユニット5が載置されている。正面左側の側板16'には、上扉30及び下扉40を係合させ、回転自在に支持するためのヒンジ10,10'が、上下方向に間隔をおいて二つずつ設けられている。さらに、ヒンジ10の対向側の側板16には、上扉30及び下扉40を閉めた際、上扉30及び下扉40をロックするための係止片11,11'が、上下方向に間隔をおいて二つずつ設けられている。
(リールユニット2)
リールユニット2は、方形枠状の支持体に固定された回転リール20と、この回転リール20を回転させるための駆動モータ(図示せず)を有し、リールユニット2の上方には、基板ユニット6が取り付けられている。ここで、基板ユニット6には、遊技及びスロットマシンSの作動を制御するための主基板と、各種演出を行うための副基板が含まれている。なお、前記主基板は、スロットマシンSの遊技及び演出を制御するための制御装置200として機能するが、これについては後述する。
リールユニット2は、筐体1の中板12の上に乗せ、開口上部内に収納されるものである。そして、固定装置により筐体に固定される。
(上扉30)
上扉30は、筐体1のヒンジ10に回動自在に軸止され、かつ筐体1にロック可能に形成されている板状の扉であり、略中央部に前記回転リール20の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を有し、周囲に演出表示装置としてのランプ33を設けてある。そして、種々の表示を行うための表示部、例えばクレジット数を表示するためのクレジット表示部32が設けられている。
さらに、図2に示すように、上扉30の裏面の一方の側端部には、上扉30を筐体1にロックするためのフック34が設けられている。また、上扉30の裏面上部には、演出表示装置としてのスピーカ35が設けられている。
ここで、フック34は、バネ(図示せず)により上方向に付勢され上下動可能に上扉30に取り付けられた可動板36から背面側に突出し、斜辺を有する鉤状に形成されている。そして、前記フック37を、筐体1設けられた係止片11に係止させることにより、上扉30をロックするものである。すなわち、上扉30閉めると、フック37の斜辺が係止片11に当接して可動板36が下方に押し下げられた後、バネの力で元の位置に復帰して自動的にフック37が係止片11に係止されるようになっており、ロックを解除する場合には、可動板36の下端部から下方に突出する解除つまみ(図示せず)を引き下げることにより可動板36を下方に移動させ、フック37と係止片11との係合が解除されるようになっている。解除つまみは、上扉30の下方奥側に位置しているので、下扉40を開放しないと操作できない。つまり、上扉30は下扉40を開錠しないと開くことができないようになっているものである。
なお、本実施の形態では、上扉30は、筐体1の側板16'に取り付ける構成としたが、リールユニット2に取り付けるようにしてもよい。この場合は、リールユニット2の支持体にヒンジ10及び係止片11を設け、係合部及びフック36を係合させるようにする。このように形成した場合には、リールユニット2を筐体1に収納固定した状態で上扉30を閉じてロックすることにより、筐体1の開口上部が閉塞される。
(下扉40)
下扉40は、筐体1の開口下部を塞ぐための、上扉30よりも幅厚の扉であり、筐体1のヒンジ10'に回動自在に軸止され、かつ筐体1にロック可能に形成されている。
下扉40の上部は、スロットマシンを作動させるための操作部50となっており、操作部50は、閉扉時においては、上扉30よりも前側に突出するようになっている。なお、操作部50の詳細については後述する。また、下扉40の下部には、メダルを払い出すためのメダル排出口42及び払い出されたメダルを溜めておくための払い出しメダル皿43が形成されており、前記操作部50と払い出しメダル皿43との間には、遊技内容その他の表示をするための下パネル41が取り付けられている。
また、下扉40の上部右端には、遊技メダルを投入するための一括投入口70が形成されており、この一括投入口70の下方には、投入したメダルを返却するためのメダルキャンセルスイッチ55が設けられている。そして、メダルキャンセルスイッチ55の隣には、鍵穴56が設けられている。
鍵穴56は、前扉3を開錠するためのものであり、この穴に所定の鍵を差し込んで回すと、下扉40のロックが解除されるものである。具体的には、下扉40の裏面の一方の側端部には、バネ(図示せず)により上方向に付勢され上下動可能に取り付けられた可動板45が設けられており、この可動板45には背面側に突出し斜辺を有する鉤状のフック44が設けられている。一方、鍵穴56の奥部には、図3に示すように、外筒内に鍵の回転により回転可能な回転体を内装したシリンダー錠7が設けられている。そして、シリンダー錠7の端部には、回転体の回転に伴って回転するカム状の回転板7A(図5参照)が設けられており、下扉40を開ける際には、前記鍵穴56に差し込んだ鍵を右側に回転させると、回転板7Aの回転により可動板45が押し下げられ、フック44と係止片11'の係合が外れるようになっている。なお、下扉40を閉める際の可動板45及びフック44の作用は、上記上扉30において説明したのと同様である。ちなみに、鍵穴56に挿入した鍵を左に回した場合には、スロットマシンSが「メダル補給モード」になるように形成されているが、これについては後述する。
さらに、図2に示すように、下扉40の裏面側には、前記一括投入口70から投入されたメダルを適正にホッパーユニット5に送り出すためのメダルセレクター90が設けられている。一括投入口70とメダルセレクター90の間には、一括投入されたメダルをメダルセレクター90に送り出すためのメダル送り装置80が設けられている。そして、メダルセレクター90の下方には、メダルセレクター90からキャンセルされるダル及びホッパーユニット5から払い出されるメダルを図1に示すメダル排出口42に移送するためのメダル排出路46が設けられている。前記一括投入口70及びメダル送り装置80及びメダルセレクター90は、メダル投入装置8を構成するものである。
(メダル投入装置8)
メダル投入装置8は、投入メダルをホッパーユニット5に適正に送り出すためのものである。具体的には、一度に大量のメダルを一括投入可能な一括投入口70と、メダルの真偽を識別し適正なメダルをホッパーユニット5に誘導し投入メダルを確認すると共に、不適正なメダルをメダル排出口42に排出するためのメダルセレクター90と、一括投入されたメダルを前記メダルセレクター90に一枚ずつ送り出すためのメダル送り装置80とからなる。
(一括投入口70)
一括投入口70は、図3及び図4に示すように、底部にメダルが通過する開口部73が形成された椀型のメダル受け部72を有する投入メダル皿71を、下扉40の上面右端部に形成した段部に取り付けてなる。
前記開口部73は、長方形の孔であって、メダルの厚みよりも十分な幅、例えばメダル5枚を重ね合わせた程度の幅を有している。ただしこの幅は、メダルの直径よりは小さく形成されているので、メダルが縦方向に投入されることはない。縦方向に投入された場合でも、メダル受け部72の斜面を滑り、開口部73に入る。また、開口部73の長さは、メダルの直径の約1.6倍程度の長さに形成されているので、複数のメダルが余裕を持って通過できる。従って、メダル受け部72に無造作に投入されたメダルも、入り口で詰まることなく投入できるものである。
また、投入メダル皿71の上面端部には、後述するメダル送り装置80の駆動モータ85を駆動及び駆動停止させるための駆動スイッチ74が設けられている。さらに、投入メダル皿71の裏面には、前記開口部73の長辺を挟むように投入センサ75が取り付けられている。なお、駆動スイッチ74及び投入センサ75の詳細については後述する。そして、一括投入口70の下方には、図4に示すように、メダル送り装置80及びメダルセレクター90が取り付けられている。
(メダル送り装置80)
メダル送り装置80は、前記一括投入口70から一括投入されたメダルをメダルセレクター90に一枚ずつ送り出すためのものであり、図4に示すように、下扉40の正面側から見て前後に並列する一対のローラ82と、ローラ82に掛け渡されたメダルを搬送するためのベルト83と、一方のローラ82を回転させてベルト83を移動させるための駆動モータ85と、ベルト83上を重なって搬送されるメダルを一枚ずつに分離するための逆転ローラ84を備えている。
なお、特に図示しないが、駆動モータ85の近傍には、駆動モータ85の回転数を検知する回転検出センサ85A(図7参照)が設けられている。これは、回転検出センサ85Aの検知する回転数が所定値以下に落ちた場合にメダルが詰まったと判断するためのものである。
ここで、正面側すなわち下扉40を閉じたときに手前側に位置するローラ82'は、裏面側すなわち下扉40を閉じたときに奥側に位置するローラ82よりも、若干低い位置に取り付けられている。そしてベルト83は、前記ローラ82及びローラ82'に掛け渡されている。このため、ベルト83の上面は、正面側から裏面側に向かって登り傾斜を形成している。また、ベルト83の表面はゴム等が被覆してあり、メダルとの摩擦抵抗が大きくなるようになっている。また、ベルト83の奥側はメダルセレクター90のメダル受け口94Aと近接しており、ローラ82の回転によりベルト83の上面は正面側から裏面側に向かって移動する。そして、前記一括投入口70の開口部73からベルト83の上面に落下したメダルは、メダル誘導路94へと運ばれるものである。
また、ベルト83の上面と逆転ローラ84の下面との間には、メダルが通過するための隙間が形成されるようになっている。この隙間は、メダル一枚の厚みよりは大きく、メダル二枚分の厚みよりは小さい寸法となっており、メダル一枚は通過できるが、メダルが二枚重なって通過することはできないようになっている。
前記逆転ローラ84は、ベルト83の上面に重なったまま搬送されてくるメダルを一枚ずつに分離するための分離手段である。すなわち、逆転ローラ84はローラ82と同方向に回転すし、ベルト83の上面の移動方向と、逆転ローラ84の下面の回転方向が逆方向になる。そして、一括投入口70から投入されたメダルは、ランダムにベルト83の上面に落下するが、投入と同時に駆動モータ85が駆動を開始し、ベルト83の上面がメダルセレクター90のメダル受け口94A方向へと移動すると共に逆転ローラ84下面が逆方向に回転するので、縦方向に投入されたメダルは表裏面が上向きになる。そして、ベルト83の上面に密着しているメダルは、ベルト面との摩擦抵抗によりベルト83と共に移動する。さらにベルト83の上面にあるメダルは、逆転ローラ84との隙間を通過するが、その上に重なっているメダルや逆転ローラ84付近にあるメダルは、逆転ローラ84の回転によりメダル移送方向と逆方向に蹴られる形となる。このようにして、ひとかたまりに投入されたメダルは一枚ずつ分離され、メダルセレクター90へと送られるものである。なお、ベルト83は、正面側から裏面側に向かって登り傾斜を形成しているので、逆転ローラ84の付近にメダルが滞留し難く、分離作業が好適に行われるものとなる。
このように、メダル送り装置80は、ランダムに投入されたメダルを一枚ずつに分離しかつ所定の位置態様(表裏面が上向き)に修正した上でメダルセレクター90へと移送可能であるので、投入されるメダルの多少に関わらずその機能を発揮できる。
(メダルセレクター90)
メダルセレクター90は、図4に示すように、下扉40の裏面に支持部材150を介して取り付けられた板状の部材であり、ベース91と、ベース91に開閉自在に軸支されたカバー92とからなり、ベース91の上方には、上側に向かって広く開口するメダル受け口94Aが形成されており、ベース91の側方には、特に図示しないがメダル誘導路94を通過したメダルを排出するためのメダル出口が形成されている。そしてベース91とカバー92の間には、メダル受け口94Aからメダル出口に至るメダル誘導路94が形成されている。メダル出口には、メダルをホッパーユニット5のメダルタンクに送り出すためのメダル移送路95(図2参照)が取り付けられている。さらに、メダル受け口94Aからメダル出口までの間には、ブロッカー装置93及びメダルセンサ96が設けられている(図7参照)。
カバー92は、図4に示すように、ベース91に固定された回動軸に開閉可能に取り付けられており、特に図示しないが回動軸に設けられたバネにより、常時閉まる方向に付勢されている。また、カバー92の中央部は開口部を有しており、サイズの小さいメダルはこの開口部より落下するように形成されている。
ここで、カバー92は、メダルキャンセルスイッチ55によって扉外側から開閉することができる。これは、下扉40を開けることなく、メダル誘導路94を通過中のメダルあるいはメダル誘導路94に残留しているメダルを、スロットマシンSのメダル排出口42から排出させる場合に使用するものである。カバー92は、メダルキャンセルスイッチ55を押すことにより、ベース91に固定された回動軸を中心に回動し、開くように形成されている。カバー92が開くと、メダル誘導路94とカバー92との間に隙間ができ、カバー側に傾斜しているメダルはその隙間から下方に落下する。
メダル誘導路94は、メダル送り装置80から送り出されたメダルをメダル移送路95へと誘導するための略L字型の通路であり、図4に示すように、ベース91とカバー92の間隙に形成されるものである。そして、メダル誘導路94の上部はベルト83の端部と近接したメダル受け口94Aとなっており、このメダル受け口94Aは、ベース91の上端部がベルト83側に湾曲して広い開口を形成したものであるため、メダルがスムースに落下するようになっている。
ブロッカー装置93は、所定の場合に、特に図示しないソレノイドの作用により、メダル誘導路94の表面から爪状の突出部を突出させ、メダル誘導路94を移送中のメダルをメダルセレクター90から排除するためのものである。すなわち、ソレノイドが作動すると、突出爪がメダルの通過を遮るとともにカバー92を開き、メダルはメダル誘導路94とカバー92の隙間からメダル排出路46に落下するものである。ブロッカー装置93は、メダル誘導路94においてメダルセンサ96よりも上流に設置されているので、ブロッカー装置93が作動している場合には、メダル誘導路94内のメダルは検知されることなく排除される。ブロッカー装置93を通過したメダルは、メダルセンサ96により確認される。
(投入メダル制御)
次に、スロットマシンSの投入メダル制御について説明する。
投入メダル制御は、制御装置200に設けられた投入メダル制御手段220を作動させることにより行われる。
(制御装置200)
ここで、制御装置200の概略を、図6に基づき説明する。
制御装置200は、特に図示しないが、基板ユニット6に内蔵されたCPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。ここでCPUは、一個に限定されず、二個以上のCPUで制御するようにしてもよい。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、以下の手段を構成する。
(1)遊技制御手段210
(2)メダル投入制御手段220
(3)演出制御手段230
ここで、遊技制御手段210は、遊技を制御するためのものであり、演出制御手段230は、遊技に付随する演出その他の演出を制御するためのものである。制御装置200としては、上記した(1)乃至(3)以外の手段を有していてもよい。
(入力段)
前記制御装置200の入力段には、図6に示すように、ベットスイッチ51、精算スイッチ52、スタートスイッチ53、ストップスイッチ54、メダルセンサ96、モード変更スイッチ110のパーツが接続されている。なお、入力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
ベットスイッチ51は、図1に示すように、下扉40の上面に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。精算スイッチ52は、前記ベットスイッチ51の近傍に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。スタートスイッチ53は、図1に示すように、下扉40の正面側左端に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ51の押下等を条件に、回転リール20の回転を開始させるためのものである。ストップスイッチ54は、回転リール20の回転を停止させるためのものである。メダルセンサ96は、ホッパーに送られるメダルをカウントするためのものである。そして、メダルセンサ96のメダル検出信号は、後述するメダル投入制御手段220へと出力される。
(モード変更スイッチ110)
ここで、モード変更スイッチ110について詳述する。
モード変更スイッチ110は、スロットマシンSを「遊技モード」又は「メダル補給モード」に変更するためのスイッチであって、本実施の形態においては、下扉40のシリンダー錠7の奥側に設けられた接触スイッチである。そして、鍵穴56に挿入した鍵を左に回した場合にONとなるように形成されている。なお、「メダル補給モード」とは、ホッパーユニット5のメダルタンクが空になった場合に、前扉3を開放せず一括投入口70からメダルをメダルタンクに補充可能とする遊技機の状態のことである。メダル補給モードになると、ベットスイッチ51、スタートスイッチ53の操作信号が無効になって遊技を行うことができなくなるとともに、メダルセンサ96のメダル検知に基づく投入メダルカウントが無効になるなど、所定の処置がとられるものであるが、それについては後述する。
モード変更スイッチ110は、具体的には、図5に示すように、シリンダー錠7の回転板7Aを挟んで可動板45の対向側に設けられた上方に突出するスイッチであり、例えば下扉40の扉枠の裏側などに固定されている。ここで、図5は、回転板7Aを正面視した図であり、回転板7Aは、可動板45を押し下げるための押し下げ突起7A1と、モード変更スイッチ110を押圧するためのスイッチング突起7A2を有している。そして、シリンダー錠7に鍵を挿入して右側に回転させると、押し下げ突起7A1が可動板45に設けられた開口部45aと係合して可動板45を押し下げるようになっている。一方、鍵を挿入して左側に回転させると、スイッチング突起7A2がモード変更スイッチ110を押下して、モード変更スイッチ110がONとなるようになっている。
さらに、モード変更スイッチ110は、ON、OFF切り替えスイッチであって、スイッチOFF状態のときに押圧されるとスイッチONとなり、スイッチON状態のときに押圧されるとスイッチOFFになる。従って、遊技モード(遊技を実行可能な遊技機の状態)のときに鍵穴56に鍵を挿入して左に回すとメダル補給モードに移行し、メダル補給モードのときに鍵を挿入して左に回すと遊技モードに戻る。
なお、モード変更スイッチ110としては、上記した接触スイッチのほかに、遮光センサで形成してもよい。
(出力段)
前記制御装置200の出力段には、図6に示すように、リールユニット2、ホッパーユニット5、クレジット表示部32、投入装置制御部100、ブロッカー装置93、ランプ33、スピーカ35のパーツが接続されている。なお、出力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
本実施の形態においては、駆動スイッチ74及び投入センサ75からの出力信号は、制御装置200には入力されず、メダル投入装置8の制御基板100に直接入力される構成となっている。
(遊技制御手段210)
遊技制御装置210は、スタートスイッチ53及びストップスイッチ54の操作により、回転リール20の回転及び停止を制御するためのものである。そして、遊技制御装置210は、図6に示すように、当選に係る抽選を行うための当選抽選手段211、スタートスイッチ53の操作及び当選抽選手段211の抽選結果に基づいて回転リール20の回転及び停止を制御するためのリール制御手段212、当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合に入賞として扱うための入賞判定手段213、ホッパーユニット5の作動を制御するためのホッパー制御手段214を有している。遊技制御装置210としては、上記以外の手段を有していてもかまわない。
(メダル投入制御手段220)
メダル投入制御手段220は、メダルの投入に関する制御を行うためのものであり、図6に示すように、クレジット制御手段221と、ブロッカー信号出力手段222を有している。
なお、メダル投入制御手段220としては、上記手段に限られない。
(クレジット制御手段221)
クレジット制御手段221は、メダルセンサ96からの検知信号(メダルセンサ信号)及びベットスイッチ51の操作信号に基づいて、クレジット表示部32にクレジット数を表示させるとともに、投入メダル数が一定数、例えば「50」を超えた場合にはクレジット超過信号を出力するためのものである。
クレジット制御手段221は、特に図示しないが、カウンター及びメモリを有しており、メダルセンサ信号をクレジットカウントとしてカウントする。そして、メダルセンサ信号受信時には、クレジットカウントを投入枚数としてクレジット表示部32の表示値に加算して表示させる。一方、ベットスイッチ51の操作信号受信時には、クレジットカウントからメダル投入とみなされる枚数値(ベット数)を減算し、クレジット表示部32の表示値からベット数を減算して表示させる。また、前記クレジットカウントとベット数の差を、クレジット数として記憶する。ちなみに、精算スイッチ52が操作された場合には、ホッパー制御手段214にクレジット数だけのメダルを払い出す要請信号を出力し、クレジット表示部32の表示値をゼロにする。そして、クレジット数が最大可能クレジット値(50)に達した場合には、以下に述べるブロッカー信号出力手段222に、クレジット超過信号を送出する。
ただし、スロットマシンSがメダル補給モードになっている場合、すなわちモード変更スイッチ110がONとなっている場合には、クレジット制御手段221はクレジットカウントを中止する。従って投入枚数が最大可能クレジット値を超えた場合でも、クレジット超過信号を出力しない。このため、メダル補給モード時には、メダルを50枚以上ホッパーユニット5に投入することができるようになる。
具体的には、モード変更スイッチ110のON信号を受信した場合には、現在クレジット表示部32に表示されているクレジット数を記憶した上、カウンタをクリアし、メダルセンサ信号に基づき、クレジット表示部32にメダルセンサ信号に基づく数値を補給枚数として表示させる。また、モード変更スイッチ110のOFF信号を受信した場合には、メダル補給モード時の補給枚数表示をリセットし、記憶されているクレジット数の表示に戻す。
なお、補給メダル数を表示するための表示部を別途設け、メダル補給中はクレジット表示部32の表示を加算せずそのまま維持するように形成してもよい。
(ブロッカー信号出力手段222)
ブロッカー信号出力手段222は、遊技機の制御装置200においてメダルの受け入れ不能が判断された場合に、ブロッカー装置93を作動させるための信号、すなわちブロッカー信号を出力するためのものである。
ここで、メダルの受け入れ不能が判断される場合とは、クレジット超過の場合、すなわち前記クレジット制御手段221がクレジット超過信号を出力している場合や、スタートスイッチ53の操作から遊技が終了するまでの間や、リプレイ入賞から次遊技が終了するまでの間や、遊技機にエラーが発生した場合、などである。
以上述べたブロッカー信号は、メダルセレクター90のブロッカー装置93に出力されると同時に、メダル投入装置8の制御基板100にも出力される。
(投入装置制御部100)
投入装置制御部100は、メダル投入装置8に設けられた、駆動モータ85の駆動を直接的に制御するための制御部として機能するものである。そして、特に図示しないが、駆動モータ85の駆動を制御するモータ制御手段と、駆動モータ85の駆動信号を受信してタイムカウントを開始するタイマー手段を有し、駆動スイッチ74及び投入センサ75及び回転検出センサ85Aからの信号を受け、駆動モータ85の駆動及び駆動停止を制御している。
具体的には、駆動モータ85の停止時における駆動スイッチ74の操作信号又は投入センサ75のメダル検知信号を受信して、駆動モータ85の駆動を開始させるとともに、駆動モータ85の駆動時における駆動スイッチ74の操作信号を受信した場合、又は投入センサ75がメダルを検知しないまま一定時間が経過した場合には、駆動モータ85の駆動を停止させる。また、回転検出センサ85Aからの信号に基づき、メダル詰まりが発生したと判断した場合には、駆動モータ85を一定時間逆回転させた後に停止させるという制御を行うようになっている。
ここで、前記「一定時間」は、投入センサ75により検知されたメダルがメダル送り装置80を経てメダルセレクター90に搬送されるのに必要十分な時間に設定されている。従って、駆動モータ85の駆動中に駆動スイッチ74が操作されなくても、メダル送り装置80にメダルが無くなったら自動的に駆動モータ85が駆動停止するので、メダル送り装置80がいつまでも空回りするという無駄を防ぐことができる。
以下その作用を遊技機の制御装置200(主基板)と、メダルセレクター90及びメダル送り装置80及び投入装置制御部100との間の信号の流れを示した図7に基づき説明する。
まず、メダルセレクター90のメダルセンサ96がホッパーユニット5に送られるメダルを検知して、その検知信号(メダルセンサ信号)を中継基板を介して主基板(制御装置200)へと出力する。メダルセンサ信号を受信した制御装置200では、クレジット制御手段221がその数をカウントし、最大可能クレジット数に達したら、クレジット超過信号が出力される。
前記クレジット超過信号等を契機に、制御装置200(具体的にはブロッカー信号出力手段222)からブロッカー装置93及び投入装置制御部100にブロッカー信号が出力される。ブロッカー信号受信により、ブロッカー装置93は突出爪をメダル誘導路94に突出させ、メダルがホッパーユニット5に送られるのを阻止する。また投入装置制御部100は、ブロッカー信号受信により、駆動モータ85の駆動を停止させる。この場合、駆動モータ85は、駆動スイッチ74のスイッチON状態、投入センサ75のメダル検知状態にかかわらず、駆動停止する。
一方、モード変更スイッチ110が操作されてスロットマシンSがメダル補給モードになっている場合には、制御装置200から投入装置制御部100に補給モード信号(モード変更スイッチON信号)が出力される。補給モード信号を受信した投入装置制御部100は、駆動モータ85を遊技モード時よりも高速で駆動させる。なおこのとき、前述したように、クレジット制御手段221はメダルカウントが50を超えてもクレジット超過信号を出力しないので、制御装置200からブロッカー信号が出力されることはなく、メダルを50枚以上補給することができる。なお、メダル補給が終了した場合には、駆動スイッチ74を操作するか、一定時間が経過することにより、駆動モータ85が停止する。
(メダル投入制御の流れ)
続いて、投入装置制御部100によるメダル投入制御の流れを、図8乃至図10のフローに基づき説明する。
まず、遊技開始前は、投入センサ75はメダルを検出しておらず、駆動スイッチ74はOFF状態となっている。
図8におけるステップ100において、ブロッカー信号が出力されているかどうかを判断する。ブロッカー信号が出力されている場合には、ステップ100に戻る。すなわち、ブロッカー信号が出力されている間はずっと、以後の制御が行われないので、メダル投入装置8は機能しない。一方、ブロッカー信号が出力されていない場合には、次のステップ101に進む。
ステップ101において、補給モード信号が出力されているか、すなわちモード変更スイッチ110が操作されたかどうかを判断する。補給モード信号が出力されていない場合には、次のステップ102に進む。
ステップ102において、駆動モータ85を駆動開始させるために駆動スイッチ74が操作されたかどうかを判断する。操作されていない場合には、次のステップ103に進む。
ステップ103において、投入センサ75がONとなったか、すなわちメダルが投入されたかどうかを判断する。メダルが投入されない場合には、ステップ100に戻る。一方、メダルが投入された場合には、次のステップ104に進む。
前記ステップ102において、駆動スイッチ74が操作された場合には、ステップ103を飛び越してステップ104に進む。
ステップ104において、駆動モータ85の正転駆動を開始する。これにより、メダル送り装置80のベルト83が回転し、一括投入されたメダルをメダルセレクター90に搬送する。なお、駆動スイッチ74が操作された場合には、メダルが投入されていなくても駆動モータ85が駆動するので、その後一括投入口70からメダルを投入してもよい。そして、図9におけるステップ200に進む。
ステップ200において、ブロッカー信号が出力されているかどうかを判断する。ブロッカー信号が出力されていない場合には、次のステップ201に進む。
ステップ201において、駆動モータ85を駆動停止させるために駆動スイッチ74が操作されたかどうかどうかを判断する。駆動スイッチ74が操作されていない場合には、次のステップ202に進む。
ステップ202において、メダル詰まりが発生したかどうかを判断する。具体的には、回転検知センサ85Aがモータの異常な負荷を検知していないかどうかを判断する。メダル詰まりが発生していない場合には、次のステップ203に進む。
ステップ203において、投入センサ75がONとなっているか、すなわち一括投入口70にメダルが投入されているか、投入メダル皿71にメダルが存在しているかどうかを判断する。投入センサ75がONとなっている場合には、ステップ200に戻る。一方、投入センサ75がONとなっていない場合には、次のステップ204に進む。
ステップ204において、一定時間経過したかどうかを判断する。一定時間経過していない場合には、ステップ200に戻る。
前記ステップ202において、メダル詰まりが発生している場合には、ステップ205に進む。
ステップ205において、駆動モータ85を所定時間逆転駆動させる。そして、次のステップ206に進む。
前記ステップ200において、ブロッカー信号が出力されている場合、及び前記ステップ201において、駆動スイッチ74が操作された場合、及び前記ステップ204において一定時間経過した場合には、ステップ206に進む。
ステップ206において、駆動モータ85を停止させる。そして、投入メダル制御を終了する。
図8におけるステップ101において、補給モード信号が出力されている場合には、ステップ111に進む。
ステップ111において、駆動モータ85を駆動開始させるために駆動スイッチ74が操作されたかどうかを判断する。操作されていない場合には、次のステップ112に進む。
ステップ112において、メダルが投入されたか、すなわち投入センサ75がONとなったかどうかを判断する。メダルが投入されない場合には、ステップ101に戻る。一方、メダルが投入された場合には、次のステップ113に進む。
ステップ113において、駆動モータ85の高速駆動を開始する。これにより、遊技時よりも早くメダル送り装置80のベルト83が回転し、一括投入されたメダルをメダルセレクター90に搬送する。なお、メダル補給モード時にはブロッカー信号が出力されないので、補給途中でメダルがキャンセルされることはない。また、補給枚数が所定の表示部に表示される。そして、図10におけるステップ300に進む。
ステップ300において、メダル詰まりが発生したかどうかを判断する。メダル詰まりが発生していない場合には、次のステップ301に進む。
ステップ301において、投入センサ75がONとなっているかどうかを判断する。投入センサ75がONとなっている場合には、ステップ300に戻る。一方、投入センサ75がONとなっていない場合には、次のステップ302に進む。
ステップ302において、一定時間経過したかどうかを判断する。一定時間経過していない場合には、ステップ300に戻る。
前記ステップ300において、メダル詰まりが発生している場合には、ステップ303に進む。
ステップ303において、駆動モータ85を所定時間逆転駆動させる。そして、次のステップ304に進む。
前記ステップ302において一定時間経過した場合にも、ステップ304に進む。
ステップ304において、駆動モータ85を停止させる。そして、投入メダル制御を終了する。
なお、上記の制御によれば、メダル詰まりが発生した場合のみ、駆動モータ85を逆回転させてから停止させているが、その他の場合、すなわちブロッカー信号が出力されている場合、駆動モータ85が駆動中にベルト駆動スイッチ75が操作された場合、一定時間経過した場合にも、一旦駆動モータ85を所定時間逆回転させてから停止させるような制御を行ってもよい。このように形成することにより、例えばモータ停止時にベルト83上にメダルが残っていた場合、逆転ローラ84付近にあるメダルを蹴り戻した状態でベルト83の回転が停止するので、次に駆動モータ85が回転開始したときにすぐメダル詰まりが発生するおそれが少なくなる。
以上のように形成されたスロットマシンSにおいて、ホッパーユニット5が空になってメダルを補給する場合には、まず鍵穴44に鍵を挿入して左側(開錠方向と逆側)に回すことによりモード変更スイッチ110をONにする。なおこのとき、客のメダルがメダル投入装置8(例えば投入71内やメダル皿メダル送り装置80のベルト83の上)に残っていることもあるので、メダル補給モードにする前に、メダル送り装置80を作動させてメダルを送り出しておく。モード変更スイッチ110のONによりスロットマシンSがメダル補給モードになり、投入メダルは検知(カウント)されるがクレジットには加算されない状態となる。クレジット表示部32の表示はゼロになり、それまで表示されていた数値はメモリに記憶される。
そこで一括投入口70にメダルを投入すれば、メダル送り装置80が作動してメダルがホッパーユニット5に送られる。補給枚数はクレジット表示部32に表示されるので、投入の目安にできる。またこのとき、駆動モータ85は遊技時よりも高速駆動するので、補給作業を迅速に行うことができる。もしメダル詰まりが発生しても、駆動モータ85の逆転駆動及び逆転ローラ84により詰まりを解消できるので、下扉40を開く必要もない。メダル補給が終了したら、再び鍵を左側に回してモード変更スイッチ110をOFFにする。メダル補給モードが終了すると、クレジット表示部32には記憶されていたクレジット数が表示され、再び遊技可能な状態となる。
このように、本実施の形態によれば、下扉40を開けることなく、一括投入口70からメダルを投入することにより、必要なだけのメダルをスロットマシンに補給することができ、スロットマシンの内部を人目に晒すことがない。また、補給時にはクレジット加算をせず、ブロッカー装置93を作動させないように制御することで最大可能クレジット以上のメダルを投入可能としたので、メダルセレクター90やホッパーユニット5などに機構的改変を加える必要がなく、既存の装置を使用できるという利点がある。さらに、メダル補給モードにするためのモード変更スイッチ110を、ホールの管理者しか所持できないスロットマシンSの鍵により操作するようにしてあるので、遊技者が過ってスイッチ操作して獲得したメダルを飲み込まれてしまう(投入メダルがクレジットとしてカウントされない)というトラブルも防ぐことができる。
参考発明の第二の実施の形態)
(図面の説明)
図11は、参考発明の第二の実施の形態を示すものであり、下扉40の背面側から見たメダルセレクター90の概略図を示す。本実施の形態は、メダル補給モード時に、メダルセレクター90でメダルカウントせずに(メダルがメダルセンサ96を通過せずに)ホッパーユニット5に移送されるように形成したものである。すなわち、メダルセレクター90に、請求項4記載の流路変更手段を設けたものである。
なお、本実施の形態におけるスロットマシンSの基本的構成は、参考発明の第一の実施の形態と共通るので、重複する部分は説明を省略し、本実施の形態の特徴点のみ説明する。
(メダルセレクター90)
メダルセレクター90の構成は、第一の実施の形態において述べたのとほぼ同様である。すなわち、ベース91と、ベース91に開閉自在に軸支されたカバー92とからなり、ベース91の上方にはメダル受け口94Aが形成されており、ベース91の側方には、メダル誘導路94を通過したメダルを排出するためのメダル出口94Bが形成されている。そして、ベース91とカバー92の間には、メダル受け口94Aからメダル出口94Bに至るL字型のメダル誘導路94が形成されている。またメダル出口94Bには、メダルをホッパーユニット5のメダルタンクに送り出すためのメダル移送路95が取り付けられている。さらに、メダル受け口94Aからメダル出口94Bまでの間には、ブロッカー装置93及びメダルセンサ96が設けられている。
そして、本実施の形態においては、ベース91に、例えばソレノイドを用いて前後方向(メダルの移動方向と直交する方向)に移動可能なスライド板97が設けられている。スライド板97は、図11に示すように、メダル誘導路94の鉛直部の下方に設けられており、常時、メダル誘導路94のメダル通過面に突出する方向に付勢されている。また、メダル誘導路94のスライド板97が設置されている部分の下方にはメダル落下孔99が形成されており、ベース91の下方には、前記メダル落下孔99からホッパーユニット5のメダルタンクに至る迂回通路98が形成されている。
前記スライド板97がメダル誘導路94に突出している場合には、迂回通路98の入り口(メダル落下孔99)がスライド板97により塞がれている状態であり、メダル受け口94Aから投入されたメダルはスライド板97の上面を転がってメダル出口94Bに向かって転送される。一方、スライド板97がメダル誘導路94からベース91側に没入している場合には、スライド板97の移動によりメダル落下孔99が開口し、迂回通路98がメダル誘導路94と連通する。メダル受け口94Aから投入されたメダルはメダル落下孔99から落下して、迂回通路98を通ってホッパーユニット5に直接移送される。すなわち、迂回通路98を通ってホッパーユニット5に移送されるメダルは、メダルセンサ96を通過しないので、メダルセレクター90においてはカウントされないこととなる。
(スライド板97の作動制御)
本実施の形態においては、特に図示しないが、投入装置制御部100にスライド板制御手段が設けてある。スライド板制御手段は、モード変更スイッチ110がONとなった場合(補給モード信号を受信した場合)には、ソレノイドを作動させてスライド板97をスライド移動させ、迂回通路98の入り口を開口させる。このため、遊技モード時には、スライド板97が迂回通路98の入り口を塞いでいるが、メダル補給モードになると、迂回通路98が開口する。従って、メダル補給モード時に一括投入口70からメダル投入しても、メダルセンサ96がメダルを検知しないので、メダルセンサ信号が制御装置200に出力されず、クレジット制御手段221はクレジットカウントを行わない。よって、最大クレジットを超えてメダル投入してもメダルセレクター90でメダルがキャンセルされることなく、必要なだけホッパーユニット5にメダルを補給できるものである。
なお、補給枚数を把握したい場合には、クレジット表示部32とは別に補給メダル表示部を設けると共に、例えば迂回通路98にメダルセンサを設け、迂回通路98のメダルセンサの検知信号に基づいて補給メダル表示部に補給枚数を表示させるようにすればよい。
本実施の形態によれば、制御装置200においてクレジットカウント無効の制御などを行う必要が無く、遊技のためのメモリ容量が削減されることがないという利点がある。
本発明の実施の形態)
(図面の説明)
図12乃至図14は、本発明実施の形態を示すものである。図12はスロットマシンの外観斜視図、図13は上昇装置の横断面図、図14は上昇装置の平断面図及び縦断面図である。
本実施の形態なおけるスロットマシンSは、上昇装置60を用いて一括投入口70からメダルを一括投入することもでき、メダル投入口から一枚ずつメダルを投入することができるスロットマシンに係るものである。そして、本実施の形態は、上昇装置60に、請求項4記載の流路変更手段を設けたものである。
なお、本実施の形態におけるスロットマシンSの基本的構成は、参考発明の第一の実施の形態と共通るので、重複する部分は説明を省略し、本実施の形態の特徴点のみ説明する。
(メダル投入口47)
メダル投入口47は、図12に示すように、下扉40の操作部50の正面右側に設けられた、メダルを上側から投入させることができるスリットである。またメダル投入口47の手前側には、複数枚のメダルを重ね合わせた状態でメダルの表裏面が前後方向になるよう並列させて載置することができる凹部が形成されている。そして、メダル投入口47からは、スリットに一枚ずつメダルを落とし込んで投入することができるとともに、前記凹部に並べたメダルを手前側から押すようにして、後方に置かれたメダルから順次一枚ずつ連続的に投入することもできるようになっている。
(メダル投入装置8)
本実施の形態におけるメダル投入装置8は、図12に示すように、前記メダル投入口47よりも下方に設けられた一括投入口70と、メダル投入口47の下方に設けられたメダルセレクター90と、メダル投入口47に揚送するための上昇装置60と、前記一括投入口70から一括投入されたメダルを上昇装置60に一枚ずつ送り出すためのメダル送り装置80とを有している。ここで、一括投入口70は、下扉40の払い出しメダル皿43に隣接して設けられた開口部であり、一括投入口70の下方にはメダル送り装置80が、一括投入口70の奥側には上昇装置60が、それぞれ配置されている。なお、メダルセレクター90の構成は、参考発明の第一の実施の形態と同様であるので記載を省略する。
(メダル送り装置80)
メダル送り装置80は、図12に示すように、一括投入口70の底部に設置されており、一括投入されたメダルを一枚ずつ、上昇装置60へと送り出すためのものである。
メダル送り装置80は、上方に向けて開口する複数のメダル孔を有する送り出し円板86と、送り出し円板86を回転させるための駆動モータ(図示せず)を備えている。そして、メダルがメダル孔に嵌入し、送り出し円板86を回転させると、メダル孔に嵌ったメダルはそのまま送り出し円板86と共に回転し、排出部(図示せず)から一枚ずつ排出されるように形成されているものである。
さらに、特に図示しないが、送り出し円板86には、メダルを送り出し可能な位置にメダルが存在することを検知するためのメダル確認センサが設けられている。メダル確認センサは、例えばメダル孔に設けた遮光センサや、送り出し円板86の上面に設けたタッチセンサとすることができ、このメダル確認センサが遊技メダルを検知している場合には、駆動モータが駆動して送り出し円板86が回転するようになっている。従って、遊技メダルをすべて送り出し終え、送り出し円板86の近傍に遊技メダルが無くなったら、駆動モータは駆動を停止し、送り出し円板86が回転を停止する。
なお、一括投入口70の近傍に、メダル送り装置80を作動及び作動停止させるためのスイッチを設けてもよい。
(上昇装置60)
上昇装置60は、前記メダル送り装置80から送り出されたメダルを、起立した状態(メダルの円周面が上下になる状態)で上方に移送するためのものである。
上昇装置60は、図12に示すように、上端部がメダル投入口47よりも若干高くなるように形成されたスクリュー式揚送機であり、図13及び図14(B)に示すように、上昇通路としての角筒状の支持枠61の中に、螺旋状の張り出し部63を有する回転軸62が内装されている。また、特に図示しないが支持枠61の下部にメダル挿入口が設けられており、このメダル挿入口からメダル送り装置80より送り出されたメダルを筒内に取り入れるようになっている。そして、図示しない駆動モータにより回転軸62を回転させることにより張り出し部63に支持させつつ支持枠61内を上方に移動させ、支持枠61の側面に設けられた排出口(上昇メダル排出部64及び補給メダル排出部65)から排出させるものである。
ここで、前記回転軸62を回転させるための駆動モータは、前記メダル送り装置80の送り出し円板86を回転させる駆動モータと連動して駆動するようになっている。すなわち、上昇装置60はメダル送り装置80の作動開始により作動し、メダル送り装置80の作動停止により作動停止する。作動停止する場合には、メダル送り装置80の作動停止後、送り込まれたメダルがすべてメダル投入口47に揚送し終えるのに必要十分な時間の経過後に作動停止する。さらに、特に図示しないが、メダル送り装置80と上昇装置60との間には、送り出し円板86から水平状態で送り出されるメダルを起立させるための立設装置が設けられている。立設装置は、例えばメダルを傾斜面に沿って押し上げて起立させる回転アームや、メダルが徐々に起立していくように湾曲したメダル移送路などとすることができる。そして、この立設装置がメダルを送り出すタイミングと、上昇装置60の張り出し部63がメダル挿入口においてメダルを受け入れるタイミングが合致するように設定されている。
前記支持枠61は、図13(A)に示すように、張り出し部63の外径寸法よりも僅かに大きい内径を有し、張り出し部63は、支持枠61の一内側面と回転軸62との間に遊技メダルが起立状態で設置可能な張り出し幅を有している。そして支持枠61には、前記したように、上昇メダル排出部64及び補給メダル排出部65が形成されている。
上昇メダル排出部64は、図12に示すように、支持枠61の上端部に設けられた縦長のスリット64Aを有しており、このスリット64Aメダル一枚が通過可能な幅及び長さを有している。そして、支持枠61の上端まで揚送されたメダルは支持枠61の上面に当接し、このスリット64Aから筒外に排出されるようになっている。さらに、スリット64Aの筒外側にはノズル64Bが設けられていて、スリット64Aから排出されたメダルはノズル64Bを通ってメダル投入口47に移送されるようになっている。
補給メダル排出部65は、図12に示すように、支持枠61の中程に設けられた縦長のスリット65Aを有しており、このスリット65Aはメダル一枚が通過可能な幅及び長さを有している。そしてスリット65Aは、遊技モード時には、後述するシャッター装置66により塞がれていて、ここを通過するメダルが排出されることはない。しかし、メダル補給モード時には、シャッター装置66が作動して開放され、上昇メダルが排出される。さらに、スリット65Aの筒外側にはノズル65Bが設けられていて、スリット65Aから排出されたメダルはノズル65Bを通ってホッパーユニット5のメダルタンクに移送されるようになっている。すなわち、補給メダル排出部65を通ってホッパーユニット5に送出されるメダルは、メダルセレクター90を通過しないようになっているものである。
(シャッター装置66)
ここで、シャッター装置66について詳述する。
シャッター装置66は、遊技モード時には支持枠61内を揚送されるメダルが補給メダル排出部65から排出されないようにするとともに、メダル補給モード時には支持枠61内を揚送されるメダルが補給メダル排出部65から排出されるようにるための、メダルの流路変更手段である。具体的には、シャッター装置66は、図14に示すように、上部シャッター67と、側方シャッター68を有している。
上部シャッター67は、図14に示すように、補給メダル排出部65の上側に設けられ、支持枠61内を水平方向にスライド可能に形成された遮蔽板67Aと、この遮蔽板67Aをスライド移動させるための遮蔽駆動部67Bを有している。遮蔽板67Aは、図14(A)に示すように、支持枠61のメダルが移送される部分の内壁と回転軸62との間に配置され、図14(B)に示すように、スリット65Aの上端部に突出可能に形成されている。また遮蔽板67Aは、スリット65Aの反対側の端部がメダルの外形に合わせて下側に湾曲している。そして、遮蔽駆動部67Bは、ソレノイドやモータを用いて遮蔽板67Aを水平移動させる。遮蔽板67Aは、支持枠61に設けられた開口部61aから、回転軸62に向かって突出可能になっている。遮蔽板67Aが支持枠61内に突出しているときには、張り出し部63の上に載っているメダルは遮蔽板67Aに当接してそれ以上上昇移動できない。
一方、側方シャッター68は、図14(A)に示すように、補給メダル排出部65の横側に設けられ、支持枠61の側面に添ってスライド可能かつスリット65Aを開閉可能に形成された開閉板68Aと、この開閉板68Aをスライド移動させるための開閉駆動部68Bを有している。開閉板68Aは、支持枠61の内壁側に位置し、スリット65Aの横方向から突出可能に形成されており、開閉駆動部68Bは、遮蔽駆動部67Bと同様に、ソレノイドやモータを用いて開閉板68Aを移動させる。開閉板68Aがスリット65Aを塞いでいるときには、張り出し部63の上に載っているメダルは、支持枠61の内壁に側面を支持されつつ支持枠61内部を上昇していく。
そして、前記上部シャッター67と側方シャッター68は、上部シャッター67が開いているとき(すなわち遮蔽板67Aが支持枠61内部に突出していないとき)には側方シャッター68が閉じて(すなわち開閉板68Aがスリット65Aを塞いで)おり、逆に上部シャッター67が閉じているときすなわち遮蔽板67Aが支持枠61内部に突出しているときには側方シャッター68が開く(すなわち開閉板68Aがスリット65Aを開放する)ようになっている。また、遊技モード時には上部シャッター67が開いて側方シャッター68が閉じ、メダル補給モード時には上部シャッター67が閉じて側方シャッター68が開くようになっている。従って、遊技モード時には、一括投入口70から投入されたメダルは支持枠61内を上昇メダル排出口64まで揚送され、メダル投入口47に投入される。一方メダル補給モード時には、一括投入口70から投入されたメダルは補給メダル排出口65から排出され、ホッパーユニット5に直接投入される。
(シャッター装置66の作動制御)
本実施の形態においては、特に図示しないが、投入装置制御部100にシャッター装置制御手段が設けてある。シャッター装置制御手段は、モード変更スイッチ110がOFFの場合(補給モード信号を受信しない場合)には、遮蔽板67Aが開いた状態を維持し、開閉板68Aが閉じた状態を維持するように制御している。そして、モード変更スイッチ110がONとなった場合(補給モード信号を受信した場合)には、遮蔽駆動部67Bを作動させて遮蔽板67Aを閉じると共に、開閉駆動部68Bを作動させて開閉板68Aを開ける。これにより、メダル補給モードになると、上昇装置60により揚送されるメダルはメダル投入口47を通過せずにホッパーユニット5に移送され、メダル補給モード時に一括投入口70からメダル投入しても、メダルセンサ96がメダルを検知しない。従って、メダルセンサ信号が制御装置200に出力されず、クレジット制御手段221はクレジットカウントを行わない。よって、最大クレジットを超えてメダル投入してもメダルセレクター90でメダルがキャンセルされることなく、必要なだけホッパーユニット5にメダルを補給できるものである。
本実施の形態においても、メダル補給モード時にはメダル送り装置80及び上昇装置60の駆動モータを高速駆動させることにより、メダル補給を迅速に行うことかできる。
また、補給枚数を把握したい場合には、クレジット表示部32とは別に補給メダル表示部を設けると共に、例えば補給メダル排出口65から排出されるメダルを検知可能なメダルセンサを設け、このメダルセンサの検知信号に基づいて補給メダル表示部に補給枚数を表示させるようにすればよい。
なお、上昇装置60としては、筒状の支持枠61の代わりに、図13(B)に示すような、遊技メダルMの両側端部を支持するガイドレールを設けてもよい。この場合、上昇メダル排出部64、補給メダル排出部65は一方のガイドレールに設け、上方シャッター67は、二つのガイドレールの間に、メダルを挟んで回転軸62の対向側から板や棒を突出させて、メダルの上昇を阻止するように形成してもよい。
本実施の形態によれば、メダルを一枚ずつ投入したい遊技者の要請にも応えることができ、かつメダルの補給時には一括投入口70を使用して、下扉40を開けることなく迅速にメダル補給ができる。
なお、本発明は、分離型スロットマシンに限らず、分離型でないスロットマシンにも使用できるものである。さらに、スロットマシン以外の遊技機にも応用できるものである。例えば、メダルの代わりにパチンコ球を用いてスロットマシンと同様の遊技を行わせるパロット遊技機に応用することができる。
本発明の参考発明の第一の実施の形態であって、スロットマシンの正面斜視図である。 参考発明の第一の実施の形態であって、スロットマシンの前扉を外した分解斜視図である。 参考発明の第一の実施の形態であって、メダル投入口を示す斜視図である。 参考発明の第一の実施の形態であって、メダル投入装置を示す縦断面図である。 参考発明の第一の実施の形態であって、モード変更スイッチを示す図である。 参考発明の第一の実施の形態であって、スロットマシンの入力及び出力の概略を示すブロック図である。 参考発明の第一の実施の形態であって、制御装置とメダル投入装置との間の信号入出力関係を示すブロック図である。 参考発明の第一の実施の形態であって、投入装置制御部の制御の流れを示すフローチャート図である。 参考発明の第一の実施の形態であって、投入装置制御部の制御の流れを示すフローチャート図である。 参考発明の第一の実施の形態であって、投入装置制御部の制御の流れを示すフローチャート図である。 参考発明の第二の実施の形態であって、メダルセレクターの概略図である。 本発明実施の形態であって、スロットマシンの外観斜視図である。 本発明実施の形態であって、上昇装置の横断面図である。 本発明実施の形態であって、上昇装置の平断面図及び縦断面図である。
S スロットマシン 1 筐体
2 リールユニット 3 前扉
4 施錠装置 5 ホッパーユニット(払い出し装置)
6 基板ユニット 7 シリンダー錠
7A 回転板 8 メダル投入装置
10 ヒンジ 11 係止片
12 中板 15 底板
16 側板
20 回転リール
30 上扉 31 図柄表示窓
32 クレジット表示部 33 ランプ
34 フック 35 スピーカ
36 可動板
40 下扉 41 下パネル
42 メダル排出口 43 払い出しメダル皿
44 フック 45 可動板
46 メダル排出路 47 メダル投入口
50 操作部 51 ベットスイッチ
52 精算スイッチ 53 スタートスイッチ
54 ストップスイッチ 55 メダルキャンセルスイッチ
56 鍵穴
60 上昇装置 61 支持枠(上昇通路)
62 回転軸 63 張り出し部
64 上昇メダル排出部 64A スリット(上方排出口)
64B ノズル 65 補給メダル排出部
65A スリット(補給排出口) 65B ノズル(別通路)
66 シャッター装置(流路変更手段) 67 上方シャッター(第二の遮蔽装置)
68 側方シャッター(第一の遮蔽装置)
70 一括投入口 71 投入メダル皿
72 メダル受け部 73 開口部
74 駆動スイッチ 75 投入センサ
80 メダル送り装置(遊技媒体送り装置)
81 ケース 82 ローラ
83 ベルト 84 逆転ローラ
85 駆動モータ 86 送り出し円板
90 メダルセレクター(遊技媒体判別装置)
91 ベース 92 カバー
93 ブロッカー装置(キャンセル装置)94 メダル誘導路(誘導路)
95 メダル移送路 96 メダルセンサ(遊技媒体検知部)
97 スライド板(流路変更手段) 98 迂回通路(別通路)
99 メダル落下孔(開口部)
100 制御基板 110 モード変更スイッチ
200 制御装置 210 遊技制御装置
211 当選抽選手段 212 リール制御手段
213 入賞判定手段 214 ホッパー制御手段
220 メダル投入制御手段 221 メダル選別手段
222 メダル確認手段 223 ブロッカー信号出力手段
230 クレジット制御手段 240 演出制御手段

Claims (1)

  1. 遊技媒体を貯留するとともに払い出すための払い出し装置と、
    遊技媒体を一個ずつ投入可能な単数投入口と、
    この単数投入口よりも下方に設けられ、遊技媒体を一括投入可能な一括投入口と、
    前記一括投入口又は単数投入口から投入された遊技媒体が通過可能な誘導路及び誘導路を通過する遊技媒体を確認するための遊技媒体検知部を有し、この遊技媒体検知部を通過した遊技媒体を前記払い出し装置に移送するとともに、所定の場合には投入された遊技媒体を遊技媒体検知部を通過させずに遊技機外部に排出するためのキャンセル装置を備える遊技媒体判別装置と、
    前記単数投入口よりも下方に設けられ、前記一括投入口から投入された遊技媒体を、一個ずつ前記遊技媒体判別装置に搬送する遊技媒体送り装置と
    前記遊技媒体送り装置から送り出される遊技媒体を前記単数投入口に揚送するための上昇通路を有する上昇装置とを少なくとも有し、
    前記遊技媒体検知部の検知信号をクレジットカウントとしてカウントし、当該カウント値をクレジット表示部に表示させるとともに、クレジットカウントが予め定められた最大値に達した場合には、前記キャンセル装置を作動させる制御装置を有する遊技機において、
    遊技機の状態を、遊技可能な遊技モードから、遊技不能でありかつ投入された遊技媒体についてクレジットカウントがなされない補給モードに変更するためのモード変更スイッチを設け
    前記一括投入口から投入された遊技媒体を、前記遊技媒体検知部を通過させずに前記払い出し装置に移送するための別通路を設け、
    遊技モード中は遊技媒体を遊技媒体検知部に誘導し、補給モード中は遊技媒体を前記別通路に誘導する流路変更手段を設け、
    前記上昇装置の上昇通路には、揚送された遊技媒体を前記単数投入口に排出するための上部排出口と、この上部排出口よりも下方に設けられ揚送された遊技媒体を前記払い出し装置に排出するための補給排出口とを設け、
    前記別通路として、前記補給排出口から排出された遊技媒体を前記払い出し装置に移送する移送路を設け、
    前記流路変更手段として、前記補給排出口を開閉自在に形成された第一の遮蔽装置と、前記補給排出口の上端部において前記上昇通路を閉塞可能な第二の遮蔽装置とを設け、
    遊技モード中においては、前記第一の遮蔽装置は前記補給排出口を閉じるとともに前記第二の遮蔽装置は前記上昇通路を閉塞せず、補給モード中においては、前記第一の遮蔽装置が前記補給排出口を開けるとともに前記第二の遮蔽装置が前記上昇通路を閉塞するように形成したことを特徴とする遊技機。
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