JP4363924B2 - オーディオ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音源から得られたアナログ音声信号をデジタル化して記録媒体に記録するオーディオ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、音声データを記録する記録媒体として大容量の記録媒体を用いたオーディオ装置が普及している。例えば、車載用オーディオ装置では、多数の音声データを再生可能とするためにCDチェンジャ装置が使用されてきたが、現在、CDチェンジャ装置に代わってハードディスク装置が広く使用されている。ハードディスク装置を具える車載用オーディオ装置は、通常、CDユニットを併せて具えており、使用者は、CD−DA(Compact Disc Digital Audio)方式で音声データが記録されたCD(以下、単に「CD−DA」と称す)から、音声データをハードディスクにダビングすることが可能である。ハードディスクの記録容量は、CD−DAの記録容量と比較して遙かに大きく、また、音声データは圧縮処理されてハードディスクに記録される。従って、オーディオ装置には多数の音声データが記録され、使用者は、多数のCD−DAをオーディオ装置と共に持ち運ばなくとも、所望の音声データを選択して再生できる。
【0003】
このようなオーディオ装置は、CDユニット以外にも、AMチューナやMDユニット等を併せて具えることにより、受信したAMラジオ放送の内容をハードディスクに記録することや、MD(Mini Disk)に記録された音声データを再生してハードディスクに記録することができる。さらに、CDユニットを、CD−DA以外にも、MP3(Moving Picture Image Coding Experts Group-1 Audio Layer 3)方式で音声データが記録されたCD−R等(以下、「MP3CD」と称す)やWMA(Windows Media Audio)方式で音声データが記録されたCD−R等に対応させることにより、MP3CD等に記録された音声データを再生してハードディスクに記録できる。
【0004】
音声データをデジタルデータとして記録するオーディオ装置では、CD−DA等に記録されたオリジナルの音声データを、デジタルデータのままダビングすることは認められているが、著作権保護のため、オリジナルの音声データの複製である所謂第2世代の音声データは、一旦アナログ化した後に、デジタルデータとして記録媒体に記録される必要がある。従って、上記のようなオーディオ装置では、MDやMP3CD等に記録された音声データは、一旦アナログ音声信号に変換された後に、ハードディスクに記録されることになる。また、AM/FMチューナから出力されるアナログ音声信号は、アナログ/デジタルコンバータでデジタル化された後にハードディスクに記録される。
【0005】
【特許文献1】
特開2003−110448号公報
【特許文献2】
特開2002−50121号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ハードディスク装置を用いた従来のオーディオ装置では、アナログ音声信号をデジタル化して記録する際のビットレートは、音源の音質に関係なく一定であった。例えば、AMチューナから出力されるアナログ音声信号と、MDユニットから出力されるデジタル音声信号をアナログ化したアナログ音声信号とは、デジタル化された後に同じビットレートでハードディスクに記録されていた。
【0007】
しかしながら、アナログ音声信号をデジタル化して記録する際のビットレートが一定であると次の問題が生じる。まず、比較的高いビットレートを設定した場合、AMラジオ放送等の低音質な音源から得られたアナログ音声信号を記録すると、又は、MDに低音質モードで記録された音声データを一旦アナログ化して記録すると、ハードディスクに記録されるデータ量が、音質に対して不相応に大きくなる。また、比較的低いビットレートを設定した場合、デジタル音源に記録された高音質の音声データを一旦アナログ音声信号に変換して記録すると、ハードディスクに記録された音声データの音質の劣化が顕著になってしまう。
【0008】
本発明は、上記の問題を解決するものであり、アナログ音声信号をデジタル化して記録媒体に記録するオーディオ装置において、アナログ音声信号が、デジタル化された後、音源の音質に応じて適切なビットレートで記録媒体に記録されるオーディオ装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のオーディオ装置は、デジタル音源から得られた第1デジタル音声信号を変換したアナログ音声信号又はアナログ音源から得られたアナログ音声信号を入力し、入力されたアナログ音声信号を第2デジタル音声信号に変換し、前記第2デジタル音声信号を圧縮符号化して記録媒体に記録するオーディオ装置であって、入力されるアナログ音声信号の音源を認識する音源認識手段を備え、前記音源認識手段で認識された音源が、前記デジタル音源に記憶された音声データを読み出して得られる前記第1デジタル音声信号である場合、前記第1デジタル音声信号を変換したアナログ音声信号をデジタル化して記録する際に、前記音声データの記録モードに応じて、前記第2デジタル音声信号の符号化ビットレートを設定することを特徴とする。
【0010】
また、本発明のオーディオ装置は、入力されるアナログ音声信号の音源を認識する音源認識手段を備え、前記音源認識手段で認識された音源が、前記デジタル音源に記憶された音声データを読み出して得られる前記第1デジタル音声信号である場合に、前記音声データのビットレートが可変であるときには、前記第1デジタル音声信号を変換したアナログ音声信号をデジタル化して記録する際に、前記ビットレートが属する数値範囲に応じて、前記第2デジタル音声信号の符号化ビットレートを設定することを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明のオーディオ装置では、前記デジタル音源から前記音声データに関する管理情報を読み出して、前記第2デジタル音声信号と共に、前記管理情報の全て又は一部を前記記録媒体に記録する。
【0013】
本発明の上記構成において、デジタル音源には、MD、MP3CDやWMACD等が、アナログ音源は、AMラジオ放送(AM信号)やFMラジオ放送(FM信号)等が用いられる。記録媒体には、ハードディスク、DVD−RAMやCD−R等が用いられる。第1音源装置には、CDユニットやMDユニット等が、第2音源装置は、AMチューナやFMチューナ等が用いられる。記憶装置には、例えばROMが用いられ、制御装置には、例えばマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と称す)が用いられる。
【0014】
【作用及び効果】
音源の音質に応じて、音源がデジタル音源である場合には、さらにデジタル音源の音声データの記録モード、又は、音声データのビットレートが属する数値範囲に応じて、符号化ビットレートを設定することによって、音源の音質に応じた適切なビットレートで、アナログ音声信号がデジタル化されて記録媒体に記録される。これにより、音源が低音質である場合、過剰なビットレートで、アナログ音声信号がデジタル化されて記録媒体に記録されることはなく、アナログ音声信号の記録によって記録媒体に作成される音声データのデータ量が少なくなる。また、音源が高音質である場合、高音質での再生が可能な音声データが記録媒体に作成される。さらに、このように音声データが記録媒体に作成されるので、記録媒体の記録容量が有効に活用される。
【0015】
音声データに関する管理情報を読み出して、この音声データを一旦アナログ化したデジタル音声信号と共に、読み出した管理情報を記録媒体に記録することにより、オーディオ装置の記録動作の終了後に、管理情報を手動で入力して記録媒体に記録させる必要がなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例であるオーディオ装置のブロック図である。ハードディスク装置(1)は、音声データが記録されるハードディスク、ハードディスクの回転機構、該ハードディスクに対して音声データを読み書きするための磁気ヘッド及び信号処理回路等(図示せず)を含んでいる。本実施例では、MP3方式の音声データがハードディスクに記録される。オーディオ装置がハードディスクに記録された音声データを再生する場合、該音声データが読み出されて生じるデジタル音声信号が、ハードディスク装置(1)から出力されて、復号化処理部(2)に送られる。デジタル音声信号は、復号化処理部(2)にてMP3方式に基づいて復号化処理された後、デジタル/アナログコンバータ(以下、「DAC」と称す)(3)にてアナログ音声信号に変換される。DAC(3)から出力されたアナログ音声信号は、ボリューム(4)でレベル調整された後、アンプ(5)で増幅されてスピーカ(6)から音声として出力される。
【0017】
CDユニット(7)は、CD−DAやMP3CD等のディスクを回転させる駆動機構、ディスクから音声データを読み出す光ピックアップ機構、サーボ制御機構、DSP(Digital Signal Processor)及びCD−ROMデコーダ等(図示せず)を含んでいる。CDユニット(7)には、CD−DA等のディスクが挿脱自在に装着される。オーディオ装置がCD−DAに記録された音声データを再生する場合、該音声データが読み出されて生じるデジタル音声信号は、DSPにてCIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)復号化処理及びEFM(Eight to Fourteen Modulation)復調処理等が施された後、DAC(3)へ送られてアナログ音声信号に変換される。DAC(3)から出力されたアナログ音声信号は、ボリューム(4)及びアンプ(5)を介して、スピーカ(6)から音声として出力される。
【0018】
オーディオ装置がMP3CDに記録されたMP3方式の音声データを再生する場合、MP3CDから該音声データが読み出されて生じるデジタル音声信号は、DSPにて、CIRC復号化処理及びEFM復調処理等が施された後、CDユニット(7)が具えるCD−ROMデコーダにて、CD−ROM方式に基づく復号化処理が施される。その後、デジタル音声信号は、CD−ROMデコーダから復号化処理部(2)に送られて、MP3方式に基づいて復号化処理される。その後、デジタル音声信号は、DAC(3)でアナログ音声信号に変換された後、ボリューム(4)及びアンプ(5)を介して、スピーカ(6)から音声として出力される。
【0019】
MDユニット(8)は、MDを回転させる駆動機構、MDから音声データを読み出す光ピックアップ機構、サーボ制御機構、DSP及びATRAC3(Adaptive TRansform Acoustic Coding 3)デコーダ等(図示せず)を含んでいる。MDユニット(8)には、MDが挿脱自在に装着される。オーディオ装置がMDに記録された音声データの再生をする場合、該音声データが読み出されて生じるデジタル音声信号は、DSPにてCIRC復号化処理及びEFM復調処理等が施された後、ATRAC3デコーダへ送られて、ATRAC3方式に基づいて復号化処理が施される。その後、MDユニット(8)から出力されたデジタル音声信号は、DAC(3)にてアナログ音声信号に変換された後、ボリューム(4)及びアンプ(5)を介して、スピーカ(6)から音声として出力される。
【0020】
オーディオ装置はAMラジオ放送を受信可能であり、AMチューナ(9)は、受信したAM信号に復調処理を施して得られたアナログ音声信号を出力する。さらに、オーディオ装置はFMラジオ放送を受信可能であり、FMチューナ(10)は、受信したFM信号に復調処理を施して得られたアナログ音声信号を出力する。AMチューナ(9)又はFMチューナ(10)から出力されたアナログ音声信号は、ボリューム(4)及びアンプ(5)を介してスピーカ(6)から出力される。
【0021】
以上のように、本実施例のオーディオ装置は、ハードディスク装置(1)のハードディスク、CDユニット(7)に装着されたCD−DAやMP3CD等、若しくはMDユニット(8)に装着されたMDに記録された音声データの再生を行い、又は、受信したAMラジオ放送若しくはFMラジオ放送の音声を出力する。
【0022】
また、本実施例のオーディオ装置は、CDユニット(7)に装着されたCD−DAやMP3CD等に記録された音声データを、又は、MDユニット(8)に装着されたMDに記録された音声データを、一旦アナログ化して、ハードディスク装置(1)のハードディスクに記録できる。さらに、本実施例のオーディオ装置は、AMチューナ(9)又はFMチューナ(10)から出力されたアナログ音声信号を、デジタル化してハードディスク装置(1)のハードディスクに記録できる。DAC(3)、AMチューナ(9)、又はFMチューナ(10)から出力されたアナログ音声信号が入力されるボリューム(4)には、アナログ/デジタルコンバータ(以後、「ADC]と称す)(12)が接続されており、該ADC(12)は、ボリューム(4)から出力されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。ADC(12)から出力されたデジタル音声信号は、符号化処理部(11)にてMP3方式に基づく圧縮符号化処理が施される。デジタル音声信号が符号化処理部(11)で圧縮符号化される際の符号化ビットレートは可変であり、マイコン(13)によって設定される。符号化処理部(11)で圧縮符号化されたデジタル音声信号は、ハードディスク装置(1)に送られて符号化ビットレートと同じビットレートでハードディスクに記録される。
【0023】
マイコン(13)は、オーディオ装置の統括的な制御を行い、ハードディスク装置(1)及びCDユニット(7)等のオーディオ装置の構成機器は、図1にて破線で示す制御バス(14)を介してマイコン(13)によって制御される。マイコン(13)には、各種データの一時記憶用のRAM(15)と、各種制御用プログラム等が記録されたROM(16)とが接続されている。さらに、マイコン(13)には、使用者がオーディオ装置を操作するための各種ボタン及びスイッチ類から構成される操作部(17)と、液晶表示装置等で構成される表示部(18)とが接続されている。音声データに付加されてMP3CDやMD等に記録された管理情報は、これらから読み出された後、マイコン(13)に送られて表示部(18)に表示される。管理情報は、MP3CDでは音声データに付加されたID3タグに記録されており、MDでは、UTOC(User Table Of Contents)に記録されている。
【0024】
次に、本実施例のオーディオ装置のハードディスク装置(1)を用いた記録動作について説明する。図2は、この記録動作を示すフローチャートである。まず、使用者が操作部(17)を操作することにより、記録動作の開始がマイコン(13)に指示されると、マイコン(13)は、記録動作の対象である音源を認識する(S1)。マイコン(13)は、立ち上げられている音源装置を認識することによって、又は該音源装置から音源に関する情報を取得することによって、記録動作の対象である音源を認識する。また、記録動作の対象である音源は、記録動作の指示と同時に操作部(17)より指定されて、該音源に係る音源装置が立ち上げられてもよい。例えば、記録動作の対象である音源としてMDが指定された場合、MDユニット(8)が立ち上げられる。
【0025】
次に、マイコン(13)は、記録動作の対象である音源がCD−DAであるか否かについて判別する(S2)。音源がCD−DAでない場合、アナログ記録、すなわち、ボリューム(4)から出力されたアナログ音声信号の記録が選択される(S3)。すなわち、音源がMP3CD又はMDである場合、復号化処理部(2)又はMDユニット(8)から出力されたデジタル音声信号が、一旦アナログ化されてハードディスクに記録されることになる。また、音源がAMラジオ放送又はFMラジオ放送である場合、AMチューナ(9)又はFMチューナ(10)から出力されたアナログ音声信号が記録されることになる。
【0026】
ROM(16)には、ビットレート判定テーブルが記録されている。図3に、ビットレート判定テーブルの一例を示す。ビットレート判定テーブルは、音源の音質(種類)と、符号化処理部(11)に設定する符号化ビットレートの設定値とを対応づける手段である。ステップS3の後、マイコン(13)は、このビットレート判定テーブルを参照し、記録動作の対象である音源に対応する符号化ビットレートの設定値を、符号化処理部(11)に設定する(S4)。
【0027】
記録動作の対象である音源がMP3CDである場合、ステップS4にて、記録すべき(MP3CDに記録されているMP3方式の)音声データのヘッダに記述されたビットレート情報が読み出されて、ハードディスク装置(1)からマイコン(13)に送られる。音声データは、例えばVBR(Variable Bit Rate)方式に基づいてMP3CDに記録されており、VBR方式では、音声データのビットレートは可変である。また、固定方式では、音声データのビットレートは固定である。
【0028】
図3に示すように、ビットレート判定テーブルには、音声データのビットレートの3つの数値範囲に対応して、符号化処理部(11)に設定する符号化ビットレートの設定値が与えられている。マイコン(13)は、音声データのビットレートが0kbps以上64kbps未満であれば、すなわち音声データの音質が低ければ、符号化処理部(11)の符号化ビットレートを64kbpsに設定する。また、マイコン(13)は、音声データのビットレートが64kbps以上108kbps未満であれば(音声データの音質が中程度であれば)、符号化処理部(11)の符号化ビットレートを108kbpsに設定し、音声データのビットレートが108kbps以上であれば(音声データの音質が高ければ)、符号化ビットレートを132kbpsに設定する。なお、本実施例では、MP3CDに記録されている音声データのビットレートは、該音声データを構成する各フレームで一定としている。本実施例では、MP3CDに記録された音声データのビットレートを、3つの数値範囲で区別しているが、本発明において、数値範囲の数は特に限定されない。
【0029】
記録動作の対象である音源がMDである場合、ステップS4にて、UTOCの一項目である音声データの記録モード情報が、MDユニット(8)からマイコン(13)に送られる。本実施例では、MDに記録されている音声データは、通常記録モード(ATARAC Stereo)、LP2モード(ATARAC3 LP2 Stereo)、又はLP4モード(ATARAC3 LP4 Stereo)で記録されている。図3に示すように、ビットレート判定テーブルには、これら3つの記録モードの各々に対応して、符号化処理部(11)に設定する符号化ビットレートの設定値が与えられている。マイコン(13)は、ビットレート判定テーブルを参照して、MDに記録されている音声データの記録モードが通常記録モードであれば、符号化処理部(11)の符号化ビットレートを132kbpsに設定する。また、マイコン(13)は、音声データの記録モードがLP2モードであれば、符号化処理部(11)の符号化ビットレートを132kbpsに、音声データの記録モードがLP4モードであれば、すなわち音声データの音質が低ければ、符号化ビットレートを64kbpsに設定する。
【0030】
記録動作の対象である音源がAMラジオ放送又はFMラジオ放送である場合も、ステップS4にて、マイコン(13)は、ビットレート判定テーブルを参照して、符号化処理部(11)に符号化ビットレートを設定する。音源がAMラジオ放送である場合、AMラジオ放送の音質は低いので、符号化ビットレートとして64kbpsが符号化処理部(11)に設定される。音源がFMラジオ放送である場合、FMラジオ放送の音質はAMラジオ放送よりも高いので、符号化ビットレートとして94kbpsが符号化処理部(11)に設定される。
【0031】
以上のように、ステップS4にて、記録動作の対象である音源の音質に応じた符号化ビットレートが、符号化処理部(11)に設定される。その後、マイコン(13)により、記録動作の対象である音源が音声データをデジタルデータとして記録しているか、すなわち、記録動作の対象である音源がデジタル音源である否かが判別される(S5)。具体的には、音源がMP3CD又はMDであるか否かが判別される。
【0032】
記録動作の対象である音源がMP3CD又はMDでない場合、すなわち、AMラジオ放送又はFMラジオ放送である場合には、AMチューナ(9)又はFMチューナ(10)から出力されるアナログ音声信号が、ハードディスク装置(1)に記録される(S6)。ステップS5にて、記録動作の対象である音源がMP3CD又はMDであると判断されると、音源が管理情報を有するか否かが判別される(S7)。音源がMDである場合、MDは、UTOCを具えているので、ステップS7にて管理情報を有すると判断される。音源がMP3CDである場合、ステップS7にて、管理情報が音声データにID3タグとして付加されているか否かが判別される。MP3CDの音声データに管理情報が付加されていない場合、CDユニット(7)から出力されて復号化処理部(2)で復号化処理されたデジタル音声信号が、一旦アナログ化されてハードディスク装置(1)に記録される(S6)。
【0033】
音源が管理情報を有する場合、管理情報が音源から読み出されて、RAM(15)に記憶される(S8)。音源がMP3CDであって、音声データにID3タグが付加されている場合、該ID3タグが読み出されて、マイコン(13)を介してRAM(15)に記憶される。音源がMDである場合、ID3タグの項目に対応するUTOCの一部の情報(例えば、曲名)がMDから読み出されて、マイコン(13)を介してRAM(15)に記憶される。
【0034】
ステップS8の後、CDユニット(7)から出力されて復号化処理部(2)で復号化処理されたデジタル音声信号、又はMDユニット(8)から出力されたデジタル音声信号が、一旦アナログ化されてハードディスクに記録される(S6)。さらに、デジタル音声信号と共に、RAM(15)に管理情報の全て又は一部も、ハードディスクに記録される。具体的には、音源がMP3CDである場合、この記録動作によってハードディスクに作成された音声データに、RAM(15)から読み出されたID3タグが付加される。また、音源がMDである場合、RAM(15)に記憶されたUTOCの一部の情報に基づいてID3タグがマイコン(13)で作成され、作成されたID3タグは、ハードディスクに作成された音声データに付加される。従来のオーディオ装置では、MP3CDやMD等のデジタル音源の音声データを、一旦アナログ化して記録する場合、デジタル音源の管理情報は共に記録されておらず、使用者は、管理情報をハードディスクに記録する作業を改めて行う必要があった。本発明のオーディオ装置では、このようにデジタル音源の管理情報を自動的にハードディスクに記録しているので、使用者の負担が大きく軽減されている。
【0035】
ステップS2において、記録動作の対象である音源がCD−DAであると判断された場合、デジタル記録、すなわち、CDユニット(7)から出力されたデジタル音声信号を符号化処理部(11)に入力し、該符号化処理部(11)で圧縮符号化してハードディスクに記録することが選択される(S9)。ビットレート判定テーブルには、CD−DAの音声データをデジタル記録する場合に対応した符号化ビットレートの設定値も定められている。マイコン(13)は、ビットレート判定テーブルを参照して、符号化処理部(11)の符号化ビットレートに132kbpsを設定する(S10)。その後、CDユニット(7)から出力されたデジタル音声信号の記録が行われる(S6)。
【0036】
上記実施例では、CDユニット(7)は、CD−DA及びMP3CDに対応していたが、CDユニット(7)、復号化処理部(2)、及び符号化処理部(11)を、WMACD等の他の音源に対応させ、さらに、図3に示すビットレート判定テーブルに、これら音源に対応する符号化ビットレートの設定値を追加してもよい。また、上記実施例では、種々の音源から得られた音声信号をハードディスクに記録していたが、CDユニット(7)を記録動作可能とすることにより、CDユニット(7)に装着された記録媒体に音声信号を記録してもよい。例えば、MDユニット(8)から出力されたデジタル音声信号を、アナログ化、さらには符号化処理部(11)で圧縮符号化して、CDユニット(7)に装着されたCD−R等に記録してもよい。
【0037】
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるオーディオ装置の概要を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例であるオーディオ装置の記録動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の一実施例であるオーディオ装置のROMに記憶されたビットレート判定テーブルの一例を示す説明図である。
【符号の説明】
(3) デジタル/アナログコンバータ
(7) CDユニット
(8) MDユニット
(9) AMチューナ
(10) FMチューナ
(11) 符号化処理部
(12) アナログ/デジタルコンバータ
(13) マイクロコンピュータ
(16) ROM

Claims (3)

  1. デジタル音源から得られた第1デジタル音声信号を変換したアナログ音声信号又はアナログ音源から得られたアナログ音声信号を入力し、入力されたアナログ音声信号を第2デジタル音声信号に変換し、前記第2デジタル音声信号を圧縮符号化して記録媒体に記録するオーディオ装置において、
    入力されるアナログ音声信号の音源を認識する音源認識手段を備え、前記音源認識手段で認識された音源が、前記デジタル音源に記憶された音声データを読み出して得られる前記第1デジタル音声信号である場合、前記第1デジタル音声信号を変換したアナログ音声信号をデジタル化して記録する際に、前記音声データの記録モードに応じて、前記第2デジタル音声信号の符号化ビットレートを設定することを特徴とするオーディオ装置。
  2. デジタル音源から得られた第1デジタル音声信号を変換したアナログ音声信号又はアナログ音源から得られたアナログ音声信号を入力し、入力されたアナログ音声信号を第2デジタル音声信号に変換し、前記第2デジタル音声信号を圧縮符号化して記録媒体に記録するオーディオ装置において、
    入力されるアナログ音声信号の音源を認識する音源認識手段を備え、前記音源認識手段で認識された音源が、前記デジタル音源に記憶された音声データを読み出して得られる前記第1デジタル音声信号である場合に、前記音声データのビットレートが可変であるときには、前記第1デジタル音声信号を変換したアナログ音声信号をデジタル化して記録する際に、前記ビットレートが属する数値範囲に応じて、前記第2デジタル音声信号の符号化ビットレートを設定することを特徴とするオーディオ装置。
  3. 前記デジタル音源から前記音声データに関する管理情報を読み出して、前記第2デジタル音声信号と共に、前記管理情報の全て又は一部を前記記録媒体に記録する請求項1又は請求項2に記載のオーディオ装置。
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