JP4363194B2 - 蛍光体、及びそれを用いた発光装置、照明装置、ならびに画像表示装置 - Google Patents

蛍光体、及びそれを用いた発光装置、照明装置、ならびに画像表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4363194B2
JP4363194B2 JP2004009771A JP2004009771A JP4363194B2 JP 4363194 B2 JP4363194 B2 JP 4363194B2 JP 2004009771 A JP2004009771 A JP 2004009771A JP 2004009771 A JP2004009771 A JP 2004009771A JP 4363194 B2 JP4363194 B2 JP 4363194B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
phosphor
emitting
red
emitting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004009771A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005200584A5 (ja
JP2005200584A (ja
Inventor
孝俊 瀬戸
直人 木島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2004009771A priority Critical patent/JP4363194B2/ja
Publication of JP2005200584A publication Critical patent/JP2005200584A/ja
Publication of JP2005200584A5 publication Critical patent/JP2005200584A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4363194B2 publication Critical patent/JP4363194B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
    • H01L2224/48151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/48221Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/48245Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
    • H01L2224/48247Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/181Encapsulation

Landscapes

  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Description

本発明は、紫外光又は可視光領域にある光を吸収し長波長の可視光を発する母体化合物が付活元素を含有する蛍光体、及び、それを第2の発光体とし、電力源により紫外光から可視光領域の光を発光する第1の発光体と第2の発光体を組み合わせることにより、使用環境によらず高強度の発光を発生させることのできる発光装置に関する。
従来より、紫外光により赤色に発光する多数の蛍光体が知られており、また、白色に発光する蛍光体も知られている。赤色蛍光体は照明用として他の発光色の蛍光体と混合して白色として使用される。これらの中で、製造が容易であり、かつ、安定な蛍光体は、Sおよびハロゲンがほとんど含有されていない酸化物である。Sおよびハロゲンがほとんど含有されていない酸化物とは、結晶中のSおよびハロゲン元素の含有率が不純物レベル以下、即ち、目安として2mol%以下である酸化物のことである。La22S:Euといった、Sを結晶構成元素として含有している酸化物は、大気や空気中の水の存在下で紫外光照射時安定でないからであり、Ca5(PO43(F,Cl):Sb,Mnといった、C
l等のハロゲンを結晶構成元素として含有している酸化物は、製造時腐食の懸念があり、製造が容易でないからである。Sおよびハロゲンがほとんど含有されていない酸化物の中で、赤色に発光する蛍光体として、Y23:Eu,Y(P,V)O4:Eu、(Sr,M
g)3(PO42:Snが、白色に発光する蛍光体として、YVO4:Dyが挙げられる。(例えば、蛍光体ハンドブック(蛍光体同学会編、オーム社、1987)に記載されている。)上記赤色蛍光体はEu3+のf−f遷移過程で発光し、線スペクトルを与えることから、これに青色と緑色の蛍光体を組み合わせても演色性の低い白色光しか得られない。演色性は、異なる発光色を混合して白色光を発生させる場合に問題とする因子の一つであり、太陽光で照らされた物体の色の見え方に対し、蛍光体が発する光で照らされた物体の色の見え方がどの程度近いかを表す尺度であるが、蛍光体の発光スペクトルの半値幅が広くなるほど、演色性が高くなる傾向にある。赤色、緑色、青色の蛍光体を混合して白色光を発生させる場合、赤色の発光ピーク幅が小さいと、合成したスペクトルにおいて、緑色ピークとの間、即ち、550−590nmの領域に大きな谷間ができてしまい、その領域に谷間のない太陽光スペクトルと一致させることができず、演色性が低くなってしまう。この理由から、半値幅が20nm未満である、線スペクトルを発するY23:Eu、Y(P,V)O4:Euといった赤色蛍光体では演色性の高い白色光を得ることは困難である。
(Sr,Mg)3(PO42:Snといった赤色蛍光体では、従来型の254nmの水銀
輝線励起により発光するものの、近年開発されたGaN系半導体の強力な長波長光源によってはほとんど発光せず、励起源が極めて限定され、満足のいくものでない。上記白色蛍光体に関しては、演色性が低い。これは、補色関係にある480nm付近の青色と570nm付近の黄色により白色発光をするものであり、赤成分、緑成分が足りないため、演色性が低い。このように、Sおよびハロゲンがほとんど含有されていない従来の赤色、白色蛍光体は、赤色発光ピークが細いか、その波長が短すぎるため、良好な演色性や鮮やかさを与えることができないという問題、又は、400nm付近の光源で赤色成分の発光がないという問題があった。
また、近年、Sおよびハロゲンがほとんど含有されていない赤色又は白色蛍光体を、低電圧で強度の強い近紫外光を発するGaN系半導体と組み合わせた、白色発光の発光装置が、消費電力が小さく長寿命な画像表示装置や照明装置の発光源として提案されており、組み合わせる蛍光体が赤色蛍光体の場合の例として、Y23:Euが挙げられるが、Y2
3:Euと青色、緑色蛍光体、及び近紫外光発光源とを組み合わせた時に得られる白色
光の演色性は、Y23:Euの発光スペクトルが線スペクトルのため、先述と同様の理由
から低く、発光強度も低い。組み合わせる蛍光体が白色蛍光体の場合の例として、特開2002−359404号公報に、リン酸塩及び/又はホウ酸塩蛍光体を使用する方法が示されている。しかしながら、本方法では、青から赤の領域にさしかかった、幅の十分に広い発光スペクトルが得られず、演色性が低く、鮮やかな発光色が得られない。他の赤色蛍光体として、CaSiO3:Pb,Mn、(Zn,Cd)S:Cu,Alや(Zn,Cd
)S:Ag等があるが、有毒なCdやPb等を使用しているため、生活環境を悪化させる要因となるものであり、このような元素を用いない蛍光体の開発が望まれていた。
さらに、GaN系半導体と組み合わせる蛍光体は、使用時、半導体の発熱により蛍光体付近の温度が室温より高くなるので、室温より高い温度での輝度も十分高いことが要求される。
上述の如く、従来の、製造が容易で安定なタイプの赤色、白色蛍光体を組み込んだ照明装置や画像表示装置は、深い赤色成分のピークが不十分なため、鮮やかな高演色性の光が得られず、満足できるものでなかった。
特開2002−359404号公報
本発明は、前述の従来技術に鑑み、高い演色性と鮮やかさを与える、言い換えれば、615−645nm領域の明るくて、かつ、深みのある赤色成分を含み、かつ、幅の広い発光ピークを与える赤色又は白色蛍光体、特に、近紫外光源と組み合わせて演色性、強度がともに高い赤色又は白色の発光を与える蛍光体であって、かつ、温度特性が良好で、製造が容易で、安定な蛍光体を提供することを目的とする。
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、半値幅が大きく、ピークトップが615−645nm間にある赤色発光ピークを与え、または、その赤色ピークはもとより、青色の領域にまたがる非常に大きな幅を持つ発光スペクトルを与える蛍光体であって、かつ、350−430nmの光の照射を受けて、赤色又は白色に強く発光する蛍光体を、具体的には、低濃度のEuおよびMnで付活され、Caが無いか又は少量以下で、BaとMgを含有するM2SiO4型の珪酸塩を見い出し、本発明に到達した。特に、本発明の蛍光体は、250nm付近から400nm付近まにまたがる膨大な波長領域にあるどの光源によっても強く発光し、かつ、明るく感じられ、深みのある赤色を基本としており、鮮やかな可視光を発し、温度特性が良好という特徴を持つ。
即ち、本発明は、下記一般式[1]の化学組成を有する結晶相を有する蛍光体をその第一の要旨とし、350−430nmの光を発生する第1の発光体と、当該第1の発光体からの光の照射によって可視光を発生する第2の発光体とを有する発光装置において、前記第2の発光体が、下記一般式[1]の化学組成を有する結晶相を有する蛍光体であることを特徴とする発光装置をその第二の要旨とする。
Figure 0004363194
(但し、M1は、Ba,Ca,及びSrの群から選ばれる元素を表し、かつ、少なくとも
BaとCaを含有し、BaとCaの合計に対するCaの割合(モル比)が0より大きく、0.2未満である。M2は、Siを表し、Zは、−1価の元素であるF、Cl、Br、
からなる群から選ばれる少なくとも1種の元素である。aは0.0003≦a≦0.01、bは0<b<0.075、c,dは0<c/(c+d)≦0.8、a,b,c,及びdは1.8≦(a+b+c+d)≦2.2、e,fは0≦f/(e+f)≦0.035、及び3.6≦(e+f)≦4.4を満足する数である。)
本発明によれば、高い演色性を与え、深みのある赤色、又は、演色性が高く、鮮やかな白色の蛍光体、かつ、それらの特徴を持つ、室温を超えても強い可視光を発する発光装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
本発明は、下記一般式[1]の化学組成を有する結晶相を有する蛍光体であり、そして、下記一般式[1]の化学組成を有する結晶相を有する蛍光体と、それに350−430nmの光を照射させるための発光源とを有する発光装置である。
Figure 0004363194
式[1]中のM1は、1価の元素、Eu,Mn,及びMgを除く2価の元素、3価の元
素、並びに5価の元素の群から選ばれる少なくとも1種の元素を表し、2価の元素が占める割合が80mol%以上であり、Ba,Ca,及びSrの合計が占める割合が40mol%以上であり、BaとCaの合計に対するCaの割合(モル比)が0.2未満という条件を満たすものである。Ba,Ca,及びSr以外の元素を具体的に述べると、1価の元素としては、Li,Na,K,Rb,Cs等が挙げられ、2価の元素としては、V,Cr,Fe,Co,Ni,Cu,Zn,Mo,Ru,Pd,Ag,Cd,Sn,Sm,Tm,Yb,W,Re,Os,Ir,Pt,Hg,Pb等が挙げられ、3価の元素としては、B,Al,Ga,In等や、Y,Sc等の希土類元素が挙げられ、5価の元素としては、P,Sb,Bi等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。2価の元素においては、中でもV,Zn,Mo,Sn,Sm,Tm,Yb,W,Pbが挙げられる。
1中2価の元素及び付活元素Eu2+とMn2+の焼成時の固体内拡散による珪酸塩の結
晶化を助ける意味で、1価、3価、5価の元素を合計20mol%以内で導入しても良い。深みのある赤色成分等の面では、BaとCaの合計に対するCaの割合(モル比)が0.1未満が好ましく、0がより好ましい。青ピーク、緑ピーク、赤ピークがともに十分な割合で揃った、演色性の非常に高い可視光スペクトルを得るという面では、BaとCaの合計に対するCaの割合(モル比)が0を超えることが好ましく、0.1以上がより好ましい。
赤色又は白色の発光強度等の面から、Ba,Ca,及びSrの合計が占める割合が80mol%以上であることが好ましく、Ba,及びCaの合計が占める割合が80mol%以上であることがより好ましく、Ba,Ca,びSrの合計が占める割合が100mol%であることが更に好ましい。
式[1]中のM2は、SiびGeを合計で90mol%以上含む4価の元素群を表すが、赤色又は白色の発光強度等の面から、M2がSiを80mol%以上含むことが好ましく、M2がSiからなることがより好ましい。Si,及びGe以外の4価の元素としては、Zn,Ti,Hf等が挙げられ、赤色又は白色の発光強度等の点から、性能を損なわない範囲でこれらを含んでいてもよい。
式[1]中のZは、−1価の元素、−2価の元素、H、及びNからなる群から選ばれる少なくとも1種の元素であり、例えば、酸素と同じ−2価の元素であるS,Se,Te以外に−1価であるF,Cl,Br,I等であってもよいし、OH基が含有されていてもよいし、酸素基が一部ON基やN基に変わっていてもよい。また、Zは、蛍光性能には影響が少ない程度、即ち、不純物レベルの対全元素比約2mol%以下で含まれていてもよい。これは、(Z+酸素原子)に対するZのモル比としては0.035以下に相当する。よって、(Z+酸素原子)に対するZのモル比であるf/(e+f)の範囲は0≦f/(e+f)≦0.035であり、蛍光体の性能の点から、f/(e+f)≦0.01が好ましく、通常使用においてはf/(e+f)=0が好ましい。
式[1]中のEuモル比aについては、aは、0.0003≦a≦0.01を満足する数である。第1の発光源としてGaN系半導体を用いる場合、本半導体チップの表面温度が、作動時100℃を超えるが、効率良く蛍光体を発光させるために、このチップ表面近傍に蛍光体を設置すると、蛍光体の作動時の温度が100℃近くとなってしまう。従って、実際の蛍光体の使用温度は100℃近くであるため、100℃に温度上昇しても輝度があまり低下しない蛍光体が望ましく、発光中心イオンEu2+のモル比aが大きいと、室温以上の温度で輝度が低下するため、モル比aを0.01以下にすることにより、100℃付近に昇温しても輝度が低下せず、温度特性の低下を防ぐことが可能となる。発光中心イオンEu2+のモル比aが小さすぎると、発光強度が小さくなる傾向があり、下限としては、a≧0.001がより好ましく、a≧0.002が更に好ましい。
式[1]中のMnモル比bは、赤色発光とするか白色発光とするかを左右する因子であり、bが0の場合、赤色ピークが得られず、青もしくは青緑ピークのみであるが、bが小さな正の値をとると、青、緑ピークに赤色ピークが現れ、全体として白色発光となり、bがより大きな正の値をとると、青、緑ピークが非常に小さくなり、赤色ピークが主となる。bの範囲は、赤色蛍光体又は白色蛍光体として、0<b<0.075である。蛍光体が励起光源の照射を受けて励起したEu2+のエネルギーがMn2+に移動し、Mn2+が赤色発光しているものと考えられ、主にM1とM2の組成によってエネルギー移動の程度が多少異なるので、M1とM2の組成によって赤色蛍光体から白色光蛍光体に切り替わるbの境界値が多少異なる。それゆえ、赤色発光と白色発光のbの良好な範囲を厳密に区別できないが、赤色、白色を含めた発光色の強度等の面から、0.002≦b<0.075がより好ましく、0.005≦b<0.075が更に好ましい。なお、本発明において「白色」とは、広義に解釈されるものとし、発光スペクトルにおいて、2つ以上の極大値が存在し、それぞれが広帯域発光ピークであることを意味する。
式[1]中のMgは、2価元素が主であるM1に置換され、MgとM1の合計モル数に対するMgのモル数の割合であるc/(c+d)が、0<c/(c+d)≦0.8であるが、赤色又は白色の発光強度等の面から、0<c/(c+d)≦0.7が好ましい。
前記一般式[1]の結晶相EuaMnbMgc1 d2efにおいては、Eu2+、Mn2+、Mg2+は主に2価元素からなるM1に置換され、M2は主にSiとGeで占められ、アニオンは主に酸素であり、その基本組成は、M1、M2、酸素原子の総モル比がそれぞれ2,1,4のものであるが、カチオン欠損やアニオン欠損が多少生じていても本目的の蛍光性能に大きな影響がないので、SiとGeが主に占めるM2の全モル比を化学式上で1と固
定したときに、(M1+Eu+Mn+Mg)のモル比(a+b+c+d)は、1.8≦(
a+b+c+d)≦2.2の範囲であり、中でも(a+b+c+d)=2であることが好ましい。又、アニオン側のサイトの全モル比である(e+f)は、通常、3.6≦(e+f)≦4.4の範囲であり、中でも、e=4、かつf=0であることが好ましい。
本発明で使用する蛍光体は、前記一般式[1]に示されるようなM1源、M2源、Mg源、及び、付活元素であるEuとMnの元素源化合物を下記の(A)又は(B)の混合法により調製した混合物を加熱処理して焼成することにより製造することができる。
(A)ハンマーミル、ロールミル、ボールミル、ジェットミル等の乾式粉砕機、又は、乳鉢と乳棒等を用いる粉砕と、リボンブレンダー、V型ブレンダー、ヘンシェルミキサー等の混合機、又は、乳鉢と乳棒を用いる混合とを合わせた乾式混合法。
(B)粉砕機、又は、乳鉢と乳棒等を用いて、水等を加えてスラリー状態又は溶液状態で、粉砕機、乳鉢と乳棒、又は蒸発皿と撹拌棒等により混合し、噴霧乾燥、加熱乾燥、又は自然乾燥等により乾燥させる湿式混合法。
これらの混合法の中で、特に、付活元素の元素源化合物においては、少量の化合物を全体に均一に混合、分散させる必要があることから液体媒体を用いるのが好ましく、又、他の元素源化合物において全体に均一な混合が得られる面からも、後者湿式法が好ましく、又、加熱処理法としては、アルミナや石英製の坩堝やトレイ等の耐熱容器中で、通常750〜1500℃、好ましくは900〜1400℃の温度で、大気、酸素、一酸化炭素、二酸化炭素、窒素、水素、アルゴン等の気体の単独或いは混合雰囲気下、10分〜24時間、加熱することによりなされる。尚、加熱処理後、必要に応じて、洗浄、乾燥、分級処理等がなされる。
尚、前記加熱雰囲気としては、付活元素が発光に寄与するイオン状態(価数)を得るために必要な雰囲気が選択される。本発明における2価のEuとMn等の場合には、一酸化炭素、窒素、水素、アルゴン等の中性若しくは還元雰囲気下が好ましいが、大気、酸素等の酸化雰囲気下も条件さえ選べば可能である。
又、ここで、M1源、M2源、Mg源、及び、付活元素の元素源化合物としては、M1
2、Mg、及び、付活元素の各酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、蓚酸塩、
カルボン酸塩、ハロゲン化物等が挙げられ、これらの中から、複合酸化物への反応性、及び、焼成時におけるNOx、SOx等の非発生性等を考慮して選択される。
1として挙げられている前記Ba、Ca、Srについて、それらのM1源化合物を具体的に例示すれば、Ba源化合物としては、BaO、Ba(OH)2・8H2O、BaCO3
、Ba(NO32、BaSO4、Ba(OCO)2・2H2O、Ba(OCOCH32、B
aCl2等が、又、Ca源化合物としては、CaO、Ca(OH)2、CaCO3、Ca(
NO32・4H2O、CaSO4・2H2O、Ca(OCO)2・H2O、Ca(OCOCH32・H2O、CaCl2等が、又、Sr源化合物としては、SrO、Sr(OH)2・8H2O、SrCO3、Sr(NO32、SrSO4、Sr(OCO)2・H2O、Sr(OCO
CH32・0.5H2O、SrCl2等がそれぞれ挙げられる。
2として挙げられている前記Si、Geについて、それらのM2源化合物を具体的に例示すれば、Si源化合物としは、SiO2、H4SiO4、Si(OCOCH34等が、又
、Ge源化合物としは、GeO2、Ge(OH)4、Ge(OCOCH34、GeCl4
がそれぞれ挙げられる。
Mgについて、Mg源化合物を具体的に例示すれば、MgO、Mg(OH)2、MgC
3、Mg(OH)2・3MgCO3・3H2O、Mg(NO32・6H2O、MgSO4、Mg(OCO)2・2H2O、Mg(OCOCH32・4H2O、MgCl2等がそれぞれ挙げられる。
更に、付活元素として挙げられる前記EuとMnについて、その元素源化合物を具体的に例示すれば、Eu23、Eu2(SO43、Eu2(OCO)6、EuCl2、EuCl3
、Eu(NO33・6H2O、Mn(NO32・6H2O、MnO2、Mn23、Mn34
、MnO、Mn(OH)2、MnCO3、Mn(OCOCH32・2H2O、Mn(OCO
CH33・nH2O、MnCl2・4H2O等が挙げられる。
本発明において、前記蛍光体に光を照射する第1の発光体は、波長350−430nmの光を発生する。好ましくは波長350−430nmの範囲にピーク波長を有する光を発生する発光体を使用する。第1の発光体の具体例としては、発光ダイオード(LED)またはレーザーダイオード(LD)等を挙げることができる。消費電力が良く少ない点でより好ましくはレーザーダイオードである。その中で、GaN系化合物半導体を使用した、GaN系LEDやLDが好ましい。なぜなら、GaN系LEDやLDは、この領域の光を発するSiC系LED等に比し、発光出力や外部量子効率が格段に大きく、前記蛍光体と組み合わせることによって、非常に低電力で非常に明るい発光が得られるからである。例えば、20mAの電流負荷に対し、通常GaN系はSiC系の100倍以上の発光強度を有する。GaN系LEDやLDにおいては、AlXGaYN発光層、GaN発光層、またはInXGaYN発光層を有しているものが好ましい。GaN系LEDにおいては、それらの中でInXGaYN発光層を有するものが発光強度が非常に強いので、特に好ましく、GaN系LDにおいては、InXGaYN層とGaN層の多重量子井戸構造のものが発光強度が非常に強いので、特に好ましい。なお、上記においてX+Yの値は通常0.8〜1.2の範囲の値である。GaN系LEDにおいて、これら発光層にZnやSiをドープしたものやドーパント無しのものが発光特性を調節する上で好ましいものである。GaN系LEDはこれら発光層、p層、n層、電極、および基板を基本構成要素としたものであり、発光層をn型とp型のAlXGaYN層、GaN層、またはInXGaYN層などでサンドイッチにしたヘテロ構造を有しているものが発光効率が高く、好ましく、さらにヘテロ構造を量子井戸構造にしたものが発光効率がさらに高く、より好ましい。
本発明においては、面発光型の発光体、特に面発光型GaN系レーザーダイオードを第1の発光体として使用することは、発光装置全体の発光効率を高めることになるので、特に好ましい。面発光型の発光体とは、膜の面方向に強い発光を有する発光体であり、面発光型GaN系レーザーダイオードにおいては、発光層等の結晶成長を制御し、かつ、反射層等をうまく工夫することにより、発光層の縁方向よりも面方向の発光を強くすることができる。面発光型のものを使用することによって、発光層の縁から発光するタイプに比べ、単位発光量あたりの発光断面積が大きくとれる結果、第2の発光体の蛍光体にその光を照射する場合、同じ光量で照射面積を非常に大きくすることができ、照射効率を良くすることができるので、第2の発光体である蛍光体からより強い発光を得ることができる。
第1の発光体として面発光型のものを使用する場合、第2の発光体を膜状とするのが好ましい。その結果、面発光型の発光体からの光は断面積が十分大きいので、第2の発光体をその断面の方向に膜状とすると、第1の発光体からの蛍光体への照射断面積が蛍光体単位量あたり大きくなるので、蛍光体からの発光の強度をより大きくすることができる。
また、第1の発光体として面発光型のものを使用し、第2の発光体として膜状のものを用いる場合、第1の発光体の発光面に、直接膜状の第2の発光体を接触させた形状とするのが好ましい。ここでいう接触とは、第1の発光体と第2の発光体とが空気や気体を介さないでぴたりと接している状態をつくることを言う。その結果、第1の発光体からの光が第2の発光体の膜面で反射されて外にしみ出るという光量損失を避けることができるので、装置全体の発光効率を良くすることができる。
本発明の発光装置の一例における第1の発光体と第2の発光体との位置関係を示す模式的斜視図を図1に示す。図1中の1は、前記蛍光体を有する膜状の第2の発光体、2は第1の発光体としての面発光型GaN系LD、3は基板を表す。相互に接触した状態をつくるために、LD2と第2の発光体1とそれぞれ別個にをつくっておいてそれらの面同士を接着剤やその他の手段によって接触させても良いし、LD2の発光面上に第2の発光体を
を製膜(成型)させても良い。これらの結果、LD2と第2の発光体1とを接触した状態とすることができる。
第1の発光体からの光や第2の発光体からの光は通常四方八方に向いているが、第2の発光体の蛍光体の粉を樹脂中に分散させると、光が樹脂の外に出る時にその一部が反射されるので、ある程度光の向きを揃えられる。従って、効率の良い向きに光をある程度誘導できるので、第2の発光体として、前記蛍光体の粉を樹脂中へ分散したものを使用するのが好ましい。また、蛍光体を樹脂中に分散させると、第1の発光体からの光の第2の発光体への全照射面積が大きくなるので、第2の発光体からの発光強度を大きくすることができるという利点も有する。この場合に使用できる樹脂としては、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエステル系樹脂等各種のものが挙げられるが、蛍光体粉の分散性が良い点で好ましくはシリコン樹脂、もしくはエポキシ樹脂である。第2の発光体の粉を樹脂中に分散させる場合、当該第2の発光体の粉と樹脂の全体に対するその粉の重量比は、通常10〜95%、好ましくは20〜90%、さらに好ましくは30〜80%である。蛍光体が多すぎると粉の凝集により発光効率が低下することがあり、少なすぎると今度は樹脂による光の吸収や散乱のため発光効率が低下することがある。
本発明の発光装置は、波長変換材料としての前記蛍光体と、350−430nmの光を発生する発光素子とから構成されてなり、前記蛍光体が発光素子の発する350−430nmの光を吸収して、使用環境によらず演色性が良く、かつ、高強度の可視光を発生させることのできる発光装置であり、発光装置を構成する、本発明の結晶相を有する蛍光体は、350−430nmの光を発生する第1の発光体からの光の照射により、赤色又は白色を表す波長領域に発光している。そして、本発明の発光装置は、バックライト光源、信号機などの発光源、又、カラー液晶ディスプレイ等の画像表示装置や面発光等の照明装置等の光源に適している。
本発明の発光装置を図面に基づいて説明すると、図2は、第1の発光体(350−430nm発光体)と第2の発光体とを有する発光装置の一実施例を示す模式的断面図であり、4は発光装置、5はマウントリード、6はインナーリード、7は第1の発光体(350−430nmの発光体)、8は第2の発光体としての蛍光体含有樹脂部、9は導電性ワイヤー、10はモールド部材である。
本発明の一例である発光装置は、図2に示されるように、一般的な砲弾型の形態をなし、マウントリード5の上部カップ内には、GaN系発光ダイオード等からなる第1の発光体(350−430nm発光体)7が、その上に、蛍光体をシリコン樹脂、エポキシ樹脂やアクリル樹脂等のバインダーに混合、分散させ、カップ内に流し込むことにより第2の発光体として形成された蛍光体含有樹脂部8で被覆されることにより固定されている。一方、第1の発光体7とマウントリード5、及び第1の発光体7とインナーリード6は、それぞれ導電性ワイヤー9で導通されており、これら全体がエポキシ樹脂等によるモールド部材10で被覆、保護されてなる。
又、この発光素子1を組み込んだ面発光照明装置11は、図3に示されるように、内面を白色の平滑面等の光不透過性とした方形の保持ケース12の底面に、多数の発光装置13を、その外側に発光装置13の駆動のための電源及び回路等(図示せず。)を設けて配置し、保持ケース12の蓋部に相当する箇所に、乳白色としたアクリル板等の拡散板14を発光の均一化のために固定してなる。
そして、面発光照明装置11を駆動して、発光素子13の第1の発光体に電圧を印加することにより350−430nmの光を発光させ、その発光の一部を、第2の発光体とし
ての蛍光体含有樹脂部における前記蛍光体が吸収し、可視光を発光し、一方、蛍光体に吸収されなかった青色光等との混色により演色性の高い発光が得られ、この光が拡散板14を透過して、図面上方に出射され、保持ケース12の拡散板14面内において均一な明るさの照明光が得られることとなる。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定されるものではない。
Ba(NO32の水溶液、Ca(NO32・4H2Oの水溶液、Mg(NO32・6H2Oの水溶液、Eu(NO33・6H2Oの水溶液、Mn(NO32・6H2Oの水溶液、およびコロイダルシリカ(SiO2)の懸濁液(Ba(NO32、Ca(NO32・4H2O、Mg(NO32・6H2O、Eu(NO33・6H2O、Mn(NO32・6H2O、S
iO2のモル比が1.218:0.23:0.512:0.01:0.03:1)を白金
容器中で混合し、乾燥後、4%の水素を含む窒素ガス流下1050℃で2時間加熱することにより焼成し、蛍光体Ba1.218Ca0.23Mg0.512Eu0.01Mn0.03SiO4(第2の
発光体に用いる蛍光体)を製造した。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起したときの発光スペクトルを測定した。表−1に、その赤成分のピークの波長、後述の比較例2の赤成分のピークの強度を100としたときの強度(以下、相対強度、という)、及び半値幅、並びに、室温(23℃)下での輝度を1としたときに対する、本蛍光体とGaN系発光ダイオードとを組み合わせて発光させたときの作動状態を想定した80℃及び100℃下での輝度の割合、色度座標のx値、y値、ピーク群の半値幅を示す。本蛍光体は、強度と半値幅が十分大きいため、高い演色性を与え、かつ、ピーク波長が615―645nmの領域内なので、鮮やかな深赤色成分を含む鮮やかな白色発光となっていることがわかる。GaN系半導体と組み合わせたときに生じる100℃近辺の温度でも室温と変わりない輝度を与えることがわかる。
なお、赤成分のピークとは、発光スペクトル中の590nm以上の領域におけるピークのことを指す。また、ピーク群の半値幅とは、発光スペクトルがどれだけ幅広く分布していて、どれだけ演色性が高いかを知る目安となるものであり、図4の如く、発光スペクトル中の最大ピークの強度の、半分以上の強度を有する波長領域の幅の総和と定義する。
(比較例1)
Ba(NO32の水溶液、Ca(NO32・4H2Oの水溶液、Mg(NO32・6H2Oの水溶液、Eu(NO33・6H2Oの水溶液、およびコロイダルシリカ(SiO2)の懸濁液(Ba(NO32、Ca(NO32・4H2O、Mg(NO32・6H2O、Eu(NO33・6H2O、SiO2のモル比が1.187:0.396:0.198:0.2:0.02:1)を仕込み原液として使用すること以外は、実施例1と同様にして蛍光体Ba1.187Ca0.396Mg0.198Eu0.2Mn0.02SiO4を製造した。GaN系発光ダイオー
ドの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起したときの発光スペクトルを測定した。表−1に、その赤成分のピークの波長、相対強度、半値幅、及び、室温(23℃)下での輝度を1としたときに対する、本蛍光体とGaN系発光ダイオードとを組み合わせて発光させたときの作動状態を想定した80℃及び100℃下での輝度の割合、色度座標のx値、y値、ピーク群の半値幅を示す。Euモル比を0.01から0.2と大きくすると、80℃や100℃下での輝度が室温下に比べ低下してしまうことがわかる。
(比較例2)
Ba(NO32の水溶液、Ca(NO32・4H2Oの水溶液、Mg(NO32・6H2Oの水溶液、Eu(NO33・6H2Oの水溶液、Mn(NO32・6H2Oの水溶液、およびコロイダルシリカ(SiO2)の懸濁液(Ba(NO32、Ca(NO32・4H2O、Mg(NO32・6H2O、Eu(NO33・6H2O、Mn(NO32・6H2O、S
iO2のモル比が1.144:0.216:0.48:0.01:0.15:1)を仕込
み原液として使用すること以外は、実施例1と同様にして蛍光体Ba1.144Ca0.216Mg0.48Eu0.01Mn0.15SiO4を製造した。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波
長である400nmでこの蛍光体を励起したときの発光スペクトルを測定した。表−1に、その赤成分のピークの波長、相対強度、半値幅、及び、室温(23℃)下での輝度を1としたときに対する、本蛍光体とGaN系発光ダイオードとを組み合わせて発光させたときの作動状態を想定した80℃及び100℃下での輝度の割合、色度座標のx値、y値、ピーク群の半値幅を示す。実施例1において、Mnモル比を0.03から0.15と大きくすると、赤色の発光強度が大きく低下することがわかる。
(比較例3)
Ba(NO32の水溶液、Ca(NO32・4H2Oの水溶液、Mg(NO32・6H2Oの水溶液、Eu(NO33・6H2Oの水溶液、およびコロイダルシリカ(SiO2)の懸濁液(Ba(NO32、Ca(NO32・4H2O、Mg(NO32・6H2O、Eu(NO33・6H2O、SiO2のモル比が1.2:0.2:0.4:0.2:1)を仕込み原液として使用すること以外は、実施例1と同様にして蛍光体Ba1.2Ca0.2Mg0.4
0.2SiO4を製造した。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起したときの発光スペクトルを測定した。表−1に、色度座標のx値、y値、ピーク群の半値幅を示す。590nm以上のピークは見られず、Mnが添加されないと、赤色ピークが現れないことがわかる。
Figure 0004363194
面発光型GaN系ダイオードに膜状蛍光体を接触又は成型させた発光装置の一例を示す図。 本発明中の蛍光体と、第1の発光体(350−430nm発光体)とから構成される発光装置の一実施例を示す模式的断面図である。 本発明の面発光照明装置の一例を示す模式的断面図。 ピーク群の半値幅を測定する方法を表した図。
符号の説明
1;第2の発光体
2;面発光型GaN系LD
3;基板
4;発光装置
5;マウントリード
6;インナーリード
7;第1の発光体(350〜430nmの発光体)
8;本発明中の蛍光体を含有させた樹脂部
9;導電性ワイヤー
10;モールド部材
11;発光素子を組み込んだ面発光照明装置
12;保持ケース
13;発光装置
14;拡散板

Claims (8)

  1. 下記一般式[1]の化学組成を有する結晶相を有することを特徴とする蛍光体。
    Figure 0004363194
    (但し、M1は、Ba,Ca,及びSrの群から選ばれる元素を表し、かつ、少なくとも
    BaとCaを含有し、BaとCaの合計に対するCaの割合(モル比)が0より大きく、0.2未満である。M2は、Siを表し、Zは、−1価の元素であるF、Cl、Br、
    からなる群から選ばれる少なくとも1種の元素である。aは0.0003≦a≦0.01、bは0<b<0.075、c,dは0<c/(c+d)≦0.8、a,b,c,及びdは1.8≦(a+b+c+d)≦2.2、e,fは0≦f/(e+f)≦0.035、及び3.6≦(e+f)≦4.4を満足する数である。)
  2. 白色に発光する請求項1に記載の蛍光体。
  3. 前記一般式[1]において、bが0.002≦b<0.075を満足する数である請求項
    1、または請求項2に記載の蛍光体。
  4. 前記一般式[1]において、bが0<b≦0.03を満足する数である請求項1、または請求項2に記載の蛍光体。
  5. 350−430nmの光を発生する第1の発光体と、当該第1の発光体からの光の照射によって可視光を発生する第2の発光体とを有する発光装置において、第2の発光体が、請求項1〜のいずれか1項に記載の蛍光体を含有してなることを特徴とする発光装置。
  6. 第1の発光体がレーザーダイオード又は発光ダイオードであることを特徴とする請求項に記載の発光装置。
  7. 請求項又はに記載の発光装置を有する照明装置。
  8. 請求項又はに記載の発光装置を有する画像表示装置。
JP2004009771A 2004-01-16 2004-01-16 蛍光体、及びそれを用いた発光装置、照明装置、ならびに画像表示装置 Expired - Fee Related JP4363194B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004009771A JP4363194B2 (ja) 2004-01-16 2004-01-16 蛍光体、及びそれを用いた発光装置、照明装置、ならびに画像表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004009771A JP4363194B2 (ja) 2004-01-16 2004-01-16 蛍光体、及びそれを用いた発光装置、照明装置、ならびに画像表示装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005200584A JP2005200584A (ja) 2005-07-28
JP2005200584A5 JP2005200584A5 (ja) 2007-03-01
JP4363194B2 true JP4363194B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=34822700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004009771A Expired - Fee Related JP4363194B2 (ja) 2004-01-16 2004-01-16 蛍光体、及びそれを用いた発光装置、照明装置、ならびに画像表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4363194B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4884956B2 (ja) * 2005-12-27 2012-02-29 昭和電工株式会社 導光部材および面光源装置ならびに表示装置
EP1985683B1 (en) * 2006-02-02 2013-08-28 Mitsubishi Chemical Corporation Complex oxynitride phosphor, light-emitting device using same, image display, illuminating device, phosphor-containing composition and complex oxynitride
CN101077973B (zh) * 2006-05-26 2010-09-29 大连路明发光科技股份有限公司 硅酸盐荧光材料及其制造方法以及使用其的发光装置
JP4999783B2 (ja) * 2007-07-12 2012-08-15 株式会社小糸製作所 発光装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005200584A (ja) 2005-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1715023B1 (en) Phosphor and including the same, light emitting apparatus, illuminating apparatus and image display
JP4617890B2 (ja) 蛍光体、及びそれを用いた発光装置、照明装置、ならびに画像表示装置
JP2005298805A (ja) 発光装置及び照明装置
JP4168776B2 (ja) 発光装置及びそれを用いた照明装置
JP4706358B2 (ja) 青色発光蛍光体およびその製造方法、発光装置、照明装置、ディスプレイ用バックライト並びにディスプレイ
JP4972904B2 (ja) 蛍光体、その蛍光体の製造方法、その蛍光体を用いた発光装置、画像表示装置及び照明装置
JP4411841B2 (ja) 発光装置及びそれを用いた照明装置並びにディスプレイ
JP4165255B2 (ja) 発光装置及びそれを用いた照明装置
JP4389513B2 (ja) 発光装置及び照明装置ならびに画像表示装置
JP4363194B2 (ja) 蛍光体、及びそれを用いた発光装置、照明装置、ならびに画像表示装置
JP4617889B2 (ja) 蛍光体、及びそれを用いた発光装置、照明装置、ならびに画像表示装置
JP4617888B2 (ja) 蛍光体、及びそれを用いた発光装置、照明装置、ならびに画像表示装置
JP2007009141A (ja) 青色発光蛍光体およびその製造方法、発光装置、照明装置、ディスプレイ用バックライト並びにディスプレイ
JP4561064B2 (ja) 発光装置及び照明装置ならびに画像表示装置
JP5326986B2 (ja) 発光装置に用いる蛍光体
JP2004235546A (ja) 発光装置及びそれを用いた照明装置並びにディスプレイ
JP2004253747A (ja) 発光装置及びそれを用いた照明装置
JP2010059429A (ja) 蛍光体、それを用いた発光装置、画像表示装置及び照明装置
JP4656109B2 (ja) 蛍光体
JP4337468B2 (ja) 発光装置及び照明装置ならびに画像表示装置
JP4337465B2 (ja) 発光装置及び照明装置ならびに画像表示装置
JP4433847B2 (ja) 蛍光体、それを用いた発光装置、画像表示装置及び照明装置
JP4246502B2 (ja) 発光装置及びそれを用いた照明装置並びにディスプレイ
JP2005064189A (ja) 発光装置及び照明装置ならびに画像表示装置
JP4380118B2 (ja) 発光装置及びそれを用いた照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070112

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090624

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20090624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090810

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130828

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees